JPH11142942A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH11142942A
JPH11142942A JP31028197A JP31028197A JPH11142942A JP H11142942 A JPH11142942 A JP H11142942A JP 31028197 A JP31028197 A JP 31028197A JP 31028197 A JP31028197 A JP 31028197A JP H11142942 A JPH11142942 A JP H11142942A
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JP
Japan
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data
recording
film
camera
setting
Prior art date
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Pending
Application number
JP31028197A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Ozawa
勝司 小澤
Hisashi Hamada
寿 浜田
Tokuji Sato
徳次 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP31028197A priority Critical patent/JPH11142942A/ja
Publication of JPH11142942A publication Critical patent/JPH11142942A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ本体10から電源供給を受けて動作する
フィルムホルダ50がカメラ本体10から取り外された後に
再装着されたり、レボルビングされた後、フィルムホル
ダ50に電源が再供給されたとき、先に設定した写込み設
定を不揮発性メモリ281 から読み出して、自動的に写込
みの再設定を行う。 【解決手段】 フィルムホルダ50に不揮発性メモリ281
を搭載し、写込み設定の内容を不揮発性メモリ281 に記
憶する。フィルムホルダ50がカメラ本体10から取り外さ
れた後に再装着されたり、レボルビングされた後、フィ
ルムホルダ50に電源が再供給されたとき、不揮発性メモ
リ281 から写込み設定の内容を読み出し、読み出された
写込み設定にしたがって写込みデータをフィルムに写し
込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの写込みデ
ータ等の記録データの設定に関し、より詳細には、フィ
ルムホルダがカメラ本体に対し取外しまたはレボルビン
グ可能なシステムカメラにおいて、フィルムホルダに電
源が再供給された際の記録データの再設定に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】スタジオ撮影される営業写真、コマーシ
ャル写真等のいわゆるプロ用撮影には、一般にブローニ
ータイプの120,220ロールフィルムを用いる中判
あるいは大判カメラが使用されている。このような大判
カメラ等にあっては、レンズ,AEファインダおよびフ
ィルムホルダ(フィルムバックともいわれる)がカメラ
本体と着脱可能となったシステムカメラといわれるもの
がある。
【0003】また今日、撮影情報等をデータとして記録
するための磁気記録層と画像情報を写し込むための光学
情報記録領域とを備えた新規格フィルムを採用したアド
バンストフォトシステム(APS)も提案されている。
【0004】ところで、システムカメラにおいては、夫
々撮影サイズが異なる交換用の専用フィルムホルダ(例
えば、6×8判用、6×4.5判用等)が用意されてお
り、また、フィルムホルダに内装するフィルムの種類
(例えば、カラーとモノクロ、あるいはネガとポジ)を
選ぶこともでき、撮影目的,状況の変化に応じてこのフ
ィルムホルダを交換して撮影することにより、撮影の多
