JPH11147677A - エレベータの雨水管制運転方法 - Google Patents
エレベータの雨水管制運転方法Info
- Publication number
- JPH11147677A JPH11147677A JP31717597A JP31717597A JPH11147677A JP H11147677 A JPH11147677 A JP H11147677A JP 31717597 A JP31717597 A JP 31717597A JP 31717597 A JP31717597 A JP 31717597A JP H11147677 A JPH11147677 A JP H11147677A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- water
- car
- sensing means
- elevator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、雨水が流れ込まない方向に乗りか
ごを速やかに移動させることのできるエレベータの雨水
管制運転方法を提供する。 【解決手段】 上記目的は、各階床3、3a、3bに設
けられた水感知手段9、9a、9bのいずれか1つが水
を感知すると、その感知した水感知手段が設けられてい
る階床3より1つ上の階床3aに乗りかご4を移動させ
るとともに、各階床に設けられた水感知手段9、9a、
9bのいずれか複数個9、9aが水を感知すると最上階
3bに乗りかご4を移動させる雨水管制運転とすること
により達成される。
ごを速やかに移動させることのできるエレベータの雨水
管制運転方法を提供する。 【解決手段】 上記目的は、各階床3、3a、3bに設
けられた水感知手段9、9a、9bのいずれか1つが水
を感知すると、その感知した水感知手段が設けられてい
る階床3より1つ上の階床3aに乗りかご4を移動させ
るとともに、各階床に設けられた水感知手段9、9a、
9bのいずれか複数個9、9aが水を感知すると最上階
3bに乗りかご4を移動させる雨水管制運転とすること
により達成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨水が乗りかごに
流れ込むのを防止しえるエレベータの雨水管制運転方法
に関するものである。
流れ込むのを防止しえるエレベータの雨水管制運転方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のエレベータの雨水管制運転方法
としては、昇降路のピット部に水位検知器を設置し、そ
の水位検知器でピット部に流れ込む雨水を検知すると、
乗りかごを最下階まで移動させないようにしたり、ある
いは、乗りかごを最上階まで一気に移動させたりする方
法が知られていた。
としては、昇降路のピット部に水位検知器を設置し、そ
の水位検知器でピット部に流れ込む雨水を検知すると、
乗りかごを最下階まで移動させないようにしたり、ある
いは、乗りかごを最上階まで一気に移動させたりする方
法が知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、昇降路のピ
ット部に水位検出器を設置したものでは、雨水がピット
部にある一定の量以上たまらないと動作しないため、そ
のある一定量以上雨水がたまる間に、ドアインターロッ
クスイッチが雨水により誤動作するなどの事故が発生し
てしまうという問題点を有していた。
ット部に水位検出器を設置したものでは、雨水がピット
部にある一定の量以上たまらないと動作しないため、そ
のある一定量以上雨水がたまる間に、ドアインターロッ
クスイッチが雨水により誤動作するなどの事故が発生し
てしまうという問題点を有していた。
【0004】本発明の目的は、上記事情にかんがみてな
されたものであって、雨水が流れ込まない方向に、乗り
かごを速やかに移動させることのできるエレベータの雨
水管制運転方法を提供するにある。
されたものであって、雨水が流れ込まない方向に、乗り
かごを速やかに移動させることのできるエレベータの雨
水管制運転方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、昇降路にお
ける各階床の乗場ドア若しくは三方枠に、それぞれ水感
知手段を設け、これら水感知手段が水を感知すると乗り
かごを所定の上方段に移動させるエレベータの雨水管制
運転方法において、各階床に設けられた前記水感知手段
のいずれか1つが水を感知すると、その感知した水感知
手段が設けられている階床より上の階床に乗りかごを移
動させるとともに、各階床に設けられた前記水感知手段
のいずれか複数個が水を感知すると最上階に乗りかごを
移動させることにより達成される。
ける各階床の乗場ドア若しくは三方枠に、それぞれ水感
知手段を設け、これら水感知手段が水を感知すると乗り
かごを所定の上方段に移動させるエレベータの雨水管制
運転方法において、各階床に設けられた前記水感知手段
のいずれか1つが水を感知すると、その感知した水感知
手段が設けられている階床より上の階床に乗りかごを移
動させるとともに、各階床に設けられた前記水感知手段
のいずれか複数個が水を感知すると最上階に乗りかごを
移動させることにより達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0007】図1において、エレベータ1は、昇降路2
と、この昇降路2に隣接して設けた複数個の乗場3、3
a、3bと、昇降路2内を乗降する乗りかご4と、この
乗りかご4に出入りするための出入口に設けた三方枠5
と、この三方枠5内に設けた乗場ドア6を有している。
と、この昇降路2に隣接して設けた複数個の乗場3、3
a、3bと、昇降路2内を乗降する乗りかご4と、この
乗りかご4に出入りするための出入口に設けた三方枠5
と、この三方枠5内に設けた乗場ドア6を有している。
