JPH11146723A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JPH11146723A
JPH11146723A JP33507797A JP33507797A JPH11146723A JP H11146723 A JPH11146723 A JP H11146723A JP 33507797 A JP33507797 A JP 33507797A JP 33507797 A JP33507797 A JP 33507797A JP H11146723 A JPH11146723 A JP H11146723A
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JP
Japan
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vehicle speed
valve
engine
dust
dust valve
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Pending
Application number
JP33507797A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yamada
田 隆 史 山
Taiji Mizukura
倉 泰 治 水
Wataru Nakagawa
川 渉 中
Ritsuko Kajioka
岡 律 子 梶
Teruyoshi Tonami
波 照 喜 戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの負荷率を一定維持させてコ
ンバイン作業の安定性と作業能率の向上化を図る。 【解決手段】 車速を変速する車速制御手段(80)
(81)と、扱室(22)内の藁屑の送り量を調節する
送塵弁(103)の開度調節手段(113)とを備え、
エンジン負荷が設定以上に増大したとき送塵弁(10
3)の開度を大に制御すると共に、送塵弁(103)の
開度を大とした後もエンジン負荷が大のとき、車速を減
速制御させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は刈取部で刈取った穀
稈を脱穀部で脱穀処理するようにしたコンバインに関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、作業負荷の増大
などによってエンジン負荷が増大したとき車速を減速さ
せ、エンジン負荷を一定維持させて、コンバインの扱胴
回転数など常時一定に保つようにした手段があるが、車
速が減速すればする程、作業能率が低下するという不都
合がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、車
速を変速する車速制御手段と、扱室内の藁屑の送り量を
調節する送塵弁の開度調節手段とを備え、エンジン負荷
が設定以上に増大したとき送塵弁の開度を大に制御する
と共に、送塵弁の開度を大とした後もエンジン負荷が大
のとき車速を減速制御させて、送塵弁の開度調節と車速
減速とでエンジン負荷を良好に一定維持させると共に、
車速の減速巾を小さく抑えて作業能率の低下を防止する
ものである。
【0004】また、車速を変速する車速制御手段と、扱
室内の藁屑の送り量を調節する送塵弁の開度調節手段と
を備え、エンジン負荷が設定以上に増大したとき車速を
減速制御すると共に、車速を減速した後もエンジン負荷
が大のとき送塵弁の開度を大に制御して、車速の減速と
送塵弁の開度制御とでエンジン負荷を良好に一定維持さ
せると共に、扱室内の藁屑の送り量が増大するのを抑制
して、穀粒ロスの発生を低減させるものである。
【0005】さらに、車速を変速する車速制御手段と、
扱室内の藁屑の送り量を調節する送塵弁の開度調節手段
とを備え、エンジン負荷が設定以上に増大したとき、送
塵弁の開度を大に制御すると同時に車速を減速制御させ
て、エンジン負荷の変動に対し送塵弁と車速の同時の制
御を行って、エンジン負荷が大きく変動する場合でも迅
速且つ良好にエンジン負荷を一定に維持させて、エンジ
