JPH11148119A - 携帯型送風作業機 - Google Patents

携帯型送風作業機

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JPH11148119A
JPH11148119A JP9313767A JP31376797A JPH11148119A JP H11148119 A JPH11148119 A JP H11148119A JP 9313767 A JP9313767 A JP 9313767A JP 31376797 A JP31376797 A JP 31376797A JP H11148119 A JPH11148119 A JP H11148119A
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air
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音の抜本的な低減化を、要求される送風性
能を確保したもとで、重量の増加や外形寸法の増大を最
小限に抑えながら効果的に図ることができる携帯型送風
作業機を提供する。 【解決手段】 原動機(20)と、この原動機(20)
の出力軸(25)により回転駆動される遠心式の前段送
風機(31)、後段送風機(32)、及び、それらを連
結する連結送風通路(50)からなる送風部(30)
と、を備え、外部の空気を前記前段送風機(31)によ
り吸入してそれに速度と圧力を与えるとともに、前記連
結送風通路(50)を通じて前記後段送風機(32)に
連続的に送出し、該後段送風機(32)によりさらに加
速及び加圧して外部に噴出せしめるようにしてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原動機と、該原動
機によって回転駆動される遠心式の送風機と、を備え
た、例えば、送風することによって落ち葉やゴミ等を寄
せ集めて清掃する送風掃除機や、薬剤等の散布作業を行
う散布機等の、携帯型送風作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の携帯型送風作業機の一つである
携帯型送風掃除機の一例を図9に示す。図示例の携帯型
送風掃除機100は、背負式のもの(実用新案登録第2
501215号公報に所載)で、落ち葉やゴミ等を寄せ
集める作業を、ほうき等に代えて加速・加圧空気の噴出
によって吹き寄せて行うようになっており、背負いバン
ド14、14が掛けられた平面視でコ字状の背負架台1
2に、送風部として遠心式の送風機80が図示していな
い防振パッドを介して連結されるとともに、その後側に
前記送風機80を回転駆動するための原動機としての空
冷2サイクルガソリンエンジン20が直結搭載保持され
ている。
【0003】前記遠心式の送風機80は、単段構成であ
り、外部の空気を吸入してそれに速度と圧力を与えて、
その一側部に斜め下に向けて突設されている加速・加圧
空気噴出口85から外部へ噴出せしめるようにされてい
る。前記空気噴出口85には、曲り管91、蛇腹状のフ
レキシブル管92、噴管95等が順次連結されている。
該噴管95の上側には、前記エンジン20の気化器スロ
ットル弁等を操作するためのレバー、スイッチ類97が
設けられた操作ハンドル96が取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した如くの従来の
携帯型送風掃除機においては、送風部として、通常、前
記のように遠心式の単段構成の送風機が用いられている
が、最近、この種の送風機が使用されている携帯型送風
作業機が発生する騒音が社会問題化しており、地域(米
国、カリフォルニア州等)によっては、販売禁止の法規
制が検討されている。
【0005】このような携帯型送風作業機が発生する騒
音の低減化を図るべく、例えば、送風機全体を防音材を
貼ったカバーで覆う等の対策が考えられているが、これ
までに考えられている対策では、騒音の抜本的な低減化
は図れず、また、携帯型としての軽量でコンパクトであ
るという特長が失われてしまうという問題があった。本
発明は、上述した如くの問題を解消すべくなされたもの
で、その目的とするところは、騒音の抜本的な低減化
を、要求される送風性能を確保したもとで、重量の増加
や外形寸法の増大を最小限に抑えながら効果的に図れる
ようにされた携帯型送風作業機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る携帯型送風作業機は、基本的には、図
