JPH11150487A - 他の媒体の聴取中にｒｄｓラジオによって交通情報放送可能局を選択する方法 - Google Patents

他の媒体の聴取中にｒｄｓラジオによって交通情報放送可能局を選択する方法

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JPH11150487A
JPH11150487A JP10237696A JP23769698A JPH11150487A JP H11150487 A JPH11150487 A JP H11150487A JP 10237696 A JP10237696 A JP 10237696A JP 23769698 A JP23769698 A JP 23769698A JP H11150487 A JPH11150487 A JP H11150487A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全ての個々の運転者の好みに一致する最適な
局を与えることができる他の媒体の聴取中にＲＳＤラジ
オによって交通情報放送可能局を選択する方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 予め記録された媒体を聴取するためにＲ
ＤＳ又はＲＢＤＳラジオが使用されるとき、チューナは
いつ交通情報が進行しているかを決定するために背景で
ＲＤＳ局を監視する。運転手の個々の好みに最も合って
いるであろう局を選択する背景監視用の適当な局を選択
するサーチが提供される。サーチ方法はまた交通情報放
送可能局、気象情報放送局、緊急警報情報及びニュース
放送を見つけるために使用されうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は概して交通情報のた
めのＲＤＳラジオ放送の背景監視に関し、更に特定的に
はカセットテープ、コンパクトディスクといった他の音
声媒体又は交通情報放送可能でないラジオ局を再生して
いるときに監視されるべき交通情報放送可能局を選択す
る探索方策に関する。
【０００２】
【従来の技術】欧州のＲＤＳシステム及び米国のラジオ
放送データシステム（ＲＢＤＳ）といったラジオデータ
システムは、ラジオ放送と共に交通情報を搬送する放送
局を同定する交通情報放送可能（ＴＰ）フラグ及び現在
放送局によって伝送されている交通情報を同定する交通
情報（ＴＡ）フラグを含む補助情報を伝送する。他のＲ
ＤＳフラグは例えば緊急警報メッセージ、ニュース放
送、及び気象情報等を同定するために伝送される。これ
らのフラグはラジオ受信器が自動車の運転者に対する交
通情報を与える放送局に同調されることを可能にする。
更に、ラジオ受信器は、音声システムが（カセットテー
プ又はコンパクトディスク、又は別個のラジオチューナ
が使用可能であればＡＭラジオ局又は交通情報放送可能
でないＦＭラジオ局といった）交通情報放送可能ラジオ
局以外の源からの音声信号を再生している間に交通情報
放送可能局を監視しうる。
【０００３】音声システムが他の媒体からの音声信号を
再生している間に背景の交通情報放送可能局のフラグを
監視することにより、交通情報が存在するときに音声シ
ステムが自動的に交通情報に切り換えられ、それにより
車両の運転者が運転中に交通状態を知らされているよう
にすることが可能である。交通情報放送可能局ではない
音声源を聴取しているとき、背景で監視されるべき適当
な放送局を見つけるためにサーチ方策が採用されねばな
らない。他の媒体に切り換える前にチューナが同調され
た最後の放送局が交通情報放送可能局でなければ、異な
る局が受信器によって自動的に選択されねばならない。
従来技術の受信器は典型的に、ＴＰフラグを伝送するＲ
ＤＳ局を見つけるために標準の局の走査を実行し、見つ
けられる最初の交通情報放送可能局又は帯域全体のサー
チの間に見出される最も強い交通情報放送可能局のいず
れかを使用していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】交通情報放送可能局
は、個々の運転者の個々の好みによって異なる。様々な
局からの交通情報のフォーマット、言語、周波数又は有
効範囲は変化する。従って、交通情報放送可能局に対す
る任意のサーチは全ての個々の運転者の好みに一致する
最適な局を与えるのに失敗しやすい。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は運転者の個々の
好みによる交通情報を得る可能性を高める交通情報放送
可能局に対するサーチシーケンスを使用する。特に、本
発明は聴取者が気に入っている局を記憶させる傾向のあ
るラジオのメモリプリセットの中に記憶された放送局に
