JPH11148808A - 形状認識装置 - Google Patents

形状認識装置

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JPH11148808A
JPH11148808A JP31523597A JP31523597A JPH11148808A JP H11148808 A JPH11148808 A JP H11148808A JP 31523597 A JP31523597 A JP 31523597A JP 31523597 A JP31523597 A JP 31523597A JP H11148808 A JPH11148808 A JP H11148808A
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正美 石井
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清英 関本
Norio Kamagami
則夫 鎌上
Yutaka Hisamitsu
豊 久光
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査ミラーの小型化を可能とし、投光するパ
ルスレーザー光の走査スピードを高め、対象物の形状認
識の高速化を可能とする。 【解決手段】 パルスレーザー光をX軸ミラー23およ
びY軸ミラー24を用いて二次元走査しつつ対象物17
に向けて投光する投光部19と、前記対象物17からの
反射レーザー光を受光する受光部20とをセンサヘッド
部10に分離配置すると共に、受光部20が、パルスレ
ーザー光の走査範囲と同じかそれより広い視野角を有す
る集光レンズ21と、この集光レンズ21の焦点領域に
設置された撮像素子22とにより構成されるようにして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物の表面形状
を非接触で遠隔から認識できる形状認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、対象物の表面形状を遠隔で非接触
に認識する形状認識装置が知られており、たとえば、船
艙にバラ積みされた石炭や鉄鉱石などの対象物の表面位
置、すなわち対象物の積層高さの計測などに用いられて
いる。
【0003】図2に示すように、このような従来の形状
認識装置1は、例えば、レーザー投光部2、部分透過ミ
ラー3、X軸ミラー4およびその駆動部5、Y軸ミラー
6およびその駆動部7、保護窓部8、撮像素子9などか
らなるセンサヘッド部10と、システム制御部11、パ
ルスレーザー発振器12、スキャナ制御回路13、時間
間隔計測回路14などからなる信号処理部15とで構成
されている。
【0004】そして、システム制御部11からの指令に
基づいてパルスレーザー発振器12からパルスレーザー
光が発信され、レーザー投光部2からパルスレーザー光
が投光され、パルスレーザー光は、部分透過ミラー3、
X軸ミラー4およびY軸ミラー6、保護窓部8を介し
て、船艙16内にバラ積みされた対象物17へ照射され
る。
【0005】この時、システム制御部11からの指令に
基づいてスキャナ制御回路13によりX軸ミラー4の駆
動部5およびY軸ミラー6の駆動部7が制御され、X軸
ミラー4およびY軸ミラー6が回転または往復旋回され
て、レーザー投光部2からのパルスレーザー光が船艙1
6内にバラ積みされた対象物17上で二次元走査され
る。
【0006】そして、対象物17から反射されたレーザ
ー光は、保護窓部8、Y軸ミラー6、X軸ミラー4、お
よび、部分透過ミラー3を介して撮像素子9で受光さ
れ、撮像素子9からの受光信号が時間間隔計測回路14
へ送られて、時間間隔計測回路14が、パルスレーザー
光が投光されてから受光されるまでの時間を計測し、シ
ステム制御部11がこの時間に基づき、対象物17まで
の距離を求めると共に、これらの距離データを合成して
対象物の表面形状を認識する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の形状認識装置1においては、撮像素子9によって受
光される反射レーザー光がY軸ミラー6およびX軸ミラ
ー4を介して受光される構成となっていたため、計測速
度が遅くなってしまうという問題があった。
【0008】すなわち、レーザー投光部2からのパルス
レーザー光は極めて細い線径であるが、対象物17で反
射されて戻ってくる反射レーザー光量を高感度に検出す
るため、X軸ミラー4およびY軸ミラー6のミラー径を
たとえば5〜6cm程度にまで大きくせざるを得ないの
が実状であった。
【0009】その結果、ミラーの大型化に伴なって駆動