1にその概略構成が示されている如くに、空冷2サイク
ルガソリンエンジンや電動モーター等の原動機(20)
と、この原動機(20)の出力軸(25)により回転駆
動される遠心式の前段送風機(31)と後段送風機(3
2)、及び、それらを連結する連結送風通路(50)か
らなる送風部(30)と、を備え、外部の空気を前記前
段送風機(31)により吸入してそれに速度と圧力を与
えるとともに、前記連結送風通路(50)を通じて前記
後段送風機(32)に連続的に送出し、該後段送風機
(32)によりさらに加速及び加圧して外部に噴出せし
めるようにしたことを特徴としている。
【0007】本発明の携帯型送風作業機では、図1に示
される如くに、原動機(20)の出力軸(25)の片側
に前段送風機(31)と後段送風機(32)の両方を配
設してもよいし〔携帯型送風作業機(1)〕、図2に示
される如くに、前記出力軸(25)の一方側に前段送風
機(31)を配設し、他方側に後段送風機(32)を配
設してもよく〔携帯型送風作業機(2)〕、それらを一
本又は複数本の連結送風通路(50)で連結する。
【0008】本発明の好ましい態様では、図3に示され
る如くに、前記前段送風機(31)と後段送風機(3
2)とは、それらの空気吸入口(35、39)が互いに
同方向に開口せしめられていて、前記連結送風通路(5
0)を介して直列接続方式で連結される〔携帯型送風作
業機(3)〕。より好ましい態様では、図4に示される
如くに、前記前段送風機(31)と後段送風機(32)
とは、それらの前記空気吸入口(35、39)が互いに
逆方向に開口せしめられていて、前記連結送風通路(5
0)を介して反転背面接続方式で連結される〔携帯型送
風作業機(4)〕。
【0009】このような構成とされた本発明に係る携帯
型送風作業機においては、送風部(30)が前段送風機
(31)と後段送風機(32)とを備えた二段構成とな
っているので、原動機(20)、送風機(31、32)
の回転速度を、従来の送風部が単段構成のものより低く
しても、従来のものと同等の送風性能が得られる。回転
速度を低くしたことで、送風機(31、32)から発生
する騒音の抜本的な低減化が図れ、また、振動も低減さ
れる。また、原動機(20)の常用回転速度を低くする
ことができることから、その摺動部分の摩耗を低減で
き、寿命を延ばすことができる。騒音に加えて振動も低
減されることから、作業者の疲労を軽減することができ
る。
【0010】したがって、従来の、送風機全体を防音材
を貼ったカバーで覆う等の対策に比べて、騒音の低減化
を確実かつ効果的に図れ、また、余計なカバー等がない
ので、保守点検等も容易に行える。特に、前段送風機
(31)と後段送風機(32)とを反転背面接続方式で
連結(図4)することにより、軸方向の寸法の増加を最
小限に抑えられる。また、静圧が高くとれるため、空気
噴出口(45)やそれに接続される管類の直径寸法を小
さくでき、これによって、全体の小型、軽量化を図れ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。図5は、本発明に係る
携帯型送風作業機の一つである携帯型送風掃除機の一実
施形態を示している。図示実施形態の携帯型送風掃除機
10は、前述した図9に示される従来の携帯型送風掃除
機100と送風部30以外の構成は略同じであり、落ち
葉やゴミ等を寄せ集める作業をほうき等に代えて行うよ
うになっている。
【0012】この携帯型送風掃除機10は、背負いバン
ド(図示省略)が掛けられる平面視でコ字状の背負架台
12を備えており、その背当て部12a側に、遠心式の
前段送風機31、後段送風機32、及び、それらを連結
する連結送風通路50からなる二段構成の送風部30が
複数個の防振パッド17、17、…を介して連結されて
いる。
【0013】この送風部30の後面側(図5の左側)
に、前記前段送風機31及び後段送風機32を回転駆動
するための原動機としての空冷2サイクルガソリンエン
ジン20が立てた姿勢(縦置き)で後述するようにして
搭載保持され、また、前記背負架台12の前記背当て部
12aと前記送風部30との間には、前記エンジン20
用の燃料タンク74が配設されている。
【0014】前記エンジン20は、多数の冷却フィン2
6が設けられたシリンダ21と、クランク軸25を軸支
するクランクケース22と、を備え、その上方にはエア
ークリーナ28が配され、その側方に気化器24が配さ
れており、前記シリンダ21、前記クランクケース2