様性が発揮できるようになっている。
【0005】また、カメラ本体を固定したままフィルム
ホルダを90°回転させることにより、フィルム面(す
なわち画面)の縦位置、横位置の切替えをスピーディ且
つ自在に行うレボルビングを可能にしたシステムカメラ
もある。
【0006】このようなシステムカメラの一部には、例
えば、絞り値(AV値),シャッタ速度(TV値),露
出補正量(FC値)等の撮影データ、撮影日時、コマ番
号等のカメラ(AEファインダ等のアクセサリを含む)
から得られる撮影に関する情報や、手動操作により(例
えば、撮影者により)任意に入力される文字,記号,図
形等の任意の情報を写込みデータとしてフィルムの所定
の領域(多くの場合は、画像領域外の撮影画像に対応す
る所定の位置)に文字・記号等により写込むようにした
ものがある。
【0007】ここで、写込みデータは、写込みデータの
組合せの種類や順序を定める「写込み設定」にしたがっ
て、実際にカメラ等から得られる情報(データ)がフィ
ルムに写し込まれる。図8はフィルムのA部に写し込ま
れた写込みデータの例を示す。この例では、年月日,露
出モード,AV値,TV値,FC値,フォーカスモード
が写し込まれている。このようにしてフィルムに写し込
まれた写込みデータは、撮影後のフィルムやプリントの
管理に利用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フィルムホ
ルダは上述のようにカメラ本体と着脱自在であり、また
レボルビングが可能であって、一般的にはフィルムホル
ダを簡易且つ小型のものにするためカメラ本体から電源
供給を受けてフィルム給送等の動作をするようになって
いる。したがって、フィルムホルダがカメラ本体から取
り外されているときやレボルビングの途中においては、
フィルムホルダへのカメラ本体からの電源供給が停止す
るので、この間はフィルム給送等を初めとする一切の動
作をすることができない。
【0009】また、上記写込み設定をフィルムホルダ側
にて行うようにした場合には、フィルムホルダがカメラ
本体から取り外されているときやレボルビングの途中に
おいては、設定された写込み設定の内容が電源供給の停
止に伴い消滅してしまうことになる。したがって、フィ
ルムホルダの取外し後再装着されたときやレボルビング
後に、フィルムホルダにカメラ本体から電源が再供給さ
れたとき、先に設定した写込み設定にしたがって写込み
データをフィルムに写し込もうとすれば、先に設定した
写込み設定と同じ内容を再度設定し直す必要があり、こ
のような写込みの再設定は大変煩わしい。
【0010】また、フィルムホルダ側にも小型の電源
(バッテリ)を搭載できるようにし、フィルムホルダと
して必要最低限の動作(例えば、フィルム装填時の1コ
マ目を撮影位置に合わせるためのフィルム給送)をフィ
ルムホルダ単体としても動作可能としたものも考えられ
ている。しかしながら、このようにフィルムホルダ側に
バッテリを搭載可能としたフィルムホルダであっても、
バッテリを搭載していない場合やバッテリが消耗してい
た場合などには、カメラ本体からの電源供給を受けなけ
れば上記同様に写込み設定の内容が消滅するから、フィ
ルムホルダの取外し後再装着されたときやレボルビング
後にフィルムホルダにカメラ本体から電源が再供給され
たとき、先に設定した写込み設定にしたがって写込みデ
ータをフィルムに写し込もうとすれば、先に設定した写
込み設定と同じ内容を再度設定し直す必要があるのは、
上述のフィルムホルダ側にバッテリを搭載できない場合
と同様である。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、カメラ本体から電源供給を受けて動作するフィル
ムホルダが、カメラ本体から取外し後に再装着されたと
きやレボルビング後に、フィルムホルダにカメラ本体か
ら電源が再供給されたとき、先に設定した写込み設定を
自動的に再設定することのできるシステムカメラを提供
することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるシステムカ
メラは、カメラ本体と、該カメラ本体に対し取外しまた
はレボルビング可能な、前記カメラ本体から電源が供給
