JP7215472B2 - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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本発明は、撮像装置および撮像方法に関する。
近年、撮像装置は、被写体をフィルムに写し込む銀塩カメラから、CCD(Charged-coupled devices)やCMOS(Complementary metal-oxide-semiconductor)などの光学センサ(光学イメージセンサ)に感光するデジタルカメラに置き換わり、その信号は光学イメージセンサ上の画素に光学画像(光学イメージ)として記録される。
一方、被測定対象である物体までの距離を測定するための3次元センサによる測距技術の開発が盛んに行われている。その技術の一つとして3次元レーザ計測がある。レーザ機器から発するレーザ光が物体に反射して返ってくるまでの時間と反射強度をもとにレーザ機器から物体までの距離を計測するもので、レーザ光を一定間隔で放射状に発することで3次元の点群データを得ることができる。なお、以下の説明では、3次元センサの被測定対象である物体についても被写体と称する。
3次元レーザ計測によれば、物体の3次元形状を調べることはできるが、写真のように画像として取得していないので、例えば金具が外れていないか、部材に割れや腐食がないか等の物体の状況を把握することには適さない。また、3次元レーザ計測用の機器は、一般に撮像装置に比べて格段に高価であり、かつ、写真撮影と比べて計測時間も長く、取得した点群データを図面に起こす際にも多くの手間がかかるため、全般的に高コストである。また、3次元レーザ計測機器は大きく重く取り扱いが容易ではないため、高所かつ不安的な箇所での計測には不適である。
3次元センサによる測距技術として、パルス光を投光してから、該パルス光が物体で反射して戻ってくるまでの時間に基づいて物体までの距離を求めるTOF(Time of Flight)演算方式を用いた測距技術が知られている(例えば、特許文献1,2)。
TOFによる測距技術では、画素がセンサ上に2次元配列されたエリアイメージセンサ(TOFイメージセンサ)が用いられ、それぞれの画素には距離情報が記録される。なお、TOFイメージセンサの各画素に画素情報が記録されたものをTOFイメージ(TOF画像)とも称する。
このような測距に用いられるエリアイメージセンサの画素数は、撮像装置に一般に用いられている光学イメージセンサの画素数に比べると少ないため、測距に用いられるエリアイメージセンサを用いても、光学イメージセンサで記録できるほどの高精彩な光学画像を記録することはできない。
光学画像と距離情報とを併せて取得する技術として、1つの装置内に光学イメージセンサとその撮像光学系、エリアイメージセンサとその撮像光学系を並べて設けた技術が知られている、また、特許文献3には、被写体から反射された光に含まれる多重波長帯域の光を通過させる第1フィルタと、制御信号により、多重波長帯域の光に含まれる特定波長帯域の光を通過させる第2フィルタと、記多重波長帯域の光を光電変換した第1画像信号と、特定波長帯域の光を光電変換した第2画像信号と、を検出する検出部と、第1画像信号から第2画像信号を除去した差分画像信号と、第2画像信号とを利用して、カラー画像及び深さ画像を生成する画像処理装置が開示されている。
しかしながら、1つの装置内に光学イメージセンサとその撮像光学系、エリアイメージセンサとその撮像光学系を並べて設けた場合、各撮像光学系での撮影位置はずれることとなるため、光学画像の画素レベルで一致した距離情報を取得することはできない。また、特許文献3の技術では、時分割切り替えによる同じ画素を光学画像と距離情報の取得に共用して、光学画像の複数の画素に対して1の距離情報を得ているため、光学画像の画素レベルで一致した距離情報を取得することはできない。
このように、従来、撮像装置で撮影される高精細な光学画像の画素情報に、画素単位で被写体までの距離情報を記録することはできなかった。
そこで本発明は、撮像装置で撮影される光学画像の画素情報に、画素単位で被写体までの距離情報を記録することができる撮像装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る撮像装置は、
センサに被写体の像を結像させる2以上の撮像光学系と、
前記被写体を照射する2以上の発光部と、
前記2以上の撮像光学系と前記2以上の発光部とを所定の角度分回転させる回転制御手段と、
前記センサにより撮像された像から4πラジアンの立体角内の像を得る撮像制御手段と、を備える全天球型の撮像装置であって、
前記2以上の撮像光学系は、可視光を撮像する光学センサに前記被写体の像を結像させる第1の撮像光学系と、前記被写体までの距離を測定する3次元センサに前記被写体の像を結像させる第2の撮像光学系と、を有し、
前記第1の撮像光学系と前記第2の撮像光学系とは、それぞれの光軸が一致しており、互いに異なる方向を撮像するものであり、
前記2以上の発光部は、前記回転制御手段による回転方向における前記第2の撮像光学系の両側に、前記第2の撮像光学系の撮像範囲側を照射可能に設けられ、
