JPH11148163A - ボウル傾倒式便器 - Google Patents

ボウル傾倒式便器

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JPH11148163A
JPH11148163A JP10208841A JP20884198A JPH11148163A JP H11148163 A JPH11148163 A JP H11148163A JP 10208841 A JP10208841 A JP 10208841A JP 20884198 A JP20884198 A JP 20884198A JP H11148163 A JPH11148163 A JP H11148163A
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tilting
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    • E03D11/02Water-closet bowls ; Bowls with a double odour seal optionally with provisions for a good siphonic action; siphons as part of the bowl
    • E03D11/10Bowls with closure elements provided between bottom or outlet and the outlet pipe; Bowls with pivotally supported inserts
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    • E03D3/00Flushing devices operated by pressure of the water supply system flushing valves not connected to the water-supply main, also if air is blown in the water seal for a quick flushing
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
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    • E03D5/00Special constructions of flushing devices, e.g. closed flushing system
    • E03D5/012Special constructions of flushing devices, e.g. closed flushing system combined with movable closure elements in the bowl outlet
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    • E03D5/10Special constructions of flushing devices, e.g. closed flushing system operated electrically, e.g. by a photo-cell; also combined with devices for opening or closing shutters in the bowl outlet and/or with devices for raising/or lowering seat and cover and/or for swiveling the bowl

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音を無くし、低水圧でも効果的に洗浄可能
な便器を提供すること。 【解決手段】 チャンバーを規定するフレームと、チャ
ンバーを上下領域に仕切る水盤とを備え、水盤は、上下
領域を連通させる水盤排出開口を規定し、さらに、略下
方領域に配置され、流体受容空間を規定する傾倒ボウル
を備え、ボウルが開口を通して流体を受理、貯溜する水
平第一位置と、流体を水盤から開口を通して、及び流体
受容空間から下方領域へ流す第二位置との間で、水盤に
対して枢動する便器において、ボウルは、受ける力の合
力によって第一位置に留まるよう遅延され、合力はボウ
ル及び内身が発生するトルクと釣合う遅延トルクを有効
枢動点を中心に発生させ、遅延トルクがボウル及び内身
が発生するトルクよりも小さくなると、ボウルは第一か
ら第二位置へと移動し、さらに遅延トルクを低下させボ
ウルを第一から第二位置へ移動させる手段を設けた便
器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来の便器に用いられ
ているサイフォン及びジグザグ形のトラップを無くし
て、慣用の便器にみられる欠点の大半を解消した、新規
な傾倒式便器に関する。サイフォンから出る騒音は無く
なり、詰まりも最小限に抑えることができる。さらに、
任意に周期的に水を流すことにより、水圧が低くても、
最適な洗浄効果を容易に得ることができ、よって顕著な
節水効果があり、慣用のタンクは不要になる。
【0002】
【従来の技術】従来の便器は、水圧を上げて、サイフォ
ン作用によって水及び排泄物をジグザグのトラップを通
して強制的に流すために、タンク又はポンプが必要であ
り、大量の水を消費し、サイフォンの騒音がうるさいと
いう主要な欠点がある。現在利用できる低流便器では、
騒音がうるさい上に、洗浄が充分ではなく、水を二度流
す必要があるという不満がよく聞かれる。
【0003】他の従来技術としては、複雑な機構を介し
て手で操作するフラップ式の小さな栓が排出孔に設けて
あり、通常乗り物のトイレにのみ使用されているものも
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の便器に使用されるサイフォンから出る騒音を無くし、
詰まりを最小限に抑えることができる便器を提供するこ
とにある。
【0005】本発明の別の目的は、任意に周期的に水を
