JPH11149848A - スイッチ - Google Patents

スイッチ

Info

Publication number
JPH11149848A
JPH11149848A JP32955197A JP32955197A JPH11149848A JP H11149848 A JPH11149848 A JP H11149848A JP 32955197 A JP32955197 A JP 32955197A JP 32955197 A JP32955197 A JP 32955197A JP H11149848 A JPH11149848 A JP H11149848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
knob
cover member
switch means
pressed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32955197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Yoneshima
慶之 米島
Masataka Maehara
正孝 前原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMK Corp
Original Assignee
SMK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMK Corp filed Critical SMK Corp
Priority to JP32955197A priority Critical patent/JPH11149848A/ja
Publication of JPH11149848A publication Critical patent/JPH11149848A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Tumbler Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構造でスイッチの切換ができ、組立性、
操作性が良く、防塵効果があり、静電気の進入が防止で
き、操作感触を良好にする。 【解決手段】基板2に半田付けされた第一のMTスイッ
チ4a、第二のMTスイッチ4b、第三のMTスイッチ
4cを一体に覆う覆い部材5とコイルばね7とによっ
て、つまみ6が上方へ付勢されて中立位置に支持され
る。そして、つまみ6の傾動操作により、第一のMTス
イッチ4a、第三のMTスイッチ4cが覆い部材5を介
在して押圧され、つまみ6の垂直方向への押圧操作によ
り、第二のMTスイッチ4bが押圧されため、1つのつ
まみで3つのMTスイッチを押圧することができて組立
性、操作性が良く、又、覆い部材によって覆われている
ため防塵効果に優れ、静電気の進入も防止でき、さらに
覆い部材5を介在して押圧できるので、操作感触が柔ら
かくなって操作性が良好になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチに関する
ものであり、さらに詳しくは、一つの操作摘みで複数の
スイッチ手段の開閉操作を行うスイッチに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来において、例えばカーソルの移動制
御を行う場合には、機器に複数のつまみを近接配置し
て、カーソルの移動方向等に応じて押圧するつまみを選
択して押圧していた。即ち、従来のスイッチ100は、
第10図、第11図に示すように、リモコン等の機器の
上ケース101及び下ケース103、つまみ102a,
102b,102c、基板104、メカニカルタクトス
イッチ(以下「MTスイッチ」と記す)105a,10
5b,105cからなっている。
【0003】MTスイッチ105a,105b,105
cは、基板104に各々半田付けされており、基板10
4は下ケース103に固定されている。 MTスイッチ
105a,105b,105cの構造は、図では詳細を
省略しているが、すでに広く知られている一般的な構造
であり、内部に一端が内底面に露出し他端が外部に突出
する少なくとも2種類の固定端子108がインサート成
型によって絶縁ハウジングに植設されており、その上に
一方の固定端子108と常に導通している皿状の薄板導
電板が載置されており、さらに、絶縁ハウジングに上下
動自在にアクチュエータ107が取り付けられている。
このようなMTスイッチは、アクチュエータ107を押
圧することにより、薄板導電板を弾性変形させて固定接
点108間を短絡させ、スイッチの開閉を行うものであ
