JP2000230257A - 建設機械の傾斜警報装置 - Google Patents

建設機械の傾斜警報装置

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JP2000230257A
JP2000230257A JP11033175A JP3317599A JP2000230257A JP 2000230257 A JP2000230257 A JP 2000230257A JP 11033175 A JP11033175 A JP 11033175A JP 3317599 A JP3317599 A JP 3317599A JP 2000230257 A JP2000230257 A JP 2000230257A
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construction machine
pendulum
inclination
angle
setting ring
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JP11033175A
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English (en)
Inventor
Koichi Obara
好一 小原
Isamu Denda
勇 伝田
Tadashi Hasegawa
征 長谷川
Shoichi Koizumi
尚一 小泉
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Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】建設機械の傾きが、機械能力の限界の角度(機
械が転倒しない限界の角度)に近づいたことをオペレー
ターに警報することにより、機体の転倒を未然に防止す
るための装置を提供する。 【解決手段】ケース4と、ケース4の上部から釣り下げ
られた振り子6と、支持部材7に上下移動が可能に支持
されている角度設定リング8から構成される傾斜角度検
知器2を、建設機械1に磁石12によって着脱可能に固
定する。振り子6、支持部材7、角度設定リング8は導
体であり、振り子6及び支持部材7はケーブル9,9に
よって警報装置3に接続されているので、建設機械1が
傾いて振り子6が角度設定リング8に接すると、導通
し、警報装置3が作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械の傾斜警
報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械、例えば、油圧式ショベル等
は、整地を行っていない、不安定な場所での作業に多く
用いられる。このような建設機械は、多少の傾斜地では
正常に作業することができるが、傾きが機械能力の限界
の角度(機械が転倒しない限界の角度)を超える傾斜地
ではバランスを崩し、転倒してしまう危険がある。この
機械能力の限界の角度は各機種により異なっている。従
来、建設機械の傾きが、その機械が転倒しない、安全な
傾斜角度の範囲内であるかどうかの判断は、オペレータ
ー自身の感覚に頼っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オペレーター
の感覚のみで正確な傾きを認識することは難しく、その
うえ、各機種ごとに機械能力の限界の角度が異なってい
るため、判断しにくいので、転倒の危険を回避するため
の対策が望まれる。
【0004】そこで、本発明の目的は、建設機械の傾き
が機械能力の限界に近づいたことをオペレーターに警報
することにより、機体の転倒を未然に防止するための装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、建設機械において、機体の傾斜
が360度どの方向であっても、その傾斜を検知する傾
斜角度検知器と、この傾斜角度検知器により検知される
機体傾斜角度情報に基づいて、機体傾斜角度が所定値以
上の場合に、建設機械を運転するオペレータに、警戒す
べきことを報知する警報装置と、を備えたことを特徴と
している。
【0006】ここで、傾斜角度検知器は建設機械の本体
部分に取り付けられ、建設機械を水平地においたとき
に、傾斜角度検知器が検知する傾きが0度となるように
設置しているものとする。また、警報装置はオペレータ
ーの近く、例えば運転席に設けてあるものとし、オペレ
ーターが作業をしながら警報を感知できるようになって
いる。電源はヒューズボックスから得るものとする。
【0007】以上のように、請求項1記載の発明によれ
ば、傾斜角度検知器により、建設機械の傾きが360度
どの方向であっても、その傾きを検知し、警報装置によ
り作業中のオペレーターに警報することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の建
設機械の傾斜警報装置であって、前記傾斜角度検知器
は、機体に対し吸着により固定可能な磁石を一体的に有
