JPH1114351A - 道路勾配検知警報装置 - Google Patents

道路勾配検知警報装置

Info

Publication number
JPH1114351A
JPH1114351A JP16748297A JP16748297A JPH1114351A JP H1114351 A JPH1114351 A JP H1114351A JP 16748297 A JP16748297 A JP 16748297A JP 16748297 A JP16748297 A JP 16748297A JP H1114351 A JPH1114351 A JP H1114351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gradient
road
warning
signal
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16748297A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Arakawa
建一郎 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOUDENTSUU KK
Original Assignee
TOUDENTSUU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOUDENTSUU KK filed Critical TOUDENTSUU KK
Priority to JP16748297A priority Critical patent/JPH1114351A/ja
Publication of JPH1114351A publication Critical patent/JPH1114351A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路の勾配を自動的に検知し、勾配が所定値
以上の場合に警報を発生する道路勾配検知警報装置を提
供する。 【解決手段】 道路を舗装する舗装用車両に装着され、
上記道路の勾配に沿って傾斜する装置本体と、その装置
本体に吊り下げられた振り子11と、その振り子11と
装置本体との傾斜角度が所定値以上の場合に信号を出力
する光電センサ15と、その光電センサ15からの信号
が所定時間以上入力され続けた時に上記道路が所定値以
上の勾配であることを検知して信号を出力する勾配検知
部30と、その検知に応じて警報を発生する警報発生部
25とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の勾配を検知
し、舗装用車両あるいは高所作業用車両等が設定値以上
の勾配箇所に至ると警報を発生する道路勾配検知警報装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、道路の舗装工事に用いられる舗
装用車両の一つに、アスファルトフィニッシャーがあ
る。
【0003】このアスファルトフィニッシャーは、舗装
作業中はギヤをローギヤにして低速走行し、作業後は速
かに片付けるためにギヤをハイギヤにして高速移動する
ようになっているが、停止状態でギヤをローギヤからハ
イギヤに入れようとしても、ギヤチェンジができずにギ
ヤがニュートラルになるときがある。
【0004】そのため、坂道でギヤチェンジを行う際に
は、アスファルトフィニッシャーが傾斜により自走(逆
走)しないように、オペレータは、アスファルトフィニ
ッシャーに歯止めをしてからギヤチェンジを行うように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、坂道の
勾配が7%(約4度)程度の場合、オペレータがアスフ
ァルトフィニッシャーに乗車した状態では、道路が勾配
していることが分かりにくいために、車両に歯止めをす
るのを忘れてギヤチェンジを行ってしまい、アスファル
トフィニッシャーが自走(逆走)してしまう虞がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、道路の勾配を自
動的に検知し、勾配が所定値以上の場合に警報を発生す
る道路勾配検知警報装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、道路を舗装する舗装用車両あるい
は高所作業用車両等に装着され、上記道路の勾配に沿っ
て傾斜する装置本体と、その装置本体に吊り下げられた
振り子と、その振り子と装置本体との傾斜角度が所定値
以上の場合に信号を出力する光電センサと、その光電セ
ンサからの信号が所定時間以上入力され続けた時に上記
道路が所定値以上の勾配であることを検知する勾配検知
部と、その検知に応じて警報を発生する警報発生部とを
備えたものである。
【0008】上記構成によれば、警報を発生する傾斜角
度の設定値を7%(約4度)とした場合、道路の勾配が
7%(約4度)以上であると、勾配に沿って装置本体が
傾いて光電センサが信号を出力し、その信号を入力した
勾配検知部は、その道路が7%(約4度)以上に勾配し
ていることを検知して信号を出力する。そして、その勾
配検知部からの信号を入力した警報発生部は、音声で警
報を発生する。
【0009】これにより、舗装用車両のオペレーターが
誤って坂道でギアチェンジすることが減少し、舗装用車
両が逆走するのを未然に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適一実施の形態