ン性能を安定維持させるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は制御回路図、図2は全体側面
図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行部である
走行クローラ(2)を装設するトラックフレーム、
(3)は前記トラックフレーム(1)に架設する機台、
(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴
(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀部、(8)
は刈刃(9)及び穀稈搬送機構(10)などを備える刈
取部、(11)は刈取フレーム(12)を介して刈取部
(8)を昇降させる油圧昇降シリンダ、(13)は排藁
チェン(14)終端を臨ませる排藁処理部、(15)は
脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(16)を介して搬入
する穀物タンク、(17)は前記タンク(15)の穀粒
を機外に搬出する排出オーガ、(18)は操向ハンドル
(19)及び運転席(20)などを備える運転キャビ
ン、(21)は運転キャビン(18)下方に設けるエン
ジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構
成している。
【0007】また、図4に示す如く、前記走行クローラ
(2)を駆動するミッションケース(22)は、1対の
油圧変速ポンプ(23)及び油圧変速モータ(24)か
らなる走行用の油圧式無段変速機構(25)と、1対の
油圧操向ポンプ(26)及び油圧操向モータ(27)か
らなる旋回用の油圧式無段変速機構(28)とを備え、
前記エンジン(21)の出力軸(21a)の駆動力を変
速及び操向ポンプ(23)(26)の入力軸(29)に
カウンタケース(30)を介してベルト伝動させ、各ポ
ンプ(23)(26)を駆動するように構成している。
【0008】そして、前記変速モータ(24)の出力軸
(31)に、副変速機構(32)及び強制差動機構(3
3)を介し、左右走行クローラ(2)(2)の駆動輪
(34)(34)を連動連結させるもので、前記差動機
構(33)は左右対称の1対の遊星ギヤ機構(35)
(35)を有し、該遊星ギヤ機構(35)は1つのサン
ギヤ(36)と、該サンギヤ(36)の外周で噛合う3
つのプラネタリギヤ(37)…と、各プラネタリギヤ
(37)…に噛合うリングギヤ(38)などで形成して
いる。
【0009】さらに、前記各プラネタリギヤ(37)…
は、サンギヤ軸(39)と同軸線上とのキャリヤ軸(4
0)のキャリヤ(41)にそれぞれ回転自在に軸支さ
せ、左右のサンギヤ(36)(36)を挾んで左右のキ
ャリヤ(41)を対向配置させると共に、前記リングギ
ヤ(38)は、各プラネタリギヤ(37)に噛み合う内
歯(38a)を有し、サンギヤ軸(39)と同一軸芯上
のキャリヤ軸(40)に回転自在に支持させている。
【0010】またさらに、走行用の油圧式無段変速機構
(25)は、変速ポンプ(23)の回転斜板(23a)
の角度変更調節により変速モータ(24)の正逆回転と
回転数の制御を行うもので、変速モータ(24)の回転
出力を出力軸(31)の伝達ギヤ(42)から、各ギヤ
(43)(44)(45)及び副変速機構(32)を介
し、サンギヤ軸(39)に固定したセンタギヤ(46)
に伝達してサンギヤ(36)を回転するように構成して
いる。前記副変速機構(32)は、前記ギヤ(45)を
有する副変速軸(47)と、前記センタギヤ(46)に
噛合うギヤ(48)を有する駐車ブレーキ軸(49)と
を備え、副変速軸(47)とブレーキ軸(49)間に、
低速用ギヤ(50)(48)及び中速用ギヤ(51)
(52)及び高速用ギヤ(53)(54)を設け、中央
位置の副変速切換用ギヤ(51)のスライダ(51a)
の摺動操作によって副変速の低速と中速と高速の切換を
行うように構成している。なお、低速と中速の間及び中
速と高速の間には中立ゾーンを有する。また前記駐車ブ
レーキ軸(49)に車速検出ギヤ(55)と、該ギヤ
(55)の回転数によって車速を検出する車速センサ
(56)を設けると共に、刈取部(8)に回転力を伝達
する刈取PTO軸(57)のPTO入力ギヤ(58)
