JPH1114377A - 路面凍結推定装置 - Google Patents

路面凍結推定装置

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JPH1114377A
JPH1114377A JP16626397A JP16626397A JPH1114377A JP H1114377 A JPH1114377 A JP H1114377A JP 16626397 A JP16626397 A JP 16626397A JP 16626397 A JP16626397 A JP 16626397A JP H1114377 A JPH1114377 A JP H1114377A
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JP
Japan
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freezing
date
road surface
outside air
air temperature
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JP16626397A
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Atsushi Ikeda
敦 池田
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多くの部品を必要とせず、簡単かつ精度良く路
面の凍結を検出する。 【解決手段】凍結判定出力部5は、ナビゲーション装置
2からの位置データ(緯度・経度・高度)と日付検出部
3からの日付とに基づき凍結データ記憶部4に予め記憶
しておいた各位置(緯度・経度・高度)における日付
(月日)毎の凍結の発生の有無の凍結データを参照して
凍結状態か否かを判定し、警告灯等の表示部6に出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面等の凍結を検
出して運転者への報知装置や制動力制御装置等の各種制
御装置に出力する路面凍結推定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の走行安定性や安全性を向上
させるため、4輪操舵装置やトラクションコントロール
装置、さらに種々のブレーキ制御装置等が多くの車両に
搭載されている。これらの装置では、より正確で高度な
制御が行えるように、制御パラメータに路面摩擦係数μ
を用いるものが多い。
【0003】この路面摩擦係数μを求める技術として
は、例えば特開平7−17346号公報で、緩ブレーキ
作動中にブレーキ圧、車輪加速度、車輪スリップ率のデ
ータサンプリングを複数回行い、これにより得たデータ
に基づいて回帰分析により求めるものが示されている。
【0004】また、特開平7−112659号公報で
は、路面摩擦係数μを車両の車体加速度と見なせること
利用し、車体加速度と車輪滑りの特性曲線における安定
領域内において、検出された車体加速度/車輪滑りの値
を、高μ路、中μ路、低μ路における基準値と比較する
ことにより、走行路が高μ路か、中μ路か、あるいは低
μ路かを判定するものが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、路面が凍結
した状態の低μ路状態ではタイヤが非常にスリップし易
いため、運転には十分な注意が必要である。また、4輪
操舵装置やトラクションコントロール装置、さらに種々
のブレーキ制御装置等で確実で信頼性の高い制御を行う
ためには、この路面の凍結に対応した演算が必要になっ
てくる。
【0006】そこで、路面が凍結した状態であることを
検出するため、路面摩擦係数μを検出(あるいは推定)
して、この路面摩擦係数μの値から路面の凍結、非凍結
を判定することが考えられるが、路面摩擦係数μの検出
は上述の各先行例のように極めて複雑で難しく、また、
センサ等の多くの部品が必要となる。
【0007】逆に、路面の凍結が簡単に判定できるので
あれば、この判定結果を4輪操舵装置やトラクションコ
ントロール装置、さらに種々のブレーキ制御装置等に反
映させて、制御パラメータに路面摩擦係数μを用いるの
と同様に、より正確で高度な制御が行えるようになる。
すなわち、低μ路を判定するために従来用いていた複雑
な路面摩擦係数μの推定装置等が必要なくなる。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、数多くの部品を必要とすることなく簡単かつ精度良
く路面の凍結を検出できる路面凍結推定装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の本発明による路面凍結推定装置は、ナビ
ゲーション装置と、現在の日付を検出する日付検出手段
と、各地域における日付毎の凍結の発生の有無を予め記
憶した凍結情報記憶手段と、上記ナビゲーション装置で
検出した現在位置と上記日付検出手段で検出した現在の
日付とに基づき上記凍結情報記憶手段の記憶情報を参照
して凍結状態か否かを判定し所定に出力する凍結判定出
力手段とを備えたものである。
【0010】上記請求項1記載の路面凍結推定装置で
は、ナビゲーション装置で現在位置を検出し、日付検出
手段で現在の日付を検出する。そして、凍結判定出力手
段は上記現在位置と上記現在の日付とに基づき凍結情報
記憶手段の記憶情報を参照して凍結状態か否かを判定し
所定に出力する。
【0011】また、請求項2記載の本発明による路面凍
結推定装置は、請求項1記載の路面凍結推定装置におい
て、時刻を検出する時刻検出手段を有し、上記凍結判定
出力手段は、上記時刻を凍結状態か否かの判定の一つの
パラメータとするもので、例えば夜など、凍結期間以外