されて動作するフィルムホルダとからなり、所定の記録
データを所望の記録設定にしたがってフィルムに記録す
るデータ記録手段を備えたシステムカメラであって、取
外しまたはレボルビング直前に設定されている記録設定
を記憶するフィルムホルダに搭載されたEEPROM等
の不揮発性メモリと、フィルムホルダがカメラ本体から
一旦取り外された後に再装着され、またはレボルビング
後に、フィルムホルダに電源が再び供給されたとき、不
揮発性メモリに記憶された記録設定を読み出して記録デ
ータの再設定をする記録再設定手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0013】ここで、「記録再設定手段」は、フィルム
ホルダに搭載するものに限らずカメラ本体等いずれに搭
載してもかまわない。また、本発明によるカメラは、所
定の記録データを所望の記録設定にしたがってフィルム
に記録するデータ記録手段を備えたカメラであって、設
定されている記録設定を記憶するEEPROM等の不揮
発性メモリと、カメラへの電源供給が一旦停止された後
カメラに電源が再供給されたとき、不揮発性メモリに記
憶された記録設定を読み出して記録データの再設定をす
る記録再設定手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0014】上記において「記録データ」とあるのは、
撮影データや撮影日時、コマ番号、その他任意の文字等
の必要な情報をフィルムの所定の領域に文字・記号等に
より記録する写込みデータや、磁気記録層に記録される
磁気データなどである。また、この記録データを記録す
る「データ記録手段」は、前記「記録データ」が写込み
データのときはデータ写込手段であればよく、前記「記
録データ」がAPS等における磁気記録層に記録される
データであれば、磁気データを記録する手段であればよ
い。
【0015】また、「記録設定」とあるのは、記録デー
タの組合せの種類や順序を定めたもので、例えば、年月
日,露出モード,撮影データ(AV値,TV値),FC
値等の文字・記号等による組合せや順序を定めるもので
あって、前記「記録データ」が「写込みデータ」のとき
は、この「記録設定」を特に「写込み設定」と称す。
【0016】
【発明の効果】本発明によるシステムカメラによれば、
記録設定の内容をフィルムホルダに搭載された不揮発性
メモリに記憶させるようにしたので、カメラ本体から電
源供給を受けて動作するフィルムホルダにおいて、フィ
ルムホルダがカメラ本体から一旦取り外された後に再装
着されたり、またはレボルビングされた場合であって
も、フィルムホルダに電源が再び供給されたときに、不
揮発性メモリに記憶された記録設定を読み出すことがで
きるから、撮影者が記録データの再設定を行うまでもな
く、メモリから読み出された記録設定の内容にしたがっ
て記録データをフィルムに記録することができるように
なり、記録データを再設定する煩わしさから開放され
る。
【0017】また、上記システムカメラに限らず全ての
カメラにおいて、上記同様に記録設定の内容を不揮発性
メモリに記憶させるようにしたので、カメラの電池交換
等においても、電池交換後に不揮発性メモリに記憶され
た記録設定を読み出すことができ、記録設定の内容を失
うことがない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるシステムカメ
ラの実施の形態について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0019】図2は、本発明によるシステムカメラの一
実施の形態を示す図であり、同図(1)は側面視、同図
(2)は平面視、同図(3)は背面視したものを示して
いる。この図2に示したシステムカメラ100 は、フィル
ム給送方向の画像領域外に図8に示したような写込みデ
ータを写し込むことが可能なカメラであって、カメラ本
体10と、その下部に本体10に一体的に設けられた基部12
と、この基部12から前方に延びる2本のレンズ繰出用レ
ール42と、該レール42に螺合するフォーカシングノブ31
を回転操作することにより該レール42の延在方向に沿っ
て移動可能とされ、本体10の露光用前部開口に取り付け