を添付図面を用いて詳述する。
【0011】図1に本発明にかかる道路勾配検知警報装
置の概略図を示し、図2に道路勾配検知警報装置を構成
する振り子の正面図を示す。
【0012】図1に示すように、道路勾配検知警報装置
は、図示されていない直方体状の装置本体内に、道路の
勾配を検出する装置部10と、その道路勾配が所定値以
上の時に警報を発生する回路部20とが収容されて構成
されており、アスファルトフィニッシャーなどの舗装用
車両に装着されるものである。
【0013】装置部10は、道路の勾配に沿って装置本
体が矢印s方向に傾いた時も常に重力方向に吊り下がる
振り子11と、装置本体に固定され振り子11と装置本
体との傾斜角度が所定値以上の場合に信号を出力する光
電センサ15とから構成されている。
【0014】この振り子11は、所望の設定値に応じて
所定の高さと幅の長方形状に形成された揺動板12を、
その上部に形成された孔14に支持金具13を通して装
置本体に支持させると共に、その支持金具13を支点に
して回転自在に吊り下げられて構成されており、また、
図2に示すように、光電センサ15は、一方には発光部
16が、他方には受光部17が揺動板12の下部を挟む
ように対向して装置本体に固定して設けられている。
【0015】揺動板12の大きさ及び支持金具13や光
電センサ15の取付け位置は、検知する勾配の大きさに
より決定される。この点について詳述すれば、傾斜角度
を7%(約4度)に設定した場合、揺動板12の支持金
具13が設けられた位置から揺動板12上の発光部から
の光の照射位置までの距離と揺動板12の幅は、装置本
体を7%(約4度)以上傾斜した時に、発光部16から
受光部17に光が通過するように設けられる。尚、揺動
板12の下部は、発光部16から照射された光を反射し
ないように、黒い材料で形成されている。
【0016】また、回路部20は、その光電センサ15
からの検知信号が所定時間以上入力され続けた時に道路
が所定値以上の勾配であることを検知して警報信号を出
力する勾配検知部30と、その勾配検知部30からの警
報信号が入力されて警報を発生する警報発生部26と、
これら装置部10、回路部20とに電力を供給する充電
部35とから構成されている。
【0017】勾配検知部30は、上述した光電センサ1
5からの検知信号を入力して道路の勾配を検出部32で
検知し、その検出部32の検知信号の入力時間をタイマ
34で測定して所定時間以上の場合に警報信号を警報発
生部25に出力するようになっている。
【0018】この警報発生部25は、所望の音声信号が
記録されたROMを有する音声部26を介して入力さ
れ、スピーカー27から音声で警報を発生するようにな
っていると共に、警報ランプ66に入力され、光で警報
を発生するようになっている。
【0019】また、充電部35は、バッテリーで構成さ
れ、充電する際には電源ケーブル37が接続できるよう
に、バッテリーチャージャー接続端子39を備えてい
る。
【0020】次に、装置本体の外部に取り付けられる機
器について、図3を用いて説明する。
【0021】図3(a)に前面図、図3(b)に背面
図、図3(c)に上面図、及び図3(d)に底面図を示
す。
【0022】図3(a)に示すように、装置本体50
は、装置本体50の前面50fに、充電部に12Vの交
流電源を上述のバッテリーチャージャー接続端子39に
接続すべく形成されたバッテリーチャージャー挿入孔2
9と、上述の充電部に電気的に接続されバッテリー残量
を知らせるバッテリー残量警告ランプ54と、充電部か
ら装置部及び回路部との間に設けられた電源スイッチ5
6及びヒューズ58と、上述した光電センサの発光部か
ら受光部に光が通過した時に発光すべく上述のタイマと
電気的に接続された勾配センサランプ60とが設けられ
ている。更に、装置本体50の底面50に、アスファル
トフィニッシャーに着脱自在に取り付けるためのマグネ
ット支持台68が設けられると共に、アスファルトフィ
ニッシャーに取り付けた状態で装置本体50を水平に保
てるように、マグネット支持台68と装置本体50との
間に高さ調節ネジ69が設けられている。このマグネッ
ト支持台68は、図3(d)に示すように、装置本体5
0の底面50bの四隅にそれぞれ設けられている。
【0023】そして、図3(b)に示すように、背面5
0rに、上述したスピーカーの音声を装置本体50外に
放出するための孔70が多数形成されている。
【0024】図3(c)に示すように、装置本体50の
上面50uには、装置運搬用のグリップハンドル62
と、装置本体50内に設けた振り子の振動方向を示す矢
印64が形成されており、この矢印64の方向とアスフ
ァルトフィニッシャーの走行方向を一致させて装着でき
るようになっている。更に、上述した警報ランプ66が
設置されている。
【0025】また、上述の高さ調節ネジ69により、装
置本体50の水平調節を外部から確認しながら行えるよ
うに、矢印64の方向とその矢印64の方向と直交する
方向とに、それぞれ水準器70が設けられている。
【0026】次に、本発明の作用を図1を用いて説明す
る。
【0027】尚、検知する道路の傾斜角度を7%(約4
度)に設定した場合で説明する。
【0028】先ず、本発明をアスファルトフィニッシャ
ーに取り付けるに際しては、アスファルトフィニッシャ
ーを水平な場所に置き、アスファルトフィニッシャーの
金属部分にマグネット支持台を取り付ける。このアスフ
ァルトフィニッシャーに平らな箇所がない場合には、水
準器を見ながら高さ調節ネジで水平にする。
【0029】そして、本装置の電源を入れた後、アスフ
