JP2018024605A - 模様付化粧料およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】化粧料の表面にデザイン性に富んだ複雑な色模様を容易に形成することができる模様付化粧料の提供。【解決手段】模様付化粧料1は、化粧料2の表面に模様3を付している。模様3は、第1の色の複数のドットを組み合わせて表現された第1の色模様と、第1の色とは異なる第2の色の複数のドットを組み合わせて第1の色模様と異なるように表現された第2の色模様とを備えている。そして、第1の色模様および第2の色模様を重ね合わせることによって、第1の色および第2の色とは異なる色が重畳色模様部31〜39に表現されている。【選択図】図1

Description

本発明は、化粧料の表面に模様を付した模様付化粧料およびその製造方法に関する。
従来、化粧料の表面に模様を付した模様付化粧料が知られている。例えば、特許文献1に記載された粉体充填装置は、ホッパーの内部に仕切り板を設けることによって、ホッパーの内部に複数の区画を形成し、これらの複数の区画のそれぞれに複数色の粉体を収容している。そして、この粉体充填装置は、ホッパーの吐出口から複数色の粉体を吐出して容器に充填することによって、白色からピンク色に至るように所定の方向に徐々に色の変化するグラデーションを容器内の粉体表面に表現している。また、特許文献2に記載された多色メイクアップ化粧料の製造方法は、複数の空圧式噴霧機のそれぞれに複数色のスラリー状の化粧料を収容している。そして、この多色メイクアップ化粧料の製造方法は、複数色のスラリー状の化粧料を複数の空圧式噴霧機にて固形化粧料の表面に噴霧することによって、所定の方向に色の変化する模様を固形化粧料の表面に表現している。
特開2010−215258号公報 特開昭63−166822号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載された発明は、複数色の粉体や、複数色のスラリー状の化粧料をそのまま化粧料の表面に付しているので、これらとは異なる色を化粧料の表面に表現することができず、複雑な色模様を形成することができないという問題がある。
本発明の目的は、化粧料の表面にデザイン性に富んだ複雑な色模様を容易に形成することができる模様付化粧料およびその製造方法を提供することである。
本発明の模様付化粧料は、化粧料の表面に模様を付した模様付化粧料であって、模様は、第1の色の複数のドットを組み合わせて表現された第1の色模様と、第1の色とは異なる第2の色の複数のドットを組み合わせて第1の色模様と異なるように表現された第2の色模様とを備え、第1の色模様および第2の色模様を重ね合わせることによって、第1の色および第2の色とは異なる色が表現されていることを特徴とする。
ここで、第1の色模様および第2の色模様は、複数のドットを組み合わせて表現されているので、これらを重ね合わせると、人間の眼で見た場合には、第1の色および第2の色の割合に応じて第1の色および第2の色とは異なる色を表現できる。例えば、シアンの色模様およびマゼンタの色模様を重ね合わせると、人間の眼で見た場合には、ブルーの色を表現できる。
したがって、本発明によれば、模様は、第1の色模様および第2の色模様を重ね合わせることによって、第1の色および第2の色とは異なる色が表現されているので、化粧料の色とは異なる色を化粧料の表面に表現することができ、化粧料の表面にデザイン性に富んだ複雑な色模様を容易に形成することができる。
本発明では、模様は、複数のドットを格子点状に配列した第1の色模様と、複数のドットを格子点状に配列した第2の色模様とを備え、第1の色模様のドットおよび第2の色模様のドットは、異なる位置に配列されていることが好ましい。
このような構成によれば、第1の色模様のドットおよび第2の色模様のドットは、異なる位置に配列されているので、第1の色模様のドットと、第2の色模様のドットとが重なってしまい、いずれか一方の色が見えなくなってしまうことを抑制することができる。したがって、模様は、第1の色および第2の色とは異なる色を確実に表現することができ、化粧料の色とは異なる色を化粧料の表面に表現することができる。
本発明では、第2の色模様のドットは、化粧料の表面と直交する軸回りに回転することによって、第1の色模様のドットとは異なる位置に配列されていることが好ましい。
このような構成によれば、第2の色模様のドットは、化粧料の表面と直交する軸回りに回転することによって、第1の色模様のドットとは異なる位置に配列されているので、第1の色模様のドットおよび第2の色模様のドットを確実に異なる位置に配列することができる。
本発明では、第1の色模様および第2の色模様の少なくともいずれか一方は、第1のドットと、第1のドットよりも面積の小さい第2のドットとを備え、第1のドットおよび第2のドットを含む同一色の複数のドットの組み合わせにより色の濃淡が表現されていることが好ましい。
このような構成によれば、第1の色模様および第2の色模様の少なくともいずれか一方は、第1のドットおよび第2のドットを含む同一色の複数のドットの組み合わせにより色の濃淡が表現されているので、1つの色の濃淡を変化させて化粧料の表面に模様を付すことができ、化粧料の表面にデザイン性に富んだ複雑な色模様を容易に形成することができる。
本発明の模様付化粧料の製造方法は、化粧料の表面に模様を付した模様付化粧料の製造方法であって、複数の開孔を有する板状のスクリーンの下方位置に化粧料を配置する配置ステップと、化粧料およびスクリーンの間に静電界を発生させることによって、スクリーンの開孔を介して化粧料とは異なる色の粉体を落下させて化粧料の表面に模様を印刷する印刷ステップとを備え、スクリーンは、複数の開孔を組み合わせることによって、印刷ステップにて化粧料の表面に印刷する第1の色模様が表現された第1のスクリーンと、複数の開孔を組み合わせることによって、印刷ステップにて第1の色模様と異なるように化粧料の表面に印刷する第2の色模様が表現された第2のスクリーンとを備え、印刷ステップは、第1の色の粉体を第1のスクリーンの開孔を介して落下させて化粧料の表面に第1の色模様を印刷する第1の印刷ステップと、第1の印刷ステップにて落下させた粉体とは異なる第2の色の粉体を第2のスクリーンの開孔を介して落下させて化粧料の表面に第2の色模様を印刷する第2の印刷ステップとを備え、第1の印刷ステップおよび第2の印刷ステップは、第1の色模様および第2の色模様を重ね合わせることによって、第1の色および第2の色とは異なる色を表現することを特徴とする。