でも凍結する可能性がある状態も正確に判定できる。
【0012】さらに、請求項3記載の本発明による路面
凍結推定装置は、請求項1又は請求項2記載の路面凍結
推定装置において、外気温を検出する外気温検出手段を
有し、上記凍結判定出力手段は、上記外気温を凍結状態
か否かの判定の一つのパラメータとするもので、低外気
温で路面凍結が発生することを考慮する。
【0013】また、請求項4記載の本発明による路面凍
結推定装置は、請求項1,2,3のいずれか一つに記載
の路面凍結推定装置において、時刻を検出する時刻検出
手段を有し、上記凍結判定出力手段は、上記ナビゲーシ
ョン装置で検出した現在位置と上記日付検出手段で検出
した現在の日付と上記時刻検出手段で検出した時刻に基
づいて太陽位置を演算するとともに、上記太陽位置と上
記ナビゲーション装置で検出した地図情報とに基づき走
行路面の日陰を判定し、この日陰条件を凍結状態か否か
の判定の一つのパラメータとするもので、日陰で路面凍
結が発生することを考慮する。
【0014】さらに、請求項5記載の本発明による路面
凍結推定装置は、請求項1,2,3,4のいずれか一つ
に記載の路面凍結推定装置において、車両周辺の画像情
報に基づき道路形状を検出する道路形状検出手段を有
し、上記凍結判定出力手段は、上記ナビゲーション装置
で検出した地図情報と上記道路形状検出手段で検出した
道路形状とを比較して補正した位置を現在位置として凍
結状態か否かの判定を行うもので、正確な位置情報でよ
り正確な路面凍結の判定が行えるようにする。
【0015】また、請求項6記載の本発明による路面凍
結推定装置は、請求項1,2,3,4,5のいずれか一
つに記載の路面凍結推定装置において、車両のワイパー
の動作を検出するワイパー動作検出手段を有し、上記凍
結判定出力手段は、上記ワイパーの動作を凍結状態か否
かの判定の一つのパラメータとするもので、低温時等で
ワイパーが動作する雨の際に凍結が発生しやすいことを
考慮する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の実施の第
1形態に係わり、図1は路面凍結推定装置の概略構成
図、図2は路面凍結の推定処理のフローチャートであ
る。
【0017】図1において符号1は車両に搭載される路
面凍結推定装置を示し、この路面凍結推定装置1はナビ
ゲーション装置2、日付検出部3、凍結データ記憶部
4、凍結判定出力部5、表示部6とから主に構成されて
いる。
【0018】上記ナビゲーション装置2は、一般的なも
のを例として、車両位置検出用センサ部2a、補助記憶
装置2b、情報表示部2c、操作部2d、演算部2eか
ら主要に構成されている。
【0019】上記車両位置検出用センサ部2aは、具体
的には、全世界測位衛星システム(Global Positioning
System;GPS)によるGPS衛星からの電波を受信し
て自己位置を測定するためのGPS受信機、車両の絶対
的な走行方向を検出する地磁気センサ、及び、車両に固
定されたロータ外周に対向して設置された電磁ピックア
ップ等からなり、車両の走行に伴って回転するロータ外
周の突起を検出してパルス信号を出力する車輪速センサ
が接続されて、車両位置に係わる走行情報が収集される
ようになっている。
【0020】上記補助記憶装置2bは、CD−ROM装
置で、道路形状等をあらわす道路情報や周辺の地形情報
等を含む周辺地図情報を収録したCD−ROMがセット
される読み込み専用の記憶装置に形成されている。上記
CD−ROMには、地図情報が、互いに縮尺の異なる複
数の階層レベルでそれぞれ記憶されており、さらに、高
速道路、一般国道、地方道というような道路種別情報や
交差点に関する通行条件等の情報が記憶されている。
【0021】上記情報表示部2cは、地図、自車位置
(緯度・経度・高度)、方位、地図上の自車位置、目的
地までの最適経路等を表示する液晶ディスプレイで形成
されている。そして、この情報表示部2c(液晶ディス
プレイ)と一体に上記操作部2dとしてのタッチパネル
が接続され、地図の縮尺の変更、地名の詳細表示、地域
情報および経路誘導等の表示を切り換えるための操作入
力が行えるようになっている。
【0022】上記演算部2eは、上記車両位置検出用セ
ンサ部2aから得られる車両の走行情報と、上記補助記
憶装置2bから読み込んだ地図情報とをマップマッチン
グ等の演算をしながら合成し、その結果を、上記操作部
2dから送られる操作信号に基づいて上記情報表示部2
cに送り、車両の現在位置及びその周辺の地図、目的地
までの最適経路等を表示させるようになっている。ま
た、この車両の現在位置を表すデータ(緯度、経度、高
度)は、前記凍結判定出力部5に対しても必要に応じて
出力されるようになっている。
【0023】前記日付検出部3は、日付検出手段として
のもので、予め複数年分の月日が記載されたカレンダが
記憶されて形成され、現在の日付(月日)を検出して上
記凍結判定出力部5に対して出力するようになってい
る。
【0024】前記凍結データ記憶部4は、各位置(緯度
・経度・高度)における日付(月日)毎の凍結の発生の
有無を凍結データとして予め記憶した凍結情報記憶手段
として形成されており、上記凍結判定出力部5により必
要に応じて読み込まれるようになっている。上記凍結デ
ータは、過去複数年にわたって観測された各位置におけ
る日付毎の凍結発生の有無の記録を基に作成したもので
ある。
【0025】上記凍結判定出力部5は、凍結判定出力手
段としてのもので、上記ナビゲーション装置2からの位
置データと上記日付検出部3からの日付とに基づき上記
凍結データ記憶部4の上記凍結データを参照して凍結状
態か否かを判定し、警告灯等の前記表示部6に出力する
ようになっている。この表示部6は、上記凍結判定出力
部5から凍結の可能性有りとの出力信号が入力されると
点灯、あるいは、地図上の対象となる道路上に凍結のマ
