JPH1114781A - 原子炉容器壁冷却機構 - Google Patents

原子炉容器壁冷却機構

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JPH1114781A
JPH1114781A JP9167585A JP16758597A JPH1114781A JP H1114781 A JPH1114781 A JP H1114781A JP 9167585 A JP9167585 A JP 9167585A JP 16758597 A JP16758597 A JP 16758597A JP H1114781 A JPH1114781 A JP H1114781A
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JP
Japan
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temperature
sodium
flow guide
low
reactor vessel
Prior art date
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Pending
Application number
JP9167585A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Sato
健一郎 佐藤
Hiroshi Kanzaki
寛 神崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内側円筒ライナ17の下部に形成されたフロ
ーホール近傍の炉内構造物に過渡的な熱応力が発生する
ことを防止でき、原子炉容器1と炉内構造物の健全性を
長期に渡って安定に保つことのできる原子炉容器壁の冷
却機構を提供する。 【解決手段】 外側円筒ライナ14の内側に設けられた
内側円筒ライナ17の内側に筒状のフローガイド20を
設け、内側円筒ライナ17の下部に形成された第3のフ
ローホール19から流出する冷却材をフローガイド20
により加温しながら上部プレナム7に流出させるように
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原子炉容器の構
造に関し、特に液体金属冷却型高速増殖炉の原子炉容器
壁冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】熱伝達係数の大きい液体金属ナトリウム
を冷却材として使用する高速増殖炉においては、炉心の
上方の高温ナトリウムから容器壁を保護するため、容器
壁の内面に沿って冷却機構が設けられる。特開平7−5
285号公報は、その一例を示している。そのような原
子炉容器壁冷却機構の一例を図2及び図3を参照して説
明すると、図2に示す原子炉容器1内には、冷却材とし
ての液体金属ナトリウム(以下、「ナトリウム」とい
う)2が満たされている。また、原子炉容器1内には炉
心3が設けられ、この炉心3の上方には炉心上部機構4
が原子炉容器1の上部開口に設けられたルーフデッキ5
から垂設されている。
【0003】上記炉心3は原子炉容器1内の下部に設け
られた炉心支持構造物6により支持されており、この炉
心支持構造物6を通って炉心3内に流入したナトリウム
2は炉心3内で高温に加熱されるようになっている。ま
た、原子炉容器1内には炉心3を挟んで原子炉容器1の
内部を上部プレナム7と下部プレナム8とに区画する水
平仕切板9が設けられており、炉心3内で加熱されたナ
トリウム2は上部プレナム7に流出するようになってい
る。上記上部プレナム7には図示しない中間熱交換器に
連通する出口配管10が開口しており、上部プレナム7
に流出した高温のナトリウム2は出口配管10を通って
中間熱交換器に送られ、この中間熱交換器内で二次冷却
材と熱交換するようになっている。そして、中間熱交換
器内で二次冷却材と熱交換したナトリウム2は入口配管
11を通って炉心支持構造物6内に送り込まれるように
なっている。
【0004】上記炉心3の外周には、中間プレナム12
が形成されている。この中間プレナム12には炉心支持
構造物6内に流入した低温のナトリウム2がそのまま流
入するようになっており、中間プレナム12に流入した
ナトリウム2は、図3に示されるように、仕切板9に形
成された第1のフローホール13を通り、仕切板9の上
面に立設された外側円筒ライナ14と原子炉容器1との
間に形成された低温ナトリウム環流領域(以下「外側環
状空間」という)15に流入するようになっている。
【0005】上記外側円筒ライナ14の上部には第2の
フローホール16が形成されており、外側環状空間15
に流入したナトリウム2は第2のフローホール16を通
り、外側円筒ライナ14とその内側に設けられた内側円
筒ライナ17との間に形成された内側環状空間18に流
入するようになっている。また、内側円筒ライナ17の
下部には第3のフローホール19が形成されており、内
側環状空間18に流入したナトリウム2は第3のフロー
ホール19を通って上部プレナム7に流出するようにな
っている。
【0006】したがって、このような構造を有する原子
炉容器1では、第1のフローホール13から外側環状空
間15に流入した低温のナトリウム2が原子炉容器1の
内壁面を冷却しながら外側円筒ライナ14の上部に形成
された第2のフローホール16に向かって流れるため、
原子炉容器1に過大な熱応力が発生することを抑制で
き、原子炉容器1の健全性を長期に渡って安定に保つこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造では第2のフローホール16から内側環状空間1
8に流入した低温のナトリウム2が内側円筒ライナ17
の下部に形成された第3のフローホール19から上部プ
レナム7に流出するため、第3のフローホール19から