対して優先して選択するサーチ方策を使用する。
【０００６】１つの面では本発明は、音声システムが所
定のイベントを伝送することが可能な放送局以外の源か
らの音声信号を再生している間にラジオデータシステム
の補助データの中で伝送されるデータフラグによって同
定される所定のイベントを検出するための背景監視をす
るための放送局を選択する方法を提供する。最初の段階
として、上記データフラグを伝送している又は伝送する
ことが可能な放送局が見出されるまで夫々の放送局から
受信される上記補助データがサーチされる。一度放送局
が見出されると、いつ所定のイベントが進行中であるか
を検出するために上記見出された放送局の補助データが
監視される。サーチする段階はラジオ帯域に亘る周波数
の走査を行う前にメモリプリセットの中に保存された放
送局を検査する。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１に図示されるように、ＲＤＳ
又はＲＢＤＳラジオ受信器１０はマイクロ制御器１１の
制御の下で動作する。ラジオ放送信号はアンテナ１２に
よって受信され、マイクロ制御器１１の制御の下で同調
するチューナ１３へ中継される。ユーザはラジオボタン
１４によって同調の周波数を制御しうる。受信されたラ
ジオ放送信号が補助データを含むＲＤＳ又はＲＢＤＳ信
号であれば、補助データはチューナ１３とマイクロ制御
器１１との間に接続される補助復号化器１５によって復
号化される。
【０００８】チューナ１３からの音声信号はスピーカ１
７によって再生される前に音声プロセッサ１６によって
処理される。カセットテーププレーヤ又はコンパクトデ
ィスクプレーヤといった媒体プレーヤ１８は、再生中に
音声プロセッサ１６に音声信号を与える。媒体プレーヤ
１８及び音声プロセッサ１６はマイクロ制御器１１の制
御下で動作する。
【０００９】音声システム１０が媒体プレーヤ１８から
の音声信号を再生しているとき、マイクロ制御器１１
は、運転者が運転中に所望しうる交通情報又は他の情報
（例えば緊急警報、気象又はニュース）を監視するため
にチューナ１３及び補助復号化器１５を使用しうる。交
通情報又は他の情報が検出されたとき、マイクロ制御器
１１は媒体プレーヤ１８を一時停止させ、音声プロセッ
サ１６を交通情報又は他の情報を伝送する放送局へ切り
換えうる。チューナ１３が２つの別個の同調回路を有す
る２重チューナであれば、この機能は交通情報放送可能
局でないラジオ局を聴取しているときも実行されうる。
【００１０】図２は、背景において交通情報又は他の情
報を選択する望ましい方法を示す図である。この方法
は、音声システムを交通情報放送可能局であるＦＭ局以
外の媒体で動作が開始された際にステップ２０から開始
する。ステップ２１において、チューナはラジオ受信器
が同調されていた最後のＦＭ帯域（即ち局のプリセット
の数を増加させるために一般的に自動車用ラジオに使用
される帯域ＦＭ１又はＦＭ２）に設定される。ステップ
２２において、チューナは最後のＦＭ帯域中の最後に同
調された周波数に設定される。ステップ２３において、
同調された周波数上に聴取可能な（即ち所定の品質で受
信可能な）局が存在するかどうかを決定する検査が行わ
れる。聴取可能局が検出されれば、ステップ２４におい
て伝送は所望のデータについて検査される。例えば、交
通情報の放送可能性について検査する場合、ＲＤＳデー
タ中のＴＰフラグが検査される。他のデータフラグは、
進行中の交通情報のためのＴＡフラグ、気象情報フラ
グ、緊急警報、ニュース放送又は他のＲＤＳカテゴリを
含む。所望のデータが存在すれば、この方法はステップ
２５において終了し、ラジオ受信器は所望のイベント
（例えば交通情報）に対して局を監視する。
【００１１】所望のデータが存在しない、又は周波数が
聴取可能局を含まなければ、ステップ２６においてチュ
ーナは現在の帯域の最初のプリセットに設定される。ス
テップ２７において聴取可能局が存在するかどうかの検
査が行われ、ステップ２８において所望のデータが存在
するかどうかの検査が行われる。両方とも存在すれば、
方法はステップ３０で終了し、現在の局は活動について
監視される。現在の周波数が聴取可能局を含まない、又
は所望のデータが存在しなければ、ステップ３１におい
て帯域中の全てのプリセットが検査されたかどうかを決
定する検査が行われる。行われていなければ、ステップ
３２においてチューナは現在の帯域中の次のプリセット
に設定され、ステップ２７へ戻る。全てのプリセットが
検査されていれば、ステップ３３において全てのＦＭ又
はＲＤＳ帯域が検査されたかどうかを決定する検査が行
われる。帯域が検査されるべきであれば、ステップ３４
においてチューナは次の帯域に設定され、ステップ２２
へ戻る。全ての帯域が検査されていれば、他の交通情報
