JPH11149882A - イオン源用電極 - Google Patents

イオン源用電極

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JPH11149882A
JPH11149882A JP33127197A JP33127197A JPH11149882A JP H11149882 A JPH11149882 A JP H11149882A JP 33127197 A JP33127197 A JP 33127197A JP 33127197 A JP33127197 A JP 33127197A JP H11149882 A JPH11149882 A JP H11149882A
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JP
Japan
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cooling pipe
electrode
electrode plates
solid
phase diffusion
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JP33127197A
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Masafumi Nakano
雅文 中野
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚の電極板間に固相拡散接合不良部分が生
じたとしても、冷却パイプの端部からイオン引出し孔に
通じるリークが発生することを防止する。 【解決手段】 この電極20aは、冷却パイプ28aを
チタン製とし、この冷却パイプ28aと2枚のアルミニ
ウム製の電極板22および24との間を固相拡散接合し
た構造をしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、イオン源におい
てイオンビームの引き出しに用いられるものであって、
2枚のアルミニウム製の電極板間に冷却パイプを挟み込
んで成る電極に関し、より具体的には、その冷却パイプ
の端部からイオン引出し孔に通じるリークが発生するこ
とを防止する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、イオン源の一例を示す概略図で
ある。このイオン源は、例えば、イオンドーピング装置
(非質量分離型のイオン注入装置)やその他のイオン注
入装置において、半導体基板や液晶ディスプレイ用基板
等のターゲットにイオン注入を行うこと等に用いられ
る。
【0003】このイオン源は、いわゆるバケット型イオ
ン源と呼ばれるものであり、プラズマ生成容器2内にガ
スや蒸気等のイオン化物質を導入して、アノード兼用の
プラズマ生成容器2と熱電子発生用のフィラメント4と
の間でアーク放電を起こさせてプラズマ6を生成し、こ
のプラズマ6から引出し電極系10によって電界の作用
でイオンビーム16を引き出す構造をしている。8はカ
スプ磁場発生用の磁石である。
【0004】引出し電極系10は、この例では、3枚の
多孔電極、即ち最プラズマ側に位置していて正電圧が印
加されるプラズマ電極11、その下流側に位置していて
負電圧が印加される抑制電極12および接地電位にされ
る接地電極13から成る。
【0005】上記電極11〜13は、特にプラズマ電極
11は、プラズマ6やフィラメント4から大きな熱入力
を受けるため、熱歪み防止等の目的で冷却する場合が多
い。
【0006】このような電極11〜13に、特にプラズ
マ電極11に用いられるものであって、冷却構造を採用
した従来の電極の一例を図4〜図6に示す。なお、これ
と同様の電極が、特開平2−244546号公報に開示
されている。
【0007】この電極20は、主に図5を参照して、上
下2枚のアルミニウム製の電極板22および24を備え
ている。その一方の(下側の)電極板24の相対向面
(上面)側に、この例では複数の溝26を形成してい
る。各溝26は、後述する方法によって2枚の電極板2
2、24を接合する前は、断面U字状をしていたもので
ある。
【0008】この電極20は、上記各溝26に、冷媒3
2を通すステンレス鋼(SUS)製の冷却パイプ28を
入れて当該冷却パイプ28を2枚の電極板22および2
4間に挟み込み、かつ2枚の電極板22および24間
を、熱を加えながら均等に加圧する熱間等方圧加圧法
(HIP法)によって固相拡散接合したものである。2
7はその接合面を示す。両電極板22および24には、
冷却パイプ28を避けた所に、この例では多数のイオン
引出し孔23および25が上下同じ位置に設けられてい
る。
【0009】この電極20の周縁部には、この例では、
図4および図6を参照して、各冷却パイプ28に冷媒3
2を供給するマニホールド34および各冷却パイプ28
から冷媒32を排出するマニホールド36が設けられて
おり、各冷却パイプ28の両端部はこのマニホールド3
4および36に接続されている。38は両マニホールド