に、前記出力軸(31)の伝達ギヤ(42)を噛合連結
させている。
【0011】そして、前記センタギヤ(46)を介しサ
ンギヤ軸(39)に伝達された変速モータ(24)から
の駆動力を、左右の遊星ギヤ機構(35)(35)を介
して左右キャリヤ軸(40)(40)に伝達させると共
に、各キャリヤ軸(40)(40)に伝達された回転出
力を左右1対2組の減速ギヤ(60)(61)・(6
0)(61)を介して左右の駆動輪(34)(34)の
車軸(34a)(34a)にそれぞれ伝えるように構成
している。
【0012】また、旋回用の油圧式無段変速機構(2
8)は、操向ポンプ(26)の回転斜板(26a)の角
度変更調節により操向モータ(27)の正逆回転切換と
回転数の制御を行うもので、操向モータ(27)の出力
軸(62)の出力ギヤからギヤ伝達機構(63)を介し
最終出力軸である旋回軸(64)の旋回ギヤ(65a)
(65b)に回転出力を伝達し、右側のリングギヤ(3
8)の外歯(38b)に対して右旋回ギヤ(65a)を
噛合させ、また左側のリングギヤ(38)の外歯(38
b)に逆転軸(66)の逆転ギヤ(67)を介して左旋
回ギヤ(65b)を連結させ、操向モータ(27)の正
転時に左右のリングギヤ(38)(38)を左右同一回
転数で回転させ、かつ左リングギヤ(38)を正転さ
せ、右リングギヤ(38)を逆転させるように構成して
いる。
【0013】而して、旋回用の操向モータ(27)の駆
動を停止させ、かつ左右リングギヤ(38)を静止固定
させた状態で、走行用の変速モータ(24)を駆動させ
ると、変速モータ(24)からの回転出力はセンタギヤ
(46)から左右のサンギヤ(36)に同一回転数で伝
達され、左右遊星ギヤ機構(35)のプラネタリギヤ
(37)及びキャリヤ(41)及び減速ギヤ(60)
(61)を介して左右の車軸(34a)(34a)に左
右同一回転方向でかつ同一回転数で伝達され、機体の前
後直進走行が行われる。一方、走行用の変速モータ(2
4)を停止させ、かつ左右のサンギヤ(36)(36)
を静止固定させた状態で、旋回用の操向モータ(27)
を正逆回転駆動すると、左側の遊星ギヤ機構(35)が
正或いは逆回転し、また右側の遊星ギヤ機構(35)が
逆或いは正回転し、左右走行クローラ(2)(2)の一
方を前進回転させかつもう一方を後進回転させ、機体を
左或いは右にその場でスピンターン(心地旋回)させ、
圃場枕地での方向転換などを行うように構成している。
【0014】また、走行用の変速モータ(24)を駆動
させながら、旋回用の操向モータ(27)を駆動する
と、左右走行クローラ(2)(2)の駆動速度に差が生
じて機体を左右に旋回させ、旋回半径の大きい旋回によ
って走行方向が修正され、また前記旋回半径は左右走行
クローラ(2)(2)の速度差に応じて決定されるよう
に構成している。
【0015】図5に示す如く、走行用及び旋回用の油圧
式無段変速機構(25)(28)の油圧回路には、各ポ
ンプ(23)(26)と連動してエンジン(21)より
駆動する油圧チャージポンプ(68)と、走行変速レバ
ー(69)の手動操作によって切換える変速バルブ(7
0)と、前記チャージポンプ(68)に変速バルブ(7
0)を介して接続させる変速シリンダ(16)と、走行
変速レバー(69)の中立操作時に電磁ソレノイド(7
2)を作動させて切換える中立バルブ(73)と、該バ
ルブ(73)を介して前記チャージポンプ(68)に接
続させるブレーキシリンダ(74)を設ける。そして、
前記走行変速レバー(69)を操作して変速バルブ(7
0)を切換えると、変速シリンダ(70)が作動して変
速ポンプ(23)の斜板(23a)角度を変更させ、変
速モータ(24)の出力軸(31)の回転数を無段階に
変化させたり、逆転させる走行変速動作を行わせ、また
前記斜板(23a)の角度調節動作によって変速バルブ
(71)が中立復帰するフィードバック動作を行わせ、
走行変速レバー(69)の操作量に比例させて前記斜板
(23a)角度を変化させ、変速モータ(24)の回転
数を変更させると共に、前記走行変速レバー(69)の
中立操作によって電磁ソレノイド(72)が励磁して中
立バルブ(73)が自動的に切換わり、ブレーキシリン
ダ(74)を作動させて変速モータ(24)の出力軸
