JPH11150820A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JPH11150820A
JPH11150820A JP9314800A JP31480097A JPH11150820A JP H11150820 A JPH11150820 A JP H11150820A JP 9314800 A JP9314800 A JP 9314800A JP 31480097 A JP31480097 A JP 31480097A JP H11150820 A JPH11150820 A JP H11150820A
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JP
Japan
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instrument transformer
conductor
contact portion
lightning arrester
metal container
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JP9314800A
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Inventor
Kenji Yoshida
健治 吉田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属容器の外からの操作で避雷器と計器用変成
器の接続及び切り離しが簡単にでき、かつ省スペースの
ガス絶縁開閉装置を提供すること。 【解決手段】金属容器内に配置された断路器と、ケーブ
ルヘッドと、避雷器と、計器用変成器とを有する線路ユ
ニットを備えたガス絶縁開閉装置において、避雷器と計
器用変成器を金属容器内で底板または蓋板上に配設し、
避雷器と計器用変成器は可撓性の導体にて接続され、避
雷器と計器用変成器のうち少なくとも一方が上下に変位
することにより、避雷器と計器用変成器とが一緒に導体
に対し接続、あるいは切り離されるように構成されてい
るので、操作装置が簡単となり、省スペースが実現で
き、信頼性の向上が期待できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変電所に設置され
るガス絶縁開閉装置に係り、特に、断路器,ケーブルヘ
ッド等を共通容器内に配設したガス絶縁開閉装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス絶縁開閉装置は遮断器,断
路器,接地開閉器,変流器等が金属容器内に絶縁支持さ
れた状態で収納され、この容器内にSF6 ガス等の絶縁
性ガスを封入して絶縁を保持している。更に、複数の機
器を共通の容器内に収納、例えば主母線を主母線側断路
器と共通容器内に収納した母線ユニットや線路側断路器
とケーブルヘッドとを共通容器内に収納した線路ユニッ
トとすることで設置面積の縮小化を図っている。
【0003】従来のガス絶縁開閉装置における線路ユニ
ットは、例えば第11図に示すように線路スペーサ8と
蓋板12を設けた気密構造の金属容器1を備え、この容
器1内に断路器2と接地開閉器3とケーブルヘッド4と
避雷器5と計器用変成器6とが3相分収納されている。
この場合、3相のケーブルヘッド4と避雷器5と計器用
変成器6は、金属容器1内の底板部7に三角配置され、
断路器2はこの容器1内の上部に配置されている(例え
ば特公平6−55006号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のガス絶縁開閉装置の線路ユニットは以下の
ような問題があった。ケーブルヘッド4の耐電圧試験を
行う場合、避雷器5と計器用変成器6には直流電圧を印
加することができないため、避雷器5と計器用変成器6
はケーブルヘッド4から切り離しておく必要がある。
【0005】この避雷器等の切り離しには以下のような
方法で実施されている。すなわち、金属容器1の底板7
を気密且つ摺動自在に貫通して支持されたロッド9に、
各相あるいは3相分を同一のベースに乗せた避雷器5が