る。
【0004】つまみ102a,102b,102cは、
MTスイッチ105a,105b,105c上に載置
され、上ケース101との間でがた付かない程度に挟持
されており、さらに一部が上ケースから外部に突出して
互いに近接配置されている。又、フランジ部106によ
って、上ケース101から抜け出ないようになってい
る。
【0005】このようなスイッチ100は、例えばカー
ソルを上方向に移動させたい場合にはつまみ102aを
押圧し、カーソルを下方向に移動させたい場合にはつま
み102cを押圧し、カーソルを移動させて選んだメニ
ューを決定する際にはつまみ102bを押圧する。つま
み102a,102b,102cが押圧されると、アク
チュエータ107が押されて、MTスイッチ105a,
105b,105cがオンする。つまみ102a,10
2b,102cの押圧をやめると、 MTスイッチ10
5a,105b,105c内の薄板導電板の弾性復帰力
によってアクチュエータ107が上方へ復帰し、つまみ
102a,102b,102cも初期の状態に復帰し
て、MTスイッチ105a,105b,105c がオ
フする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のス
イッチ100は、カーソルの移動方向等に応じて、その
都度目視によって押圧するつまみを選択しなければなら
ないという問題があった。これに対して、単純につまみ
102a,102b,102cを一体にする方法も考え
られるが、カーソルを上下方向へ移動させるためにMT
スイッチ105a又は105cを押圧している最中に、
MTスイッチ105bが押されないようにしなければな
らず、単純に一体にするだけではその動作に問題があっ
た。又、シーソースイッチ等を使用することも可能であ
るが、シーソースイッチをリモコン等の小型機器に搭載
した場合には、つまみをシーソー動作させる機構を設け
なければならず、複雑な機構となってリモコン自体が大
型化してしまうという問題があった。
【0007】又、上ケース101とMTスイッチ105
a,105b,105cとの間に介在する部材がなにも
ないため、上ケース101の隙間から機器の内部に塵埃
が進入して、接触不良が生じる問題があった。特に上ケ
ース101に対するつまみ102a,102b,102
cの取り付けは、つまみ102a,102b,102c
の上下動がスムーズに行えるように、上ケース101と
つまみ102a,102b,102とcの間に隙間を設
けてあり、この隙間から塵埃が進入し、MTスイッチ内
部にも進入して接触不良を生じるという問題があった。
これに対して、MTスイッチに防塵構造を施すことが考
えられるが、MTスイッチが複数ある場合には、その一
つ一つに防塵構造を施さなければならず、MTスイッチ
の製造コストが上昇するという問題があった。又、使用
者の指に帯電した静電気が、つまみ102a,102
b,102cを伝って基板104上に達しやすいため、
基板104に半田付けされているIC等(図示省略)に
悪影響を及ぼすという問題があった。
【0008】又、従来は、操作用つまみやアクチュエー
タがABS樹脂等により形成されているため、操作用の
つまみで直接アクチュエータを押圧していることによ
り、操作用つまみとアクチュエータとの両者が当たった
ときに操作感触が硬く、操作性が悪いという問題があっ
た。
【0009】本発明の目的は、簡易な構造で複数のスイ
ッチ手段を一つのつまみで押圧することができ、製造コ
ストが低減できて組み立て容易であり、防塵性に優れ、
静電気の影響を受けず、操作性が良好なスイッチを提供
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板に半田付
けされて前記基板の導電回路パターンと電気的に接続す
る複数の第一のスイッチ手段と、ケースに上下動及び傾
動自在に保持されて、一部がケースから外部に突出する
とともに、下方へ突出する第一の押圧部と、前記第一の
押圧部より下方への突出量が少ない第二の押圧部とを有
するつまみと、前記基板と密着して前記基板上に固定さ
れ、複数の前記第一のスイッチ手段を覆う上方に凸形状
の覆い部を有する弾性材より形成した覆い部材と、前記
つまみと前記覆い部材との間に位置する弾性部材とから
なり、前記つまみが前記弾性部材と前記覆い部材との両
方により上方へ付勢され、前記弾性部材は前記第一の押
圧部の近傍を付勢しているとともに、前記つまみを垂直
方向に押圧した際には前記第一の押圧部が前記第一のス
イッチ手段の少なくとも一つを押圧し、前記つまみを傾
動方向に押圧した際には前記第二の押圧部が他の前記第
一のスイッチ手段を押圧するとともに前記第一の押圧部