ーキングをする等して、運転者に注意を促すように形成
されている。
【0026】上記構成の作用について、図2に示す路面
凍結の推定処理のフローチャートで説明する。
【0027】このプログラムは、イグニッションスイッ
チがONされるとスタートされ、所定時間毎に繰り返し
実行されるようになっており、まず、ステップ(以下、
「S」と略称)101で、ナビゲーション装置2から緯
度・経度・高度の位置データが凍結判定出力部5に読込
まれ、S102で日付検出部3から日付が上記凍結判定
出力部5に読込まれ、S103で凍結データ記憶部4か
ら凍結データが読込まれる。
【0028】次いで、S104に進むと、位置データと
日付とに基づき凍結データを参照して凍結期間中か否か
が判定され、凍結期間中の場合にはS105へ進んで凍
結の可能性有りの信号を出力して上記表示部6を点灯さ
せ運転者に注意を促す。
【0029】一方、上記S104で凍結期間中ではない
と判定した場合にはS106に進んで凍結の可能性無し
の信号を出力して上記表示部6を消灯状態とする。
【0030】このように、ナビゲーション装置で得られ
る位置、日付、過去のデータに基づく凍結情報から路面
の凍結を判定するので、少ない構成部品で簡単かつ精度
良く路面の凍結が検出できるようになっている。
【0031】次に、図3及び図4は本発明の実施の第2
形態に係わり、図3は路面凍結推定装置の概略構成図、
図4は路面凍結の推定処理のフローチャートである。あ
る位置(地域)では時刻によっては凍結期間中以外でも
凍結する場合がある。従って、本発明の実施の第2形態
は、このような場合でも正確に対処できるように、前記
発明の実施の第1形態の構成に加えて時刻を凍結判定の
パラメータとして付加したものである。
【0032】すなわち、図3に示すように、路面凍結推
定装置10では、上記発明の実施の第1形態の各入出力
の構成に加え、新たに時刻を計測し出力する時刻検出手
段としての時計11が凍結判定出力部12に接続される
構成になっている。上記凍結判定出力部12は、凍結判
定出力手段としてのもので、上記ナビゲーション装置2
からの位置データと上記日付検出部3からの日付とに基
づき上記凍結データ記憶部4の記憶データを参照して凍
結期間中か否か判定するとともに、凍結期間中以外で
も、その前後A(例えば15日)日以内であれば、一日
の内で最も気温が低くなる夜から明け方の時間帯(設定
時刻範囲:例えば0時〜7時)では路面凍結状態と判定
して警告灯等の表示部6に凍結の可能性有りの信号を出
力するようになっている。
【0033】図4は本発明の実施の第2形態による路面
凍結の推定処理のフローチャートで、このプログラム
は、イグニッションスイッチがONされるとスタートさ
れ、所定時間毎に繰り返し実行されるようになってお
り、まず、S201で、ナビゲーション装置2から緯度
・経度・高度の位置データが凍結判定出力部12に読込
まれ、S202で日付検出部3から日付が上記凍結判定
出力部12に読込まれ、S203で時計11から時刻が
上記凍結判定出力部12に読込まれ、S204で凍結デ
ータ記憶部4から凍結データが読込まれる。
【0034】次いで、S205に進むと、位置データと
日付とに基づき凍結データを参照して凍結期間中か否か
が判定され、凍結期間中の場合にはS206へ進んで表
示部6に凍結の可能性有りとの出力信号を出力して上記
表示部6を点灯させ運転者に注意を促す。
【0035】一方、上記S205で凍結期間中ではない
と判定した場合にはS207に進み、日付は凍結期間の
前後A日(例えば、15日)以内か否か判定し、前後A
日以内ではないならばS208に進んで凍結の可能性無
しの信号を出力して上記表示部6を消灯状態とする。
【0036】また、上記S207で、日付は凍結期間の
前後A日以内であると判定した場合はS209に進み、
時刻は設定時刻範囲、すなわち一日の内で最も気温が低
くなる夜から明け方の時間帯(設定時刻範囲:例えば0
時〜7時)か否か判定する。
【0037】そして、時刻が設定時刻範囲ならば上記S
206へ進んで表示部6に凍結の可能性有りの信号を出
力して上記表示部6を点灯させ運転者に注意を促し、時
刻が設定時刻範囲以外であれば上記S208へ進んで、
凍結の可能性無しの信号を出力して上記表示部6を消灯
状態とする。
【0038】このように、本発明の実施の第2形態によ
れば、時刻を凍結判定のパラメータとして付加すること
により、より正確で緻密な凍結判定が行えるようになっ
ている。
【0039】次に、図5及び図6は本発明の実施の第3
形態に係わり、図5は路面凍結推定装置の概略構成図、
図6は路面凍結の推定処理のフローチャートである。一
般に、路面の凍結は低外気温のときに生じる。従って、
本発明の実施の第3形態はこのことを反映させて、外気
温が高いときに前記発明の実施の第2形態で説明した路
面凍結の推定処理を行うようにしたものである。
【0040】すなわち、図5に示すように、路面凍結推
定装置15では、上記発明の実施の第2形態の各入出力
の構成に加え、新たに外気温を計測し出力する外気温検
出手段としての外気温センサ16が凍結判定出力部17
に接続される構成になっている。
【0041】上記凍結判定出力部17は、凍結判定出力
手段としてのもので、上記外気温センサ16からの外気
温が設定温度B(例えば4℃)より低いならば路面凍結
と判定するとともに、外気温が設定温度B以上ならば、
上記発明の実施の第2形態で説明した路面凍結の推定処
理を行うようになっている。すなわち、上記ナビゲーシ
ョン装置2からの位置データと上記日付検出部3からの
日付とに基づき上記凍結データ記憶部4の記憶データを
参照して凍結期間中か否か判定するとともに、凍結期間
中以外でも、その前後A(例えば15日)日以内であれ
ば、一日の内で最も気温が低くなる夜から明け方の時間
帯(設定時刻範囲:例えば0時〜7時)では路面凍結状
