JPH11148167A - 側溝構造及び側溝構築用ブロックセット - Google Patents

側溝構造及び側溝構築用ブロックセット

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JPH11148167A
JPH11148167A JP10148463A JP14846398A JPH11148167A JP H11148167 A JPH11148167 A JP H11148167A JP 10148463 A JP10148463 A JP 10148463A JP 14846398 A JP14846398 A JP 14846398A JP H11148167 A JPH11148167 A JP H11148167A
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JP
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side wall
gutter
unit
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upstream
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JP10148463A
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English (en)
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Katsumasa Uchiumi
勝正 内海
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UCHIKON KK
Original Assignee
UCHIKON KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側溝の敷設に際して設計通りの勾配を設ける
ことができ、しかも無駄な側壁を設ける必要がなく、敷
設に際して不必要な掘削溝を掘削する必要がない側溝構
築用ブロックセットを提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明は、U字状断面を有する下部ユニ
ット1と、逆U字状断面を有し該下部ユニット1と組み
合わされて管状体を構成する上部ユニット2と、からな
る管状の側溝構築用ブロックを、複数組み合わせて構成
される側溝構造である。下部ユニット1の内底面11は
上流から下流に向けてd[cm]下降するだけの傾斜が設
けてあり、上部ユニットは、上部側壁22R,Lの高さ
がd[cm]づつ異なる複数種類が設けられている。そし
て、側溝構築用ブロックが、上部側壁22R,Lの高さ
の順に組み合わされて構成され、内底面11が上流から
下流に向けて連続的に傾斜するように構成される側溝構
造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は側溝構造及び側溝構
築用ブロックセットに関する。更に詳しく言えば、底版
に傾斜を有し、しかも容易に構築できる側溝構造、及び
その側溝構造を構築するための側溝構築用ブロックセッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、底版に傾斜を有する側溝構造の構
築は、次のように行われていた。即ち、まず底部に基礎
栗石を敷きこれを突き固めた後、基礎コンクリートを打
設して逆U字状断面を有する側溝本体を敷設する。そし
て、その側溝本体の上面に設けられた開口部から底部に
底版コンクリートを打設して、勾配を設けて均し仕上げ
をすることにより行われていた。
【0003】しかし、側溝本体の上面開口部からのコン
クリート打設は作業効率が悪く、また、現場でのコンク
リートの打設により設計通りの勾配を設けることも実質
的に不可能であった。この問題を解決することを目的と
した発明として、特開平8−189071号公報におい
ては、予め工場において底版のコンクリートの打設をし
ておく方法が開示されている。また、特開平6−108
526号公報においては、あらかじめ設けた板状部材の
底版を側溝の側壁に支持部材を介してボルト止めするこ
とにより、設計通りの傾斜を設けることを可能にする側
溝が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平8
−189071号公報において開示されている方法にお
いては、コンクリート打設の際に長尺の側溝構造が一体
として設けられてしまうため、構造物の寸法が大きくな
り、コンクリート打設後に設置場所まで移送するのが困
難である。また、一体としてコンクリートを打設せず、
側溝本体1個ごとにコンクリートを打設した場合には、
組み合わせ後に設計通りの傾斜を実現することは困難で
あり、また、明細書中において主張されているような
「一体として設けられるため底版部上面に凹凸ができな
い」という効果が得られない。
【0005】一方、上記特開平6−108526号公報
において開示されている発明においては、底版が取り付
けられる側壁は1種類の高さでしか設けられていない。
よって、底版が低く取り付けられる側溝の下流に合わせ
て側壁の高さを設計する必要があり、上流においては、
側壁の高い位置に底版が固定されることとなる。このた
め、上流においては、底版を取り付ける位置よりも下側
の側壁が無駄となっている。また、側溝設置の際には、
その側壁を埋めるため、上流においても下流と同様の深
さの掘削溝を掘削する必要があり、側溝敷設の際に無駄
な手間もかかる。
【0006】本発明は、上記観点に鑑みてなされたもの
であり、側溝構造の敷設に際して設計通りの勾配を設け
ることができ、しかも側溝構造の作成において無駄とな
る側壁を設ける必要がなく、敷設に際して不必要な掘削
溝を掘削する必要がない側溝構築用ブロックセットを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
U字状断面を有する下部ユニットと、逆U字状断面を有
し該下部ユニットと組み合わされて管状体を構成する上
部ユニットと、からなる管状の側溝構築用ブロックを、
管の軸方向に複数組み合わせて構成される側溝構造であ
る。
【0008】上記下部ユニットについては、その内底面
は上流から下流に向けて寸法dだけ下降する傾斜面であ
り、上記上部ユニットについては、該上部ユニットを構
成する上部側壁の高さが寸法dづつ異なる複数種類の上
部ユニットが設けられている。そして、上記下部ユニッ
トと、上記複数種類の上部ユニットと、から構成される
複数種類の上記側溝構築用ブロックが上記上部側壁の高
さの順に組み合わされて構成され、上記内底面が上流か
ら下流に向けて連続的に傾斜するように構成される側溝
構造である。
【0009】請求項2記載の発明は、U字状断面を有す
る下部ユニットと、逆U字状断面を有し該下部ユニット
と組み合わされて管状体を構成する上部ユニットと、か
らなる管状の側溝構築用ブロックを、管の軸方向に複数
組み合わせて構成される側溝構造である。
【0010】上記下部ユニットについては、その内底面
は上流から下流に向けて寸法dだけ下降する傾斜面であ