このような構成によれば、第1の印刷ステップおよび第2の印刷ステップは、第1の色模様および第2の色模様を重ね合わせることによって、第1の色および第2の色とは異なる色を表現する。したがって、模様は、第1の色模様および第2の色模様を重ね合わせることによって、第1の色および第2の色とは異なる色が表現されているので、化粧料の色とは異なる色を化粧料の表面に表現することができ、化粧料の表面にデザイン性に富んだ複雑な色模様を容易に形成することができる。
本発明では、スクリーンは、複数の開孔を格子点状に配列した第1のスクリーンと、複数の開孔を格子点状に配列した第2のスクリーンとを備え、第1のスクリーンの開孔および第2のスクリーンの開孔は、異なる位置に配列されていることが好ましい。
このような構成によれば、第1のスクリーンの開孔および第2のスクリーンの開孔は、異なる位置に配列されているので、第1の印刷ステップにて化粧料の表面に印刷された第1の色模様のドットと、第2の印刷ステップにて化粧料の表面に印刷された第2の色模様のドットとが重なってしまい、いずれか一方の色が見えなくなってしまうことを抑制することができる。したがって、第1の印刷ステップおよび第2の印刷ステップは、第1の色および第2の色とは異なる色を確実に表現することができ、化粧料の色とは異なる色を化粧料の表面に表現することができる。
本発明では、第2のスクリーンの開孔は、第2のスクリーンの板面と直交する軸回りに回転することによって、第1のスクリーンの開孔とは異なる位置に配列されていることが好ましい。
このような構成によれば、第2のスクリーンの開孔は、第2のスクリーンの板面と直交する軸回りに回転することによって、第1のスクリーンの開孔とは異なる位置に配列されているので、第1のスクリーンの開孔および第2のスクリーンの開孔を確実に異なる位置に配列することができる。
本発明では、第1のスクリーンおよび第2のスクリーンの少なくともいずれか一方は、第1の開孔と、第1の開孔よりも面積の小さい第2の開孔とを有し、第1の開孔および第2の開孔を含む複数の開孔を組み合わせることにより、印刷ステップにて化粧料の表面に印刷する色模様の色の濃淡を表現することが好ましい。
このような構成によれば、第1のスクリーンおよび第2のスクリーンの少なくともいずれか一方は、第1の開孔と、第1の開孔よりも面積の小さい第2の開孔とを有しているので、印刷ステップにて化粧料の表面に模様を印刷する場合には、第1の開孔を介して化粧料の表面に落下した粉体の面積は大きくなり、粉体の量は多くなるので、粉体の色は濃く表現されることになる。また、第2の開孔を介して化粧料の表面に落下した粉体の面積は小さくなり、粉体の量は少なくなるので、粉体の色は淡く表現されることになる。したがって、第1のスクリーンおよび第2のスクリーンの少なくともいずれか一方は、第1の開孔および第2の開孔を含む複数の開孔を組み合わせることにより、印刷ステップにて化粧料の表面に印刷する色模様の色の濃淡を表現することができるので、1つの色の濃淡を変化させて化粧料の表面に色模様を付すことができ、化粧料の表面にデザイン性に富んだ複雑な色模様を容易に形成することができる。
また、本発明によれば、特許文献2に記載された発明のように複数色のスラリー状の化粧料を複数の空圧式噴霧機にて固形化粧料の表面に噴霧する方法とは異なり、多くのメリットを享受することができる。
具体的には、本発明は、1つの色の濃淡を変化させて化粧料の表面に色模様を付すことができるので、1工程で化粧料の表面に形成することができる色模様の自由度を向上させることができる。例えば、本発明によれば、互いに異なる複数の方向に徐々に色の濃淡の変化するグラデーションを1つの色を用いて1工程で化粧料の表面に形成することができる。
また、本発明は、印刷ステップにて化粧料の表面に色模様を印刷するので、複数色のスラリー状の化粧料を複数の空圧式噴霧機にて固形化粧料の表面に噴霧する方法よりもサイズの小さい色模様を化粧料の表面に形成することができる。
さらに、本発明は、印刷ステップにて化粧料の表面に色模様を印刷するので、複数色のスラリー状の化粧料を複数の空圧式噴霧機にて固形化粧料の表面に噴霧する方法と比較して粉体の飛散を抑制することができる。したがって、本発明によれば、粉体の無駄を抑制することができ、生産環境を良好にすることができる。
本発明の一実施形態に係る模様付化粧料を示す上面図および断面図 化粧料の表面に模様を印刷する静電スクリーン印刷装置を示す断面模式図 シアン用スクリーンの上面図およびシアンの色模様の模式図 マゼンタ用スクリーンの上面図およびマゼンタの色模様の模式図 イエロー用スクリーンの上面図およびイエローの色模様の模式図 ブラック用スクリーンの上面図およびブラックの色模様の模式図 静電スクリーン印刷装置にて製造された模様付化粧料の上面図 重畳色模様部の一部を拡大した模式図
図1は、本発明の一実施形態に係る模様付化粧料を示す上面図および断面図である。具体的には、図1(A)は、模様付化粧料1の上面図であり、図1(B)は、図1(A)の紙面左右方向に沿って模様付化粧料1の中央を切断した断面図である。
模様付化粧料1は、図1に示すように、略正方形状の化粧皿10の収容部に収容されている。この模様付化粧料1は、化粧料2の表面(上面)に模様3が付されたものである。
化粧料2は、アイシャドウの固形化粧料である。なお、本実施形態では、化粧料2は、アイシャドウの固形化粧料としているが、例えば、ファンデーション、フェイスパウダー、口紅などの他の固形化粧料であってもよい。