られた蛇腹41の前端部に接合されると共に、レンズユニ
ット20を支持するレンズ保持ユニット30と、本体10の上
部に設けられた折り畳みファインダフード11と、本体10
の背面に着脱自在に設けられたフィルムホルダ50とを備
えている。
【0020】カメラ本体10の片側面にはモード切替ダイ
ヤル10a およびシャッタースピードダイヤル10b が備え
られている。
【0021】なお、カメラ本体10には、ファインダフー
ド11を取り外すことによりAEファインダを装着するこ
とも可能であり、AEファインダを装着すると自動露出
モードの選択が可能となる。また、図示しない接続端子
に各種外部接続機器を接続することが可能となってお
り、例えば、データ入力用のアクセサリを接続し、該ア
クセサリから文字等を入力することによって、後述する
任意データの写込みを行うことも可能である。
【0022】このシステムカメラ100 のカメラ本体10に
装着されたフィルムホルダ50は、遮光板52を図2に示す
遮光位置に装着した状態で所定の解除操作をすることに
より、本体10から取り外すことが可能である。さらに、
遮光板52を遮光位置に装着することなく、所定の解除操
作をすることにより、カメラ本体10を固定したままでフ
ィルムホルダ50を90°回転させることが可能であり、
これによりフィルム面(すなわち画面)の縦位置、横位
置の切替えをスピーディ且つ自在に行うレボルビングを
可能にしている。
【0023】フィルムホルダ50には、カメラ本体10から
電源供給を受けてモーター13によるフィルム給送やその
他の動作の制御を行うための所定の電気回路が搭載され
ている。
【0024】図1は、この電気回路のブロック図を示
す。このフィルムホルダ50は、各種動作を集中制御する
CPU(マイクロプロセッサ)280、 このCPU280 と
接続された各種データ等を記憶するEEPROM等の不
揮発性メモリ281、 撮影者に操作される操作ボタン(S
W)部282、 液晶(LCD)等の表示部283 、表示部28
3 用の補助光を発するバックライト駆動部284、 フィル
ムホルダ50の各部へ所定の電圧を印加する電源回路28
5、 小容量(定格6V)のバッテリーBT21の電圧を検出
する電源電圧検出部286、 通信制御部287、 フィルム給
送手段290、 データ記録手段の一態様であって写込みデ
ータをフィルムに写し込むデータ写込手段295、 異常時
に警告音を発するブザー297 から成る。
【0025】通信制御部287 はCPU280 とカメラ本体
10との間に接続されて、カメラ本体10からの指令に基づ
いてCPU280 がフィルム給送等の各種動作を制御す
る。また、CPU280 は写込みデータの再設定をする写
込み再設定手段(記録再設定手段の一態様)としての中
心的機能を有する。
【0026】電源回路285 はダイオードD1を介してバッ
テリーBT21に接続されると共に、ダイオードD2を介して
カメラ本体10に内蔵された大容量(定格9V)のバッテ
リー(図示せず)とも接続されている。したがって、フ
ィルムホルダ50は、バッテリーBT21またはカメラ本体10
に内蔵されたバッテリーからの電源供給を受けることに
なり、フィルムホルダ50がカメラ本体10から取り外され
たときにおいても、フィルムホルダ50単体で所定の動作
が行えるようになっている。
【0027】また、電源電圧検出部286 はバッテリーBT
21と接続されており、バッテリーBT21が所定の電圧より
低下したときには警告マークを表示部283 に表示する。
これにより、バッテリーBT21の電圧が所定の電圧より低
下しているときにフィルムホルダ50がカメラ本体10から
取り外されると問題が生じる旨を撮影者に伝えることが
できる。
【0028】フィルム給送手段290 は、撮影毎に次の撮
影に先立って所定の長さ分だけフィルムが給送されたか
否かを検出するフィルム給送検出手段291 とモータ13を
駆動するフィルムモータ駆動手段292 とからなる。
【0029】データ写込手段295 は、所定の写込み設定
にしたがってフィルムに写込みデータを写し込むもので
ある。光学系の出射端がフィルムホルダ80内の露光アパ
ーチャの側方でフィルム給送方向の後流側に配置されて
おり(図示せず)、フィルムホルダ50に内蔵した発光素