34、36間を隔てる壁である。なお、マニホールド3
4および36の蓋は図示を省略している。図2において
も同様である。冷媒32は、例えば、冷却水、代替フロ
ン等である。
【0010】冷却パイプ28を上記のように2枚の電極
板22、24間に挟み込んだ構造にすることによって、
冷却パイプ28がイオン源のプラズマ6に直接曝されな
くなり、冷却パイプ28を構成する物質が不純物として
プラズマ6中ひいてはイオンビーム16中に混入する問
題を防止することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記電極20において
は、2枚の電極板22、24間は固相拡散接合している
けれども、両電極板22、24と冷却パイプ28との間
は、面接触しているだけであって固相拡散接合はしてい
ない。これは、電極板22、24の材質であるアルミニ
ウムと、冷却パイプ28の材質であるステンレス鋼と
は、金属的に固相拡散接合できないからである。従っ
て、両電極板22、24と冷却パイプ28との間には、
厳密に見ると、小さな隙間(図示省略)が存在してい
る。
【0012】そのために、2枚の電極板22および24
間に固相拡散接合不良部分が存在すると、冷却パイプ2
8の端部から、より具体的にはこの例では当該冷却パイ
プ28とマニホールド34または36との接続部分か
ら、例えば図4に示すように、上記電極板22、24と
冷却パイプ28間の隙間を冷却パイプ28に沿って通る
経路40と、上記2枚の電極板22および24間の固相
拡散接合不良部分を通って冷却パイプ28の周辺部とイ
オン引出し孔23または25との間をつなぐ経路42と
が互いにつながり、両経路40および42によってマニ
ホールド34または36とイオン引出し孔23または2
5との間がつながってリーク経路が形成され、このリー
ク経路でリーク(漏れ)が発生する場合がある。具体的
には、冷却パイプ28の両端部が接続されたマニホール
ド34、36は通常は大気圧領域につながっており、一
方、イオン引出し孔23、25の周りはイオンビーム引
き出しのために真空雰囲気にされるので、この真空雰囲
気中へ大気圧領域から空気が漏れ、甚だしい場合には冷
媒32が漏れることになる。
【0013】従って従来の電極20では、その製作後
に、CTスキャン等の非破壊検査やリークチェック等を
実施して接合状態を、即ちリーク経路の有無を確認する
必要があり、この確認作業に非常に手間がかかる。
【0014】また、接合不良を発見したとしても、その
接合不良を直してリーク経路のない電極を再生する作業
は困難であり、従って従来の電極20は製作上の歩留ま
りも悪い。
【0015】その結果、従来の電極20は、製作コスト
が高くついていた。
【0016】そこでこの発明は、2枚の電極板間に固相
拡散接合不良部分が生じたとしても、冷却パイプの端部
からイオン引出し孔に通じるリークが発生することを防
止することを主たる目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1のイ
オン源用電極は、前記冷却パイプをチタン製とし、この
冷却パイプと前記2枚の電極板との間を固相拡散接合し
ていることを特徴としている(請求項1)。
【0018】チタンとアルミニウムとは金属的に固相拡
散接合が可能である。従って、チタン製の冷却パイプと
アルミニウム製の2枚の電極板との間を固相拡散接合し
ておくことにより、従来例と違って、冷却パイプと2枚
の電極板間に隙間が存在しなくなる。仮にこの冷却パイ
プと2枚の電極板間に固相拡散接合不良が生じたとして
も、それが冷却パイプの端部および2枚の電極板間の固
相拡散接合不良部分の両方につながる可能性は極めて小
さい。従って、2枚の電極板間に固相拡散接合不良部分
が生じたとしても、その接合不良部分と冷却パイプの端
部とをつなぐリーク経路が形成されないので、冷却パイ
プの端部からイオン引出し孔に通じるリークが発生する
ことを防止することができる。
【0019】この発明に係る第2のイオン源用電極は、
前記冷却パイプをステンレス鋼製とし、この冷却パイプ
の両端部付近の周囲にチタン層をそれぞれ設け、このチ
タン層と冷却パイプとの間および当該チタン層と前記2
枚の電極板との間を固相拡散接合していることを特徴と
している(請求項2)。
【0020】チタンはアルミニウムとだけでなくステン
レス鋼とも固相拡散接合が可能である。従って、冷却パ
イプの両端部付近において、チタン層とステンレス鋼製
の冷却パイプとの間および当該チタン層と2枚のアルミ
ニウム製の電極板との間を固相拡散接合しておくことに
より、冷却パイプの両端部付近においてリーク経路を断
つことができる。その結果、2枚の電極板間に固相拡散
接合不良部分が生じたとしても、その接合不良部分と冷
却パイプの端部とをつなぐリーク経路が形成されなくな
るので、冷却パイプの端部からイオン引出し孔に通じる
リークが発生することを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係るイオン源
用電極の一例を部分的に示す断面図であり、図4の線A
−Aに沿う断面図に相当する。図4〜図6の従来例と同
