JP2001119722A - 3次元画像検出システムと3次元画像検出装置 - Google Patents

3次元画像検出システムと3次元画像検出装置

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JP2001119722A
JP2001119722A JP29711799A JP29711799A JP2001119722A JP 2001119722 A JP2001119722 A JP 2001119722A JP 29711799 A JP29711799 A JP 29711799A JP 29711799 A JP29711799 A JP 29711799A JP 2001119722 A JP2001119722 A JP 2001119722A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体までの距離を画素毎に検出可能な複数
の3次元画像検出装置(カメラ)により多方向から被写
体を撮影して、被写体の全体的な3次元形状を表す座標
データを得る。 【解決手段】 被写体Sを取り囲んで例えば6台のカメ
ラ10a〜10fを配置する。カメラ10aからレーザ
光線を照射し、被写体S上に投影されるレーザ光のスポ
ットを3つ、カメラ10aと10bにおいて検出する。
次にカメラ10bからレーザ光線を照射し、カメラ10
bと10cにおいてレーザ光のスポットを3個検出す
る。これを順次カメラ10cから10fへと行ない、最
後に10fと10aにおいて行なう。各カメラで被写体
までの距離情報を検出し、各カメラを基準とした座標系
で被写体の3次元的な形状を表す。検出された3個のス
ポットの位置に基づいて各カメラを基準とした座標系を
単一の座標系へ変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝播時間測定法
を用いて被写体の3次元形状等を検出する3次元画像検
出システム及び3次元画像検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来被写体までの距離を画素毎に検出す
る測距装置としては、「MeasurementScience and Techn
ology」(S. Christie 他、vol.6, p1301-1308, 1995
年)に記載されたものや、国際公開97/01111号公報に開
示されたものなどが知られている。これらの測距装置で
は、パルス変調されたレーザ光が被写体に照射され、そ
の反射光が2次元CCDセンサによって受光され、電気
信号に変換される。このとき2次元CCDのシャッタ動
作を制御することにより、被写体までの距離に相関する
電気信号をCCDの各画素毎に検出することができる。
この電気信号からCCDの各画素毎に対応する被写体ま
での距離が検出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの3次元画像検
出装置で被写体の3次元形状を検出する場合、1つの方
向からの撮影では、被写体の部分的な3次元形状しか検
出できない。被写体の全体的な3次元形状を検出するに
は、複数の異なる方向から被写体を撮影する必要があ
る。しかし、異なる方向から撮影して得られる被写体の
座標データは、異なる座標系に基づくものであり、これ
らの座標データを基に被写体を一体的に表すには、各座
標系によって表された被写体の座標データを1つの座標
系に変換する必要がある。従来これらの変換は、各方向
から得られた被写体の3次元的な画像をコンピュータの
ディスプレイ上に表示し、被写体の視覚的特徴点を手が
かりに3次元グラフィックソフトなどを用いて手動で一
体的な被写体画像を合成することにより行われている。
【0004】本発明は、被写体を複数の方向から撮影
し、各撮影により得られる被写体の3次元形状を表す座
標データを1つの座標系に合成するための3次元画像検
出システム及び3次元画像検出装置を得ることを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の3次元画像検出
システムは、被写体までの距離情報を画素毎に検出する
第1及び第2の3次元画像検出装置を備えた3次元画像
検出システムであって、第1及び第2の3次元画像検出
装置の少なくとも一方に設けられ非直線状に配列する3
つ以上の光のスポットを被写体に投影するスポット光発
光装置と、第1及び第2の3次元画像検出装置の双方に
設けられ投影された光のスポットが、撮像面上に結像さ
れているか否かを検出し、結像されている場合、その光
のスポットが結像する撮像面上の位置を検出するスポッ
ト位置認識手段と、第1及び第2の3次元画像検出装置
の少なくとも一方に設けられ第1及び第2の3次元画像
検出装置の撮像面にそれぞれ結像された光のスポットの
間における対応関係を認識する対応関係認識手段とを備
え、第1及び第2の3次元画像検出装置の各撮像面にお
いてスポット位置認識手段により少なくとも3つ以上の
スポットが検出されることをを特徴としている。
【0006】スポット光発光装置が照射する光は好まし
くは、レーザ光線である。また、好ましくは、スポット
光発光装置が3個以上のスポット光発光素子を備え、光
のスポットはそれぞれ異なるスポット光発光素子から投
射される光りによるものである。より好ましくはスポッ
ト光発光素子は、3次元画像検出装置の鏡筒の縁周りに
円環状に等間隔で配置されている。
【0007】好ましくは、対応関係認識手段は、各スポ
ット光発光素子を1個づつ発光させることにより、第1
及び第2の3次元画像検出装置において検出される光の
スポットの間における対応関係を認識する。
【0008】第1及び第2の3次元画像検出装置は好ま
しくは、第1及び第2の3次元画像検出装置間において
通信を行なうための通信手段を備え、スポット光発光装
置が備えられた第1又は第2の3次元画像検出装置が、
各スポット光発光素子を1個づつ発光させるとともに各
スポット光発光素子を識別するための発光素子識別コー
ドを通信手段によりもう一方の3次元画像検出装置に送
信し、対応関係識別手段が発光素子識別コードにより各
3次元画像検出装置において検出される光のスポットの
間における対応関係を認識する。
【0009】例えば、スポット光発光装置を備えない3
次元画像装置のスポット位置認識手段において、投影さ
れた光のスポットが検出されない場合に検出されないこ
とを知らせるための信号を、光のスポットが検出された
場合に検出されたことを知らせるための信号を、スポッ
ト光発光装置を備えた3次元画像検出装置に送信するこ
とにより、光のスポットがスポット光発光装置を備えな
い3次元画像検出装置において3つ以上検出されたか否
かを第1の3次元画像検出装置において判定可能であ
る。
【0010】好ましくは、N台の3次元画像検出装置を
備えた3次元画像検出システムにおいて、全ての3次元
画像検出装置に、対となる3次元画像検出装置が少なく
とも1台存在し、一対の3次元画像検出装置の一方が第
1の3次元画像検出装置として機能し、他方が第2の3
次元画像検出装置として機能する。より好ましくは、N
台の3次元画像検出装置を備えた3次元画像検出システ
ムの1回の駆動において、全ての3次元画像検出装置が
1回だけ第1及び第2の3次元画像装置として機能す
る。またこのとき好ましくは、N台の3次元画像検出装
置の各々を識別するための装置識別コードを、各3次元
画像検出装置において生成する。
【0011】3次元画像検出システムは好ましくは、第
1及び第2の3次元画像検出装置の各々において検出さ
れる被写体までの距離情報から、第1及び第2の3次元
画像検出装置を基準とした第1の座標系及び第2の座標
系それぞれにおいて被写体の3次元形状を表す第1の座
標データと第2の座標データを算出する座標データ算出
手段を備える。またこのときより好ましくは、3次元画
像検出システムは、スポット位置認識手段により検出さ
れる3つの光のスポットに基づいて、第1の座標系と第
2の座標系との間での座標変換を行なう座標変換手段を
備える。
【0012】本発明の3次元画像検出装置は、上述の3
次元画像検出システムにおいて用いられ、被写体までの
距離情報を画素毎に検出する3次元画像検出装置であっ
て、被写体に投影された光のスポットが結像する撮像面
上の位置を検出するスポット位置認識手段または非直線
状に配列する3つ以上の光のスポットを被写体に投影す
るためのスポット光発光装置の少なくとも一方を備え
る。
【0013】3次元画像検出装置は好ましくは、スポッ
ト位置認識手段を備えた第1及び第2の3次元画像検出
装置の一方の3次元画像検出装置であって、第1及び第
2の3次元画像検出装置の撮像面において検出される光
のスポットの間における対応関係を認識する対応関係認
識手段を備える。このときより好ましくは、スポット光
発光装置を備える。
