JP3126550B2 - 原子炉容器壁の冷却機構 - Google Patents

原子炉容器壁の冷却機構

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉容器壁の冷却機構
に係り、特に冷却材に液体金属を用いる原子炉における
原子炉容器壁の冷却機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の原子炉容器壁の冷却機構について
は、高速炉の場合が、米国特許第4,167,445号明
細書及び米国特許第4,477,410号明細書に、それ
ぞれ開示されている。したがって、原子炉容器壁の冷却
機構の従来例を、これらの公知例を用い、図2〜図4に
より説明する。
【0003】図2は高速炉の略解図である。液体金属ナ
トリウム(以下、ナトリウムと略称)を冷却材として用い
る高速炉は、原子炉容器4内がナトリウムで満たされ、
原子炉容器4の内部に炉心1及び炉上部機構18が設置
されている。
【0004】また、原子炉容器4内は、通常の定格運転
時に炉心1の出口の高温ナトリウムと炉心1の入口の低
温ナトリウムとを分離する中間プレナム16により、高
温プレナム自由液面15を有する高温プレナム2と、低
温プレナム3とに分離されている。更に、原子炉容器4
の上部は、ルーフデッキ19と呼ばれる上蓋によって閉
ざされている。
【0005】通常の定格運転時には、高温プレナム2内
の高温ナトリウムは、配管20を通して外部の熱交換器
(図示せず)に取り出され、冷却されて低温ナトリウム
となり、ポンプ(図示せず)により配管21を通して低
温プレナム3に送られ、再び炉心1と熱交換して高温プ
レナム2に流出される。
【0006】また、原子炉容器4の壁の内側には、高温
プレナム2の高温から原子炉容器4の壁を保護するた
め、原子炉容器壁冷却機構17が設置されている。
【0007】図3は、従来例の原子炉容器壁の冷却機構
の説明図である。原子炉容器4の壁の内側に、ライナ板
9、10、11で仕切られた上昇流路6、下降流路7及
び停留層8が、それぞれ設けられている。
【0008】低温流体は、低温プレナム3から上昇流路
6を通り、原子炉容器4の壁沿いに上昇して原子炉容器
4の壁を冷却する。そして、上昇流路6の上部まで到達
し、自由液面12を形成する。その後、この低温流体
は、ライナ板9を越流して下降流路7の自由液面13に
流れ込み、下降流路7内を下降する。次いで、ライナ板
10の下部の孔から、自由液面14を有する停留層8の
下部を通って中間プレナム16へ流出した後、高温プレ
ナム2に流れ込む。
【0009】図4は、他の従来例の原子炉容器壁の冷却
機構の説明図である。原子炉容器4の壁の内側に、ライ
ナ板9、10、11で仕切られた上昇流路6、下降流路
7及び停留層8が設けられており、停留層8は中間プレ
ナム16とつながっている。低温流体は、低温プレナム
3の底部から上昇流路6を通り、原子炉容器4の壁沿い
に上昇して原子炉容器壁を冷却し、上昇流路6の上部の
自由液面12で越流して下降流路7の自由液面13に流
れ込み、下降流路7を下降して低温プレナム3に戻って
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】次に従来技術の問題点
を説明する。すなわち、上記の原子炉容器壁の冷却機構
の場合、冷却流路壁を構成するライナ板が、高温プレナ
ムからの入熱により加熱される。したがって、冷却流路
内の流体は、それらのライナ板からの熱伝達により暖め
られ、冷却流路内の流体には上向きの浮力が働く。
【0011】このため、下降流路内には上昇流が部分的
に発生し、流体が下降流路内を周方向に均一に下降しな
い、いわゆる、偏流が生じる恐れがある。
【0012】すなわち、偏流が生じ、冷却機構内の周方
向に上昇流と下降流とが発生した場合には、上昇流の温
度は周りの流体のものよりも高くなる。したがって、冷
却機構の周方向の温度分布が不均一となる。
【0013】図5は、従来例の下降流路内の流速及び温
度の各分布図であり、下降流路内における原子炉容器壁
側のライナ板近傍の流速分布及び温度分布を流体数値解
析により計算し、それらを周方向に展開して示したもの
である。なお、流速分布は0°〜180°、温度分布は
180°〜360°の周方向の各範囲について例示して
いる。また、温度分布は、流路に流入する低温流体の温
度を0.0に、高温プレナムの温度を1.0に無次元化し
て示している。
【0014】計算結果は、周方向に低温流体の上昇流と
下降流とが生じる、いわゆる、偏流が生じ、この偏流に
より周方向の温度分布が不均一となり、周方向に約0.
