JPH11146501A - 電気車の制御装置 - Google Patents

電気車の制御装置

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JPH11146501A
JPH11146501A JP9317742A JP31774297A JPH11146501A JP H11146501 A JPH11146501 A JP H11146501A JP 9317742 A JP9317742 A JP 9317742A JP 31774297 A JP31774297 A JP 31774297A JP H11146501 A JPH11146501 A JP H11146501A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力変換器を1パルスモードへ移行させると
き、電圧不連続が発生することなく、スムーズな電力変
換器の連続運転を実現すると共に、電気車駆動システム
の効率を高めることにある。 【解決手段】 誘導電動機を駆動する電力変換器と、マ
スコンからの複数のノッチ指令Nにより速度frに対す
る各々の励磁電流指令Idとトルク電流指令Iqを演算
する手段21d1〜21qmと、前記演算結果に基づい
てPWM信号を発する手段を備える電気車の制御装置に
おいて、出力電圧が電力変換器の出力し得る最大電圧に
達するまで、励磁電流成分Idを前記ノッチ指令にかか
わらず常に一定に保持し、かつ、最大トルクを出力する
ときのトルク電流成分Iqを励磁電流成分Idより所定
値以上大きくすると共に、誘導電動機の速度に応じて出
力電圧を連続して上昇し、前記最大電圧に達したとき、
前記出力電圧のパルスモードを1パルスとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変電圧可変周波
数の交流を出力する電力変換器によって誘導電動機を駆
動する電気車の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道車両用電気車の運転に際
し、運転台のマスコンからのノッチ指令により速度に応
じた所要トルク特性が与えられる。ノッチ指令がフルノ
ッチではインバータ及び電動機が出しうる最大のトルク
特性が与えられ、一方、低速で走行したい場合に選択さ
れ、フルパワーを必要としない低ノッチでは所定の速度
以上になると、トルクが絞られる特性が与えられる。ま
た、電気車では電車線電圧を最大限利用するため、高速
域ではインバータのPWMパルスモードが1パルスとな
り、電車線電圧で決まる最大電圧を電動機に与える運転
モードがある。ところで、通常、電気車では低ノッチが
選択され、トルクが絞られる点以上の速度になると、イ
ンバータの出力電圧を一定に保つ電圧止めを行う。この
場合、電圧は最大電圧にはならず、PWMパルスモード
は1パルスとならないので、インバータのスイッチング
損失が大きく、熱的な問題が発生し、インバータの連続
運転ができない。そこで、この問題を解決するため、特
開平4−334904号公報には、トルクが絞られる点
以上の速度になると、低ノッチでも強制的に1パルスモ
ードに移行させる制御を行うことが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載のような制御方法では、1パルスモードへの移
行時に大きな電圧不連続が発生し、電動機にショックを
与えることになる。本発明の課題は、上述したような電
圧不連続が発生することなく、1パルスモードへ移行さ
せ、スムーズなトルク制御及びインバータの連続運転を
実現すると共に、インバータと電動機を合わせた電気車
駆動システムの全体の効率を高める電気車の制御装置を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、電力変換器
の出力電圧が該変換器の出力し得る最大電圧に達するま
で、励磁電流成分をノッチ指令にかかわらず常に一定に
保持し、かつ、最大トルクを出力するときのトルク電流
成分を励磁電流成分より所定値以上大きくすると共に、
誘導電動機の速度に応じて電力変換器の出力電圧を連続
して上昇し、前記最大電圧に達したとき、前記出力電圧
のパルスモードを1パルスとすることによって、解決さ
れる。ここで、電力変換器を起動あるいは停止させると
きは、励磁電流成分が一定に保持されるまで、該励磁電
流成分を徐々に増加あるいは減少する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を説明する前
に、本発明の原理を説明する。まず、比較のため、図2
を用いて、従来の特性、すなわち、低ノッチが選択さ
れ、電圧止めを行った場合の速度に対する励磁電流指令
Id、トルク電流指令Iq(いずれもノッチ指令により
決まる。)、線間電圧Vm、すべり周波数指令fsの特
性を示す。図2において、電動機の線間電圧Vmは、6