前記撮像制御手段は、前記回転制御手段により前記撮像装置を所定の角度で回転させつつ、前記光学センサと前記3次元センサとを用いて同時に撮像させるものである。
本発明によれば、撮像装置で撮影される光学画像の画素情報に、画素単位で被写体までの距離情報を記録することができる。
撮像装置の一例を示す断面構成図である。 撮像装置による撮影処理の一例を示すフローチャートである。 (a)光学イメージセンサの受光部、(b)TOFイメージセンサの受光部を示す模式図である。 ベイヤー配列の配列パターンの説明図である。 距離情報が付与された光学画像のデータファイル構造の一例を示す図である。 TOFイメージセンサの機能構成の一例を示すブロック図である。 投光系の機能構成の一例を示すブロック図である。 パルス制御信号のタイミングチャートの一例である。 光源駆動信号のタイミングチャートの一例である。 受光系の機能構成の一例を示すブロック図である。 3次元情報取得部と受光部との間の信号の送受信の説明図である。 TOFイメージセンサにおける1フレームの概略図である。 全天球型撮像装置の要部構成図である。 全天球型撮像装置の上視図である。 全天球型撮像装置による撮影処理の一例を示すフローチャートである。 全天球型撮像装置の概略横視図である。 全天球型撮像装置の光源の一例を示す概略図である。 光源の照射角度の説明図である。 全天球型撮像装置による撮影処理の説明図である。
以下、本発明に係る構成を図1から図19に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
本発明に係る撮像装置の一実施形態である撮像装置1について説明する。本実施形態に係る撮像装置は、センサに被写体の像を結像させる撮像光学系(撮像光学系5)と、被写体を照射する発光部(光源21)と、を備えた撮像装置(撮像装置1)であって、センサは、少なくとも可視光を撮像する光学センサ(光学イメージセンサ10)と、被写体までの距離を測定する3次元センサ(TOFイメージセンサ20)と、を有し、光学センサまたは3次元センサのいずれか一方を用いて撮像光学系により結像された像を撮像した後、該撮像光学系による結像位置に、他方のセンサを変位させて撮像する撮像制御手段を備えるものである。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
(撮像装置構成)
図1は、本実施形態に係る撮像装置1の一例を示す断面構成図である。撮像装置1は、筐体3、基板4、光学イメージセンサ10、TOFイメージセンサ20、撮像光学系5(レンズ5として簡易的に示す)、および光源21を備えている。
筐体3内に配置された基板4には、画像を撮影する撮像素子としての光学イメージセンサ10と、距離取得用の受光素子としてのTOFイメージセンサ20とが固設されているとともに、基板4は、該基板4を変位可能に支持する手段に支持されるとともに、撮像装置1の制御手段(撮像制御手段)によりその変位が制御され、図1(a)に示す位置と、図1(b)に示す位置との間で往復移動が可能となっている。なお、光学イメージセンサ10は、例えば、CMOSイメージセンサである。また、本実施形態では、3次元センサとして、TOFイメージセンサ20を用いる場合を説明するが、他の3次元センサを適用することもできる。各イメージセンサの詳細については後述する。
撮像装置1による撮影時には、先ず、図1(a)に示す状態(第一状態という)にて可視光での映像を光学イメージセンサ10にて撮影する。次いで、図1(b)に示すように、光学イメージセンサ10にて撮影された略同一位置にTOFイメージセンサ20が来るように基板4を変位させた状態(第二状態という)とする。そして、光源21からパルス光を発光させて再度撮影を行う。TOFイメージセンサ20を用いた撮影後は、基板4を変位させて、再び第一状態に戻すようにする。
(撮影処理)
図2は、撮像装置1による撮影処理の一例を示すフローチャートである。なお、この撮影処理では、撮影処理中に基板4を変位させることで、2つのセンサを略同一位置として撮影するため、撮像装置1は、三脚などの固定手段により固定されているものである。また、この撮影処理での基板4は、第一状態(図1(a))を初期位置としている。
撮像装置1は、操作者からレリーズボタンの押下などの撮影指示を受けると(S101)、第一状態での光学イメージセンサ10を用いた撮影を実施し(S102)、光学イメージセンサ10は光学イメージ(光学画像)を取得する(S103)。
次いで、基板4を変位させて第二状態(図1(b))とし(S104)、第二状態でのTOFイメージセンサ20を用いた撮影を実施する(S105)。このとき、光源21からパルス光を発光させて(S106)、TOFイメージセンサ20はTOFイメージ(TOF画像)を取得する(S107)。
次いで、取得した光学イメージとTOFイメージの画素の位置を対応付ける制御を実行して(S108)、光学イメージの各画素について距離情報を付与する(S109)。なお、本実施形態では、先に光学イメージセンサ10を用いた撮影を行い、その後、TOFイメージセンサ20を用いた撮影を行う例を説明したが、先にTOFイメージセンサ20を用いた撮影を行い、その後、光学イメージセンサ10を用いた撮影を行うようにしてもよい。
(センサ間画素位置対応)