【0014】また3次元画像検出装置は好ましくは、対
応関係認識手段において用いるデータを入力するための
データ入力手段を備える。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であ
るカメラ型の3次元画像検出装置の斜視図であり、3次
元画像検出システムにおいて用いられる。
【0016】カメラ本体10の前面において、撮影レン
ズ11の左上にはファインダ窓12が設けられ、右上に
はストロボ13が設けられている。撮像レンズ11の外
周縁には円環状のマーキング用の発光装置(スポット光
発光装置)22が配設されており、この発光装置22に
は6個の発光素子(スポット光発光素子)22aが等間
隔に配置されている。発光素子22aは、マーキング用
のレーザ光を照射するためのものである。カメラ本体1
0の上面において、撮影レンズ11の真上には、測距光
であるレーザ光を照射する発光装置14が配設されてい
る。発光装置14の左側にはレリーズスイッチ15、リ
ンク撮影モード設定スイッチ18、液晶表示パネル16
が設けられ、右側にはモード切替ダイヤル17が設けら
れている。カメラ本体10の図中右側面には、ICメモ
リカード等の記録媒体を挿入するためのカード挿入口1
9が形成されている他、ビデオ出力端子20、インター
フェースコネクタ21a、21cが設けられている。ま
た、カメラ本体10の図中左側面(図示せず)には、イ
ンターフェースコネクタ21bが設けられている。
【0017】図2は図1に示すカメラの回路構成を示す
ブロック図である。撮影レンズ11の中には絞り25が
設けられている。絞り25の開度はアイリス駆動回路2
6によって調整される。撮影レンズ11の焦点調節動作
およびズーミング動作はレンズ駆動回路27によって制
御される。
【0018】撮影レンズ11の光軸上には撮像素子(C
CD)28が配設されている。CCD28の撮像面に
は、撮影レンズ11によって被写体像が形成され、これ
によりCCD28においては被写体像に対応した電荷が
発生する。CCD28における電荷の蓄積動作、電荷の
読出動作等の動作はCCD駆動回路30によって制御さ
れる。CCD28から読み出された電荷信号すなわち画
像信号はアンプ31において増幅され、A/D変換器3
2においてアナログ信号からデジタル信号に変換され
る。デジタルの画像信号は撮像信号処理回路33におい
てガンマ補正等の処理を施され、画像メモリ34に一時
的に格納される。アイリス駆動回路26、レンズ駆動回
路27、CCD駆動回路30、撮像信号処理回路33は
システムコントロール回路35によって制御される。
【0019】画像信号は画像メモリ34から読み出さ
れ、LCD駆動回路36に供給される。LCD駆動回路
36は画像信号に応じて動作し、これにより画像表示L
CDパネル37には、画像信号に対応した画像が表示さ
れる。
【0020】画像メモリ34から読み出された画像信号
は、カメラ本体10の外部に設けられたモニタ装置39
とケーブルで接続することにより、TV信号エンコーダ
38、ビデオ出力端子20を介してモニタ装置39に伝
送可能である。またシステムコントロール回路35はイ
ンターフェース回路40に接続されており、インターフ
ェース回路40はインターフェースコネクタ21a、2
1b、21cに接続されている。インターフェースコネ
クタ21a、21bは、複数のカメラを連動して撮影を
行なうリンク撮影モードにおいて、他のカメラとの接続
に用いる。インターフェースコネクタ21cは、カメラ
本体10の外部に設けられたコンピュータ41とインタ
ーフェースケーブルを介して接続するためのものであ
る。システムコントロール回路35は、記録媒体制御回
路42を介してデータ記録装置43に接続されている。
したがって画像メモリ34から読み出された画像信号
は、データ記録装置43に装着されたICメモリカード
等の記録媒体Mに記録可能である。
【0021】発光装置14は、発光素子14aと照明レ
ンズ14bにより構成され、発光素子14aの発光動作
は発光素子制御回路44によって制御される。発光素子
14aはレーザダイオード(LD)であり、照射される
レーザ光は被写体の距離を検出するための測距光として
用いられる。このレーザ光は照明レンズ14bを介して
被写体の全体に照射される。被写体で反射したレーザ光
が、撮影レンズ11に入射し、CCD28で検出される
ことにより被写体までの距離情報が検出される。また、
複数の発光素子22aもレーザダイオードであり、発光
素子22aは発光素子制御回路41によって制御され
る。発光素子22aから照射されたレーザ光は、被写体
表面にスポット状に投射され、特徴点を表すマーカーと
しての役割を果たし、座標変換行列を求める際に参照さ
れる。
【0022】システムコントロール回路35には、レリ
ーズスイッチ15、モード切替ダイヤル17、リンク撮
影モード設定スイッチ18から成るスイッチ群45と、
液晶表示パネル(表示素子)16とが接続されている。
【0023】次に図3〜図5を参照して本発明の一実施
形態である3次元画像検出システムの概略について説明
する。
【0024】図3は、被写体Sの撮影方法を模式的に表
したものである。6台のカメラ10a〜10fは、図
1、図2に示されたカメラであり、被写体Sを取り囲ん
で略等間隔で配置され、各カメラの撮像レンズは被写体
Sに向けられている。隣合うカメラはそれぞれインター
フェースケーブル50により接続されており、6台のカ
メラ10a〜10fは、環状のネットワークを形成し、
全体として1つの3次元画像検出システムを構成してい
る。オペレーターが、例えばカメラ10aのリンク撮影
モード設定スイッチ18を押してリンク撮影モードを立
ち上げると、インターフェースケーブル50により接続
されたカメラ10b〜カメラ10fにおいても順次リン
ク撮影モードが立ち上げられる。カメラの数は、必要に
応じて変更可能であるが、本システムを構成するには少
なくとも2以上のカメラが必要である。なお、以後の説
明では、カメラ10aのリンク撮影モード設定スイッチ
18を操作してリンク撮影モードを立ち上げたことを前
提として説明を行なう。
【0025】各カメラでは、被写体Sまでの距離データ
が検出され、この距離データに基づいて算出される被写
体Sの3次元形状を表す座標データは、各カメラを基準
とした座標系によるものである。従って、各カメラを基
準とした座標系による被写体Sの座標データを合成し
て、単一の座標系による被写体Sの全体的な座標データ
を得るには、あるカメラを基準とした座標系から他のカ
メラを基準とした座標系に変換できなければならない。
リンク撮影モードでは、この座標変換を行なう座標変換
行列を求める際に参照される参照点を検出するためのリ
ンク撮影が行なわれ、その後に被写体までの距離情報
や、画像情報が検出される。
【0026】リンク撮影は相互にインターフェースケー
ブル50で直接接続された2台のカメラを1組として行
われる。すなわちカメラ10aと10b、カメラ10b
と10c、カメラ10cと10d、…、カメラ10fと
10aなどがそれぞれ1組としてリンク撮影が行われ
る。リンク撮影では、2台のカメラの一方がマーキング
用のレーザ光を照射し、被写体表面に投影されたスポッ
トを2台のカメラで各々検出して座標変換の際に参照点
として用いる。なお2台のカメラのうちマーキング用の
レーザ光を照射するカメラをマスターカメラ、もう一方
のカメラをスレーブカメラと呼ぶ。
【0027】図4は、リンク撮影モードを設定した際に
カメラ10aにおいて実行されるプログラムのフローチ
ャートであり、図5はその他のカメラ10b〜10fに
おいて実行されるプログラムのフローチャートである。
【0028】まず、オペレータがカメラ10aのリンク
撮影モード設定スイッチ18を押すと、カメラ10aに
おいてステップ100のカメラリンク処理が実行され
る。カメラリンク処理では、カメラ10a〜カメラ10
fを連動して制御するための初期処理が行なわれる。カ
メラ10aにおいて実行されるカメラリンク処理(ステ
ップ100)に連動して、カメラ10b〜カメラ10f
の各カメラにおいてもカメラリンク処理(ステップ20
0)が実行される。各カメラ間の連動(リンク)が成功
すると、すなわち接続された各カメラの電源がオン状態
に設定され、各カメラが通信可能な状態に設定されてい
ることが確認されると、カメラ10aのカメラリンク処
理(ステップ100)においてリンクが成功したことを
表すフラッグが立てられる。
【0029】カメラ10aのステップ101において、
各カメラ間でのリンクが成功したか否かが上述のフラッ
グを参照することにより判定される。リンクが失敗した
と判定されると、液晶表示パネル16などにリンクが失
敗したことを伝える警告が表示され、リンク撮影モード
の設定は解除される。これにより3次元画像検出システ
ムの撮影動作は終了する。一方、リンクが成功したと判