2、前記気化器24等はカバー19により覆われてい
る。さらに、前記シリンダ21の頭部には点火プラグ2
3が装着され、前記クランク軸25の前端側(前記送風
部30側)には、マグネット66が鋳ぐるまれたフライ
ホイール65と、後述する両面ファン40のコーン状の
ハブ44とが、一体回転可能に連結されている。また、
前記マグネット66と対面し得るように、その下方位置
に点火コイル67が配設され、前記クランク軸25の後
端側にはリコイルスタータ29が連結されている。な
お、前記送風部30の頂部には運搬用のグリップ16が
突設されている。
【0015】そして、前記送風部30は、基本的には、
遠心式の前段送風機31と後段送風機32、及び、それ
らを連結する画成された連結送風通路50からなってお
り、外部の空気を、前記送風部30と前記燃料タンク7
4との間の間隙空間を通じて、前記前段送風機31の空
気吸入口35から吸入して、それに所定の速度と圧力を
与えるとともに、前記連結送風通路50を通じて前記後
段送風機32の空気吸入口39に連続的に送出し、前記
後段送風機32によりさらに加速及び加圧せしめて、外
部に噴出せしめるようになっている。ここでは、前記前
段送風機31と後段送風機32とは、それらの空気吸入
口35、39が互いに前記クランク軸25の軸線上で逆
方向に開口せしめられていて、前記連結送風通路50を
介して反転背面接続方式で連結されている。
【0016】また、前記前段送風機31と後段送風機3
2とは、それらのファン部が前記エンジン20のクラン
ク軸25に前記ハブ44を介して一体的に固定された円
盤状の主板43の前後両面に、それぞれ前段用ファンブ
レード41及び後段用ファンブレード42が配設されて
なる、共通の単体の両面ファン40により構成されてい
る。前記前段用ファンブレード41と前記後段用ファン
ブレード42とは、前記主板43の回転方向P(図6)
に対して後側に傾斜した後向き羽根となっており、前記
主板43に対して鏡面対称で配設されている。
【0017】また、前記前段送風機31のボリュートケ
ース33と前記後段送風機32のボリュートケース34
とは、それぞれ表側中央に空気吸入口35、39が前記
クランク軸25の軸線を中心とする円形に設けられると
ともに、それぞれの外周側内部にボリュート室33A、
34Aが形成され、それらボリュート室33A、34A
を形成する外周部の裏面同士が対接せしめられるととも
に、それらの対接面部の内周側端縁33a、34aがそ
れぞれ断面概略L字ないし「へ」字状とされる一方、前
記両面ファン40の前記主板43の外周部が前記ファン
ブレード41、42より径方向外方に適宜延設されて、
その延長外周縁部43aが前記ボリュートケース33、
34の前記内周側端縁33a、34a間に挿入され、そ
れらの間にラビリンスシール部48が形成されている。
【0018】前記連結送風通路50は、図6〜図8を参
照すればよくわかるように、前記後段用ボリュートケー
ス34と、それに連結された箱型の剛体構造の通路形成
部材59により画成されており、その始端部51〜54
が前記前段送風機31の前記前段用ボリュート室33A
の外周側の四隅に位置せしめられるとともに、その終端
部55が前記後段送風機32の前記空気吸入口39の周
りで合流する、実質的に四本の通路からなっている。
【0019】そして、前記後段送風機32の空気噴出口
45は、前記連結送風通路50との干渉を避けるべく、
該連結送風通路50の隣合う前記始端部52、53間に
配設され、当該携帯型送風掃除機10を背負った作業者
の右側の脇下近くで斜め下方に突出するようになってい
る。この空気噴出口45には、前述した図9に示される
従来例のものと同様に、向き可変の曲り管91、蛇腹状
のフレキシブル管92、及び、操作ハンドル96が取り
付けられた噴管95等が順次連結される。また、前記連
結送風通路50は、前記エンジン20と前記後段送風機
32との間に設けられており、前記連結送風通路50を
形成する前記通路形成部材59に、前記エンジン20が
前記カバ−19の連結部71、72を介して搭載保持さ
れている。
【0020】一方、前記連結送風通路50の前記通路形
成部材59における前記エンジン20の前記シリンダ2
1に隣接する部位には、前記エンジン20への冷却風を
取り出すための、多数の透孔からなる冷却空気取出開口
61が形成されている。また、前記冷却空気取出開口6
1には、前記エンジン20への冷却空気の風量及び風向
きを調節するための、例えばグリルや案内板等からなる
