JP4688652B2 - カラー画像再現方法 - Google Patents

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Description

この発明は、入力したn値階調を有する連続階調の画像データに、複数の色版用の閾値マトリクスを対応させて、m(2≦m<n)値の複数の色版のスクリーンを作成し、作成した複数の色版のスクリーンを重畳することでカラー画像を再現するカラー画像再現方法に関し、例えばフイルムセッター、プレートセッター、CTP(Computer to Plate)装置、CTC(Computer to Cylinder)装置、DDCP(Direct Digital Color Proof)システム等の印刷分野機器(出力システム)、その他インクジェットプリンタあるいは電子写真プリンタに適用して好適なカラー画像再現方法に関する。
従来から、印刷分野では、階調再現を面積変調により実現する場合、スクリーン線数、網角度、網点形状で特徴付けられ、網点の大きさを変調することで階調を表現する、いわゆるAM(振幅変調)スクリーンの他、一定サイズの微小なドットを擬似ランダムに配置し、ドットの密度で階調を表現する、いわゆるFM(周波数変調)スクリーンが採用されている(特許文献1)。
この特許文献1に係る技術では、CMYKの4色版のスクリーンを重畳させてカラー画像を再現する際に、比較的薄い色であるY色版には微小ドットのFMスクリーンを使用し、Y色版に比較して濃い色であるCMK色版には網角度を30゜間隔にしたAMスクリーンを使用することで、FMスクリーンの使用によるざらつき感が最小に抑制され、かつCMK色版のAMスクリーンのロゼッタの最適化を図ることでモアレの発生が抑制されたデジタル階調画像による印刷物が得られるとされている。
なお、スクリーンの解像度の意味に関しては、特許文献2を参照して後述する。
また、この発明に係るAMスクリーンのスクリーン線数と網角度との必要な関係については、特許文献3を参照して後述する。
特開平11−146189号公報(段落[0028]) 特開2005−252888号公報 特開2002−369017号公報
ところで、近時、画像(絵柄)のディテールの再現性を向上させたより高精細で、色が鮮やかでより高彩度で、モアレ発生のほとんどない高画質なカラー画像に対する市場の要求がある。
しかしながら、上述した従来技術に係る、CMK色版にAMスクリーンを使用し、Y色版にFMスクリーンを使用するカラー画像の再現方法では、特に、CMK色版に係わる絵柄の高精細化、高彩度化が困難である。
絵柄の高精細化、高彩度化を図るために、CMYK色版でFMスクリーンを使用することが効果的であるが、通常のCMYKの4色版ともFMスクリーンでは、画像を再現する際に、ざらつきと大面積の均一濃度画像等でのムラとが目立つ場合がある。
なお、CMYKの4色版とも通常の線数を用いたAMスクリーンでは、ざらつきとムラは目立たないが、絵柄の高精細化、高彩度化は困難であり、また、CMK色のスクリーンの網角度を30゜間隔としても、Y色を30゜間隔に配することができないので、Y色とCMK色の間でのモアレが残る。
この発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、高精細化・高彩度化が可能で、ムラの低減が可能なカラー画像を再現することを可能とするカラー画像再現方法を提供することを目的とする。
また、この発明は、高精細化・高彩度化が可能で、ムラ及びざらつきの低減が可能なカラー画像を再現することを可能とするカラー画像再現方法を提供することを目的とする。
さらに、この発明は、高精細AMスクリーンにおけるムラを低減可能なカラー画像再現方法を提供することを目的とする。
この発明では、視感度、すなわち、人間の目が光を見たときに明るく感じる程度が光の色によって異なることに着目してスクリーンを選択している。
図1は、国際照明委員会(CIE)による光の各波長毎に、人間の目が光りを見たときに感じる感度(視感度)を正規化した分光視感効率(便宜的に視感度特性ともいう。)10を示している。視感度特性10から、視感度は、波長555[nm]の緑色付近にピークがあり、線対称とはなっていないが概ね正規分布状の特性になっていることが分かる。