支持され、このロッド9の金属容器1外に位置する端部
に操作ハンドル10が取り付けられている。従って、金
属容器1の外部から操作ハンドル10を操作することに
より各相の避雷器5、あるいは3相分の避雷器5を同一
のベースに乗せたものを上下に変位させることができる
ので、金属容器1の外部から導体11に接点部13で避
雷器5を接続したり、あるいは切り離したりすることが
できるように構成されている。また、計器用変成器6の
切り離しには、避雷器5のように上下に変位させる方法
は採用せず、例えば断路器2を用いて切り離す方法もあ
る。
【0006】通常、ケーブルの直流耐電圧試験は、ガス
絶縁開閉装置のライフサイクルの間では、ガス絶縁開閉
装置の設置の際に試験が行われた後、ほとんど実施され
ることはないが、それにも拘らずケーブルの直流耐電圧
試験を実施する場合に、避雷器と計器用変成器の各々を
それぞれ独立して切り離す方法を採用することは、機能
に対してコストが高いものとなる。さらに、切り離し装
置2つ分のスペースが必要であり、装置全体の縮小化の
妨げにもなる、という問題があった。
【0007】本発明(請求項1及び請求項2対応)は、
以上のような従来技術の問題を解決するためになされた
もので、その目的は、金属容器の外からの操作(ガス処
理レス)で避雷器と計器用変成器の切り離しが簡単にで
き、かつ省スペースのガス絶縁開閉装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、金属容器と、前記金属容器内
に配置された3相の断路器と、前記金属容器内の底板に
取り付けられて対応する相の断路器の一端に電気的に接
続されたケーブルヘッドと、前記金属容器内に配置され
て前記断路器の一端に電気的に接続された3相の避雷器
と、前記金属容器に取り付けられて前記断路器の一端ま
たは他端に電気的に接続された計器用変成器とを有する
線路ユニットを備えたガス絶縁開閉装置において、前記
避雷器と前記計器用変成器を前記金属容器内で底板また
は蓋板上に配設し、前記避雷器と前記計器用変成器は可
撓性の導体にて接続されており、前記避雷器と前記計器
用変成器のうち少なくとも一方が上下に変位することに
より、前記避雷器と前記計器用変成器とが一緒に前記導
体に対し接続、あるいは切り離されるように構成された
ことを特徴とする。
【0009】この請求項1は、容器の底板または蓋板に
避雷器と計器用変成器が近接して配設されており、底板
または蓋板を気密且つ摺動自在に貫通したロッドにより
支持され、このロッドの容器外に位置する操作ハンドル
を操作することにより、避雷器と計器用変成器の少なく
とも一方を上下に変位させることで、他方の機器を導体
に接続したり、切り離したりすることができる。
【0010】本発明の請求項2は、金属容器と、前記金
属容器内に配置された3相の断路器と、前記金属容器内
の底板部に取り付けられて対応する相の断路器の一端に
電気的に接続されたケーブルヘッドと、前記金属容器内
に配置されて前記断路器の一端に電気的に接続された3
相の避雷器と、前記金属容器に取り付けられて前記断路
器の一端または他端に電気的に接続された計器用変成器
とを有する線路ユニットを備えたガス絶縁開閉装置にお
いて、前記避雷器と前記計器用変成器が同時に上下に変
位することにより、前記避雷器と前記計器用変成器とを
前記導体に対し接続、あるいは切り離されると共に、前
記変位の中間位置で前記避雷器は導体から切り離され、
前記計器用変成器は導体に接続されるように構成された
ことを特徴とする。
【0011】この請求項2は、避雷器と計器用変成器と
が一緒に変位することで導体に対し接続、あるいは切り
離されるが、中間の変位位置において、避雷器が導体か
ら切り離された状態、計器用変成器が導体に接続された
状態とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
従って説明する。図1は本発明の第1実施例(請求項1
対応)の構成図であり、既に説明した図11の従来技術
と同一部分には同一符号を付して説明する。
【0013】図に示すように、ガス絶縁開閉装置におけ
る線路ユニットは、絶縁スペーサ8と蓋板12を設けた