定されると、ステップ102においてカメラ10aをマ
スターカメラとしたリンク撮影が行なわれ、同時にカメ
ラ10bでは、ステップ201が実行され、スレーブカ
メラとしてのリンク撮影が行なわれる。すなわち、カメ
ラ10aとカメラ10bを1組としたリンク撮影が行な
われる。カメラ10a、カメラ10bのリンク撮影が成
功すると、リンク撮影が成功したことを表すフラッグ
が、それぞれのステップ102、201において立てら
れる。なお、カメラ10aとカメラ10bを1組とした
リンク撮影が行なわれている間、カメラ10c〜カメラ
10fでは、後述するようにリンク撮影のための待機状
態となる(ステップ201)。
【0030】ステップ103(カメラ10a)、ステッ
プ202(カメラ10b)では、リンク撮影が成功した
か否かが上述のフラッグによりそれぞれ判定される。リ
ンク撮影が失敗したと判定されると、リンク撮影モード
の設定はそれぞれ解除されこの3次元画像検出システム
の撮影動作は終了する。
【0031】一方、リンク撮影が成功したと判定される
と、カメラ10aではステップ104に処理が移り、カ
メラ10fをマスターカメラとし、自らをスレーブカメ
ラとしたリンク撮影が行なわれるまで待機状態となる。
カメラ10bでは、ステップ203に処理が移り、カメ
ラ10bをマスターカメラとしたリンク撮影が開始され
る。このときカメラ10cでは、ステップ201での待
機状態が解除され、スレーブカメラとしてのリンク撮影
が開始する。すなわち、カメラ10b、カメラ10cを
1組としたリンク撮影が行われる。各カメラでのリンク
撮影が成功するとリンク撮影が成功したことを表すフラ
ッグが、それぞれのステップ203(カメラ10b)、
ステップ201(カメラ10c)において立てられる。
【0032】カメラ10bでは、ステップ204におい
てリンク撮影(カメラ10bをマスターカメラとしたリ
ンク撮影)が成功したか否かが上述のフラッグを参照し
て行われる。一方、カメラ10cでは、ステップ202
においてリンク撮影(カメラ10bをマスターカメラと
したリンク撮影)が成功したか否かが上述のフラッグを
参照して行われる。カメラ10b、カメラ10cにおい
てリンク撮影が失敗したと判定されると、リンク撮影モ
ードの設定はそれぞれ解除されこの3次元画像検出シス
テムの撮影動作は終了する。
【0033】リンク撮影が成功したと判定されると、カ
メラ10bでは、ステップ205に処理が移り、カメラ
10aからの撮影終了信号(後述)が受信されたか否か
が判定される。すなわち、カメラ10aからの撮影終了
信号(END)待ち状態となる。また、カメラ10cで
は、ステップ203に処理が移り、これを契機にカメラ
10dのステップ201における待機状態が解除され、
カメラ10cとカメラ10dを1組としたリンク撮影
(カメラ10cがマスター、カメラ10dがスレーブ)
が開始する。以下同様に、カメラ10dとカメラ10
e、カメラ10eとカメラ10fのリンク撮影が行なわ
れ、カメラ10b〜カメラ10eのカメラは全てステッ
プ205の待機状態となる。すなわち、各カメラは自ら
がスレーブカメラとしてリンク撮影をしたときのマスタ
ーカメラからの撮影終了信号待ち状態となる。
【0034】カメラ10fのスレーブカメラとしてのリ
ンク撮影(ステップ201)が成功して終了すると、カ
メラ10fはマスターカメラとしてのリンク撮影(ステ
ップ203)を開始する。一方カメラ10aでは、ステ
ップ104での待機状態が解除され、スレーブカメラと
してのリンク撮影が開始される。リンク撮影が成功する
と、そのことを表すフラッグがカメラ10a、カメラ1
0fの各々のステップ104、ステップ203で立てら
れ、それぞれステップ105、ステップ204において
リンク撮影が成功したか否かが判定される。リンク撮影
が失敗したと判定されると、リンク撮影モードの設定が
解除され、この3次元画像検出システムの撮影動作は終
了する。
【0035】リンク撮影が成功したと判定されると、カ
メラ10fではステップ205に処理が移り、カメラ1
0eからの撮影終了信号待ち状態となる。また、カメラ
10aでは、ステップ106に処理が移り、距離情報検
出動作が実行され、被写体までの距離データが取得さ
れ、ステップ107において、画像情報検出動作が実行
され、被写体の画像データが取得される。
【0036】その後カメラ10aでは、撮影終了信号が
ステップ108においてカメラ10bに向けて出力さ
れ、ステップ109において各種データ(マーキングに
関する情報や距離データ、画像データなど)が記録媒体
Mに記録される。ステップ110では、カメラ10fか
らの撮影終了信号を受けるまで待機状態となる。カメラ
10fから撮影終了信号を受信すると、カメラ10aに
おける3次元画像検出システムの撮影動作は終了する。
【0037】撮影終了信号は、そのカメラにおいて実行
される距離情報検出動作や画像情報検出動作における撮
影が終了したことを示す信号である。カメラ10bにお
いて、撮影終了信号を受信すると、ステップ205で撮
影終了信号の受信待ち状態であったカメラ10bの処理
は、ステップ206、ステップ207へと移り、距離情
報検出動作、画像情報検出動作が実行され、被写体の距
離データ、画像データが取得される。その後ステップ2
08において、カメラ10bはカメラ10cに撮影終了
信号を出力し、ステップ209で、取得された各種デー
タが記録媒体Mに記録され、カメラ10bにおける3次
元画像検出システムの撮影動作は終了する。
【0038】以下同様に、各カメラにおいて距離情報検
出動作、画像情報検出動作が実行されとともに次のカメ
ラに撮影終了信号を出力し、各カメラにおいて取得され
た各種のデータが、記録媒体Mに記録され、各カメラに
おける3次元画像検出システムの撮影動作が全て終了す
る。すなわち、撮影終了信号はカメラ10a、カメラ1
0b、カメラ10c、・・・、と順次出力され、最後に
カメラ10fから出力された撮影終了信号がカメラ10
aにおいて受信されることにより、接続された全てのカ
メラの撮影動作が終了する。
【0039】次に図6〜図9及び次の表1を参照してス
テップ100、ステップ200において実行されるカメ
ラリンク処理について説明する。
【0040】表1は、インターフェースケーブル50を
介してカメラ間で通信される代表的な信号の一覧を表し
たものである。
【表1】 Mはマスターカメラ、Sはスレーブカメラを表してお
り、’→’記号はマスターカメラ、スレーブカメラ間で
のデータの伝送方向を表している。カメラリンク処理に
用いられる信号は、1ビット信号であるリンク撮影モー
ド信号(MODE)と3ビット信号であるカメラ識別信
号(C1、C2、C3)である。3ビット信号の照明識
別信号(L1、L2、L3)と、1ビット信号のOK信
号(OK_ACK)、NG信号(NG_ACK)、撮影
終了信号(END)は、後のリンク撮影動作において用
いられる。
【0041】図6は、ステップ100、すなわちカメラ
10aで実行されるカメラリンク処理のフローチャート
であり、図7は、ステップ200、すなわちカメラ10
b〜カメラ10fで実行されるカメラリンク処理のフロ
ーチャートである。
【0042】まずステップ300で、カメラ10a、カ
メラ10b間のリンク撮影モード(MODE)信号(送
信側)がハイレベルに設定され、ステップ301でカメ
ラ識別番号(送信側)が1にセットされるとともにカメ
ラ10bへ出力される。その後ステップ302において
タイマがリセットされ、ステップ303でカメラ10
f、カメラ10a間のMODE信号(受信側)がハイレ
ベルであるか否かが判定される。受信側のMODE信号
がハイレベルでないと判定されるとステップ306にお
いてタイマが所定の時間を超過していないか否かが判定
される。所定時間経過していないと判定されると、ステ
ップ303に再び処理は戻り、受信側のMODE信号が
ハイレベルであるか否かが判定される。またステップ3
06でタイマの時間が所定時間を超過していると判定さ
れると、カメラリンク処理が成功したことを表すフラッ
グをリセットしてこの処理は終了する。
【0043】一方ステップ303において受信側のMO
DE信号はハイレベルであると判定されると、ステップ
304において、受信側のカメラ識別番号が1であるか
否かが判定される。受信側のカメラ識別番号が1である
と判定されるとステップ306に処理は移り、タイマの
時間が所定時間を超過しているか否かが判定される。ス
テップ304において受信側のカメラ識別番号が1でな
いと判定されると、ステップ305においてカメラリン
ク処理が成功したこと表すフラッグが立てられ、この処
理は終了する。
【0044】カメラ10aにおいて図6で示されたカメ
ラリンク処理が行なわれている間、カメラ10b〜カメ
ラ10fでは、図7で示されるカメラリンク処理が行な
われる。ステップ400で、受信側のMODE信号がハ