が前記第一のスイッチ手段を押圧しないことを特徴とす
る。
【0011】つまみを弾性部材及び覆い部材の弾性力に
抗して傾動すると、傾動方向の位置にある第一のスイッ
チ手段のが、つまみの第二の押圧部により押圧されてオ
ンし、押圧をやめると弾性部材及び覆い部材の弾性力に
よってつまみが付勢されてつまみが初期位置に復帰し、
第一のスイッチ手段がオフになる。この時に、つまみを
意識的に垂直下方に押圧しなければ、垂直下方の位置に
ある第一のスイッチ手段が押されることはない。又、つ
まみを弾性部材及び覆い部材の弾性力に抗して垂直下方
に押圧すると、垂直下方の位置にある第一のスイッチ手
段が、つまみの第一の押圧部により押圧されてオンし、
押圧をやめると弾性部材及び覆い部材の弾性力によって
つまみが付勢されてつまみが初期位置に復帰し、第一の
スイッチ手段がオフになる。この時に、つまみを意識的
に傾動方向に押圧しなければ、傾動方向にある第一のス
イッチ手段が押されることはない。
【0012】更に、前記基板上の前記第一のスイッチ手
段が設けられている部分以外の他の部分に複数の固定接
点を形成し、前記覆い部材の前記固定接点に対向する位
置にスイッチ操作部を形成し、前記スイッチ操作部の前
記固定接点に対向する内部天面に導電部を形成して、前
記導電部と前記固定接点との接離により開閉する第二の
スイッチ手段を設けたことを特徴とする。
【0013】スイッチ操作部を押圧すると、スイッチ操
作部が弾性変形し、スイッチ操作部に形成した導電部が
固定接点に接触して、第二のスイッチ手段がオンとな
る。又、スイッチ操作部の押圧をやめると、スイッチ操
作部の自身の弾性力によってスイッチ操作部が復帰し、
導電部と固定接点が離れて第二のスイッチ手段がオフと
なる。
【0014】更に、前記第二のスイッチ手段により所望
の制御を遠隔操作により行うことを特徴とする。
【0015】操作用つまみの押圧により、第二のスイッ
チ手段に予め設定されている制御信号が出力されて遠隔
操作により機器を制御することができる。操作用つまみ
の押圧をやめると、制御信号の出力が停止して機器の制
御も停止する。
【0016】更に、前記第一のスイッチ手段により、所
望のメニューの選択及びメニューの決定を行うことを特
徴とする。
【0017】つまみにより複数の第一のスイッチ手段の
うちの一つを押圧すると、表示部に表示されたメニュー
上をカーソルが移動し、また別の第一のスイッチ手段の
一つを押圧すると、上記とは逆方向にカーソルが移動す
る。そして、自分の希望するメニューの領域にカーソル
を静止させ、さらに別の一つの第一のスイッチ手段を押
圧すると、選んだメニューが決定されてそのメニューが
実行される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して詳細に説明する。スイッチ1は、基板2、上ケ
ース3、第一のスイッチ手段である第一のMTスイッチ
4a及び第二のMTスイッチ4b及び第三のMTスイッ
チ4c、覆い部材5、つまみ6、弾性部材であるコイル
ばね7、下ケース13からなる。第1図乃至第5図は本
発明の一実施例を示したものであり、第1図は機器にス
イッチ1を取り付けた状態のスイッチ1の部分のみの平
面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図は第1
図のB−B線断面図、第4図は覆い部材5の平面図、第
5図は第4図のC−C線断面図である。
【0019】基板2には、所望の導電回路パターン(図
示省略)が印刷形成されている。上ケース3及び下ケー
ス13は、例えばリモコンのような機器の外枠であり、
上ケース3の上板11aに窓穴10が形成されており、
上板11aの底面側から下方へ向けて固定壁11bが一
体に形成されている。固定壁11bは、第一のMTスイ
ッチ4a及び第二のMTスイッチ4b及び第三のMTス
イッチ4cを取り囲むように周囲に形成されており、対
向する内側壁11bには上ケース3の上方から下端まで
凹溝12が左右同じ位置に形成されている。
【0020】つまみ6は、操作部20と、第二のMTス
イッチ4bを押圧するとともに、コイルばね7のガイド
及び保持となる第一の押圧部23、第一のMTスイッチ
4a及び第三のMTスイッチ4cとを押圧する第一の押
圧部より長さが短い第二の押圧部21と、両側方に突出
してつまみ6が傾動するときの支点となる軸22とを有
している。
【0021】覆い部材5は、第4図、第5図に示すよう
に、上方に凸形状の覆い部33が形成されており、覆い
部33の外周には固定片31が形成されている。又、覆
い部33の上面の略中央には窪み部30が形成されてい
るとともに、覆い部33の内部は空洞の収納部32とな
