JPH11147442A - ウェザーストリップ - Google Patents

ウェザーストリップ

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Publication number
JPH11147442A
JPH11147442A JP9314806A JP31480697A JPH11147442A JP H11147442 A JPH11147442 A JP H11147442A JP 9314806 A JP9314806 A JP 9314806A JP 31480697 A JP31480697 A JP 31480697A JP H11147442 A JPH11147442 A JP H11147442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
weather strip
hollow seal
vehicle exterior
leg portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9314806A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ikuta
憲一 生田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd filed Critical Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority to JP9314806A priority Critical patent/JPH11147442A/ja
Publication of JPH11147442A publication Critical patent/JPH11147442A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェザーストリップ1の中空シール部13が
コーナー部分で倒れ込みドアパネル15との間のシール
性能が低下するのを防止する。 【解決手段】 ソリッドゴムからなる断面略U字形のウ
ェルト部3の車外側脚部5aの基端側側面から該車外側
脚部5aの外表面を覆うようにソリッドゴムからなる側
壁10が延設されている。また上記側壁10の先端と上
記車外側脚部5aの先端とは、断面略く字形のスポンジ
ゴムからなる頂壁11によって接続されている。そし
て、上記側壁10の車外側の側面には、スポンジゴムか
らなる中空シール部13が設けられている。そのため、
コーナー部分に湾曲して取り付けられると上記側壁10
は上記車外側脚部5aに向かって倒れ込み、上記中空シ
ール部13はドア開口部内周側に向かう倒れ込みが防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の開口部周
縁等に取り付けられるウェザーストリップに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用のドアをシールするウ
ェザーストリップ30は、図5に示すように、車体のド
ア開口部の車体パネルからなるフランジ部31に取り付
けられ、車外から車内へ水等が侵入しないように、ドア
と車体パネル間をシールしている。
【0003】このドア用ウェザーストリップ30は、フ
ランジ部31に圧入される断面略U字形のウェルト部3
2と、このウェルト部32側面に設けられる中空シール
部33と、から大略構成されている。
【0004】このウェザーストリップ30が、ドア開口
部のコーナー部分に湾曲して取付られると、中空シール
部33の外周側部分33aは引っ張りの応力を受け、中
空シール部33の内周側部分33bは圧縮の応力を受け
る。その結果、中空シール部33は、図6に矢印で示す
ように、全体としてドア開口部内周側に倒れ込んで所期
のシール性能が損なわれていた。
【0005】そこで、あらかじめスペーサー等のパッド
類を中空シール部内の湾曲させる部分に挿入する方法
(例えば、特開平8−67216号公報を参照)や、中
空シール部内に柱状の支柱を設ける方法(例えば、特開
平9−39684号公報を参照)等によって中空シール
部の倒れ込みを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
方法においては、コーナー部分の中空シール部の反力が
周辺部分の中空シール部に比べ大きくなるため、ドアの
閉じ性が悪化するという問題がある。
【0007】またスペーサー等の他部材をウェザースト
リップに挿入する場合は、部品点数の増加と、スペーサ
ーを挿入するための作業工程の増加と、によってコスト
アップするという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、一対
の脚部からなる断面略U字形のウェルト部を有し、各脚
部の内側面にフランジ保持リップが形成されたソリッド
ゴムからなるウェザーストリップにおいて、車外側脚部
の基端側側面から該車外側脚部の外表面を覆うようにソ
リッドゴムからなる側壁を延設し、かつ上記側壁の先端
と上記車外側脚部の先端とを断面略く字形のスポンジゴ
ムからなる頂壁によって接続し、上記側壁の車外側の側
面にスポンジゴムからなる中空シール部を設けたことを
特徴としている。これによって、コーナー部分に湾曲し
てウェザーストリップが取り付けられると、上記側壁は
上記車外側脚部に向かって、上記中空シール部はドア開
口部外周側に向かって、それぞれ倒れ込もうとする。そ
のため、この中空シール部は側壁によって引き上げられ
るので、ドアパネルに対する中空シール部の倒れ込みが
相対的に相殺される。
【0009】請求項2の発明では、上記頂壁からサブリ
ップが突出して形成されていることを特徴としている。
これによって、このサブリップは車体パネルに当接す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0011】この実施例におけるウェザーストリップ1
は、図2に示すように、略同一平面に沿って形成された
車体開口部のフランジ部2に取り付けられてドアとの間
をシールする。
【0012】このウェザーストリップ1を、図1に示
す。尚、この図1は図2のA−A断面図である。
【0013】芯金4が埋設された断面略U字形をなすソ
リッドゴムからなるウェルト部3は、略平行な一対の脚
部を有している。この一対の脚部の内側、つまり左右脚
部の内側面には、図1左側の脚部すなわち車外側脚部5
aには3つ、図1右側の脚部すなわち車内側脚部5bに