00Vに達するまでは上昇し、600Vになった点以上
の速度で一定となる。励磁電流指令Id、トルク電流指
令Iqは、線間電圧が600V以下のときには一定、6
00Vになると、両方ともほぼ速度に反比例して減少す
る形となる。すべり周波数fsは全域にわたって一定で
ある。図3は、低ノッチが選択され、図2の特性のとき
の速度に対するトルクT(実線)を示す。なお、図3の
点線はフルノッチが選択されたときのトルクを表す。こ
こで、ベクトル制御ではトルクTはId×Iqに比例
し、すべり周波数fsはIq/Idに比例する。
【0006】次に、図1は、本発明の特性、すなわち、
図3に示した線間電圧600Vで電圧止めを行った場合
と同じトルクT(実線)を本発明により出した場合の速
度に対する励磁電流指令Id、トルク電流指令Iq、線
間電圧Vm、すべり周波数指令fsの特性を示す。図1
において、線間電圧Vmが600Vとなる点(領域A)
までは図2と同じであるが、その点以上の速度となり、
電圧が最大電圧1130V(PWMパルスモードが1パ
ルスとなる最大電圧)になるまでは線間電圧Vmが上昇
し、最大電圧に達すると、一定となり、このときのPW
Mパルスモードは1パルスとなる。線間電圧Vmが60
0V以上1130V以下の領域(領域B)では、励磁電
流指令値Idは一定値Id0を保ち、トルク電流指令値
IqはトルクTに比例して一定値Iq0から減少させ
る。その結果すべり周波数fsもトルクTに比例して減
少する。線間電圧Vmが最大電圧となる領域(領域C)
では、図2の線間電圧一定領域と同様に、すべり周波数
fsほぼ一定、励磁電流指令Id、トルク電流指令Iq
はほぼ速度に反比例する形で減少させる。図1の本発明
の特性は、図2の従来の特性に比し、線間電圧Vmが6
00Vから1130Vに達するまでの領域Bにおいて励
磁電流指令値Idを一定値Id0に保つことに特徴があ
る。
【0007】図4に、図1と図2に示した電圧止めを行
った場合について、誘導電動機の損失を計算し、効率を
比較した結果を示す。曲線1は、本発明の制御による誘
導電動機の効率、曲線2は従来例による誘導電動機の効
率を示す。ここで、誘導電動機の効率は、損失(銅損+
鉄損)が小さいほど高くなる。図4から領域B及び領域
Cの前半で本発明の制御の方が効率が高くなることがわ
かる。なお、図8は、誘導電動機の等価回路であり、誘
導電動機に電圧V1を与えると、図8の回路に電流i1
が流れ、1次抵抗r1により1次抵抗損失、2次抵抗r
2により2次抵抗損失(この2つの損失を銅損と呼
ぶ。)が発生し、抵抗rmにより鉄損が発生する。ここ
で、2次抵抗r2(1−s)/sで消費されるエネルギ
ーが電気車を駆動する機械的エネルギーとなる。また、
2次抵抗r2を流れる電流がトルク電流Iqとなり、励
磁インダクタンスlmを流れる電流が励磁電流Idとな
る。l1は漏れインダクタンス、lmは励磁インダクタ
ンスを表す。
【0008】次に、本発明による誘導電動機の効率が、
従来例に比し、高くなる理由を説明する。図5は、横軸
に励磁電流Id、縦軸にトルク電流Iqをとって電流ベ
クトルを示した図である。ベクトル3は図1の領域Aに
おける電流ベクトル、ベクトル4は図1の領域Bにおけ
る電流ベクトルを示す。ここで、ベクトル4の励磁電流
Idの値Id0はベクトル3と同じ(つまり、領域Aと
領域Bにおいて励磁電流Idが一定値Id0に保持され
ている。)となっている。ベクトル5は図1の領域B相
当における図2の電流ベクトル。曲線6はId×Iq
(つまり、トルクT)が一定となる線を示す。図2に示
すように、電圧止めを行ったときには、励磁電流Idと
トルク電流Iqは同じ比率で減少するので、ベクトル5
はベクトル4と同じトルクを出す電流ベクトルを示す。
最大トルクを出しているベクトル3の最大トルク電流I
q0が励磁電流Id0より所定以上(例えば、3倍以
上)大きい場合には、ベクトル4と5を比較すると、励
磁電流Idを一定に保持した場合のベクトル4の方が小
さくなる。誘導電動機の損失の内1次抵抗による損失は
1次電流つまり図5の電流ベクトルの大きさの2乗に比
例するので、電流ベクトルが小さくなれば、その分損失
が減少する。また、2次抵抗による損失は2次電流つま
り図5のトルク電流の2乗に比例する。この場合、本発
明によるトルク電流Iqは、電流ベクトル3と4の大き
さの比以上に減っており、その分損失が減少する。以
上、誘導電動機の銅損については、1次、2次とも本発
明の方が少なくなることがわかる。一方、鉄損について
は、ほぼ電圧の2乗に比例するため、電圧が大きくなる
本発明の方が増えることになる。しかしながら、一般的
に鉄損の大きさは銅損の大きさに比べて小さいため、全
損失でみると、銅損の減少分の方が大きく、本発明によ
る方が図4に示したように誘導電動機の効率は高くな
る。また、図4では高速域で本発明の方が効率が低くな
っているが、これは電流の大きさが小さくなって銅損が
減ってきているのに対し、電圧一定で鉄損は変化しない