っている。又、覆い部材5は、シリコンゴム等の弾性材
により形成されている。
【0022】次に、このスイッチ1の組立方法について
説明する。まず最初に、上ケース3を上下逆にして(第
1図の状態から上下逆にして)、上ケース3の窓穴10
に操作部20を位置合わせし、又、軸22を固定壁11
bの凹溝12の下端から挿入する。次に、コイルばね7
を第一の押圧部23に挿入する。コイルばね7の内径
は、第一の押圧部23の外径よりも大きく形成されてお
り、コイルばね7の伸縮が第一の押圧部23によって妨
げられないようになっている。次に、覆い部材5をその
上から被せる。この時に、覆い部材5の窪み部30にコ
イルばね7の下端が当接するように位置合わせする。次
に、第一のMTスイッチ4a、第二のMTスイッチ4
b、第三のMTスイッチ4cを半田付けした基板2が固
定されている下ケース13を、上ケース3に載せ、上ケ
ース3と下ケース13とをねじ(図示省略)でねじ止め
して、互いに固定する。これで組立は完成するが、完成
した状態で、コイルばね7は上下方向に圧縮された状態
になっているとともに、つまみ6の第一の押圧部23と
第二の押圧部21とが覆い部材5を若干圧縮している。
従って、つまみ6は、全体的に上方へ付勢されて操作部
20が窓穴10から突出する。又、第一の押圧部23及
び第二の押圧部21とが覆い部材5によって上方へ付勢
され、上方へは軸22が凹溝12に係合することにより
抜け止めされているため、つまみ6はがたつきなく中立
位置(第2図の状態)に静止する。又、覆い部材5の固
定片31が、基板2とケース3の固定壁11との間で圧
接挟持されて、覆い部材5が基板2上に密着した状態で
動かないように固定される。又、つまみ6は、ケース3
に対して、軸22を支点として、傾動可能であるととも
に、上下方向にもスライド可能な状態で取り付けられて
いる。
【0023】このように組み立てられたスイッチ1は、
つまみ6をコイルばね7と覆い部材5の弾性力に抗して
図2中X方向へ押圧しながら傾けると、コイルばね6が
縮むとともに第二の押圧部21によって押されて覆い部
材5が弾性変形する。そのままX方向へ押圧し続ける
と、第二の押圧部21が覆い部材5を介して第一のMT
スイッチ4aを押圧してスイッチオンとなる。この状態
から、つまみ6への押圧をやめると、覆い部材5とコイ
ルばね7の自身の復帰力によってつまみ6が初期状態に
戻り、スイッチオフとなる。尚、つまみ6は、垂直方向
である図2中Z方向への動作荷重(MTスイッチをスイ
ッチオンするのに必要な荷重)がX方向又はY方向への
動作荷重の2乃至3倍になるように、コイルばね7によ
り上方へ付勢されているため、つまみ6を意識的にZ方
向へ押圧しない限り、第二のMTスイッチ4bがスイッ
チオンすることはない。つまみ6を図2中Y方向へ傾け
た時にも同様の動きであり、第三のMTスイッチ4cが
押圧される以外は同じ動きであるため、その説明を省略
する。つまみ6を図2中垂直方向つまりZ方向に押した
場合には、コイルばね6が縮むとともに、第一の押圧部
23及び第二の押圧部21とによって覆い部材5が押さ
れて弾性変形する。そのままZ方向へ押し続けると第一
の押圧部23によって第二のMTスイッチ4bが押され
てスイッチオンとなる。この時に、覆い部材5に窪み部
30が形成され、さらに第二の押圧部21の長さが第一
の押圧部23の長さよりも短いため、第一のMTスイッ
チ4a及び第三のMTスイッチ4cが押されることはな
い。この状態から、つまみ6への押圧をやめると、覆い
部材5とコイルばね7の自身の復帰力によってつまみ6
が初期状態に戻り、スイッチオフとなる。
【0024】第6図乃至第9図は、本発明のスイッチ1
をリモコン50に取り付けた状態を示すものであり、以
下に詳細に説明する。尚、同一部分には同一番号を付し
て、その説明を省略する。
【0025】リモコン50は上ケース3と下ケース13
とによって外側が覆われており、その内部に、基板2、
覆い部材54等が収納固定されている。基板2には、導
電回路パターン(図示省略)が形成されているのは前述
と同様であるが、第6図に示すように、さらに、2つの
電気的に独立している固定接点53が、近接対向配置し
た状態で印刷形成されている。この固定接点53は、第
一のMTスイッチ4a、第二のMTスイッチ4b、第三
のMTスイッチ4cが半田付けされる部分以外の部分に
形成される。
【0026】覆い部材54は第7図に示すように、シリ
コンゴム等の弾性部材により形成されており、多数のス
イッチ操作部52が上方へ凸形状に形成されている。ス
イッチ操作部52は、リモコン50に基板3と覆い部材
54を組み込んだときに、固定接点53と対向するよう