冷却風調節具63が配設されている。
【0021】このような構成とされた本実施形態の携帯
型送風作業機10においては、送風部30が前段送風機
31と後段送風機32とを備えた二段構成となっている
ので、原動機20、送風機31、32の回転速度を、従
来の送風部が単段構成のものより低く(例えば、17%
程度低く)しても、従来のものと同等の送風性能が得ら
れる。そのため、送風機31、32及び原動機20から
発生する騒音の抜本的な低減化(例えば、3dB(A)
程度の低減化)が図れ、振動も低減される。また、原動
機20の常用回転速度を同様に低くすることができるこ
とから、その摺動部分の摩耗を低減でき、寿命を延ばす
ことができる。騒音に加えて振動も低減されることか
ら、作業者の疲労を軽減することができる。
【0022】さらに、従来の、送風機全体を防音材を貼
ったカバーで覆う等の対策に比べて、騒音の低減化を確
実かつ効果的に図れ、また、保守点検等も容易に行え
る。また、前段送風機31と後段送風機32とを反転背
面接続方式で連結したことにより、直列接続方式の場合
に比して、軸方向の寸法の増加を最小限に抑えられる。
【0023】また、前段送風機31と後段送風機32の
ファン部を共通の単体の両面ファン40により構成した
ので、二台の単体ファンを使用する場合に比して、より
一層、前後軸線方向の寸法を小さくできるとともに、重
量の増加も抑えられ、さらに、部品点数の増加等も抑え
られて、クランク軸25へのファン部30の組み付けを
確実かつ容易に行え、製造コストを低減できる。また、
静圧が高くとれるため、加速・加圧空気噴出口45や、
それに接続される管類の直径寸法を小さくでき、全体の
小型、軽量化を図れる。
【0024】上記に加え、前記前段送風機31の前記ボ
リュートケース33及び前記後段送風機32の前記ボリ
ュートケース34と前記単体の両面ファン40の前記主
板43との間に、前記ラビリンスシール部48を形成し
たので、前記後段送風機32から前記前段送風機31側
への空気の逆流が効果的に防止され、送風効率の向上が
図られる。前記連結送風通路50、50、50、50の
前記始端部51、52、53、54を、前記前段送風機
31の前記ボリュート室33Aの外周側の四隅に位置さ
せるとともに、その後半部を前記エンジン20と前記後
段送風機32との間に配置して、その終端部55を前記
後段送風機32の前記空気吸入口39の周りで合流させ
るようにしたことにより、前記連結送風通路50、5
0、50、50の総通路断面積を大きくとれるので、送
風効率の低下を可及的に抑えることができるとともに、
外形寸法の増加も最小限に抑えられてコンパクトに纏め
られ、外観意匠の整頓が図られる。
【0025】前記後段送風機32の前記空気噴出口45
を、前記連結送風通路50との干渉を避けるべく、該連
結送風通路50の隣合う前記始端部52、53間に配設
したことによっても、外形寸法の増加が最小限に抑えら
れてコンパクトに纏められ、かつ、送風性能及び作業性
を全く損なわないようにできる。前記連結送風通路50
を形成する前記通路形成部材59が箱型の剛体構造とさ
れていて、この通路形成部材59に前記エンジン20が
搭載保持されているので、フレームレスのモノコックを
実現でき、この点でも重量の増加が最小限に抑えられて
コンパクト化が図られる。
【0026】前記連結送風通路50の前記通路形成部材
59における前記エンジン20の前記シリンダ21に隣
接する部位には、前記エンジン20への冷却風を取り出
すための、多数の透孔からなる前記冷却空気取出開口6
1が形成されているので、前記連結送風通路50を流れ
る空気の一部が前記冷却空気取出開口61から前記エン
ジン20の前記シリンダ21周りに吹き出され、前記エ
ンジン20を効果的に冷却できる。このため、別途に冷
却ファンを設けなくて済み、コスト的に有利となるとと
もに、重量の増加も抑えられる。また、前記冷却空気取
出開口61に、前記エンジン20への冷却空気の風量及
び風向きを調節するための、例えばグリルや案内板等か
らなる前記冷却風調節具63が配設されていることによ
り、任意かつ最適に前記エンジン20へ冷却風を送るこ
とが可能となる。
【0027】なお、前記エンジン20の前記クランク軸
25により回転せしめられる回転部材、ここでは、前記
両面ファン40の前記ハブ44と前記通路形成部材59
との間には不可避的に隙間Sが形成され、この隙間Sか
ら、前記連結送風通路50を流れる空気の一部が前記ク
ランクケース22側に漏れ出るが、この漏れ出た空気