ので、相対的に鉄損の比率が高くなっているためであ
る。しかし、全損失でみると、減っており、鉄損による
損失増の影響は少ない。また、本発明では、PWMパル
スは1パルス(図1の線間電圧Vmを1130Vに高め
ることから、1パルスモードになる。)となっており、
インバータのスイッチング損失が図2の電圧止めの場合
と比べて小さくなり、インバータと誘導電動機を合わせ
た効率でみると、良くなる。さらに、図1からわかるよ
うに、線間電圧Vmが600Vから1130Vまで連続
して変化するため、電圧の値に不連続が発生することも
ない。以上の効果は、次の2つの場合を除いて、ノッチ
指令に関わりなく、励磁電流を一定に保つことで得られ
る。1つは、電圧が最大電圧に達した場合でこのときに
は電圧を制御することができないので、励磁電流を下げ
て弱め界磁制御を行う。もう1つは、インバータを起動
あるいは停止させるときで、この場合には電流の過渡振
動を防止するために、励磁電流指令を過渡的に変化させ
ることがある。
【0009】図6は、本発明の一実施形態を示す。図6
において、11は直流電源、12は直流電源を平滑する
ためのフィルタコンデンサ、13は誘導電動機14を駆
動するための3相電圧を与えるPWMインバータ、15
は誘導電動機の速度frを検出する速度検出器、16は
マスコン、17は電流指令演算器、18はベクトル制御
演算器、19はPWM信号演算器である。マスコン16
からのインバータ動作指令GST、ノッチ信号N及び速
度検出器15からの速度信号frが電流指令演算器17
に入力されると、電流指令演算器17は必要なトルクT
を出すための励磁電流指令Id及びトルク電流指令Iq
を演算して出力する。ベクトル制御演算器18では励磁
電流指令Id、トルク電流指令Iq、速度frに基いて
ベクトル制御演算(例えば、特開平5−83976号公
報参照)を行い、電圧指令の大きさVc(Vcは線間電
圧Vmに比例する。)、位相θを出力する。PWM信号
演算器19では電圧指令よりPWMインバータ13に与
えるスイッチング信号Su、Sv、Swを演算して出力
する。
【0010】図7は、電流指令演算器17の詳細ブロッ
ク図である。図7において、ノッチ信号Nは運転台のマ
スコン16より与えられ、lノッチ〜mノッチの値をと
る。21dl〜21dm、21ql〜21qmは、図1
に示す励磁電流Id、トルク電流Iqの特性を得るテー
ブルであり、ノッチ毎に速度frに応じて予め演算して
ある必要な励磁電流Id、トルク電流Iqを与える。2
2d、22qは切替スイッチであり、ノッチ信号Nによ
ってテーブルの値を切り替える。23d、23qはPW
Mインバータ13の起動時あるいは停止時に電流の過渡
振動や急激なトルクの変化が生じないようにするため
に、励磁電流Id、トルク電流Iqの値を制限する電流
指令制限器であり、例えば、インバータ動作指令GST
がインバータ動作時には1、停止時には0となるとする
と、GSTが0から1に変わったときには、Id、Iq
を例えば1秒かけてId0、Iq0まで徐々に立ち上
げ、GSTが1から0に変わったときには、Id、Iq
を徐々に立ち下げて、その後インバータを停止させる。
23d、23qの出力が励磁電流Id、トルク電流Iq
としてベクトル制御演算器18に与えられる。
【0011】いま、例えばノッチ信号Nとして運転台の
マスコン16よりlノッチを与えると、切替スイッチ2
2d、22qによりテーブル21dl、21qlが選択
され、速度frが図1の領域Aの範囲では、それぞれト
ルク電流Iq一定の値Iq0、励磁電流Id一定の値I
d0を出力する。ここで、PWMインバータ13の起動
時(または、停止時)に電流の過渡振動や急激なトルク
の変化を避けるため、電流指令制限器23d、23qに
より励磁電流Id0、トルク電流Iq0の値を制限して
徐々に立ち上げる(または、立ち下げる。)。速度fr
が図1の領域Bの範囲になると、トルク電流Iqは一定
値Iq0から急激に減少し、一方、励磁電流Idは一定
値Id0を保持する。さらに、速度frが図1の領域C
の範囲になると、トルク電流Iq、励磁電流Idはとも
に漸減する。このように電流指令演算器17は、lノッ
チ指令によって選択されたテーブル21dl、21ql
に基づいて速度frに応じたトルク電流Iq、励磁電流
Idをベクトル制御演算器18に出力する。ベクトル制
御演算器18では速度frが領域A、Bの範囲でトルク
電流Iq、励磁電流Idに応じて電圧指令の大きさVc
を線間電圧Vmの最大電圧1130Vまで連続的に上昇
させ、領域Cで電圧指令の大きさVcを最大電圧113
0Vとする。PWM信号演算器19は電圧指令に基づい
て、すなわち、領域A、Bの範囲ではPWMモードを多
パルスモードとして、領域CでPWMパルスモードを1
パルス(最大電圧1130V)としてPWMインバータ
13に与えるスイッチング信号Su、Sv、Swを演算
して出力する。なお、本実施形態では、ノッチ信号Nと
して2ノッチ〜mノッチの値が与えられても同様に動作
する。