な位置に形成されている。又、スイッチ操作部52の内
部天面には、導電部51が形成されている。上ケース3
には、窓穴10´が複数形成されている。窓穴10´
は、上ケース3と下ケース13を組み付けた時に、スイ
ッチ操作部52が外部に突出できるような位置に形成さ
れている。
【0027】リモコン50を組み立てると、第8図のよ
うな状態になる。即ち、ケース3の窓穴10からつまみ
6の操作部20が突出し、窓穴10´からはスイッチ操
作部52が突出する。又、導電部51と固定接点53と
が所定間隔で電気的に絶縁した状態で対向し、第二のス
イッチ手段となっている。又、ケース3の一部に液晶画
面55が形成されており、この液晶画面55に第8図に
示すように「TV」「VTR」「LD」等のメニューが
表示される。
【0028】このようなリモコン50によりテレビを遠
隔制御する場合には、導電部51と固定接点53との開
閉によりチャンネル、音量等を制御する。又、スイッチ
1の傾動又は押圧操作により、液晶55に表示されたメ
ニュー56をカーソル57を動かすことによって選択
し、又は選択したメニューを決定することができる。即
ち、つまみ6をXの方向に傾けるとカーソル57が第9
図中上方へ移動し、逆につまみ6をYの方向に傾けると
カーソル57が第9図中下方へ移動する。つまみ6をX
又はYに傾けることによって、カーソル57を上下動さ
せて所望のメニューの位置までカーソル57を移動させ
る。カーソル57が所望の位置まで来た時に、つまみ6
の傾動操作をやめると、カーソル57の移動が停止す
る。この状態で今度は、つまみ6を下方つまりZ方向に
押すと、選択したメニューが決定する。これら一連のメ
ニュー選択の決定、信号の送信は、リモコン50内部の
基板2に実装されているCPU(図示省略)が行ってい
る。尚、リモコン50から送信された信号は、機器側の
受信部で受信されて、機器側で選択されたメニューが何
であるかを判断し、その実行を行う。
【0029】このようなスイッチ1は、垂直方向への動
作荷重を傾動方向への動作荷重の2乃至3倍とし、さら
に第一の押圧部23の長さが第二の押圧部21の長さよ
りも長く、コイルばね7は第一の押圧部23を上方へ付
勢しているため、第一のMTスイッチ4a, 第三のMT
スイッチ4cを押圧する時に、第二のMTスイッチ4b
が押されることはなく、簡易な構造でただ一つのMTス
イッチを押圧することができる。又、第一のMTスイッ
チ4a、第二のMTスイッチ4b、第三のMTスイッチ
4cを覆い部材5で一体に覆うため、各々のMTスイッ
チに防塵を施す必要がないため、製造コストが低減でき
て組み立て容易であり、その上、防塵効果にも優れてい
る。又、使用者の指に帯電した静電気のMTスイッチ4
a,4b,4cへの進入を防げるため、誤動作する恐れも
ない。又、つまみ6が、覆い部材5を介在して第一のM
Tスイッチ4a、第二のMTスイッチ4b、第三のMT
スイッチ4cを押圧するため、操作感触が柔らかく、操
作性が良い。又、覆い部材54に、収納部32と導電部
51とを形成した場合には、スイッチ操作部52と覆い
部33とを別々の部材に形成する場合に比べて、部品点
数が減少して組立性が良く、製造コストが低減できる。
【0030】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で種々の変形が考えられ
る。例えば、本発明は、3つのMTスイッチを覆い部材
5で覆うようにしたが、必ずしも3つである必要はな
く、任意の数のスイッチを覆うことができる。又、つま
み6も、3つのスイッチを押圧する場合に限らず、任意
の数のスイッチを押圧することができる。又、スイッチ
1をリモコン50に取り付けるだけでなく、テレビ等の
機器本体の操作パネル部分やキーボード等、カーソルを
制御する装置であれば何でも取り付けられる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスイッチ
は、垂直方向への動作荷重を傾動方向への動作荷重より
も大きくし、さらにつまみに設けた第一の押圧部の長さ
が第二の押圧部の長さよりも長く、弾性部材が第一の押
圧部の近傍を付勢しているため、簡易な構造で、つまみ
を垂直方向及び傾動方向のいずれに押圧した場合でも、
押圧方向にある第一のスイッチ手段のみをオンすること
ができる。複数の第一のスイッチ手段が覆い部材で覆わ
れているため、第一のスイッチ手段の各々に防塵手段を
施す必要がないため製造コストが低減できて、組み立て
容易であり、その上、防塵効果にも優れている。又、つ
まみによる第一のスイッチ手段の開閉操作が、覆い部材
を介在して行えるため、操作性が良好となる。又、覆い
