JPH11147092A - 殺菌用電解槽 - Google Patents

殺菌用電解槽

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JPH11147092A
JPH11147092A JP9317066A JP31706697A JPH11147092A JP H11147092 A JPH11147092 A JP H11147092A JP 9317066 A JP9317066 A JP 9317066A JP 31706697 A JP31706697 A JP 31706697A JP H11147092 A JPH11147092 A JP H11147092A
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electrodes
electrode
electrolytic cell
voltage
power supply
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JP9317066A
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Yukihiro Fukuda
幸弘 福田
Takenori Fukushima
武徳 福島
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
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    • C02F2001/46142Catalytic coating
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    • C02F2201/461Electrolysis apparatus
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 大量の電流が流れる電極切換えを行うことな
く、電極にスケールが付着することを防止でき、感電す
ることがない殺菌用電解槽を提供する。 【解決手段】 電解槽14はケース15内に一対の電極
16、17を配置している。これら電極16、17のう
ち、一方の電極16は接地し、他方の電極17は電源1
9に接続している。この電源19は出力電圧を調整可能
とされている。具体的には、直流電圧に交流電圧を重畳
させることで、その周波数を10mHz〜1000mH
zとし、オフセット電圧を−20V〜+20Vとし、振
幅を1V〜40Vとして電極17に直流電圧を印加する
ようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水道水を電気分解し
て殺菌水を生成する電解槽に関する。
【0002】
【従来の技術】水道水を電気分解して殺菌水を生成する
電解槽の一般的な構造は、図17に示すように容器20
0内に一対の電極201,202を配置し、これら電極
201、202を直流電源に接続している。そしてその
機構は、水道水中に含まれる塩素イオン(Cl-)が、以
下の反応式(1)によって酸化されて塩素ガスを生成
し、また、発生した塩素ガスが水中に溶けて以下の反応
式(2)により次亜塩素酸(HClO)を生成し、これ
が殺菌作用をもたらすというものである。 2Cl-→Cl2+2e・・・・・・・・・(1) Cl2+H2O→HClO+HCl ・・・・(2)
【0003】ところで、電解槽を長期間使用すると、電
極にスケールか付着し、電解能力が低下する。特に浴槽
水を殺菌する場合等には浴槽水自体に汚れ成分が含まれ
ているので、スケールが付着しやすい。このスケールを
除去する手段として、実開平2−108794号公報に
は、電極の極性を切換えることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した先行技術のよ
うに電極の極性を切換える場合、切換える瞬間に電気二
重層の充電効果により大量の電流が流れ、電源への大き
な負荷となる。また一時的に大量の電流が電極に流れ、
電極及び電極に付加してある触媒層が劣化するという問
題があり、また、これを抑えるためのコストがかかる。
【0005】また、電極を切換えずに使用した場合、一
方の電極(一般的には陽極)が先に消耗する傾向があ
り、この場合、他方の電極は使用できるにも拘らず電解
槽としての機能を果たさなくなってしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明に係る殺菌用電解槽は、水道水中の塩素イオンから