【0008】乗場3、3a、3bは、ビルなどの建物の
各階床に設けられている。
各階床に設けられている。
【0009】すべての三方枠5には、乗りかご4の呼び
登録などの操作を行うための操作盤7と、雨水管制運転
を表示するための表示装置8と、雨水を感知する水セン
サーなどの水感知手段9、9a、9bが設けられてい
る。
登録などの操作を行うための操作盤7と、雨水管制運転
を表示するための表示装置8と、雨水を感知する水セン
サーなどの水感知手段9、9a、9bが設けられてい
る。
【0010】最下階の三方枠5には、平常運転と雨水管
制運転の切り替えを行う運転切り替えスイッチ14が設
けられている。
制運転の切り替えを行う運転切り替えスイッチ14が設
けられている。
【0011】次に、エレベータ1の雨水管制運転回路の
一例を図2を用いて説明する。図2において、管制運転
リレー10と、平常運転回路16とは、運転切り替えス
イッチ14により、切り替え選択できる構成にしてあ
る。運転切り替えスイッチ14の常開接点10aには、
3つの感知手段9、9a、9bの並列回路が直列に接続
されている。
一例を図2を用いて説明する。図2において、管制運転
リレー10と、平常運転回路16とは、運転切り替えス
イッチ14により、切り替え選択できる構成にしてあ
る。運転切り替えスイッチ14の常開接点10aには、
3つの感知手段9、9a、9bの並列回路が直列に接続
されている。
【0012】各感知手段9、9a、9bには、それぞれ
1階床分運転リレー11、12、13が直列に接続され
ている。検出階の1階床分上昇停止回路17には、1階
床分運転リレー11の常開接点11aと、管制運転リレ
ー10の常開接点10aと、最上階運転リレー15の常
閉接点15bと検出階の1階床分上昇後停止回路17が
作動していることを表示する第1表示回路18とが、直
列に接続されている。常開接点11aには、1階床分リ
レー12の常開接点12aが並列に接続されている。最
上階停止回路19には、1階床分運転リレー13の常開
接点13aと、最上階運転リレー15の常閉接点15b
と、管制運転リレー10の常開接点10aと、最上階停
止回路19が作動していることを表示する第2表示回路
20とが、直列に接続されている。1階床分運転リレー
13の常開接点13aと最上階運転リレー15の常閉接
点15bと管制運転リレー10の常開接点10aの直列
回路に、最上階運転リレー15の常開接点15aが、並
列に接続されている。最上階運転リレー15には、1階
床分運転リレー11の常開接点11aと1階床分運転リ
レー12の常開接点12aの直列回路が接続されてい
る。
1階床分運転リレー11、12、13が直列に接続され
ている。検出階の1階床分上昇停止回路17には、1階
床分運転リレー11の常開接点11aと、管制運転リレ
ー10の常開接点10aと、最上階運転リレー15の常
閉接点15bと検出階の1階床分上昇後停止回路17が
作動していることを表示する第1表示回路18とが、直
列に接続されている。常開接点11aには、1階床分リ
レー12の常開接点12aが並列に接続されている。最
上階停止回路19には、1階床分運転リレー13の常開
接点13aと、最上階運転リレー15の常閉接点15b
と、管制運転リレー10の常開接点10aと、最上階停
止回路19が作動していることを表示する第2表示回路
20とが、直列に接続されている。1階床分運転リレー
13の常開接点13aと最上階運転リレー15の常閉接
点15bと管制運転リレー10の常開接点10aの直列
回路に、最上階運転リレー15の常開接点15aが、並
列に接続されている。最上階運転リレー15には、1階
床分運転リレー11の常開接点11aと1階床分運転リ
レー12の常開接点12aの直列回路が接続されてい
る。
【0013】1階床分運転リレー11の常開接点11a
と1階床分運転リレー12の常開接点12aの直列回路
には、1階床分運転リレー12の常開接点12aと1階
床分運転リレー13の常開接点13aの直列回路が、並
列に接続されている。また、1階床分運転リレー12の
常開接点12aと1階床分運転リレー13の常開接点1
3aの直列回路には、1階床分運転リレー13の常開接
点13aと1階床分運転リレー11の常開接点11aの
直列回路が、並列に接続されている。平常運転と雨水管
制運転の切り替えを行う運転切り替えスイッチ14はパ
ーキングスイッチを常備しているエレベータにおいては
同一の切り替えスイッチを使用することが望ましい。
と1階床分運転リレー12の常開接点12aの直列回路
には、1階床分運転リレー12の常開接点12aと1階
床分運転リレー13の常開接点13aの直列回路が、並
列に接続されている。また、1階床分運転リレー12の
常開接点12aと1階床分運転リレー13の常開接点1
3aの直列回路には、1階床分運転リレー13の常開接
点13aと1階床分運転リレー11の常開接点11aの
直列回路が、並列に接続されている。平常運転と雨水管
制運転の切り替えを行う運転切り替えスイッチ14はパ
ーキングスイッチを常備しているエレベータにおいては
同一の切り替えスイッチを使用することが望ましい。
【0014】以上の構成によれば、次のような作用効果
が得られる。
が得られる。
【0015】(1)雨の降らない日には、運転切り替え
スイッチ14を接点X側をオンさせることで、エレベー
タ1を平常運転回路16によって、平常運転させること
ができる。
スイッチ14を接点X側をオンさせることで、エレベー
タ1を平常運転回路16によって、平常運転させること
ができる。
【0016】(2)大雨となる日には、運転切り替えス
イッチ14を接点Y側をオンさせることで、エレベータ
1を雨水管制運転に切り替えることができる。雨水を水
感知手段9、9a、9bが感知すると、各階床の三方枠
のそれぞれに設けた表示装置8に雨水管制運転中である
旨の表示がなされる。
イッチ14を接点Y側をオンさせることで、エレベータ
