JPH11146189A - デジタル階調画像の印刷方法および階調画像が表現された印刷物 - Google Patents

デジタル階調画像の印刷方法および階調画像が表現された印刷物

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JPH11146189A
JPH11146189A JP9322439A JP32243997A JPH11146189A JP H11146189 A JPH11146189 A JP H11146189A JP 9322439 A JP9322439 A JP 9322439A JP 32243997 A JP32243997 A JP 32243997A JP H11146189 A JPH11146189 A JP H11146189A
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JP9322439A
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Kazunari Iyoda
一成 伊豫田
Hiroaki Takita
宏明 滝田
Seiki Goto
清記 後藤
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 干渉縞を抑え、自然な風合いの画像をもった
印刷物を提供する。 【解決手段】 それぞれ所定の階調値をもった画素の集
合からなる画像データを、CMYKの色成分の版ごとに
用意する。CMKの3版に対しては、画素の階調値に応
じた大きさの網点を所定ピッチで配置するAMスクリー
ニングを行い、互いにスクリーン角度を30°ずつずら
して重ね合わせる。残りのY版に対しては、画素の階調
値に応じた密度で同じ大きさの網点を配置するFMスク
リーニングを行い、CMKの3版に更に重ね合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル階調画像
の印刷方法および階調画像が表現された印刷物に関し、
特に、AMスクリーニングの手法とFMスクリーニング
の手法を融合した手法により、デジタル階調画像を印刷
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な商業印刷の分野では、カラー画
像を表現する場合、デジタル階調画像を二値画像で表現
するデジタルハーフトーンの手法が用いられている。通
常は、CMYKの4色で表現されるデジタル階調画像
を、各色成分の版ごとに、それぞれ所定の階調値をもっ
た画素の集合からなる画像データとして用意し、各画像
データに基づいて、それぞれ網点を配置するスクリーニ
ングを行い、各色成分の版ごとに網点画像を作製するこ
とになる。こうして作製された網点画像は、網点の部分
と背景の部分とから構成される二値画像になるが、網点
の大きさもしくは配置密度を、原画像の画素の階調値に
応じて変調することにより、疑似的に階調表現が可能に
なる。
【0003】網点の大きさを変調することにより階調表
現を行う手法は、商業印刷の分野において古くから利用
されており、従来からの一般的な網点印刷は、この手法
によるものがほとんどである。通常、等ピッチの格子線
を縦横に定義し、その交点位置に網点の中心位置がくる
ように個々の網点が配置される。個々の網点の大きさ
は、原画像の個々の画素の階調値に基づいてそれぞれ異
なるが、個々の網点の配置ピッチは一定になる。一般的
な商業印刷では、格子線の間隔(すなわち、網点のピッ
チ)は、0.145mm(1/175インチ)程度に設
定される。カラー画像の場合、CMYKの各版ごとにそ
れぞれスクリーニングを行い、CMYKの各版ごとにそ
れぞれ製版フィルムを作製し、この製版フィルムに基づ
いて各版ごとに刷版を作製し、この4色の刷版を用いて
印刷を行うことになる。ただ、各版のスクリーン角度
(網点配置の基準になる格子線の配置角度)が等しい
と、印刷物上に形成された各版の網点の光学的な相互作
用により、部分的に干渉縞(いわゆるモアレやロゼッタ
パターン)が観測されるので、通常は、CMYKの各版
ごとにスクリーン角度をずらす手法が採られている。
【0004】一方、網点の配置密度を変調することによ
り階調表現を行う手法は、1983年にドイツで理論発
表が行われて以来、徐々に発展が遂げられて現在に至っ
ており、一部の商業印刷の分野で利用されている。この
手法は、一般に、FM(Frequency Modulation)スクリ
ーニングと呼ばれており、これに対比させて、前述した