本実施形態に係る撮像装置1による撮影では、光学イメージセンサ10とTOFイメージセンサ20とは、略同一位置にて撮影されているので、同じ場所(視野)を撮影している。よって、2つのセンサの画素は同じ場所として対応させることができる。これにより、光学イメージセンサ10で撮像した光学画像の画素のそれぞれにTOFイメージセンサ20により測距した距離情報を対応させ記録することが可能となる。
ここで、光学イメージセンサ10とTOFイメージセンサ20とのセンササイズや画素数を同じものとすることができれば、画素を1対1で対応させることができるが、既に述べたように、一般に、TOFイメージセンサ20の画素数は、光学イメージセンサ10の画素数に比べて少ない。このため、光学イメージセンサ10とTOFイメージセンサ20とのセンササイズや画素数が異なる場合は、光学イメージセンサ10とTOFイメージセンサ20の各画素を対応させる制御が必要となる。
光学イメージセンサ10の画素数がTOFイメージセンサ20の4倍の画素数である場合を例にして、2つのセンサの画素の位置を対応させる制御(S108)について説明する。
図3(a)は、光学イメージセンサ10の受光部19の一部を示す模式図、図3(b)は、TOFイメージセンサ20の受光部29の一部を示す模式図である。図3に示すように、光学イメージセンサ10の受光部19、およびTOFイメージセンサ20の受光部29は、受光素子(例えば、フォトダイオードやフォトトランジスタ)が格子状に2次元配列されてなり、各受光素子から入った光情報に基づいて画像を作成する。図3に示す1つの格子部が1の受光素子(すなわち、画素)を示しており、ここでは、光学イメージセンサ10の画素数が2048(横)×1024(縦)の例、TOFイメージセンサ20の画素数が1024(横)×512(縦)であるものとする。
ここで、図3(a)に示す光学イメージセンサ10の斜線部の4つの画素は、図3(b)に示すTOFイメージセンサ20の斜線部の1つの画素に対応するため、光学イメージセンサ10の4つの画素に対して、TOFイメージセンサ20の1つの画素で測定した距離情報を割り当てることで、光学イメージセンサ10の各画素に距離情報を割り当てることが可能となる。
図4は、ベイヤー配列の配列パターンの説明図である。ベイヤー配列は、色の3原色である赤(R)、緑(G)、青(B)を、R,G,G,Bの単位で配列するものである。光学イメージセンサ10にベイヤー配列のカラーフィルターを用いる場合、4つの画素でカラー画像上の最小単位となるため、図3に示したように、光学イメージセンサ10の4つの画素に対して、TOFイメージセンサ20の1つの画素で測定した距離情報を割り当てることで、カラー画像を構成する各画素に距離情報を割り当てることができる。
(データ構造)
2つのセンサの画素の対応制御(S108)の後、光学画像の各画素のデータに距離情報が付与される。
図5は、距離情報が付与された光学画像のデータファイル構造の一例を示す図である。データファイル30は、ヘッダーデータ31、画像データ32、および距離データ33からなり、画像データ32は、例えば、RAW画像をベイヤー配列で示すデータであり、距離データ33は、例えば、それぞれの画素における距離のバイナリデータである。
(TOFイメージセンサ)
次に、3次元センサの好ましい一例であるTOFイメージセンサ20について説明する。TOFイメージセンサは、変調した参照光を照射し(光源21からのパルス光)、この参照光が被測定対象である物体(被写体)で反射されて、戻ってくるまでの時間を検出することで、被写体までの測距を行うものである。
なお、TOFは、種々ある3次元センシング方式の中でも、そのレスポンス性の原理的優位性から、さまざまな用途への開発が進められており、例えば、ジェスチャー認識やロボットや自動車などの移動体の位置制御などへの応用が期待されている。また、TOFには、参照光の発光タイミングと受光タイミングの時間差を直接検出する直接TOF法と、受光信号を使った演算から該時間差を検出する間接TOF法が知られいるが、近距離測定においては、間接TOF法の方が有利であると考えられている。
図6は、TOFイメージセンサ20の機能構成の一例を示すブロック図である。TOFイメージセンサ20は、投光系201、受光系202、および3次元情報取得部203を有しており、3次元情報取得部203は、撮像装置1の制御手段とバス204を介して接続されている。
なお、投光系201、受光系202、および3次元情報取得部203の各部は、例えば、TOFイメージセンサ20の筐体内に収納されており、筐体には、投光系201から投光される光、および物体で反射され、受光系202に向かう光が通過するための窓が設けられるとともに、窓にはガラスが取り付けられている。
図7は、投光系201の機能構成の一例を示すブロック図である。投光系201は、受光系202の-Z側に配置されており、光源21および光源駆動部25を有している。
光源21は、+X方向に光を射出するように配置されており、光源駆動部25によって点灯および消灯が制御される。なお、光源21としては、例えば、LEDを用いることができるが、これに限らず、端面発光レーザや面発光レーザ等の半導体レーザ等の他の光源を用いることもできる。