部5、7に負担がかかり、ミラーの走査スピードが遅く
なるため、対象物17の形状認識が素速く行えないとい
う問題があった。
【0010】そこで、本発明は、上述の実状に鑑み、ミ
ラーの小型化を可能とし、ミラーの走査スピードを高め
て、高速で対象物の形状認識が可能となる形状認識装置
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、パルスレーザ
ー光をX軸ミラーおよびY軸ミラーを用いて二次元走査
しつつ対象物に向けて投光する投光部と、前記対象物か
らの反射レーザー光を受光する受光部とをセンサヘッド
部に分離配置すると共に、受光部を、パルスレーザー光
の走査範囲と同じかそれより広い視野角を有する集光レ
ンズと、この集光レンズの焦点領域に設置された撮像素
子とで構成したことを特徴とする形状認識装置にかかる
ものである。
【0012】この場合において、前記センサヘッド部
に、対象物のレーザー光軌跡を撮影可能な撮像装置を備
えるようにしても良い。
【0013】上記構成によれば以下のような作動が得ら
れる。
【0014】センサヘッド部を構成する投光部により、
パルスレーザー光をX軸ミラーおよびY軸ミラーを用い
て二次元走査しつつ対象物に向けて投光し、前記対象物
からの反射レーザー光を受光部で受光する。
【0015】この際、受光部を、パルスレーザー光の走
査範囲と同じかそれより広い視野角を有する集光レンズ
と、この集光レンズの焦点領域に設置された撮像素子と
で構成したので、X軸ミラーおよびY軸ミラーを大型化
する必要がなくなり、その分、X軸ミラーおよびY軸ミ
ラーを大幅に小型化することが可能となる。
【0016】この結果、X軸ミラーおよびY軸ミラーが
軽量となり、それぞれの駆動部の負担が大幅に軽減され
るので、パルスレーザー光の走査スピードを高速化する
ことが可能となり、対象物に対する形状計測速度を極め
て高速化することができ、よって、対象物が動く場合
や、センサヘッド部を動かすような場合でも、支障な
く、距離の測定を行わせることが可能となる。
【0017】この場合において、前記センサヘッド部
に、撮像装置を備えて対象物のレーザー光軌跡を撮影さ
せるようにすることもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態の一例であ
り、形状認識装置の基本的な構成については、図2と同
様であるため、同一の部分については同一の符号を付す
ことにより説明を省略する。
【0020】又、本実施の形態では、図2と同様、船艙
16内にバラ積みされた鉄鉱石などの対象物17の形状
を認識する場合について説明する。
【0021】本発明は、センサヘッド部10を、投光部
19と受光部20に分離したところにその特徴がある。
【0022】より具体的に説明すると、投光部19にお
けるパルスレーザー光を投光する保護窓部8の側部に、
対象物17から反射されたレーザー光を受光する受光部
20を取付ける。上記受光部20は、船艙16内に対す
るパルスレーザー光の走査範囲と同じかそれより広い視
野角を有する集光レンズ21と、この集光レンズ21の
焦点領域に配設された例えばフォトダイオードなどの撮
像素子22とで構成されている。集光レンズ21は、広
角レンズ、好ましくは、魚眼レンズを用いるのが良い。
【0023】これに伴い、投光部19に設けられるX軸
ミラー23およびY軸ミラー24を小型化する。
【0024】更に、必要に応じて、センサヘッド部10
に船艙16内を撮影可能な撮像装置25を設ける。上記
撮像装置25は、船艙16内を撮影可能な視野角を有す
る集光レンズ26と、集光レンズ26の焦点領域に配設
されたCCDなどの撮像素子27とで構成されている。
【0025】これに伴って、信号処理部15に、撮像素
子27からのレーザー光軌跡の映像信号を画像処理する
画像処理回路28を設け、画像処理回路28で画像処理
した映像を表示可能なシステム制御/画像表示部29を
設ける。
【0026】次に、上記構成の形状認識装置1の動作に
ついて説明する。
【0027】センサヘッド部10の投光部19からパル
スレーザー光が投光されると、パルスレーザー光は、船
艙16内にバラ積みされた鉄鉱石などの対象物17に当
たって反射される。その反射光が、受光部20のパルス
レーザー光の走査範囲と同じかそれより広い視野角を有
する集光レンズ21で集光され、撮像素子22に受光さ
れることになる。これにより、時間間隔計測回路14や
システム制御/画像表示部29によって対象物17まで
の距離を測定することが可能となる。
【0028】したがって、本実施の形態によれば、対象
物によって反射されたレーザー光をY軸ミラー24およ
びX軸ミラー23を介して受光せずに、集光レンズ21