図2は、図1に示した視感度特性10と、各色の分光スペクトル(反射率)とを重畳して描いた説明図を示している。図示していないが、K色は、反射率=0である。
減法混色によって色再現を行う場合、一般に減法混色では、C色、M色、Y色の色版(CMY色版)が使用される。また印刷物では、K色版も使用される。この発明では、階調再現を面積変調により実現することを前提としているが、この場合に、視感度の高い色版(色分版)という概念を導入している。視感度の高い色版(色分版ともいう。)とは、紙の白(White)色に対して絵柄が再現される網点(AMスクリーン)の着色部又はドット(FMスクリーン)の着色部のコントラストが高いものをいう。
そこで、この発明に係るカラー画像再現方法は、入力したn値階調を有する連続階調の画像データに、複数の色版用の閾値マトリクスを対応させて、m(2≦m<n)値の複数の色版のスクリーンを作成し、作成した複数の色版のスクリーンを重畳することでカラー画像を再現するカラー画像再現方法において、以下の特徴(1)〜(6)を有する。
特徴(1):前記複数の色版のスクリーン中、視感度の高い色版のスクリーンに対しては、他の色版のスクリーンに比較して解像度の粗いスクリーンを用いることを特徴とする。
なお、ここで解像度とは、スクリーンがAMスクリーンであるとき、線数を意味し、スクリーンがFMスクリーンであるとき、パターン周波数を意味する。FMスクリーンのパターン周波数について、特開2005−252888号公報を参照して説明する。
公知のアルゴリズムを用いてFMスクリーンを作成すると、1(1×1)画素FMスクリーン、4(2×2)画素FMスクリーンのように、構成画素数が1画素からなるドット、あるいは4画素からなるドットのようにドットサイズが決定されると、閾値マトリクスを構成する閾値の配列が決定されて出力品質が決定し、ドットサイズのみが、FMスクリーンの品質を決めるパラメータになっている。例えば、ハイライト側で2×2画素FMスクリーンのドットを安定して再現することができない出力システムに対して、ドットサイズを3×3画素FMスクリーンに決定すると、中間調(網%で10[%]〜50[%])の解像度(パターン周波数あるいはパターン解像度という。)が低下し画像品質が低下する。
図3には、ドットサイズが2×2画素FMスクリーンの網パーセントが5[%]のハイライトHL側でのドットパターン1と、網パーセントが50[%]の中間調でのドットパターン2を示すとともに、ドットサイズが3×3画素FMスクリーンの網パーセントが5[%]のハイライトHL側でのドットパターン3と、網パーセントが50[%]の中間調でのドットパターン4を示している。
図4は、図3の2×2画素FMスクリーンのドットパターン2に対してFFT(高速フーリエ変換)をかけた場合のパワー図を示し、図5は、図3の3×3画素FMスクリーンのドットパターン4に対してFFTをかけた場合のパワー図を示している。
図3中、中間調の50%において、2×2画素FMスクリーンのドットパターン2は、3×3画素FMスクリーンのドットパターン4に比較してざらつきは少ないが、網%の印刷への再現性は悪い。その一方、中間調の50%において、3×3画素FMスクリーンのドットパターン4のパターン周波数6は約13[c/mm]であり、2×2画素FMスクリーンのドットパターン2のパターン周波数5である約20[c/mm]に比較して低くなる。ここで、ピーク値のパターン周波数6、5は、それぞれピーク空間周波数fpeakとも呼ぶ。パターン周波数が低いほど、FMスクリーンの解像度が粗いといえる。
すなわち、FMスクリーンの解像度は、パターン周波数で表現することができる。なお、AMスクリーンの解像度は、上述したようにスクリーン線数に対応する。
なお、近似する用語の意味の混乱を回避するために、上記スクリーンの解像度とは異なる概念の出力解像度について説明する。イメージセッタ及びCTP装置等の出力システムの出力解像度(以下、出力システムの解像度を出力解像度Rという。)は、例えば2540[画素/インチ=DPI(Dots Per Inch)]=100[画素/mm]、あるいは2400[DPI]=94.488[画素/mm])のように設定されているが、この場合、1×1画素FMスクリーンのドットサイズが2540[DPI]では、10[μm]×10[μm]、2400[DPI]では、10.6[μm]×10.6[μm]となり、2×2画素FMスクリーンのドットサイズが2540[DPI]では、20[μm]×20[μm]、2400[DPI]では、21.2[μm]×21.2[μm]になる。すなわち、出力解像度Rとパターン周波数5、6とは異なる。