態と判定して警告灯等の表示部6に出力するようになっ
ている。
【0042】図6は本発明の実施の第3形態による路面
凍結の推定処理のフローチャートで、このプログラム
は、イグニッションスイッチがONされるとスタートさ
れ、所定時間毎に繰り返し実行されるようになってお
り、まず、S301で外気温センサ16から外気温が凍
結判定出力部17に読込まれ、S302に進んで外気温
が設定温度B(例えば4℃)より低いか否かの判定が行
われる。
【0043】そして、上記S302で外気温が設定温度
Bより低い場合はS308に進み、表示部6に凍結の可
能性有りの信号を出力して上記表示部6を点灯させ運転
者に注意を促す一方、外気温が設定温度B以上の場合は
S303に進む(このS303以降、上記発明の実施の
第2形態と同様の処理)。
【0044】このS303では、ナビゲーション装置2
から緯度・経度・高度の位置データが凍結判定出力部1
7に読込まれ、S304で日付検出部3から日付が上記
凍結判定出力部17に読込まれ、S305で時計11か
ら時刻が上記凍結判定出力部17に読込まれ、S306
で凍結データ記憶部4から凍結データが読込まれる。
【0045】次いで、S307に進むと、位置データと
日付とに基づき凍結データを参照して凍結期間中か否か
が判定され、凍結期間中の場合には上記S308へ進ん
で表示部6に凍結の可能性有りの信号を出力して上記表
示部6を点灯させ運転者に注意を促す。
【0046】一方、上記S307で凍結期間中ではない
と判定した場合にはS309に進み、日付は凍結期間の
前後A日(例えば15日)以内か否か判定し、前後A日
以内ではないならばS310に進んで、凍結の可能性無
しの信号を出力して上記表示部6を消灯状態とする。
【0047】また、上記S309で、日付は凍結期間の
前後A日以内であると判定した場合はS311に進み、
時刻は設定時刻範囲、すなわち一日の内で最も気温が低
くなる夜から明け方の時間帯(設定時刻範囲:例えば0
時〜7時)か否か判定する。
【0048】そして、時刻が設定時刻範囲ならば上記S
308へ進んで表示部6に凍結の可能性有りの信号を出
力して上記表示部6を点灯させ運転者に注意を促し、時
刻が設定時刻範囲以外であれば上記S310へ進んで、
凍結の可能性無しの信号を出力して上記表示部6を消灯
状態とする。
【0049】このように、本発明の実施の第3形態によ
れば、外気温による判定を加えることで、外気温による
正確な結果が得られるとともに、低外気温の際に凍結の
可能性有りと直ぐに判定することで不要な演算を省略す
ることができ、効率の良い制御が行えるようになる。
【0050】次に、図7及び図8は本発明の実施の第4
形態に係わり、図7は路面凍結推定装置の概略構成図、
図8は路面凍結の推定処理のフローチャートである。
尚、本発明の実施の第4形態は、外気温が予め設定して
おいた低温の温度範囲で下降する場合には凍結状態と判
定して出力する一方、外気温が下降傾向以外では前記発
明の実施の第2形態で説明した路面凍結の推定処理を行
うようにしたものである。
【0051】すなわち、図7に示すように、路面凍結推
定装置20では、上記発明の実施の第2形態の各入出力
の構成に加え、新たに外気温を計測し出力する外気温検
出手段としての外気温センサ16が凍結判定出力部21
に接続される構成になっている。上記凍結判定出力部2
1は、凍結判定出力手段としてのもので、上記外気温セ
ンサ16からの外気温が低温の設定温度範囲D(例えば
4℃より低い範囲)で下降する場合には凍結状態と判定
するとともに、下降傾向以外ならば上記発明の実施の第
2形態で説明した路面凍結の推定処理を行うようになっ
ている。すなわち、上記ナビゲーション装置2からの位
置データと上記日付検出部3からの日付とに基づき上記
凍結データ記憶部4の記憶データを参照して凍結期間中
か否か判定するとともに、凍結期間中以外でも、その前
後A(例えば15日)日以内であれば、一日の内で最も
気温が低くなる夜から明け方の時間帯(設定時刻範囲:
例えば0時〜7時)では路面凍結状態と判定して警告灯
等の表示部6に出力するようになっている。
【0052】図8は本発明の実施の第4形態による路面
凍結の推定処理のフローチャートで、このプログラム
は、イグニッションスイッチがONされるとスタートさ
れ、所定時間毎に繰り返し実行されるようになってお
り、まず、S401で外気温センサ16から外気温が凍
結判定出力部21に読込まれ、S402に進んで外気温
が設定温度Dより低いか否か(低温、例えば4℃、の設
定温度範囲か否か)の判定が行われる。
【0053】そして、上記S402で外気温が設定温度
Dより低く低温の設定温度範囲の場合はS403に進
み、外気温が下降傾向か否かの判定が行われ、下降傾向
の場合はS409に進んで、表示部6に凍結の可能性有
りの信号を出力して上記表示部6を点灯させ運転者に注
意を促す。
【0054】一方、上記S402で外気温が設定温度D
以上(低温の設定温度範囲ではない)の場合、あるいは
上記S403で外気温が下降傾向以外の場合はS404
に進む(このS404以降、上記発明の実施の第2形態
と同様の処理)。
【0055】このS404では、ナビゲーション装置2
から緯度・経度・高度の位置データが凍結判定出力部2
1に読込まれ、S405で日付検出部3から日付が上記
凍結判定出力部21に読込まれ、S406で時計11か
ら時刻が上記凍結判定出力部21に読込まれ、S407
で凍結データ記憶部4から凍結データが読込まれる。
【0056】次いで、S408に進むと、位置データと
日付とに基づき凍結データを参照して凍結期間中か否か
が判定され、凍結期間中の場合には上記S409へ進ん
で表示部6に凍結の可能性有りの信号を出力して上記表
示部6を点灯させ運転者に注意を促す。
【0057】一方、上記S408で凍結期間中ではない
と判定した場合にはS410に進み、日付は凍結期間の