流出するナトリウム2と炉心3から流出するナトリウム
2との温度差が大きい場合には、フローホール19の出
口付近に温度ゆらぎが発生し、内側円筒ライナ17の下
部に形成されたフローホール近傍の炉内構造物(例えば
内側円筒ライナ17、出口配管10等)に過渡的な熱応
力が発生する惧れがあった。
【0008】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、内側円筒ライナの下部に形成されたフローホール近
傍の炉内構造物に過渡的な熱応力が発生することを防止
でき、原子炉容器と炉内構造物の健全性を長期に渡って
安定に保つことのできる原子炉容器壁冷却機構を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、この発明は、原子炉容器内に炉心支持構造物と、
同炉心支持構造物の上方に支持された炉心と、同炉心の
外周上部に設けられ上方に上部高温プレナムを区画する
水平仕切板とを内蔵し、前記水平仕切板の上方に前記容
器壁内面に隣接して設けられた低温ナトリウム環流領域
が前記炉心支持構造物内に連通している原子炉におい
て、前記仕切板上で前記低温ナトリウム環流領域の内側
に筒状のフローガイドを立設し、該低温ナトリウム環流
領域を出た低温ナトリウムが前記フローガイドの外側に
沿って上向きに流れて高温ナトリウムにより昇温される
ように構成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1はこの発明の一実施形態を
示す図であり、同図に示すように、炉心3を挟んで原子
炉容器1の内部を上部プレナム7と下部プレナム8とに
区画する仕切板9には、炉心支持構造物6から中間プレ
ナム12に流入したナトリウム2を外側円筒ライナ14
と原子炉容器1との間に形成された外側環状空間15に
導入するための第1のフローホール13が穿設されてい
る。
【0011】一方、外側円筒ライナ14の上部には第2
のフローホール16が穿設されており、外側環状空間1
5に流入したナトリウム2は外側円筒ライナ14と内側
円筒ライナ17との間に形成された内側環状空間18に
第2のフローホール16を通って流入し、内側環状空間
18に流入したナトリウム2は内側円筒ライナ17の下
部に穿設された第3のフローホール19から流出するよ
うになっている。
【0012】内側円筒ライナ17の内周側には、円筒状
のフローガイド20が仕切板9の上面から上方に向かっ
て同心円状に延設されている。このフローガイド20は
熱伝導性の良好な金属材料(例えばステンレス鋼等)で
形成されており、フローガイド20の上端部は上部プレ
ナム7のナトリウム2中に没している。
【0013】このような構造の原子炉容器1では、第3
のフローホール19から流出した低温のナトリウム2が
フローガイド20の外周面に衝突し、フローガイド20
の外周面に沿って上方に流れる。その後、フローガイド
20の内側にある高温のナトリウム2と熱交換して徐々
に昇温し、フローガイド20の上端を越えて上部プレナ
ム7に流出するときにはかなりの温度になっている。し
たがって、上述した実施形態では第3のフローホール1
9から上部プレナム7に流出するナトリウム2と炉心3
から上部プレナム7に流出するナトリウム2との温度差
が小さくなっていて、温度揺らぎは生ぜず、内側円筒ラ
イナ17の下部に形成されたフローホール近傍の炉内構
造物(例えば内側円筒ライナ17、出口配管10等)に
過渡的な熱応力が発生することを防止される。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、低温ナトリウム環流領域の内側に筒状のフローガイ
ドを立設したことにより、低温ナトリウム環流領域を出
た低温ナトリウムがフローガイドの外側に沿って上向き
に流れ、フローガイドの内側にある高温ナトリウムによ
り昇温されながら上部プレナムに流出する。したがっ
て、内側円筒ライナの下部に形成されたフローホール近
傍の炉内構造物に過渡的な熱応力が発生することを防止
でき、これにより原子炉容器と炉内構造物の健全性を長
期に渡って安定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示し、原子炉容器の内
壁部に設けられた原子炉容器壁冷却機構の構造を示す図
である。
【図2】原子炉容器の内部構造を示す縦断面図である。
【図3】原子炉容器の内壁部に設けられた従来の冷却機
構の構造を示す図である。
【符号の説明】
1 原子炉容器 2 ナトリウム 3 炉心 6 炉心支持構造物 7 上部プレナム 8 下部プレナム 9 仕切板 12 中間プレナム 13 第1のフローホール 14 外側円筒ライナ 16 第2のフローホール 17 内側円筒ライナ 19 第3のフローホール 20 フローガイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉容器内に炉心支持構造物と、同炉
    心支持構造物の上方に支持された炉心と、同炉心の外周
    上部に設けられ上方に上部高温プレナムを区画する水平
    仕切板とを内蔵し、前記水平仕切板の上方に前記容器壁
    内面に隣接して設けられた低温ナトリウム環流領域が前
    記炉心支持構造物内に連通している原子炉において、 前記仕切板上で前記低温ナトリウム環流領域の内側に筒
    状のフローガイドを立設し、該低温ナトリウム環流領域
    を出た低温ナトリウムが前記フローガイドの外側に沿っ
    て上向きに流れて高温ナトリウムにより昇温されるよう
    に構成されていることを特徴とする原子炉容器壁冷却機
    構。
JP9167585A 1997-06-24 1997-06-24 原子炉容器壁冷却機構 Pending JPH1114781A (ja)

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