子(図示せず)から撮影日時や撮影データ等を示すデー
タ画像光が発せられる。このデータ画像光を前記光学系
を介してフィルムホルダ50内で、1コマ撮影終了後のフ
ィルム巻上げ動作に連動させて給送中のフィルムにデー
タ画像を結像させることにより、写込みデータをフィル
ムに写し込む。
【0030】なお、このデータ写込手段295 は上記のよ
うな構成のものに限るものではなく、例えば、特開平9
−15711号に提案されているもの、その他各種手段
を適用できる。また、このデータ写込手段295 は、フィ
ルムホルダ50内に備えるものではなくカメラ本体10側に
備えるような構成とすることも可能である。
【0031】フィルムホルダ50の上面には、図3(1)
に示すように液晶(LCD)からなる表示部283 と、ア
ップ/ダウンダイヤル289 と、トータルショットボタン
81,フレーム番号ボタン82,1コマ目を設定する1stフ
レームセットボタン83,撮影データ/ISO切替ボタン
84,日付ボタン85,LCDライトボタン86からなる操作
ボタン部282 とが備えられている。
【0032】表示部283 は、図3(2)にその拡大図を
示すように、フィルム感度(ISO感度)の他、AV
値,TV値等の撮影データ、撮影日時、トータルショッ
ト数,フレーム番号(コマ番号)を選択的あるいは幾つ
かのものを組み合わせて表示するブロック90と、フィル
ム感度が自動設定モードにあることを示すAUTO表示
91と、前記ブロック90にフィルム感度が表示されている
ことを示すISO表示92と、後述する写込みデータの設
定の種類を示すブロック93と、撮影されるフィルムのフ
レーム番号を示すフィルムカウンタ表示94と、フィルム
ホルダ50に内蔵されている電池の消耗度を示す電池マー
ク表示95と、フィルムホルダ50に内装されたフォーマッ
トマスク(撮影サイズを変更するマスクであり、例え
ば、6×7cm判用,6×4.5cm判用等)のサイズを示
す画面サイズ表示96、使用されているフィルムの種別
(例えば、ブローニー判の120または220フィルム
の種別)を示すフィルム種別表示97との各種表示部分か
らなっている。
【0033】表示部283 のブロック90には、後述するよ
うに写込みデータの設定及び確認を行うときは、その写
込みデータが表示され、また、通常撮影時には使用して
いるフィルム感度(ISO感度)が自動的に判別されて
その数字(例えば、100、200、あるいは400
等)が常時表示される。また、ISO表示92も点灯す
る。なお、常時表示されるデータはフィルム感度に限ら
ず撮影データ等その他のデータであってもかまわない。
また、この常時表示されるデータが後述する写込みデー
タのいずれかと同じであってもかまわない。
【0034】フィルムホルダ50がカメラ本体10に装着さ
れているときには、フィルムホルダ50に内蔵されたCP
U280 とカメラ本体10に内蔵されたCPU(図示せず)
とによって、通信制御手段287 を介してデータの送受信
を行いながら上述の写込みデータの表示の切替えや写込
みデータの設定等フィルムホルダにおける各種動作の制
御が行われる。
【0035】以下、上記構成のシステムカメラの作用に
ついて図4〜図7に示すフローチャートを参照して説明
する。なお、図4〜図7に示すフローチャートでは、ス
テップ番号は#印をつけて示す。
【0036】最初にフィルムホルダ50がカメラ本体10に
装着されており、写込みデータの設定を行うことが可能
な場合について説明する。
【0037】このカメラは、電源投入SWを兼ねたモード
切替ダイヤル10a を電源投入位置に回動すると、カメラ
(AEファインダ等のアクセサリを含む)から得られる
撮影に関する情報、例えば撮影日時,撮影データ、コマ
数等通常の写込みデータを写し込むモードになる。な
お、ボタン部282 の所定のボタンを押しながらモード切
替ダイヤル10a を電源投入位置に回動すると任意データ
を写込みデータとするモードになり、任意文字入力用の
アクセサリを接続して文字入力することによって、入力
した文字情報を写込みデータとしフィルムに写し込むこ
とが可能となる。
【0038】表示部283 のブロック90にフィルム感度が
表示されているときに、ボタン部282 の日付ボタン85,