り、該下部ユニットを構成する下部側壁の高さが寸法d
づつ異なる複数種類の下部ユニットが設けられている。
ここで、下部側壁の「高さ」とは、その下部ユニットの
底版の傾斜の最上流の位置での高さをいうものとする。
そして、上記複数種類の下部ユニットと、上記上部ユニ
ットと、から構成される複数種類の上記側溝構築用ブロ
ックが上記下部側壁の高さの順に組み合わされて構成さ
れ、上記内底面が上流から下流に向けて連続的に傾斜す
るように構成される側溝構造である。
【0011】請求項3記載の発明は、U字状断面を有す
る下部ユニットと、逆U字状断面を有し該下部ユニット
と組み合わされて管状体を構成する上部ユニットと、か
らなる管状の側溝構築用ブロックを、管の軸方向に複数
組み合わせて構成される側溝構造である。
【0012】上記下部ユニットについては、その内底面
は上流から下流に向けて寸法dだけ下降する傾斜面であ
り、該下部ユニットを構成する下部側壁の高さが寸法d
づつ異なるn種類の下部ユニットが設けられている。こ
こで、nは自然数である。そして、上記上部ユニットに
ついては、該上部ユニットを構成する上部側壁の高さが
寸法n×dづつ異なる複数種類の上部ユニットが設けら
れている。
【0013】請求項3記載の側溝構造は、上記n種類の
下部ユニットと、上記複数種類の上部ユニットと、から
構成される複数種類の上記側溝構築用ブロックが高さの
順に組み合わされて構成され、上記内底面が上流から下
流に向けて連続的に傾斜するように構成される。ここ
で、側溝構築用ブロックの「高さ」とは、その側溝構築
用ブロックを構成する下部ユニットの底版の傾斜の最上
流の位置での高さをいうものとする。
【0014】請求項4記載の発明は、1種類の下部ユニ
ットと複数種類の上部ユニットとからなる側溝構築用ブ
ロックセットである。上記下部ユニットは、底版と、そ
の底版の両側端に立設され互いに向かい合う下部側壁
と、を有し、該底版の上面は該下部側壁に沿って上流か
ら下流に向けて寸法dだけ下降する傾斜が設けられてい
る。また、上記上部ユニットは、天井部と、その天井部
の両側端に垂設され上記下部側壁と略同一の間隔をもっ
て互いに向かい合う上部側壁と、を有し、該上部側壁の
高さが寸法dづつ異なる複数種類の上部ユニットが設け
られている。
【0015】上記下部ユニットと上記上部ユニットと
は、上記上部側壁と上記下部側壁とがそれぞれ接続さ
れ、管状体を構成するようにして使用され、該管状体
は、該下部側壁と該上部側壁の高さの合計がdづつ異な
る順に、且つ、上記底版の上面が上流から下流に向けて
連続的に下降するように底版の傾斜の向きを一致させ
て、接続して使用される。
【0016】請求項5記載の発明は、複数種類の下部ユ
ニットと1種類の上部ユニットとからなる側溝構築用ブ
ロックセットである。上記下部ユニットは、底版と、そ
の底版の両側端に立設され互いに向かい合う下部側壁
と、を有し、該底版の上面は該下部側壁に沿って上流か
ら下流に向けて寸法dだけ下降する傾斜が設けられてお
り、該下部側壁の高さが寸法dづつ異なる複数種類の下
部ユニットが設けられている。上記上部ユニットは、天
井部と、その天井部の両側端に垂設され上記下部側壁と
略同一の間隔をもって互いに向かい合う上部側壁と、を
有する。
【0017】そして、上記下部ユニットと上記上部ユニ
ットとは、上記上部側壁と上記下部側壁とがそれぞれ接
続され、管状体を構成するようにして使用され、該管状
体は、該下部側壁と該上部側壁の高さの合計がdづつ異
なる順に、且つ、上記底版の上面が上流から下流に向け
て連続的に下降するように底版の傾斜の向きを一致させ
て、接続して使用される。
【0018】請求項6記載の発明は、n種類の下部ユニ
ットと複数種類の上部ユニットとからなる側溝構築用ブ
ロックセットである。上記下部ユニットは、底版と、そ
の底版の両側端に立設され互いに向かい合う下部側壁
と、を有し、該底版の上面は該下部側壁に沿って上流か
ら下流に向けて寸法dだけ下降する傾斜が設けられてお
り、該下部側壁の高さが寸法dづつ異なるn種類の下部
ユニットが設けられている。上記上部ユニットは、天井
部と、その天井部の両側端に垂設され上記下部側壁と略
同一の間隔をもって互いに向かい合う上部側壁と、を有
し、該上部側壁の高さが寸法n×dづつ異なる複数種類
の上部ユニットが設けられている。
【0019】そして、上記下部ユニットと上記上部ユニ
ットとは、上記上部側壁と上記下部側壁とがそれぞれ接
続され、管状体を構成するようにして使用され、該管状
体は、該下部側壁と該上部側壁の高さの合計がdづつ異
なる順に、且つ、上記底版の上面が上流から下流に向け
て連続的に下降するように底版の傾斜の向きを一致させ
て、接続して使用される。
【0020】請求項7記載の発明は、管状の側溝構築用
ブロックを、管の軸方向に複数組み合わせて構成される
側溝構造である。該側溝構築用ブロックの内底面は上流
から下流に向けて寸法dだけ下降する傾斜面であり、該
側溝構築用ブロックを構成する側壁の高さが寸法dづつ
異なる複数種類の側溝構築用ブロックが設けられてい
る。そして、本発明の側溝構造は、複数種類の該側溝構
築用ブロックが高さの順に組み合わされて構成され、上
記内底面が上流から下流に向けて連続的に傾斜するよう
に構成される。ここで、側壁及び側溝構築用ブロックの
「高さ」とは、その側溝構築用ブロックの底版の傾斜の
最上流の位置での高さをいうものとする。
【0021】請求項8記載の発明は、複数種類の側溝構
築用ブロックからなる側溝構築用ブロックセットであ
る。該側溝構築用ブロックは、底版と、該底板に向かい
合う天井部と、該底版の両側端と該天井部の両側端とを
つなぎ互いに向かい合う側壁と、を有し、該底版の上面
は該側壁に沿って上流から下流に向けて寸法dだけ下降
する傾斜が設けられており、該側壁の高さが寸法dづつ
異なる複数種類の側溝構築用ブロックが設けられてい
る。そして、該側溝構築用ブロックは、該側壁の高さが
dづつ異なる順に、且つ、上記底版の上面が上流から下
流に向けて連続的に下降するように底版の傾斜の向きを
一致させて、接続して使用される。
【0022】請求項9記載の発明は、U字状断面を有す
る下部ユニットと、逆U字状断面を有し該下部ユニット
と組み合わされて管状体を構成する上部ユニットと、か
らなる管状の側溝構築用ブロックを、管の軸方向に複数
組み合わせて構成される側溝構造であって、上記上部ユ
ニットについては、その上面は下流から上流に向けて寸
法dだけ上昇する傾斜面であり、上記下部ユニットにつ
いては、該下部ユニットを構成する下部側壁の高さが寸
法dづつ異なる複数種類の下部ユニットが設けられてお
り、上記上部ユニットと、上記複数種類の下部ユニット
と、から構成される複数種類の上記側溝構築用ブロック
が上記下部側壁の高さの順に組み合わされて構成され、
上記上部ユニットの上面が下流から上流に向けて連続的
に傾斜するように構成されることを特徴とする側溝構造
である。
【0023】請求項10記載の発明は、U字状断面を有
する下部ユニットと、逆U字状断面を有し該下部ユニッ
トと組み合わされて管状体を構成する上部ユニットと、
からなる管状の側溝構築用ブロックを、管の軸方向に複
数組み合わせて構成される側溝構造であって、上記上部
ユニットについては、その上面は下流から上流に向けて
