JPH0755299Y2 - エンジンの過給機冷却装置 - Google Patents

エンジンの過給機冷却装置

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JPH0755299Y2
JPH0755299Y2 JP12354589U JP12354589U JPH0755299Y2 JP H0755299 Y2 JPH0755299 Y2 JP H0755299Y2 JP 12354589 U JP12354589 U JP 12354589U JP 12354589 U JP12354589 U JP 12354589U JP H0755299 Y2 JPH0755299 Y2 JP H0755299Y2
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JP
Japan
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cooling
cooling water
engine
intake
water pump
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JP12354589U
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JPH0363722U (ja
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晴男 沖本
誠司 田島
郁夫 岡本
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、水冷式の排気ターボ過給機を備えたエンジン
の過給機冷却装置に関する。
(従来の技術) 従来、排気ターボ過給機を備え、この過給機で吸気を加
圧してエンジン本体のシリンダに供給してエンジンを過
給するようにしたものが広く知られている(例えば特開
昭61−182421号公報参照)。そして、水冷式の排気ター
ボ過給機を採用した場合、ウォータポンプから吐出され
た冷却水を冷却水通路によって過給機の冷却部に導い
て、この冷却水との熱交換により冷却部を冷却すること
が行われる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、このように水冷式の排気ターボ過給機を備え
たエンジンでは、エンジンを停止した場合、ウォータポ
ンプが停止するので、過給機の冷却部に冷却水が滞留
し、この滞留冷却水が過給機の余熱によって蒸発し、そ
の蒸気がヘッド差によって冷却水通路の冷却水中をウォ
ータポンプに向って逆流して音を発する。このようにエ
ンジンを停止したにも拘らずエンジンから音が出ると、
使用者に対して不安感を与え、商品価値が損なわれる。
本考案はこのような点に着目してなされたものであり、
その目的とするところは、上述したようにエンジン停止
時に出る逆流音の放射を簡単な構成で阻止することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案では、冷却水通路から
出る逆流音の放射を吸気通路構造体によって遮断するよ
うにしている。
具体的に、本考案の講じた解決手段は、冷却水を加圧す
るウォータポンプと、冷却部が上記ウォータポンプより
も下方に設けられた水冷式の排気ターボ過給機と、上記
ウォータポンプの吐出口と上記過給機の冷却部とを接続
する冷却水通路と、エンジン本体に設けられ、エンジン
本体に吸気を導入する吸気通路を構成する吸気通路構造
体とを設ける。そして、上記冷却水通路をエンジン本体
と吸気通路構造体との間に配設する構成としたものであ
る。
(作用) 上記の構成により、本考案では、ウォータポンプの吐出
口から吐出された冷却水は冷却水通路を介して過給機の
冷却部に導入され、この冷却水との熱交換により冷却部
が冷却される。
そして、エンジンを停止した場合、過給機の冷却部で発
生した蒸気がヘッド差によって冷却水通路の冷却水中を
ウォータポンプに向って逆流して音を発する。しかし、
冷却水通路がエンジン本体と吸気通路構造体との間に配
設されているので、上記逆流音の放射が吸気通路構造体
によって遮断されて使用者にまで聞えない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図面は本考案の実施例に係る過給機冷却装置を備えた3
ロータタイプのシーケンシャル・ターボ式ロータリーピ
ストンエンジンを示す。これらの図において、1はエン