気密構造の金属容器1を備え、この金属容器1内に断路
器2と接地開閉器3とケーブルヘッド4と避雷器5と計
器用変成器6とが3相分収納されている。ケーブルヘッ
ド4と避雷器5と計器用変成器6は、底板7上に配置さ
れており、また避雷器5は底板7を気密且つ摺動自在に
貫通したロッド9に支持され、このロッド9の金属容器
1外に位置する端部に操作ハンドル10が取り付けられ
ている。この操作ハンドル10を操作することにより、
避雷器5を上下に変位させることができるので、外部か
ら導体11に接点部13で避雷器5を接続したり、切り
離したりすることができる。計器用変成器6は、避雷器
5とリード線14(電界集中を避けるためにシールドさ
れている)により接続されている。一方、線路用断路器
2及び接地開閉器3は、ケーブルヘッド4と避雷器5と
計器用変成器6の上部に導体11を介して配置されてい
る。
【0014】次に、本実施例による避雷器及び計器用変
成器の接続及び切り離し操作を以下に説明する。避雷器
5は、リード線14により計器用変成器6と接続されて
いるため、操作ハンドル10を操作して避雷器5を上に
移動して避雷器5の接点部13が導体11に接続された
ときには、同時に計器用変成器6も導体11に接続され
ることになる。操作ハンドル10を操作して避雷器5を
下に移動して避雷器5の接点部13が導体11から切り
離されたときには、同時に計器用変成器6も導体11か
ら切り離される。
【0015】上述したように本実施例によると、避雷器
5の操作ハンドル10を操作することにより、避雷器5
と計器用変成器6とが同時に導体11に対して接続及び
切り離しができるため、計器用変成器6には操作装置が
不要になり、その分省スペースが実現できる。また、従
来のような保守・点検等のための扉を必要としないので
気密箇所の節減にもなり、信頼性の向上が期待できる。
さらに、従来は避雷器5と計器用変成器6の2回別々に
行っていた接続及び切り離し操作が1回で済むという利
点もある。
【0016】図2は本発明の第2実施例(請求項1対
応)の構成図であり、上記第1実施例と同一部分には同
一符号を付して説明する。図に示すように、ガス絶縁開
閉装置における線路ユニットは、絶縁スペーサ8と蓋板
12を設けた気密構造の金属容器1を備え、この金属容
器1内に断路器2と接地開閉器3とケーブルヘッド4と
避雷器5と計器用変成器6とが3相分収納されている。
ケーブルヘッド4と避雷器5と計器用変成器6は、底板
7上に配置されている。
【0017】避雷器5の上には導体15につながるブレ
ード形接点16が配置され、図示しない操作装置により
避雷器5を導体15に接続したり、切り離したるするこ
とができるように構成されている。また、計器用変成器
6は、避雷器5とリード線14(電界集中を避けるため
シールドされている)により接続されている。一方、線
路用断路器2及び接地開閉器3は、ケーブルヘッド4と
避雷器5と計器用変成器6の上部に導体15を介して配
置される。
【0018】次に、本実施例による避雷器及び計器用変
成器の接続及び切り離し操作を以下に説明する。避雷器
5はリード線14により計器用変成器6と接続されてい
るため、ブレード形接点16の操作装置(図示しない)
を操作することにより、避雷器5は導体15に接続され
たり、切り離されたりする。したがって、操作装置を操
作してブレード形接点16で避雷器5を導体15から切
り離すと、同時に計器用変成器6も導体15から切り離
される。また、接続の場合は避雷器5が導体15に接続
されると同時に計器用変成器6も導体15に接続され
る。
【0019】上述したように本実施例によると、ブレー
ド形接点16の操作装置を操作することにより、避雷器
5と計器用変成器6とが同時に導体15に対して接続及
び切り離しができるため、計器用変成器6には操作装置
が不要になり、省スペースが実現できる。また、従来の
ような保守・点検等のための扉を必要としないので気密
箇所の節減にもなり、信頼性の向上が期待できる、さら
に、従来は避雷器と計器用変成器の2回別々に行ってい
た接続及び切り離し操作が1回で済むという利点もあ
る。
【0020】図3は本発明の第3実施例(請求項1対