は、前記クランクケース22の冷却風として利用され
て、前記エンジン20の充填効率を向上させるように働
く。このため、空気漏れによるロスに気づかうことな
く、前記隙間Sは、製作誤差や運転中の弾性変形を考慮
した、充分に大きな寸法に設計可能であり、この部分に
厳密な精度が要求されなくなることから、製造コストを
より低減できる。
【0028】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は前記実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載されている発明の精神を逸脱
しない範囲で、設計において適宜変更できるものであ
る。例えば、本発明は、前記実施形態の携帯型送風掃除
機10に限らず、散布機等の他の携帯型送風作業機にも
適用できる。また、前記実施形態のような背負式のもの
だけでなく、手持ち式や肩掛け式及び手押し台車付式等
の携帯型送風作業機にも同様に適用できる。さらに、原
動機としては、前記空冷2サイクルガソリンエンジンに
限らず、他のエンジンあるいは電動式のモーターを採用
しても良い。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る携帯型送風作業機は、騒音の抜本的な低減化
を、要求される送風性能を確保したもとで、重量の増加
や外形寸法の増大を最小限に抑えながら効果的に図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯型送風作業機の基本構成を示
す概略構成図。
【図2】本発明に係る携帯型送風作業機の他の構成を示
す概略構成図。
【図3】本発明に係る携帯型送風作業機の好ましい態様
を示す概略構成図。
【図4】本発明に係る携帯型送風作業機の他の好ましい
態様を示す概略構成図。
【図5】本発明に係る携帯型送風作業機の一つである携
帯型送風掃除機の一実施形態を示す縦断面図。
【図6】図5のVI−VI矢視断面図。
【図7】図5に示される携帯型送風掃除機の送風部を示
す部分切欠斜視図。
【図8】図6のVIII−VIII矢視断面図。
【図9】従来の携帯型送風掃除機の使用状態を示す図。
【符号の説明】
10 携帯型送風掃除機 20 空冷2サイクルガソリンエンジン(原動機) 25 出力軸(クランク軸) 30 送風部 31 前段送風機 32 後段送風機 35 空気吸入口(前段) 39 空気吸入口(後段) 50 連結送風通路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機(20)と、この原動機(20)
    の出力軸(25)により回転駆動される遠心式の前段送
    風機(31)と後段送風機(32)、及び、それらを連
    結する連結送風通路(50)からなる送風部(30)
    と、を備え、外部の空気を前記前段送風機(31)によ
    り吸入してそれに速度と圧力を与えるとともに、前記連
    結送風通路(50)を通じて前記後段送風機(32)に
    連続的に送出し、該後段送風機(32)によりさらに加
    速及び加圧して外部に噴出せしめるようにしたことを特
    徴とする携帯型送風作業機。
  2. 【請求項2】 前記前段送風機(31)と後段送風機
    (32)とは、それらの空気吸入口(35、39)が互
    いに同方向に開口せしめられていて、前記連結送風通路
    (50)を介して直列接続方式で連結されていることを
    特徴とする請求項1に記載の携帯型送風作業機。
  3. 【請求項3】 前記前段送風機(31)と後段送風機
    (32)とは、それらの前記空気吸入口(35、39)
    が互いに逆方向に開口せしめられていて、前記連結送風
    通路(50)を介して反転背面接続方式で連結されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の携帯型送風作業
    機。
  4. 【請求項4】 前記原動機が空冷2サイクルガソリンエ
    ンジン(20)であり、該エンジン(20)のクランク
    軸(25)上に前記前段送風機(31)及び後段送風機
    (32)が配設されていることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか一項に記載の携帯型送風作業機。
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