4の温度差(周方向の最高温度と最低温度との差)が生
じることを示している。
【0015】なお、上記の流速分布及び温度分布の計算
には、流体数値解析プログラム(THERVIS)を使用した。
このプログラムの計算精度については、例えば、NUCLEA
R TECHNOLOGY誌 Vol.98 Apr. 1992(p.14〜26)で論じら
れており、このプログラムが熱流動現象の評価に十分な
計算精度を有していることが明らかにされている。
【0016】本発明の目的は、原子炉容器壁の冷却機構
において、冷却流路内の周方向の温度分布を均一化し、
周方向の偏流の発生を抑制することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は、次のように
して達成することができる。
【0018】(1)原子炉容器の内部に炉心及び1次系
冷却材を有し、原子炉容器の内部を高温プレナムと低温
プレナムとに分離し、原子炉容器の壁を冷却する低温流
体が流れる上昇流路と下降流路、及び低温流体を停留さ
せる停留層を、その壁に沿って内設してある複数のライ
ナ板で仕切って設置してある原子炉容器壁の冷却機構に
おいて、下降流路の上部に、低温流体の下降流の幅を狭
める仕切り板を上下方向に設置してあること。
【0019】(2)(1)において、仕切り板によって
狭められる低温流体の下降流の幅dと下降流路の幅Dと
の比、すなわちd/Dの値が、0.6以下であること。
【0020】(3)(1)又は(2)において、仕切り
板の下端が、下降流路の有する自由液面よりも下部に位
置していること。
【0021】(4)(1)又は(2)において、仕切り
板の下端が、前記下降流路の有する自由液面よりも上部
に位置していること。
【0022】(5)原子炉容器の内部に炉心及び1次系
冷却材を有し、原子炉容器の内部を高温プレナムと低温
プレナムとに分離し、原子炉容器の壁を冷却する低温流
体が流れる上昇流路と下降流路とを、壁に沿って内設し
てある複数のライナ板で仕切って設置してある原子炉容
器壁の冷却機構において、下降流路の上部に、低温流体
の下降流の幅を狭める仕切り板を上下方向に設置してあ
ること。
【0023】(6)(5)において、仕切り板によって
狭められる低温流体の下降流の幅dと下降流路の幅Dと
の比、すなわちd/Dの値が、0.6以下であること。
【0024】(7)(5)又は(6)において、仕切り
板の下端が、下降流路の有する自由液面よりも下部に位
置していること。
【0025】(8)(5)又は(6)において、仕切り
板の下端が、下降流路の有する自由液面よりも上部に位
置していること。
【0026】
【作用】本発明では、低温流体が上昇流路から下降流路
に移行した際の、下降流路の上部における低温流体が下
降するときの幅、すなわち下降流の幅を、仕切り板を用
いて下降流路の幅よりも狭めてある。したがって、下降
流の幅は制限され、下降流は下降流路の原子炉容器側の
ライナ板の壁面に沿って下降する。
【0027】図6は低温流体における下降流層の形成に
関する説明図である。すなわち、上述のように、下降流
の幅は制限され、下降流は下降流路の原子炉容器側のラ
イナ板の壁面に沿って下降するので、図6に示すよう
に、低温流体の下降流層がライナ板の壁面に沿って鉛直
方向に形成される。
【0028】このように形成される下降流層は、高温プ
レナムからの入熱により下降流路内の流体が加熱された
場合でも、周りの下降流路内の流体よりも低温であるた
め、下向きの浮力が働いて下降する。
【0029】したがって、上向きの浮力に伴う上昇流の
発生は、下降流路の高温プレナム側ライナ板の壁面近傍
に限定され、低温の低温流体により形成される下降流と
高温プレナムの入熱により加熱されて形成される上昇流
とは、下降流路内の原子炉容器側と高温プレナム側とに
それぞれ分離される。
【0030】すなわち、低温の下降流と高温の上昇流と
が、下降流路内の原子炉容器の半径方向に分離され、低
温の下降流と高温の上昇流との混合が防止されるので、
冷却流路内における周方向の温度分布が均一化され、周
方向の偏流の発生が抑制される。
【0031】
【実施例】本発明の第1実施例を図1を用いて説明す
る。図1は本実施例の原子炉容器壁の冷却機構の説明図
である。
【0032】原子炉容器4内には炉心1が設置され、原
子炉容器4内はナトリウムで満たされている。また、原
子炉容器4内は、炉心1の出口の高温ナトリウムと炉心