応)の構成図であり、上記第1実施例と同一部分には同
一符号を付して説明する。図に示すように、ガス絶縁開
閉装置における線路ユニットは、絶縁スペーサ8と蓋板
12を設けた気密構造の金属容器1を備え、この金属容
器1内に断路器2と接地開閉器3とケーブルヘッド4と
避雷器5と計器用変成器6とが3相分収納されている。
ケーブルヘッド4と避雷器5と計器用変成器6は、底板
7上に配置されており、また計器用変成器6は底板7を
気密且つ摺動自在に貫通したロッド9に支持され、この
ロッド9の金属容器1外に位置する端部に操作ハンドル
10が取り付けられている。この操作ハンドル10を操
作することにより、計器用変成器6を上下に変位させる
ことができるので、外部から導体17に接点部18で計
器用変成器6を接続したり、切り離したりすることがで
きる。計器用変成器6は、避雷器5とリード線14(電
界集中を避けるためにシールドされている)により接続
されている。一方、線路用断路器2及び接地開閉器3
は、ケーブルヘッド4と避雷器5と計器用変成器6の上
部に導体17を介して配置される。
【0021】次に、本実施例による計器用変成器及び避
雷器の接続及び切り離し操作を以下に説明する。計器用
変成器6は、リード線14により避雷器5と接続されて
いるため、操作ハンドル10を操作して計器用変成器6
を上に移動して計器用変成器6の接点部18が導体17
に接続されたときには、同時に避雷器5も導体17に接
続されることになる。操作ハンドル10を操作して計器
用変成器6を下に移動して計器用変成器6の接点部18
が導体17から切り離されたときには、同時に避雷器5
も導体17から切り離される。
【0022】上述したように本実施例によると、計器用
変成器6の操作ハンドル10を操作することにより、計
器用変成器6と避雷器5とが同時に導体17に対して接
続及び切り離しができるため、避雷器5には操作装置が
不要になり、その分省スペースが実現できる。また、従
来のような保守・点検等のための扉を必要としないので
気密箇所の節減にもなり、信頼性の向上が期待できる。
さらに、従来は避雷器5と計器用変成器6の2回別々に
行っていた接続及び切り離し操作が1回で済むという利
点もある。
【0023】図4は本発明の第4実施例(請求項1対
応)の構成図であり、上記第2実施例と同一部分には同
一符号を付して説明する。図に示すように、ガス絶縁開
閉装置における線路ユニットは、絶縁スペーサ8と蓋板
12を設けた気密構造の金属容器1を備え、この金属容
器1内に断路器2と接地開閉器3とケーブルヘッド4と
避雷器5と計器用変成器6とが3相分収納されている。
ケーブルヘッド4と避雷器5と計器用変成器6は、底板
7上に配置されている。
【0024】計器用変成器6の上には導体19につなが
るブレード形接点20が配置され、図示しない操作装置
により計器用変成器6等を導体19に接続したり、切り
離したりすることができるように構成されている。ま
た、避雷器5は計器用変成器6とリード線14(電界集
中を避けるためシールドされている)により接続されて
いる。一方、線路用断路器2及び接地開閉器3は、ケー
ブルヘッド4と避雷器5と計器用変成器6の上部に導体
19を介して配置されている。
【0025】次に、本実施例による計器用変成器及び避
雷器の接続及び切り離し操作を以下に説明する。避雷器
5はリード線14により計器用変成器6と接続されてい
るため、ブレード形接点20の操作装置(図示しない)
を操作することにより、計器用変成器6は導体19に接
続されたり、切り離されたりする。したがって、操作装
置を操作してブレード形接点20で計器用変成器6を導
体19から切り離すと、同時に計避雷器5も導体19か
ら切り離される。また、接続の場合は計器用変成器6が
導体19に接続されると同時に避雷器5も導体19に接
続される。
【0026】上述したように本実施例によると、ブレー
ド形接点20の操作装置を操作することにより、計器用
変成器6と避雷器5とが同時に導体19に対して接続及
び切り離しができるため、避雷器5には操作装置が不要
になり、省スペースが実現できる。また、従来のような
保守・点検等のための扉を必要としないので気密箇所の
節減にもなり、信頼性の向上が期待できる、さらに、従