模様3は、化粧料2とは異なる色を有し、化粧料2の上面を3×3のマス目状に区分した領域のそれぞれに配置された9つの略正方形状の重畳色模様部31〜39を備えている。具体的には、模様3は、化粧料2の上面の左上に配置された重畳色模様部31と、中央上に配置された重畳色模様部32と、右上に配置された重畳色模様部33と、中央左に配置された重畳色模様部34と、中央に配置された重畳色模様部35と、中央右に配置された重畳色模様部36と、左下に配置された重畳色模様部37と、中央下に配置された重畳色模様部38と、右下に配置された重畳色模様部39とを備えている。なお、重畳色模様部31〜39については後に詳述する。
この模様付化粧料1は、化粧皿10に化粧料2を充填し、この化粧料2を打型することによって固化させた後、この化粧料2の表面に模様3を印刷することによって製造できる。
図2は、化粧料の表面に模様を印刷する静電スクリーン印刷装置を示す断面模式図である。
静電スクリーン印刷装置4は、図2に示すように、化粧皿10を搬送するベルトコンベア41と、ベルトコンベア41の上方に設けられた印刷部42と、ベルトコンベア41および印刷部42の間に電圧を印加する電源43とを備えている。
ベルトコンベア41は、化粧皿10を搬送することによって、印刷部42の下方位置に化粧皿10を配置する。
印刷部42は、矩形板状のスクリーン5と、スクリーン5に当接するようにして設けられたスクリーンブラシ421とを備えている。
なお、前述した電源43は、印刷部42のスクリーン5に接続されている。
スクリーンブラシ421は、水平軸を中心として回転することによって、スクリーン5の上面に所定量だけ供給された粉体Pをスクリーン5に擦り込み、スクリーン5に形成された複数の開孔を介して落下させる。このとき、粉体Pは、スクリーンブラシ421との摩擦によって帯電し、ベルトコンベア41にて搬送される化粧皿10に引き寄せられて化粧料2の表面に付着する。なお、スクリーン5に形成された複数の開孔については後に詳述する。
ここで、粉体Pは、化粧料2とは異なる色の模様形成用粉末であり、本実施形態では、シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)、およびブラック(Black)の4色の模様形成用粉末を採用している。
また、スクリーン5は、シアンの粉体P(以下、PCとする)を用いてシアンの色模様を印刷するシアン用スクリーン5Cと、マゼンタの粉体P(以下、PMとする)を用いてマゼンタの色模様を印刷するマゼンタ用スクリーン5Mと、イエローの粉体P(以下、PYとする)を用いてイエローの色模様を印刷するイエロー用スクリーン5Yと、ブラックの粉体P(以下、PKとする)を用いてブラックの色模様を印刷するブラック用スクリーン5Kとを採用している。
以下、図3〜図6を参照して各スクリーン5C,5M,5Y,5Kおよび各色模様について順に説明する。
図3は、シアン用スクリーンの上面図およびシアンの色模様の模式図である。具体的には、図3(A)は、シアン用スクリーン5Cの上面図であり、図3(B)は、シアン用スクリーン5Cにて印刷されたシアンの色模様6Cの一部を拡大した模式図である。
シアン用スクリーン5Cは、図3(A)に示すように、その上面の右側の約2/3の領域に配置された略矩形状のグラデーション形成部51Cを備えている。
グラデーション形成部51Cは、格子点状に配列された複数の開孔51C1を有し、複数の開孔51C1の面積は、図中下側から上側に向かって徐々に小さくなっている。
なお、図3(A)では、開孔51C1を黒色で示している。また、本実施形態では、グラデーション形成部51Cを構成する複数の開孔51C1の形状は、円形となっているが、これに限らず、どのような形状であってもよい。
また、グラデーション形成部51Cの開孔51C1は、シアン用スクリーン5Cの板面と直交する軸回り(紙面奥行き方向の軸回り)に回転している。具体的には、グラデーション形成部51Cの開孔51C1は、12時の方向(図中上方向)を起点として時計回りに15°だけ回転している。
したがって、シアン用スクリーン5Cにて印刷されたシアンの色模様6Cのドット6C1は、図3(B)に示すように、化粧料2の表面と直交する軸回り(紙面奥行き方向の軸回り)に回転している。具体的には、シアンの色模様6Cのドット6C1は、12時の方向(図中上方向)を起点として時計回りに15°だけ回転している。
なお、図3(B)の模式図では、シアンの色模様6Cのドット6C1は、回転角度を説明するために一部のみを図示している。また、図3(B)の模式図では、シアンの色模様6Cのドット6C1の面積は、全て同一の大きさとしているが、実際には図中下側から上側に向かって徐々に小さくなっている。
図4は、マゼンタ用スクリーンの上面図およびマゼンタの色模様の模式図である。具体的には、図4(A)は、マゼンタ用スクリーン5Mの上面図であり、図4(B)は、マゼンタ用スクリーン5Mにて印刷されたマゼンタの色模様6Mの一部を拡大した模式図である。
マゼンタ用スクリーン5Mは、図4(A)に示すように、その上面の上側の約2/3の領域に配置された略矩形状のグラデーション形成部51Mを備えている。
グラデーション形成部51Mは、格子点状に配列された複数の開孔51M1を有し、複数の開孔51M1の面積は、図中右側から左側に向かって徐々に小さくなっている。
なお、図4(A)では、開孔51M1を黒色で示している。また、本実施形態では、グラデーション形成部51Mを構成する複数の開孔51M1の形状は、円形となっているが、これに限らず、どのような形状であってもよい。
また、グラデーション形成部51Mの開孔51M1は、マゼンタ用スクリーン5Mの板面と直交する軸回り(紙面奥行き方向の軸回り)に回転している。具体的には、グラデーション形成部51Mの開孔51M1は、12時の方向(図中上方向)を起点として時計回りに75°だけ回転している。