図8は、パルス制御信号のタイミングチャートの一例である。また、図9は、光源駆動信号のタイミングチャートの一例である。光源駆動部25には、3次元情報取得部203から送出されるパルス制御信号(図8)が入力され、光源駆動部25は、パルス制御信号に基づいて、光源21を駆動するための光源駆動信号(図9)を生成する。光源駆動信号(駆動パルス)は、光源21および3次元情報取得部203に送出される。
これにより、光源21からは、3次元情報取得部203から指示されたパルス幅のパルス光が射出される。複数の光源がある場合、各光源から同じパルス幅のパルス光として制御される。なお、光源21から射出されるパルス光は、デューティ(duty)が50%以下となるように、3次元情報取得部203において設定されている。
投光系201の光源21から射出され、物体で反射された光の一部は、TOFイメージセンサ20に戻ってくる。そして、受光系202は、物体で反射されTOFイメージセンサ20に戻ってくる光(物体からの反射光)を検出する。
図10は、受光系202の機能構成の一例を示すブロック図である。受光系202は、投光系201の+Z側に配置されており、結像光学系28および受光部29を有している。
結像光学系28は、物体からの反射光の光路上に配置され、物体からの反射光を集光する。なお、図10の例では、結像光学系28が1枚のレンズで構成される例を示しているが、複数のレンズで構成されても良いし、ミラー光学系を用いても良い。
受光部29は、結像光学系28を介して物体からの反射光を受光して、電気信号に変換し、該電気信号を時間的に分割して複数の時間毎の信号に振り分ける。
3次元情報取得部203は、受光部29から入力される信号を用いて光源21の発光タイミングと受光部29の受光タイミングとの時間差を算出するとともに、時間差に基づいて、物体までの距離を算出して物体の3次元情報を取得する。
図11は、3次元情報取得部203と受光部29との間の信号の送受信の説明図である。3次元情報取得部203は、光源21に印加される駆動パルスの周波数である変調周波数を制御する変調周波数制御部203aと、光源21の射出タイミングと受光部29の受光タイミングの時間差に基づいて物体までの距離を算出して物体の3次元情報である距離画像を生成する距離画像生成部203bと、を備えており、3次元情報取得部203は、TX1信号、TX2信号、TXD信号及びリセット信号を受光部29に出力する。
受光部29は、画素が2次元配列されたエリアイメージセンサ(図3(b))であって、結像光学系28を介した物体からの反射光を受光する。受光部29の出力信号(アナログ信号)は、アナログデジタルコンバータ(ADC)によりデジタル信号に変換され、3次元情報取得部203に送られる。
受光部29は、1の受光素子に対して、2つの電荷蓄積部を有しており、TX1信号がハイレベルのときは、受光系202で光電変換された電荷を一方の電荷蓄積部に蓄積し、TX2信号がハイレベルのときは、受光系202で光電変換された電荷を他方の電荷蓄積部に蓄積する。
また、受光部29は、TXD信号がハイレベルのときは、電荷の蓄積を行わず、リセット信号がハイレベルになると、2つの電荷蓄積部に蓄積されている電荷量を0にする。このように、距離情報取得のためのイメージセンサは通常の光学的イメージセンサとは異なる構造を有するものであり、同じセンサ上に組み込むことは容易ではない。
図12は、TOFイメージセンサ20における1フレームの概略図である。TOFイメージセンサ20は、基本的には、変調周波数が異なる2つ以上のTOF検出(TOF演算方式を用いる検出)を実行し、高周波数側のTOF検出で高い距離分解能の距離情報を取得するとともに、低周波数側のTOF検出で高周波数側のTOF検出情報に含まれるエイリアシング成分を判定してディエイリアシングを行う(参考文献:特許文献1)。
ここでは、異なる変調周波数を用いる2つのサブフレームで1フレームを構成する例について説明する。一方のサブフレームにおける変調周波数(一の駆動パルスの周波数)を第一の周波数f1とし、他方のサブフレームにおける変調周波数(他の駆動パルスの周波数)を第二の周波数f2とする。
3次元情報取得部203では、第一の周波数f1によるTOF検出を行い、距離画像生成部203b内のメモリにその位相情報を格納する。次に、変調周波数制御部203aで第一の周波数f1から第二の周波数f2に切り替えて、第二の周波数f2によるTOF検出を行う。ここで、第一の周波数f1>第二の周波数f2の関係とする。なお、第二の周波数f2によるTOF検出を行った後、第一の周波数f1によるTOF検出を行っても良いのは勿論である。
3次元情報取得部203は、第1の駆動パルスが光源21に供給されている第1の時間帯に求めた時間差から算出した物体までの距離と、第2の駆動パルスが光源21に供給されている第2の時間帯に求めた時間差から算出した物体までの距離を用いて3次元情報を算出する。
このとき、パルス幅が異なる3つ以上の駆動パルスを異なる時間帯に光源21に供給しても良い。この場合、パルス幅が異なる3つ以上の駆動パルスをパルス幅が大きい側と小さい側に分け、パルス幅が小さい側の駆動パルスを正弦波状とし、パルス幅が大きい側の駆動パルスを矩形波状とすることが好ましい。
