JPH11149159A - パタン形成方法及び半導体素子の製造方法 - Google Patents

パタン形成方法及び半導体素子の製造方法

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JPH11149159A
JPH11149159A JP9314792A JP31479297A JPH11149159A JP H11149159 A JPH11149159 A JP H11149159A JP 9314792 A JP9314792 A JP 9314792A JP 31479297 A JP31479297 A JP 31479297A JP H11149159 A JPH11149159 A JP H11149159A
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pattern forming
forming method
pattern
compound
carbon atoms
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JP9314792A
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Hiroko Tsuchiya
裕子 土屋
Koji Hattori
孝司 服部
Hiroshi Shiraishi
洋 白石
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ArFエキシマレーザの波長193nmを含む
遠紫外線領域において透明で、かつドライエッチング耐
性が高く、水性アルカリ現像特性が良好でかつ高解像
度,高安定性のカルボン酸系パタン形成材料およびそれ
を使用したパタン形成方法を提供する。 【解決手段】カルボン酸を側鎖に含むアルカリ可溶性樹
脂及び活性化学線照射により酸を生じる化合物及び酸触
媒反応によりアルカリ水溶液に対し溶解性を減少または
増加させる反応性を有する化合物とイオン解離性の化合
物を含むパタン形成材料を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置等の製
造に用いられるフォトリソグラフィプロセスにおいて使
用されるパタン形成材料並びにこれを使用したパタン形
成方法、およびフォトリソグラフィプロセスを含む半導
体装置等の製造方法に関する。さらに詳しくは、ArF
エキシマレーザ光等の波長220nm以下の遠紫外線を
用いたフォトリソグラフィプロセスに好適な感光性組成
物を用いたパタン形成材料及びパタン形成方法ならびに
半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高集積化並びに高密度化に
伴い、高圧水銀ランプのg線(436nm),i線(3
65nm),KrFエキシマレーザ(248nm)と、
より短波長光源を用いたフォトリソグラフィ技術が開発
されてきた。近年、最小加工寸法が0.25 ミクロンよ
り更に小さい領域のフォトリソグラフィ技術として、A
rFエキシマレーザ(193nm)を光源に用いたフォ
トリソグラフィ技術が注目されている。
【0003】ArFエキシマレーザの波長は芳香族フェ
ニル基の吸収極大にあたり、フェノール樹脂を主成分と
する従来のフォトレジスト材料では、単層レジストプロ
セスは困難となる。このため、ArFエキシマレーザの
波長193nmで透過率が高く、かつドライエッチング
耐性があり、水性アルカリ現像可能な種々のレジスト用
高分子材料が提案されている。それらには例えば、特開
平4−39665号,特開平4−184345号,特開平4−226461
号,特開平5−80515号,特開平5−265212 号,特開平5
−257284号,特開平5−346668号,特開平7−28237号,
特開平7−199467号,特開平7−234511号,特開平8−8292
5号,特開平8−259626号などがある。
【0004】上記の従来例に開示されている樹脂ならび
に感光性組成物は、水性アルカリ可溶性を有するカルボ
ン酸基とドライエッチング耐性を担う脂環族構造を含む
カルボン酸系樹脂材料を利用している。カルボン酸基は
フェノール性水酸基よりも極性が高く、親水性が大き
い。一方、ドライエッチング耐性を担っている脂環族構
造は疎水性が強い。このように、脂環族構造を含むカル
ボン酸系樹脂からなるパタン形成材料の塗膜は、膜中に
極端な親水性部分と極端な疎水性部分が混在しているた
め、ノボラック樹脂やポリヒドロキシスチレンなどのフ