寸法dだけ上昇する傾斜面であり、該上部ユニットを構
成する上部側壁の高さが寸法dづつ異なる複数種類の上
部ユニットが設けられており、上記複数種類の上部ユニ
ットと、上記下部ユニットと、から構成される複数種類
の上記側溝構築用ブロックが上記上部側壁の高さの順に
組み合わされて構成され、上記上部ユニットの上面が下
流から上流に向けて連続的に傾斜するように構成される
ことを特徴とする側溝構造である。
【0024】請求項11記載の発明は、U字状断面を有
する下部ユニットと、逆U字状断面を有し該下部ユニッ
トと組み合わされて管状体を構成する上部ユニットと、
からなる管状の側溝構築用ブロックを、管の軸方向に複
数組み合わせて構成される側溝構造であって、上記上部
ユニットについては、その上面は下流から上流に向けて
寸法dだけ上昇する傾斜面であり、該上部ユニットを構
成する上部側壁の高さが寸法dづつ異なるn種類の上部
ユニットが設けられており、上記下部ユニットについて
は、該下部ユニットを構成する下部側壁の高さが寸法n
×dづつ異なる複数種類の下部ユニットが設けられてお
り、上記n種類の上部ユニットと、上記複数種類の下部
ユニットと、から構成される複数種類の上記側溝構築用
ブロックが高さの順に組み合わされて構成され、上記上
部ユニットの上面が下流から上流に向けて連続的に傾斜
するように構成されることを特徴とする側溝構造であ
る。
【0025】請求項12記載の発明は、1種類の上部ユ
ニットと複数種類の下部ユニットとからなる側溝構築用
ブロックセットであり、上記下部ユニットは、底版と、
その底版の両側端に立設され互いに向かい合う下部側壁
と、を有し、該下部側壁の高さが寸法dづつ異なる複数
種類の下部ユニットが設けられており、上記上部ユニッ
トは、天井部と、その天井部の両側端に垂設され上記下
部側壁と略同一の間隔をもって互いに向かい合う上部側
壁と、を有し、天井部の上面は該上部側壁に沿って下流
から上流に向けて寸法dだけ上昇する傾斜が設けられて
おり、上記下部ユニットと上記上部ユニットとは、上記
上部側壁と上記下部側壁とがそれぞれ接続され、管状体
を構成するようにして使用され、該管状体は、該下部側
壁と該上部側壁の高さの合計がdづつ異なる順に、且
つ、上記天井部の上面が下流から上流に向けて連続的に
上昇するように天井部の傾斜の向きを一致させて、接続
して使用されることを特徴とする側溝構築用ブロックセ
ットである。
【0026】請求項13記載の発明は、複数種類の下部
ユニットと1種類の上部ユニットとからなる側溝構築用
ブロックセットであり、上記下部ユニットは、底版と、
その底版の両側端に立設され互いに向かい合う下部側壁
と、を有し、上記上部ユニットは、天井部と、その天井
部の両側端に垂設され上記下部側壁と略同一の間隔をも
って互いに向かい合う上部側壁と、を有し、該天井部の
上面は該上部側壁に沿って下流から上流に向けて寸法d
だけ上昇する傾斜が設けられており、該上部側壁の高さ
が寸法dづつ異なる複数種類の上部ユニットが設けられ
ており、上記下部ユニットと上記上部ユニットとは、上
記上部側壁と上記下部側壁とがそれぞれ接続され、管状
体を構成するようにして使用され、該管状体は、該下部
側壁と該上部側壁の高さの合計がdづつ異なる順に、且
つ、上記天井部の上面が下流から上流に向けて連続的に
上昇するように天井部の傾斜の向きを一致させて、接続
して使用されることを特徴とする側溝構築用ブロックセ
ットである。
【0027】請求項14記載の発明は、n種類の上部ユ
ニットと複数種類の下部ユニットとからなる側溝構築用
ブロックセットであり、上記下部ユニットは、底版と、
その底版の両側端に立設され互いに向かい合う下部側壁
と、を有し、該下部側壁の高さが寸法n×dづつ異なる
複数種類の下部ユニットが設けられており、上記上部ユ
ニットは、天井部と、その天井部の両側端に垂設され上
記下部側壁と略同一の間隔をもって互いに向かい合う上
部側壁と、を有し、該天井部の上面は該上部側壁に沿っ
て下流から上流に向けて寸法dだけ上昇する傾斜が設け
られており、該上部側壁の高さが寸法dづつ異なるn種
類の上部ユニットが設けられており、上記下部ユニット
と上記上部ユニットとは、上記上部側壁と上記下部側壁
とがそれぞれ接続され、管状体を構成するようにして使
用され、該管状体は、該下部側壁と該上部側壁の高さの
合計がdづつ異なる順に、且つ、上記天井部の上面が下
流から上流に向けて連続的に上昇するように天井部の傾
斜の向きを一致させて、接続して使用されることを特徴
とする側溝構築用ブロックセットである。
【0028】請求項15記載の発明は、管状の側溝構築
用ブロックを、管の軸方向に複数組み合わせて構成され
る側溝構造であって、該側溝構築用ブロックの上面は下
流から上流に向けて寸法dだけ上昇する傾斜面であり、
該側溝構築用ブロックを構成する側壁の高さが寸法dづ
つ異なる複数種類の側溝構築用ブロックが設けられてお
り、複数種類の該側溝構築用ブロックが高さの順に組み
合わされて構成され、上記上面が上流から下流に向けて
連続的に傾斜するように構成されることを特徴とする側
溝構造である。
【0029】請求項16記載の発明は、複数種類の側溝
構築用ブロックからなる側溝構築用ブロックセットであ
り、該側溝構築用ブロックは、底版と、該底板に向かい
合う天井部と、該底版の両側端と該天井部の両側端とを
つなぎ互いに向かい合う側壁と、を有し、該天井部の上
面は該側壁に沿って下流から上流に向けて寸法dだけ上
昇する傾斜が設けられており、該側壁の高さが寸法dづ
つ異なる複数種類の側溝構築用ブロックが設けられてお
り、該側溝構築用ブロックは、該側壁の高さがdづつ異
なる順に、且つ、上記天井部の上面が下流から上流に向
けて連続的に上昇するように天井部の傾斜の向きを一致
させて、接続して使用されることを特徴とする側溝構築
用ブロックセットである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の側溝構造及び側溝
構築用ブロックセットを実施例により詳細に説明する。
図1は、側溝構築用ブロックの側面図である。図2は、
側溝構築用ブロックの平面図である。図3は、側溝構築
用ブロックの図2におけるX−Xでの断面図である。図
4は、側溝構築用ブロックを二つ接続した状態を示す説
明図である。図5は、側溝構造の説明図である。図6
は、他の態様の側溝構造の説明図である。図7は、他の
態様の側溝構造の説明図である。図8〜12は、他の態
様の側溝構築用ブロックの断面図である。
【0031】〔実施例〕 (1)側溝構築用ブロックセットの構成 本側溝構築用ブロックセットは、図1〜5に示すよう
に、下部ユニット1と上部ユニット2とからなる。この
下部ユニット1と上部ユニット2は、図1〜3に示すよ
うに、1対1で組み合わされて管状体の側溝構築用ブロ
ックを構成するものである。そして、図4及び5に示す
ように、上部ユニット2は、複数種類が設けられてい
る。
【0032】下部ユニット1は、図3に示すように、底
版11と、底版11の両側端に立設され互いに向かい合
う下部側壁12R,12Lと、を有し、その長さ(図3
においては奥行き)は2m、幅は約55cmである。そ
して、図1に示すように、該底版11の上面は該下部側
壁12R,12Lに沿って上流から下流に向けて10c