次亜塩素酸を発生させる少なくとも一対の電極のうち一
方の電極を接地し、他方の電極を出力電圧を調整可能な
電源に接続するようにした。このような構成とすること
で、従来のように電極切換え時に大量の電流が流れるこ
となく、電極にスケールが付着しにくくなる。
【0007】出力電圧の調整は、電源として直流電圧に
交流電圧を重畳させ、10mHz〜1000mHz程度
の低周波で、オフセット電圧を−20V〜+20Vと
し、振幅を1V〜40Vとする。
【0008】また、本発明に係る他の殺菌用電解槽は、
水道水中の塩素イオンから次亜塩素酸を発生させる少な
くとも一対の電極のうち一方の電極を接地し、他方の電
極を半導体スイッチ回路を介して極性を変更可能に直流
電源に接続した。このような構成としても前記同様、電
極にスケールが付着しにくくなる。
【0009】また、本発明に係る他の殺菌用電解槽は、
水道水中の塩素イオンから次亜塩素酸を発生させる少な
くとも対向する一対の電極のうち一方の電極について
は、複数の分解電極に分け、これら複数の分解電極をツ
ェナーダイオード等のスイッチで切換えて使用するよう
にした。このような構成とすることで、電極の寿命が延
びる。
【0010】また、本発明に係る他の殺菌用電解槽は、
水道水中の塩素イオンから次亜塩素酸を発生させる少な
くとも対向する3つの電極を備え、この3つの電極のう
ちの中央の電極を直流電源の陽極または陰極に接続し、
両側の電極を直流電源の陰極または陽極にスイッチを介
して接続し、両側の電極のうちの一方を選択的に使用す
るようにした。このような構成としても前記同様、電極
の寿命が延びる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る殺菌用電
解槽を適用した浴槽水の循環浄化システムの全体構成図
であり、循環浄化システムは浴槽1に、浴槽水を浴槽外
に取り出して再び浴槽に戻す循環路2を付設し、この循
環路2に浄化槽10を設けている。
【0012】循環路2は浴槽1内の浴槽水を五方弁V1
まで導く第1の導入管3a、五方弁V1から浴槽水を浄
化槽10内に導入する第2の導入管3b,浄化槽10で
浄化された浴槽水を5方弁V1まで導く第1の戻し関4
a及び五方弁V1を介して浄化された浴槽水を浴槽1に
戻す第2の戻し管4bから構成され、また五方弁V1
ら浄化槽10へ逆洗用の浴槽水を供給する洗浄水配管5
が五方弁V1と浄化槽10との間に設けられている。
【0013】前記第1の戻し管4aは、浄化運転時には
浄化槽10から五方弁V1に向かって浴槽水が流れ、逆
洗運転時には五方弁V1から浄化槽10へ向かって浴槽
水が流れる。即ち、第1の戻し管4aは順方向及び逆方
向に浴槽水が流れるのを可能とした双方向経路を構成す
る。
【0014】また、浄化槽10内においては、濾材より
も目の細かいメッシュフィルター等の支持体11にて濾
床12の下面を支持している。そして、濾床12よりも
上方位置からは電磁弁EV1を備えた排水管6aが導出
され、濾床12よりも下方位置からは電磁弁EV2を備
えた排水管6bが導出されている。
【0015】尚、この循環浄化システムにあっては、図
1の下方に示すように、浄化運転、逆洗運転A及びBが
五方弁V1にて切換え可能であり、更に図1には示して
いないが、第1の導入管3aから五方弁V1を介して浴
槽水を第2の戻し管4bに流すブロー運転も可能であ
る。
【0016】また、前記支持体11の直下の浄化槽10
の底部にはヒータ13を設け、更に双方向経路を構成す
る第1の戻し管4aには殺菌水を生成する電解槽14を
設けている。
【0017】電解槽14は図2に示すように、ケース1
5内に一対の電極16、17を配置している。これら電
極16、17はTi(チタン)薄板の表面にPt―Ir触
媒層18をメッキ或いは焼結法にて形成し、一方の電極
16は接地し、他方の電極17は電源19に接続してい
る。
【0018】電源19は出力電圧を調整可能とされてい
る。具体的には、直流電圧に交流電圧を重畳させること
で、その周波数を10mHz〜1000mHzとし、図
3に示すようにオフセット電圧を−20V〜+20Vと
し、振幅を1V〜40Vとして電極17に直流電圧を印
加するようにしている。水質によりオフセット電圧を変
化させ、電極間距離により振幅電圧を変えることによ
り、次亜塩素酸の濃度を制御することができる。
【0019】この場合、電極16は接地されているの
で、電極17に直流電圧を印加すると、一方が陽極とし
て他方が陰極として作用し、陽極の近傍には−の電解質
を含んだ洗浄能力と殺菌作用に優れた酸性イオン水が生