(31)を制動し、中立操作時の出力軸(31)の前後
進回転を阻止するように構成している。
【0016】また、前記操向ハンドル(19)手動操作
によって切換える操向バルブ(75)と、前記チャージ
ポンプ(68)に操向バルブ(75)を介して接続させ
る操向シリンダ(76)と、操向ハンドル(19)の直
進操作時に電磁直進ソレノイド(77)を作動させて切
換える直進バルブ(78)と、該バルブ(78)を介し
て前記チャージポンプ(68)に接続させるブレーキシ
リンダ(79)を設ける。そして、前記操向ハンドル
(19)を操作して操向バルブ(75)を切換えると、
操向シリンダ(76)が作動して操向ポンプ(26)の
斜板(26a)角度を変更させ、操向モータ(27)の
出力軸(62)の回転数を無段階に変化させたり、逆転
させる左右操向動作を行わせ、走行方向を左右に変更し
て圃場枕地で方向転換したり進路を修正する。また前記
斜板(26a)の角度調節動作によって操向バルブ(7
5)が中立復帰するフィードバック動作を行わせ、操向
ハンドル(19)の操作量に比例させて前記斜板(26
a)角度を変化させ、操向モータ(27)の回転数を変
更させると共に、前記操向ハンドル(19)の直進操作
によって直進ソレノイド(77)が励磁して直進バルブ
(78)が自動的に切換わり、ブレーキシリンダ(7
9)を作動させて操向モータ(27)の出力軸(62)
を制動し、直進操作時の出力軸(62)の左右操向回転
を阻止するように構成している。
【0017】また、車速制御手段である減速及び増速用
ソレノイド(80)(81)を有する走行変速自動バル
ブ(82)と、左右旋回ソレノイド(83)(84)を
有する操向自動バルブ(85)とを、変速及び操向バル
ブ(70)(75)に並列にそれぞれ接続させ、各自動
バルブ(82)(85)と変速及び操向バルブ(71)
(76)とで走行変速及び操向用の油圧サーボ機構(8
6)(87)を形成するもので、各サーボ機構(86)
(87)は前記バルブ(71)(76)のピストン(8
8)(89)を直進的に移動させて各連動機構(90)
(91)によりポンプ(23)(26)の斜板(23
a)(26a)角度を変化させて、車速及び走行方向を
変更するように構成している。つまり各自動バルブ(8
2)(85)が操作されることによって、変速レバー
(69)及び操向ハンドル(19)の各変速位置の走行
速度及び方向に対し、一定値だけ正或いは負側に速度や
方向の調整が行われるもので、車速にあっては変速レバ
ー(69)位置の走行速度より一定値増減速されるもの
であり、変速レバー(69)の中立操作時には微速前後
進が行われるように構成したものである。
【0018】また、図6は脱穀部の断面説明図であり、
図中(92)は機体の前後方向に軸架する軸流型の扱胴
(6)を内設させる扱室、(93)は前記扱室(92)
下方に張架させるクリンプ網、(94)は前記クリンプ
網(93)下方に前端を臨ませて前後方向に揺動自在に
支持する揺動選別盤、(95)は揺動選別盤(94)に
選別風を送給するプレファンである送塵ファン、(9
6)は揺動選別盤(94)に選別風を送給するメインの
送風装置である唐箕、(97)は揚穀筒(16)に連通
させて穀物タンク(15)に穀粒を取出す1番コンベ
ア、(98)は2番物を2番還元コンベア(99)を介
し前記選別盤(94)の前端上方に還元する2番コンベ
ア、(100)は前記選別盤(94)の後端上方に配設
する吸排塵ファンであり、前記扱胴(6)及び処理胴
(7)により脱穀された穀粒を揺動選別盤(94)で選
別し整粒のみを前記穀物タンク(15)に取出すと共
に、排藁を排藁チェン(14)を介し排藁処理部(1
3)に送り込んで排藁カッタ(101)による切断後機
外に排出させるように構成している。
【0019】図7乃至図9に示す如く、前記扱室(9
2)の入口側上側面(102)には送塵弁(103)を
送り傾斜角調節自在に設けて藁屑などの送り量を調節す
るもので、扱胴(6)の回転方向側に略平行に配設する
3本の送塵弁(103)と、送塵弁(103)の中間を
揺動自在に上側面(102)に支持する弁軸(104)
と、各送塵弁(103)の一端側を相互に連動連結する
連杆(105)と、扱室(92)入口側の送塵弁(10
3)に固定する弁軸(104)に基端を固設させ先端に