1の入口の低温ナトリウムとを分離する中間プレナム1
6により、高温プレナム2と低温プレナム3とに分離さ
れている。また、原子炉容器4の壁の内側にはライナ板
9、10、11で仕切られた上昇流路6、下降流路7及
び停留層8で構成される原子炉容器壁冷却機構17が設
けられている。すなわち、ここまでの構成は、従来例の
場合と同じである。
【0033】本実施例は、上述の構成において、低温流
体が上昇流路6から下降流路7に移行する際、下降流路
7の上部における下降流の幅dを下降流路の幅Dよりも
狭める仕切り板5を下降流路7内に上下方向に設置し、
仕切り板5の下端を下降流路7の自由液面13に浸漬さ
せた場合である。なお、下降流の幅dと下降流路7の幅
Dとの比d/Dを0.5に設定している。
【0034】このように、d/Dを0.6以下に設定す
ることにより、低温流体は、仕切り板5によりその下降
幅が制限されるので、下降流路内の半径方向に広がるこ
となく、下降流路7の原子炉容器4側のライナ板9の壁
面に沿って下降する。
【0035】すなわち、下降流路7において、ライナ板
10の壁面に沿って発達する浮力に伴って形成される低
温流体の上昇流と、ライナ板9の壁面に沿って形成され
る低温流体の下降流との相互の干渉や混合が防止され、
低温流体の周方向の温度分布が均一化され、偏流発生の
抑制効果が高められる。
【0036】図7は、本実施例の下降流路内の流速及び
温度の各分布図である。なお、計算方法、及び流速と温
度との各分布の表示方法は、前述した図5の従来例の場
合と同じである。
【0037】下降流路7内の流速は、ライナ板9に沿っ
て形成される下降流層内のものを求めているが、周方向
に下降流のみが生じており、また、周方向の温度分布
も、図5の従来例の場合と比較して、均一化されている
ことが分かる。すなわち、これらのことから、周方向の
偏流の発生が抑制されることは明らかである。
【0038】本発明の第2実施例を図8を用いて説明す
る。図8は本実施例の原子炉容器壁の冷却機構の説明図
であり、上述の実施例と比較して異なる点は、上述の実
施例は、仕切り板5の下端を下降流路7の自由液面13
に浸漬させた場合であるのに対し、本実施例は、仕切り
板5の下端を自由液面13に浸漬させない場合である。
【0039】すなわち、仕切り板5の下端を自由液面1
3に浸漬させなくとも、浸漬させた場合と同様の効果を
得ることができ、また、仕切り板5の軽量化を図ること
ができる。
【0040】本発明の第3実施例を図9を用いて説明す
る。図9は本実施例の原子炉容器壁の冷却機構の説明図
である。
【0041】原子炉容器4内には炉心1が設置され、原
子炉容器4内はナトリウムで満たされている。また、原
子炉容器4内は、炉心1の出口の高温ナトリウムと炉心
1の入口の低温ナトリウムを分離する中間プレナム16
により、高温プレナム2と低温プレナム3とに分離され
ている。また、原子炉容器4の壁の内側にはライナ板
9、10で仕切られた上昇流路6と下降流路7とで構成
される炉壁冷却機構17が設けられている。すなわち、
ここまでの構成は、停留層を設けていない従来の場合と
同じである。
【0042】本実施例は、上述の構成において、低温流
体が上昇流路6から下降流路7に移行する際、下降流路
7の上部における下降流の幅dを下降流路の幅Dよりも
狭める仕切り板5を下降流路7内に上下方向に設置し、
仕切り板5の下端を下降流路7の自由液面13に浸漬さ
せた場合である。
【0043】また、下降流の幅dと下降流路7の幅Dと
の比d/Dを0.5に設定している。このように、d/
Dを0.6以下に設定することにより、下降流路7にお
いて、ライナ板10の壁面に沿って発達する浮力に伴っ
て形成される低温流体の上昇流と、ライナ板9の壁面に
沿って形成される低温流体の下降流との相互の干渉や混
合が防止され、低温流体の周方向の温度分布が均一化さ
れ、偏流発生の抑制効果が高められる。
【0044】低温流体は、低温プレナム3から上昇流路
6を通り、原子炉容器4の壁沿いに上昇して原子炉容器
4の壁を冷却し、自由液面12を含む上昇流路6の上部
がライナ板9を越流して下降流路7の自由液面13に流
れ込む。この際、低温流体は仕切り板5によりその下降
幅を制限され、下降流路内の半径方向に広がることな
く、下降流路7の原子炉容器4側のライナ板9の壁面に
沿って下降する。
【0045】すなわち、本実施例が前述の第1実施例と