成され、陰極の近傍には+の電解質を含んだアルカリイ
オン水が生成される。そして、陽極の近傍には次亜塩素
酸(HCl0)が生成されるのは前記した通りである。
【0020】図4は別実施例に係る殺菌用電解槽の断面
図であり、この実施例にあっては、一方の電極16は接
地し、他方の電極17は電圧制御回路20を介して直流
電源21に接続している。
【0021】この実施例において、電圧制御回路20は
図5の如き構成をしており、直流電源より供給された電
圧は、スイッチング回路101より制御された半導体ス
イッチ102,103よりチョークコイル104,10
5及び整流用ダイオード106,107を通して、電極
17へと電荷を供給する。その電源17は接地された電
極16と水を介して接続されており、電源16と電極1
7との間にコンデンサと抵抗が並列に配置された構造を
している。その電気的なモデルは図5の如きである。
【0022】そのため、電源16と電極17との間の電
圧は、半導体スイッチ102,103を通して供給され
た電荷と電源16と電極17の電極間に存在する水の導
電率・及び電極間の静電容量により決定される。その電
圧を制御するために、電極17の電位はオペアンプによ
り構成される信号増幅回路を通して、電圧制御回路へ帰
還する。
【0023】その電圧制御回路において、所定の電圧と
比較し、所定の電圧になるように半導体スイッチ10
2,103を制御する。本実施例では、所定の電圧とし
て、オフセット電圧+0.3V 振幅15V 周波数1
0mHzの図6にある波形を示す交流電圧と直流電圧と
を重畳した電圧を用いた。
【0024】従来の極性切換方式と本実施例による電解
用電極の膜厚の経過時間における変化を測定した。その
結果を図7に示す。従来の極性切換方式では、電極の切
換時に電極間に存在する水の電気二重層への充放電電流
が急激に流れ、その電流により電極が消耗していく。図
7より、従来の極性切換方式にて電圧を印加した電極は
消耗が激しく、約2000hrにて触媒膜厚が0.2μ
mを下回る。それに対して、本実施例における方式で
は、約3400hrまで触媒膜厚が0.2μm以上を保
つ。また、従来電極の試験において、電極寿命と触媒膜
厚の関係が知られており、触媒膜厚が0.2μmを下回
る場合、次亜塩素酸の発生量が少なくなり、電極本来の
性能を発揮しないことより、電極寿命としている。
【0025】以上より、本実施例における電圧印加の方
法は、電極寿命を延ばす効果が確認された。また、本実
施例で電極16を接地しており、その電極16が水と接
していることより、水が接地されているため、電解槽に
より発生した電流が漏れることがなく、その水を伝わ
り、水と接した人間が感電する虞れもないという利点も
ある。更に、本実施例では直流電源より電極17へ供給
する電流をスイッチングして電極17の電圧が所定の電
圧になるように制御しているが、電極16が接地されて
いることにより、電極16と電極17とが接地されたコ
ンデンサとなり、ダイオード106,或いは107にて
整流された電気信号の平滑化を上記電極16と電極17
にて行うことができる。そのため、通常は上記スイッチ
イング回路101では必要な平滑コンデンサが不要とな
り、構造を簡単にできる。
【0026】その平滑の効果を見るのに、リップル比率
と言う指標を用いる。ここで、リップル比率とは、直流
電圧における、交流電圧成分のピークとピーク間電圧、
通称Vppを直流電圧成分Vdcにて除して求めた割合で、
%表示で表す。
【0027】そのリップル比率は、電極面積と電極間の
距離の比によって変化し、図8の如き結果となった。即
ち、電極面積と電極間の距離の比が30以上の場合、リ
ップル比率は12%以下となり、電極面積と電極間の距
離の比の値が大きくなるに従い、リップル比率は小さく
なっていく。
【0028】更に、リップル比率と寿命の指標となる、
触媒膜の消耗量を測定してみると、図9の如くなり、リ
ップル比率12%以下の場合、膜消耗量が小さい、即
ち、寿命が長いことがわかった。これはリップルがある
と、所定の電圧制御で行った場合の周期よりも早い周期
で微少な電圧変動が起き、触媒面においてCaイオン等
が電圧にて微少に揺り動かされることにより、触媒面へ
のCa等の不純物の付着がないためである。更に、リッ
プル比率が12%より大きくなると、電極17における
瞬間的な電流が大きくなり、電流による膜消耗量が大き
くなるためである。
【0029】上記の結果をまとめると、電極16を接地
することにより、電極17との間で、コンデンサを形成
し、その電極面積と電極間距離の比率を30以上とるこ