【0012】このように、本実施形態では、特に低ノッ
チが選択されてトルクが絞られる速度(B領域)に達し
たときでも、励磁電流指令Idを一定に保ち、トルク電
流指令Iqだけをトルク特性に比例させて漸減するよう
に制御するので、所要特性のトルクを得ることができ、
また、インバータの出力電圧を速度に応じて大きくする
ことができる。そして、この制御を出力電圧が最大電圧
になるまで続けることにより、電圧を不連続に変化させ
ることなく、1パルスモードに移行させることができ、
スムーズなトルク制御及びインバータの連続運転を実現
することができると共に、インバータのスイッチング損
失を減らすことができる。また、1パルスモードに移行
する前の段階でも最大トルクを出力するときのトルク電
流成分が励磁電流成分より例えば3倍以上大きいと、従
来の電圧止めを行う場合に比べて、電圧が高くなる分同
じトルクを出すのに必要な電流の大きさは小さくて済む
ため、誘導電動機に発生する銅損を小さくすることがで
き、電圧が高くなった分増える鉄損を差し引いてトータ
ルとしてみると、誘導電動機に発生する損失を電圧止め
を行った場合よりも小さくすることができる。また、1
パルスモードとなり、電流の値が小さくなった場合に
は、誘導電動機の損失は鉄損が支配的となり、電圧止め
を行った場合の方が小さくなることがあるが、この場合
には1パルスモードとなったことによるインバータのス
イッチング損失が大きく減るため、電気車駆動システム
のトータルでみると、損失が小さくなる。
【0013】以上、本発明の実施形態として、電気車が
力行(加速)状態にあるときについて説明したが、回生
(減速)状態にあるときも、同様の効果が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低ノッチが選択されたときでも、不連続な電圧を発生さ
せることなく、1パルスモードに移行させることがで
き、スムーズなトルク制御及びインバータの連続運転が
可能になる。また、低ノッチ選択時に、インバータと誘
導電動機を合わせた電気車駆動システムの損失を銅損、
鉄損、インバータのスイッチング損失からみると、従来
の電圧止めを行う場合に比べて、トータル的には小さく
することができ、このため、電気車駆動システムの全体
の効率をより高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する速度に対する各種特性
を示す図
【図2】従来の電圧止めを行った場合の速度に対する各
種特性を示す図
【図3】低ノッチ及びフルノッチにおける速度に対する
トルクの特性を示す図
【図4】本発明と従来の電圧止めを行った場合について
誘導電動機の効率を比較した図
【図5】本発明と従来の電圧止めを行った場合について
電流ベクトルを比較した図
【図6】本発明の一実施形態
【図7】本発明の電流指令演算器の詳細ブロック図
【図8】誘導電動機の等価回路
【符号の説明】
11…直流電源、12…フィルタコンデンサ、13…P
WMインバータ、14…誘導電動機、15…速度検出
器、16…マスコン、17…電流指令演算器、18…ベ
クトル制御演算器、19…PWM信号演算器、21dl
〜21dm、21ql〜21qm…励磁電流Id、トル
ク電流Iqのテーブル、22d、22q…切替スイッ
チ、23d、23q…電流指令制限器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変電圧、可変周波数の交流を出力する
    電力変換器と、この電力変換器によって駆動される誘導
    電動機と、電気車のマスコンからの複数のノッチ指令に
    より速度に対する各々の励磁電流指令とトルク電流指令
    を演算する手段と、前記電力変換器の出力電圧のパルス
    モードが1パルスとなるモードを有し、前記演算結果に
    基づいてPWM信号を発する手段を備える電気車の制御
    装置において、電力変換器の出力電圧が該変換器の出力
    し得る最大電圧に達するまで、励磁電流成分を前記ノッ
    チ指令にかかわらず常に一定に保持し、かつ、最大トル
    クを出力するときのトルク電流成分を励磁電流成分より
    所定値以上大きくすると共に、誘導電動機の速度に応じ
    て電力変換器の出力電圧を連続して上昇し、前記最大電
    圧に達したとき、前記出力電圧のパルスモードを1パル
    スとすることを特徴とする電気車の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、電力変換器を起動あ
    るいは停止させるときは、励磁電流成分が一定に保持さ
    れるまで該励磁電流成分を徐々に増加あるいは減少する
    ことを特徴とする電気車の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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