以上の説明がFMスクリーンの解像度を表すパターン周波数並びに出力解像度等についての説明である。
そして、この特徴(1)を有する発明によれば、複数の色版のスクリーン中、視感度の高い色版のスクリーンに対しては、他の色版のスクリーンに比較して解像度の粗いスクリーンを用いるようにしているので、ムラが視認しにくい、換言すれば、ムラが低減されたカラー画像を再現することができる。
特徴(2):上記特徴(1)を有する発明において、前記複数の色版のスクリーンを、FMスクリーンとすることで、ムラが低減されて、高精細・高彩度なカラー画像を再現することができる。
特徴(3):上記特徴(1)を有する発明において、前記複数の色版のスクリーンが、AMスクリーンであっても、ムラが低減されて、高精細・高彩度なカラー画像を再現することができる。
特徴(4):上記特徴(1)を有する発明において、前記視感度の高い色版のスクリーンをAMスクリーンとし、他の色版をFMスクリーンとすることで、ざらつきとムラが視認しにくい、換言すれば、ざらつきとムラが低減されて、高精細・高彩度なカラー画像を再現することができる。
なお、視感度の高い色版について、図2を参照して具体的に説明すると、紙の白(White)色に対して、網点(AMスクリーン)の着色部(描画部、又は黒化部ともいう。)又はドット(FMスクリーン)の着色部のコントラストが高いものが、視感度が高いといえる。
図2により、CMYK色について考慮すると、紙の白色に対して全波長に反射率(分布)を持たないK色版(図2には記載していないが反射率0)が最も視感度が高く、視感度の高い550[nm]の成分が小さいM色版が2番目に視感度が高く、以下、C色版、Y色版となるが、他の複数の色版を用いる場合にも、同様に考えることができる。
例えば、CMKの3色版、CMYKの4色版等、K色版を含んで色再現を行うとき、前記視感度の高い色版として、K色版を選択することが好ましい。
特徴(5):上記の特徴(1)〜(4)のいずれかにおいて、視感度の高い色は、K色版とする。このように解像度の粗いスクリーンに視感度の高いK色版のスクリーンを用いることでムラを低減することができる。特徴(5)と特徴(1)〜(3)のいずれかを有する発明において、ムラを低減でき、特徴(5)と特徴(4)を有する発明において、ムラとざらつきを低減することができる。
また、K色版を含まないCMYの3色版を用いてカラー画像を再現する際には、視感度の高いM色版のスクリーンを解像度の粗いスクリーンを用いる。
さらにまた、CMYKR(Red)G(Green)B(Blue)色版を用いてカラー画像を再現するとき、例えば、視感度の高いK色版とB色版とM色版のスクリーンを解像度の粗いスクリーンとすることもこの発明に含まれる。
特徴(6):上記の特徴(1)又は特徴(3)〜(5)を有するいずれかの発明において、前記視感度の高い色版がAMスクリーンであるとき、スクリーン線数は、175[LPI(Lines Per Inch)]〜300[LPI]とする。
175[LPI]〜300[LPI]の数値制限の根拠について説明する。
通常使用されているオフセット印刷では、ドットゲイン量(刷版上の網%と印刷物上の網%)が印刷の容易さ(ムラの発生しやすさ)を表わす指標になると考えられている。すなわち、ドットゲイン量の大きいものは、ある変動(インクの粘度変化等)が生じた際の面積の変動量も大きいと推測される。
このことは以下に述べる周囲長を考えることによって説明することができる。
周囲長とは、ドットパターン(AMスクリーンの網点パターンとFMスクリーンのドットパターンを含む。)の単位面積当たりの描画境界(白黒境界)の長さの総和をいう。
例として示す図6A、図6Bの同一面積で同一描画%(網%と考えることができる。)のドットパターン100、104から分かるように、ドットパターン100は、1辺の長さをLとすれば、周囲4Lの1×1画素ドット102が8個含まれているので、周囲長32Lとなる(面積は8L2)。一方、ドットパターン104は、辺の長さ2L、周囲8Lの2×2画素ドット106が2個含まれているので、周囲長が16L(面積は8L2)となる。