イレベルであると判定されると、処理はステップ401
へ移行し、送信側のMODE信号がハイレベルに設定さ
れる。例えばカメラ10aからのMODE信号がハイレ
ベルに設定され、これをカメラ10bが受信すると、カ
メラ10bはカメラ10cへのMODE信号をハイレベ
ルに設定する。ステップ402では、受信したカメラ識
別番号nに1を加算したものを送信側のカメラ識別番号
に設定して次のカメラへ出力する。例えば、カメラ10
bはカメラ10aからカメラ識別番号1を受信し、カメ
ラ識別番号2をカメラ10cに出力する。すなわち6台
のカメラ10a〜10fは、カメラ識別番号1、2、
…、6にそれぞれ対応する。
【0045】図8は、各カメラ間におけるMODE信号
の立ち上げ及び立ち下げのシーケンスを示したものであ
る。すなわち、図8(a)はカメラ10aとカメラ10
b、図8(b)はカメラ10bとカメラ10c、図8
(c)はカメラ10cとカメラ10d、図8(d)はカ
メラ10dとカメラ10e、図8(e)はカメラ10e
とカメラ10f、図8(f)はカメラ10fとカメラ1
0a間のMODE信号の立ち上げ及び立ち下げのシーケ
ンスを表している。ステップ300での送信側のMOD
E信号をハイレベルに設定することにより、カメラ10
a、カメラ10b間のMODE信号は、SH1において
ハイレベルに設定される。ハイレベルのMODE信号を
受信したカメラ10bはカメラ10b、カメラ10c間
のMODE信号をSH2においてハイレベルに設定す
る。このように順次各カメラ間のMODE信号がハイレ
ベルに設定され、SH6では全てのカメラ間のMODE
信号がハイレベルに設定される。
【0046】一方、各カメラは割り込み処理で常時受信
側のMODE信号を監視しており、受信側のMODE信
号がローレベルに設定されると、自らの送信側のMOD
E信号をローレベルに設定した後、実行されている撮影
動作をそれぞれ強制終了する。例えば、カメラ10aが
送信側のMODE信号をSL1においてローレベルに設
定すると、それを検知したカメラ10bもSL2におい
て送信側のMODE信号をローレベルにした後、撮影動
作を強制終了する。以下同様にカメラ10c〜カメラ1
0fが各MODE信号をローレベルに設定して、自らの
撮影動作を強制終了する。したがって、SL6では、全
てのカメラにおいて図4、図5のフローチャートで示さ
れた撮影動作は終了している。なお、受信側のMODE
信号の監視は、全てのカメラにおいて常時行なわれてい
るので、何れかのカメラが送信側のMODE信号をロー
レベルに設定すれば、各カメラのMODE信号が順次ロ
ーレベルに設定され、カメラ10aの送信側のMODE
信号をローレベルに設定したときと同様に全てのカメラ
の撮影動作を終了させることができる。
【0047】図9は、ステップ301、ステップ402
において出力されるカメラ識別信号の例を示したもので
ある。図9(a)は、カメラ10aからカメラ10bへ
出力されるカメラ識別信号を表しており、図9(b)、
図9(c)は、カメラ10bからカメラ10c、カメラ
10cからカメラ10dへ出力されるカメラ識別信号を
それぞれ表している。
【0048】カメラ識別信号C1、C2、C3はそれぞ
れ3桁の2進数の各桁に対応しており、C1は1桁目、
C2は2桁目、C3は3桁目に対応する。したがって、
カメラ識別番号1(2進表記で01)を出力する図9
(a)では、送信側のMODE信号がハイレベルに設定
されると略同時に、カメラ識別信号C1にパルス信号が
出力される。同様にカメラ識別番号2(2進表記で1
0)を出力する図9(b)では、MODE信号がハイレ
ベルに設定されると略同時に、カメラ識別信号C2にパ
ルス信号が出力される。また、カメラ識別番号3(2進
表記で11)を出力する図9(c)では、MODE信号
がハイレベルに設定されると略同時に、カメラ識別信号
C1、C2にそれぞれパルス信号が出力される。
【0049】次に図10〜図12を参照して図4及び図
5のステップ102、ステップ203とステップ10
4、ステップ201で実行されるマスターカメラでのリ
ンク撮影と、スレーブカメラでのリンク撮影について説
明する。
【0050】図10は、マスターカメラにおいて実行さ
れるリンク撮影動作のフローチャートである。初めにス
テップ500、ステップ501において変数Mと変数L
がそれぞれ0と1に初期設定される。変数Mは、リンク
撮影動作により検出されたスポットの数に対応する。変
数Lは照明識別番号であり、カメラに設けられた発光素
子22の各々に対応する数である。例えば図1におい
て、一番上の発光素子22から時計周りに順に1、2、
…、6と各発光素子22が対応している。
【0051】ステップ502では、カメラ識別番号がス
レーブカメラに出力される。ステップ503では、照明
識別番号Lの発光素子22からレーザ光が被写体に向け
て照射されるとともに、照射されている発光素子22の
照明識別番号Lをスレーブカメラに送出する。なお、照
明識別番号Lは、カメラ識別番号と同様に3ビットの照
明識別信号L1、L2、L3によってスレーブカメラに
送出される。
【0052】ステップ504では、スレーブカメラから
のOK_ACK信号が受信されたか否かが判定される。
OK_ACK信号は、発光素子22から照射されたマー
キング用のレーザ光によるスポットがスレーブカメラに
おいて検出されたときに、スレーブカメラからマスター
カメラへ送出される信号である。OK_ACK信号が受
信されていないと判定されるとステップ505におい
て、スレーブカメラからのNG_ACK信号が受信され
たか否かが判定される。NG_ACK信号は、発光素子
22から照射されたマーキング用のレーザ光によるスポ
ットがスレーブカメラにおいて検出されないときに、ス
レーブカメラからマスターカメラへ送出される信号であ
る。NG_ACK信号が受信されていないと判定される
と再びステップ504に戻り、OK_ACK信号の受信
がないか判定される。
【0053】ステップ505においてNG_ACK信号
が受信されたと判定されると、ステップ506において
照明識別番号Lがその最大値であるLmax と等しいか否
かが判定される。本実施形態のカメラの発光素子22の
数は6個なので、Lmax =6である。L=Lmax ではな
いと判定されると、ステップ507において、照明識別
番号Lに1が加算され処理は再びステップ502へ戻り
次の発光素子22からのレーザ光の照射が行われる。
【0054】一方、ステップ504において、OK_A
CK信号が受信されたと判定されると、ステップ508
において変数Mに1が加算される。ステップ509で
は、照明識別番号Lのレーザ光により被写体表面にでき
たスポットの画面における位置(画素の位置)の認識す
るためのスポット位置認識処理が行なわれる。その後ス
テップ510において照明識別番号Lと認識されたスポ
ットの位置が画像メモリ34に一時的に記憶される。
【0055】ステップ511では、変数Mが3であるか
否かが判定される。M≠3と判定されたときには、ステ
ップ506においてL=Lmax が判定される。一方ステ
ップ511においてM=3であると判定されると、ステ
ップ512においてリンク撮影が成功したことを表すフ
ラッグが立てられ、このマスターカメラでのリンク撮影
動作のサブルーチンは終了する。また、ステップ506
においてL=Lmax であると判定されると、ステップ5
13においてリンク撮影が成功したことを表すフラッグ
がリセットされるとともに、MODE信号がローレベル
に設定され、このマスターカメラでのリンク撮影動作の
サブルーチンは終了する。
【0056】一方、スレーブカメラでのリンク撮影動作
のサブルーチンは、図11のフローチャートで示され
る。
【0057】ステップ600では、検出されたスポット
の数を表す変数Mの値が0に初期設定される。ステップ
601では、マスターカメラからのカメラ識別信号(カ
メラ識別番号)が受信されたか否かが判定され、カメラ
識別信号が受信されたと判定されると、ステップ602
において照明識別信号(照明識別番号L)が受信された
か否かが判定される。照明識別信号が受信されると、ス
テップ603において、マスターカメラの照明識別番号
Lから照射されたレーザ光によるスポットのCCD28
の画面における位置を認識するスポット位置認識処理が
行なわれる。ステップ603では、スポット位置が認識
された場合には、スポット位置が認識されたことを表す
フラッグが立てられ、それ以外のときには、同フラッグ
がリセットされる。
【0058】ステップ604では、ステップ603のス
ポット位置認識処理で、照明識別番号Lの発光素子22
によるスポットの位置が認識できたか否かが、スポット
位置が認識されたことを表すフラッグによって判定され
る。スポットの位置が認識されなかったと判定される
と、ステップ605においてNG_ACK信号がマスタ
ーカメラへ送信される。その後ステップ606において