以上説明した本実施形態に係る撮像装置1は、光学イメージセンサ10で撮影される光学画像の画素ごとに正確な距離情報を対応付けて記録することができる距離情報同時取得型の撮像装置1とすることができる。
これにより、例えば、同じ撮影範囲の画像イメージとTOFイメージとのそれぞれの画素を対応させることで、画像のカラーイメージを距離に対応したカラーイメージで表示させることが可能となる。このとき、画像イメージに対して画素単位で、距離に対応したカラーイメージを付加することができるため、距離イメージが写真画質と同様に高品位なものとすることができる。
また、撮影位置からの正確な距離情報はすなわち空間座標へと変換できるため、光学写真の空間を3D座標にて認識できるようになる。このため、例えば、3次元CAD(computer-aided design)などのソフトウェアへ空間データ入力を簡易に行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、光源21は、単一の発光点(LDまたはLED)を有し、これをパルス発光させ、物体からの反射光をTOFイメージセンサ20で受光する場合について説明したが、例えば、光源21は、2次元配列された複数の発光点を有し、複数の発光点を順次パルス点灯させ、各発光パルスの物体からの反射光を単一の受光系202で順次受光して距離画像を生成してもよい。
また、本実施形態では、非走査型の投光系201を例に説明したが、投光系201を、光偏向器(例えばポリゴンミラー、ガルバノミラー、MEMSミラー、等)を含む走査型の投光系201としても良い。この場合、例えば、一方向に配列されたライン光源からそれぞれ射出された複数の光を、ライン光源の配列方向に非平行な方向(例えば、垂直な方向)に走査して、ライン光源に対応して該配列方向に平行に配列された複数の受光系202で受光し、距離画像を生成することができる。また、単一の発光点からの光を光偏向手段で2次元走査して、物体からの反射光をTOFイメージセンサ20で受光し、距離画像を生成しても良い。
また、本実施形態では、撮像センサとして、光学イメージセンサ10と、TOFイメージセンサ20と、をそれぞれ1つずつ設けた撮像装置1を例に説明したが、撮像装置1は、光学イメージセンサ10およびTOFイメージセンサ20を少なくとも1つ有するものであればよく、3以上の撮像センサを有し、これらを1つの撮像光学系5の結像位置に変位させるものであってもよい。
[第2の実施形態]
以下、本発明に係る撮像装置の他の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の点についての説明は適宜省略する。
第2の実施形態に係る撮像装置は、センサに被写体の像を結像させる2以上の撮像光学系(撮像光学系5A,5B)と、被写体を照射する発光部(光源21)と、センサにより撮像された像から4πラジアンの立体角内の像を得る撮像制御手段と、を備える全天球型の撮像装置(全天球型撮像装置2)であって、センサは、少なくとも可視光を撮像する光学センサ(光学イメージセンサ10)と、被写体までの距離を測定する3次元センサ(TOFイメージセンサ20)と、を有するものである。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
近年、特殊な光学画像記録を行うカメラ技術として、180度より広い画角を持つ広角レンズと、この広角レンズによる像を撮影する光学イメージセンサとによる撮像光学系を2つ、物体側レンズが互いに逆向きになるように組み合わせ、各撮像光学系により撮影された像を合成して「4πラジアンの立体角内の像」を得る全天球型撮像装置が知られている(参考文献:特開2010-271675号公報)。このような全天球型撮像装置では、同時に全方位の画像情報を取得することができ、例えば、防犯用監視カメラや車載カメラ等へ有効に利用することができる。
この全天球型撮像装置において、第1の実施形態で説明したように距離情報取得を可能とすれば、高精細な写真を得ながら全天球画像イメージの画素に距離情報を記録することが可能となる。以下、撮像装置が全天球型撮像装置である場合について説明する。
(全天球型撮像装置構成)
図13は、本発明に係る撮像装置の他の実施形態である全天球型撮像装置2の要部構成図である。全天球型撮像装置2は、2つの撮像光学系5A,5Bを備えている。撮像光学系5A,5Bは、撮像センサを除いて同一の構造を有している。以下、撮像光学系5Aを構成するものには符号の末尾にAを付し、撮像光学系5Bを構成するものには符号の末尾にBを付して区別する。
全天球型撮像装置2は、撮像光学系5A,5Bのいずれか一方の撮像センサとしてTOFイメージセンサ20を設置し、他方の撮像センサとして光学イメージセンサ10を設置している。ここでは、撮像光学系5AにTOFイメージセンサ20、撮像光学系5Bに光学イメージセンサ10を設置した場合について説明する。
撮像光学系5Aについて説明する。撮像光学系5Aは、180度より広い画角を持つ広角レンズ6Aと、この広角レンズによる像を撮像するTOFイメージセンサ20とを有する。
TOFイメージセンサ20は、基板4Aに設けられている。基板4Aは、固設されており、TOFイメージセンサ20を駆動する回路素子や、外部との電気的接続に必要な回路素子を有し、TOFイメージセンサ20よりもサイズが大きい。