網点の大きさを変調することにより階調表現を行う従来
の手法は、AM(Amplitude Modulation)スクリーニン
グと呼ばれている。FMスクリーニングでは、通常、同
一の大きさの網点を、原画像の個々の画素の階調値に基
づいた密度でランダムに配置することにより、階調表現
がなされる。カラー画像の場合は、やはり、CMYKの
各版ごとにそれぞれスクリーニングを行い、CMYKの
各版ごとにそれぞれ製版フィルムを作製し、この製版フ
ィルムに基づいて各版ごとに刷版を作製し、この4色の
刷版を用いて印刷を行うことになる。個々の網点のピッ
チはランダムになるため、AMスクリーニングの場合に
見られるような干渉縞の発生はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したAMスクリー
ニングの手法およびFMスクリーニングの手法には、そ
れぞれ解決すべき問題点がある。まず、AMスクリーニ
ングの手法の問題点は、上述したように、モアレやロゼ
ッタパターンなどの干渉縞の発生である。AMスクリー
ニングでは、各網点が所定ピッチで配置されるため、C
MYKの各版ごとに、それぞれ規則的なパターンが形成
される。これらの規則的パターンを重ね合わせた結果、
干渉縞が現れることになる。そこで、各色の版ごとに、
それぞれ網点のピッチを変えることにより、干渉縞の発
生を抑える手法も知られているが、画像データに対して
行う演算の負担が大きくなるため、効率良い対処方法と
は言えない。もちろん、4版のスクリーン角度を互いに
ずらすことにより、干渉縞の発生を抑制することは可能
であるが、干渉縞を完全に抑えることはできない。した
がって、Y版などの比較的薄い色についてのみ干渉縞が
発生するようにスクリーン角度の設定を行い、全体的に
干渉縞を目立たせないような工夫によって妥協している
のが現状である。このため、たとえば縞模様の絵柄部分
などには、モアレが観察されやすい。
【0006】一方、FMスクリーニングの手法によれ
ば、干渉縞の問題は一切生じることがない。もともと各
網点配置がランダムであり、規則性を有しないため、原
理的に干渉縞が発生することはない。また、網点の配置
位置の自由度がAMスクリーニングに比べて高いため、
より高い解像度を得ることができるというメリットもあ
る。しかしながら、人間の目で観察した場合、いわゆる
「もやもや感」あるいは「ざらつき感」といった印象を
与え、自然な風合いを損ねるというデメリットがある。
この「もやもや感」なる印象を与える原因は、各網点の
配置がランダムであるため、部分的に粗密の差が現れ、
ノイズ成分として認識されるためと考えられる。たとえ
ば、全面を均一の濃度で同一色にベタ塗りしたような画
像を、FMスクリーニングの手法によって印刷した場
合、網点密度は全面にわたって必ずしも均一にはなら
ず、細かな部分では、ランダム配置に基づく濃淡差が生
じてしまい、「もやもや感」が現れることになる。一
方、「ざらつき感」なる印象を与える原因は、網点の大
きさが同じであるため、特に、中間調からハイライト部
分にかけて、個々の網点が粒々として認識され、粒状感
を与えるためと考えられる。
【0007】そこで本発明は、干渉縞を抑え、自然な風
合いの画像をもった印刷物を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の第1の態様は、複数n色で表現されたデ
ジタル階調画像を所定の媒体上に印刷する方法におい
て、それぞれ所定の階調値をもった画素の集合からなる
画像データを各色成分の版ごとに用意し、合計n版から
なる画像データを用意する段階と、用意したn版の画像
データのうち、所定のx版(ただし、0<x<n)の画
像データを第1のグループに、残りの(n−x)版の画
像データを第2のグループに、それぞれ分類する段階
と、第1のグループに所属する画像データに対してはA
Mスクリーニングを行い、第2のグループに所属する画
像データに対してはFMスクリーニングを行い、各画素
の階調値に基づいて網点を配置した網点画像を、n版の
それぞれについて作成する段階と、作成したn版の網点
画像に基づいて印刷を行う段階と、を行うようにしたも
のである。
【0009】(2) 本発明の第2の態様は、複数n色で
表現されたデジタル階調画像を所定の媒体上に印刷する
方法において、それぞれ所定の階調値をもった画素の集
合からなる画像データを各色成分の版ごとに用意し、合
計n版からなる画像データを用意する段階と、用意した
n版の画像データのうち、所定のx版(ただし、0<x