流すことにより、水圧が低くても、最適な洗浄効果を容
易に得ることができる便器を提供することにある。
【0006】また本発明のさらに別の目的は、従来の便
器に使用されるタンクを必要とせず、顕著な節水効果を
あげることができる便器を提供することにある。
【0007】本発明のさらに別の目的は、従来の便器に
使用されるタンクを必要としないため、使用者が自分で
組み立てて使用することができる、持ち運び可能な便器
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、便器で
あって、チャンバーを規定するフレームと、該フレーム
と連結し、該チャンバーを上方チャンバー領域と下方チ
ャンバー領域とに仕切る水盤とを備え、該水盤は、該上
方チャンバー領域と該下方チャンバー領域とを連通させ
る少くとも一つの水盤排出開口を規定し、前記便器はさ
らに、略前記下方チャンバー領域内に配置される傾倒ボ
ウルを備え、該ボウルは流体を受容する空間を規定し、
前記傾倒ボウルが、前記少くとも一つの水盤排出開口を
通して流体を受理、貯溜する実質的に水平な第一位置
と、流体が前記水盤から前記少くとも一つの水盤排出開
口を通して、及び流体を受容する前記空間から、前記下
方チャンバー領域へ流れるようにする第二位置との間
で、水盤に対して枢動するように載置されている便器に
おいて、前記傾倒ボウルは、該ボウルにかけられた力の
合力によって前記第一位置に留まるように遅延され、該
合力は、前記傾倒ボウルとその内容物とによって生じる
トルクと少くとも充分に釣り合うだけの遅延トルクを、
有効枢動点を中心として発生させ、前記遅延トルクが、
傾倒ボウルとその内容物とによって生じるトルクよりも
小さくなると、前記傾倒ボウルは、前記第一位置から第
二位置へと移動し、さらに前記遅延トルクを低下させ
て、傾倒ボウルを前記第一位置から前記第二位置へと移
動させる手段を設けることを特徴とする便器が提供され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の構成及び実施態様
を列挙する。
【0010】1.便器であって、チャンバーを規定する
フレームと、該フレームと連結し、該チャンバーを上方
チャンバー領域と下方チャンバー領域とに仕切る水盤と
を備え、該水盤は、該上方チャンバー領域と該下方チャ
ンバー領域とを連通させる少くとも一つの水盤排出開口
を規定し、前記便器はさらに、略前記下方チャンバー領
域内に配置される傾倒ボウルを備え、該ボウルは流体を
受容する空間を規定し、前記傾倒ボウルが、前記少くと
も一つの水盤排出開口を通して流体を受理、貯溜する実
質的に水平な第一位置と、流体が前記水盤から前記少く
とも一つの水盤排出開口を通して、及び流体を受容する
前記空間から、前記下方チャンバー領域へ流れるように
する第二位置との間で、水盤に対して枢動するように載
置されている便器において、前記傾倒ボウルは、該ボウ
ルにかけられた力の合力によって前記第一位置に留まる
ように遅延され、該合力は、前記傾倒ボウルとその内容
物とによって生じるトルクと少くとも充分に釣り合うだ
けの遅延トルクを、有効枢動点を中心として発生させ、
前記遅延トルクが、傾倒ボウルとその内容物とによって
生じるトルクよりも小さくなると、前記傾倒ボウルは、
前記第一位置から第二位置へと移動し、さらに前記遅延
トルクを低下させて、傾倒ボウルを前記第一位置から前
記第二位置へと移動させる手段を設けることを特徴とす
る便器。
【0011】2.前記流体を受理する空間は、前記第一
位置にある際に、少くとも部分的に前記水盤と重なり合
い、前記少くとも一つの水盤排出開口を通る気体の流れ
を制限するように、該開口と係合するのに充分な所定量
の流体を貯溜する、上記1に記載の便器。
【0012】3.前記傾倒ボウルは、前記第一位置にあ
る際に、水盤と共に不通気性接続部を形成し、前記下方
チャンバー領域内の気体が前記流体を受理する空間へ流
入するのを制限する、上記1又は2に記載の便器。
【0013】4.前記便器が、下水管からの気体が前記
下方チャンバー領域内へ流入するのを制限するための手
段をさらに備える、上記1〜3のいずれか1に記載の便
器。
【0014】5.前記下水管からの気体を制限するため
の手段が、液体シール及びカバーを含む、上記4に記載
の便器。
【0015】6.前記便器が、洗浄のために前記水盤に
水を指向するように配置配列された複数の出口を通して
送水するための手段をさらに備える、上記1〜5のいず
れか1に記載の便器。
【0016】7.前記送水するための手段が、洗浄効果
を高めるために、連続する出口群から周期的に水を噴出
するためのシーケンス手段をさらに備える、上記6に記
載の便器。
【0017】8.前記シーケンス手段が、複数のトグル
スイッチを作動させて、前記複数の出口へ順次洗浄用水
を送給するための回転手段を備える、上記7に記載の便
器。
【0018】9.前記便器は、前記傾倒ボウルが前記第
一位置にある場合に、前記流体を受理する空間において
所定水位を維持するための手段をさらに備え、該水位を
維持するための手段は、所定水位よりも低い水位が検出
されると、給水を開始させ、少くとも該所定水位と等し
い水位が検出されると、給水を停止する、上記1〜8の
いずれか1に記載の便器。
【0019】10.前記便器は、前記流体を受理する空間
内の水位が、前記所定水位を越えると、過剰な流体を排
出するための、前記傾倒ボウルによって規定される手段
をさらに備える、上記1〜9のいずれか1に記載の便
器。
【0020】11.前記複数の出口への送水、並びに前記
第一位置から第二位置への傾倒ボウルの運動が、前記便
器の操作を起動させた後に同時に作動する、上記6又は
7に記載の便器。
【0021】12.前記複数の出口への送水、並びに前記
第一位置から第二位置への傾倒ボウルの運動が、前記便
器の操作を起動させた後に、異なる時間間隔で作動す
る、上記6又は7に記載の便器。
【0022】13.洗浄用水の送給を行なわせ且つ前記傾
倒ボウルの第一位置から第二位置への運動を促進させる
ための複合起動手段をさらに含む、上記1〜12のいず
れか1に記載の便器。
【0023】14.前記傾倒ボウル及び/又は給水の操作
中には、起動不能とするための手段をさらに含む、上記
1〜13のいずれか1に記載の便器。