は2つのフランジ保持リップ6が設けられ、それぞれが
ウェルト部3の底部7に向かって斜めに延設されてい
る。
【0014】上記車内側脚部5bの基端からは、該車内
側脚部5b外側面を覆うように舌片状のソリッドゴムか
らなるトリムリップ8が延長形成されている。
【0015】車外側脚部5aの外側には、該車外側脚部
5aの基端側の外側面から斜め上方に突出したソリッド
ゴムからなる底壁9を介して、この底壁9より薄肉の側
壁10が延設されている。上記側壁10は、ソリッドゴ
ムからなり、上記車外側脚部5aに対して間隔をあけて
略平行に形成されている。この側壁10の先端と上記車
外側脚部5aの先端はほぼ同じ高さに位置するように形
成されていると共に、上記側壁10先端と上記車外側脚
部5a先端とは、ドア開口部外周側に凸の断面略く字形
に屈曲したスポンジゴムからなる頂壁11によって接続
されている。つまり、上記車外側脚部5a、底壁9、側
壁10、及び頂壁11は、車外側脚部5aの車外側に中
空部16を画成するように構成されている。
【0016】上記頂壁11には、ドア開口部外周側に向
かって突出したサブリップ12が設けられている。
【0017】また、上記側壁10の車外側側面には、ス
ポンジゴムからなる中空シール部13が上記ウエルト部
3の側方へ向かうように張り出した形で設けられてい
る。この中空シール部13の中空部分は、該中空シール
13と上記側壁10とによって画成されている。
【0018】上記のように構成されたウェザーストリッ
プ1は、車体パネル14端縁からなるフランジ部2に圧
入されて取り付けられ、サブリップ12が車外側の車体
パネル14表面に圧接してシールすると共に、フランジ
保持リップ6がフランジ部2を挟持する形となる。そし
て、中空シール部13は、ドアパネル15に圧接するこ
とによって該ドアパネル15表面をシールする。
【0019】尚、上記側壁10は必要に応じて、図3に
示すように、あらかじめ車内側に傾けて形成するように
しても良い。
【0020】通常、図2のC部のような湾曲部分にウェ
ザーストリップを取り付けると、このウェザーストリッ
プのドア開口部外周側の湾曲部分には引っ張りの応力
が、ウェザーストリップのドア開口部内周側の湾曲部分
には圧縮の応力が作用する。
【0021】すなわち、上述した実施例のウェザースト
リップ1においては、図4に示すように、側壁10のド
ア開口部外周側部分10aには引っ張りの応力が、側壁
10のドア開口部内周側部分10bには圧縮の応力が、
それぞれ作用すると共に、中空シール部13のドア開口
部外周側部分13aには引っ張りの応力が、中空シール
部13のドア開口部内周側部分13bには圧縮の応力
が、それぞれ作用する。
【0022】その結果、側壁10は、矢印Dが示すよう
に車外側脚部5aに向かって倒れ込み、中空シール部1
3は、ドア開口部内周側に向かって倒れ込もうとする
が、上記側壁10の倒れ込みに伴って上記中空シール部
13はドア開口部外周側に引き上げられる。したがっ
て、コーナー部等の湾曲部にウェザーストリップ1取り
付けても中空シール部13の倒れ込みは、ドアパネル1
5に対して相対的に相殺されるので、ドアパネル15に
対して中空シール部13の倒れ込みを防止することがで
きる。
【0023】また、何らかの誤差等により、中空シール
部13内壁と側壁10とが過度に近接したような場合に
は、上記頂壁11の略く字形に屈曲した部分から変形し
て、上記頂壁11が曲がるので、上記中空シール部13
内壁と側壁10との接触が回避されると共に、ドア閉時
の反力の増大を回避する作用を得ることができる。
【0024】そして、頂壁11にサブリップ12を設け
たことによって、車体パネル14に対するシール性を向
上させることができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、側壁を
有するウェザーストリップは、コーナー部等の湾曲部に
取り付けてもドアパネルに対して中空シール部が倒れ込
むことはなく、安定したシール性を確保できる。
【0026】また何らかの誤差等により、中空シール部
内壁と側壁とが過度に近接したような場合には、頂壁が
断面略く字形に屈曲した部分から変形して、中空シール
部内壁と側壁との接触が回避され、こすれ音等が発生す
る不具合を防止できる。
【0027】請求項2の発明によれば、サブリップによ
って、車体パネルに対するシール性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェザーストリップの図2のA−
A線に沿った断面図。
【図2】ウェザーストリップが取り付けられる車体のド
ア開口部の正面図。
【図3】本発明に係るウェザーストリップの側壁の他の
実施例を示す要部断面図。
【図4】本発明に係るウェザーストリップがコーナー部
分に取り付けられた時の断面図。
【図5】従来のウェザーストリップがコーナー部に取り
付けられた時の斜視図。
【図6】図5のB−B線に沿った中空シール部の断面
図。
【符号の説明】
3…ウェルト部 5a…車外側脚部 9…底壁 10…側壁 11…頂壁 13…中空シール部 16…中空部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の脚部からなる断面略U字形のウェ
    ルト部を有し、各脚部の内側面にフランジ保持リップが
    形成されたソリッドゴムからなるウェザーストリップに
    おいて、車外側脚部の基端側側面から該車外側脚部の外
    表面を覆うようにソリッドゴムからなる側壁を延設し、
    かつ上記側壁の先端と上記車外側脚部の先端とを断面略
    く字形のスポンジゴムからなる頂壁によって接続し、上
    記側壁の車外側の側面にスポンジゴムからなる中空シー
    ル部を設けたことを特徴とするウェザーストリップ。
  2. 【請求項2】 上記頂壁からサブリップが突出して形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載のウェザー
    ストリップ。
JP9314806A 1997-11-17 1997-11-17 ウェザーストリップ Pending JPH11147442A (ja)

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JP9314806A JPH11147442A (ja) 1997-11-17 1997-11-17 ウェザーストリップ

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