とにより、電極17へ供給される電圧は適度なリップル
比率(12%以下)を持ち、触媒膜の消耗量が減り、電
極寿命を長く延ばすことができる。
【0030】ここで、電極面積とは、電極16及び電極
17のうちの面積の小さい方をいい、電極間距離とは電
極の微小な点より他方の電極に対して、一番近い距離を
求め、その電極について平均化した場合の距離をいう。
【0031】更に、電極17へ供給する電圧の周波数を
適当な範囲に設定することにより触媒膜の消耗量を減ら
すことができる。電極17へ供給する電圧の周波数を1
〜10,000mHzの範囲で設定した場合の2000
時間連続使用後の触媒膜の消耗量を測定したものを図1
0に示す。図10より周波数は10〜1000mHzが
消耗量が少なく、長寿命を達成するために、有効である
ことがわかる。
【0032】本実施例では、電極17に供給する電圧制
御回路として、図5の構成にて説明したが、これに限ら
ず、電極17を所定の電圧にて制御できる構成のもので
あれば何でもよく、例えば図11に示す構成の回路でも
よい。
【0033】図12は別実施例に係る殺菌用電解層の断
面図であり、この実施例にあっては、一対の電極16、
17のうちの一方の電極16を直流電源21に接続する
とともに、他方の電極17を2つの分割電極17a,1
7bに分け、それぞれの分割電極17a,17bをスイ
ッチ22、23を介して直流電源21に接続している。
そしてこの実施例にあっては、一定時間経過後或いは所
定時間毎にスイッチ22、23を切換えて、分割電極1
7a,17bのうちの一方のみを使用することで、分割
電極17a,17bの寿命を延ばすようにしている。
【0034】図13は図12に示した実施例を改良した
実施例に係る殺菌用電解層の断面図であり、この実施例
にあっては、ツェナーダイオード24を介して分解電極
17a,17bを接続し、分割電極17bの寿命がきた
ら自動的に分割電極17aに切換わるようにしている。
【0035】更に、図14は別実施例に係る殺菌用電解
層の断面図であり、この実施例にあっては、ケース15
内に3つの電極25、26a,26bを平行に配置し、
中央の電極25を直流電源21に接続し、両側の電極2
6a,26bを直流電源21にスイッチ27、28を介
して接続し、両側の電極26a,26bのうちの一方を
選択的に使用することで、電極26a、26bの寿命を
延ばすようにしている。
【0036】尚、図示例にあっては本発明に係る殺菌用
電解槽を、浴槽水の循環浄化経路に設けたものを説明し
たが、本発明に係る殺菌用電解槽は浴槽水に限らず、広
く水道水を殺菌する電解槽として使用することができ
る。
【0037】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明に係る殺菌用
電解槽によれば、電解用の一対の電極のうち一方の電極
を接地し、他方の電極を出力電圧を調整可能な電源に接
続するようにしたので、大量の電流が流れる電極切換え
を行うことなく、電極にスケールが付着することを防止
できる。その結果として、スイッチ切換え時の瞬間的な
電流の増加を抑えることができるので、電流による劣化
を抑えることができる。更に、電極の一方を接地するこ
とにより、電解される水が接地され、水を通して感電す
ることがなく、人体に対する安全性を確保できる。
【0038】また、本発明に係る他の殺菌用電解槽によ
れば、一対の電極のうち一方の電極を接地し、他方の電
極を半導体スイッチ回路を介して極性を変更可能に直流
電源に接続したので、前記同様、電極にスケールが付着
しにくくなる。
【0039】また、本発明に係る他の殺菌用電解槽によ
れば、一対の電極のうち、一方の電極については、複数
の分割電極に分け、これら複数の分割電極をツェナーダ
イオード等のスイッチで切換えて使用するようにしたの
で、電極の寿命を延ばすことができる。その際、複数の
分割電極のスイッチが簡単に自動的に切換えることがで
き、その制御も簡単になる。
【0040】その結果を図15に示す。ここで、電極A
は電圧制御回路とツェナーダイオードを介して電極Bに
接続されており、それぞれの電極の働きは次亜塩素酸の
発生量で表せ、その結果を図16に示す。図16に示す
ように、2000時間で電極Aの触媒が消耗し、電極A
と電極16間の電圧が上昇し、ツェナーダイオードを通
して電極Bへ電圧が掛って入るのが確認できた。本実施
例では制御素子としてツェナーダイオードを用いたが、
トランジスタ、MOSFET等電圧により非直線的に抵
抗値が変わる素子なら何でもよい。
【0041】更に、本発明に係る他の殺菌用電解槽によ