【0024】15.前記起動不能とするための手段が、前
記流体を受理するための空間内の水位によって制御され
る、上記14に記載の便器。
【0025】16.前記便器が、手動起動及び/又は電子
的起動及び/又は遠隔起動及び/又は使用者が立ち去る
とそれに応答する自動起動に対応している、上記1〜1
5のいずれか1に記載の便器。
【0026】17.前記傾倒ボウルにかけられた合力が、
重量及び/又は磁力及び/又は空気力及び/又は油圧力
及び/又はバネ力及び/又は電力及び/又は電磁力成分
を含む、上記1〜16のいずれか1に記載の便器。
【0027】18.前記傾倒ボウルが、前記第二位置から
第一位置へ戻るように付勢されている、上記1〜17の
いずれか1に記載の便器。
【0028】19.前記傾倒ボウルが第二位置から第一位
置へ戻るのを遅延させるための遅延手段をさらに備え
る、上記18に記載の便器。
【0029】20.前記少くとも一つの水盤排出開口が、
前記底部排出孔の略上方に配置され、該水盤排出開口を
垂直投影した場合の影が、前記底部排出孔を垂直投影し
た場合の影と少くとも部分的に重複している、上記1〜
19のいずれか1に記載の便器。
【0030】21.前記複数の出口が、前記少くとも一つ
の水盤排出開口及び/又は底部排出孔の略上方に位置す
る包囲領域を規定するように配置され、該包囲領域を垂
直投影した場合の影が、該少くとも一つの水盤排出開口
を垂直投影した場合の影及び/又は該底部排出孔を垂直
投影した場合の影と少くとも部分的に重複する、上記6
又は7に記載の便器。
【0031】22.前記傾倒ボウルが、多数のボウル部品
からなり、少くとも一つのボウル部品が、実質的に水平
な軸を中心として枢動するように載置されている、上記
1〜21のいずれか1に記載の便器。
【0032】23.前記便器が、別個の部品として提供さ
れ、別個及び/又は折畳み可能なフレーム、別個及び/
又は折畳み可能な便器水盤、別個及び/又は折畳み可能
な傾倒ボウル、別個及び/又は折畳み可能な貯水容器、
及び/又は別個及び/又は折畳み可能な廃水容器を含
む、上記1〜22のいずれか1に記載の便器。
【0033】
【実施例】本発明の目的、利点、及び特徴を、添付図面
を参照して以下の好ましい実施態様の非限定的説明によ
って解説するが、これらは例示に過ぎない。
【0034】本発明の便器の好ましい実施態様を図1に
示し、全体を参照番号1で示す。
【0035】便器1は、フレーム2を有し、フレームは
水盤排出開口4を有する便器水盤3を支持する。水盤
は、フレーム2によって規定されるチャンバーを上方チ
ャンバー領域5と下方チャンバー領域6とに仕切ってお
り、排出開口4はこの二つの領域間の連通路となってい
る。下方チャンバー領域6には、排泄物及び水を便器の
外の下水管(図示せず)へ排出するための底部排出孔7
が設けてある。
【0036】傾倒ボウル8は、載置支持部117によっ
て下方チャンバー領域6内に載置され、傾倒ボウル8が
便器水盤3の下方部分を包囲し、水盤排出開口4を通っ
てくる水を受理、貯溜する基本的に水平な第一位置と、
排水を底部排出孔7から排出するために傾倒させた第二
位置との間で、実質的に水平な軸9を中心として、水盤
3に対して枢動する。通常傾倒ボウル8は第一位置にあ
って、待機時に充填された水を貯溜しておき、水位10
を維持して水盤排出開口4を包囲することによりガスシ
ールを形成して、気体が開口4を通過してくるのを防
ぐ。
【0037】傾倒ボウル8は、傾倒ボウルの縁にある小
さな舌部11が、起動組立体13の一部を構成する支持
板70の先端12上に支持された状態で、第一位置に保
持されている。起動組立体13は、好ましくはフレーム
2内部の水盤前フランジ14の近くに配置し、容易に起
動できるようにする。給水バルブ17は好ましくは起動
組立体13に隣接して取付け、フレーム2の側面開口1
5を通して設けた起動スイッチ18を一度押すと、洗浄
用水及びボウルの傾倒を同時に起動することができるよ
うにする。側面開口15内には動的Oリング16を嵌装
し、完全に不透水性とする。起動については、後に詳述
する。
【0038】水噴出口19は、好ましくは便器水盤のリ
ム20に沿って配置し、便器水盤3を効果的に洗浄する
ように水を噴射できるように配向される。洗浄用水は、
バルブ17から管21を通して噴出口19へと給水され
る。好ましくは、水盤リム20の内部を中空として、中
空チャンネル22にうまく給水管21を収容、配管す
る。
【0039】便器を操作するには、使用者は起動スイッ
チ18を押すだけでよい。ここに示す起動スイッチ18
は、単純なプッシュボタンであるが、この目的を果たす
ことができる機構であれば、例えばレバーハンドル、回
転装置等、いかなる機構を用いてもよい。
【0040】図2にバルブ17の基本構造を示す。バル
ブ17は、この好ましい実施態様に示すとおり、最適な
洗浄効果が得られるように、噴出口19から予め決めら
れた周期で加圧水を噴射するためのシーケンスバルブで
ある。しかし、給水圧の高い領域には、非シーケンスバ
ルブを設けてもよい。
【0041】円筒形バルブーケーシング29は水密性で
ある。給水は、ケーシング29内部の特別な入水通路3
0を通って指向され、タービン31を効果的に駆動す
る。タービン31の平面図を図3に示す。このタービン
31は、一組の減速ギア32を駆動する。このギア32
のギア比は、便器を洗浄する所定の時間サイクルに合わ
せて選択されている。この減速ギア32は、プログラム
ディスク33を駆動する。プログラムディスク33の下
方には、枢動することにより管21に給水するためのオ
ン−オフスイッチとして機能するトグルスイッチ34が
環状に配列されている。管21は洗浄用水を噴出口19
へと送水する。
【0042】図4は、オン−オフトグルスイッチ34が
環状に配置されたバルブ基部35の平面図である。各ト
グルスイッチの外側アーム41の下面には、ゴム製の円
錐形ストッパー36が設けてある。水管21の吸入口植
入ボルト37は、円錐形ストッパー36の真下にあり、
吸入口植入ボルト37の入口にある凹所38は、円錐形
ストッパー36の外面の湾曲に合わせて成形されている
のでぴったりと係合し、トグルスイッチ34が平らな
「オフ」位置にある場合に、水が流入するのを防止す
る。トグルスイッチ34の内側アーム40の上面には、