ジン本体としてのハウジングであって、その内部には前
から順に第1、第2、第3のケーシングが形成されてい
る。この三つのケーシングの内部には多角形状のロータ
がそれぞれ配設され、ケーシング内にロータによって三
つの作動室がそれぞれ形成されている。上記第1、第
2、第3の各ハウジングの右側壁には、プライマリ側の
吸気ポート、セカンダリ側の吸気ポートおよび排気ポー
トがそれぞれ設けられている(図示省略)。よってロー
タが遊星回転運動するにつれて作動室が吸気ポートから
新気を吸入し、圧縮、爆発、膨張、排気の各行程を行っ
た後に排気ポートから排気ガスを排出するようにしてい
る。
上記ハウジング1の上部には、ハウジング1に吸気を導
入する吸気通路を構成する吸気通路構造体2が設けられ
ている。該吸気通路構造体2は、エンジンの前後方向
(第1図の左右方向)に延び且つ内部にサージタンクを
形成した箱形のサージタンク部2aと、一端が該サージタ
ンク部2aの右側壁に接続され他端が上に凸の弧を描くよ
うにエンジン右側方に延びるプライマリ側およびセカン
ダリ側の双方合せて六本の独立吸気通路部2b,2cとから
なる。これら六本の独立吸気通路部はプライマリ側とセ
カンダリ側とが前後方向に交互に配されている。そし
て、プライマリ側独立吸気通路部2bはプライマリ側吸気
ポートに、セカンダリ側独立吸気通路部2cはセカンダリ
側吸気ポートにそれぞれ接続されている。
上記吸気通路構造体2のサージタンク部2aにはスロット
ルボディ3が取り付けられ、該スロットルボディ2には
吸気ハウジング4が取り付けられている。そして、この
吸気ハウジング4はインタークーラ(図示省略)の出口
部に接続されている。
また、上記ハウジング1の右側には、プライマリ側の排
気ターボ過給機10とセカンダリ側の排気ターボ過給機20
とが前後に配設されている。すなわち、前から、プライ
マリ側のブロア12、プライマリ側のタービン11、セカン
ダリ側のタービン21、セカンダリ側のブロア22の順で配
設されている。各排気ターボ過給機10,20のタービン11,
21とブロア12,22との間には回転軸を支持し且つタービ
ンとブロアとを連結する連結部13,23がそれぞれ設けら
れ、この連結部13,23の内部には、回転軸を潤滑するた
めの潤滑部が設けられているとともに、該潤滑部を囲む
ように水冷式の冷却部が設けられていて、この冷却部に
よって回転軸まわりを冷却するようにしている。
さらに、上記三つの吸気ポートには排気マニホールド5
の三つの排気導入口がそれぞれ接続され、該排気マニホ
ールド5の二つの排気導出口には上記プライマリ側ター
ビン11およびセカンダリ側タービン21の排気導入口がそ
れぞれ接続されている。そして、二つのタービン11,21
の排気導出口には、集合形の排気管35が接続されてい
る。
また、プライマリ側ブロア12の吸気導入口にはプライマ
リ側の吸入管31が接続され、セカンダリ側ブロア22の吸
気導入口にはセカンダリ側の吸入管32が接続されてい
る。この二つの吸入管31,32はエアクリーナ(図示省
略)に接続されている。さらに、プライマリ側ブロア12
の吸気吐出口にはプライマリ側の吐出管33aが接続さ
れ、セカンダリ側ブロア22の吸気吐出口にはセカンダリ
側の吐出管33bが接続されている。この二本の吐出管33
a,33bは集合されて一本の吐出管33になっている。そし
て、この吐出管33は上記インタークーラの入口部に接続
されている。よって、エアクリーナから取り入れられた
新気は吸入管31,32からブロア12,22に導入され、タービ
ン11,21で回収した排気エネルギによって駆動されたブ
ロア12,22で加圧された後、吐出管33からインタークー
ラに導かれて該インタークーラで冷却され、更に吸気ハ
ウジング4から吸気通路構造体2のサージタンク部2aに
導入され、独立吸気通路部2b,2cから作動室に導入され
る。本実施例はシーケンシャル・ターボ式のターボシス
テムを採用するから、エンジンの低吸入空気領域ではセ
カンダリターボ過給機20の作動を停止してプライマリタ
ーボ過給機10のみを作動させる一方、高吸入空気領域で
はプライマリターボ過給機10およびセカンダリターボ過
給機20の双方を作動させるようにしている。
さらに、上記ハウジング1の前部には、冷却水を加圧す
るウォータポンプ41が設けられ、エンジン出力軸によっ
て駆動されている。そして、ウォータポンプ41のハウジ
ングの下部には吸込管42が取り付けられ、該ハウジング
の上部には吐出管43が取り付けられている。この吸込管
42はラジエータ(図示省略)に接続されている。また、