受信された照明識別番号LがLmax に等しいか否かが判
定され、等しくないと判定されるとステップ601に再
び処理が戻る。
【0059】一方、ステップ604で照明識別番号Lに
よるスポットの位置が認識されたと判定されると、ステ
ップ608で変数Mに1が加算された後、ステップ60
9においてOK_ACK信号がマスターカメラに送信さ
れる。その後ステップ610において照明識別番号と認
識されたスポットの位置が画像メモリ34に記憶され、
ステップ611で、変数Mが3であるか否かが判定され
る。M=3であると判定されるとステップ612におい
てリンク撮影が成功したことを表すのフラッグが立てら
れ、このスレーブカメラにおけるリンク撮影動作のサブ
ルーチンは終了する。またステップ611においてM≠
3であると判定されると、ステップ606へ処理が移
る。ステップ606においてL=Lmax であると判定さ
れるとステップ607においてスレーブカメラにおける
リンク撮影が成功したことを表すフラッグがリセットさ
れ、このスレーブカメラにおけるリンク撮影動作のサブ
ルーチンは終了する。
【0060】次に図12を参照してステップ509、ス
テップ603のスポット位置認識処理について説明す
る。図12はスポット位置認識処理のサブルーチンのフ
ローチャートである。
【0061】ステップ700では、画素値の2値化処理
が行われる。すなわち、CCD28において左からi番
目、上からj番目の画素を(i,j)で表すとき、画素
(i,j)において画素値ρ(i,j)が閾値Γ以上で
あれば1、閾値Γよりも小さければ0を対応させる。関
数B(ρ(i,j))は、この様な2値化関数を表して
いる。このとき、B(ρ(i,j))=1となる画素
は、スポットを構成する画素の1つに対応している。
【0062】ステップ701では、B(i,j)、B
(i,j)×i、B(i,j)×jの総和SMB 、SM
i 、SMj がそれぞれ求められる。ステップ702で
は、SM B =0であるか否かが判定される。SMB ≠0
と判定されたときにはステップ703に処理が移り、B
(ρ(i,j))=1となる画素により構成されたスポ
ットの図心(i0 ,j0 )がスポット位置として求めら
れる。なお、図心(i0 ,j0 )は、数値を四捨五入す
る関数をIntとすると、 i0 =Int(SMi /SMB ) j0 =Int(SMj /SMB ) によって算出される。
【0063】ステップ704では、スポット位置が認識
されたことを表すフラッグが立てられてこのサブルーチ
ンは終了する。一方、ステップ702においてSMB
0であると判定されると、ステップ705において、ス
ポット位置の認識されたことを表すフラッグがリセット
され、このサブルーチンは終了する。
【0064】図13は、カメラ10aをマスターカメ
ラ、カメラ10bをスレーブカメラとしてリンク撮影が
行われたときの各信号のシーケンスを例示したものであ
る。
【0065】T1では、カメラ識別番号1と照明識別番
号1に対応するカメラ識別信号と照明識別信号とがカメ
ラ10aからカメラ10bへと略同時に出力されてい
る。すなわち、カメラ識別信号C1及び照明識別信号L
1のみがパルス信号として出力されている。T1’で
は、カメラ10bからカメラ10aにOK_ACK信号
がパルス信号として出力され、照明識別番号1によるス
ポットが検出さたことをマスターカメラであるカメラ1
0aに知らせている。
【0066】T2では、再びカメラ識別番号1が出力さ
れ、略同時に照明識別番号2に対応する照明識別信号が
出力されている。すなわち、カメラ識別信号C1及び照
明識別信号L2のみがパルス信号として出力されてい
る。T2’では、カメラ10bからカメラ10aにNG
_ACK信号がパルス信号として出力され、照明識別番
号2によるスポットが検出されなかったことをマスター
カメラであるカメラ10aに知らせている。以下同様
に、T3、T4、T5、T6では照明識別番号3、4、
5、6に対応する3ビットで表された照明識別信号がマ
スターカメラからスレーブカメラへ送られ、T3’、T
4’、T5’、T6’ではそれぞれOK_ACK信号、
NG_ACK信号、NG_ACK信号、OK_ACK信
号がスレーブカメラからマスターカメラへと送られてい
る。したがって、このリンク撮影動作では、スレーブカ
メラであるカメラ10bにおいて3個のスポットが認識
(検知)されたので、リンク撮影が成功したことを表す
フラッグが立てられる。
【0067】以上の方法により、各カメラにおいてそれ
ぞれ3個のスポットが認識されると、各カメラにおいて
検出された被写体の距離データから単一の座標系で表さ
れた被写体の座標データを得ることができ、例えばカメ
ラ10aの液晶表示パネル16などに全てのリンク撮影
が成功した旨が表示される。
【0068】次に図4、図5のステップ106、ステッ
プ206において実行される距離情報検出動作について
説明する。
【0069】まず、図14および図15を参照して、本
実施形態における距離測定の原理について説明する。な
お図15において横軸は時間tである。
【0070】距離測定装置Bから出力された測距光は被
写体Sにおいて反射し、図示しないCCDによって受光
される。測距光は所定のパルス幅Hを有するパルス状の
光であり、したがって被写体Sからの反射光も、同じパ
ルス幅Hを有するパルス状の光である。また反射光のパ
ルスの立ち上がりは、測距光のパルスの立ち上がりより
も時間δ・t(δは遅延係数)だけ遅れる。測距光と反
射光は距離測定装置Bと被写体Sの間の2倍の距離rを
進んだことになるから、その距離rは r=δ・t・C/2 ・・・(1) により得られる。ただしCは光速である。
【0071】例えば測距光のパルスの立ち上がりから反
射光を検知可能な状態に定め、反射光のパルスが立ち下
がる前に検知不可能な状態に切換えるようにすると、す
なわち反射光検知期間Tを設けると、この反射光検知期
間Tにおける受光量Aは距離rの関数である。すなわち
受光量Aは、距離rが大きくなるほど(時間δ・tが大
きくなるほど)小さくなる。
【0072】本実施形態では上述した原理を利用して、
CCD28に設けられ、2次元的に配列された複数のフ
ォトダイオードにおいてそれぞれ受光量Aを検出するこ
とにより、カメラ本体10から被写体Sの表面の各点ま
での距離をそれぞれ検出し、被写体Sの表面形状に関す
る3次元画像のデータを一括して入力している。
【0073】図16は、CCD28に設けられるフォト
ダイオード51と垂直転送部52の配置を示す図であ
る。図17は、CCD28を基板53に垂直な平面で切
断して示す断面図である。このCCD28は従来公知の
インターライン型CCDであり、不要電荷の掃出しにV
OD(縦型オーバーフロードレイン)方式を用いたもの
である。
【0074】フォトダイオード51と垂直転送部52は
n型基板53の面に沿って形成されている。フォトダイ
オード51は2次元的に格子状に配列され、垂直転送部
52は所定の方向(図16において上下方向)に1列に
並ぶフォトダイオード51に隣接して設けられている。
垂直転送部52は、1つのフォトダイオード51に対し
て4つの垂直転送電極52a,52b,52c,52d
を有している。したがって垂直転送部52では、4つの
ポテンシャルの井戸が形成可能であり、従来公知のよう
に、これらの井戸の深さを制御することによって、信号
電荷をCCD28から出力することができる。なお、垂
直転送電極の数は目的に応じて自由に変更できる。
【0075】基板53の表面に形成されたp型井戸の中
にフォトダイオード51が形成され、p型井戸とn型基
板53の間に印加される逆バイアス電圧によってp型井
戸が完全空乏化される。この状態において、入射光(被
写体からの反射光)の光量に応じた電荷がフォトダイオ
ード51において蓄積される。基板電圧Vsub を所定値
以上に大きくすると、フォトダイオード51に蓄積した
電荷は、基板53側に掃出される。これに対し、転送ゲ
ート部54に電荷転送信号(電圧信号)が印加されたと
き、フォトダイオード51に蓄積した電荷は垂直転送部
52に転送される。すなわち電荷掃出信号によって電荷
を基板53側に掃出した後、フォトダイオード51に蓄
積した信号電荷が、電荷転送信号によって垂直転送部5
2側に転送される。このような動作を繰り返すことによ
り、垂直転送部52において信号電荷が積分され、いわ
ゆる電子シャッタ動作が実現される。
【0076】図18は距離情報検出動作におけるタイミ
ングチャートであり、図1、図2、図16〜図18を参
照して本実施形態における距離情報検出動作について説
明する。なお本実施形態の距離情報検出動作では、図1
5を参照して行なった距離測定の原理の説明とは異な
り、外光の影響による雑音を低減するために測距光のパ
ルスの立ち下がりから反射光を検知可能な状態に定め、
反射光のパルスが立ち下がった後に検知不可能な状態に