小さな球状突起39が形成されている。内側アーム40
は、外側アーム41よりもかなり短いので、外側アーム
41のほうがより大きいトルクを発生する。従ってトグ
ルスイッチ34は通常平らな「オフ」位置にあり、円錐
形ストッパー36は凹所38内に嵌合している。外側ア
ーム41にかかる水圧もまた、水が吸入口植入ボルト3
7から流入するのを防止している。
【0043】図5はプログラムディスク33の平面図で
ある。プログラムディスク33の下面には、円形の作動
リブ42が取り付けてある。このリブ42は、プログラ
ムディスク33の回転に伴って、球状突起39上を通過
してトグルスイッチ34を枢動させて「オン」位置と
し、外側アーム41を持ち上げて、ゴム製円錐形ストッ
パー36を凹所38から脱離させ、水が管21の吸入口
植入ボルト37から流入して最終的に噴出口19から噴
射されるようにする配置及び高さである。操作をスムー
ズに行なうために、作動リブ42の端部は先細とする。
プログラムディスク33の下面には保護リブ43も設け
られている。このリブ43は、トグルスイッチ34の外
側アーム41の上面44にちょうど接触して、水が吸入
口植入ボルト37から流入するのを確実に防ぐような配
置及び高さで設けられる。当然ながら、保護リブ43
は、トグルスイッチ34を「オフ」にすることが求めら
れる回転角度にのみ設置され、反対に作動リブ42は、
トグルスイッチ34を「オン」にすることが求められる
回転角度に設置される。
【0044】プログラムディスク33上面の縁部近くに
は、小さなスターターボード45が設けてある。待機時
には、スターターボード45は、不透水性を高めるため
に動的Oリング48を設けたバルブケーシング29の側
面穴47に貫設したプランジャー46と垂直に対向して
いる。プランジャー46は、スターターボード45の軌
道の外側に配置されているので、プログラムディスク3
3の回転を妨げるものではない。スムーズに操作するた
めには、バルブ17を待機時を含め常に水で満たしてお
くことが望ましい。
【0045】この好ましい実施態様において、起動スイ
ッチ18を一回押すと、シーケンスバルブ17及び起動
組立体13が同時に起動される。この同時起動は、起動
組立体13を作動させるプランジャーアーム50と、シ
ーケンスバルブ17を始動させるプランジャーアーム4
6とを有するツインプランジャー49によって行なうこ
とができる。図2を参照するとわかるように、起動スイ
ッチ18を押すと、プランジャーアーム46がスタータ
ーボード45を押して、作動リブ42が少くとも一つの
トグルスイッチ34を開く所定角度まで回転させる。一
旦水管21中に水が流入すると、水路30から流入して
くる水がタービン31を回転駆動し、バルブサイクルが
開始する。作動リブ42は、バルブサイクルが一旦開始
すると、サイクル中常に少くとも一つのトグルスイッチ
34を押し下げて「オン」状態に維持するように配置さ
れており、プログラムディスク33は駆動されて回転し
続ける。プログラムディスク33の回転により、作動リ
ブ42は、トグルスイッチ上を所定周期で移動し、水管
21に順次給水する。作動リブ42が最後のトグルスイ
ッチを通過した後に、水の流れが停止するように、待機
角度に対応する位置は、トグルスイッチがなく空隙とな
っている。従って、プログラムディスク33が待機角度
で静止すると、バルブサイクルが停止する。
【0046】トグルスイッチ34を回転の中心から異な
る半径の地点に配置し、対応する作動リブ42を特定の
リブ長さとすることにより、最適な洗浄効果を得るため
の所望の噴出シーケンスをプログラムすることが基本的
に可能である。バルブ17を確実且つスムーズに操作す
るため、好ましくは入水通路30にフィルターを設け
て、ゴミを漉し取ってシンク(図示せず)に送り、廃棄
する。
【0047】起動スイッチ18は離すと直ぐに元に戻る
が、プランジャー46は、傾倒ボウル操作と同期して戻
るため、後述するように傾倒ボウル8が第一位置に戻っ
た後も水は流れ続けて、所望量の待機水を維持すること
ができる。
【0048】いかなる適切な起動機構を使用してもよい
が、図6には、便器1の好ましい実施態様に使用する起
動組立体13の断面図を示す。
【0049】起動組立体13のケーシング51内部に
は、小さな円形開口54と、確実に不透水性とするため
の動的Oリング55とを備える、円筒形の空気室53の
形態である戻り遅延手段52がある。ツインプランジャ
ー49のプランジャーアーム50は、ケーシング51内
へ進入し、開口54を通して直接空気室53内へ通過し
ている。プランジャーアーム50の端部には、円形ピス
トン56が取付けられている。実に不透水性とするため
に、ピストン56の周縁部に沿って動的Oリング57を
追加してもよい。ピストン56には二つの孔58、59
が設けてあり、孔58は小直径であり、孔59は大直径
である。孔59のプランジャー側には、フラップ式蓋6
0がヒンジ止めされている。フラップ式蓋60で孔59
を覆うと空気が孔を通るのを止めることができ、開放す
ると空気を容易に通すことができるように、フラップ式
蓋60の直径は孔59よりも大きい。従ってピストン5
6は、空気室53を区画室61、62に分割している。
【0050】図示するように、プランジャーアーム50
に隣接してカム63が配置されており、待機時にはスト
ッパー64によって時計周りに回転しないように止めら
れている。カム63の表面には、起動スイッチ18を押
すとプランジャーアーム50に設けた可撓性バーブ66
と接触する、突出スタッド65が設けられている。
【0051】起動組立体13の操作は、図7に順次最も
よく示されている。
【0052】起動スイッチ18を押すと、これに応じて
ツインプランジャー49が押される。プランジャーアー
ム46はシーケンスバルブ17を作動させ、プランジャ
ーアーム50はピストン56を空気室53の奥へ押し進
める。フラップ式蓋60は通過する空気によって強制的
に開放され、区画室61内の空気は、孔58及び孔59
の両方を通して区画室62へと強制通気される。また、
可撓性バーブ66は、図7の(1)に示すように突出ス
タッド65に到達すると、徐々に押し下げられる。
【0053】突出スタッド65の形状は先細となってい
るので、プランジャーアーム50はほとんど抵抗なく進