放送可能局を見つけるために、ステップ３５においてフ
ォールバックサーチが行われる。方法はステップ３６で
終了する。
【００１２】ステップ３５におけるフォールバックサー
チは、ＦＭ帯域中の全ての順次的な周波数の標準的な探
索であり得る。或いは図３に示されるように、プリセッ
トのタイプに一致するプログラムされたタイプを有する
局が選択されうる。従って、交通情報又は他のデータを
再生するために他の媒体が一時停止される場合、図３の
方法はユーザがメモリプリセット中に記憶させた局のう
ちの少なくとも１つのタイプと一致する番組タイプを有
する局が選択されることを可能にする。従って、ステッ
プ４０において全てのＦＭプリセットに関連づけられた
番組タイプコードが検索される。ステップ４１におい
て、受信可能な局を見出すために、帯域中の順次的な周
波数の探索が実行される。ステップ４２において、帯域
全体が走査されたかどうかを決定する検査が行われる。
局が見出されれば、ステップ４３において、局が聴取可
能であり所望のデータを有するかどうかを決定する検査
が行われる。これらのいずれの要件も満たさない場合、
帯域の走査を継続するためにステップ４１へ戻る。所望
のデータを有する聴取可能局が見出されれば、局が一致
する番組タイプコードを有するかどうかを決定する検査
が行われる。従って、メモリプリセット中に記憶された
局がニュース、トーク及びロックの番組タイプコードを
有する場合、ステップ４４は所望のデータを有する見出
された局がこれらの番組タイプコードのいずれかと一致
するかどうかを決定する。一致しなければ、ステップ４
６において局の周波数が保存され、走査を継続するよう
ステップ４１へ戻る。番組タイプコードが一致すれば、
方法はステップ４５において終了し、受信器は見出され
た局を監視する。
【００１３】ステップ４２において、一致する番組タイ
プコードを有する交通情報放送可能局を見出すことなく
帯域全体が走査されていれば、ステップ４７において、
一致する番組タイプコードを有さない交通情報放送可能
局に対する周波数が保存されているかどうかを決定する
検査が行われる。１つ以上のそのような局が見出されれ
ば、信号強度又は他の所望の規準に基づいて選択が行わ
れる。ステップ４５において、選択された局は監視のた
めに使用される。局周波数が保存されていなければ、交
通情報を放送する所望の規準を満たす局は受信可能でな
い。受信器は局を見出すことが可能でなかったため、遅
延の後又は局を選択する代わりの規準（例えば異なるＲ
ＤＳフラグが探索される）でステップ４８においてサー
チを再開する。例えば、進行中の交通情報を探すための
最初のサーチが行われ、進行中の交通情報がなければ交
通情報放送可能局に対して続くサーチが行われうる。
【００１４】図４は、背景監視を実行する望ましい実施
例を示す図である。ステップ５０において、所望の背景
局に対していつ新しいサーチが行われるべきかを測定す
るためにタイマーが開始される。ステップ５１におい
て、所定の活動又はイベントが存在するか、又は進行中
であるかを決定する検査が行われる。例えば、監視され
る所定のイベントが交通情報であれば、補助データに対
してＴＡフラグが設定されているかどうかを決定する検
査が行われる。活動が存在すれば、ステップ５２におい
て、他の音声媒体は一時停止され、音声システムは交通
情報といった所定のイベントを再生するために監視され
る局へ切り換えられる。活動が検出されなければ、ステ
ップ５３において局がまだ聴取可能であるかどうかを決
定する検査が行われる。局が聴取可能でなくなっていれ
ば、ステップにおいて、放送局のサーチが再開される。
局がまだ聴取可能であれば、ステップ５５において、タ
イマが終了しているかどうかを決定する検査が行われ
る。車両がより望ましい背景監視局が受信可能な領域に
移動している場合、この望ましい背景監視局が監視され
る局として取り替えられるよう数分の時間遅延があるこ
とが望ましい。タイマが終了していれば、ステップ５４
において、サーチが再開される。タイマが終了していな
ければ、活動を検査するようステップ５１へ戻る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による音声システムを示すブロック図で
ある。
【図２】本発明のサーチシーケンスを示すフローチャー
トである。
【図３】本発明で使用されるフォールバックサーチを示
すフローチャートである。
【図４】本発明の背景監視機能を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