m下降するだけの傾斜が設けてある。このため、下部ユ
ニット1の高さは上流(図1において右端)で約15c
m、下流(図1において左端)で約25cmである。
【0033】上部ユニット2は、図3に示すように、天
井部21と、天井部21の両側端に垂設され上記下部側
壁12R,12Lと略同一の間隔をもって互いに向かい
合う上部側壁22R,22Lと、を有し、全体の長さ
(図3においては奥行き)は2m、幅は約55cm、高
さは約40cmである。この上部ユニット2には、図1
〜3に示すように、上部開口23が設けられているもの
とすることができる。
【0034】また、図3に示すように、上記上部側壁2
2R,22Lの端部と上記下部側壁12R,12Lの端
部とは互いに接続されるように、上部側壁22R,22
Lの端部には凸部が、下部側壁12R,12Lの端部に
は凹部がそれぞれ設けられている。更に、上部ユニット
2については、図4及び5に示すように、上記上部側壁
22R,22Lの高さが10cmづつ異なる複数種類の
上部ユニット2a〜eが設けられている。なお、これら
上部ユニット2a〜eは、すべてが上部開口23を有し
ている必要はない。
【0035】(2)側溝構築用ブロックにより構築され
る側溝構造 上部ユニット2と下部ユニット1は、図3に示すように
その上部側壁22R,22Lの端部と下部側壁12R,
12Lの端部とを接合されて、管状体である側溝構築用
ブロックを構成する。そして、その側溝構築用ブロック
は、使用される上部ユニット2a〜eによって、高さが
10cmづつ異なっている。ここで側溝構築用ブロック
の「高さ」とは、その最上流の位置(図1において右
端)での高さをいうものとする。
【0036】それら高さの異なる側溝構築用ブロック
を、図4及び5に示すように管の軸方向に連続して太く
なっていくように接続して設置して、側溝構造が設けら
れる。この側溝構造の底版11の上面は、図5に破線で
示すように、上流から下流に向けて連続して下降するよ
うに傾斜することとなる。なお、この側溝構造が道路脇
などに埋設されて使用される際には、上部開口23は蓋
体により塞がれる。そして、必要に応じて蓋体が開けら
れ、側溝に沈殿した汚泥などが除去される。
【0037】(3)側溝構築用ブロックセット及び側溝
構造の効果 本実施例の側溝構造は、予め傾斜をつけて設けられた下
部ユニット1と上部ユニット2からなる側溝構築用ブロ
ックセットを組み合わせることにより設けられるもので
あるため、側溝構造の底版の勾配を設計通りに容易に設
けることができる。
【0038】また、本実施例の側溝構築用ブロックセッ
トは、10cmづつ下降する傾斜を備えた下部ユニット
1と、その傾斜の落差と同寸法である10cmづつ高さ
の異なる複数種類の上部ユニット2により構成されるた
め、規格にしたがったユニットを組み合わせることによ
り様々な長さの側溝構造の、連続的な傾斜を実現するこ
とができる。また、10cmづつ高さの異なる上部ユニ
ット2のうち、3個に1個または4個に1個程度で上部
開口23を設けておけば、上部開口23により側溝設置
後、側溝に沈殿した汚泥などを除去することができる。
【0039】〔他の実施例〕尚、本発明は、上記具体的
な実施例に示すものに限らず、目的、用途に応じて本発
明の範囲内で種々変更した別の実施の形態をとることが
できる。例えば、本実施例においては、底版11の傾斜
は2mの長さに対して10cm、即ち5%としたが、4
%、3%、2%、1%等、任意の傾斜とすることができ
る。例えば下部ユニットの長さを2mとすると、上流か
ら下流への下降の寸法は、それぞれ上記傾斜に対して8
cm,6cm,4cm,2cmとなる。
【0040】また、上部側壁22R,22Lの端部と下
部側壁12R,12Lの端部とが互いに接続されるよう
に設けられる凸部と凹部は、図9〜12に示すような態
様とすることもできる。即ち、図9に示すように上部側
壁22R,22Lの端部中央に凸部を有し、下部側壁1
2R,12Lの端部中央に凹部を有する態様としてもよ
いし、図10に示すように上部側壁22R,22Lの外
面に沿うように端部に凸部を有し、下部側壁12R,1
2Lの端部の対応する位置に凹部を有する態様としても
よい。
【0041】また、図11に示すように下部側壁12
R,12Lの内面に沿うように端部に凸部を有し、上部
側壁22R,22Lの端部の対応する位置に凹部を有す
る態様としてもよいし、図12に示すように、下部側壁
12R,12Lの端部中央に凸部を有し、上部側壁22
R,22Lの端部中央に凹部を有する態様としてもよ
い。そして、凸部及び凹部の大きさ及び形状もどのよう
なものであってもよい。
【0042】また、本実施例では下部ユニット1は1種
類としたが、2種類以上設けてもよい。例えば、本実施
例の上部ユニット2a〜eそれぞれに対して、底版が2
mで5cm下降する傾斜を有する下部ユニット1aと、
その下部ユニット1aに対して5cm高い下部側壁12
Rb,12Lbを有する下部ユニット1bを設けるもの
とすることもできる。ここで、傾斜を有する下部ユニッ
ト1の下部側壁12R,12Lの「高さ」とは、その下
部ユニット1の最上流の位置(図1において右端)での
高さをいうものとする。
【0043】その場合には、図6に示すように、一対の
下部ユニット1a,bに対して同一の高さの上部ユニッ
ト2aを組み合わせ、同様にして同一の高さの上部ユニ
ット2b〜eをそれぞれ2個づつ組み合わせたものを、
管の軸方向に連続して太くなっていくように接続して、
側溝構造を設けることもできる。このように側溝構造を
設ければ、上記実施例(傾斜5%)と同一規格の上部ユ
ニット2を用いて、その1/2即ち2.5%の傾斜を有
する側溝構造を構築することができる。同様にして、n
種類の下部ユニットを設ければ、同一規格の上部ユニッ
ト2を用いて、1/nの傾斜を設けることができる。
【0044】更には、例えば下部ユニット1の底版11
が上流から下流にかけて10cm下降するだけの傾斜を
有するものとした場合に、それに応じて10cmづつ下
部側壁12R,12Lの高さを変えた下部ユニット1a
〜eを設けることで、図7に示すように1種類の上部ユ
ニット2と組み合わせて、上記実施例と同様に傾斜を有
する側溝構造を容易に構築することができる。この場合
の傾斜も任意の値とすることができる。
【0045】また、側溝構築用ブロックを上部ユニット
と下部ユニットに分けて設けるのではなく、図8に示す
ように、最初から一体で管状体として設けてもよい。そ
の場合にも、底版31には一定の傾斜を設けておき、そ
の傾斜の断差の分だけ側壁32R、32Lの高さに違い
を設けておいて、底版31が連続的に傾斜するように側
壁32R、32Lの高さの順に側溝構築用ブロック3を
接続して、側溝構造を設けることができる。側溝構築用
ブロックを一体として設けた場合には、側溝構築用ブロ
ックの強度を高くすることができる。しかも、作成する
ユニットの数を少なくすることができ、保持する金型の
数も少なくてすむため、製造コストを低くすることがで
きる。
【0046】〔上部ユニットの上面に傾斜を設けた実施
例〕更に、本実施例では、下部ユニットの内底面に傾斜
を設けるものとしたが、図13〜図15に示すように、
上部ユニットの上面に傾斜を設ける態様とすることもで
きる。図13に示す態様が図5に示す態様に、図14に