むことができ、可撓性バーブ66は、前進する間に突出
スタッド65によって徐々に押し下げられる。図7の
(2)に示すように、プランジャーアーム50が空気室
53のさらに奥へ進むと、可撓性バーブ66は、突出ス
タッド65を通過した後、もとの傾斜状態に戻る。
【0054】起動スイッチ18は、解放されると元の待
機位置に戻る。ツインプランジャー49もまた、一つ以
上のばね67によって戻り方向に付勢される。しかしな
がら、プランジャーアーム50が戻ると、空気は区画室
62から区画室61へ、フラップ式蓋60を押して大孔
59を閉鎖させる方向に強制的に移動させられ、小孔5
8のみをゆっくりと通過する。従って、プランジャーア
ーム50は遅延して、ゆっくりと戻る。バーブ66の傾
斜上方端が最終的に突出スタッド65の平坦端部と接触
すると、カム63が押圧されて反時計回りに回転し始め
る。カム63が回転すると、カム歯68が好ましくは金
属製である支持板70のバーブ69を押し、図7の
(3)に示すように支持板70を後退させる。
【0055】支持板70は、図示するように組立体ケー
シング51の外へ突出し、その先端部12は、前述した
とおり傾倒ボウル8の舌部11を支持している。支持板
70が後退していくと、最終的に先端部12は接触して
いたボウル舌部11から離れる。傾倒ボウル8は支持を
失って、傾倒し始め、その内容物を排出する。カム63
が回転し続けると、カム歯68は徐々に上方へ回転し
て、可撓性バーブ69を越える。バーブ69がカム歯6
8から解放されると、板用の小さなばね71によって付
勢されている支持板70は、図7の(4)に示すように
待機位置へと戻り始める。
【0056】カム63が反時計回りにさらに回転し続け
ると、突出スタッド65は徐々に上方に移動し、接触し
ていた可撓性バーブ66から最終的に離れる。バーブ6
6から外れると、ストッパー64に取り付けたバネ(図
示せず)によって、若しくは図7の(5)に示すように
単に戻り方向に枢動することによって、カム63は待機
位置に向けて時計回りに回転し始める。カム63が戻る
時、カム歯68は、可撓性であるバーブ69を押し下げ
る。カム63が待機位置に達すると、バーブ69は解放
されて元の直立姿勢に戻り、始動時と同様にカム歯68
と係合する。プランジャーアーム50及びツインプラン
ジャー49は、さらに待機位置までゆっくりと戻り続け
る。
【0057】プランジャーアーム50の戻りを遅延させ
るのは、洗浄水を起動させた後、所望時間だけボウルの
傾倒を遅らせて、洗浄水を排出する前に便器水盤の汚れ
を充分に洗浄するためである。遅延時間は、孔58の直
径を調節することによって所望の長さとすることができ
る。
【0058】再度図1を参照して、下水管からの気体が
下方チャンバー領域6に侵入するのを防ぐために、底部
排出孔7を取り囲む環状溝92と、環状溝92と一致す
る直径の円形カバー91とで、液体シール90を形成す
る。円形カバー91の縁部は、溝92内の水中に完全に
浸漬しているため、完全な液体シールが形成され、気体
が通過するのを防止している。カバー91は、コネクタ
ー93によってボウル棚部23に接続されている。よっ
て傾倒ボウル8が傾倒すると、同時にカバー91が持ち
上げられ、底部排出孔7を開放する。当然ながら、本発
明の範囲から逸脱することなく、シール90の代わり
に、例えばゴム製シール等の乾式シールを使用すること
もできる。
【0059】図8は、傾倒ボウル8が傾倒した第二位置
にあり、カバー91が開いていて、便器水盤3及び傾倒
ボウル8から排泄物及び水を底部排出孔7を通して排出
することができる状態を示す。傾倒ボウル8は、内容物
を排出した後、適当な重量としてあるカバー91によっ
て生じるトルクによって付勢されて簡単に元に戻る。若
しくは、ボウル棚部23をフレーム2に接続しているバ
ネによって、又は例えば棚部23に取り付けた油圧プレ
ス又は圧搾空気によって駆動されるピストン等の他の形
式の遅延力によって、元に戻るための付勢を加えてもよ
い。便器水盤3の洗浄を最適な条件で行なうために、傾
倒ボウル8を遅延させてゆっくりと戻るようにすること
が好ましい。よって、短い鎖74で棚部23と遅延手段
24のプランジャーシャフト75とを連結する。この遅
延手段24の構造は、先に説明した遅延手段52と同様
であり、図示するようにチャンバー6内部の上方領域に
固定されている。図9は、傾倒ボウル8が戻る際にどの
ように遅延されるかを示している。
【0060】図9の(1)において、傾倒ボウル8が傾
倒し始めると、ボウル棚部23が持ち上げられて、屈曲
部76と接触するようになり、プランジャーシャフト7
5を上方に押し上げる。ピストン77は急激に上方へ移
動し、フラップ式蓋78が通過する空気によって開放さ
れると、空気は大直径孔79と小直径孔80の両方を通
過する。
【0061】傾倒ボウル8が傾倒すると、ボウル棚部2
3は円形軌道を描いて上方に移動する。そしてピストン
77が図9の(2)に示す所定最大高さまで押し上げら
れると、ボウル棚部23は接触していたシャフト屈曲部
76から最終的に離れる。
【0062】真っすぐになった短い鎖74を引っ張った
後、ピストン77はゆっくりとしか移動できないので、
傾倒ボウル8の戻りは遅延する。大孔79はフラップ式
蓋78によって閉鎖されているので、図9の(3)に示
すように、空気は小孔80のみしか通過することができ
ない。
【0063】支持板70の先端部12の上面は平坦で、
下面は傾斜しているので、ボウル舌部11が戻りながら
先端部12を押し上げると、支持板70が後退する。舌
部11が先端部12の上方へ通過すると、支持板70が
戻り、先端部12は待機位置へ戻って舌部11を支持す
る。これはドアを閉める際のドアロックのシャトルと同
じ原理である。また同時に円形カバー91も待機位置に
戻って、底部排出孔7を覆い、液体シールを形成する。
【0064】シーケンスバルブ17が操作サイクルを完
了すると、水の噴射が停止する。サイクル時間は、減速
ギア32のギア比及びプログラムディスク33を適切に
選択することによって、傾倒ボウル8内に所定量の洗浄
用水を保持して、水位10を待機水位に維持するよう
に、予め決められている。バルブ17が停止した時点で
水位10に達していない場合には、浮き27によって制
御される個別バルブ25が、水位10に到達するまで個