ァルトフィニッシャーにより道路舗装作業を行う。
【0030】道路の勾配が7%(約4度)以下の場合に
は、装置本体が傾いても光電センサ15の発光部16か
らの光が揺動板12に遮られ受光部17に入射しない。
また、アスファルトフィニッシャーの揺れにより、装置
本体が傾いて一部受光部17に入射しても、タイマ34
がこれを道路の勾配ではなく揺れによる入射であること
を入射時間で判断するので、警報は発生しない。
【0031】これに対して、道路の勾配が7%(約4
度)以上の場合には、装置本体が傾いて光電センサ15
の発光部16から受光部17に光が入射し、この入射時
間がタイマ34で測定されて一定時間を超えることにな
る。これにより、勾配検知部30が、その道路が傾いて
いることを検知して、警報発生部25に信号を出力す
る。そして、その勾配検知部30からの信号を入力した
警報発生部25は、スピーカー27から予めROMに記
憶させておいた音声(例えば、「ただ今、道路の勾配が
7%以上です。絶対にギアチェンジをしてはいけませ
ん。」を2回繰り返す。)を発生する。
【0032】更に、勾配検知部30は警報ランプ66に
も信号を出力し、音声による警報の発生と同時に、警報
ランプ66が発光する。これにより、音声による警報が
騒音などのためにオペレーターに聞こえない場合に、光
で警告できる。
【0033】以上説明したように、本発明は音と光とに
より警報を発生するので、アスファルトフィニッシャー
のオペレーターが、坂道でギアチェンジをすることがな
くなり、逆走を未然に防止することができる。
【0034】また、本実施の形態では舗装用車両につい
て説明したが、架線工事などの際に作業用バケットに作
業員を乗せて昇降させる高所作業用バケット車にも適用
できる。
【0035】高所作業用バケット車は、道路が傾斜して
いる場合や斜めにバケットを上昇させる場合には転倒防
止用の支持脚を延ばして車体を支持するようになってい
るが、本発明により支持脚の延ばし忘れによる転倒を未
然に防止できる。
【0036】更に、これらの車両以外にも、道路勾配に
より自走する虞のある車両及び作業中に重心が移動して
安定性を失う虞のある車両等に適用することで、車両の
逆走や転倒を未然に防止できる。
【0037】また、本実施の形態では、検知する道路の
傾斜角度を7%(約4度)に設定する場合で説明した
が、所望の傾斜角度に合せて設定すれば良い。
【0038】この場合、例えば、図4に示すように、5
%の傾斜角度を検知するための孔19や、9%の傾斜角
度を検知するための孔18等を複数形成し、支持金具の
取り付け位置を変えることにより行う。
【0039】尚、本実施の形態にあっては、振り子11
を坂道の傾斜方向(奥行方向)に沿って揺れるように設
けたが、更に道路の幅方向にも振り子を設けて、二方向
について道路の勾配を検知しても良い。これにより、複
雑に傾斜した道路の勾配を検知できる。
【0040】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、道路の勾
配を自動的に検知し、勾配が所定値以上の場合に警報を
発生するので、舗装用車両のオペレーターが、坂道でギ
アチェンジをすることがなくなる。従って、舗装用車両
の逆走を未然に防止できる。
【0041】また、本発明は音声で警報を発生できるの
で、オペレーターに所望の警告を発することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる道路勾配検知警報装置を示す概
略図である。
【図2】図1の装置部の正面図である。
【図3】本発明にかかる道路勾配検知警報装置の外観を
示す図であり、(a)は前面図、(b)は背面図、
(c)は上面図、(d)は底面図である。
【図4】本発明の揺動板の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 装置部 11 振り子 15 光電センサ 20 回路部 25 警報発生部 30 勾配検知部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路を舗装する舗装用車両あるいは高所
    作業用車両等に装着され、上記道路の勾配に沿って傾斜
    する装置本体と、その装置本体に吊り下げられた振り子
    と、その振り子と装置本体との傾斜角度が所定値以上の
    場合に信号を出力する光電センサと、その光電センサか
    らの信号が所定時間以上入力され続けた時に上記道路が
    所定値以上の勾配であることを検知する勾配検知部と、
    その検知に応じて警報を発生する警報発生部とを備えた
    ことを特徴とする道路勾配検知警報装置。
JP16748297A 1997-06-24 1997-06-24 道路勾配検知警報装置 Pending JPH1114351A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16748297A JPH1114351A (ja) 1997-06-24 1997-06-24 道路勾配検知警報装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16748297A JPH1114351A (ja) 1997-06-24 1997-06-24 道路勾配検知警報装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1114351A true JPH1114351A (ja) 1999-01-22