前後A日(例えば15日)以内か否か判定し、前後A日
以内ではないならばS411に進んで、凍結の可能性無
しの信号を出力して上記表示部6を消灯状態とする。
【0058】また、上記S410で、日付は凍結期間の
前後A日以内であると判定した場合はS412に進み、
時刻は設定時刻範囲、すなわち一日の内で最も気温が低
くなる夜から明け方の時間帯(設定時刻範囲:例えば0
時〜7時)か否か判定する。
【0059】そして、時刻が設定時刻範囲ならば上記S
409へ進んで表示部6に凍結の可能性有りの信号を出
力して上記表示部6を点灯させ運転者に注意を促し、時
刻が設定時刻範囲以外であれば上記S411へ進んで、
凍結の可能性無しの信号を出力して上記表示部6を消灯
状態とする。
【0060】このように、本発明の実施の第4形態によ
れば、低温の際に外気温の変化による判定を加えること
で、より正確な結果が得られるとともに、低温の際の外
気温の変化が下降傾向の場合に凍結の可能性有りと直ぐ
に判定することで不要な演算を省略することができ、効
率の良い制御が行えるようになる。
【0061】次に、図9〜図11は本発明の実施の第5
形態に係わり、図9は路面凍結推定装置の概略構成図、
図10は路面凍結の推定処理のフローチャート、図11
は図10の続きのフローチャートである。路面は低外気
温の際、日陰の部分で凍結することが多い。従って、本
発明の実施の第5形態では前記発明の実施の第4形態に
加え、この日陰の結果も考慮して凍結の可能性の判定を
行うようにしたものである。
【0062】すなわち、図9に示すように、路面凍結推
定装置25は、上記発明の実施の第4形態と同様の各入
出力の構成を備え、これらは凍結判定出力部26と接続
されている。また、上記凍結判定出力部26には、ナビ
ゲーション装置2から車両の現在位置データに加え、現
在位置が平地であるのか、山地であるか等をあらわす周
辺の地図情報が入力されるようになっている。
【0063】上記凍結判定出力部26は、凍結判定出力
手段としてのもので、外気温が設定温度範囲(D≦外気
温<e;例えば、4℃以上10℃未満)の際に路面が日
陰か否か判定し、日陰の場合は外気温が下降傾向のとき
には凍結の可能性有りと判定するとともに、下降傾向以
外ならば、凍結期間中か否かの判定、時刻による判定を
行って、凍結の可能性を検出するようになっている。ま
た、上記設定温度範囲以外(10℃以上)の場合や、外
気温が上記設定温度範囲の場合であっても日陰ではない
ときは、凍結期間中か否かの判定、時刻による判定を行
って、凍結の可能性を検出するようになっている。
【0064】図10、図11は本発明の実施の第5形態
による路面凍結の推定処理のフローチャートで、このプ
ログラムは、イグニッションスイッチがONされるとス
タートされ、所定時間毎に繰り返し実行されるようにな
っており、まず、S501で外気温センサ16から外気
温が凍結判定出力部26に読込まれ、S502に進んで
外気温が設定温度Dより低いか否か(低温、例えば4
℃、の設定温度範囲か否か)の判定が行われる。
【0065】そして、上記S502で外気温が設定温度
Dより低く低温の設定温度範囲の場合はS503に進
み、外気温が下降傾向か否かの判定が行われ、下降傾向
の場合はS514に進んで、表示部6に凍結の可能性有
りの信号を出力して上記表示部6を点灯させ運転者に注
意を促す。また、上記S503で外気温が下降傾向以外
と判定した場合はS512へと進む。
【0066】一方、上記S502で外気温が設定温度D
以上(低温の設定温度範囲ではない)の場合、S504
へと進み、ナビゲーション装置2から緯度・経度・高度
の位置データが凍結判定出力部26に読込まれ、S50
5で日付検出部3から日付が上記凍結判定出力部26に
読込まれ、S506で時計11から時刻が上記凍結判定
出力部26に読込まれる。
【0067】次いで、S507に進み、外気温がe(例
えば、10℃)より低いか否か判定され、外気温がeよ
りも低く、すなわち、D≦外気温<eの場合はS508
に進み、外気温が10℃以上の場合はS512にジャン
プする。
【0068】上記S507で、外気温がeより低いと判
定されてS508に進むと上記ナビゲーション装置2か
ら車両の周辺の地図情報が上記凍結判定出力部26に読
込まれる。
【0069】その後、S509に進み、位置データ、日
付および時刻に基づき太陽位置が演算され、S510に
進んで、太陽位置と周辺の地図情報から車両の位置が日
陰になるか演算される。
【0070】そして、S511に進み、車両の位置が日
陰の場合は上記S503に進み、日陰ではない場合は上
記S512へと進む。すなわち、D≦外気温<eの場合
で日陰の場合は、外気温が下降傾向ならば凍結の可能性
有りと判定されるようになっている。
【0071】上記S503で外気温が下降傾向ではない
と判定された場合、上記S507で外気温がe以上と判
定された場合、上記S511で日陰ではないと判定され
た場合で上記S512に進むと、凍結データ記憶部4か
ら凍結データが上記凍結判定出力部26に読込まれる。
【0072】次いで、S513に進むと、位置データと
日付とに基づき凍結データを参照して凍結期間中か否か
が判定され、凍結期間中の場合には上記S514へ進ん
で表示部6に凍結の可能性有りの信号を出力して上記表
示部6を点灯させ運転者に注意を促す。
【0073】一方、上記S513で凍結期間中ではない
と判定した場合にはS515に進み、日付は凍結期間の
前後A日(例えば15日)以内か否か判定し、前後A日
以内ではないならばS516に進んで、凍結の可能性無
しの信号を出力して上記表示部6を消灯状態とする。
【0074】また、上記S515で、日付は凍結期間の
前後A日以内であると判定した場合はS517に進み、
時刻は設定時刻範囲、すなわち一日の内で最も気温が低
くなる夜から明け方の時間帯(設定時刻範囲:例えば0
時〜7時)か否か判定する。