<n)の画像データを第1のグループに、残りの(n−
x)版の画像データを第2のグループに、それぞれ分類
する段階と、第1のグループに所属する画像データに基
づいて、画素の階調値に応じた大きさをもつ網点を所定
ピッチで配置した網点画像を作成する段階と、第2のグ
ループに所属する画像データに基づいて、所定の大きさ
をもつ網点を画素の階調値に応じた密度で配置した網点
画像を作成する段階と、第1のグループに所属する画像
データに基づいて作成されたx版の網点画像および第2
のグループに所属する画像データに基づいて作成された
(n−x)版の網点画像に基づいて印刷を行う段階と、
を行うようにしたものである。
【0010】(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1
または第2の態様に係るデジタル階調画像の印刷方法に
おいて、n=4に設定して、4色で表現されたデジタル
階調画像を、各色成分の版ごとの画像データとして用意
し、x=3に設定して、所定の3つの版の画像データを
第1のグループに、残りの1つの版の画像データを第2
のグループに分類し、第1のグループに所属する3つの
版については、個々のスクリーン角度を互いに干渉縞が
生じない角度に設定するようにしたものである。
【0011】(4) 本発明の第4の態様は、上述の第3
の態様に係るデジタル階調画像の印刷方法において、第
1のグループに所属する3つの版についてのスクリーン
角度を、それぞれ0°,30°,60°に設定するよう
にしたものである。
【0012】(5) 本発明の第5の態様は、上述の第3
の態様に係るデジタル階調画像の印刷方法において、C
MYKの4色で表現されたデジタル階調画像を用意し、
C版,M版,K版の画像データを第1のグループに分類
し、Y版の画像データを第2のグループに分類するよう
にしたものである。
【0013】(6) 本発明の第6の態様は、上述の第1
または第2の態様に係るデジタル階調画像の印刷方法に
おいて、n=4に設定して、4色で表現されたデジタル
階調画像を、各色成分の版ごとの画像データとして用意
し、x=2に設定して、所定の2つの版の画像データを
第1のグループに、残りの2つの版の画像データを第2
のグループに分類し、第1のグループに所属する2つの
版については、個々のスクリーン角度を互いに干渉縞が
生じない角度に設定するようにしたものである。
【0014】(7) 本発明の第7の態様は、上述の第6
の態様に係るデジタル階調画像の印刷方法において、C
MYKの4色で表現されたデジタル階調画像を用意し、
C版,M版の画像データを第1のグループに分類し、Y
版,K版の画像データを第2のグループに分類するよう
にしたものである。
【0015】(8) 本発明の第8の態様は、上述の第1
〜第7の態様に係るデジタル階調画像の印刷方法におい
て、第1のグループに所属する画像データと、第2のグ
ループに所属する画像データとに対して、それぞれ異な
るドットゲイン補正を行った後、網点形成を行うように
したものである。
【0016】(9) 本発明の第9の態様は、上述の第1
〜第8の態様に係るデジタル階調画像の印刷方法によ
り、印刷物を作製するようにしたものである。
【0017】(10) 本発明の第10の態様は、複数n色
の網点によって階調画像が表現された印刷物において、
n色のうちのx色(ただし、0<x<n)については、
網点の大きさによって階調を表現し、残りの(n−x)
色の網点については、網点の密度によって階調を表現す
るようにしたものである。
【0018】(11) 本発明の第11の態様は、上述の第
10の態様に係る印刷物において、x色の網点をいずれ
も等ピッチで配置し、かつ、各色の網点の配列方向を、
互いに干渉縞が生じない角度だけずらすようにしたもの
である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基づいて説明する。
【0020】§1. 従来のスクリーニング手法 ここでは、説明の便宜上、従来から一般的に利用されて
いるAMスクリーニングと、近年、普及し始めたFMス
クリーニングとについて、その基本的手法を簡単に述べ
る。一般的なデジタルカラー階調画像では、たとえば、
図1に示すように、CMYKの4版のそれぞれについて
画素配列が定義され、各画素ごとに所定の画素値が定義
される。1つの画素についての階調値を8ビットで表現
した場合、個々の画素は、0〜255の範囲内のいずれ
かの階調値を有することになる。
【0021】AMスクリーニングの手法では、個々の画
素はその階調値に応じた大きさの網点によって表現され