示す態様が図6に示す態様に、図15に示す態様が図7
に示す態様に、それぞれ対応する。
【0047】かかる上部ユニット上面に傾斜を設けた態
様は、前述の下部ユニット内底面に傾斜を設けた態様の
実施例と略同様の効果を有するが、下部ユニット内底面
に傾斜を設けた態様が、道路勾配がほぼ水平であって水
勾配が設けられている側溝を構築するのに適しているの
に対して、上部ユニット上面に傾斜を設けた態様は、水
勾配がほぼ水平であって道路勾配が設けられている側溝
を構築するのに適している。
【0048】即ち、上部ユニット上面に傾斜を設けた態
様によれば、所定の傾斜を上面に有する上部ユニットを
道路勾配に合わせて選択すれば、水勾配がほぼ水平であ
って道路勾配が設けられている側溝を、容易に構築する
ことができる。これに対して、下部ユニット内底面に傾
斜を設けた態様によれば、所定の傾斜を内底面に有する
下部ユニットを好ましい水勾配に合わせて選択すれば、
道路勾配がほぼ水平であって所定の水勾配が設けられて
いる側溝を、容易に構築することができる。
【0049】上部ユニット上面に傾斜を設けた態様であ
っても、下部ユニット内底面に傾斜を設けた態様であっ
ても、製品勾配(下部ユニットの内底面と上部ユニット
の上面とがなす角度)が同一であれば、理論的には同様
の水勾配、道路勾配の側溝を構築することができる。
【0050】しかし、下部ユニット内底面に傾斜を設け
た態様においては、好ましい水勾配と一致させるための
傾斜を設けている下部ユニットの内底面に対して、上部
ユニットの上面は、上部ユニットと及び下部ユニットの
基準面とされ、上部ユニットと及び下部ユニットの前後
の端面は上部ユニットの上面と垂直な面として設けられ
る場合が多い。そして、側溝構築時にも、その基準面を
水平面とほぼ一致させて側溝構造を構築することで容易
に側溝を構築することができる。
【0051】このため、下部ユニット内底面に傾斜を設
けた態様においては、水平面とほぼ一致している道路勾
配と上部ユニットの上面とを一致させて側溝を構築する
ことにより、上部ユニット及び下部ユニットの前後端面
は、鉛直方向を含む面となる。よって、各側溝構築用ブ
ロックを設置する際にも、順番を問わずに(隣同士で干
渉を起こさずに)埋設することができる。
【0052】しかし、下部ユニット内底面に傾斜を設け
た態様を、道路勾配を有し水勾配がほぼ水平である場所
に設置する場合は、やはり上部ユニットの上面を、道路
勾配と一致させて側溝を構築することとなり、その結
果、上部ユニット及び下部ユニットの前後端面は、鉛直
方向から傾いた面となる。このため、各側溝構築用ブロ
ックは、前後端面の傾きに合わせて端から順に設置して
いかなければならなくなる。
【0053】従って、上部ユニット及び下部ユニットの
前後端面が、傾斜を有しない方の内底面又は上面と垂直
に設けられている態様を想定すれば、下部ユニット内底
面に傾斜を設けた態様は、道路勾配がほぼ水平であって
水勾配が設けられている側溝を構築するのに適している
構造であり、上部ユニット上面に傾斜を設けた態様は、
水勾配がほぼ水平であって道路勾配が設けられている側
溝を構築するのに適している構造であるといえる。
【0054】更に、上部ユニット及び下部ユニットの互
いの接合面についても、傾斜を有しない方の内底面又は
上面と平行な面として設けられていることが多い。な
お、ここでいう「平行な面」である接合面の態様は、接
合面が一平面である態様に限らず、図3及び図9〜図1
2に示すように、複数の平行な面の階段状の組み合わせ
や複数の平行な面を凹凸に組み合わせた態様等の場合も
同様である。即ち図3及び図9〜図12において、傾斜
を有しない方の内底面又は上面と、上部ユニット及び下
部ユニットの接合面(図3及び図9〜図12において凹
凸を有する)とは、ともに紙面に垂直な方向に設けられ
ているという意味である。
【0055】かかる態様においては、上記のように下部
ユニット内底面に傾斜を設けた側溝構造と上部ユニット
上面に傾斜を設けた側溝構造とを適宜に使い分けること
で、上部ユニットと下部ユニットの接合の際に、接合面
をほぼ水平とすることができ、上部ユニットと下部ユニ
ットを安定して接合することができる。従って、上部ユ
ニット及び下部ユニットの接合面が、傾斜を有しない方
の内底面又は上面と「平行な面」として設けられている
態様を想定すれば、下部ユニット内底面に傾斜を設けた
態様は、道路勾配がほぼ水平であって水勾配が設けられ
ている側溝を構築するのに適している構造であり、上部
ユニット上面に傾斜を設けた態様は、水勾配がほぼ水平
であって道路勾配が設けられている側溝を構築するのに
適している構造であるといえる。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の側溝構造は、底面に寸法
dだけ下降する傾斜が設けてある下部ユニットと、寸法
dづつ高さが異なる複数種類の上部ユニットにより、内
底面が連続して傾斜するように設けられる。請求項2記
載の側溝構造は、底面に寸法dだけ下降する傾斜面であ
り、かつ、寸法dづつ高さが異なる複数種類の下部ユニ
ットと、1種類の上部ユニットにより、内底面が連続し
て傾斜するように設けられる。
【0057】請求項3記載の側溝構造は、底面に寸法d
だけ下降する傾斜面であり、かつ、寸法dづつ高さが異
なるn種類の下部ユニットと、寸法n×dづつ高さが異
なる複数種類の上部ユニットにより、内底面が連続して
傾斜するように設けられる。よって、請求項1〜3記載
の側溝構造においては、傾斜は予め規格にしたがって下
部ユニットに設けられているため、側溝設置の際に底版
のコンクリート打設によって傾斜を設ける場合と異な
り、設計通りの傾斜を容易に設けることができる。
【0058】また、請求項2記載の側溝構造において
は、上部ユニットは1種類であるため、下部ユニット、
上部ユニットの全長にわたって互いに組み合わされる側
壁部分の形状を同一にしておけば、下部ユニットと上部
ユニットを1対1で組み合わせる必要がなく、前後にず
らしたり、全長の半分だけずらして互い違いに組み合わ
せて設置することができる。更に、請求項3記載の側溝
構造においては、一の高さの上部側壁を有する上部ユニ
ットに対して組み合わせる下部ユニットを何種類設ける
かにより、1種類の下部ユニットと組み合わせた場合の
傾斜に対して、底版の傾斜を1/nにすることができ
る。
【0059】請求項4記載の側溝構築用ブロックセット
は、底版に寸法dだけ下降する傾斜が設けてある下部ユ
ニットと、底版の下降の落差と同寸法である寸法dづつ
上部側壁の高さが異なる複数種類の上部ユニットと、か
らなる。このため、請求項4記載の側溝構築用ブロック
セットにおいては、上部ユニットの上部側壁と下部ユニ
ットの下部側壁とを接続して管状体を構成し、上部ユニ
ットの種類によって高さが寸法dづつ異なる管状体を順
に底版が連続して傾斜するように接続していくことで、
設計通りの傾斜を有する側溝構造を容易に構築すること
ができる。
【0060】また、上部ユニットに対して形状がより複
雑となる下部ユニットを1種類設けるだけでよく、形状
が比較的単純な上部ユニットの方を複数種類設けて、連
続的な傾斜を有する側溝構造を構築できるものとしたた
め、側溝構築用ブロックセットの製造コストも低く押さ
えることができる。