切換えるようにタイミングチャートを構成しているが原
理的には何ら異なるものではない。
【0077】垂直同期信号(図示せず)の出力に同期し
て電荷掃出し信号(パルス信号)S1が出力され、これ
によりフォトダイオード51に蓄積していた不要電荷が
基板53の方向に掃出され、フォトダイオード51にお
ける蓄積電荷量はゼロになる(符号S2)。電荷掃出し
信号S1の出力の開始の後、一定のパルス幅を有するパ
ルス状の測距光S3が出力される。測距光S3が出力さ
れる期間(パルス幅)は調整可能であり、図示例では、
電荷掃出し信号S1の出力と同時に測距光S3がオフす
るように調整されている。
【0078】測距光S3は被写体において反射し、CC
D28に入射する。すなわちCCD28によって被写体
からの反射光S4が受光されるが、電荷掃出し信号S1
が出力されている間は、フォトダイオード51において
電荷は蓄積されない(符号S2)。電荷掃出し信号S1
の出力が停止されると、フォトダイオード51では、反
射光S4の受光によって電荷蓄積が開始され、反射光S
4と外光とに起因する信号電荷S5が発生する。反射光
S4が消滅すると(符号S6)フォトダイオード51で
は、反射光に基く電荷蓄積は終了するが(符号S7)、
外光のみに起因する電荷蓄積が継続する(符号S8)。
【0079】その後、電荷転送信号S9が出力される
と、フォトダイオード51に蓄積された電荷が垂直転送
部52に転送される。この電荷転送は、電荷転送信号の
出力の終了(符号S10)によって完了する。すなわ
ち、外光が存在するためにフォトダイオード51では電
荷蓄積が継続するが、電荷転送信号の出力が終了するま
でフォトダイオード51に蓄積されていた信号電荷S1
1が垂直転送部52へ転送される。電荷転送信号の出力
終了後に蓄積している電荷S14は、そのままフォトダ
イオード51に残留する。
【0080】このように電荷掃出し信号S1の出力の終
了から電荷転送信号S9の出力が終了するまでの期間T
U1の間、フォトダイオード51には、被写体までの距離
に対応した信号電荷が蓄積される。そして、反射光S4
の受光終了(符号S6)までフォトダイオード51に蓄
積している電荷が、被写体の距離情報と対応した信号電
荷S12(斜線部)として垂直転送部52へ転送され、
その他の信号電荷S13は外光のみに起因するものであ
る。
【0081】電荷転送信号S9の出力から一定時間が経
過した後、再び電荷掃出し信号S1が出力され、垂直転
送部52への信号電荷の転送後にフォトダイオード51
に蓄積された不要電荷が基板53の方向へ掃出される。
すなわち、フォトダイオード51において新たに信号電
荷の蓄積が開始する。そして、上述したのと同様に、電
荷蓄積期間TU1が経過したとき、信号電荷は垂直転送部
52へ転送される。
【0082】このような信号電荷S11の垂直転送部5
2への転送動作は、次の垂直同期信号が出力されるま
で、繰り返し実行される。これにより垂直転送部52に
おいて、信号電荷S11が積分され、1フィールドの期
間(2つの垂直同期信号によって挟まれる期間)に積分
された信号電荷S11は、その期間被写体が静止してい
ると見做せれば、被写体までの距離情報に対応してい
る。なお信号電荷S13は信号電荷S12に比べ微小で
あるため信号電荷S11は信号電荷S12と等しいと見
なすことができる。
【0083】以上説明した信号電荷S11の検出動作は
1つのフォトダイオード51に関するものであり、全て
のフォトダイオード51においてこのような検出動作が
行なわれる。1フィールドの期間における検出動作の結
果、各フォトダイオード51に隣接した垂直転送部52
の各部位には、そのフォトダイオード51によって検出
された距離情報が保持される。この距離情報は垂直転送
部52における垂直転送動作および図示しない水平転送
部における水平転送動作によってCCD28から出力さ
れる。
【0084】図19は、図4のステップ106および図
5のステップ206において実行される距離情報検出動
作のフローチャートである。図19を参照して距離情報
検出動作について説明する。なお、距離情報検出動作
は、モード切替ダイヤル17の設定をDモードに設定す
ることにより、独立して駆動することもできる。このと
きカメラでは他のカメラと連動することなく、独立して
距離情報検出動作が実行される。
【0085】ステップ801では、垂直同期信号が出力
されるとともに測距光制御が開始される。すなわち発光
装置14が駆動され、パルス状の測距光S3が断続的に
出力される。次いでステップ802が実行され、CCD
28による検知制御が開始される。すなわち図18を参
照して説明した距離情報検出動作が開始され、電荷掃出
信号S1と電荷転送信号S9が交互に出力されて、距離
情報の信号電荷S11が垂直転送部52において積分さ
れる。
【0086】ステップ803では、距離情報検出動作の
開始から1フィールド期間が終了したか否か、すなわち
新たに垂直同期信号が出力されたか否かが判定される。
1フィールド期間が終了するとステップ804へ進み、
垂直転送部52において積分された距離情報の信号電荷
がCCD28から出力される。この信号電荷はステップ
805において画像メモリ34に一時的に記憶される。
【0087】ステップ806では測距光制御がオフ状態
に切換えられ、発光装置14の発光動作が停止する。ス
テップ807では、距離データの演算処理が行なわれ、
ステップ808において距離データが画像メモリ34に
一時的に記憶され、このサブルーチンは終了する。
【0088】次にステップ807において実行される演
算処理の内容を図18を参照して説明する。
【0089】反射率Rの被写体が照明され、この被写体
が輝度Iの2次光源と見做されてCCDに結像された場
合を想定する。このとき、電荷蓄積時間tの間にフォト
ダイオードに発生した電荷が積分されて得られる出力S
nは、 Sn=k・R・I・t ・・・(2) で表される。ここでkは比例定数で、撮影レンズのFナ
ンバーや倍率等によって変化する。
【0090】図18に示されるように電荷蓄積時間をT
U1、測距光S3のパルス幅をTS 、距離情報の信号電荷
S12のパルス幅をTD とし、1フィールド期間中のそ
の電荷蓄積時間がN回繰り返されるとすると、得られる
出力SM10は、 SM10=Σk・R・I・TD =k・N・R・I・TD ・・・(3) となる。なお、パルス幅TD は TD =δ・t =2r/C ・・・(4) と表せる。このとき被写体までの距離rは r=C・SM10/(2・k・N・R・I) ・・・(5) で表せる。したがって比例定数k、反射率R、輝度Iを
予め求めておけば距離rが求められる。
【0091】次に図20を参照して図4、図5のステッ
プ107、ステップ207において実行される画像情報
検出動作について説明する。なお、画像情報検出動作も
距離情報検出動作と同様に、モード切替ダイアル17を
Vモードに設定することにより、独立して駆動すること
ができる。すなわち、モード切替ダイアル17がVモー
ドに設定されているカメラにおいては、他のカメラと連
動することなく独立して距離情報検出動作が実行され
る。
【0092】ステップ901では、CCD28による通
常の撮影動作(CCDビデオ制御)がオン状態に定めら
れ、距離情報検出動作において撮像された被写体と同一
の被写体の画像が撮像され画像データとして検出され
る。検出された画像データは、ステップ902において
画像メモリ34に一時的に記憶され、このサブルーチン
は終了する。
【0093】以上の3次元画像検出システムの撮影動作
により、カメラ10a〜カメラ10fにおいて取得され
データは、コンピュータ41に転送され合成される。カ
メラからコンピュータへのデータの転送は、各カメラの
記録媒体Mをコンピュータ41に設けられたデータ読取
装置46(図2参照)に装着してコンピュータに読み込
むか、インターフェースコネクタ21cに接続されたイ
ンターフェースケーブルを介してコンピュータ41へ転
送される。
【0094】次に図21〜図26を参照して、リンク撮
影動作により検出された3個のスポットを用いて各カメ
ラにより検出された被写体までの距離データから、被写
体の全体的な3次元形状を表す座標データを得る方法に
ついて説明する。
【0095】まず、各カメラにおいて検出される被写体
までの距離データから、各カメラを基準とした座標系に
おける被写体の座標値を算出する方法について説明す
る。
【0096】図21は、カメラの撮影光学系における焦
点Pf を座標原点に取ったカメラ座標系xyzと、CC
D28上の任意の点P(画素)と、それに対応する被写
体表面上の点Qとの関係を模式的に示している。y軸は
光軸Lpに一致しており、z軸はCCD28の垂直軸に
並行に取られ、その向きは上向きである。またx軸はC
CD28の水平軸に並行にとられている。点Pc はCC
D28の受光面と光軸Lpの交点であり、受光面の中心