る。たとえば、図1に示すC版上の画素P(1,1),
P(1,2),P(1,3),…,P(2,1),…
は、それぞれ図2に示すような網点Q(1,1),Q
(1,2),Q(1,3),…,Q(2,1),…によ
って表現されることになる。たとえば、階調値=255
が与えられた画素は、最も大きな網点によって表現さ
れ、階調値=128が与えられた画素は、その半分程度
の大きさの網点によって表現される。なお、ここでは、
1画素を1つの網点で表現する例を示すが、複数の画素
を1つの網点で表現したり(この場合は、たとえば、各
画素の階調値の平均に基づいて網点の大きさを決定すれ
ばよい)、あるいは1つの画素を複数の網点で表現して
もかまわない。このAMスクリーニングでは、各網点
は、図2に一点鎖線で示すように、縦横に配された格子
線の交点に中心位置がくるように配置される。通常、こ
の格子線の横方向のピッチdxおよび縦方向のピッチd
yは一定であり、dx=dy=0.145mm(1/1
75インチ)程度に設定される。結局、大きさの異なる
網点が、縦横同一のピッチで多数配列されることにな
る。
【0022】なお、1つの網点は、必ずしも1つのまと
まりをもった連続領域として形成されるとは限らず、よ
り小さなドットの集合として、1つの網点が形成される
場合もある。たとえば、図3(a) に示すような大きさの
網点を用いる代わりに、図3(b) に示すような小さなド
ットの集合から構成される網点を、AMスクリーニング
における網点として用いることも可能である。図示の例
では、10×10のマトリックスの中心部の24ますに
小さなドットが形成されており、最大の網点の大きさを
100%としたときに、24%の大きさに相当する網点
が示されている。
【0023】一方、FMスクリーニングの手法では、個
々の画素はその階調値に応じた密度の網点によって表現
される。たとえば、図3に示すような24%の大きさの
網点で表現される画素を、FMスクリーニングの手法で
表現すると、図4に示すようになる。図3(b) の例も図
4の例も、いずれも10×10のマトリックスの中の2
4ますに小さなドットが配置されている点は同じであ
り、いずれも24%の階調値をもった画素を表現してい
る。ただ、図3(b) に示すAMスクリーニングにおける
網点は、小さなドットが中央部分に集まっており、この
小さなドットの集合によって1つの網点が形成されてい
るのに対し、図4に示すFMスクリーニングにおける網
点は、小さなドットがそれぞれ独立した網点を形成し、
網点配置はランダムになっている。
【0024】以上、AMスクリーニングおよびFMスク
リーニングの手法を、図示する例について述べたが、要
するに、AMスクリーニングでは、各画素の階調値が網
点の大きさ(面積)によって表現されるのに対し、FM
スクリーニングでは、各画素の階調値が網点の密度によ
って表現されることになる。このため、各スクリーニン
グの手法には、既に述べたように、それぞれ固有の問題
点が生じることになる。
【0025】AMスクリーニングにおける重大な問題
は、干渉縞の発生である。図2に示すように、個々の網
点の配置ピッチは一定になり、しかも、デジタル画像デ
ータを用意する演算の負担を軽減するために、通常は、
CMYKの各版についての網点配置ピッチも等しく設定
される。そのため、CMYKの各版ごとに、それぞれ同
一周期の規則的なパターンが形成されることになり、こ
れらを重ね合わせた結果、干渉縞が現れることになる。
もっとも、各版を重ね合わせる際のスクリーン角度の設
定を工夫することにより、モアレなどの干渉縞の発生を
抑えることは可能である。たとえば、図5に示すよう
に、2つの版を重ねた場合であっても、一方のスクリー
ン角度を0°(ここでは、格子パターンの底辺を基準に
してスクリーン角度を定義することにする)に設定し、
他方のスクリーン角度を30°に設定した場合、モアレ
は発生しないことが確認されている。ところが、図6に
示すように、一方のスクリーン角度を0°に設定し、他
方のスクリーン角度を15°に設定した場合、モアレの
発生が確認される。結局、2版を重ねた場合、両者のス
クリーン角度のずれ量が15°程度ではモアレが発生す
るが、30°程度にするとモアレは発生しない。
【0026】したがって、3版を重ねる場合であれば、
各版のスクリーン角度を、たとえば、0°,30°,6
0°に設定すれば、各版相互のスクリーン角度のずれ量
を30°にすることができるので、モアレの発生を抑制
することが可能である。ところが、一般的なカラー印刷