【0061】請求項5記載の側溝構築用ブロックセット
は、底版に寸法dだけ下降する傾斜面であり、かつ、底
版の下降の落差と同寸法である寸法dづつ下部側壁の高
さが異なる複数種類の下部ユニットと、1種類の上部ユ
ニットと、からなる。このため、請求項5記載の側溝構
築用ブロックセットにおいては、上部ユニットの上部側
壁と下部ユニットの下部側壁とを接続して管状体を構成
し、下部ユニットの種類によって高さが寸法dづつ異な
る管状体を順に底版が連続して傾斜するように接続して
いくことで、設計通りの傾斜を有する側溝構造を容易に
構築することができる。
【0062】また、請求項5記載の側溝構築用ブロック
セットにおいては、上部ユニットは1種類であるため、
下部ユニット、上部ユニットの全長にわたって互いに組
み合わされる側壁部分の形状を同一にしておけば、下部
ユニットと上部ユニットを1対1で組み合わせる必要が
なく、前後にずらしたり、全長の半分だけずらして互い
違いに組み合わせて設置することができる。
【0063】請求項6記載の側溝構築用ブロックセット
は、底版に寸法dだけ下降する傾斜面であり、かつ、寸
法dづつ下部側壁の高さが異なるn種類の下部ユニット
と、n個つないだ下部ユニットの底版の下降の落差と同
寸法である寸法n×dづつ上部側壁の高さが異なる複数
種類の上部ユニットと、からなる。このため、請求項6
記載の側溝構築用ブロックセットにおいては、上部ユニ
ットの上部側壁と下部ユニットの下部側壁とを接続して
管状体を構成し、上部ユニットと下部ユニットの種類の
組み合わせによって高さが寸法dづつ異なる管状体を順
に底版が連続して傾斜するように接続していくことで、
設計通りの傾斜を有する側溝構造を容易に構築すること
ができる。
【0064】更に、請求項6記載の側溝構築用ブロック
セットにおいては、一の高さの側壁を有する上部ユニッ
トに対して組み合わせる下部ユニットを何種類設けるか
により、1種類の下部ユニットと組み合わせた場合の傾
斜に対して、底版の傾斜を1/nにすることができる。
【0065】請求項7記載の側溝構造は、底面に寸法d
だけ下降する傾斜が設けてあり、寸法dづつ高さが異な
る複数種類の側溝構築用ブロックにより、内底面が連続
して傾斜するように設けられる。よって、請求項7記載
の側溝構造においては、傾斜は予め規格にしたがって側
溝構築用ブロックに設けられているため、側溝設置の際
に底版のコンクリート打設によって傾斜を設ける場合と
異なり、設計通りの傾斜を容易に設けることができる。
また、本側溝構造においては、側溝構築用ブロックをが
一体として設られているため、側溝構造の強度を高くす
ることができる。
【0066】請求項8記載の側溝構築用ブロックセット
は、底版に寸法dだけ下降する傾斜が設けてある側溝構
築用ブロックであって、底版の下降の落差と同寸法であ
る寸法dづつ側壁の高さが異なる複数種類の側溝構築用
ブロックからなる。このため、請求項8記載の側溝構築
用ブロックセットにおいては、高さが寸法dづつ異なる
側溝構築用ブロックを順に底版が連続して傾斜するよう
に接続していくことで、設計通りの傾斜を有する側溝構
造を容易に構築することができる。
【0067】また、本側溝構築用ブロックセットにおい
ては、側溝構築用ブロックを一体として設けているた
め、側溝構築用ブロックの強度を高くすることができ
る。しかも、上部ユニット、下部ユニットを作成する場
合に比べて作成するユニットの数を少なくすることがで
き、保持する金型の数も少なくてすむため、製造コスト
を低くすることができる。
【0068】請求項9乃至16記載の側溝構造は、それ
ぞれ請求項1乃至8記載の側溝構造と略同様の効果を有
するが、請求項1乃至8記載の側溝構造が、道路勾配が
ほぼ水平であって水勾配が設けられている側溝を構築す
るのに適しているのに対して、請求項9乃至16記載の
側溝構造は、水勾配がほぼ水平であって道路勾配が設け
られている側溝を構築するのに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】側溝構築用ブロックの側面図である。
【図2】側溝構築用ブロックの平面図である。
【図3】側溝構築用ブロックの図2におけるX−Xでの
断面図である。
【図4】側溝構築用ブロックを二つ接続した状態を示す
説明図である。
【図5】側溝構造の説明図である。
【図6】他の態様の側溝構造の説明図である。
【図7】他の態様の側溝構造の説明図である。
【図8】他の態様の側溝構造の説明図である。
【図9】側溝構築用ブロックの他の態様の断面図であ
る。
【図10】側溝構築用ブロックの他の態様の断面図であ
る。
【図11】側溝構築用ブロックの他の態様の断面図であ
る。
【図12】側溝構築用ブロックの他の態様の断面図であ
る。
【図13】上部ユニットの上面を傾斜させた態様の側溝
構造の説明図である。
【図14】上部ユニットの上面を傾斜させた態様の側溝
構造の説明図である。
【図15】上部ユニットの上面を傾斜させた態様の側溝
構造の説明図である。
【符号の説明】
1,1a〜j;下部ユニット、11,11a〜j;底
版、12R,12L;下部側壁、12Rb,12Lb;
下部側壁、2,2a〜j;上部ユニット、21;天井
部、22R,22L;上部側壁、23;上部開口、3;
側溝構築用ブロック、31;底版、32R,32L;側
壁、33;上部開口、34;天井部。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 U字状断面を有する下部ユニットと、逆
    U字状断面を有し該下部ユニットと組み合わされて管状
    体を構成する上部ユニットと、からなる管状の側溝構築
    用ブロックを、管の軸方向に複数組み合わせて構成され
    る側溝構造であって、 上記下部ユニットについては、その内底面は上流から下
    流に向けて寸法dだけ下降する傾斜面であり、 上記上部ユニットについては、該上部ユニットを構成す
    る上部側壁の高さが寸法dづつ異なる複数種類の上部ユ
    ニットが設けられており、 上記下部ユニットと、上記複数種類の上部ユニットと、
    から構成される複数種類の上記側溝構築用ブロックが上
    記上部側壁の高さの順に組み合わされて構成され、上記
    内底面が上流から下流に向けて連続的に傾斜するように
    構成されることを特徴とする側溝構造。
  2. 【請求項2】 U字状断面を有する下部ユニットと、逆
    U字状断面を有し該下部ユニットと組み合わされて管状
    体を構成する上部ユニットと、からなる管状の側溝構築
    用ブロックを、管の軸方向に複数組み合わせて構成され
    る側溝構造であって、 上記下部ユニットについては、その内底面は上流から下
    流に向けて寸法dだけ下降する傾斜面であり、該下部ユ
    ニットを構成する下部側壁の高さが寸法dづつ異なる複
    数種類の下部ユニットが設けられており、 上記複数種類の下部ユニットと、上記上部ユニットと、
    から構成される複数種類の上記側溝構築用ブロックが上
    記下部側壁の高さの順に組み合わされて構成され、上記
    内底面が上流から下流に向けて連続的に傾斜するように
    構成されることを特徴とする側溝構造。
  3. 【請求項3】 U字状断面を有する下部ユニットと、逆