来は避雷器と計器用変成器の2回別々に行っていた接続
及び切り離し操作が1回で済むという利点もある。
【0027】図5は本発明の第5実施例(請求項2対
応)の構成図であり、上記第1実施例と同一部分には同
一符号を付して説明する。図に示すように、ガス絶縁開
閉装置における線路ユニットは、絶縁スペーサ8と蓋板
12を設けた気密構造の金属容器1を備え、この金属容
器1内に断路器2と接地開閉器3とケーブルヘッド4と
避雷器5と計器用変成器6とが3相分収納されている。
ケーブルヘッド4と避雷器5と計器用変成器6は、底板
7上の共通ベース7A上に配置されており、また避雷器
5及び計器用変成器6が設置された共通ベース7Aは、
底板7を気密且つ摺動自在に貫通したロッド9に支持さ
れ、このロッド9の容器1外に位置する端部に操作ハン
ドル10が取り付けられている。従って、操作ハンドル
10を操作することにより、避雷器5及び計器用変成器
6を上下に変位させることができるので、外部から導体
21に避雷器5は接点部22において、また計器用変成
器6は接点部23において接続したり、切り離したりす
ることができる。一方、線路用断路器2及び接地開閉器
3は、ケーブルヘッド4と避雷器5と計器用変成器6の
上部に導体21を介して配置される。
【0028】次に、本実施例による避雷器及び計器用変
成器の接続及び切り離し操作を以下に説明する。操作ハ
ンドル10を操作することにより、避雷器5及び計器用
変成器6は共通ベース7A上にあるため、同時に上下に
変位することができる。
【0029】避雷器5の接点部22及び計器用変成器6
の接点部23の切り離し時の極間寸法を合わせる(一致
させる)ことにより、避雷器5の接点部22が導体21
に接続された時には(共通ベースを上に移動して)、同
時に計器用変成器6の接点部23も導体21に接続され
ることになる。また、導体21から切り離された時は
(共通ベースを下に移動して)、同時に計器用変成器6
は導体21から切り離される。
【0030】上述したように本実施例によると、避雷器
5と計器用変成器6に共通の操作ハンドル10を操作す
ることにより、避雷器5と計器用変成器6とが同時に導
体21に対して接続あるいは切り離しできるため、従来
のような保守・点検等のための扉を必要としないので省
スペースが実現できる。また、気密箇所の節減にもな
り、信頼性の向上が期待できる。さらに、従来2回別々
に行っていた操作が1回で済む利点もある。
【0031】図6は本発明の第6実施例(請求項2対
応)の要部の構成図であり、上記第5実施例と同一部分
には同一符号を付してその説明は省略する。図に示すよ
うに、本実施例では、操作ハンドル10を操作すること
により、避雷器5及び計器用変成器6を上下に変位させ
ることができ、これにより外部から導体21に、避雷器
5は接点部24において、計器用変成器6は接点部25
において接続したり、切り離したりすることができる。
【0032】ただ、接点部24と接点部25のワイプ長
に差を設けているため、図の中間位置では、避雷器5は
導体21から切離されているが、計器用変成器6は導体
21に接続された状態となっている。
【0033】次に、本実施例の操作について説明する。
操作ハンドル10を操作すると、避雷器5及び計器用変
成器6は共通ベース7A上にあるため、同時に上下に変
位する。避雷器5の接点部24及び計器用変成器6の接
点部25のワイプ長を接点部25>接点部24とするこ
とにより、避雷器5の接点部24が導体21に接続され
たときには(共通ベースを上に移動して)、同時に計器
用変成器6の接点部25も導体21に接続される。ま
た、計器用変成器6の接点部25が導体21から切り離
されたときには(共通ベースを下に移動して)、同時に
避雷器5の接点部24も導体21から切り離される。
【0034】しかし、本実施例では図のように計器用変
成器6の接点部25は導体21に接続されるが、避雷器
5の接点部24は導体21より切り離された状態を発生
させることができる(中間位置)。
【0035】このように本実施例によると、避雷器5と
計器用変成器6に共通のハンドル10を操作することに
より、第5実施例と同様の効果が得られる外に、計器用