れば、対向する3つの電極のうちの中央の電極を直流電
源の陽極または陰極に接続し、両側の電極を直流電源の
陰極または陽極にスイッチを介して接続し、両側の電極
のうちの一方を選択的に使用するようにしたので、前記
同様、電極の寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る殺菌用電解槽を適用した浴槽水の
循環浄化システムの全体構成図
【図2】本発明に係る殺菌用電解槽の断面図
【図3】図2に示した一方の電極に印加される電圧曲線
【図4】別実施例に係る殺菌用電解槽の断面図
【図5】電圧制御回路の構成を示す図
【図6】交流電圧と直流電圧とを重畳した電圧を示すグ
ラフ
【図7】電解用電極の膜厚の経過時間における変化を示
すグラフ
【図8】電極面積と電極間の距離の比とリップル比率と
の関係を示すグラフ
【図9】リップル比率と膜消耗量との関係を示すグラフ
【図10】2000時間経過後の膜消耗量と周波数との
関係を示すグラフ
【図11】電圧制御回路の別構成を示す図
【図12】別実施例に係る殺菌用電解槽の断面図
【図13】別実施例に係る殺菌用電解槽の断面図
【図14】別実施例に係る殺菌用電解槽の断面図
【図15】一方の電極が電圧制御回路とツェナーダイオ
ードを介して他方の電極に接続されている状態を示す図
【図16】図14に示した電極の切換えと発生次亜塩素
濃度との関係を示すグラフ
【図17】従来の殺菌用電解槽の断面図
【符号の説明】
1…浴槽、2…循環路、10…浄化槽、14…電解槽、
15…ケース、16、17、24、25、26…電極、
17a,17b…分割電源、18…触媒層、19…電
源、22、23…スイッチ、11…、12…、13…、
14…、20…半導体スイッチ回路、21…直流電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 550 C02F 1/50 560F 560 B01D 35/02 J

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道水を電気分解することで、水道水中
    の塩素イオンから次亜塩素酸を発生させる少なくとも一
    対の電極を備えた殺菌用電解槽において、前記一対の電
    極のうち一方の電極を接地し、他方の電極を出力電圧を
    調整可能な電源に接続したことを特徴とする殺菌用電解
    槽。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の殺菌用電解槽におい
    て、前記電源は直流電圧に交流電圧を重畳させること
    で、その周波数を10mHz〜1000mHzとし、オフ
    セット電圧を−20V〜+20Vとし、振幅を1V〜4
    0Vとしたことを特徴とする殺菌用電解槽。
  3. 【請求項3】 水道水を電気分解することで、水道水中
    の塩素イオンから次亜塩素酸を発生させる少なくとも一
    対の電極を備えた殺菌用電解槽において、前記一対の電
    極のうち一方の電極を接地し、他方の電極を半導体スイ
    ッチ回路を介して極性を変更可能に直流電源に接続した
    ことを特徴とする殺菌用電解槽。
  4. 【請求項4】 水道水を電気分解することで、水道水中
    の塩素イオンから次亜塩素酸を発生させる少なくとも対
    向する一対の電極を備えた殺菌用電解槽において、前記
    対向する一対の電極のうち一方の電極は複数の分割電極
    に分けられ、これら複数の分割電極を切換えて使用する
    ようにしたことを特徴とする殺菌用電解槽。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の殺菌用電解槽におい
    て、前記複数の分割電極の切換えは、1つの分割電極の
    寿命が尽きたら自動的に次の分割電極に切換わるように
    ツェナーダイオードをスイッチとしていることを特徴と
    する殺菌用電解槽。
  6. 【請求項6】 水道水を電気分解することで、水道水中
    の塩素イオンから次亜塩素酸を発生させる少なくとも対
    向する3つの電極を備えた殺菌用電解槽において、前記
    3つの電極のうちの中央の電極を直流電源の陽極または
    陰極に接続し、両側の電極を直流電源の陰極または陽極
    にスイッチを介して接続し、両側の電極のうちの一方を
    選択的に使用するようにしたことを特徴とする殺菌用電
    解槽。
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