ェノール性樹脂を含むパタン形成材料の塗膜と比較し
て、一般的に水性アルカリ現像特性が良くないものが多
い。例えば、ポジ型レジストの場合、現行の水性アルカ
リ現像液(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイ
ド(TMAH)の水溶液)に浸すと、塗膜の膨潤,クラ
ック,パタンの剥がれ,パタンの倒れ,不均一な溶解,
層分離などが生じ、パタン形状が悪化するという問題が
ある。
【0005】このようなカルボン酸系樹脂の水性アルカ
リ現像特性を改良する方法のひとつとして、現像液にイ
ソプロピルアルコールを添加する方法が開示されている
(特開平7−234511号)。また、特開平8−220774号に
は、従来の水性アルカリ現像液に使用されているTMA
Hの代わりに、長鎖アルキルアンモニウム化合物を使用
する方法が開示されている。
【0006】上記の従来例に記載されている現像方法
は、現像液の親水性を低下させることによって塗膜の現
像液に対する溶解速度を低下させることを試みたもので
ある。この方法は、クラック,不均一な溶解,層分離等
防止には有効であるが、未露光部分の非膨潤化には有効
であるとは言い難い。カルボン酸系樹脂を含むパタン形
成材料では、現像後に残るべき部分(ポジ型パタン形成
材料では未露光部分,ネガ型パタン形成材料では露光部
分がそれぞれ相当する)に極性の高いカルボン酸基が存
在すると、水性アルカリ現像の際に現像液が染み込みや
すく、露光部分が膨潤し、パタンの剥がれ,パタン倒れ
等が生じる。この膨潤現象は、サブミクロン以下のパタ
ン形成が要求されるArFリソグラフィにおいて大きな
問題となり、従来の技術では高解像性を維持することは
困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ArFエキ
シマレーザの波長193nmを含む遠紫外線領域におい
て透明でドライエッチング耐性も高く、水性アルカリ可
溶性を有するカルボン酸を側鎖に含む高分子材料を含
み、非膨潤な水性アルカリ現像特性を示し、かつ高解像
度であるカルボン酸系パタン形成材料を使用したパタン
形成方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、(a)カル
ボン酸を側鎖に含むアルカリ可溶性樹脂及び(b)活性
化学線照射により酸を生じる化合物及び(c)酸触媒反
応によりアルカリ水溶液に対し溶解性を減少または増加
させる反応性を有する化合物及び(d)一般式(1)で
示されるイオン解離性の化合物または一般式(2)で示
されるイオン解離性の化合物を含有してなるパタン形成
材料を使用したパタン形成方法により達成できる。特
に、水性アルカリ現像液に、(e)一般式(3)または
一般式(4)で示されるハロゲン化アルキル化合物を添加
するパタン形成方法により、更に効果的に達成できる。
【0009】
【化5】
【0010】(式中、R1,R2,R3、及びR4は水
素,炭素数1〜7のアルキル基またはアリール基で、Y
1は塩素,臭素,ヨウ素,水酸基,炭素数1〜7のカル
ボナート基または炭素数1〜7のスルホナート基を表
す)
【0011】
【化6】
【0012】(式中、R5,R6、及びR7は水素,炭
素数1〜7のアルキル基またはアリール基で、Y2は塩
素,臭素,ヨウ素,水酸基,炭素数1〜7のカルボナー
ト基を表す)
【0013】
【化7】
【0014】(式中、R8,R9,R10、及びR11
は水素,炭素数1〜7のアルキル基またはアリール基
で、Y3は塩素,臭素,ヨウ素,炭素数1〜7のカルボ
ナート基または炭素数1〜7のスルホナート基を表す)
【0015】
【化8】
【0016】(式中、R12,R13、及びR14は水
素,炭素数1〜7のアルキル基またはアリール基で、Y
4は塩素,臭素,ヨウ素,炭素数1〜7のカルボナート
基を表す) このとき、上記の(a)成分のカルボン酸を側鎖に含む
水性アルカリ可溶性樹脂の例として、構造式(5)で表
される樹脂を使用することが可能である。
【0017】
【化9】
【0018】(ただし、Xは脂肪族炭化水素化合物の誘
導体または環状脂肪族炭化水素化合物の誘導体であり、
Y,Zは脂肪族炭化水素化合物の誘導体または環状脂肪
族炭化水素化合物の誘導体である。また、l,m,nは
正の整数であり、l+m+n=100である) カルボン酸構造を側鎖に含む環状脂肪族炭化水素化合物
の誘導体の例として、メタクリル酸エステル側鎖に導入
された環状脂肪族炭化水素化合物にカルボン酸基を付与
した樹脂が挙げられる。上記以外のカルボン酸を側鎖に
含むアルカリ可溶性樹脂の使用も可能である。