    U字状断面を有し該下部ユニットと組み合わされて管状
    体を構成する上部ユニットと、からなる管状の側溝構築
    用ブロックを、管の軸方向に複数組み合わせて構成され
    る側溝構造であって、 上記下部ユニットについては、その内底面は上流から下
    流に向けて寸法dだけ下降する傾斜面であり、該下部ユ
    ニットを構成する下部側壁の高さが寸法dづつ異なるn
    種類の下部ユニットが設けられており、 上記上部ユニットについては、該上部ユニットを構成す
    る上部側壁の高さが寸法n×dづつ異なる複数種類の上
    部ユニットが設けられており、 上記n種類の下部ユニットと、上記複数種類の上部ユニ
    ットと、から構成される複数種類の上記側溝構築用ブロ
    ックが高さの順に組み合わされて構成され、上記内底面
    が上流から下流に向けて連続的に傾斜するように構成さ
    れることを特徴とする側溝構造。
  4. 【請求項4】 1種類の下部ユニットと複数種類の上部
    ユニットとからなる側溝構築用ブロックセットであり、 上記下部ユニットは、底版と、その底版の両側端に立設
    され互いに向かい合う下部側壁と、を有し、該底版の上
    面は該下部側壁に沿って上流から下流に向けて寸法dだ
    け下降する傾斜が設けられており、 上記上部ユニットは、天井部と、その天井部の両側端に
    垂設され上記下部側壁と略同一の間隔をもって互いに向
    かい合う上部側壁と、を有し、該上部側壁の高さが寸法
    dづつ異なる複数種類の上部ユニットが設けられてお
    り、 上記下部ユニットと上記上部ユニットとは、上記上部側
    壁と上記下部側壁とがそれぞれ接続され、管状体を構成
    するようにして使用され、 該管状体は、該下部側壁と該上部側壁の高さの合計がd
    づつ異なる順に、且つ、上記底版の上面が上流から下流
    に向けて連続的に下降するように底版の傾斜の向きを一
    致させて、接続して使用されることを特徴とする側溝構
    築用ブロックセット。
  5. 【請求項5】 複数種類の下部ユニットと1種類の上部
    ユニットとからなる側溝構築用ブロックセットであり、 上記下部ユニットは、底版と、その底版の両側端に立設
    され互いに向かい合う下部側壁と、を有し、該底版の上
    面は該下部側壁に沿って上流から下流に向けて寸法dだ
    け下降する傾斜が設けられており、該下部側壁の高さが
    寸法dづつ異なる複数種類の下部ユニットが設けられて
    おり、 上記上部ユニットは、天井部と、その天井部の両側端に
    垂設され上記下部側壁と略同一の間隔をもって互いに向
    かい合う上部側壁と、を有し、 上記下部ユニットと上記上部ユニットとは、上記上部側
    壁と上記下部側壁とがそれぞれ接続され、管状体を構成
    するようにして使用され、 該管状体は、該下部側壁と該上部側壁の高さの合計がd
    づつ異なる順に、且つ、上記底版の上面が上流から下流
    に向けて連続的に下降するように底版の傾斜の向きを一
    致させて、接続して使用されることを特徴とする側溝構
    築用ブロックセット。
  6. 【請求項6】 n種類の下部ユニットと複数種類の上部
    ユニットとからなる側溝構築用ブロックセットであり、 上記下部ユニットは、底版と、その底版の両側端に立設
    され互いに向かい合う下部側壁と、を有し、該底版の上
    面は該下部側壁に沿って上流から下流に向けて寸法dだ
    け下降する傾斜が設けられており、該下部側壁の高さが
    寸法dづつ異なるn種類の下部ユニットが設けられてお
    り、 上記上部ユニットは、天井部と、その天井部の両側端に
    垂設され上記下部側壁と略同一の間隔をもって互いに向
    かい合う上部側壁と、を有し、該上部側壁の高さが寸法
    n×dづつ異なる複数種類の上部ユニットが設けられて
    おり、 上記下部ユニットと上記上部ユニットとは、上記上部側
    壁と上記下部側壁とがそれぞれ接続され、管状体を構成
    するようにして使用され、 該管状体は、該下部側壁と該上部側壁の高さの合計がd
    づつ異なる順に、且つ、上記底版の上面が上流から下流
    に向けて連続的に下降するように底版の傾斜の向きを一
    致させて、接続して使用されることを特徴とする側溝構
    築用ブロックセット。
  7. 【請求項7】 管状の側溝構築用ブロックを、管の軸方
    向に複数組み合わせて構成される側溝構造であって、 該側溝構築用ブロックの内底面は上流から下流に向けて
    寸法dだけ下降する傾斜面であり、該側溝構築用ブロッ
    クを構成する側壁の高さが寸法dづつ異なる複数種類の
    側溝構築用ブロックが設けられており、 複数種類の該側溝構築用ブロックが高さの順に組み合わ
    されて構成され、上記内底面が上流から下流に向けて連
    続的に傾斜するように構成されることを特徴とする側溝
    構造。
  8. 【請求項8】 複数種類の側溝構築用ブロックからなる
    側溝構築用ブロックセットであり、 該側溝構築用ブロックは、底版と、該底板に向かい合う
    天井部と、該底版の両側端と該天井部の両側端とをつな
    ぎ互いに向かい合う側壁と、を有し、該底版の上面は該
    側壁に沿って上流から下流に向けて寸法dだけ下降する
    傾斜が設けられており、該側壁の高さが寸法dづつ異な
    る複数種類の側溝構築用ブロックが設けられており、 該側溝構築用ブロックは、該側壁の高さがdづつ異なる
    順に、且つ、上記底版の上面が上流から下流に向けて連
    続的に下降するように底版の傾斜の向きを一致させて、
    接続して使用されることを特徴とする側溝構築用ブロッ
    クセット。
  9. 【請求項9】 U字状断面を有する下部ユニットと、逆
    U字状断面を有し該下部ユニットと組み合わされて管状
    体を構成する上部ユニットと、からなる管状の側溝構築
    用ブロックを、管の軸方向に複数組み合わせて構成され
    る側溝構造であって、 上記上部ユニットについては、その上面は下流から上流
    に向けて寸法dだけ上昇する傾斜面であり、 上記下部ユニットについては、該下部ユニットを構成す
    る下部側壁の高さが寸法dづつ異なる複数種類の下部ユ
    ニットが設けられており、 上記上部ユニットと、上記複数種類の下部ユニットと、
    から構成される複数種類の上記側溝構築用ブロックが上
    記下部側壁の高さの順に組み合わされて構成され、上記
    上部ユニットの上面が下流から上流に向けて連続的に傾
    斜するように構成されることを特徴とする側溝構造。
  10. 【請求項10】 U字状断面を有する下部ユニットと、
    逆U字状断面を有し該下部ユニットと組み合わされて管
    状体を構成する上部ユニットと、からなる管状の側溝構
    築用ブロックを、管の軸方向に複数組み合わせて構成さ
    れる側溝構造であって、 上記上部ユニットについては、その上面は下流から上流
    に向けて寸法dだけ上昇する傾斜面であり、該上部ユニ
    ットを構成する上部側壁の高さが寸法dづつ異なる複数