比較して大きく異なる点は、本実施例では、ライナ板1
1(図1参照)を原子炉容器壁に沿って内設せず、した
がって停留層8(図1参照)を設けていないことであ
り、停留層8による炉壁冷却効果を除いては、第1実施
例における炉壁冷却効果と同様の効果を得ることができ
る。
【0046】本発明の第4実施例を図10を用いて説明
する。図10は本実施例の原子炉容器壁の冷却機構の説
明図であり、上述の実施例と比較して異なる点は、上述
の実施例は、仕切り板5の下端を下降流路7の自由液面
13に浸漬させた場合であるのに対し、本実施例は、仕
切り板5の下端を自由液面13に浸漬させない場合であ
る。
【0047】すなわち、仕切り板5の下端を自由液面1
3に浸漬させなくとも、浸漬させた場合と同様の効果を
得ることができ、また、仕切り板5の軽量化を図ること
ができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、原子炉容器壁の冷却機
構において、上昇流路から下降流路に移行した低温流体
における低温の下降流と高温の上昇流との混合を防止し
て、原子炉容器の周方向における低温流体の温度分布を
均一化し、低温流体の偏流の発生を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の原子炉容器壁冷却機構の
説明図である。
【図2】高速炉の略解図である。
【図3】従来例の原子炉容器壁冷却機構の説明図であ
る。
【図4】他の従来例の原子炉容器壁冷却機構の説明図で
ある。
【図5】従来例の下降流路内の流速及び温度の各分布図
である。
【図6】低温流体における下降流層形成の説明図であ
る。
【図7】本発明の第1実施例における下降流路内の流速
及び温度の各分布図である。
【図8】本発明の第2実施例の原子炉容器壁冷却機構の
説明図である。
【図9】本発明の第3実施例の原子炉容器壁冷却機構の
説明図である。
【図10】本発明の第4実施例の原子炉容器壁冷却機構
の説明図である。
【符号の説明】
1…炉心、2…高温プレナム、3…低温プレナム、4…
原子炉容器、5…仕切り板、6…上昇流路、7…下降流
路、8…停留層、9、10、11…ライナ板、12、1
3、14…自由液面、15…高温プレナム自由液面、1
6…中間プレナム、17…原子炉容器壁冷却機構、18
…炉上部機構、19…ルーフデッキ、20、21…配
管、22…下降流層。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉容器の内部に炉心及び1次系冷却
    材を有し、前記原子炉容器の内部を高温プレナムと低温
    プレナムとに分離し、前記原子炉容器の壁を冷却する低
    温流体が流れる上昇流路と下降流路、及び前記低温流体
    を停留させる停留層を、前記壁に沿って内設してある複
    数のライナ板で仕切った原子炉容器壁の冷却機構におい
    て、前記下降流路の上部に、前記低温流体の下降流の幅
    を狭める仕切り板を上下方向に設置し、前記仕切り板の
    下端が、前記下降流路の有する自由液面よりも上部に位
    置していることを特徴とする原子炉容器壁の冷却機構。
  2. 【請求項2】 前記仕切り板によって狭められる前記低
    温流体の下降流の幅dと前記下降流路の幅Dとの比、す
    なわちd/Dの値が、0.6以下である請求項1記載の
    原子炉容器壁の冷却機構。
  3. 【請求項3】 原子炉容器の内部に炉心及び1次系冷却
    材を有し、前記原子炉容器の内部を高温プレナムと低温
    プレナムとに分離し、前記原子炉容器の壁を冷却する低
    温流体が流れる上昇流路と下降流路とを、前記壁に沿っ
    て内設してある複数のライナ板で仕切ってある原子炉容
    器壁の冷却機構において、前記下降流路の上部に、前記
    低温流体の下降流の幅を狭める仕切り板を上下方向に
    置し、前記仕切り板の下端が、前記下降流路の有する自
    由液面よりも上部に位置していることを特徴とする原子
    炉容器壁の冷却機構。
  4. 【請求項4】 前記仕切り板によって狭められる前記低
    温流体の下降流の幅dと前記下降流路の幅Dとの比、す
    なわちd/Dの値が、0.6以下である請求項3記載の
    原子炉容器壁の冷却機構。
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