を通して受光するようにしているので、反射レーザー光
を受けるためにX軸ミラー23およびY軸ミラー24を
大型化する必要がなくなり、その分、X軸ミラー23お
よびY軸ミラー24を大幅に小型化することが可能とな
る。ちなみに、従来はミラー径を5〜6cm程度にする
必要があったが、本実施の形態ではミラー径を7〜8m
m程度にまで小型化することが可能となった。
【0029】この結果、X軸ミラー23およびY軸ミラ
ー24が軽量となり、それぞれの駆動部5、7の負担が
大幅に軽減されるので、パルスレーザー光の走査スピー
ドを数kHz程度にまで高速化することが可能となり、
対象物17に対する形状計測速度を極めて高速化するこ
とができ、よって、対象物17が動く場合や、センサヘ
ッド部10を動かすような場合でも、支障なく、距離の
測定を行わせることが可能となる。
【0030】一方、センサヘッド部10に取付けた撮像
装置25では、対象物17を走査するパルスレーザー光
の反射光は、船艙16内を撮影可能な視野角を有する集
光レンズ26を通して、CCDなどの撮像素子27に規
則的な投光スポット列像として撮影され、撮像素子27
からの映像信号は、画像処理回路28で画像処理された
後、システム制御/画像表示部29へ送られ、システム
制御/画像表示部29で、時間間隔計測回路14からの
往復時間のデータと合成されて対象物17の表面の凹凸
の処理が行われ、対象物17の表面形状が認識されると
共に対象物17の表面形状が表示される。
【0031】尚、上記実施例では、対象物17として船
艙16内にバラ積みされた鉄鉱石などの例を説明したが
これに限らないこと、その他、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の形状認識
装置によれば、センサヘッド部からの対象物に投光され
る線径が極めて小さいパルスレーザー光のみがX軸ミラ
ーおよびY軸ミラーを通ることになり、X軸ミラーおよ
びY軸ミラーの大幅な小型化を図ることが可能となり、
X軸ミラーおよびY軸ミラーを軽量とすることができる
ので、それぞれの駆動部の負担を軽減でき、パルスレー
ザー光の走査スピードを高速化することが可能となり、
対象物の形状計測速度の高速化を図ることができるとい
う優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例に係る形状認識装置
を示す構成図である。
【図2】従来の形状認識装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 形状認識装置 10 センサヘッド部 17 対象物 19 投光部 20 受光部 21 集光レンズ 22 撮像素子 23 X軸ミラー 24 Y軸ミラー 27 撮像素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌上 則夫 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 久光 豊 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルスレーザー光をX軸ミラーおよびY
    軸ミラーを用いて二次元走査しつつ対象物に向けて投光
    する投光部と、前記対象物からの反射レーザー光を受光
    する受光部とをセンサヘッド部に分離配置すると共に、
    受光部を、パルスレーザー光の走査範囲と同じかそれよ
    り広い視野角を有する集光レンズと、この集光レンズの
    焦点領域に設置された撮像素子とで構成したことを特徴
    とする形状認識装置。
  2. 【請求項2】 前記センサヘッド部に、対象物のレーザ
    ー光軌跡を撮影可能な撮像装置を備えた請求項1記載の
    形状認識装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005055311A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Yaskawa Electric Corp スキャナ装置のキャリブレーション方法
JP2010156613A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 異物除去装置及び石炭中の異物除去方法
CN108680116A (zh) * 2018-06-12 2018-10-19 苏州睿牛机器人技术有限公司 激光传感器
CN108680117A (zh) * 2018-06-12 2018-10-19 苏州睿牛机器人技术有限公司 一种激光传感器

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