【0075】そして、時刻が設定時刻範囲ならば上記S
514へ進んで表示部6に凍結の可能性有りの信号を出
力して上記表示部6を点灯させ運転者に注意を促し、時
刻が設定時刻範囲以外であれば上記S516へ進んで、
凍結の可能性無しの信号を出力して上記表示部6を消灯
状態とする。
【0076】このように、本発明の実施の第5形態によ
れば、比較的低温側の温度範囲の場合で日陰の場合は、
外気温が下降傾向ならば凍結の可能性有りと判定される
ようになっており、実際の道路の凍結条件を反映した正
確な検出結果が得られるようになっている。
【0077】次に、図12〜図14は本発明の実施の第
6形態に係わり、図12は路面凍結推定装置の概略構成
図、図13は路面凍結の推定処理のフローチャート、図
14は図13の続きのフローチャートである。一般にナ
ビゲーション装置から得られる位置情報には所定の誤差
が含まれている。従って、本発明の実施の第6形態では
車両周辺の画像情報に基づき検出した道路形状とナビゲ
ーション装置から得られる位置情報を比較して位置情報
を補正するものである。
【0078】すなわち、図12に示すように、路面凍結
推定装置30では、上記発明の実施の第5形態の各入出
力の構成に加え、画像処理道路形状検出部32が凍結判
定出力部33に接続される構成になっている。
【0079】また、車室内には天井前方の左右に一定の
間隔をもって一対のCCDカメラ31が取り付けられ、
車外の対象を異なる視点からステレオ撮像するようにな
っており、この一対のCCDカメラ31で撮像した自車
両の走行方向の映像信号は、上記画像処理道路形状検出
部32に入力されるようになっている。
【0080】上記画像処理道路形状検出部32は、上記
CCDカメラ31で撮像した自車両の走行方向の環境の
1組のステレオ画像対に対し、対応する位置のずれ量か
ら三角測量の原理によって画像全体に渡る距離情報を求
める処理を行なって、三次元の距離分布を表す距離画像
を生成し、距離画像の距離分布についてヒストグラム処
理を行うことで道路を認識し、道路形状を検出して上記
凍結判定出力部33に出力するようになっている。
【0081】すなわち、上記一対のCCDカメラ31と
上記画像処理道路形状検出部32で道路形状検出手段が
形成されている。
【0082】上記凍結判定出力部33は、凍結判定出力
手段としてのもので、ナビゲーション装置2から得られ
る位置情報はナビゲーション装置2から得られる周辺の
地図情報と画像情報を基に得た道路形状とを比較して補
正されるようになっており、この補正した位置情報を基
に各判定を行うことで凍結の可能性を検出するようにな
っている。
【0083】図13、図14は本発明の実施の第6形態
による路面凍結の推定処理のフローチャートで、このプ
ログラムは、イグニッションスイッチがONされるとス
タートされ、所定時間毎に繰り返し実行されるようにな
っており、まず、S601で外気温センサ16から外気
温が凍結判定出力部33に読込まれ、S602に進んで
外気温が設定温度Dより低いか否か(低温、例えば4
℃、の設定温度範囲か否か)の判定が行われる。
【0084】そして、上記S602で外気温が設定温度
Dより低く低温の設定温度範囲の場合はS603に進
み、外気温が下降傾向か否かの判定が行われ、下降傾向
の場合はS615に進んで、表示部6に凍結の可能性有
りの信号を出力して上記表示部6を点灯させ運転者に注
意を促す。また、上記S603で外気温が下降傾向以外
と判定した場合はS613へと進む。
【0085】一方、上記S602で外気温が設定温度D
以上(低温の設定温度範囲ではない)の場合、S604
へと進み、ナビゲーション装置2から緯度・経度・高度
の位置データと周辺地図情報が凍結判定出力部33に読
込まれ、S605で画像処理道路形状検出部32から道
路形状が読込まれる。
【0086】次に、S606に進み、上記地図情報と上
記道路形状とが比較され、上記道路形状に該当する道路
が地図情報から選択されて、この道路位置に車両位置が
補正される。
【0087】その後、S607に進み、日付検出部3か
ら日付が上記凍結判定出力部33に読込まれ、S608
で時計11から時刻が上記凍結判定出力部33に読込ま
れる。
【0088】次いで、S609に進み、外気温がe(例
えば、10℃)より低いか否か判定され、外気温がeよ
りも低く、すなわち、D≦外気温<eの場合はS610
に進み、外気温が10℃以上の場合はS613にジャン
プする。
【0089】上記S609で、外気温がeより低いと判
定されてS610に進むと、S606で補正された位置
データ、日付および時刻に基づき太陽位置が演算され、
S611に進んで、太陽位置と周辺地図情報から車両の
位置が日陰になるか演算される。
【0090】そして、S612に進み、車両の位置が日
陰の場合は上記S603に進み、日陰ではない場合は上
記S613へと進む。すなわち、D≦外気温<eの場合
で日陰の場合は、外気温が下降傾向ならば凍結の可能性
有りと判定されるようになっている。
【0091】上記S603で外気温が下降傾向ではない
と判定された場合、上記S609で外気温がe以上と判
定された場合、上記S612で日陰ではないと判定され
た場合で上記S613に進むと、凍結データ記憶部4か
ら凍結データが上記凍結判定出力部33に読込まれる。
【0092】次いで、S614に進むと、補正された位
置データと日付とに基づき凍結データを参照して凍結期
間中か否かが判定され、凍結期間中の場合には上記S6
15へ進んで表示部6に凍結の可能性有りの信号を出力
して上記表示部6を点灯させ運転者に注意を促す。
【0093】一方、上記S614で凍結期間中ではない
と判定した場合にはS616に進み、日付は凍結期間の
前後A日(例えば15日)以内か否か判定し、前後A日
以内ではないならばS617に進んで、凍結の可能性無
しの信号を出力して上記表示部6を消灯状態とする。