吐出管43はエンジンの各冷却部に接続されている。この
ウォータポンプ41の冷却水吐出管43は、上記排気ターボ
過給機10,20の冷却部よりも上方に位置している。
そして、ウォータポンプ41の吐出管43と各排気ターボ過
給機10,20の冷却部とは、冷却水通路としての冷却水供
給管45により接続されている。また、上記各冷却部とウ
ォータポンプ41の吸込管42とは冷却水通路としての冷却
水戻し管46により接続されている。すなわち、ウォータ
ポンプ41の吐出管43から吐出した冷却水は、冷却水供給
管45を介して各排気ターボ過給機10,20の冷却部に供給
されて該冷却部で熱交換により過給機各部を冷却し、更
に冷却水戻し管46を介してウォータポンプ41の吸込管42
に戻るようになっている。上記冷却水供給管45および冷
却水戻し管46は共に鋼管で構成されている。
上記冷却水供給管45は、ウォータポンプ41の吐出管43か
ら後方に向い、ハウジング1と吸気通路構造体2との間
においてエンジン出力軸方向に延びている。そして、ハ
ウジング後部で反転してハウジング1の右側を前方に延
びて該ハウジング1とセカンダリターボ過給機20との間
に至り、ここで二本に分岐してから各排気ターボ過給機
10,20の冷却部のハウジング側部分にそれぞれ接続され
ている。また、冷却水戻り管46は、各排気ターボ過給機
10,20の冷却部の反ハウジング側部分から前方に向い、
ウォータポンプ41の吸込管42に接続されている。
なお、48は各排気ターボ過給機10,20の潤滑部に接続さ
れた潤滑用オイル供給管、49はこの潤滑部に接続された
潤滑用オイル戻し管である。
したがって、上記実施例において、エンジンを停止した
場合、ウォータポンプ41が停止するので、過給機10,20
の冷却部に冷却水が滞留し、この滞留冷却水が過給機1
0,20の余熱によって蒸発し、その蒸気がヘッド差によっ
て冷却水供給管45の冷却水中をウォータポンプ41に向っ
て逆流して音を発する。しかし、冷却水供給管45がハウ
ジング1と吸気通路構造体2との間においてエンジン出
力軸方向に延ばして配設されているので、上記逆流音の
放射が吸気通路構造体2によって遮断されて使用者にま
で聞えない。
なお、上記実施例ではロータリピストンエンジンについ
て説明したが、本考案は他のタイプのエンジン、例えば
レシプロタイプのエンジンにも適用できる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のエンジンの過給機冷却装
置によれば、冷却水を加圧するウォータポンプと、冷却
部が上記ウォータポンプよりも下方に設けられた水冷式
の排気ターボ過給機と、上記ウォータポンプの吐出口と
上記過給機の冷却部とを接続する冷却水通路と、エンジ
ン本体に設けられ、エンジン本体に吸気を導入する吸気
通路を構成する吸気通路構造体とを備え、上記冷却水通
路をエンジン本体と吸気通路構造体との間に配設したの
で、エンジンを停止時に発する逆流音を使用者に聞えな
いようにしながら、過給機の冷却部を良好に冷却するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を例示し、第1図は平面図、第2
図は右側面図、第3図は正面図である。 1…ハウジング(エンジン本体) 2…吸気通路構造体 10…プライマリターボ過給機 20…セカンダリターボ過給機 41…ウォータポンプ 45…冷却水供給管(冷却水通路)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却水を加圧するウォータポンプと、 冷却部が、上記ウォータポンプよりも下方に設けられた
    水冷式の排気ターボ過給機と、 上記ウォータポンプの吐出口と上記過給機の冷却部とを
    接続する冷却水通路と、 エンジン本体に設けられ、エンジン本体に吸気を導入す
    る吸気通路を構成する吸気通路構造体とを備え、 上記冷却水通路をエンジン本体と吸気通路構造体との間
    に配設したことを特徴とするエンジンの過給機冷却装
    置。
JP12354589U 1989-10-20 1989-10-20 エンジンの過給機冷却装置 Expired - Lifetime JPH0755299Y2 (ja)

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JPH0363722U JPH0363722U (ja) 1991-06-21
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