したがって、マゼンタ用スクリーン5Mにて印刷されたマゼンタの色模様6Mのドット6M1は、図4(B)に示すように、化粧料2の表面と直交する軸回り(紙面奥行き方向の軸回り)に回転している。具体的には、マゼンタの色模様6Mのドット6M1は、12時の方向(図中上方向)を起点として時計回りに75°だけ回転している。
なお、図4(B)の模式図では、マゼンタの色模様6Mのドット6M1は、回転角度を説明するために一部のみを図示している。また、図4(B)の模式図では、マゼンタの色模様6Mのドット6M1の面積は、全て同一の大きさとしているが、実際には図中右側から左側に向かって徐々に小さくなっている。
図5は、イエロー用スクリーンの上面図およびイエローの色模様の模式図である。具体的には、図5(A)は、イエロー用スクリーン5Yの上面図であり、図5(B)は、イエロー用スクリーン5Yにて印刷されたイエローの色模様6Yの一部を拡大した模式図である。
イエロー用スクリーン5Yは、図5(A)に示すように、その上面の左側の約2/3の領域に配置された略矩形状のグラデーション形成部51Yを備えている。
グラデーション形成部51Yは、格子点状に配列された複数の開孔51Y1を有し、複数の開孔51Y1の面積は、図中上側から下側に向かって徐々に小さくなっている。
なお、図5(A)では、開孔51Y1を黒色で示している。また、本実施形態では、グラデーション形成部51Yを構成する複数の開孔51Y1の形状は、円形となっているが、これに限らず、どのような形状であってもよい。
また、グラデーション形成部51Yの開孔51Y1は、イエロー用スクリーン5Yの板面と直交する軸回り(紙面奥行き方向の軸回り)に回転している。換言すれば、グラデーション形成部51Yの開孔51Y1は、12時の方向(図中上方向)を起点として時計回りに90°だけ回転している。
したがって、イエロー用スクリーン5Yにて印刷されたイエローの色模様6Yのドット6Y1は、図5(B)に示すように、化粧料2の表面と直交する軸回り(紙面奥行き方向の軸回り)に回転している。換言すれば、イエローの色模様6Yのドット6Y1は、12時の方向(図中上方向)を起点として時計回りに90°だけ回転している。
なお、図5(B)の模式図では、イエローの色模様6Yのドット6Y1は、回転角度を説明するために一部のみを図示している。また、図5(B)の模式図では、イエローの色模様6Yのドット6Y1の面積は、全て同一の大きさとしているが、実際には図中上側から下側に向かって徐々に小さくなっている。
図6は、ブラック用スクリーンの上面図およびブラックの色模様の模式図である。具体的には、図6(A)は、ブラック用スクリーン5Kの上面図であり、図6(B)は、ブラック用スクリーン5Kにて印刷されたブラックの色模様6Kの一部を拡大した模式図である。
ブラック用スクリーン5Kは、図6(A)に示すように、その上面の下側の約2/3の領域に配置された略矩形状のグラデーション形成部51Kを備えている。
グラデーション形成部51Kは、格子点状に配列された複数の開孔51K1を有し、複数の開孔51K1の面積は、図中左側から右側に向かって徐々に小さくなっている。
なお、図6(A)では、開孔51K1を黒色で示している。また、本実施形態では、グラデーション形成部51Kを構成する複数の開孔51K1の形状は、円形となっているが、これに限らず、どのような形状であってもよい。
また、グラデーション形成部51Kの開孔51K1は、ブラック用スクリーン5Kの板面と直交する軸回り(紙面奥行き方向の軸回り)に回転している。具体的には、グラデーション形成部51Kの開孔51K1は、12時の方向(図中上方向)を起点として時計回りに45°だけ回転している。
したがって、ブラック用スクリーン5Kにて印刷されたブラックの色模様6Kのドット6K1は、図6(B)に示すように、化粧料2の表面と直交する軸回り(紙面奥行き方向の軸回り)に回転している。具体的には、ブラックの色模様6Kのドット6K1は、12時の方向(図中上方向)を起点として時計回りに45°だけ回転している。
なお、図6(B)の模式図では、ブラックの色模様6Kのドット6K1は、回転角度を説明するために一部のみを図示している。また、図6(B)の模式図では、ブラックの色模様6Kのドット6K1の面積は、全て同一の大きさとしているが、実際には図中左側から右側に向かって徐々に小さくなっている。
このように、本実施形態では、スクリーン5は、第1の開孔(例えば、グラデーション形成部51Cにおける図中下側の開孔51C1)と、第1の開孔よりも面積の小さい第2の開孔(例えば、グラデーション形成部51Cにおける図中上側の開孔51C1)とを備えている。そして、スクリーン5は、第1の開孔および第2の開孔を含む複数の開孔を組み合わせている。
なお、本実施形態では、4枚のスクリーン5C,5M,5Y,5Kの全ては、第1の開孔および第2の開孔を備えていたが、これを備えていなくてもよく、全ての開孔は、同一の面積であってもよい。また、第1の開孔および第2の開孔を備えたスクリーンは、複数のスクリーンのうち、一部のスクリーンであってもよい。
以下、静電スクリーン印刷装置4にて模様付化粧料1を製造する製造方法について説明する。
図7は、静電スクリーン印刷装置にて製造された模様付化粧料の上面図である。具体的には、図7(A)は、シアン用スクリーン5Cにてシアンの色模様6Cを印刷した状態を示す図であり、図7(B)は、マゼンタ用スクリーン5Mにてマゼンタの色模様6Mを印刷した状態を示す図であり、図7(C)は、イエロー用スクリーン5Yにてイエローの色模様6Yを印刷した状態を示す図であり、図7(D)は、ブラック用スクリーン5Kにてブラックの色模様6Kを印刷した状態を示す図である。
まず、静電スクリーン印刷装置4は、図2に示すように、ベルトコンベア41にて化粧皿10を搬送することによって、印刷部42の下方位置に化粧皿10を配置する。具体的には、静電スクリーン印刷装置4は、複数の開孔51C1を有するシアン用スクリーン5C(5)の下方位置に化粧料2を配置する(配置ステップ)。