変成器6の接点部25は導体21に接続されるが、避雷
器5の接点部24は導体21より切り離された状態が発
生する。この状態は避雷器5のみ導体21から切り離さ
れているため、ガス処理レスで工場内において、計器用
変成器6の出荷前の誘導耐電圧試験や電流パルス耐電圧
試験等の試験が可能となり、作業効率の向上が図れる。
【0036】図7は本発明の第7実施例(請求項2対
応)の要部の接点部の構成図であり、同図(a)は接点
部と導体の接続状態、同図(b)は接点部と導体の切り
離し状態を示す図である。
【0037】図に示すように、避雷器(図示しない)も
しくは計器用変成器(図示しない)の接点部は、導体2
6(ケーブルヘッド,断路器等に接続されている)に固
定側接触部27が配設されており、対向する可動側接触
部28が上下することで避雷器(図示しない)もしくは
計器用変成器(図示しない)が導体26へ接続された
り、切り離されたりするように構成されている。
【0038】可動側接触部28の先端には絶縁物29が
取り付けられており、避雷器(図示しない)もしくは計
器用変成器(図示しない)を導体26から切り離す場
合、電気的には切り離した状態であるが、機械的には固
定側接触部27と可動側接触部28とが切り離されない
状態、すなわち導体26のフィンガー30が絶縁物29
と接触している状態により実現可能としている。
【0039】次に、本実施例の作用について説明する。
今、同図(a)のように、避雷器または計器用変成器の
接点部と導体26の接続状態では、可動側接触部28が
上に移動した状態であり、固定側接触部27に対して最
も深く挿入された状態である。可動側接触部28の先端
の絶縁物29がフィンガー30よりも奥に入り込むた
め、可動側接触部28は固定側接触部27を介して導体
26に対して導通がとれた状態となっている。
【0040】一方、同図(b)のように避雷器または計
器用変成器の接点部と導体26の切り離し状態では、可
動側接触部28が下に移動した状態であるが、固定側接
触部27から可動側接触部28が機械的には切り離され
ることはない。可動側接触部28の先端の絶縁物29と
フィンガー30とで接続されていることにより電気的に
は切り離され、導体26とは導通がない状態となってい
る。
【0041】上述したように本実施例によると、可動側
接触部28の先端を絶縁物29で構成することにより、
避雷器(図示しない)ないし計器用変成器(図示しな
い)を、導体26から電気的に切り離しているが、機械
的には接続された状態としているため、接続状態に移行
する際常に可動側接触部28とフィンガー30が接触し
ており、固定側接触部27と可動側接触部28の芯ずれ
が発生しにくくなるという利点がある。また、避雷器
(図示しない)と計器用変成器(図示しない)の片持ち
状態がなくなり、さらにガス圧力による金属容器(図示
しない)の変形があった場合にも有利である。
【0042】図8は本発明の第8実施例(請求項2対
応)の要部の接点部の構成図であり、同図(a)は接点
部と導体の接続状態、同図(b)は接点部と導体の切り
離し状態を示す図である。
【0043】図に示すように、本実施例は図7の第7実
施例で絶縁物29をもった可動側接触部28の代わりに
絶縁コーティング32をもった可動側接触部31とした
構成が異なり、その他の構成は同一である。
【0044】次に、本実施例の作用について説明する。
今、同図(a)のように、避雷器または計器用変成器の
接点部と導体26の接続状態では、可動側接触部31が
上に移動した状態であり、固定側接触部27に対して最
も深く挿入された状態である。可動側接触部31の先端
の絶縁コーティング32がフィンガー30よりも奥に入
り込むため、可動側接触部31は固定側接触部27を介
して導体26に対して導通がとれた状態となっている。
【0045】一方、同図(b)のように避雷器または計
器用変成器の接点部と導体26の切り離し状態では、可
動側接触部31が下に移動した状態であるが、固定側接
触部27から可動側接触部31が機械的には切り離され
ることはない。可動側接触部31の先端の絶縁コーティ
ング32とフィンガー30とで接続されていることによ
り電気的には切り離され、導体26とは導通がない状態