１０ ＲＤＳ又はＲＢＤＳラジオ受信器 １１ マイクロ制御器 １２ アンテナ １３ チューナ １４ ラジオボタン １５ 補助復号化器 １６ 音声プロセッサ １７ スピーカ １８ 媒体プレーヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダグラス ブライアン ガレスピー アメリカ合衆国，ミシガン州 48312，ス ターリング・ハイツ，レシュア 10966 (72)発明者 レイザ ラヴィ アメリカ合衆国，ミシガン州 48335− 2741，ファーミントン・ヒルズ，フォック ス・クリーク 23258

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 音声システムが所定のイベントを伝送す
    ることが可能な放送局以外の源からの音声信号を再生し
    ている間にラジオデータシステムの補助データの中で伝
    送されるデータフラグによって同定される所定のイベン
    トを検出するための背景監視をするための放送局を選択
    する方法であって、 該データフラグを伝送している又は伝送することが可能
    な放送局が見出されるまで夫々の放送局から受信される
    該補助データをサーチする段階と、 いつ所定のイベントが進行中であるかを検出するために
    該見出された放送局の補助データを監視する段階とを有
    し、 該サーチする段階はラジオ帯域に亘る周波数の走査を行
    う前にメモリプリセットの中に保存された放送局を検査
    することを特徴とする方法。
  2. 【請求項２】 該所定のイベントは、交通情報及び／又
    は緊急警報メッセージ及び／又はニュース放送及び／又
    は気象情報である、請求項１記載の方法。
  3. 【請求項３】 該サーチ段階が、該所定のイベントを放
    送することが可能な放送局を見出すことなく完了した場
    合、 他のイベントを伝送している又は伝送することが可能な
    放送局が見出されるまで夫々の放送局から受信される該
    補助データをサーチする段階と、 いつ他のイベントが進行しているかを検出するために該
    見出された放送局の該補助データを監視する段階とを更
    に有する、請求項１又は２記載の方法。
  4. 【請求項４】 該他のイベントに対する該サーチする段
    階は、ラジオ帯域に亘る周波数の走査を行う前にメモリ
    プリセットの中に保存された放送局を検査する、請求項
    ３記載の方法。
  5. 【請求項５】 該所定のイベントは進行中の交通情報で
    あり、該他のイベントは交通情報を放送する可能性であ
    る、請求項３記載の方法。
  6. 【請求項６】 音声システムが交通情報を伝送すること
    が可能な放送局以外の源からの音声信号を再生している
    間にラジオデータシステムの交通情報のための背景監視
    をするための放送局を選択する方法であって、 それ自体を交通情報放送可能局であると同定する放送局
    が見出されるまで夫々の放送局から受信される補助デー
    タをサーチする段階と、 いつ交通情報が進行しているかを検出するために該見出
    された放送局の補助データを監視する段階とを有し、 該サーチする段階はラジオ帯域に亘る周波数の走査を行
    う前にメモリプリセットの中に保存された放送局を検査
    することを特徴とする方法。
  7. 【請求項７】 該サーチする段階は、 最後に同調された局、 プリセットの走査、及び、 該ラジオ帯域中の順次周波数に亘る走査、の順に放送局
    を検査する、請求項６記載の方法。
  8. 【請求項８】 該サーチする段階は、 作動ＦＭ帯域の中の最後に同調された局、 作動ＦＭ帯域の中のプリセットの走査、 非作動ＦＭ帯域の中の最後に同調された局、 非作動ＦＭ帯域の中のプリセットの走査、 及び該ラジオ帯域中の順次周波数に亘る走査、の順に放
    送局を検査する、請求項６記載の方法。
  9. 【請求項９】 該サーチする段階は、 作動ＦＭ帯域の中の最後に同調された局、 作動ＦＭ帯域の中のプリセットの走査、 非作動ＦＭ帯域の中の最後に同調された局、 非作動ＦＭ帯域の中のプリセットの走査、 放送局がプリセットとして記憶される少なくとも１つの
    放送局に対する番組タイプコードと一致する番組タイプ
    コードを有さねばならないという追加的な要件を有する
    該ラジオ帯域中の順次周波数に亘る走査、 該追加的な要件に関係しない該順次周波数に亘る走査か
    らの局の選択、の順に放送局を検査する、請求項６記載
    の方法。
  10. 【請求項１０】 交通情報が検出されたときに、交通情
    報を自動的に再生する段階を更に有する、請求項６記載
    の方法。
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