【0019】上記の(b)成分である活性化学線により
酸を発生する化合物の例として、各種ジアゾニウム塩,
各種のオニウム塩,フェノール性水酸基を複数含む化合
物とアルキルスルホン酸とのエステル,各種ハロゲン化
合物が挙げられる。本発明における塩の対アニオンは、
テトラフルオロホウ酸,ヘキサフルオロアンチモン酸,
トリフルオロメタンスルホン酸,トリフルオロ酢酸,ト
ルエンスルホン酸等のルイス酸が挙げられる。上記以外
の活性化学線照射により酸を発生する化合物の使用も可
能である。
【0020】上記の(c)成分である酸触媒反応により
アルカリ水溶液に対し溶解性を減少させる反応性を有す
る化合物としては、少なくとも1つのアルコール性水酸
基を持つ脂肪族炭化水素化合物の誘導体または環状脂肪
族炭化水素化合物の誘導体が望ましい。例えば、1−ア
ダマンタノール、2−メチル−2−アダマンタノール、
exo −ノルボルネンオール、endo−ノルボルネンオー
ル、1,2−シクロヘキサンジオール、1,4−ジオキ
サン−2,3−ジオール、等のように、環状脂肪族炭化
水素骨格を持つ2級ないし3級アルコール化合物が挙げ
られる。上記以外の少なくとも1つのアルコール性水酸
基を持つ脂肪族炭化水素化合物の誘導体または環状脂肪
族炭化水素化合物の誘導体の使用も可能である。更に、
少なくとも1つのアルコール性水酸基を持つ脂肪族炭化
水素化合物の誘導体または環状脂肪族炭化水素化合物の
誘導体を2種類以上組み合わせて使用することも可能で
ある。
【0021】上記の(d)成分である一般式(1)また
は一般式(2)で示されるイオン解離性の化合物として
は、塩化テトラペンチルアンモニウム,酢酸アンモニウ
ム等のアンモニウム塩が挙げられる。また、ヨウ化トリ
メチルスルホニウム,ヨウ化エチルジメチルスルホニウ
ム等のスルホニウム塩の使用も可能である。
【0022】これらの塗膜中にあるイオン解離性化合物
は、水性アルカリ現像液に接触すると塗膜中のカルボン
酸基と水性アルカリ現像液に対し難溶性の塩を形成し、
水性アルカリ現像液の塗膜中への急激な染み込みを防止
し、溶解速度をコントロールする。その結果、水性アル
カリ現像液でノボラック樹脂等のフェノール性樹脂の塗
膜を現像するときに観察されるように、干渉縞を生じた
逐次的かつ均一的な塗膜の現像が可能となる。
【0023】上記の(e)成分である一般式(3)また
は一般式(4)で示されるハロゲン化アルキル化合物と
しては、塩化テトラペンチルアンモニウム,ヨウ化テト
ラペンチルアンモニウム,臭化テトラペンチルアンモニ
ウム等が挙げられる。これらのハロゲン化アルキル化合
物を水性アルカリ現像液に添加すると、塗膜の現像液に
対する溶解速度を低下させ現像液の塗膜中への急激な染
み込みを防止する作用があるため、更なる溶解プロセス
のコントロールが可能となる。
【0024】本発明中、パタン形成の際に照射する活性
化学線として、電子線,X線,紫外線が挙げられる。紫
外線の光源としては波長248nmのKrFエキシマレ
ーザが挙げられる。波長200nm以下の遠紫外光は、
重水素ランプ,SOR光,ArFエキシマレーザ等を光
源とすることが可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明をさらに具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定さ
れるものではない。
【0026】(実施例1)構造式(5)で表されるメタ
クリル酸エステル側鎖に導入された環状脂肪族炭化水素
化合物にカルボン酸基を付与した樹脂(ただし、Xは環
状脂肪族炭化水素化合物の誘導体であり、Y,Zは脂肪
族炭化水素化合物の誘導体または環状脂肪族炭化水素化
合物の誘導体である。また、l,m,nは正の整数であ
り、l+m+n=100である):100重量部と、
1,4−ジオキサン−2,3−ジオール:20重量部
と、トリフェニルスルホニウムトリフレート:5重量部
と、塩化テトラペンチルアンモニウム1重量部をシクロ
ヘキサノンに溶解して、固形分濃度約15重量%の溶液
を配合した。
【0027】
【化10】
【0028】シリコンウエハ上に上述の組成の溶液を滴
下し回転塗布した後、100℃で5分間プリベークして
膜厚0.5 ミクロンのレジスト膜を得た。この基板に2
50nmの干渉フィルタ(日本真空光学製)を介した水
銀キセノンランプ(600W)の光を照射した後、100
℃で5分間熱処理した。次に、水酸化テトラメチルアン
モニウム0.119 重量%を含む水溶液で、上記の基板
を現像し、純水でリンスした。その結果、露光量30m
J/cm2 以上で残膜率1のネガ型レジストパタンを得