Family

ID=15850507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16748297A Pending JPH1114351A (ja) 1997-06-24 1997-06-24 道路勾配検知警報装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1114351A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2009100648B4 (en) * 2006-05-12 2009-11-26 Conplant Pty Limited Tilting alarm for a mobile machine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2009100648B4 (en) * 2006-05-12 2009-11-26 Conplant Pty Limited Tilting alarm for a mobile machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5847793A (ja) 境界面警報装置
JPH11168251A (ja) レーザ光線投射器の電力及び伝達システム
KR930020144A (ko) 지주높이 조정장치
JPH1114351A (ja) 道路勾配検知警報装置
JPH0596985A (ja) 自動車用傾斜表示装置
JP2652299B2 (ja) 作業車用警報装置
JP3238618U (ja) 進入警報システム
JP2015098393A (ja) ブーム付き車両用安全装置及びブーム付き車両の安全運用方法
JPH07132869A (ja) 自動二輪車の走行中の傾斜角測定装置
JPS6491011A (en) Apparatus for measuring distance between vehicles
JPH09267991A (ja) 吊り荷の落下範囲警報システム
JP2000230257A (ja) 建設機械の傾斜警報装置
JP2518360Y2 (ja) 作業車の安全装置
JP2599028B2 (ja) 動いている平面の水準測定方法及び水準傾きの検出装置
JPH0431549Y2 (ja)
JPS55116933A (en) Automatic travelling controller for construction machine
JP2891433B2 (ja) 作業車の地盤沈下警報信号発生装置
JPH052692A (ja) 土木用自走重機械の安定角度警報装置
JPH01185411A (ja) 水平器付傾斜・振動センサー
JP2020146651A (ja) 自走式スクリーン
JPH0255113U (ja)
JPH0249953B2 (ja)
JP2521067Y2 (ja) 超音波距離センサ
JPH0921635A (ja) 測量ロボットシステム
JP3159208U (ja) 傾斜検知機能付きパチンコ台収納ラック

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060404

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060606

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061024