していて、この磁石により機体に対し着脱可能であるこ
と、を特徴としている。
【0009】ここで、磁石は強力なものとし、建設機械
の傾斜や振動で傾斜角度検知器が転倒したり傾いたりし
ないものとする。
【0010】このように、請求項2記載の発明によれ
ば、傾斜角度検知器は磁石により建設機械に着脱可能に
固定してあるので、建設機械に傷をつけず、簡単に取り
付け及び取り外しを行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る建設機械の
傾斜警報装置の実施の形態例を図1から図3に基づいて
説明する。先ず、図1は建設機械に傾斜警報装置を取り
付けた状態を示す概略図であり、傾斜角度検知器2は建
設機械(図示例では油圧式ショベル)1の本体部分に取
り付けられ、警報装置3は、オペレーターが作業をしな
がら警報を感知できる位置、例えば運転席に取り付けら
れている。電源はヒューズボックスから得ている。図2
は、振り子を用いて傾斜角度を検知する傾斜角度検知器
の原理を示す概要図である。傾斜角度検知器2は、ケー
ス4、振り子6、支持部材7、角度設定リング8から概
略構成されており、警報装置3はブザー10、赤灯11
から構成されている。ケース4は絶縁油(例えばシリコ
ンオイル)5が充填してあり、傾斜等により流出しない
よう密閉してある。絶縁油5は、建設機械1の振動や建
設機械1の急発進等による振り子6の不必要な振れを抑
制し、傾斜警報装置の誤動作を抑制する。また、傾斜角
度検知器2内に、図示しない制御装置を有し、これによ
っても傾斜警報装置の誤動作を抑制する。ケース4の底
面には磁石(固定部材)12が設けられており、この磁
石12は、強力で、建設機械1の傾斜や振動で傾斜角度
検知器2が転倒したり傾いたりしないように、傾斜角度
検知器2を着脱可能に固定する。また、傾斜角度検知器
2は、建設機械1を水平地においたときに、振り子6が
垂直になるように設置されている。振り子6はケース4
の内側に上部から釣り下げられ、角度設定リング8を挿
通している。角度設定リング8は支持部材7に上下移動
が可能に支持されている。また、振り子6、支持部材
7、角度設定リング8は導体であり、振り子6の上端と
警報装置3及び、支持部材7と警報装置3はケーブル
9,9により接続されている。
【0012】建設機械1を水平地においたときに、振り
子6が垂直になるように、建設機械1の本体部分に傾斜
角度検知器2を置き、磁石12によって固定する。ブザ
ー10と赤灯11はオペレーターが感知できるように、
運転席に設置しておく。また、角度設定リング8を上下
させ、建設機械1の傾きが機械能力の限界の角度になっ
たとき、振り子6と角度設定リング8が接するように、
角度設定リング8の位置を設定する。建設機械1を水平
地または傾斜の緩やかな場所で作業させると、振り子6
は挿通している角度設定リング8に接触しない。建設機
械1を傾斜の急な場所で作業させると、建設機械1は傾
き、振り子6が振れ、角度設定リング8に接触しする。
振り子6が角度設定リング8に接触すると、振り子6、
支持部材7、角度設定リング8が導体であるので、傾斜
角度検知器2と警報装置3の間に電気が流れる。これに
より、運転席に設置した赤灯11が点灯すると同時にブ
ザー10が鳴り、オペレーターに危険な傾斜角度になっ
たことを通知する。機械能力の限界の角度が異なる建設
機械に用いる場合は、再び角度設定リング8を上下に移
動させ、振り子6と角度設定リング8が接する位置を変
化させることで、適用する建築機械の機械能力の限界の
角度まで傾いたときに警報が作動するよう設定できる。
また、傾斜角度検知器2は大掛かりな装置を必要としな
いため、コンパクトで軽量であり、ケース4の底面に設
けた磁石12によって固定されているので、他の建設機
械への付け替えは容易にできる。
【0013】<警報角度の設定手段の形態例>図3は、
角度設定リング8の位置を調整する手段として、調整ネ
ジ13と調整ガイド14を用いた傾斜角度検知器2の側
面図であり、振り子6と角度設定リング8とが接触する
角度を示した図である。ここで、傾斜角度検知器2の機
体の傾斜を検知する原理は、前述した図2に示した原理
と同様である。傾斜角度検知器2は、ケース4、振り子
6、支持部材7、角度設定リング8、絶縁油5のほか
に、角度設定リング8の位置を調整する手段として、調
整ネジ13と調整ガイド14を備えている。15は電源
・警報接続端子である。調整ガイド14はケース4の天
井に固定され、内部をケーブル9が挿通している。調整
ガイド14の下端には振り子6が設けられ、振り子6の
上端はケーブル9に接続している。調整ネジ13は雌ネ
ジ部を、調整ガイド14は雄ネジ部を有しており、調整
ネジ13を回動させて調整ガイド14上を上下に移動さ
せることによって、調整ネジ13の上部に設けた支持部
材7を上下させ、角度設定リング8の位置を調整する。
また、6aは40度振れた場合の振り子6を示したもの
であり、8aはこの振り子6aに接する位置に設けた場
合の角度設定リング8を示している。同様に、6bは3