    種類の上部ユニットが設けられており、 上記複数種類の上部ユニットと、上記下部ユニットと、
    から構成される複数種類の上記側溝構築用ブロックが上
    記上部側壁の高さの順に組み合わされて構成され、上記
    上部ユニットの上面が下流から上流に向けて連続的に傾
    斜するように構成されることを特徴とする側溝構造。
  11. 【請求項11】 U字状断面を有する下部ユニットと、
    逆U字状断面を有し該下部ユニットと組み合わされて管
    状体を構成する上部ユニットと、からなる管状の側溝構
    築用ブロックを、管の軸方向に複数組み合わせて構成さ
    れる側溝構造であって、 上記上部ユニットについては、その上面は下流から上流
    に向けて寸法dだけ上昇する傾斜面であり、該上部ユニ
    ットを構成する上部側壁の高さが寸法dづつ異なるn種
    類の上部ユニットが設けられており、 上記下部ユニットについては、該下部ユニットを構成す
    る下部側壁の高さが寸法n×dづつ異なる複数種類の下
    部ユニットが設けられており、 上記n種類の上部ユニットと、上記複数種類の下部ユニ
    ットと、から構成される複数種類の上記側溝構築用ブロ
    ックが高さの順に組み合わされて構成され、上記上部ユ
    ニットの上面が下流から上流に向けて連続的に傾斜する
    ように構成されることを特徴とする側溝構造。
  12. 【請求項12】 1種類の上部ユニットと複数種類の下
    部ユニットとからなる側溝構築用ブロックセットであ
    り、 上記下部ユニットは、底版と、その底版の両側端に立設
    され互いに向かい合う下部側壁と、を有し、該下部側壁
    の高さが寸法dづつ異なる複数種類の下部ユニットが設
    けられており、 上記上部ユニットは、天井部と、その天井部の両側端に
    垂設され上記下部側壁と略同一の間隔をもって互いに向
    かい合う上部側壁と、を有し、天井部の上面は該上部側
    壁に沿って下流から上流に向けて寸法dだけ上昇する傾
    斜が設けられており、 上記下部ユニットと上記上部ユニットとは、上記上部側
    壁と上記下部側壁とがそれぞれ接続され、管状体を構成
    するようにして使用され、 該管状体は、該下部側壁と該上部側壁の高さの合計がd
    づつ異なる順に、且つ、上記天井部の上面が下流から上
    流に向けて連続的に上昇するように天井部の傾斜の向き
    を一致させて、接続して使用されることを特徴とする側
    溝構築用ブロックセット。
  13. 【請求項13】 複数種類の下部ユニットと1種類の上
    部ユニットとからなる側溝構築用ブロックセットであ
    り、 上記下部ユニットは、底版と、その底版の両側端に立設
    され互いに向かい合う下部側壁と、を有し、 上記上部ユニットは、天井部と、その天井部の両側端に
    垂設され上記下部側壁と略同一の間隔をもって互いに向
    かい合う上部側壁と、を有し、該天井部の上面は該上部
    側壁に沿って下流から上流に向けて寸法dだけ上昇する
    傾斜が設けられており、該上部側壁の高さが寸法dづつ
    異なる複数種類の上部ユニットが設けられており、 上記下部ユニットと上記上部ユニットとは、上記上部側
    壁と上記下部側壁とがそれぞれ接続され、管状体を構成
    するようにして使用され、 該管状体は、該下部側壁と該上部側壁の高さの合計がd
    づつ異なる順に、且つ、上記天井部の上面が下流から上
    流に向けて連続的に上昇するように天井部の傾斜の向き
    を一致させて、接続して使用されることを特徴とする側
    溝構築用ブロックセット。
  14. 【請求項14】 n種類の上部ユニットと複数種類の下
    部ユニットとからなる側溝構築用ブロックセットであ
    り、 上記下部ユニットは、底版と、その底版の両側端に立設
    され互いに向かい合う下部側壁と、を有し、該下部側壁
    の高さが寸法n×dづつ異なる複数種類の下部ユニット
    が設けられており、 上記上部ユニットは、天井部と、その天井部の両側端に
    垂設され上記下部側壁と略同一の間隔をもって互いに向
    かい合う上部側壁と、を有し、該天井部の上面は該上部
    側壁に沿って下流から上流に向けて寸法dだけ上昇する
    傾斜が設けられており、該上部側壁の高さが寸法dづつ
    異なるn種類の上部ユニットが設けられており、 上記下部ユニットと上記上部ユニットとは、上記上部側
    壁と上記下部側壁とがそれぞれ接続され、管状体を構成
    するようにして使用され、 該管状体は、該下部側壁と該上部側壁の高さの合計がd
    づつ異なる順に、且つ、上記天井部の上面が下流から上
    流に向けて連続的に上昇するように天井部の傾斜の向き
    を一致させて、接続して使用されることを特徴とする側
    溝構築用ブロックセット。
  15. 【請求項15】 管状の側溝構築用ブロックを、管の軸
    方向に複数組み合わせて構成される側溝構造であって、 該側溝構築用ブロックの上面は下流から上流に向けて寸
    法dだけ上昇する傾斜面であり、該側溝構築用ブロック
    を構成する側壁の高さが寸法dづつ異なる複数種類の側
    溝構築用ブロックが設けられており、 複数種類の該側溝構築用ブロックが高さの順に組み合わ
    されて構成され、上記上面が上流から下流に向けて連続
    的に傾斜するように構成されることを特徴とする側溝構
    造。
  16. 【請求項16】 複数種類の側溝構築用ブロックからな
    る側溝構築用ブロックセットであり、 該側溝構築用ブロックは、底版と、該底板に向かい合う
    天井部と、該底版の両側端と該天井部の両側端とをつな
    ぎ互いに向かい合う側壁と、を有し、該天井部の上面は
    該側壁に沿って下流から上流に向けて寸法dだけ上昇す
    る傾斜が設けられており、該側壁の高さが寸法dづつ異
    なる複数種類の側溝構築用ブロックが設けられており、 該側溝構築用ブロックは、該側壁の高さがdづつ異なる
    順に、且つ、上記天井部の上面が下流から上流に向けて
    連続的に上昇するように天井部の傾斜の向きを一致させ
    て、接続して使用されることを特徴とする側溝構築用ブ
    ロックセット。
JP10148463A 1997-09-09 1998-05-12 側溝構造及び側溝構築用ブロックセット Pending JPH11148167A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014201979A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 大和コンクリート工業株式会社 蓋ずれ防止落ちふた式u形側溝
CN104790510A (zh) * 2015-04-23 2015-07-22 朱光顺 一种带坡度的模块组装式排水沟
JP2019044562A (ja) * 2017-09-04 2019-03-22 株式会社D.C.Tアイ 側溝の施工方法、および、地中埋設用筒部材

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