た。
【0029】(実施例2)前記の実施例1に記載の手法
において、現像液を水酸化テトラメチルアンモニウム
0.119 重量%と塩化テトラペンチルアンモニウム
0.012 重量%を含む水溶液とした。その結果、露光
量50mJ/cm2 以上で残膜率1のネガ型レジストパタ
ンを得た。
【0030】(実施例3)前記の実施例1に記載の手法
において、現像液を水酸化テトラメチルアンモニウム
0.119重量%と酢酸アンモニウム0.012重量%を
含む水溶液とした。その結果、露光量50mJ/cm2
上で残膜率1のネガ型レジストパタンを得た。
【0031】(実施例4)ヘキサメチルジシラザンで処
理したシリコン基板上に、実施例1のレジスト溶液を回
転塗布し、塗布後100℃で2分間加熱処理して、膜厚
0.50μm のレジスト膜を形成した。これをKrFエ
キシマレーザステッパ(NA0.45)を用いて微細パタ
ンの露光を行った。露光後ベークを100℃で2分間行
った。現像は水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液
(0.119重量%)で、23℃で90秒間行い、続けて
60秒間純水でリンスした。その結果、露光量30mJ
/cm2のときに、レジスト膜の未露光部のみが現像液に
溶解除去され、ネガ型の0.2μmラインアンドスペー
スパタンが得られた。このレジストを現像する際に、パ
タンの剥離,膨潤,クラックなどは観察されなかった。
【0032】(実施例5)実施例4に記載の手法におい
て、現像液を水酸化テトラメチルアンモニウム0.11
9 重量%と塩化テトラペンチルアンモニウム0.012
重量%を含む水溶液とした。その結果、露光量50m
J/cm2 のときに、レジスト膜の未露光部のみが現像液
に溶解除去され、ネガ型の0.2μm ラインアンドスペ
ースパタンが得られた。このレジストを現像する際に、
パタンの剥離,膨潤,クラックなどは観察されなかっ
た。
【0033】(実施例6)実施例4に記載の手法におい
て、現像液を水酸化テトラメチルアンモニウム0.11
9重量%と水酸化アンモニウム0.012重量%を含む
水溶液とした。その結果、露光量50mJ/cm2 のとき
に、レジスト膜の未露光部のみが現像液に溶解除去さ
れ、ネガ型の0.2μm のラインアンドスペースパタン
が得られた。このレジストを現像する際に、パタンの剥
離,膨潤,クラックなどは観察されなかった。
【0034】(実施例7)窒素で装置内部を置換した露
光実験装置に、実施例1のレジストを塗布した基板を入
れ、その上に石英板上にクロムでパタンを描いたマスク
を密着させた。そのマスクを通じてArFエキシマレー
ザ光を照射し、その後100℃で2分間露光後ベークを
行った。現像は水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液
(0.119重量%)で、23℃で120秒間行い、続け
て60秒間純水でリンスした。その結果、露光量30m
J/cm2 のときに、レジスト膜の未露光部のみが膨潤す
ることなく現像液に溶解除去され、良好なネガ型の0.
25μm ラインアンドスペースパタンが得られた。
【0035】(実施例8)実施例7に記載の手法におい
て、現像液を水酸化テトラメチルアンモニウム0.11
9重量%と塩化テトラペンチルアンモニウム0.012
重量%を含む水溶液とした。その結果、露光量50mJ
/cm2 のときに、レジスト膜の未露光部のみが膨潤する
ことなく現像液に溶解除去され、良好なネガ型の0.2
5μm ラインアンドスペースパタンが得られた。
【0036】(実施例9)所定の工程を行いアルミ膜を
形成した基板上に、実施例1で使用した組成のパタン形
成材料を滴下し回転塗布した後、100℃で5分間プリ
ベークして膜厚0.5 ミクロンのレジスト膜を得た。こ
の基板に位相シフトマスクを介した波長248nmのK
rFエキシマレーザの光を照射した後、100℃で5分
間熱処理した。次に、水酸化テトラメチルアンモニウム
0.119 重量%を含む水溶液で上記の基板を現像し、
純水でリンスした。その結果、良好なネガ型のラインア
ンドスペースパタンを得ることができた。
【0037】上記基板上に形成されたレジストパタンを
マスクとして下地のアルミ膜を塩素ガス並びに3塩化ホ
ウ素ガスを含むガスを用いて所定の条件でドライエッチ
ングした。次に上記レジストパタンを除去して、所望の
アルミ配線パタンを形成した。走査型電子顕微鏡で観察
した結果、加工寸法0.4 ミクロンの良好なアルミ配線
パタンを形成することができた。
【0038】(実施例10)実施例9に記載の手法にお