別出口26から給水を続ける。一方、水位が高過ぎる場
合には、過剰な水は図1に示す傾倒ボウル8の側面開口
28から排出される。
【0065】起動スイッチ18は、便器操作の間には起
動されないようにすることが望ましい。そのために、浮
き27に連結されている浮き機構72に遮断金属板73
を組み込み、水位制御システムが、傾倒ボウル8内の水
位が水位10よりも低い場合に起動を不能とする役割を
も果たすようにする。図1を参照して、水位が水位10
よりも低下すると、浮き27が降下し、よって浮き機構
72も下降し、金属板73を引き降ろして、起動スイッ
チ18が通過すべき通路118を遮断させて、起動不可
能とする。傾倒ボウル8が第一位置に戻った後、且つ水
位が上昇するにつれ、浮き27は上昇し、金属板73も
同時に上昇する。水位10に達すると、遮断金属板73
は起動スイッチ18が通過する通路118の外に出るの
で、再度起動可能な状態に戻る。このようにして、便器
操作中の起動を防止する。
【0066】最適な洗浄効果を得るために、この好まし
い実施態様では戻り遅延手段を用いているが、本発明で
はこのような戻り遅延手段を用いても用いなくてもよい
ということを、繰り返し述べておく。予備洗浄が不要で
あれば、起動機構を簡単に変更するだけで、ボウルの傾
倒を給水と同時に起動することができる。同様に、洗浄
用水を送給する前に、ボウルを傾倒させて内容物を排出
することもできる。若しくは、独立した起動スイッチを
設けることにより、給水せずにボウルの傾倒を起動する
こともできる。また、戻り遅延手段24を削除すること
により、傾倒ボウル8を、内容物の排出直後に戻すこと
もできる。
【0067】ここまで、傾倒ボウル8が支持板70によ
って第一位置に留まるように支持されると説明してきた
が、単に舌部11に鉄金属板を取付け、支持板70の先
端部に適切な磁力の磁石を取付け、金属板と磁石との間
に適切な幅の空隙を設けることにより、磁力を利用する
こともできる。板70が後退すると、空隙の幅が増加す
るので磁気引力が低下し、傾倒ボウル8が傾倒する。こ
の構成では、舌部11と板70とが接触しないため、破
損や摩耗を最低限とすることができ、有利である。
【0068】図10は、電子的起動ユニット81を備え
る実施態様を示す。スターターボード45内には永久磁
石82を埋設し、舌部11には鉄金属ブロック83を取
り付けてある。待機状態では、磁石82及びブロック8
3は、図示するようにそれぞれ電磁コイル84、85に
対向している。電磁コイル84、85は干渉を防止する
ために適切に遮蔽され、電子制御ボード86に接続され
ている。これらの部品は全てハウジング87内部に収容
されている。制御ボード86は、起動スイッチ88及び
電力供給のための電源コード89に接続されている。
【0069】待機状態では、電磁コイル85は、傾倒ボ
ウル8を第一位置に保持するのに充分な保持力でブロッ
ク83を引き付ける電磁石として給電されるが、電磁コ
イル84には給電されない。起動スイッチ88を押す
と、制御ボード86に信号が送信され、ボード86はパ
ルスを発信して電磁コイル84に給電して、永久磁石8
2と逆の極性の磁力を発生させ、磁石82及びプログラ
ムディスク33に推力与えて回転させ、給水サイクルを
開始する。制御ボード86内部のタイミング装置は、パ
ルスを所定時間だけ遅延させ、電磁コイル85を遮断す
る。電磁コイル85が遮断されると、保持磁力が消失す
るので、傾倒ボウル8は第二位置へと傾倒し始める。パ
ルスによって起動するため、電磁コイルは両方ともすぐ
に待機状態に戻る。通常どおり、傾倒ボウル8は戻るよ
うに付勢されている。このように、便器操作を電子的に
起動すると、効率が上がる。
【0070】電子的起動ユニット81にセンサーを設け
ることによって、さらに進んだ実施態様とすることが可
能である。使用者がいることを検知するセンサーを追加
することにより、使用者が立ち去ると自動的に操作を起
動するように、制御装置をプログラムすることができ
る。若しくは電波センサー、音センサー、又は赤外線セ
ンサーを追加すると、便器の操作を遠隔起動することも
できる。当然ながら、電子的手段、遠隔手段、自動手段
等の種々の起動手段を、同じ実施態様に組み込んで、使
用者の便宜を図ることもできる。先進の起動手段が故障
した場合の保障として、手動起動手段を合わせて組み込
むこともできる。
【0071】プランジャーアーム46及び50、及び/
又は支持板70を、連帯的若しくは別個に、電気モータ
ーによって制御する、又は圧搾空気又は油圧によって駆
動するように設計することは、当業者には容易である。
また、重力、電力、電磁力、磁力、空気力、油圧力、及
び/又はばね力等の別の力を適宜組み合わせ、ボウル舌
部11、平坦な棚部23、及び/又は傾倒ボウル8の他
の領域を付勢し、好ましい実施態様を適宜変更して、傾
倒ボウル8を水平な第一位置に留まるように遅延させる
ことができる。このような力は列挙したものに限定され
ない。
【0072】水位制御を行なわない経済的な実施態様等
において好ましい場合には、図11に示すように、傾倒
ボウルと便器水盤との間に乾式シールを設けて、下水管
からの気体が、水盤排出開口4から侵入するのを防止す
ることができる。この態様では、便器水盤3は、傾倒ボ
ウル8の縁部95の曲率に合った形状とする。先の態様
と同様に、傾倒ボウル8は、実質的に水平な軸を中心と
して枢動するように載置されており、空になったら傾倒
した第二位置から傾倒していない第一位置へ戻って、支
持板70と係合するように付勢されている。この第一位
置では、縁部95は、水盤3の下面94と完全に嵌合し
て、不透水性接合部を形成しているので、下方チャンバ
ー領域6内の気体が傾倒ボウル8内へ侵入するのを防止
している。さらにシール効果を高めるために、図示する
ように縁部95に沿ってゴム製ライニング96を設けて
もよい。
【0073】図12は、相補的な傾倒ボウル部品98、
97を備える好ましい実施態様を示す。大きい方のボウ
ル部品98の最低高さは、最も低い縁部における高さ
で、所定水位10よりも高いので、気体が漏洩する恐れ
はない。通常は、起動組立体13の制御によって大きい
方のボウル部品98のみが傾倒し、小さい方のボウル部
品97は静止させておくことができる。しかしながら、