に一致する。点QはCCD28上の点Pの画素に対応す
る被写体上の点であり、その座標は(xQ ,yQ
Q )である。平面Πは点Qを含むCCD28に平行な
平面である。点QC は光軸Lp(y軸)と平面Πの交点
であり、その座標は(0,yQ ,0)である。
【0097】図22は、CCD28の受光面を正面から
見た図である。CCD28の水平、垂直方向の長さはそ
れぞれ2×H0 、2×V0 である。点PはCCD28の
中心PC から左へHP 、上へVP の距離にある。点PH
は、点PからCCD28の水平軸LH へ下ろした垂線の
足である。また点PV は、点PからCCD28の垂直軸
V へ下ろした垂線の足である。
【0098】図23は、焦点Pf とCCD28との関係
を焦点Pf とCCD28の水平軸L H を含む平面上で表
したものであり、角Θ0 は水平画角、fは焦点距離であ
る。線分Pf H が光軸Lpとなす角をΘP とすると、
角ΘP は、 ΘP =tan-1(Hp /f) ・・・(6) によって求められる。
【0099】図24は、焦点Pf とCCD28との関係
を焦点Pf とCCD28の垂直軸L V を含む平面上で表
したものであり、角θ0 は垂直画角である。線分Pf
V が光軸Lpとなす角をθP とすると、角θP は、 θP =tan-1(Vp /f) ・・・(7) によって求められる。
【0100】焦点Pf と点Pを結ぶ線分Pf Pの長さ
は、線分Pf H と線分PC V の長さから、 Pf P=(Pf H 2 +PC V 2 1/2 ・・・(8) によって求められる。ここで、(8)式のPf H 、P
C V は、 PC V =VP 、 Pf H =f/cosΘP なので、 Pf P=((f/cosΘP 2 +VP 2 1/2 ・・・(9) と表すことができる。
【0101】線分Pf Qの長さと、線分Pf Pの長さの
比Pf P/Pf Qをμとすると、点Qの座標成分xQ
Q 、zQ は、 xQ =HP /μ ・・・(10) yQ =VP /μ ・・・(11) zQ =f/μ ・・・(12) で算出される。焦点距離fおよびCCD28の任意の画
素に対応する点Pまでの距離HP 、VP は既知である。
また、線分Pf Qの長さは、焦点Pf から点Pに対応す
る被写体の点Qまでの距離であり、焦点距離fは既知な
ので、ステップ807の演算処理の結果を用いて算出可
能である。点Pは、CCD28の1つの画素を代表した
ものであり、上述の計算はCCD28の全ての画素に対
して可能であり、全ての画素(点P)に対応する被写体
(点Q)の座標(xQ ,yQ ,zQ)が算出される。
【0102】次に、参照点である3個のスポットに基づ
いて、あるカメラ(スレーブカメラ)を基準とした座標
系x’y’z’をリンク撮影において対を成したカメラ
(マスターカメラ)を基準とした座標系xyzへ変換す
る方法について説明する。
【0103】図25、図26は人頭模型の正面に据えた
カメラと、模型の左斜め前に据えたカメラで撮影した画
像を表しており、図25は、マスターカメラにより撮影
された画像、図26はスレーブカメラにより撮影された
画像にそれぞれ対応している。
【0104】図25における3個のスポットSp1 、S
2 、Sp3 は、図26における3個のスポットS
1 ’、Sp2 ’、Sp3 ’にそれぞれ対応し、同一ス
ポットを2つの異なる方向から撮影したものである。座
標系xyzにおける3個のスポットSp1 、Sp2 、S
3 の座標(位置ベクトル)をそれぞれ(x1 ,y1
1 )、(x2 ,y2 ,z2 )、(x3 ,y3 ,z3
とし、座標系x’y’z’における3個のスポットSp
1 ’、Sp2 ’、Sp3 ’の座標をそれぞれ(x1’,
1 ’,z1 ’)、(x2 ’,y2 ’,z2 ’)、(x
3 ’,y3 ’,z3’)とする。これらの座標は図21
〜図24を参照して説明した方法により算出することが
できる。
【0105】座標系x’y’z’から座標系xyzへの
座標変換は、並行移動分を(Δx,Δy,Δz)で表す
と、直交変換(回転)Tr により
【数1】 のように行なえる。直交変換Tr の成分αijは、参照点
である3個のスポットの座標値から以下のように求める
ことができる。
【0106】Sp1 からSp2 、Sp2 からSp3 、S
3 からSp1 への変位ベクトルをそれぞれ、 ΔSp1 =(x2 −x1 ,y2 −y1 ,z2 −z1 ) ΔSp2 =(x3 −x2 ,y3 −y2 ,z3 −z2 ) ΔSp3 =(x1 −x3 ,y1 −y3 ,z1 −z3 ) とし、Sp1 ’からSp2 ’、Sp2 ’からSp3 ’、
Sp3 ’からSp1 ’への変位ベクトルをそれぞれ、 ΔSp1 ’=(x2 ’−x1 ’,y2 ’−y1 ’,
2 ’−z1 ’) ΔSp2 ’=(x3 ’−x2 ’,y3 ’−y2 ’,
3 ’−z2 ’) ΔSp3 ’=(x1 ’−x3 ’,y1 ’−y3 ’,
1 ’−z3 ’) とすると、変位ベクトルは、座標系の並行移動に関して
不変なので、
【数2】 となり、これにより直交変換Tr の成分αijを求めるこ
とができる。また、並行移動(Δx,Δy,Δz)は、
求められた直交変換Tr と、例えばSp1 (Sp 1 ’)
の座標値から
【数3】 と求められる。
【0107】以上により、あるスレーブカメラを基準と
した座標系で求めらた被写体の座標データを、マスター
カメラを基準とした座標系に変換することができる。各
カメラは隣り合うカメラの一方に対してマスターカメラ
であり、他方に対してはスレーブカメラなので、各組に
おいて求められる座標変換を繰り返し実行することによ
り、任意のカメラを基準とした座標系で表された被写体
の座標値を所定のカメラを基準とした座標系に変換する
ことができる。したがって、被写体の全体的な3次元形
状を単一の座標系によって表すことができる。
【0108】なお、本実施形態では、3個のスポット
(参照点)がマスターカメラ及びスレーブカメラ双方に
おいて認識されたか否かの判定は、リンク撮影動作中に
おいて行われた。しかし、予め6個の発光素子22を全
て同時に発光させて3個以上の同一スポットが認識され
るか否かを判定してもよく、そのためのモードを各カメ
ラに設けてもよい。また、本実施形態では、スポットは
撮影の目的である被写体表面上に投影されたが、目的と
する被写体付近に存在し、撮影領域内にある目的としな
い被写体表面上に投影されていてもよい。
【0109】本実施形態では、3個のスポットを座標変
換のための参照点として認識したが、直線状にない4個
以上のスポットを認識するようにしてもよく、このとき
認識された4個以上のスポットを用いて、より高い精度
で座標変換の式を算出してもよい。
【0110】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被写体を
複数の方向から撮影し、各撮影により得られる被写体の
3次元形状を表す座標データを1つの座標系に合成する
ための3次元画像検出システム及び3次元画像検出装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるカメラ型の3次元画
像検出装置の斜視図である。
【図2】図1に示すカメラの回路構成を示すブロック図
である。
【図3】3次元画像検出システムの構成を模式的に表し
た図である。
【図4】マスターカメラにおいて実行される3次元画像
検出システムの撮影動作のプログラムのフローチャート
である。
【図5】スレーブカメラにおいて実行される3次元画像
検出システムの撮影動作のプログラムのフローチャート
である。
【図6】リンク撮影モードを最初に立ち上げたカメラに
おいて実行されるカメラリンク処理のプログラムのフロ
ーチャートである。
【図7】図6のカメラ以外のカメラにおいて実行される
カメラリンク処理のプログラムのフローチャートであ
る。
【図8】各カメラ間におけるMODE信号の立ち上げ及
び立ち下げのシーケンスを示したものである。
【図9】カメラ識別信号の送信状態を例示したものであ
る。
【図10】マスターカメラにおいて実行されるリンク撮
影動作のプログラムのフローチャートである。
【図11】スレーブカメラにおいて実行されるリンク撮
影動作のプログラムのフローチャートである。
【図12】スポット位置認識処理のプログラムのフロー
チャートである。
【図13】リンク撮影時において出力される各信号のシ
ーケンスである。
【図14】測距光による距離測定の原理を説明するため
の図である。
【図15】測距光、反射光、ゲートパルス、およびCC
Dが受光する光量分布を示す図である。
【図16】CCDに設けられるフォトダイオードと垂直
転送部の配置を示す図である。
【図17】CCDを基板に垂直な平面で切断して示す断
面図である。
【図18】被写体までの距離に関するデータを検出する
距離情報検出動作のタイミングチャートである。
【図19】距離情報検出動作のフローチャートである。