そして、静電スクリーン印刷装置4は、電源43にてベルトコンベア41およびシアン用スクリーン5C(5)の間に電圧を印加し、スクリーンブラシ421を回転させるとともに、移動させることによって(図中矢印参照)、シアン用スクリーン5C(5)の上面に所定量だけ供給された粉体PC(P)をシアン用スクリーン5C(5)に擦り込み、シアン用スクリーン5C(5)に形成された複数の開孔51C1を介して落下させる。これによって、静電スクリーン印刷装置4は、図7(A)に示すように、シアン用スクリーン5C(5)の開孔51C1を介して化粧料2とは異なる色の粉体PC(P)を落下させて化粧料2の表面にシアンの色模様6Cを印刷する(印刷ステップ)。
ここで、シアンの色模様6Cは、図7(A)に太枠で示すように、化粧料2の上面の右側の約2/3の領域に略矩形状に印刷されている。
また、シアン用スクリーン5Cは、第1の開孔と、第1の開孔よりも面積の小さい第2の開孔とを有しているので、印刷ステップにて化粧料2の表面にシアンの色模様6Cを印刷する場合には、第1の開孔を介して化粧料2の表面に落下した粉体PCの面積は大きくなり、粉体PCの量は多くなるので、粉体PCの色は濃く表現されることになる。また、第2の開孔を介して化粧料2の表面に落下した粉体PCの面積は小さくなり、粉体PCの量は少なくなるので、粉体PCの色は淡く表現されることになる。
したがって、シアン用スクリーン5Cのグラデーション形成部51Cは、図3に示すように、格子点状に配列された複数の開孔51C1を有し、複数の開孔51C1の面積は、図中下側から上側に向かって徐々に小さくなっているので、シアンの色模様6Cは、格子点状に配列された複数のドット6C1を有し、複数のドット6C1の面積は、化粧料2の上面の下側から上側に向かって徐々に小さくなっている。換言すれば、シアンの色模様6Cは、化粧料2の上面の下側から上側に向かって徐々に淡い色となるグラデーションを表現している。
なお、以下の説明では、シアンの色模様6Cをグラデーションの方向に沿って3つの領域に区分けし、最も濃い下側1/3の領域を濃色シアンと称し、最も淡い上側1/3の領域を淡色シアンと称し、その間の領域を中間シアンと称する。
次に、静電スクリーン印刷装置4は、マゼンタ用スクリーン5Mおよび粉体PMを用いることによって、配置ステップおよび印刷ステップを実行し、図7(B)に示すように、マゼンタ用スクリーン5M(5)の開孔51M1を介して化粧料2とは異なる色の粉体PM(P)を落下させて化粧料2の表面にマゼンタの色模様6Mを印刷する。
ここで、マゼンタの色模様6Mは、図7(B)に太枠で示すように、化粧料2の上面の上側の約2/3の領域に略矩形状に印刷されている。
また、マゼンタ用スクリーン5Mは、第1の開孔と、第1の開孔よりも面積の小さい第2の開孔とを有しているので、印刷ステップにて化粧料2の表面にマゼンタの色模様6Mを印刷する場合には、第1の開孔を介して化粧料2の表面に落下した粉体PMの面積は大きくなり、粉体PMの量は多くなるので、粉体PMの色は濃く表現されることになる。また、第2の開孔を介して化粧料2の表面に落下した粉体PMの面積は小さくなり、粉体PMの量は少なくなるので、粉体PMの色は淡く表現されることになる。
したがって、マゼンタ用スクリーン5Mのグラデーション形成部51Mは、図4に示すように、格子点状に配列された複数の開孔51M1を有し、複数の開孔51M1の面積は、図中右側から左側に向かって徐々に小さくなっているので、マゼンタの色模様6Mは、格子点状に配列された複数のドット6M1を有し、複数のドット6M1の面積は、化粧料2の上面の右側から左側に向かって徐々に小さくなっている。換言すれば、マゼンタの色模様6Mは、化粧料2の上面の右側から左側に向かって徐々に淡い色となるグラデーションを表現している。
なお、以下の説明では、マゼンタの色模様6Mをグラデーションの方向に沿って3つの領域に区分けし、最も濃い右側1/3の領域を濃色マゼンタと称し、最も淡い左側1/3の領域を淡色マゼンタと称し、その間の領域を中間マゼンタと称する。
次に、静電スクリーン印刷装置4は、イエロー用スクリーン5Yおよび粉体PYを用いることによって、配置ステップおよび印刷ステップを実行し、図7(C)に示すように、イエロー用スクリーン5Y(5)の開孔51Y1を介して化粧料2とは異なる色の粉体PY(P)を落下させて化粧料2の表面にイエローの色模様6Yを印刷する。
ここで、イエローの色模様6Yは、図7(C)に太枠で示すように、化粧料2の上面の左側の約2/3の領域に略矩形状に印刷されている。
また、イエロー用スクリーン5Yは、第1の開孔と、第1の開孔よりも面積の小さい第2の開孔とを有しているので、印刷ステップにて化粧料2の表面にイエローの色模様6Yを印刷する場合には、第1の開孔を介して化粧料2の表面に落下した粉体PYの面積は大きくなり、粉体PYの量は多くなるので、粉体PYの色は濃く表現されることになる。また、第2の開孔を介して化粧料2の表面に落下した粉体PYの面積は小さくなり、粉体PYの量は少なくなるので、粉体PYの色は淡く表現されることになる。
したがって、イエロー用スクリーン5Yのグラデーション形成部51Yは、図5に示すように、格子点状に配列された複数の開孔51Y1を有し、複数の開孔51Y1の面積は、図中上側から下側に向かって徐々に小さくなっているので、イエローの色模様6Yは、格子点状に配列された複数のドット6Y1を有し、複数のドット6Y1の面積は、化粧料2の上面の上側から下側に向かって徐々に小さくなっている。換言すれば、イエローの色模様6Yは、化粧料2の上面の上側から下側に向かって徐々に淡い色となるグラデーションを表現している。
なお、以下の説明では、イエローの色模様6Yをグラデーションの方向に沿って3つの領域に区分けし、最も濃い上側1/3の領域を濃色イエローと称し、最も淡い下側1/3の領域を淡色イエローと称し、その間の領域を中間イエローと称する。
最後に、静電スクリーン印刷装置4は、ブラック用スクリーン5Kおよび粉体PKを用いることによって、配置ステップおよび印刷ステップを実行し、図7(D)に示すように、ブラック用スクリーン5K(5)の開孔51K1を介して化粧料2とは異なる色の粉体PK(P)を落下させて化粧料2の表面にブラックの色模様6Kを印刷する。