【0094】また、上記S616で、日付は凍結期間の
前後A日以内であると判定した場合はS618に進み、
時刻は設定時刻範囲、すなわち一日の内で最も気温が低
くなる夜から明け方の時間帯(設定時刻範囲:例えば0
時〜7時)か否か判定する。
【0095】そして、時刻が設定時刻範囲ならば上記S
615へ進んで表示部6に凍結の可能性有りの信号を出
力して上記表示部6を点灯させ運転者に注意を促し、時
刻が設定時刻範囲以外であれば上記S617へ進んで、
凍結の可能性無しの信号を出力して上記表示部6を消灯
状態とする。
【0096】このように、本発明の実施の第6形態によ
れば、車両周辺の画像情報に基づき検出した道路形状と
ナビゲーション装置から得られる位置情報を比較して位
置情報を補正するので、正確な凍結情報を得ることがで
きる。
【0097】次に、図15〜図17は本発明の実施の第
7形態に係わり、図15は路面凍結推定装置の概略構成
図、図16は路面凍結の推定処理のフローチャート、図
17は図16の続きのフローチャートである。一般に、
外気温が比較的低温側の温度範囲の場合で雨が降ってい
る際に路面が凍結する可能性が有る。従って、本発明の
実施の第7形態では、前記発明の実施の第6形態に加
え、このような雨の降る場合も考慮して制御するもので
ある。
【0098】すなわち、図15に示すように、路面凍結
推定装置35では、上記発明の実施の第6形態の各入出
力の構成に加え、ワイパー動作検出手段としてのワイパ
ースイッチ36が凍結判定出力部37に接続される構成
になっている。
【0099】上記凍結判定出力部33は、凍結判定出力
手段としてのもので、外気温が比較的低温側の温度範囲
の場合で上記ワイパースイッチ36がONの際に外気温
が下降傾向のときには凍結の可能性有りと判定し、その
他、前記発明の実施の形態6で説明した各判定を行って
路面の凍結を検出するように形成されている。
【0100】図16、図17は本発明の実施の第7形態
による路面凍結の推定処理のフローチャートで、このプ
ログラムは、イグニッションスイッチがONされるとス
タートされ、所定時間毎に繰り返し実行されるようにな
っており、まず、S701で外気温センサ16から外気
温が凍結判定出力部37に読込まれ、S702に進んで
外気温が設定温度Dより低いか否か(低温、例えば4
℃、の設定温度範囲か否か)の判定が行われる。
【0101】そして、上記S702で外気温が設定温度
Dより低く低温の設定温度範囲の場合はS703に進
み、外気温が下降傾向か否かの判定が行われ、下降傾向
の場合はS716に進んで、表示部6に凍結の可能性有
りの信号を出力して上記表示部6を点灯させ運転者に注
意を促す。また、上記S703で外気温が下降傾向以外
と判定した場合はS714へと進む。
【0102】一方、上記S702で外気温が設定温度D
以上(低温の設定温度範囲ではない)の場合、S704
へと進み、ナビゲーション装置2から緯度・経度・高度
の位置データと周辺地図情報が凍結判定出力部37に読
込まれ、S705で画像処理道路形状検出部32から道
路形状が読込まれる。
【0103】次に、S706に進み、上記周辺地図と上
記道路形状とが比較され、上記道路形状に該当する道路
が周辺地図から選択されて、この道路位置に車両位置が
補正される。
【0104】その後、S707に進み、日付検出部3か
ら日付が上記凍結判定出力部37に読込まれ、S708
で時計11から時刻が上記凍結判定出力部37に読込ま
れる。
【0105】次いで、S709に進み、外気温がe(例
えば、10℃)より低いか否か判定され、外気温がeよ
りも低く、すなわち、D≦外気温<eの場合はS710
に進み、外気温が10℃以上の場合はS714にジャン
プする。
【0106】上記S709で、外気温がeより低いと判
定されてS710に進むと、ワイパースイッチ36がO
Nか否か判定される。そしてワイパースイッチ36がO
Nの場合、上記S703に進み、ワイパースイッチ36
がOFFの場合はS711へと進む。すなわち外気温が
比較的低温側の温度範囲で、上記ワイパースイッチ36
がONされ雨が降っていると判断できる場合は上記S7
03に進み、外気温が下降傾向ならば凍結の可能性有り
と判定されるようになっている。
【0107】上記S711に進むと、補正された位置デ
ータ、日付および時刻に基づき太陽位置が演算され、S
712に進んで、太陽位置と周辺地図情報から車両の位
置が日陰になるか演算される。
【0108】そして、S713に進み、車両の位置が日
陰の場合は上記S703に進み、日陰ではない場合は上
記S714へと進む。すなわち、D≦外気温<eの場合
で日陰の場合は、外気温が下降傾向ならば凍結の可能性
有りと判定されるようになっている。
【0109】上記S703で外気温が下降傾向ではない
と判定された場合、上記S709で外気温がe以上と判
定された場合、上記S713で日陰ではないと判定され
た場合で上記S714に進むと、凍結データ記憶部4か
ら凍結データが上記凍結判定出力部37に読込まれる。
【0110】次いで、S715に進むと、補正された位
置データと日付とに基づき凍結データを参照して凍結期
間中か否かが判定され、凍結期間中の場合には上記S7
16へ進んで表示部6に凍結の可能性有りの信号を出力
して上記表示部6を点灯させ運転者に注意を促す。
【0111】一方、上記S715で凍結期間中ではない
と判定した場合にはS717に進み、日付は凍結期間の
前後A日(例えば15日)以内か否か判定し、前後A日
以内ではないならばS718に進んで、凍結の可能性無
しの信号を出力して上記表示部6を消灯状態とする。
【0112】また、上記S717で、日付は凍結期間の
前後A日以内であると判定した場合はS719に進み、
時刻は設定時刻範囲、すなわち一日の内で最も気温が低
くなる夜から明け方の時間帯(設定時刻範囲:例えば0
時〜7時)か否か判定する。