広角レンズ6Aは、負のパワーの前群6A、反射面の実体をなすプリズム6A、正のパワーの後群6Aを配し、反射面により前群の光軸LAを後群6Aに向かって90度折り曲げるものである。なお、前群6A、後群6Aは、複数のレンズで構成されるものであるが、図13では、それぞれ1枚のレンズとして簡略化して示している。
物体側からの光は、前群6Aに入射し、プリズム6Aの反射面により反射され、後群6A3に向かって光軸を90度折り曲げられる。プリズム6Aの反射面で反射された光束は、後群光軸LAに沿って後群6Aに入射し、後群6Aを透過すると、TOFイメージセンサ20の受光面上に結像する。
撮像光学系5Bについて説明する。撮像光学系5Bは、180度より広い画角を持つ広角レンズと、この広角レンズ6Bによる像を撮像する光学イメージセンサ10とを有する。
光学イメージセンサ10は、基板4Bに設けられている。基板4Bは、固設されており、光学イメージセンサ10を駆動する回路素子や、外部との電気的接続に必要な回路素子を有し、光学イメージセンサ10よりもサイズが大きい。
広角レンズ6Bは、負のパワーの前群6B、反射面の実体をなすプリズム6B、正のパワーの後群6Bを配し、反射面により前群の光軸LBを後群6Bに向かって90度折り曲げるものである。なお、前群6B、後群6Bは、複数のレンズで構成されるものであるが、図13では、それぞれ1枚のレンズとして簡略化して示している。
物体側からの光は、前群6Bに入射し、プリズム6Bの反射面により反射され、後群6B3に向かって光軸を90度折り曲げられる。プリズム6Bの反射面で反射された光束は、後群光軸LBに沿って後群6Bに入射し、後群6Bを透過すると、光学イメージセンサ10の受光面上に物体像を結像する。
ここまで説明した2つの撮像光学系5A,5Bは、図13に示すように組み合わせられている。即ち、前群6A,6Bの前群光軸LA,LBを合致させて前群の向きが逆になる(図13において、撮像光学系5Aの前群6Aは右向き、撮像光学系5Bの前群6Bは左向き)ように、且つ、後群6A,6Bの光軸LA,LBが互いに平行で、後群同士の向きが互いに逆になる(図13において、撮像光学系5Aの後群6Aは上向きであり、撮像光学系5Bの後群6Bは下向き)ように組み合わせられている。
この2つの撮像光学系5A,5Bを有する全天球型撮像装置2は、180°向きが異なる逆向きのTOFイメージと光学画像と、を同時に撮影することができる(第一の撮影という)。そして、この第一の撮影後、全天球型撮像装置2を180°回転させて撮影することで、最初の撮影とはそれぞれの向きが180°異なるTOFイメージと光学画像と、を同時に撮影することができる(第二の撮影)。
この第一の撮影と第二の撮影で取得した画像を合成することで光学画像の4πラジアンの立体角内の像(すなわち、全天球画像)を得ることができるとともに、TOFイメージについても4πラジアンの立体角内の像を得ることができる。そして、それぞれは略同じ場所での撮影を行っているため、同じ場所を写したそれぞれの画素を対応させることが可能となる。
図14は、全天球型撮像装置2の上視図である。TOFイメージセンサでの撮影側には、光源21からパルス光を投光する必要があるため、全天球型撮像装置2は、TOFイメージセンサ20での撮影側にパルス光を発する光源21を有している。なお、図14のように光源21を全天球型撮像装置2の両サイドに設け、180°回転させて撮影を行う場合、光源21が設けられた範囲(斜線部)は、死角となり全天球画像から蹴られる(光源21が映り込んでしまう)こととなる。この点については後述する。
(撮影処理)
図15は、全天球型撮像装置2による撮影処理の一例を示すフローチャートである。なお、この撮影処理では、撮影処理中に全天球型撮像装置2を180°回転させるものであるため、全天球型撮像装置2は、三脚などの固定手段に固定されているとともに、更に所望の角度を正確に回転させるための回転雲台などの回転制御手段に固定されている。
全天球型撮像装置2は、操作者からレリーズボタンの押下などの撮影指示を受けると(S201)、撮影(第一の撮影)を実施する(S202)。撮影では光源21からパルス光を発光させて(S203)、光学イメージセンサ10は光学画像を取得するとともに、TOFイメージセンサ20は光学画像とは180°異なる位置でのTOFイメージを取得する(S204)。
次いで、回転制御手段により回転雲台を180°回転させた後(S205)、撮影(第二の撮影)を実施する(S206)。
この回転雲台の回転動作は、回転雲台として任意の角度に回転制御可能な自動回転雲台を用いることが好ましいが、自動回転雲台を用いず、ユーザが手動で回転させるものであってもよい。手動の場合は、全天球型撮像装置2は、第一の撮影の完了時に、回転雲台を所定角度回転させる必要があることを通知する。このときの回転雲台としては、所望の角度に正確に回転させて固定できるための目盛りや固定機能を有する回転雲台を用いることが好ましい。
第二の撮影では光源21からパルス光を発光させて(S207)、光学イメージセンサ10は光学画像を取得するとともに、TOFイメージセンサ20は光学画像とは180°異なる位置でのTOFイメージを取得する(S208)。
第一の撮影と第二の撮影で取得した光学画像とTOFイメージを合成して、全天球画像を作成する(S209)。