では、CMYKの4版を必要とするため、各版相互のス
クリーン角度のずれ量を30°にすることはできない。
そこで、通常は、たとえば図7の上段に示すように、Y
版のスクリーン角度を0°、M版のスクリーン角度を1
5°、K版のスクリーン角度を45°、C版のスクリー
ン角度を75°とする設定が行われている。このような
設定では、図7の下段に示すように、Y版とM版との間
のスクリーン角度のずれ量が15°となり両者間でモア
レが発生し、同様に、Y版とC版との間のスクリーン角
度のずれ量が15°となり両者間でモアレが発生する。
ただ、Y版は、比較的薄い色であるため、モアレは比較
的目立ちにくくなり、このような設定は、従来の技術に
おいてはより好ましい選択と言える。しかしながら、目
立ちにくいと言っても、モアレが発生していることは事
実であり、最良の解決策を与えるものではない。
【0027】これに対し、FMスクリーニングの手法を
採れば、図4に示したように、各網点はランダムに配置
されるため、モアレなどの干渉縞が発生することはな
い。しかしながら、人間の目で観察した場合、部分的な
粗密の差によるノイズ成分が「もやもや感」として観察
され、また、中間調からハイライト部分にかけた網点の
粒状性が「ざらつき感」として観察され、自然な風合い
を損ねるというデメリットがあることは既に述べたとお
りである。
【0028】§2. 本発明に係るスクリーニング手法 本発明の基本的な着眼点は、上述したように、3版以下
であれば、各版のスクリーン角度のずれ量を30°にす
ることができるので、モアレの発生を抑制することがで
きる、という点にある。本願発明者は、一般的なカラー
印刷に必要なCMYKの4版のうちの3版に対してはA
Mスクリーニングの手法を適用し、残りの1版に対して
はFMスクリーニングの手法を適用するという新規な方
法を採ることにより、モアレなどの干渉縞の発生を抑え
つつ、自然な風合いをもった印刷物を得ることができる
ことを見出だしたのである。AMスクリーニングの対象
となる3版については、互いのスクリーン角度のずれ量
を30°に設定することにより干渉縞の発生を抑えるこ
とができる。もちろん、スクリーン角度のずれ量は、必
ずしも30°に設定する必要はなく、モアレなどの干渉
縞を抑えるのに有効な角度であれば、たとえば、27
°,32°といった角度に設定してもかまわない。AM
スクリーニングの対象を3版に絞り込むことにより、こ
のような設定が可能になる。一方、残りの1版について
は、FMスクリーニングが適用されるため、干渉縞が発
生することはない。もちろん、FMスクリーニングの対
象になった版については、「もやもや感」や「ざらつき
感」が観察されることになるが、このような弊害は4版
のうちの1版についてのみ生じるので、大きな問題には
ならない。本願発明者は、4版のうちの3版をAMスク
リーニングの対象とし、残りの1版をFMスクリーニン
グの対象として製版フィルムを作製し、これら各製版フ
ィルムに基づいて刷版を作製し、実際に印刷を行って印
刷物を得た。その結果、全版をAMスクリーニングする
従来の方法による印刷物や、全版をFMスクリーニング
する従来の方法による印刷物に比べて、かなり品質の向
上が見られた。
【0029】また、本願発明者は、4版のうちの2版を
AMスクリーニングの対象とし、残りの2版をFMスク
リーニングの対象として印刷物の作製を行ったが、その
結果、やはり全版をAMスクリーニングする従来の方法
による印刷物や、全版をFMスクリーニングする従来の
方法による印刷物に比べて、品質の向上が見られた。
【0030】図8(a) は、4版のうちの3版をAMスク
リーニングの対象とし、残りの1版をFMスクリーニン
グの対象とした2つの実施例を示す図表である。ここの
2つの実施例ともに、CMK版がAMスクリーニングの
対象となり、Y版がFMスクリーニングの対象となって
いる。AMスクリーニングの対象となった版についての
図表の数字はスクリーン角度の設定値を示しており、網
点の縦横のピッチは、0.145mm(1/175イン
チ)である。2つの実施例ともに、CMK版のスクリー
ン角度のずれ量は30°に設定されており、干渉縞の発
生は抑制されている。本願発明者の行った実験による
と、図8(a) に示す例のように、CMYKの4版のうち
のY版をFMスクリーニングの対象として選択した場合
に、最も品質の良い印刷物が得られた。これは、「もや
もや感」や「ざらつき感」といったFMスクリーニング
による弊害が、Y版では最も目立ちにくいためと考えら
れる。図9は、図8(a) の例1に示すスクリーン角度の