ここで、ブラックの色模様6Kは、図7(D)に太枠で示すように、化粧料2の上面の下側の約2/3の領域に略矩形状に印刷されている。
また、ブラック用スクリーン5Kは、第1の開孔と、第1の開孔よりも面積の小さい第2の開孔とを有しているので、印刷ステップにて化粧料2の表面にブラックの色模様6Kを印刷する場合には、第1の開孔を介して化粧料2の表面に落下した粉体PKの面積は大きくなり、粉体PKの量は多くなるので、粉体PKの色は濃く表現されることになる。また、第2の開孔を介して化粧料2の表面に落下した粉体PKの面積は小さくなり、粉体PKの量は少なくなるので、粉体PKの色は淡く表現されることになる。
したがって、ブラック用スクリーン5Kのグラデーション形成部51Kは、図6に示すように、格子点状に配列された複数の開孔51K1を有し、複数の開孔51K1の面積は、図中左側から右側に向かって徐々に小さくなっているので、ブラックの色模様6Kは、格子点状に配列された複数のドット6K1を有し、複数のドット6K1の面積は、化粧料2の上面の左側から右側に向かって徐々に小さくなっている。換言すれば、ブラックの色模様6Kは、化粧料2の上面の左側から右側に向かって徐々に淡い色となるグラデーションを表現している。
なお、以下の説明では、ブラックの色模様6Kをグラデーションの方向に沿って3つの領域に区分けし、最も濃い左側1/3の領域を濃色ブラックと称し、最も淡い右側1/3の領域を淡色ブラックと称し、その間の領域を中間ブラックと称する。
このように、静電スクリーン印刷装置4は、配置ステップおよび印刷ステップを粉体Pの色ごとに繰り返し実行することによって、模様付化粧料1を製造することができる。
また、静電スクリーン印刷装置4は、4回の配置ステップおよび印刷ステップを実行することによって、図1に示すように、重畳色模様部31〜39を備えた模様3を付した模様付化粧料1を製造することができる。
具体的には、重畳色模様部31は、淡色マゼンタおよび濃色イエローを重ね合わせた部位である。重畳色模様部32は、淡色シアン、中間マゼンタ、および濃色イエローを重ね合わせた部位である。重畳色模様部33は、淡色シアンおよび濃色マゼンタを重ね合わせた部位である。重畳色模様部34は、淡色マゼンタ、中間イエロー、および濃色ブラックを重ね合わせた部位である。重畳色模様部35は、中間シアン、中間マゼンタ、中間イエロー、および中間ブラックを重ね合わせた部位である。重畳色模様部36は、中間シアン、濃色マゼンタ、淡色ブラックを重ね合わせた部位である。重畳色模様部37は、淡色イエローおよび濃色ブラックを重ね合わせた部位である。重畳色模様部38は、濃色シアン、淡色イエロー、および中間ブラックを重ね合わせた部位である。重畳色模様部39は、濃色シアンおよび淡色ブラックを重ね合わせた部位である。
図8は、重畳色模様部の一部を拡大した模式図である。
各重畳色模様部31〜39は、図8に示すように、シアンの色模様6C、マゼンタの色模様6M、イエローの色模様6Y、およびブラックの色模様6Kの順に重ねて印刷されていくことになる。
なお、図8の模式図では、各色模様のドットは、回転角度を説明するために一部のみを図示している。また、図8の模式図では、各色模様のドットの面積は、全て同一の大きさとしているが、実際にはグラデーションの方向に沿って徐々に変化している。
しかしながら、前述したように、各色模様は、格子点状に配列された複数のドットを有し、シアンの色模様6Cのドット6C1は、12時の方向(図中上方向)を起点として時計回りに15°だけ回転し、マゼンタの色模様6Mのドット6M1は、時計回りに75°だけ回転し、イエローの色模様6Yのドット6Y1は、時計回りに90°だけ回転し、ブラックの色模様6Kのドット6K1は、時計回りに45°だけ回転しているので、各色模様のドットは、重なってしまって見えなくなることはない。
なお、各色模様と、回転角度との組み合わせは、これに限らず変更してもよい。また、各色模様の回転角度は、これに限らず変更してもよい。
このように、本実施形態では、模様3は、第1の色(例えば、シアン)の複数のドットを組み合わせて表現された第1の色模様(例えば、シアンの色模様6C)と、第1の色とは異なる第2の色(例えば、マゼンタ)の複数のドットを組み合わせて表現された第2の色模様(例えば、マゼンタの色模様6M)とを備えている。そして、第1の色模様および第2の色模様を重ね合わせることによって、第1の色および第2の色とは異なる色(例えば、重畳色模様部33に表現された色)が表現されている。
また、本実施形態では、スクリーン5は、複数の開孔を組み合わせることによって、印刷ステップにて化粧料の表面に印刷する第1の色模様が表現された第1のスクリーン(例えば、シアン用スクリーン5C)と、複数の開孔を組み合わせることによって、印刷ステップにて第1の色模様と異なるように化粧料の表面に印刷する第2の色模様が表現された第2のスクリーン(例えば、マゼンタ用スクリーン5M)とを備えている。印刷ステップは、第1の色の粉体(例えば、粉体PC)を第1のスクリーンの開孔を介して落下させて化粧料の表面に第1の色模様を印刷する第1の印刷ステップと、第1の印刷ステップにて落下させた粉体とは異なる第2の色の粉体(例えば、粉体PM)を第2のスクリーンの開孔を介して落下させて化粧料の表面に第2の色模様を印刷する第2の印刷ステップとを備えている。そして、第1の印刷ステップおよび第2の印刷ステップは、第1の色模様および第2の色模様を重ね合わせることによって、第1の色および第2の色とは異なる色を表現している。