一または相当する部分には同一符号を付し、以下におい
ては当該従来例との相違点を主に説明する。また、平面
図は図4を、そのB−B断面は図6をそれぞれ参照する
ものとする。
【0022】この実施例の電極20aは、従来例のステ
ンレス鋼製の冷却パイプ28の代わりに、チタン製の冷
却パイプ28aを採用し、この冷却パイプ28aと前述
した2枚のアルミニウム製の電極板22および24との
間を固相拡散接合している。
【0023】チタンとアルミニウムとは金属的に固相拡
散接合が可能である。従って、例えば、電極板24に設
けた前述した溝26にチタン製の冷却パイプ28aを入
れて当該冷却パイプ28aを2枚のアルミニウム製の電
極22および24間に挟み込み、前述した熱間等方圧加
圧法によって接合を行うことによって、2枚の電極板2
2および24間だけでなく、この2枚の電極板22、2
4と冷却パイプ28aとの間も固相拡散接合することが
できる。
【0024】このように冷却パイプ28aと2枚の電極
板22、24との間を固相拡散接合しておくことによ
り、従来例と違って、冷却パイプ28aと2枚の電極板
22、24間に隙間が存在しなくなる。仮にこの冷却パ
イプ28aと2枚の電極板22、24間に固相拡散接合
不良部分が生じたとしても、それが冷却パイプ28aの
端部および以下に述べる2枚の電極板22、24間の固
相拡散接合不良部分の両方につながる可能性は極めて小
さい。その結果、2枚の電極板22、24間に固相拡散
接合不良部分が生じたとしても、その接合不良部分と冷
却パイプ28aの端部とをつなぐリーク経路が形成され
ないので、冷却パイプ28aの端部からイオン引出し孔
23、25に通じるリークが発生することを防止するこ
とができる。
【0025】例えば、冷却パイプ28aと2枚の電極板
22、24との間を固相拡散接合しておくことにより、
冷却パイプ28aに沿って当該冷却パイプ28aの端部
ひいてはこの例ではマニホールド34または36につな
がる、図4に示した経路40に相当する経路は生じない
ので、仮に2枚の電極板22、24間の固相拡散接合不
良部分を通る、図4に示した経路42に相当する経路が
生じたとしても、この一方の経路だけでは冷却パイプ2
8aの端部にまではリーク経路がつながらない。従っ
て、冷却パイプ28aの端部からイオン引出し孔23、
25に通じるリークが発生することを防止することがで
きる。
【0026】その結果、この電極20aの品質が安定す
ると共に製作上の歩留まりも向上し、かつ従来の電極2
0で必要であった接合状態の確認作業を省略することが
可能になり、ひいてはこの電極20aのコスト低減が可
能になる。
【0027】図2は、この発明に係るイオン源用電極の
他の例を部分的に示す断面図であり、図4の線B−Bに
沿う断面図に相当する。図1の実施例との相違点を主体
に説明すると、この実施例の電極20aは、従来例と同
様のステンレス鋼製の冷却パイプ28を採用し、この冷
却パイプ28の両端部付近の周囲に、より具体的にはこ
の例では当該冷却パイプ28とマニホールド34および
36との接続部分の周囲に、チタン層44を設け、この
チタン層44と冷却パイプ28との間および当該チタン
層44と2枚のアルミニウム製の電極板22および24
との間を固相拡散接合している。
【0028】チタンはアルミニウムとだけでなく、ステ
ンレス鋼とも固相拡散接合が可能である。従って、例え
ば、電極板24に設けた溝26にステンレス鋼製の冷却
パイプ28を入れて当該冷却パイプ28を2枚のアルミ
ニウム製の電極板22および24間に挟み込み、かつ冷
却パイプ28の両端部付近にチタン箔を巻いておき、前
述した熱間等方圧加圧法によって接合を行うことによっ
て、チタン箔が上記チタン層44になり、2枚の電極板
22および24間だけでなく、この2枚の電極板22、
24と冷却パイプ28との間もチタン層44を介して固
相拡散接合することができる。
【0029】このように冷却パイプ28の両端部付近に
おいて、チタン層44と冷却パイプ28との間および当
該チタン層44と2枚の電極板22、24との間を固相
拡散接合しておくことにより、冷却パイプ28の両端部
付近においてリーク経路を断つことができる。その結
果、2枚の電極板22、24間に固相拡散接合不良部分
が生じたとしても、その接合不良部分と冷却パイプ28
の端部とをつなぐリーク経路が形成されないので、冷却
パイプ28の端部からイオン引出し孔23、25に通じ
るリークが発生することを防止することができる。
【0030】例えば、冷却パイプ28と2枚の電極板2
2、24との間をチタン層44を介して固相拡散接合し
ておくことにより、先の実施例の場合と同様に、冷却パ
イプ28の端部ひいてはこの例ではマニホールド34ま
たは36につながる、図4に示した経路40に相当する
経路は生じないので、仮に2枚の電極板22、24間の
固相拡散接合不良部分を通る、図4に示した経路42に
相当する経路が生じたとしても、この一方の経路だけで
は冷却パイプ28の端部にまではリーク経路がつながら
ない。従って、冷却パイプ28の端部からイオン引出し
孔23、25に通じるリーク経路が発生することを防止
することができる。