ピン係合長孔(106)を有する弁開度調節板(10
7)と、前記長孔(106)に係合するピン(108)
を下部に突設させて結合する回転ネジ軸(109)に沿
って左右方向に移動するネジ結合体(110)と、前記
ネジ軸(109)を回転自在に支持して前記ピン(10
8)に係合する回転規制長孔(111)を左右方向に有
する軸受体(112)と、前記軸受体(112)に固設
してネジ軸(109)にモータ軸(113a)を連結さ
せる開度調節手段である送塵弁開度モータ(113)
と、前記調節板(107)の上面に突設するピン(11
4)にセンサアーム(115a)を当接させて送塵弁
(103)の傾斜角の変化により開度を検出する送塵弁
開度センサ(115)とを備え、前記モータ(113)
の正逆駆動によって送塵弁(103)の開度調節を行う
ように構成している。
【0020】そして図1に示す如く、エンジン(21)
の燃料噴射ポンプの燃料噴射量を電子ガバナ(116)
によって調節するラックソレノイドである燃料噴射ソレ
ノイド(117)を備えるもので、ラック位置より燃料
噴射量を検出する電子ガバナ(116)のラック位置セ
ンサ(118)と、エンジン(21)の回転数を検出す
るピックアップ型回転センサ(119)と、作業者が操
作するアクセルレバーまたはペダルの操作量を検出する
ポテンショメータ型アクセルセンサ(120)とを電子
ガバナ(116)のガバナ制御手段であるガバナコント
ローラ(121)に接続させて、エンジン(21)の負
荷率の算出や各種作業に適した駆動力を出力するように
エンジン(21)の制御を行っている。
【0021】また前記ガバナコントローラ(121)を
接続させる作業用コントローラ(122)を備え、エン
ジン(21)の適正負荷率を設定する負荷率設定器(1
23)と、車速を検出する前記車速センサ(56)と、
前記送塵弁(103)の開度設定を行う送塵弁開度設定
器(124)と、送塵弁開度センサ(115)とをコン
トローラ(122)に接続させると共に、前記変速自動
バルブ(82)の減速及び増速用ソレノイド(80)
(81)と、操向自動バルブ(85)の左右旋回用ソレ
ノイド(83)(84)と、前記開度モータ(113)
と、送塵弁(103)の開閉制御時に点灯表示する制御
作動用青ランプ(125)と、車速の増減速制御時に点
灯表示する制御作動用黄ランプ(126)と、エンジン
(21)の過負荷或いは低負荷時に点灯表示する警報用
赤ランプ(127)と、エンジン(21)の過負荷或い
は低負荷時に作動する警報ブザーなど警報器(128)
とにコントローラ(122)を接続させて、エンジン
(21)負荷の変動に基づいて車速と送塵弁(103)
の開度とを適宜制御するように構成している。
【0022】而して図10乃至図12に示す如く、エン
ジン(21)の負荷が設定以上となるとき送塵弁(10
3)の開度を閉(設定開度)から開及び車速を設定車速
から減速させる制御が行われるもので、図10に示すも
のはエンジン(21)の負荷が設定以上となるとき、先
ず送塵弁(103)を開に前記モータ(113)を駆動
制御し、開からの一定時間経過後においてもエンジン負
荷が大のとき、車速を減速させるように前記ソレノイド
(80)を駆動制御し、車速の減速から一定時間経過後
もエンジン負荷が大のときには警報器(128)を作動
させて、エンジン負荷の小さな変動に対しては送塵弁
(103)で対処させて車速(作業速度)を安定維持さ
せるようにしている。
【0023】また、図11に示すものはエンジン(2
1)の負荷が設定以上となるとき、先ず車速を減速さ
せ、減速から一定時間経過においてもエンジン負荷が大
のときには、送塵弁(103)を開とさせ、開から一定
時間後もエンジン負荷が大のとき警報器(128)を作
動させて、エンジン負荷の小さな変動に対しては車速で
対処させて、穀粒ロスが増大するのを防止している。
【0024】さらに、図12に示すものは、エンジン
(21)の負荷が設定以上となるとき、送塵弁(10
3)の開と車速の減速を同時に行って、負荷の変動に対
し迅速且つ追従性良好にこれら制御を対処させ、エンジ
ン負荷を一定維持させてエンジン性能を安定維持させる
もので、図10、図11、図12のうちの何れを用いて
も良い。
【0025】一方図13乃至図15に示す如く、送塵弁