次いで、取得した光学イメージとTOFイメージの画素の位置を対応付け制御を実行して(S210)、光学イメージの各画素について距離情報を付与する(S211)。
なお、本実施形態では、三脚雲台などの回動可能な支持手段により支持されている全天球型撮像装置2を180°回転させる例を説明したが、全天球型撮像装置2の筐体3の内部で、撮像光学系5A,5Bを180°回転させる構成としてもよい。この場合、全天球型撮像装置2の光源21がTOFイメージセンサ20の撮影側(片側)のみを照射可能であれば、TOFイメージセンサ20の回転とともに、光源21についても回転させる必要があるが、双方のセンサの撮影側(両側)を照射可能な光源21を用いることで、光源21を固設することができる。
以上説明した第2の実施形態に係る全天球型撮像装置2によれば、光学イメージセンサで撮影される4πラジアンの立体角内の光学画像の画素ごとに正確な距離情報を対応付けて記録することができる距離情報同時取得型の全天球型撮像装置とすることができる。
また、上記のように、撮影位置からの正確な距離情報はすなわち空間座標へと変換できるため、簡易に全天球の空間座標データと高精細な光学画像を得ることができる。例えば、建築物の改修や補強をする際に、配管、配線、付帯設備、構造部材などの配置や寸法などの情報の取得が必要となる場合、全天球型撮像装置2による撮影により、全方位のパノラマ画像をもとに状況把握するだけでなく、寸法計測や図面作成までも可能とすることができる。
なお、第2の実施形態では、撮像光学系は、それぞれ180度より広い画角を持つ広角レンズを有する同一構造の2の撮像光学系であって、光学イメージセンサ10およびTOFイメージセンサ20をそれぞれに設けた例について説明したが、各撮像系の画角が180度より狭い場合などは、3以上の撮像光学系を有するとともに、光学イメージセンサ10およびTOFイメージセンサ20の少なくとも一方を2以上有するものであってもよい。
[第3の実施形態]
上述のように、TOFイメージを撮影するためには、光源21が必要となるが、全天球型撮像装置2において、全天球を全方位的に照射しようとすると、光源21の規模が大きくなり、全天球撮影の画角の多くが光源21で隠されてしまうことになる。
これに対し、第2の実施形態で説明したように、同一構造の撮像光学系を2つ組み合わせ、1つを光学イメージセンサ、他方の1つをTOFイメージセンサとすることで、TOFイメージセンサでの撮像側の半球面を照射すればよいこととなる(図14)。これにより、光源21の規模を小さくすることができるので、全天球撮影時に光源21で隠されてしまう部分が非常に小さくなり、全天球型撮像装置2を軽量化、スリム化することができる。
しかしながら、図14に示したように、半球面を照射する場合であっても全天球撮影時には一部に光源21で隠されてしまう範囲が存在してしまう。そこで、本実施形態では、全天球型撮像装置2を2回以上回転させて撮影し、撮影画像を合成することで、光源21に蹴られた部分のない全天球撮影画像を得るものである。
図16は、本実施形態に係る全天球型撮像装置2の概略横視図である。また、図17は、全天球型撮像装置2の光源21の一例を示す概略図であって、(a)横視図、(b)上視図、(c)正面図である。また、図18は、図17に示す光源21の照射角度の説明図である。
光源21は、TOFイメージセンサ20側の撮影方向の両側に設けられるものであり、その発光部22は、全天球型撮像装置2の上側から下側まで均等にパルス光を照射できるように、複数の発光点23が縦方向に半円状に配置されてなる。ここでは、発光点23の設置角度は水平方向を基準に上下方向へそれぞれ36°ずらして設置した例を示している。また、発光点23の前面にパルス光を拡散させる拡散板24が設けられており、発光点23からのパルス光を拡散板24で均一化させることで、全天球型撮像装置2の上側から下側まで均等にパルス光を照射することが可能となる。
また、本実施形態では、発光点23が縦方向に並んだ発光部22が2列配置され、2列の発光部22は、上面からみて60度の角度で配置されており、1列の発光部22が左右に30°の角度で照射するようにしている。これにより、光源21は、上面からの撮影角度120°にパルス光を投光する。
なお、発光部22の発光点23はできるだけ均等に全天球を照らすだけの充分な個数があれば望ましく、少なくとも左右両側で8個以上あることが好ましい。
また、光源21は、TOFイメージセンサ20側の撮影方向の両側に設けられることが好ましいが、これに限られるものではなく、広い撮像画角を得るために任意の角度でそれぞれ外側方向に向けて設置し、照射させる構成としてもよい。
図19は、本実施形態に係る全天球型撮像装置2による撮影処理の説明図であって、(a)は第一の撮影時、(b)は第二の撮影時、(c)は第三の撮影時における全天球型撮像装置2の上視図である。なお、全天球型撮像装置2のTOFイメージセンサ側の撮影方向の両側に設けられている2つの光源21で蹴られる画角は、それぞれ60°未満であるものとする。