【0031】その結果、この電極20aの品質が安定す
ると共に製作上の歩留まりも向上し、かつ従来の電極2
0で必要であった接合状態の確認作業を省略することが
可能になり、ひいてはこの電極20aのコスト低減が可
能になる。
【0032】しかもこの実施例の場合は、図1に示した
実施例が採用しているチタン製の冷却パイプ28aに比
べて安価かつ入手が容易なステンレス鋼製の冷却パイプ
28を採用しているので、より一層のコスト低減が可能
になる。
【0033】なお、イオン引出し孔の形状は、上記例の
ような多数の丸いイオン引出し孔23、25以外に、そ
れらをつないだような細長いスリット状のもの等も採り
得る。
【0034】また、上記電極20aは、イオン源におけ
るプラズマ電極以外の電極、例えば前述した抑制電極1
2や接地電極13等にも勿論使用することができる。
【0035】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るので、次のような効果を奏する。
【0036】請求項1記載の発明によれば、チタン製の
冷却パイプとアルミニウム製の2枚の電極板との間を固
相拡散接合しておくことにより、冷却パイプに沿うリー
ク経路が形成されなくなる。従って、2枚の電極板間に
固相拡散接合不良部分が生じたとしても、その接合不良
部分と冷却パイプの端部とをつなぐリーク経路が形成さ
れないので、冷却パイプの端部からイオン引出し孔に通
じるリークが発生することを防止することができる。
【0037】その結果、この電極の品質が安定すると共
に製作上の歩留まりも向上し、かつ従来の電極で必要で
あった接合状態の確認作業を省略することが可能にな
り、ひいてはこの電極のコスト低減が可能になる。
【0038】請求項2記載の発明によれば、冷却パイプ
の両端部付近において、チタン層とステンレス鋼製の冷
却パイプとの間および当該チタン層と2枚のアルミニウ
ム製の電極板との間を固相拡散接合しておくことによ
り、冷却パイプの両端部付近においてリーク経路を断つ
ことができる。従って、2枚の電極板間に固相拡散接合
不良部分が生じたとしても、その接合不良部分と冷却パ
イプの端部とをつなぐリーク経路が形成されないので、
冷却パイプの端部からイオン引出し孔に通じるリークが
発生することを防止することができる。
【0039】その結果、この電極の品質が安定すると共
に製作上の歩留まりも向上し、かつ従来の電極で必要で
あった接合状態の確認作業を省略することが可能にな
り、ひいてはこの電極のコスト低減が可能になる。
【0040】しかもこの発明の場合は、チタン製の冷却
パイプに比べて安価かつ入手が容易なステンレス鋼製の
冷却パイプを採用しているので、より一層のコスト低減
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るイオン源用電極の一例を部分的
に示す断面図であり、図4の線A−Aに沿う断面図に相
当する。
【図2】この発明に係るイオン源用電極の他の例を部分
的に示す断面図であり、図4の線B−Bに沿う断面図に
相当する。
【図3】イオン源の一例を示す概略図である。
【図4】従来のイオン源用電極の一例を示す平面図であ
る。
【図5】図4の線A−Aに沿う部分断面図である。
【図6】図4の線B−Bに沿う部分断面図である。
【符号の説明】
20a 電極 22、24 電極板 23、25 イオン引出し孔 26 溝 28 ステンレス鋼製の冷却パイプ 28a チタン製の冷却パイプ 44 チタン層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン引出し孔を有していて、イオン源
    においてイオンビームの引き出しに用いられるものであ
    って、2枚のアルミニウム製の電極板の少なくとも一方
    の電極板の相対向面側に形成した溝に、冷媒を通す冷却
    パイプを入れて当該冷却パイプを2枚の電極板間に挟み
    込み、かつ2枚の電極板間を固相拡散接合して成る電極
    において、前記冷却パイプをチタン製とし、この冷却パ
    イプと前記2枚の電極板との間を固相拡散接合している
    ことを特徴とするイオン源用電極。
  2. 【請求項2】 イオン引出し孔を有していて、イオン源
    においてイオンビームの引き出しに用いられるものであ
    って、2枚のアルミニウム製の電極板の少なくとも一方
    の電極板の相対向面側に形成した溝に、冷媒を通す冷却
    パイプを入れて当該冷却パイプを2枚の電極板間に挟み
    込み、かつ2枚の電極板間を固相拡散接合して成る電極
    において、前記冷却パイプをステンレス鋼製とし、この
    冷却パイプの両端部付近の周囲にチタン層をそれぞれ設
    け、このチタン層と冷却パイプとの間および当該チタン
    層と前記2枚の電極板との間を固相拡散接合しているこ
    とを特徴とするイオン源用電極。
JP33127197A 1997-11-13 1997-11-13 イオン源用電極 Pending JPH11149882A (ja)

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