0度振れた場合の振り子6を示し、8bは振り子6bに
接する位置に設けた場合の角度設定リング8を示してい
る。6cは20度振れた場合の振り子6であり、8cは
振り子6cに接する位置に設けた場合の角度設定リング
8である。6dは10度振れた場合の振り子6であり、
8dは振り子6dに接する位置に設けた場合の角度設定
リング8である。機械能力の限界の角度が浅い場合、調
整ネジ13を下げ、角度設定リング8をケース4の下方
(例えば8dの位置)に設定する。また、機械能力の限
界の角度が深い場合は、逆に角度設定リング8をケース
4の上方(例えば8aの位置)に設定する。建設機械1
の傾きにより、振り子6が角度設定リング8に接触する
と、前述した原理と同様に、導通し、警報装置が作動さ
れる。
【0014】このように実施の形態の建設機械の傾斜警
報装置によれば、角度設定リング8に挿通した振り子6
により、機体の傾斜がいかなる方向であってもオペレー
ターに警報することができ、角度設定リング8を移動さ
せることによって警報を作動する角度を任意に設定する
ことができる。また、絶縁油5および制御装置により、
建設機械1の振動や急発進による誤動作を抑制すること
ができる。また、傾斜角度検知器2は大掛かりな装置を
必要とせず、コンパクトで軽量であるうえ、磁石12で
固定しているので建設機械1に傷をつけず、容易に着脱
が可能である。従って、車種やメーカーを問わず、様々
な建設機械に適用することができる。また、赤灯11と
ブザー10で警報を行うので確実にオペレーターに通知
することができる。
【0015】なお、以上の実施の形態例において、警報
装置を適用する建設機械として油圧式ショベルを用いた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、油圧式シ
ョベル以外の建設機械にも適用可能である。警報装置の
警報手段も赤灯及びブザーに限定されるものではなく、
オペレーターに通知できるものであれば良く、絶縁油も
シリコンオイルのみに限定されるものではない。また、
角度設定リングの位置の調整手段も等も任意であり、そ
の他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能で
あることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る建設機械の傾斜警報装置によれば、建設機械の傾きが
360度どの方向であっても、傾斜角度検知器がその傾
きを検知し、警報装置で作業中のオペレーターに警報す
ることにより、建設機械の傾斜を確実にオペレーターに
通知することができる。
【0017】請求項2記載の発明に係る建設機械の傾斜
警報装置によれば、傾斜角度検知器を磁石で固定するの
で、建設機械に傷をつけず、簡単に着脱することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例として、警報装置を油圧
式ショベルに取り付けた状態を示す概略図である。
【図2】振り子を用いて傾斜角度を検知する傾斜角度検
知器の原理を示す概要図である。
【図3】角度設定リングの位置を調整する手段として、
調整ネジを用いた傾斜角度検知器の形態例を示す側面図
である。
【符号の説明】
1 建設機械 2 傾斜角度検知器 3 警報装置 4 ケース 5 絶縁油 6,6a,6b,6c,6d 振り子 7 支持部材 8,8a,8b,8c,8d 角度設定リング 9 ケーブル 10 ブザー 11 赤灯 12 磁石 13 調整ネジ 14 調整ガイド 15 電源・警報端子
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 征 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 小泉 尚一 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 Fターム(参考) 2D015 GA03 GB03 HA03 HB04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設機械において、 機体の傾斜が360度どの方向であっても、その傾斜を
    検知する傾斜角度検知器と、 この傾斜角度検知器により検知される機体傾斜角度情報
    に基づいて、機体傾斜角度が所定値以上の場合に、建設
    機械を運転するオペレータに、警戒すべきことを報知す
    る警報装置と、を備えたことを特徴する建設機械の傾斜
    警報装置。
  2. 【請求項2】前記傾斜角度検知器は、機体に対し吸着に
    より固定可能な磁石を一体的に有していて、 この磁石により機体に対し着脱可能であること、を特徴
    とする請求項1記載の建設機械の傾斜警報装置。
JP11033175A 1999-02-10 1999-02-10 建設機械の傾斜警報装置 Pending JP2000230257A (ja)

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