1を雨水管制運転に切り替えることができる。雨水を水
感知手段9、9a、9bが感知すると、各階床の三方枠
のそれぞれに設けた表示装置8に雨水管制運転中である
旨の表示がなされる。
【0017】(3)雨水管制運転中、最下階の三方枠5
に設けた水感知手段9のみが水を感知すると、検出階の
1階床分上昇後停止回路17によって、最下階に停止し
ていた乗りかご4は、1階床分上方に移動させられて、
乗りかご4に雨水が流れ込むのを防止している。
に設けた水感知手段9のみが水を感知すると、検出階の
1階床分上昇後停止回路17によって、最下階に停止し
ていた乗りかご4は、1階床分上方に移動させられて、
乗りかご4に雨水が流れ込むのを防止している。
【0018】(4)大雨が長く続くなどして、水感知手
段9、9a、9bのいずれか複数個が水を感知すると、
最上階停止回路19によって、乗りかご4は最上階に移
動させられて、乗りかご4に雨水が流れ込むのを防止し
ている。この場合には、表示装置8に、乗りかご4が最
上階で停止中である旨の表示がなされる。
段9、9a、9bのいずれか複数個が水を感知すると、
最上階停止回路19によって、乗りかご4は最上階に移
動させられて、乗りかご4に雨水が流れ込むのを防止し
ている。この場合には、表示装置8に、乗りかご4が最
上階で停止中である旨の表示がなされる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、水感知
手段が雨水を感知すると、乗りかごを上方に、かつ、迅
速に移動させることができ、乗りかごに雨水が流れ込む
のを防止できるエレベータの雨水管制運転方法がえられ
た。
手段が雨水を感知すると、乗りかごを上方に、かつ、迅
速に移動させることができ、乗りかごに雨水が流れ込む
のを防止できるエレベータの雨水管制運転方法がえられ
た。
【図1】本発明の一実施形態を示すエレベータの要部破
断斜視図である。
断斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す要部電気回路図であ
る。
る。
1 エレベータ 2 昇降路 3 乗場 4 乗りかご 5 三方枠 6 乗場の戸 7 乗場釦 8 表示装置 9 センサー 10 管制運転リレー 11、12、13 1階床分運転リレー 14 切り替えスイッチ 15 最上階運転リレー 16 平常運転回路 17 検出階の1階床分上昇後停止回路 18 表示回路 19 最上階停止回路 20 表示回路
Claims (1)
- 【請求項1】 昇降路における各階床の乗場ドア若しく
は三方枠に、それぞれ水感知手段を設け、これら水感知
手段が水を感知すると乗りかごを所定の上方段に移動さ
せるエレベータの雨水管制運転方法において、各階床に
設けられた前記水感知手段のいずれか1つが水を感知す
ると、その感知した水感知手段が設けられている階床よ
り上の階床に乗りかごを移動させるとともに、各階床に
設けられた前記水感知手段のいずれか複数個が水を感知
すると最上階に乗りかごを移動させることを特徴とする
エレベータの雨水管制運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31717597A JPH11147677A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | エレベータの雨水管制運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31717597A JPH11147677A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | エレベータの雨水管制運転方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11147677A true JPH11147677A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18085295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31717597A Pending JPH11147677A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | エレベータの雨水管制運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11147677A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015048225A (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-16 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ制御装置 |
CN108502682A (zh) * | 2017-02-27 | 2018-09-07 | 日立电梯(中国)有限公司 | 一种防电梯轿顶进水系统 |
-
1997
- 1997-11-18 JP JP31717597A patent/JPH11147677A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015048225A (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-16 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ制御装置 |
CN108502682A (zh) * | 2017-02-27 | 2018-09-07 | 日立电梯(中国)有限公司 | 一种防电梯轿顶进水系统 |
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