部材に、第二のスイッチ手段のスイッチ操作部と覆い部
とを形成する場合には、覆い部とスイッチ操作部を別々
の部材に形成する場合に比べて、部品点数が減少して組
立性が良く、製造コストが低減できる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイッチ1を機器に取り付けた状
態の、スイッチ1の部分のみを示した平面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】図1のB−B線断面図
【図4】覆い部材5の平面図
【図5】図4のC−C線断面図
【図6】本発明に係るスイッチ1をリモコン50に取り
付けた場合の、要部縦断面図
【図7】他の例の覆い部材54の平面図
【図8】本発明に係るスイッチ1をリモコン50に取り
付けた状態を示す図
【図9】液晶画面55を示した図
【図10】従来のスイッチ100を機器に取り付けた状
態の、スイッチ100の部分のみを示した平面図
【図11】図10のM−M線断面図
【符号の説明】
1 スイッチ 2 基板 3 上ケース 4a,4b,4c MTスイッチ(第一のスイッチ手段) 5,54 覆い部材 6 つまみ 7 コイルばね(弾性部材) 10,10´ 窓穴 11a 上ケース 11b 保護壁 12 凹溝 13 下ケース 20 操作部 21 第二の押圧部 22 軸 23 第一の押圧部 30 窪み 31 固定片 32 収納部 33 覆い部 50 リモコン 52 スイッチ操作部 53 固定接点(第二のスイッチ手段) 55 液晶画面 56 メニュー 57 カーソル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に半田付けされて前記基板の導電回
    路パターンと電気的に接続する複数の第一のスイッチ手
    段と、ケースに上下動及び傾動自在に保持されて、一部
    がケースから外部に突出するとともに、下方へ突出する
    第一の押圧部と、前記第一の押圧部より下方への突出量
    が少ない第二の押圧部とを有するつまみと、前記基板と
    密着して前記基板上に固定され、複数の前記第一のスイ
    ッチ手段を覆う上方に凸形状の覆い部を有する弾性材よ
    り形成した覆い部材と、前記つまみと前記覆い部材との
    間に位置する弾性部材とからなり、前記つまみが前記弾
    性部材と前記覆い部材との両方により上方へ付勢され、
    前記弾性部材は前記第一の押圧部の近傍を付勢している
    とともに、前記つまみを垂直方向に押圧した際には前記
    第一の押圧部が前記第一のスイッチ手段の少なくとも一
    つを押圧し、前記つまみを傾動方向に押圧した際には前
    記第二の押圧部が他の前記第一のスイッチ手段を押圧す
    るとともに前記第一の押圧部が前記第一のスイッチ手段
    を押圧しないことを特徴とするスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記基板上の、前記第一のスイッチ手段
    が設けられている部分以外の他の部分に複数の固定接点
    を形成し、前記覆い部材の前記固定接点に対向する位置
    にスイッチ操作部を形成し、前記スイッチ操作部の前記
    固定接点に対向する内部天面に導電部を形成して、前記
    導電部と前記固定接点との接離により開閉する第二のス
    イッチ手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のス
    イッチ。
  3. 【請求項3】 前記第二のスイッチ手段により所望の制
    御を遠隔操作により行うことを特徴とする請求項2記載
    のスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記第一のスイッチ手段により、所望の
    メニューの選択及びメニューの決定を行うことを特徴と
    する請求項1,2又は3記載のスイッチ。
JP32955197A 1997-11-13 1997-11-13 スイッチ Pending JPH11149848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32955197A JPH11149848A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32955197A JPH11149848A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 スイッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11149848A true JPH11149848A (ja) 1999-06-02