すなわち、ドットパターン100を構成する8個のドット102の総面積と、ドットパターン104を構成する2個のドット106の総面積は同一であるが周囲長が異なる。換言すれば、ドットパターン100とドットパターン104の網%は同一であるが、単位面積当たりのドットパターンの描画境界の長さの総和、すなわち周囲長(ドット周囲長ともいう。)は、ドットパターン104が、ドットパターン100に比べて半分の長さになることが分かる。
この場合、周囲長32Lのドットパターン100がドットゲインによって、例えば、網%が+10[%]太るような変動が発生した場合、周囲長16Lのドットパターン104では、網%が+5[%]程度となることが予測される。
このようにドットゲイン量等の安定性を示す各種変動量は、略ドットパターン周囲長に比例するものと考えられる。
また、AMスクリーンの網点では、ドットゲイン量等の安定性を示す各種変動量は、網点のスクリーン線数に比例する。
一般に、より高解像度のドットパターンを作成しようとすると、ドットを構成する画素数が少なくなって、周囲長が増加し、各種安定性が悪化する。
したがって、ドットパターンの解像度が同一であれば、ドット周囲長の短いドットパターンが高性能のドットパターンであるといえる。
そして、AMスクリーンの網点では、標準で線数として175[LPI]が用いられているが、条件管理を行えば300[LPI]程度までは大きな問題なく印刷可能といわれている。
図7に示すように、線数が低ければ低いほど印刷がし易く(印刷適性がよく)ムラが発生しにくいが、線数が低い場合には、網点構造が視認されてしまい、画質が劣化する。したがって、175[LPI]以下では高品位(高精細かつ高画質)な印刷物を作成することが難しい。一般に高品質なFMスクリーンでは、周囲長はAMスクリーンの400[LPI]〜600[LPI]に相当し印刷が難しい(印刷適性が良くない)。
そこで、視感度の高い色版がAMスクリーンであるとき、スクリーン線数は、175[LPI]〜300[LPI]程度が好ましい。
この発明によれば、高精細化・高彩度化が可能で、ムラの低減が可能なカラー画像を再現することができる。
また、この発明によれば、高精細化・高彩度化が可能で、ムラ及びざらつきの低減が可能なカラー画像を再現することができる。
さらに、この発明によれば、ムラの発生のほとんどない高精細なAMスクリーンによるカラー画像を再現することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図8は、この発明に係るカラー画像の再現方法が適用された印刷・製版システム200を示している。
この印刷・製版システム200では、撮像装置としてのデジタルカメラ202により被写体(原稿画像)から取り込まれたRGB画像データあるいはスキャナ(画像読取装置)としての製版入力機204により原稿画像から取り込まれたRGB画像データ(又はCMYK画像データ)が、RIP(ラスタイメージプロセッサ)206に供給され、RGB画像データは、一旦CMYK画像データに変換される。
この場合、RIP206には、AMスクリーン及びFMスクリーン用についてそれぞれ複数の色版用の閾値マトリクスデータが予め格納されている。また、RIP206には、スクリーン線数、網角度、パターン周波数、AMスクリーンかFMスクリーンかの区別等、所望の閾値マトリクスを選択するための出力条件設定用、画像確認用等に利用されるパーソナルコンピュータ205が接続されている。
RIP206は、それぞれがn値(例えばn=256)階調を有するの連続階調の画像データであるCMYK各画像データと、対応するCMYK色版用の閾値マトリクスを対応させて値を比較し、m(2≦m<n)値のCMYK色版のスクリーンに対応するCMYKドットパターンデータに変換する。
CMYKドットパターンデータは、いわゆるDDCP(実網プルーファともいう。)210に送られて、紙上に印刷プルーフPRaが作成される。このDDCP210により、印刷機220にかける前に、ノイズ成分の混入の有無、印刷品質が確認される。この場合には、紙として印刷用紙自体が使用される場合がある。