設定で、CMKの3版を重ねて配置した状態を示す図で
ある。各版のスクリーン角度のずれ量は30°に設定さ
れており、干渉縞は発生していない。
【0031】また、図8(b) は、4版のうちの2版をA
Mスクリーニングの対象とし、残りの2版をFMスクリ
ーニングの対象とした4つの実施例を示す図表である。
この4つの実施例ともに、CM版がAMスクリーニング
の対象となり、YK版がFMスクリーニングの対象とな
っている。AMスクリーニングの対象となった版につい
ての図表の数字は、やはりスクリーン角度の設定値を示
しており、網点の縦横のピッチは、0.145mm(1
/175インチ)である。4つの実施例ともに、CM版
のスクリーン角度のずれ量は30°以上に設定されてお
り、干渉縞の発生は抑制されている。本願発明者の行っ
た実験によると、図8(b) に示す例のように、CMYK
の4版のうちのY版およびK版をFMスクリーニングの
対象として選択した場合に、最も品質の良い印刷物が得
られた。これは、やはり「もやもや感」や「ざらつき
感」といったFMスクリーニングによる弊害が、Y版お
よびK版では目立ちにくいためと考えられる。なお、C
版やM版をFMスクリーニングの対象として選択した実
験も行ったが、「もやもや感」や「ざらつき感」といっ
たFMスクリーニングによる弊害が目立つようになり、
十分な品質向上は実現できなかった。
【0032】§3. ドットゲイン補正を行う場合の留
最後に、本発明に係る印刷方法において、ドットゲイン
補正を行う場合の留意点を述べておく。一般に、刷版工
程や印刷工程における固有の条件により、印刷物上に表
現された階調が本来の階調値とは異なってしまう現象が
知られている。ドットゲイン補正は、このような現象を
修正するために行われる補正である。たとえば、図10
(a) に示すように、直径Dの網点を印刷物上に形成しよ
うとして、直径Dの網点に相当するパターンを刷版上に
形成して印刷を行ったとする。ところが、用いるインキ
と紙の特性により、印刷時にインキのにじみが生じ、実
際には、図10(b) に示すように、本来形成すべき直径
Dの網点よりも、半径がΔrだけ大きな網点が形成され
てしまうことが予想されたとする。このように、インキ
のにじみにより、Δrだけ大きな網点が形成されてしま
うことが予想される場合には、このインキのにじみを考
慮して、原画像の画素の有する階調値を予め小さめに補
正しておけばよい。
【0033】このような現象は、印刷時のインキのにじ
みという要因の他、刷版をエッチングなどで形成する際
の腐食条件などによっても生じる。そこで通常は、刷版
工程や印刷工程における固有の条件を考慮して、原画像
の画素の有する階調値に対する補正が行われる。これ
が、一般にドットゲイン補正と呼ばれている補正であ
る。たとえば、図11に示すように、本来の階調値を横
軸にとり、実際に印刷物上に得られる網点面積を縦軸に
とった場合、本来であればグラフAのような線形関係が
得られなくてはならないのに、実際には、グラフBのよ
うな関係が得られたとする。このような場合、グラフB
に基づいて原画像を構成する画像データに対してドット
ゲイン補正を行うことになる。
【0034】従来の印刷方法では、このドットゲイン補
正は、各版に対して共通して行うのが一般的である。こ
れは、紙に対するインキのにじみの程度は、どの色のイ
ンキでも大差はないからである。ところが、本発明で
は、各版の一部はAMスクリーニングで処理され、残り
の一部はFMスクリーニングで処理されるため、事情は
異なってくる。なぜなら、AMスクリーニングを行う場
合と、FMスクリーニングを行う場合とでは、異なるド
ットゲイン補正を行う必要があるからである。たとえ
ば、AMスクリーニングの場合、図12(a) に示すよう
な大きな直径D1を有する網点に対して生じたインキの
にじみ幅Δrと、図12(b) に示すような小さな直径D
2を有する網点に対して生じたインキのにじみ幅Δrと
では、同じにじみ幅Δrであっても、もとの網点の大き
さに対する変動量としての割合は大きく異なる。これに
対して、FMスクリーニングの場合は、網点の大きさは
すべて同じであるため、各網点ごとの変動量の割合に差
は生じない。
【0035】このような事情から、図11のグラフBに
相当する関数特性は、AMスクリーニングを行う場合と
FMスクリーニングを行う場合とでは大きく異なってく
る。したがって、本発明でドットゲイン補正を行う場合
には、AMスクリーニングの対象となる版の画像データ
と、FMスクリーニングの対象となる版の画像データと
に対して、それぞれ異なる関数特性に基づくドットゲイ