いて、現像液を水酸化テトラメチルアンモニウム0.1
19重量%と塩化テトラペンチルアンモニウム0.01
2重量%を含む水溶液とした。その結果、実施例9同様
に良好なネガ型のラインアンドスペースパタンを得るこ
とができた。
【0039】上記基板上に形成されたレジストパタンを
マスクとして下地のアルミ膜を塩素ガス並びに3塩化ホ
ウ素ガスを含むガスを用いて所定の条件でドライエッチ
ングした。次に上記レジストパタンを除去して、所望の
アルミ配線パタンを形成した。走査型電子顕微鏡で観察
した結果、加工寸法0.4 ミクロンの良好なアルミ配線
パタンを形成することができた。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、遠紫外線,電子線,X
線、その他の活性化学線に対して高透過性でドライエッ
チング耐性を持ち且つ高感度で良好な水性アルカリ現像
特性を持つネガ型パタン形成材料を利用したパタン形成
方法を得ることができた。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルボン酸を側鎖に含む水性アルカリ可溶
    性樹脂と、活性化学線照射により酸を生じる化合物と、
    酸触媒反応によりアルカリ水溶液に対し当該塗膜の溶解
    性を減少または増加させる反応性を有する化合物と、一
    般式(1)で示されるイオン解離性の化合物または一般
    式(2)で示されるイオン解離性の化合物を少なくとも
    含むことを特徴とするパタン形成材料からなる塗膜を、
    所定の基板上に形成する工程と、当該塗膜に活性放射線
    を照射して所定のパタン潜像を形成する工程と、アルカ
    リ水溶液で現像して当該塗膜に所定のネガ型パタンを形
    成する工程からなるパタン形成方法。 【化1】 (式中、R1,R2,R3、及びR4は水素,炭素数1
    〜7のアルキル基またはアリール基で、Y1は塩素,臭
    素,ヨウ素,水酸基,炭素数1〜7のカルボナート基ま
    たは炭素数1〜7のスルホナート基を表す) 【化2】 (式中、R5,R6、及びR7は水素,炭素数1〜7の
    アルキル基またはアリール基で、Y2は塩素,臭素,ヨ
    ウ素,水酸基,炭素数1〜7のカルボナート基を表す)
  2. 【請求項2】請求項1において、イオン解離性の化合物
    がテトラペンチルアンモニウムのハロゲン化物であるこ
    とを特徴とするパタン形成方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、テトラペンチルアンモ
    ニウムのハロゲン化物が塩化テトラペンチルアンモニウ
    ムであることを特徴とするパタン形成方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、現像液のアルカリ水溶
    液が一般式(3)または一般式(4)で示されるハロゲン
    化アルキル化合物を少なくとも含むことを特徴とするパ
    タン形成方法。 【化3】 (式中、R8,R9,R10、及びR11は水素,炭素
    数1〜7のアルキル基またはアリール基で、Y3は塩
    素,臭素,ヨウ素,炭素数1〜7のカルボナート基また
    は炭素数1〜7のスルホナート基を表す) 【化4】 (式中、R12,R13、及びR14は水素,炭素数1
    〜7のアルキル基またはアリール基で、Y4は塩素,臭
    素,ヨウ素,炭素数1〜7のカルボナート基を表す)
  5. 【請求項5】請求項4において、ハロゲン化アルキル化
    合物がテトラペンチルアンモニウムのハロゲン化物であ
    ることを特徴とするパタン形成方法。
  6. 【請求項6】請求項5において、テトラペンチルアンモ
    ニウムのハロゲン化物が塩化テトラペンチルアンモニウ
    ムであることを特徴とするパタン形成方法。
  7. 【請求項7】請求項1において、当該活性放射線が波長
    250nm以下の遠紫外光であるパタン形成方法。
  8. 【請求項8】請求項1において、当該活性放射線が波長
    220nm以下の遠紫外光であるパタン形成方法。
  9. 【請求項9】請求項1において、当該活性放射線が波長
    193nmのArFエキシマレーザであるパタン形成方
    法。
  10. 【請求項10】請求項第1項から第9項記載のパタン形
    成方法を使用することを特徴とする半導体素子の製造方
    法。
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