また、RIP206からカラーインクジェットプリンタ230c1あるいはカラー電子写真プリンタ230c2にCMYKドットパターンデータが送られて、簡易的に紙上に印刷プルーフPRb、PRcを作成することができる。
さらにCMYK各ドットパターンデータは、CTC装置等の出力システムを構成する、フイルムセッターあるいはプレートセッターである露光ユニット226に送られる。露光ユニット226がフイルムセッターである場合には、自動現像機228を介してフイルムFが作成され、このフイルムFが刷版用の印刷版材と重ねられ、図示しない面露光装置で露光されることで刷版PPが作成される。また、露光ユニット226がプレートセッターである場合には、自動現像機228を通じて刷版PPが直接出力される。なお、露光ユニット226に対して感光材料(印刷版材含む)のマガジン212から印刷版材EM等が供給される。
CMYKの各刷版PPは、印刷機220を構成するK色版印刷部214K、C色版印刷部214C、M色版印刷部214M、Y色版印刷部214Yの図示していない版胴に装着される。印刷用紙供給部216から供給される印刷用紙に対して、K色版印刷部214K、C色版印刷部214C、M色版印刷部214M、Y色版印刷部214Yで重ね刷りされることで、カラー画像が再現された印刷物PMが得られる。なお、印刷機220が、CTC装置構成である場合には、RIP206からCMYK各ドットパターンデータが直接通信により供給され、版胴に巻かれている印刷版材が露光記録・現像され、直接、刷版PPとされる。
図9〜図11は、RIP206の出力例を示している。
図9〜図11において、BlackはK色版スクリーン、YellowはY色版スクリーン、MagendaはM色版スクリーン、CyanはC色版スクリーン、Grayは、CMYK色版を重畳したカラー画像を示している。CMYK各版の網%は、全て30[%]であり、入力した画像データの階調nは、全て256階調である。また、全てモノクロ表示(表示には、印刷物上の画像又はディスプレイ上のシミュレーション画像が含まれる。)であるので、このモノクロ表示での見た目とカラー表示での見た目の評価(効果)は異なるが、ここで述べる評価はカラー表示で見た目の評価である。
図9に示す比較例1では、CMYK色版のスクリーンとして高解像度(パターン周波数が約18[c/mm])のFMスクリーンを使用している。出力条件によってはカラー画像上で、K色版のざらつき、ムラが目立つ場合がある。
図9に示す実施例1では、比較例1中、視感度の低いCMY色版に比較して視感度の高いK色版に、線数の低い(解像度の粗い)175[LPI]、網角度45度のAMスクリーンを使用している。カラー画像上でざらつき、ムラ、モアレが認められなかった。カラー画像は、高精細、高彩度である。
図10には、図9の比較例1を再掲している。
図10に示す実施例2では、比較例1中、視感度の低いCMY色版に比較して視感度の高いK色版に、低めの線数(解像度が粗い)300[LPI]、網角度82.5度のAMスクリーンを使用している。この場合にも、カラー画像上でざらつき、ムラ、モアレが認められなかった。カラー画像は、高精細、高彩度である。
図10に示す実施例3では、比較例1中、CMY色版に比較して視感度の高いK色版に解像度の粗いパターン周波数が約12[c/mm]のFMスクリーンを使用している。この場合にも、カラー画像上でムラ、モアレが認められなかった。カラー画像は、高精細、高彩度である。
図11に示す比較例2では、CMYK色版のスクリーンとして全て350[LPI]の高精細AMスクリーンを使用している。印刷条件によっては、K色版でムラが目立つ場合がある。なお、網角度は、C色版=15゜、M色版=45゜、Y色版=0゜、K色版=75゜である。
この比較例2では、特開2002−369017号公報で規定しているように、少なくともCMK色版の網角度が、非有理正接となっている。そして、CMK色版中の2版を重畳させて生じるモアレの周期及び角度が、CMK色版の残りの1版のスクリーン線数及び網角度に実質的に一致するよう、CMK色版のスクリーン線数及び網角度を設定している。そして、さらに、CMK色版の3版のスクリーン線数をd1、d2、d3とし、網角度をθ1、θ2、θ3(θ1<θ3<θ2)として、
d3・cosθ3=d1・cosθ1−d2・cosθ2
d3・sinθ3=d2・sinθ2−d1・sinθ1