Family

ID=18222630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32955197A Pending JPH11149848A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11149848A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002031848A1 (fr) * 2000-10-06 2002-04-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Structure de commutation multifonctionnelle
US7746323B1 (en) 1999-10-01 2010-06-29 Panasonic Corporation 5-directional key operation device
CN102779674A (zh) * 2012-07-11 2012-11-14 东莞市凯华电子有限公司 三向开关

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7746323B1 (en) 1999-10-01 2010-06-29 Panasonic Corporation 5-directional key operation device
WO2002031848A1 (fr) * 2000-10-06 2002-04-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Structure de commutation multifonctionnelle
US6777632B1 (en) 2000-10-06 2004-08-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Multifunctional switch structure
CN102779674A (zh) * 2012-07-11 2012-11-14 东莞市凯华电子有限公司 三向开关

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3903731B2 (ja) 多方向入力装置およびこれを用いた電子機器
EP1168396B1 (en) Tactile electromechanical data input mechanism
US5510584A (en) Sequentially operated snap action membrane switches
EP0837419B1 (en) Multidirectional operating switch and multidirectional operating apparatus using the same
US6657141B1 (en) Four-way slide switch
JP2004013507A (ja) 多方向操作スイッチおよびこれを用いた多方向入力装置
JP2001075718A (ja) スイッチ付きタブレット入力装置
JP2003045291A (ja) 操作ボタン構造
JPH11149848A (ja) スイッチ
JP3936852B2 (ja) スライド操作式スイッチ
JP4375381B2 (ja) 多方向入力装置およびこれを備えた電子機器
KR101394880B1 (ko) 디스플레이를 갖는 포웨이 로커 스위치
JPH0935574A (ja) 押釦スイッチ
JP3937670B2 (ja) 多方向操作スイッチ
JP3652234B2 (ja) スライド操作式スイッチ
JP2008311009A (ja) 押圧操作装置
JPH06331873A (ja) 入力装置
JP4071579B2 (ja) キースイッチ装置及びこれを備えた携帯電話機器並びに電子機器
JP2002229478A (ja) 制御ボタンを形成する表示デバイスを有する電子装置
JP4937994B2 (ja) 多方向スライド式スイッチ
JP7175794B2 (ja) 片持ち構造体及びこれを用いた操作装置
JP2874609B2 (ja) 電子天秤
JP4461337B2 (ja) 多方向スイッチ装置およびこれを含む複合スイッチ装置および映像音響機器
JP2001148217A (ja) 多接点キーとこの多接点キーを備えた小型電子機器
JP2002124152A (ja) 電子機器の操作釦