となっている。
【0046】上述したように本実施例によると、可動側
接触部31の先端を絶縁コーティング32で構成するこ
とにより、避雷器(図示しない)ないし計器用変成器
(図示しない)を、導体26から電気的に切り離してい
るが、機械的には接続された状態としているため、接続
状態に移行する際常に可動側接触部31とフィンガー3
0が接触しており、固定側接触部27と可動側接触部3
1の芯ずれが発生しにくくなるという利点がある。ま
た、避雷器(図示しない)と計器用変成器(図示しな
い)の片持ち状態がなくなり、さらにガス圧力による金
属容器(図示しない)の変形があった場合にも有利であ
る。
【0047】図9は本発明の第9実施例(請求項2対
応)の要部の接点部の構成図であり、同図(a)は接点
部と導体の接続状態、同図(b)は接点部と導体の切り
離し状態を示す図である。
【0048】図に示すように、本実施例は図8の第8実
施例で、絶縁コーティングする場所を可動接触部の先端
から中間部分に変更して絶縁コーティング34して可動
接触部33とし、また導体26への接点部の移動方向を
下へ移動して導体26へ接続するように、第8実施例と
逆にした点が異なり、その他の構成は同一である。
【0049】次に、本実施例の作用について説明する。
今、同図(a)のように、避雷器または計器用変成器の
接点部と導体26の接続状態では、可動側接触部33を
下に移動した状態であり、固定側接触部27に対して浅
く挿入された状態である。接点部は固定側接触部27を
介して導体26に対して導通がとれた状態となってい
る。
【0050】一方、同図(b)のように避雷器または計
器用変成器の接点部と導体26の切り離し状態では、可
動側接触部33が上に移動して最も深く挿入した状態で
あるが、固定側接触部27から可動側接触部33が機械
的には切り離されることはない。可動側接触部33の中
間部の絶縁コーティング34とフィンガー30とが接続
されていることにより電気的には切り離され、導体26
とは導通がない状態となっている。
【0051】上述したように本実施例によると、可動側
接触部33の中間部を絶縁コーティング34で構成する
ことにより、避雷器(図示しない)ないし計器用変成器
(図示しない)を、導体26から電気的に切り離してい
るが、機械的には接続された状態としているため、接続
状態に移行する際常に可動側接触部33とフィンガー3
0が接触しており、固定側接触部27と可動側接触部3
3の芯ずれが発生しにくくなるという利点がある。ま
た、避雷器(図示しない)と計器用変成器(図示しな
い)の片持ち状態がなくなり、さらにガス圧力による金
属容器(図示しない)の変形があった場合にも有利であ
る。
【0052】図10は本発明の第10実施例(請求項1
対応)の構成図である。図に示すように、本実施例は図
1の第1実施例において、避雷器5と計器用変成器6を
蓋板12により支持したものである。ロッド9は蓋板1
2を気密且つ摺動自在に貫通している。線路用断路器2
及び接地開閉器3は、ケーブルヘッド4の上部でかつ避
雷器5及び計器用変成器6の下部に配置されていする。
【0053】また、本実施例はケーブルヘッド4に接続
される導体35は、ハンドル10の操作でロッド9が下
方へ移動すると接続状態となり、ロッド9が上方へ移動
すると切り離された状態となる。このように第1実施例
とはロッド9の移動方向が逆となるが、その他は第1実
施例と同じである。
【0054】したがって、本実施例によると、1回のハ
ンドル操作により、避雷器と計器用変成器とが同時に導
体に対して接続及び切り離しができるため、操作装置が
簡単となり、省スペースが実現でき、さらに信頼性の向
上が期待できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項1
対応)によると、1回のハンドル操作により、避雷器と
計器用変成器とが同時に導体に対して接続及び切り離し
ができるため、操作装置が簡単となり、省スペースが実
現でき、信頼性の向上が期待できる。
【0056】また、本発明(請求項2対応)によると、
中間位置を設けることによって計器用変成器のみ導体に
接続された状態がガス処理なしで実現できるため、工場