【図20】画像情報検出動作のフローチャートである。
【図21】焦点Pf を座標原点にとったカメラ座標系x
yzと、CCD28上の任意の点Pと、それに対応する
被写体表面上の点Qとの関係を模式的に表した図であ
る。
【図22】CCD28の正面図である。
【図23】カメラの撮影光学系における焦点とCCD2
8との関係を示す水平断面図である。
【図24】カメラの撮影光学系における焦点とCCD2
8との関係を示す垂直断面図である。
【図25】人頭模型を正面から撮影したときの画像を表
している。
【図26】人頭模型を左斜め前から撮影したときの画像
を表している。
【符号の説明】
10 カメラ本体(3次元画像検出装置) 22 発光装置(スポット光発光装置) 22a 発光素子(スポット光発光素子) 28 CCD(撮像面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA04 AA06 AA17 AA19 AA53 BB29 EE00 FF09 FF12 FF42 GG06 GG08 GG13 GG17 HH04 JJ03 JJ05 JJ18 JJ26 LL04 LL06 LL30 NN02 NN11 PP22 QQ00 QQ03 QQ05 QQ14 QQ21 QQ23 QQ24 QQ25 QQ27 QQ28 SS02 SS09 SS13 5B057 BA02 CD20 DA07 DB03 DC03 DC09 5C022 AB61 AB68 AC42 AC69 5C061 AB04 AB06 AB08 AB24

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体までの距離情報を画素毎に検出す
    る第1及び第2の3次元画像検出装置を備えた3次元画
    像検出システムであって、 前記第1及び第2の3次元画像検出装置の少なくとも一
    方に設けられ、非直線状に配列する3つ以上の光のスポ
    ットを前記被写体に投影するスポット光発光装置と、 前記第1及び第2の3次元画像検出装置の双方に設けら
    れ、投影された前記光のスポットが結像する撮像面上の
    位置を検出するスポット位置認識手段と、 前記第1及び第2の3次元画像検出装置の少なくとも一
    方に設けられ、前記第1及び第2の3次元画像検出装置
    の撮像面にそれぞれ結像された光のスポットの間におけ
    る対応関係を認識する対応関係認識手段とを備え、 前記第1及び第2の3次元画像検出装置の各撮像面にお
    いて前記スポット位置認識手段により少なくとも3つ以
    上のスポットが検出されることを特徴とする3次元画像
    検出システム。
  2. 【請求項2】 前記スポット光発光装置が照射する光
    が、レーザ光線であることを特徴とする請求項1に記載
    の3次元画像検出システム。
  3. 【請求項3】 前記スポット光発光装置が3個以上のス
    ポット光発光素子を備え、前記光のスポットがそれぞれ
    異なるスポット光発光素子から投射される光によるもの
    であることを特徴とする請求項1に記載の3次元画像検
    出システム。
  4. 【請求項4】 前記スポット光発光素子が前記3次元画
    像検出装置の鏡筒の縁周りに円環状に等間隔で配置され
    ることを特徴とする請求項3に記載の3次元画像検出シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記対応関係認識手段が、前記各スポッ
    ト光発光素子を1個づつ発光させることにより、前記第
    1及び第2の3次元画像検出装置において検出される光
    のスポットの間における対応関係を認識することを特徴
    とする請求項3に記載の3次元画像検出システム。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の3次元画像検出装置
    が、 前記第1及び第2の3次元画像検出装置間において通信
    を行なうための通信手段を備え、前記スポット光発光装
    置が備えられた前記第1又は第2の3次元画像検出装置
    が、前記各スポット光発光素子を1個づつ発光させると
    ともに前記各スポット光発光素子を識別するための発光
    素子識別コードを前記通信手段によりもう一方の3次元
    画像検出装置に送信し、前記対応関係識別手段が前記発
    光素子識別コードにより前記各3次元画像検出装置にお
    いて検出される光のスポットの間における対応関係を認
    識することを特徴とする請求項5に記載の3次元画像検
    出システム。
  7. 【請求項7】 前記スポット光発光装置を備えない3次
    元画像装置の前記スポット位置認識手段において、投影
    された光のスポットが検出されない場合に検出されない
    ことを知らせるための信号を、光のスポットが検出され
    た場合に検出されたことを知らせるための信号を、前記
    スポット光発光装置を備えた3次元画像検出装置に送信
    することにより、前記光のスポットが前記スポット光発
    光装置を備えない3次元画像検出装置において3つ以上
    検出されたか否かを前記第1の3次元画像検出装置にお
    いて判定可能であることを特徴とする請求項6に記載の
    3次元画像検出システム。
  8. 【請求項8】 N台の3次元画像検出装置を備えた3次
    元画像検出システムにおいて、 全ての3次元画像検出装置の各々は、少なくとも他の1
    つの3次元画像検出装置と対として用いられ、一対の3
    次元画像検出装置の一方が前記第1の3次元画像検出装
    置として機能し、他方が前記第2の3次元画像検出装置
    として機能することを特徴とする請求項1に記載の3次
    元画像検出システム。
  9. 【請求項9】 前記N台の3次元画像検出装置を備えた
    3次元画像検出システムの1回の駆動において、全ての
    3次元画像検出装置が1回だけ前記第1及び第2の3次
    元画像装置として機能することを特徴とする請求項8に
    記載の3次元画像検出システム。
  10. 【請求項10】 前記N台の3次元画像検出装置の各々
    を識別するための装置識別コードを、前記各3次元画像
    検出装置において生成することを特徴とする請求項8に
    記載の3次元画像検出システム。
  11. 【請求項11】 前記第1及び第2の3次元画像検出装
    置の各々において検出される前記被写体までの距離情報
    から、前記第1及び第2の3次元画像検出装置を基準と
    した第1の座標系及び第2の座標系それぞれにおいて前
    記被写体の3次元形状を表す第1の座標データと第2の
    座標データを算出する座標データ算出手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の3次元画像検出システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記スポット位置認識手段により検出
    される3つの光のスポットに基づいて、前記第1の座標
    系と前記第2の座標系との間での座標変換を行なう座標
    変換手段を備えることを特徴とする請求項11に記載の
    3次元画像検出システム。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載された3次元画像検出
    システムにおいて用いられ、被写体までの距離情報を画
    素毎に検出する3次元画像検出装置であって、前記被写
    体に投影された光のスポットが結像する撮像面上の位置
    を検出するスポット位置認識手段または非直線状に配列
    する3つ以上の光のスポットを前記被写体に投影するた
    めのスポット光発光装置の少なくとも一方を備えること
    を特徴とする請求項14に記載の3次元画像検出装置。
  14. 【請求項14】 前記スポット位置認識手段を備えた第
    1及び第2の3次元画像検出装置の一方の3次元画像検
    出装置であって、前記第1及び第2の3次元画像検出装
    置の撮像面において検出される光のスポットの間におけ
    る対応関係を認識する対応関係認識手段を備えることを
    特徴とする請求項13に記載の3次元画像検出装置。
  15. 【請求項15】 前記スポット光発光装置を備えること
    を特徴とする請求項14に記載の3次元画像検出装置。
  16. 【請求項16】 前記対応関係認識手段で用いるデータ
    を入力するためのデータ入力手段を備えることを特徴と
    する請求項14に記載の3次元画像検出装置。
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