また、本実施形態では、第1の色模様のドット(例えば、シアンの色模様6Cのドット6C1)および第2の色模様のドット(例えば、マゼンタの色模様6Mのドット6M1)は、異なる位置に配列されている。具体的には、第2の色模様のドットは、化粧料2の表面と直交する軸回りに回転することによって、第1の色模様のドットとは異なる位置に配列されている。第1のスクリーンの開孔(例えば、シアン用スクリーン5Cの開孔51C1)および第2のスクリーンの開孔(例えば、マゼンタ用スクリーン5Mの開孔51M1)は、異なる位置に配列されている。具体的には、第2のスクリーンの開孔は、第2のスクリーンの板面と直交する軸回りに回転することによって、第1のスクリーンの開孔とは異なる位置に配列されている。
また、本実施形態では、各色模様は、第1のドット(例えば、シアンの色模様6Cにおける化粧料2の上面の下側のドット6C1)と、第1のドットよりも面積の小さい第2のドット(例えば、シアンの色模様6Cにおける化粧料2の上面の上側のドット6C1)とを備えている。そして、第1のドットおよび第2のドットを含む同一色の複数のドットの組み合わせにより色の濃淡が表現されている。スクリーン5は、前述したように、第1の開孔と、第1の開孔よりも面積の小さい第2の開孔とを有し、第1の開孔および第2の開孔を含む複数の開孔を組み合わせることにより、印刷ステップにて化粧料2の表面に印刷する色模様の色の濃淡を表現している。
このような本実施形態によれば、以下の作用・効果を奏することができる。
(1)模様3は、第1の色模様および第2の色模様を重ね合わせることによって、第1の色および第2の色とは異なる色が表現されているので、化粧料2の色とは異なる色を化粧料2の表面に表現することができ、化粧料2の表面にデザイン性に富んだ複雑な色模様を容易に形成することができる。
(2)第1の色模様のドットおよび第2の色模様のドットは、異なる位置に配列されているので、第1の色模様のドットと、第2の色模様のドットとが重なってしまい、いずれか一方の色が見えなくなってしまうことを抑制することができる。
(3)第2の色模様のドットは、化粧料2の表面と直交する軸回りに回転することによって、第1の色模様のドットとは異なる位置に配列されているので、第1の色模様のドットおよび第2の色模様のドットを確実に異なる位置に配列することができる。
(4)第1の色模様および第2の色模様は、第1のドットおよび第2のドットを含む同一色の複数のドットの組み合わせにより色の濃淡が表現されているので、1つの色の濃淡を変化させて化粧料2の表面に模様3を付すことができ、化粧料2の表面にデザイン性に富んだ複雑な色模様を容易に形成することができる。
(5)第1の印刷ステップおよび第2の印刷ステップは、第1の色模様および第2の色模様を重ね合わせることによって、第1の色および第2の色とは異なる色を表現する。したがって、模様3は、第1の色模様および第2の色模様を重ね合わせることによって、第1の色および第2の色とは異なる色が表現されているので、化粧料2の色とは異なる色を化粧料2の表面に表現することができ、化粧料2の表面にデザイン性に富んだ複雑な色模様を容易に形成することができる。
(6)第1のスクリーンの開孔および第2のスクリーンの開孔は、異なる位置に配列されているので、第1の印刷ステップにて化粧料2の表面に印刷された第1の色模様のドットと、第2の印刷ステップにて化粧料2の表面に印刷された第2の色模様のドットとが重なってしまい、いずれか一方の色が見えなくなってしまうことを抑制することができる。
(7)第2のスクリーンの開孔は、第2のスクリーンの板面と直交する軸回りに回転することによって、第1のスクリーンの開孔とは異なる位置に配列されているので、第1のスクリーンの開孔および第2のスクリーンの開孔を確実に異なる位置に配列することができる。
(8)第1のスクリーンおよび第2のスクリーンは、第1の開孔および第2の開孔を含む複数の開孔を組み合わせることにより、印刷ステップにて化粧料2の表面に印刷する色模様の色の濃淡を表現することができるので、1つの色の濃淡を変化させて化粧料2の表面に色模様を付すことができ、化粧料2の表面にデザイン性に富んだ複雑な色模様を容易に形成することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、第1の色模様および第2の色模様は、第1のドットおよび第2のドットを含む同一色の複数のドットの組み合わせにより色の濃淡が表現されていたが、例えば、同一面積のドットを密集させた領域と、同一面積のドットを散在させた領域との組み合わせにより色の濃淡が表現されていてもよい。要するに、第1の色模様および第2の色模様は、同一色の複数のドットの組み合わせにより色の濃淡が表現されていればよい。
なお、第1の色模様および第2の色模様は、色の濃淡が表現されていなくてもよく、一様な色が表現されていてもよい。要するに、第1の色模様および第2の色模様は、同一色の複数のドットを組み合わせて表現されていればよい。
前記実施形態では、第2の色模様のドットは、化粧料2の表面と直交する軸回りに回転することによって、第1の色模様のドットとは異なる位置に配列されていた。これに対して、第2の色模様のドットは、化粧料2の表面に沿って移動することによって、第1の色模様のドットとは異なる位置に配列されていてもよい。要するに、第1の色模様のドットおよび第2の色模様のドットは、異なる位置に配列されていればよい。
また、第2のスクリーンの開孔は、第2のスクリーンの板面と直交する軸回りに回転することによって、第1のスクリーンの開孔とは異なる位置に配列されていた。これに対して、第2のスクリーンの開孔は、第2のスクリーンの板面に沿って移動することによって、第1のスクリーンの開孔とは異なる位置に配列されていてもよい。要するに、第1のスクリーンの開孔および第2のスクリーンの開孔は、異なる位置に配列されていればよい。
前記実施形態では、第1の色模様および第2の色模様は、複数のドットを格子点状に配列していたが、複数のドットを格子点状に配列していなくてもよい。また、第1のスクリーンおよび第2のスクリーンは、複数の開孔を格子点状に配列していたが、複数の開孔を格子点状に配列していなくてもよい。要するに、模様は、第1の色模様および第2の色模様を重ね合わせることによって、第1の色および第2の色とは異なる色が表現されていればよい。