【0113】そして、時刻が設定時刻範囲ならば上記S
716へ進んで表示部6に凍結の可能性有りの信号を出
力して上記表示部6を点灯させ運転者に注意を促し、時
刻が設定時刻範囲以外であれば上記S718へ進んで、
凍結の可能性無しの信号を出力して上記表示部6を消灯
状態とする。
【0114】このように、本発明の実施の第7形態によ
れば、外気温が比較的低温側の温度範囲で、上記ワイパ
ースイッチがONされ雨が降っていると判断できる場合
は、外気温が下降傾向ならば凍結の可能性有りと判定さ
れるようになっており、実際の路面の凍結を反映して、
凍結の検出が正確に行えるようになっている。
【0115】尚、上記各実施の形態では、結果を表示部
で表示するものを例に説明しているが、表示するのみで
はなく運転者に音声で凍結の可能性を報知するものであ
っても良い。
【0116】また、凍結の可能性有りとの出力は、路面
摩擦係数μに換算したものを、例えばトラクション制御
装置、4輪操舵制御装置や制動力制御装置および4輪駆
動制御装置等に入力するようにして、それぞれの制御に
用いることができる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
雑な路面摩擦係数μの推定を行う必要が無く、この路面
摩擦係数μを検出するための数多くのセンサ等の部品を
必要とすることなく簡単かつ精度良く路面の凍結を検出
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による路面凍結推定装
置の概略構成図
【図2】本発明の実施の第1形態による路面凍結の推定
処理のフローチャート
【図3】本発明の実施の第2形態による路面凍結推定装
置の概略構成図
【図4】本発明の実施の第2形態による路面凍結の推定
処理のフローチャート
【図5】本発明の実施の第3形態による路面凍結推定装
置の概略構成図
【図6】本発明の実施の第3形態による路面凍結の推定
処理のフローチャート
【図7】本発明の実施の第4形態による路面凍結推定装
置の概略構成図
【図8】本発明の実施の第4形態による路面凍結の推定
処理のフローチャート
【図9】本発明の実施の第5形態による路面凍結推定装
置の概略構成図
【図10】本発明の実施の第5形態による路面凍結の推
定処理のフローチャート
【図11】本発明の実施の第5形態による図10の続き
のフローチャート
【図12】本発明の実施の第6形態による路面凍結推定
装置の概略構成図
【図13】本発明の実施の第6形態による路面凍結の推
定処理のフローチャート
【図14】本発明の実施の第6形態による図13の続き
のフローチャート
【図15】本発明の実施の第7形態による路面凍結推定
装置の概略構成図
【図16】本発明の実施の第7形態による路面凍結の推
定処理のフローチャート
【図17】本発明の実施の第7形態による図16の続き
のフローチャート
【符号の説明】
1 路面凍結推定装置 2 ナビゲーション装置 3 日付検出部(日付検出手段) 4 凍結データ記憶部(凍結情報記憶手段) 5 凍結判定出力部(凍結判定出力手段) 6 表示部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナビゲーション装置と、現在の日付を検
    出する日付検出手段と、各地域における日付毎の凍結の
    発生の有無を予め記憶した凍結情報記憶手段と、上記ナ
    ビゲーション装置で検出した現在位置と上記日付検出手
    段で検出した現在の日付とに基づき上記凍結情報記憶手
    段の記憶情報を参照して凍結状態か否かを判定し所定に
    出力する凍結判定出力手段とを備えたことを特徴とする
    路面凍結推定装置。
  2. 【請求項2】 時刻を検出する時刻検出手段を有し、上
    記凍結判定出力手段は、上記時刻を凍結状態か否かの判
    定の一つのパラメータとすることを特徴とする請求項1
    記載の路面凍結推定装置。
  3. 【請求項3】 外気温を検出する外気温検出手段を有
    し、上記凍結判定出力手段は、上記外気温を凍結状態か
    否かの判定の一つのパラメータとすることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の路面凍結推定装置。
  4. 【請求項4】 時刻を検出する時刻検出手段を有し、上
    記凍結判定出力手段は、上記ナビゲーション装置で検出
    した現在位置と上記日付検出手段で検出した現在の日付
    と上記時刻検出手段で検出した時刻に基づいて太陽位置
    を演算するとともに、上記太陽位置と上記ナビゲーショ
    ン装置で検出した地図情報とに基づき走行路面の日陰を
    判定し、この日陰条件を凍結状態か否かの判定の一つの
    パラメータとすることを特徴とする請求項1,2,3の
    いずれか一つに記載の路面凍結推定装置。
  5. 【請求項5】 車両周辺の画像情報に基づき道路形状を
    検出する道路形状検出手段を有し、上記凍結判定出力手
    段は、上記ナビゲーション装置で検出した地図情報と上
    記道路形状検出手段で検出した道路形状とを比較して補
    正した位置を現在位置として凍結状態か否かの判定を行
    うことを特徴とする請求項1,2,3,4のいずれか一
    つに記載の路面凍結推定装置。
  6. 【請求項6】 車両のワイパーの動作を検出するワイパ
    ー動作検出手段を有し、上記凍結判定出力手段は、上記
    ワイパーの動作を凍結状態か否かの判定の一つのパラメ
    ータとすることを特徴とする請求項1,2,3,4,5
    のいずれか一つに記載の路面凍結推定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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