起動組立体13を僅かに変更することにより、若しくは
支持板70に相補的部品を加えることにより、相補的な
傾倒ボウル部品98及び97の両方を起動して、同時に
傾倒させることもできる。この実施態様の利点は、ボウ
ル部品98が傾倒するに際して上方移動空間をあまり必
要としないため、便器1の全高を低くすることができる
という点である。乾式シールを使用する場合には、両方
のボウル部品の縁部にゴム製ライニングを設けてもよ
い。
【0074】従来の便器のジグザグ形のトラップを不要
としたので、本発明では、水盤排出開口4を底部排出孔
7の直上に配置して、底部排出孔7を、通常壁から僅か
しか離れていない位置にある下水管に直接接続すること
ができる。よって、傾倒ボウル8を傾倒させて排出する
場合に、廃水を直接下水出口へ送入することができるの
で、管が詰まる可能性が非常に低くなり、排泄物を流す
ために必要な水が少なくて済む。実際に、本発明では、
噴出口19に囲まれた領域99と、水盤排出開口4と、
底部排出孔7とは、図13に示すように同軸的に配置す
ることができ、好ましくは、垂直投影した際の影が互い
に重なり合うように配置することができる。好ましい場
合には、水盤排出開口4を二つ以上の開口で構成して、
排泄物をより簡単に排出できるようにすることもでき
る。
【0075】図14は、フレーム、傾倒ボウル、水盤、
及び便器リムが別個の各部品からなり、使用者が組み立
てることができる別の好ましい実施態様を示す。フレー
ム102、水盤103、及び便器リム101は、図示す
るように適当に配置された接合ねじ穴108を有する接
合フランジ105、106、107をそれぞれ備える。
使用者は、それぞれの部品をねじ109とナット110
とで固定することによって、便器を組み立てることがで
きる。この実施態様の利点は、別個の便器部品及び固定
用付属品をコンパクトなパッケージに梱包し、便器を持
ち運び可能としたことにある。
【0076】各部品を折畳み可能にすることによって、
パッケージの大きさをさらに小さくすることができる。
傾倒ボウル111をナイロンや厚手のPVC等の可撓性
材料で作ることによって、折畳み可能な設計とすること
ができる。フレーム102もまた、折畳み椅子として使
用するような、図15に示す接合ねじ穴108を有する
折畳み可能な骨組支持体112、及び接合ねじ穴108
を有する接合PVC囲包体113と差し替えることがで
きる。このような折畳み可能な部品とすることにより、
全ての便器部品並びに載置及び固定用付属品は、アタッ
シュケース大の容器に梱包することができる。水道が利
用できない場所で持ち運び可能な便器として使用するた
めには、折畳み可能な貯水容器を加えることが望まし
い。当然ながら、排泄物を簡単に廃棄するために、PV
C製の袋等の形態の折畳み可能な廃水容器を加えること
もできる。
【0077】本発明の特徴を好ましい実施態様を参照し
て説明してきたが、これらの実施態様は、本発明の精神
及び原理から逸脱することなく、請求の範囲内で適宜変
更可能であることをもう一度繰り返し述べておく。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、傾倒ボウルを備える本発明の便器の好
ましい実施態様の断面図である。
【図2】図2は、洗浄用水を便器へ給水するための好ま
しいシーケンスバルブの断面図である。
【図3】図3は、図2に示すシーケンスバルブ内のター
ビンの平面図である。
【図4】図4は、図2に示すシーケンスバルブの、トグ
ルスイッチを備えるバルブ基部の平面図である。
【図5】図5は、図2に示すシーケンスバルブのプログ
ラムディスクの平面図である。
【図6】図6は、好ましいボウル傾倒起動組立体の断面
図である。
【図7】図7は、図6に示すボウル傾倒起動組立体の操
作を連続的に示す図である。
【図8】図8は、便器の好ましい実施態様の断面図であ
り、傾倒ボウルが傾倒位置にある状態を示している。
【図9】図9は、ボウル戻り遅延手段の操作を順番に示
す図である。
【図10】図10は、電子的起動ユニットを備える好ま
しい実施態様を示す図である。
【図11】図11は、乾式ガスシールを備える好ましい
実施態様の断面図である。
【図12】図12は、相補的傾倒ボウル部品を備える好
ましい実施態様の断面図である。
【図13】図13は、噴出口列、水盤排出開口、及び底
部排出孔の好ましい配置を示す、便器の好ましい実施態
様を示す平面図である。
【図14】図14は、別個の部品及び/又は折畳み式部
品を備える好ましい組立式実施態様の断面斜視図であ
る。
【図15】図15は、別個の部品及び/又は折畳み式部
品を備える別の好ましい組立式実施態様の斜視図であ
る。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器であって、 チャンバーを規定するフレームと、 該フレームと連結し、該チャンバーを上方チャンバー領
    域と下方チャンバー領域とに仕切る水盤とを備え、該水
    盤は、該上方チャンバー領域と該下方チャンバー領域と
    を連通させる少くとも一つの水盤排出開口を規定し、前
    記便器はさらに、 略前記下方チャンバー領域内に配置される傾倒ボウルを
    備え、該ボウルは流体を受容する空間を規定し、 前記傾倒ボウルが、前記少くとも一つの水盤排出開口を
    通して流体を受理、貯溜する実質的に水平な第一位置
    と、流体が前記水盤から前記少くとも一つの水盤排出開
    口を通して、及び流体を受容する前記空間から、前記下
    方チャンバー領域へ流れるようにする第二位置との間
    で、水盤に対して枢動するように載置されている便器に
    おいて、 前記傾倒ボウルは、該ボウルにかけられた力の合力によ
    って前記第一位置に留まるように遅延され、該合力は、
    前記傾倒ボウルとその内容物とによって生じるトルクと
    少くとも充分に釣り合うだけの遅延トルクを、有効枢動
    点を中心として発生させ、 前記遅延トルクが、傾倒ボウルとその内容物とによって
    生じるトルクよりも小さくなると、前記傾倒ボウルは、
    前記第一位置から第二位置へと移動し、 さらに前記遅延トルクを低下させて、傾倒ボウルを前記
    第一位置から前記第二位置へと移動させる手段を設ける