各色模様は、グラデーションを表現していたが、例えば、バラなどの絵柄を表現してもよい。この場合には、例えば、バラなどのカラー画像をCMYKの4色に分解し、その分解した各色の画像を網点化した後、この網点化した画像と対応するように、複数の開孔を組み合わせることによって、印刷ステップにて化粧料の表面に印刷する色模様が表現されたスクリーンをCMYKの色ごとに設計すればよい。要するに、第1のスクリーンは、複数の開孔を組み合わせることによって、印刷ステップにて化粧料の表面に印刷する第1の色模様が表現されていればよく、第2のスクリーンは、複数の開孔を組み合わせることによって、印刷ステップにて第1の色模様と異なるように化粧料の表面に印刷する第2の色模様が表現されていればよい。
また、前記実施形態では、模様付化粧料1は、化粧料2の表面に静電スクリーン印刷装置4にて模様3を印刷することによって製造していた。これに対して、模様付化粧料は、化粧料の表面にインクジェット式の印刷装置などの他の装置にて模様を印刷することによって製造してもよい。
以上のように、本発明は、化粧料の表面に模様を付した模様付化粧料およびその製造方法に好適に利用できる。
1 模様付化粧料
2 化粧料
3 模様
4 静電スクリーン印刷装置
5 スクリーン(第1のスクリーンまたは第2のスクリーン)
6C,6M,6Y,6K 色模様(第1の色模様または第2の色模様)
10 化粧皿
31〜39 重畳色模様部
P 粉体

Claims (8)

  1. 化粧料の表面に模様を付した模様付化粧料であって、
    前記模様は、
    第1の色の複数のドットを組み合わせて表現された第1の色模様と、
    前記第1の色とは異なる第2の色の複数のドットを組み合わせて前記第1の色模様と異なるように表現された第2の色模様とを備え、
    前記第1の色模様および前記第2の色模様を重ね合わせることによって、前記第1の色および前記第2の色とは異なる色が表現されていることを特徴とする模様付化粧料。
  2. 請求項1に記載された模様付化粧料において、
    前記模様は、
    複数のドットを格子点状に配列した前記第1の色模様と、
    複数のドットを格子点状に配列した前記第2の色模様とを備え、
    前記第1の色模様のドットおよび前記第2の色模様のドットは、異なる位置に配列されていることを特徴とする模様付化粧料。
  3. 請求項2に記載された模様付化粧料において、
    前記第2の色模様のドットは、前記化粧料の表面と直交する軸回りに回転することによって、前記第1の色模様のドットとは異なる位置に配列されていることを特徴とする模様付化粧料。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された模様付化粧料であって、
    前記第1の色模様および前記第2の色模様の少なくともいずれか一方は、
    第1のドットと、
    前記第1のドットよりも面積の小さい第2のドットとを備え、
    前記第1のドットおよび前記第2のドットを含む同一色の複数のドットの組み合わせにより色の濃淡が表現されていることを特徴とする模様付化粧料。
  5. 化粧料の表面に模様を付した模様付化粧料の製造方法であって、
    複数の開孔を有する板状のスクリーンの下方位置に前記化粧料を配置する配置ステップと、
    前記化粧料および前記スクリーンの間に静電界を発生させることによって、前記スクリーンの開孔を介して前記化粧料とは異なる色の粉体を落下させて前記化粧料の表面に模様を印刷する印刷ステップとを備え、
    前記スクリーンは、
    複数の開孔を組み合わせることによって、前記印刷ステップにて前記化粧料の表面に印刷する第1の色模様が表現された第1のスクリーンと、
    複数の開孔を組み合わせることによって、前記印刷ステップにて前記第1の色模様と異なるように前記化粧料の表面に印刷する第2の色模様が表現された第2のスクリーンとを備え、
    前記印刷ステップは、
    第1の色の粉体を前記第1のスクリーンの開孔を介して落下させて前記化粧料の表面に第1の色模様を印刷する第1の印刷ステップと、
    前記第1の印刷ステップにて落下させた粉体とは異なる第2の色の粉体を前記第2のスクリーンの開孔を介して落下させて前記化粧料の表面に第2の色模様を印刷する第2の印刷ステップとを備え、
    前記第1の印刷ステップおよび前記第2の印刷ステップは、前記第1の色模様および前記第2の色模様を重ね合わせることによって、前記第1の色および前記第2の色とは異なる色を表現することを特徴とする模様付化粧料の製造方法。
  6. 請求項5に記載された模様付化粧料の製造方法において、
    前記スクリーンは、
    複数の開孔を格子点状に配列した前記第1のスクリーンと、
    複数の開孔を格子点状に配列した前記第2のスクリーンとを備え、
    前記第1のスクリーンの開孔および前記第2のスクリーンの開孔は、異なる位置に配列されていることを特徴とする模様付化粧料の製造方法。
  7. 請求項6に記載された模様付化粧料の製造方法において、
    前記第2のスクリーンの開孔は、前記第2のスクリーンの板面と直交する軸回りに回転することによって、前記第1のスクリーンの開孔とは異なる位置に配列されていることを特徴とする模様付化粧料の製造方法。
  8. 請求項5から請求項7のいずれかに記載された模様付化粧料の製造方法において、
    前記第1のスクリーンおよび前記第2のスクリーンの少なくともいずれか一方は、
    第1の開孔と、
    前記第1の開孔よりも面積の小さい第2の開孔とを有し、
    前記第1の開孔および前記第2の開孔を含む複数の開孔を組み合わせることにより、前記印刷ステップにて前記化粧料の表面に印刷する色模様の色の濃淡を表現することを特徴とする模様付化粧料の製造方法。
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