ン補正を行う必要がある。
【0036】以上、本発明を図示する実施形態に基づい
て説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定される
ものではなく、この他にも種々の態様で実施可能であ
る。特に、図8の図表に示すスクリーン角度の設定は、
一例として示したものであり、要するに、AMスクリー
ニングの対象となる版については、相互に干渉縞が発生
しないように十分なずれ量をもったスクリーン角度設定
を行うことができれば、どのような設定を行ってもかま
わない。また、図示の網点はいずれも円形の網点である
が、本発明を実施するにあたって、網点の形状はどのよ
うなものでもかまわない。また、上述の実施形態では、
製版フィルムに基づいて刷版を作製し、印刷を行ってい
るが、本発明は製版フィルムを用いずに刷版を行うこと
が可能なダイレクト刷版システムや無版印刷システムに
も適用可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係るデジタル階調
画像の印刷方法によれば、AMスクリーニングとFMス
クリーニングとを組み合わせて網点印刷物を作製するよ
うにしたため、干渉縞を抑え、自然な風合いの画像をも
った印刷物が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CMYKの4版のそれぞれについて定義された
画素配列を示す図である。
【図2】図1に示す画素配列を有する画像データに対し
てAMスクリーニングを行うことによって得られた網点
の一例を示す平面図である。
【図3】AMスクリーニングにおける網点構成例を示す
平面図である。
【図4】FMスクリーニングにおける網点構成例を示す
平面図である。
【図5】2つの版を30°ずらして重ねた際にモアレが
発生しない状態を示す平面図である。
【図6】2つの版を15°ずらして重ねた際にモアレが
発生する状態を示す平面図である。
【図7】従来のAMスクリーニングにおけるCMYKの
4版に対するスクリーン角度設定の例を示す平面図であ
る。
【図8】本発明に係る印刷方法におけるCMYKの4版
に対するAM/FMスクリーニングの適用別およびスク
リーン角度設定の例を示す図表である。
【図9】図8(a) の例1によるCMKの3版に対するス
クリーン角度設定を示す平面図である。
【図10】印刷工程におけるインキのにじみを示す平面
図である。
【図11】一般的なドットゲイン補正の概念を示すグラ
フである。
【図12】網点の大きさに対するインキのにじみ幅の割
合を示す平面図である。
【符号の説明】
dx,dy…網点配置ピッチ D,D1,D2…網点の直径 P…画素 Q…網点 Δr…インキのにじみ幅
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/46 H04N 1/46 Z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数n色で表現されたデジタル階調画像
    を所定の媒体上に印刷する方法であって、 それぞれ所定の階調値をもった画素の集合からなる画像
    データを各色成分の版ごとに用意し、合計n版からなる
    画像データを用意する段階と、 前記n版の画像データのうち、所定のx版(ただし、0
    <x<n)の画像データを第1のグループに、残りの
    (n−x)版の画像データを第2のグループに、それぞ
    れ分類する段階と、 前記第1のグループに所属する画像データに対してはA
    Mスクリーニングを行い、前記第2のグループに所属す
    る画像データに対してはFMスクリーニングを行い、各
    画素の階調値に基づいて網点を配置した網点画像を、n
    版のそれぞれについて作成する段階と、 前記n版の網点画像に基づいて印刷を行う段階と、 を有することを特徴とするデジタル階調画像の印刷方
    法。
  2. 【請求項2】 複数n色で表現されたデジタル階調画像
    を所定の媒体上に印刷する方法であって、 それぞれ所定の階調値をもった画素の集合からなる画像
    データを各色成分の版ごとに用意し、合計n版からなる
    画像データを用意する段階と、 前記n版の画像データのうち、所定のx版(ただし、0
    <x<n)の画像データを第1のグループに、残りの
    (n−x)版の画像データを第2のグループに、それぞ
    れ分類する段階と、 前記第1のグループに所属する画像データに基づいて、