(103)の開や車速の減速状態時にあって、エンジン
負荷が設定以下となるとき、元の設定開度及び設定車速
に戻す復帰制御が行われるもので、図13に示すものは
送塵弁(103)が開、車速が減速状態で、エンジン負
荷が設定以下となるときには、先ず送塵弁(103)を
閉(設定開度)とさせ、閉から一定時間経過後もエンジ
ン負荷が設定以下のとき、車速を元の設定車速に増速さ
せ、増速から一定時間経過後もエンジン負荷が設定以下
のとき警報器(128)を作動させて、車速より送塵弁
(103)の復帰を優先させて、穀粒ロスの発生を逸速
く低減させるものである。
【0026】また、図14に示すものは、送塵弁(10
3)が開、車速が減速状態で、エンジン負荷が設定以下
となるときには、先ず車速を増速させ、増速から一定時
間経過後もエンジン負荷が設定以下のとき、送塵弁(1
03)を閉とさせ、閉から一定時間経過後もエンジン負
荷が設定以下のとき警報器(128)を作動させて、送
塵弁(103)より車速の復帰を優先させて、車速(作
業速度)を逸速く元に戻して作業能率を安定維持させる
ものである。
【0027】さらに図15に示すものは、送塵弁(10
3)が開、車速が減速状態で、エンジン負荷が設定以下
となるときには、送塵弁(103)の閉と車速の増速を
同時に行って、迅速に復帰を完了させてエンジン性能と
作業能率を安定維持させるもので、図13、図14、図
15のうちの何れを用いても良い。
【0028】また斯る送塵弁(103)の開閉制御中及
び車速の増減速制御時にあっては、制御作動用の青ラン
プ(125)及び黄ランプ(126)が、一定時間連続
或いは断続点灯するもので、送塵弁(103)の開及び
車速の減速制御時には一定時間連続点灯し、送塵弁(1
03)の閉及び車速の増速制御時には断続点灯して、こ
の制御作動時や作動中を作業者に報知する一方、これら
送塵弁(103)及び車速の何れもの制御完了時におい
てもエンジン(21)が過負荷或いは低負荷時には警報
器(128)の作動と同時に、赤ランプ(127)を過
負荷時には連続点灯、また低負荷時には断続点灯して、
エンジン(21)の異常運転状態を作業者に報知するも
のである。なお、青・黄・赤ランプ(125)(12
6)(127)を1つのランプで共用させ、各種色分け
で点灯させて各状態を報知させる構成でも良い。
【0029】なお、前述実施例にあっては油圧サーボ機
構(86)を用いてエンジン高負荷時の車速減速を行う
構成を示したが、例えば走行用油圧式無段変速機構(2
5)と変速レバー(69)及び操向ハンドル(19)と
を連結するリンク系に、電動式減速モータを連結させ
て、該モータの駆動制御で車速の減速や復帰を行う構成
でも良い。
【0030】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、車速を変速する車速制御手段(80)(81)と、
扱室(22)内の藁屑の送り量を調節する送塵弁(10
3)の開度調節手段(113)とを備え、エンジン負荷
が設定以上に増大したとき送塵弁(103)の開度を大
に制御すると共に、送塵弁(103)の開度を大とした
後もエンジン負荷が大のとき、車速を減速制御させるも
のであるから、送塵弁(103)の開度制御と車速の減
速制御とでエンジン負荷を良好に一定維持させることが
できると共に、車速の減速巾を小さく抑えて作業能率の
低下を防止することができるものである。
【0031】また、車速を変速する車速制御手段(8
0)(81)と、扱室(22)内の藁屑の送り量を調節
する送塵弁(103)の開度調節手段(113)とを備
え、エンジン負荷が設定以上に増大したとき車速を減速
制御すると共に、車速を減速した後もエンジン負荷が大
のとき送塵弁(103)の開度を大に制御するものであ
るから、車速の減速と送塵弁(103)の開度制御とで
エンジン負荷を良好に一定維持させることができると共
に、扱室(22)内の藁屑の送り量が増大するのを抑制
して、穀粒ロスの発生を低減させることができる。
【0032】さらに、車速を変速する車速制御手段(8
0)(81)と、扱室(22)内の藁屑の送り量を調節
する送塵弁(103)の開度調節手段(113)とを備
え、エンジン負荷が設定以上に増大したとき、送塵弁
(103)の開度を大に制御すると同時に車速を減速制