    ことを特徴とする便器。
  2. 【請求項2】 前記流体を受理する空間は、前記第一位
    置にある際に、少くとも部分的に前記水盤と重なり合
    い、前記少くとも一つの水盤排出開口を通る気体の流れ
    を制限するように、該開口と係合するのに充分な所定量
    の流体を貯溜する、請求項1に記載の便器。
  3. 【請求項3】 前記傾倒ボウルは、前記第一位置にある
    際に、水盤と共に不通気性接続部を形成し、前記下方チ
    ャンバー領域内の気体が前記流体を受理する空間へ流入
    するのを制限する、請求項1又は2に記載の便器。
  4. 【請求項4】 前記便器が、下水管からの気体が前記下
    方チャンバー領域内へ流入するのを制限するための手段
    をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    便器。
  5. 【請求項5】 前記下水管からの気体を制限するための
    手段が、液体シール及びカバーを含む、請求項4に記載
    の便器。
  6. 【請求項6】 前記便器が、洗浄のために前記水盤に水
    を指向するように配置配列された複数の出口を通して送
    水するための手段をさらに備える、請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の便器。
  7. 【請求項7】 前記送水するための手段が、洗浄効果を
    高めるために、連続する出口群から周期的に水を噴出す
    るためのシーケンス手段をさらに備える、請求項6に記
    載の便器。
  8. 【請求項8】 前記シーケンス手段が、複数のトグルス
    イッチを作動させて、前記複数の出口へ順次洗浄用水を
    送給するための回転手段を備える、請求項7に記載の便
    器。
  9. 【請求項9】 前記便器は、前記傾倒ボウルが前記第一
    位置にある場合に、前記流体を受理する空間において所
    定水位を維持するための手段をさらに備え、該水位を維
    持するための手段は、所定水位よりも低い水位が検出さ
    れると、給水を開始させ、少くとも該所定水位と等しい
    水位が検出されると、給水を停止する、請求項1〜8の
    いずれか1項に記載の便器。
  10. 【請求項10】 前記便器は、前記流体を受理する空間
    内の水位が、前記所定水位を越えると、過剰な流体を排
    出するための、前記傾倒ボウルによって規定される手段
    をさらに備える、請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    便器。
  11. 【請求項11】 前記複数の出口への送水、並びに前記
    第一位置から第二位置への傾倒ボウルの運動が、前記便
    器の操作を起動させた後に同時に作動する、請求項6又
    は7に記載の便器。
  12. 【請求項12】 前記複数の出口への送水、並びに前記
    第一位置から第二位置への傾倒ボウルの運動が、前記便
    器の操作を起動させた後に、異なる時間間隔で作動す
    る、請求項6又は7に記載の便器。
  13. 【請求項13】 洗浄用水の送給を行なわせ且つ前記傾
    倒ボウルの第一位置から第二位置への運動を促進させる
    ための複合起動手段をさらに含む、請求項1〜12のい
    ずれか1項に記載の便器。
  14. 【請求項14】 前記傾倒ボウル及び/又は給水の操作
    中には、起動不能とするための手段をさらに含む、請求
    項1〜13のいずれか1項に記載の便器。
  15. 【請求項15】 前記起動不能とするための手段が、前
    記流体を受理するための空間内の水位によって制御され
    る、請求項14に記載の便器。
  16. 【請求項16】 前記便器が、手動起動及び/又は電子
    的起動及び/又は遠隔起動及び/又は使用者が立ち去る
    とそれに応答する自動起動に対応している、請求項1〜
    15のいずれか1項に記載の便器。
  17. 【請求項17】 前記傾倒ボウルにかけられた合力が、
    重量及び/又は磁力及び/又は空気力及び/又は油圧力
    及び/又はバネ力及び/又は電力及び/又は電磁力成分
    を含む、請求項1〜16のいずれか1項に記載の便器。
  18. 【請求項18】 前記傾倒ボウルが、前記第二位置から
    第一位置へ戻るように付勢されている、請求項1〜17
    のいずれか1項に記載の便器。
  19. 【請求項19】 前記傾倒ボウルが第二位置から第一位
    置へ戻るのを遅延させるための遅延手段をさらに備え
    る、請求項18に記載の便器。
  20. 【請求項20】 前記少くとも一つの水盤排出開口が、
    前記底部排出孔の略上方に配置され、該水盤排出開口を
    垂直投影した場合の影が、前記底部排出孔を垂直投影し
    た場合の影と少くとも部分的に重複している、請求項1
    〜19のいずれか1項に記載の便器。
  21. 【請求項21】 前記複数の出口が、前記少くとも一つ
    の水盤排出開口及び/又は底部排出孔の略上方に位置す
    る包囲領域を規定するように配置され、該包囲領域を垂
    直投影した場合の影が、該少くとも一つの水盤排出開口
    を垂直投影した場合の影及び/又は該底部排出孔を垂直
    投影した場合の影と少くとも部分的に重複する、請求項
    6又は7に記載の便器。
  22. 【請求項22】 前記傾倒ボウルが、多数のボウル部品
    からなり、少くとも一つのボウル部品が、実質的に水平
    な軸を中心として枢動するように載置されている、請求
    項1〜21のいずれか1項に記載の便器。
  23. 【請求項23】 前記便器が、別個の部品として提供さ
    れ、別個及び/又は折畳み可能なフレーム、別個及び/
    又は折畳み可能な便器水盤、別個及び/又は折畳み可能
    な傾倒ボウル、別個及び/又は折畳み可能な貯水容器、
    及び/又は別個及び/又は折畳み可能な廃水容器を含
    む、請求項1〜22のいずれか1項に記載の便器。
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