内での計器用変成器への出荷前の誘導耐電圧,電圧パル
ス耐電圧の試験が可能となり、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のガス絶縁開閉装置におけ
る線路ユニットの構成図。
【図2】本発明の第2実施例のガス絶縁開閉装置におけ
る線路ユニットの構成図。
【図3】本発明の第3実施例のガス絶縁開閉装置におけ
る線路ユニットの構成図。
【図4】本発明の第4実施例のガス絶縁開閉装置におけ
る線路ユニットの構成図。
【図5】本発明の第5実施例のガス絶縁開閉装置におけ
る線路ユニットの構成図。
【図6】本発明の第6実施例の要部の構成図。
【図7】本発明の第7実施例の要部の接点部の構成図で
あり、同図(a)は接点部と導体の接続状態を示す図、
同図(b)は接点部と導体の切り離し状態を示す図。
【図8】本発明の第8実施例の要部の接点部の構成図で
あり、同図(a)は接点部と導体の接続状態を示す図、
同図(b)は接点部と導体の切り離し状態を示す図。
【図9】本発明の第9実施例の要部の接点部の構成図で
あり、同図(a)は接点部と導体の接続状態を示す図、
同図(b)は接点部と導体の切り離し状態を示す図。
【図10】本発明の第10実施例のガス絶縁開閉装置に
おける線路ユニットの構成図。
【図11】従来のガス絶縁開閉装置おける線路ユニット
の構成図。
【符号の説明】
1…金属容器、2…線路側断路器(DS)、3…接地開
閉器(ES)、4…ケーブルヘッド(CH)、5…避雷
器(LA)、6…計器用変成器(PT)、7…底板、7
A…共通ベース、8…線路スペーサ、9…ロッド、10
…ハンドル、11,15,17,19,21,26,3
5…導体、12…蓋板、13,22,24…接点部(L
A)、14…リード線、16…ブレード形接点(L
A)、18,23,25…接点部(PT)、20…ブレ
ード接点(PT)、27…固定側接触部、28,31,
33…可動側接触部、29…絶縁物、30…フィンガ
ー、32,34…絶縁コーティング。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属容器と、前記金属容器内に配置され
    た3相の断路器と、前記金属容器内の底板に取り付けら
    れて対応する相の断路器の一端に電気的に接続されたケ
    ーブルヘッドと、前記金属容器内に配置されて前記断路
    器の一端に電気的に接続された3相の避雷器と、前記金
    属容器に取り付けられて前記断路器の一端または他端に
    電気的に接続された計器用変成器とを有する線路ユニッ
    トを備えたガス絶縁開閉装置において、前記避雷器と前
    記計器用変成器を前記金属容器内で底板または蓋板上に
    配設し、前記避雷器と前記計器用変成器は可撓性の導体
    にて接続されており、前記避雷器と前記計器用変成器の
    うち少なくとも一方が上下に変位することにより、前記
    避雷器と前記計器用変成器とが一緒に前記導体に対し接
    続、あるいは切り離されるように構成されたことを特徴
    とするガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 金属容器と、前記金属容器内に配置され
    た3相の断路器と、前記金属容器内の底板部に取り付け
    られて対応する相の断路器の一端に電気的に接続された
    ケーブルヘッドと、前記金属容器内に配置されて前記断
    路器の一端に電気的に接続された3相の避雷器と、前記
    金属容器に取り付けられて前記断路器の一端または他端
    に電気的に接続された計器用変成器とを有する線路ユニ
    ットを備えたガス絶縁開閉装置において、前記避雷器と
    前記計器用変成器が同時に上下に変位することにより、
    前記避雷器と前記計器用変成器とを前記導体に対し接
    続、あるいは切り離されると共に、前記変位の中間位置
    で前記避雷器は導体から切り離され、前記計器用変成器
    は導体に接続されるように構成されたことを特徴とする
    ガス絶縁開閉装置。
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