御するものであるから、エンジン負荷の変動に対し送塵
弁(103)と車速の同時の制御を行って、エンジン負
荷が大きく変動する場合でも、迅速且つ良好にエンジン
負荷を一定に維持させて、エンジン性能を安定維持させ
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御回路図である。
【図2】コンバインの全体側面図である。
【図3】コンバインの全体平面図である。
【図4】ミッション駆動系の説明図である。
【図5】油圧回路図である。
【図6】脱穀部の断面説明図である。
【図7】送塵弁開度調節部の平面説明図である。
【図8】送塵弁開度調節部の正面説明図である。
【図9】送塵弁開度調節部の側面説明図である。
【図10】エンジン高負荷時の送塵弁と車速制御のフロ
ーチャートである。
【図11】エンジン高負荷時の送塵弁と車速制御のフロ
ーチャートである。
【図12】エンジン高負荷時の送塵弁と車速制御のフロ
ーチャートである。
【図13】送塵弁と車速の復帰制御のフローチャートで
ある。
【図14】送塵弁と車速の復帰制御のフローチャートで
ある。
【図15】送塵弁と車速の復帰制御のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
(22) 扱室 (80) 減速用ソレノイド(車速制御手段) (81) 増速用ソレノイド(車速制御手段) (103) 送塵弁 (113) 開度モータ(開度調節手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶 岡 律 子 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 (72)発明者 戸 波 照 喜 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速を変速する車速制御手段と、扱室内
    の藁屑の送り量を調節する送塵弁の開度調節手段とを備
    え、エンジン負荷が設定以上に増大したとき送塵弁の開
    度を大に制御すると共に、送塵弁の開度を大とした後も
    エンジン負荷が大のとき車速を減速制御するように構成
    したことを特徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 車速を変速する車速制御手段と、扱室内
    の藁屑の送り量を調節する送塵弁の開度調節手段とを備
    え、エンジン負荷が設定以上に増大したとき車速を減速
    制御すると共に、車速を減速した後もエンジン負荷が大
    のとき送塵弁の開度を大に制御するように構成したこと
    を特徴とするコンバイン。
  3. 【請求項3】 車速を変速する車速制御手段と、扱室内
    の藁屑の送り量を調節する送塵弁の開度調節手段とを備
    え、エンジン負荷が設定以上に増大したとき、送塵弁の
    開度を大に制御すると同時に車速を減速制御するように
    構成したことを特徴とするコンバイン。
JP33507797A 1997-11-18 1997-11-18 コンバイン Pending JPH11146723A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013000039A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd コンバインの送塵ガイド制御装置
JP2017176137A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 ヤンマー株式会社 コンバイン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013000039A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd コンバインの送塵ガイド制御装置
JP2017176137A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 ヤンマー株式会社 コンバイン

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