先ず、図19(a)に示す向きで全天球型撮像装置2は、一回目の撮影を実行する。次いで、回転雲台を120°回転させて、図19(b)に示す位置として、2回目の撮影を実行する。さらに、その位置から回転雲台を120°回転させて、図19(c)に示す位置として、3回目の撮影を実行する。そして、120°の画角の画像を3枚合成して全天球画像を作成する。
180°回転させて2回の撮影を実行した場合、2つの光源21で蹴られる画角が存在してしまうが、本実施形態のように2回以上回転させて、3回以上の撮影を実行することで、全画角についての画像イメージとTOFイメージを取得することが可能となる。そして、これらを合成することにより、全画角についての全天球画像を作成することができる。光源21により蹴られる画角度に応じて、回転角度、撮影回数を設定することで、光源21で蹴られる画角によらず、全画角についての全天球画像を作成することが可能となる。
なお、複数枚の画像を合成して全天球画像とする場合、原則として重複部分を有する必要がある。すなわち、上記の例では、1回の撮影の画角は、120°以上の画像を合成する必要があるが、本明細書では、説明を簡易にするために120°ずつの画角を得るものとして説明している。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
1 撮像装置
2 全天球型撮像装置
3 筐体
4,4A,4B 基板
5,5A,5B 撮像光学系(レンズ)
6A,6B 広角レンズ
6A,6B 前群
6A,6B プリズム
6A,6B 後群
LA,LB 前群の光軸
LA,LB 後群の光軸
10 光学イメージセンサ(光学センサ)
19 受光部
20 TOFイメージセンサ(3次元センサ)
21 光源
22 発光部
23 発光点
24 拡散板
25 光源駆動部
28 結像光学系
29 受光部
30 データファイル
31 ヘッダーデータ
32 画像データ
33 距離データ
201 投光系
202 受光系
203 3次元情報取得部
203a 変調周波数制御部
203b 距離画像生成部
204 バス
特表2015-501927号公報 特表2013-538342号公報 特開2015- 70619号公報

Claims (5)

  1. センサに被写体の像を結像させる2以上の撮像光学系と、
    前記被写体を照射する2以上の発光部と、
    前記2以上の撮像光学系と前記2以上の発光部とを所定の角度分回転させる回転制御手段と、
    前記センサにより撮像された像から4πラジアンの立体角内の像を得る撮像制御手段と、を備える全天球型の撮像装置であって、
    前記2以上の撮像光学系は、可視光を撮像する光学センサに前記被写体の像を結像させる第1の撮像光学系と、前記被写体までの距離を測定する3次元センサに前記被写体の像を結像させる第2の撮像光学系と、を有し、
    前記第1の撮像光学系と前記第2の撮像光学系とは、それぞれの光軸が一致しており、互いに異なる方向を撮像するものであり、
    前記2以上の発光部は、前記回転制御手段による回転方向における前記第2の撮像光学系の両側に、前記第2の撮像光学系の撮像範囲側を照射可能に設けられ、
    前記撮像制御手段は、前記回転制御手段により前記撮像装置を所定の角度で回転させつつ、前記光学センサと前記3次元センサとを用いて同時に撮像させる
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の撮像光学系および前記第2の撮像光学系は、それぞれ180度より広い画角を持つ広角レンズを有する同一構造の2の撮像光学系であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像制御手段は、略同一範囲を撮像した前記光学センサの各画素の画素情報に、前記3次元センサによる撮像で得られる距離情報を対応させて記憶することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記3次元センサは、TOF(Time of Flight)イメージセンサであることを特徴とする請求項1からまでのいずれかに記載の撮像装置。
  5. センサに被写体の像を結像させる2以上の撮像光学系と、
    前記被写体を照射する2以上の発光部と、
    前記2以上の撮像光学系と前記2以上の発光部とを所定の角度分回転させる回転制御手段と、を備え、
    前記2以上の撮像光学系は、可視光を撮像する光学センサに前記被写体の像を結像させる第1の撮像光学系と、前記被写体までの距離を測定する3次元センサに前記被写体の像を結像させる第2の撮像光学系と、を含み、
    前記第1の撮像光学系と前記第2の撮像光学系とは、それぞれの光軸が一致しており、互いに異なる方向を撮像するものであり、
    前記2以上の発光部は、前記回転制御手段による回転方向における前記第2の撮像光学系の両側に、前記第2の撮像光学系の撮像範囲側を照射可能に設けられている
    全天球型の撮像装置を用いた撮像方法であって、
    前記光学センサと前記3次元センサとを用いて同時に撮像させる工程と、
    該工程後に前記回転制御手段を所定の角度で回転させつつ、前記光学センサと前記3次元センサとを用いて同時に撮像させることを繰りかえす工程と、を有することを特徴とする撮像方法。
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