    画素の階調値に応じた大きさをもつ網点を所定ピッチで
    配置した網点画像を作成する段階と、 前記第2のグループに所属する画像データに基づいて、
    所定の大きさをもつ網点を画素の階調値に応じた密度で
    配置した網点画像を作成する段階と、 前記第1のグループに所属する画像データに基づいて作
    成されたx版の網点画像および前記第2のグループに所
    属する画像データに基づいて作成された(n−x)版の
    網点画像に基づいて印刷を行う段階と、 を有することを特徴とするデジタル階調画像の印刷方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のデジタル階調
    画像の印刷方法において、 n=4に設定して、4色で表現されたデジタル階調画像
    を、各色成分の版ごとの画像データとして用意し、 x=3に設定して、所定の3つの版の画像データを第1
    のグループに、残りの1つの版の画像データを第2のグ
    ループに分類し、第1のグループに所属する3つの版に
    ついては、個々のスクリーン角度を互いに干渉縞が生じ
    ない角度に設定することを特徴とするデジタル階調画像
    の印刷方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のデジタル階調画像の印
    刷方法において、 第1のグループに所属する3つの版についてのスクリー
    ン角度を、それぞれ0°,30°,60°に設定するこ
    とを特徴とするデジタル階調画像の印刷方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のデジタル階調画像の印
    刷方法において、 CMYKの4色で表現されたデジタル階調画像を用意
    し、C版,M版,K版の画像データを第1のグループに
    分類し、Y版の画像データを第2のグループに分類する
    ことを特徴とするデジタル階調画像の印刷方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載のデジタル階調
    画像の印刷方法において、 n=4に設定して、4色で表現されたデジタル階調画像
    を、各色成分の版ごとの画像データとして用意し、 x=2に設定して、所定の2つの版の画像データを第1
    のグループに、残りの2つの版の画像データを第2のグ
    ループに分類し、第1のグループに所属する2つの版に
    ついては、個々のスクリーン角度を互いに干渉縞が生じ
    ない角度に設定することを特徴とするデジタル階調画像
    の印刷方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のデジタル階調画像の印
    刷方法において、 CMYKの4色で表現されたデジタル階調画像を用意
    し、C版,M版の画像データを第1のグループに分類
    し、Y版,K版の画像データを第2のグループに分類す
    ることを特徴とするデジタル階調画像の印刷方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のデジタ
    ル階調画像の印刷方法において、 第1のグループに所属する画像データと、第2のグルー
    プに所属する画像データとに対して、それぞれ異なるド
    ットゲイン補正を行った後、網点形成を行うことを特徴
    とするデジタル階調画像の印刷方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の印刷方
    法により作製された階調画像が表現された印刷物。
  10. 【請求項10】 複数n色の網点によって階調画像が表
    現された印刷物であって、 n色のうちのx色(ただし、0<x<n)については、
    網点の大きさによって階調が表現されており、残りの
    (n−x)色の網点については、網点の密度によって階
    調が表現されていることを特徴とする階調画像が表現さ
    れた印刷物。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の印刷物において、 x色の網点はいずれも等ピッチで配置されており、か
    つ、各色の網点の配列方向が、互いに干渉縞が生じない
    角度だけずれていることを特徴とする階調画像が表現さ
    れた印刷物。
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