となる関係に設定してある。
実施例4のK色版のスクリーン線数は、比較例2のK色版のスクリーン線数350[LPI]に比較して、スクリーン線数が175[LPI]と粗くなっている。このとき、上式から計算される比較例2のK色版の線数と網角度をdk、θkとすると、実施例4のK色版のスクリーン線数、角度は、dk/L、θkと設定する(実施例4では、L=2の場合である。)。
このように、図11に示す実施例4では、比較例2中、他のCMY色版の線数・解像度に比較して視感度の高いK色版に線数が175[LPI]と低い(解像度の粗い)AMスクリーンを使用しているので、ざらつき、ムラが認められなかった。
人間の目が光りを見たときに感じる感度(視感度)を正規化した分光視感効率の説明図である。 各色の分光スペクトル(反射率)の説明図である。 2×2画素FMスクリーンの網パーセントが5%、50%のドットパターンと、3×3画素FMスクリーンの網パーセントが50%のドットパターンを示す説明図である。 2×2画素FMスクリーンの網パーセントが50%のドットパターンに対してFFTをかけたときのパワー図である。 3×3画素FMスクリーンの網パーセントが50%のドットパターンに対してFFTをかけたときのパワー図である。 図6Aは、小ドットの周囲長の説明に供される説明図である。図6Bは、図6Aと同一網パーセントの大ドットの周囲長の説明に供される説明図である。 スクリーン線数に対する高線数化の効果と、印刷の難易を定性的に説明する説明図である。 印刷・製版システムを示すブロック図である。 比較例1と実施例1のスクリーンを示す説明図である。 比較例1と実施例2、3のスクリーンを示す説明図である。 比較例2と実施例4のスクリーンを示す説明図である。
符号の説明
10…分光視感効率(視感度特性)
1、2、3、4、100、104…ドットパターン
5、6…パターン周波数 102…1×1画素ドット
106…2×2画素ドット 200…印刷・製版システム
204…製版入力機 205…パーソナルコンピュータ
206…RIP(ラスタイメージプロセッサ)
210…DDCP 212…マガジン
214K…K色版印刷部 214C…C色版印刷部
214M…M色版印刷部 214Y…Y色版印刷部
216…印刷用紙供給部 220…印刷機
226…露光ユニット 228…自動現像機
230c1…カラーインクジェットプリンタ
230c2…カラー電子写真プリンタ

Claims (5)

  1. 入力したn値階調を有する連続階調の画像データに、複数の色版用の閾値マトリクスを対応させて、m(2≦m<n)値の複数の色版のスクリーンを作成し、作成した複数の色版のスクリーンを重畳することでカラー画像を再現するカラー画像再現方法において、
    前記複数の色版のスクリーンのうち、少なくとも1つの色版のスクリーンはFMスクリーンであり、
    色版のスクリーンの解像度を、AMスクリーンではスクリーン線数として、FMスクリーンではパターン周波数としてそれぞれ定義するとき、前記複数の色版のスクリーン中、視感度の高い色版のスクリーンに対しては、他の色版のスクリーンに比較して解像度の粗いスクリーンを用いる
    ことを特徴とするカラー画像再現方法。
  2. 請求項1記載のカラー画像再現方法において、
    前記複数の色版のスクリーンは、FMスクリーンである
    ことを特徴とするカラー画像再現方法。
  3. 請求項1記載のカラー画像再現方法において、
    前記視感度の高い色版のスクリーンはAMスクリーンであり、前記他の色版のスクリーンはFMスクリーンである
    ことを特徴とするカラー画像再現方法。
  4. 請求項1又は3に記載のカラー画像再現方法において、
    前記視感度の高い色版がAMスクリーンであるとき、このAMスクリーンのスクリーン線数は、175[LPI]〜300[LPI]である
    ことを特徴とするカラー画像再現方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のカラー画像再現方法において、
    前記視感度の高い色版は、K色版である
    ことを特徴とするカラー画像再現方法。
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