フレーム番号ボタン82,撮影データ/ISO切替ボタン
84のいずれかを押すと、ブロック90に表示されるデータ
がフィルム感度から写込みデータに切り替わり、現在設
定されている写込み設定にしたがって押されたボタンに
対応するデータがブロック90に表示されるとともに、押
されたボタンに対応して図4,6,7に示すいずれかの
処理が開始される。このような処理を初めとして、後述
する一連の処理はCPU280 が行う。
【0039】なお、このとき押されたボタンとは異なる
前記いずれかのボタンをさらに押すと、新たに押された
ボタンに対応するデータがブロック90に表示され、その
ボタンに対応する図4,6,7に示すいずれかの処理に
移行する。
【0040】最初に、電源投入時に通常の写込みデータ
を写し込むモードが設定され、日付ボタン85が押されて
撮影日時のデータを写し込む状態が選択された場合につ
いて図4を参照して説明する。電源投入後に日付ボタン
85を押すことにより、日付、時分のデータを設定するデ
ータ設定モードに移行し図4に示す処理が開始する。
【0041】この例では、フィルムに写し込まれる日付
時分のデータのパターンとして表1並びに図4に示すよ
うに設定0から設定7までの8種類の写込み設定が用意
されている。
【0042】
【表1】
【0043】現在設定されている写込み設定に対応する
データカウント値(例えば、設定2のときはカウント値
=2)を1インクリメントし(#1)、インクリメント
されたデータカウント値が登録されている設定数(本例
では8)より多いか否かを判断し(#2)、多い場合は
データカウント値を0にリセット(#3)してからステ
ップ4に移行し、それ以外はそのままステップ4に移行
する。ステップ4でデータカウント値に対応する写込み
設定にしたがってデータをブロック90に表示し、さらに
ステップ5に移行して選択された写込み設定の内容を不
揮発性メモリ281 に書込み、記憶する。
【0044】さらに日付ボタン85を所定時間内に押すこ
とにより、上記処理が同じようにして行われる。すなわ
ち、日付ボタン85を短い時間間隔(例えば、1秒程度以
下で)で繰り返し押すことにより、ブロック90に表示さ
れるデータのパターンが巡回的に表1に示すようなもの
に切り替わり所望の写込み設定を選択することができる
ようになる。
【0045】次に、上記のようにして撮影日時に関する
所望の写込み設定を不揮発性メモリ281 に記憶した後、
フィルムホルダ50をカメラ本体10から取り外したり、あ
るいはレボルビングした場合の処理について説明する。
【0046】図1より明らかなように、フィルムホルダ
50をカメラ本体10から取り外すと、ダイオードD2を介し
たカメラ本体10からの電源供給が停止する。この電源供
給の停止は、レボルビングの途中においても同様におき
る。この際、フィルムホルダ50にバッテリBT21が搭載さ
れていて、バッテリ電圧が所定の電圧値(例えば6V)
以上あれば、電源回路285 がフィルムホルダ50の各部へ
所定の電圧を印加し続けるので、上記のようにして設定
された写込みデータの設定等を初めとして、フィルムホ
ルダ50には何ら異常は発生しない。一方、フィルムホル
ダ50にバッテリBT21が搭載されていないときや、バッテ
リBT21が搭載されていてもバッテリ電圧が所定電圧値以
下のときは、電源電圧検出部286 がそれを検知して、電
源回路285 の動作を停止させるので、フィルムホルダ50
の各部への電圧印加がなくなる。したがって、フィルム
ホルダ50は動作しなくなる。しかしながら、上記のよう
にして設定された写込み設定は不揮発性メモリ281 に記
憶されているので、電源回路285 の動作が停止し不揮発
性メモリ281 への電圧印加がなくなっても、写込み設定
の内容が不揮発性メモリ281 に保持されることになる。
【0047】このようにフィルムホルダ50がカメラ本体
10から取り外された後に、カメラ本体10に再装着され、
またはレボルビング完了後、フィルムホルダ50に電源が
再供給されると、電源回路285 が起動しフィルムホルダ
50の各部へ所定の電圧を印加するので(#1)、CPU
280 は図5に示す処理のステップ2以降の処理を開始す
る。すなわち、フィルムホルダ50に電源が再供給され電
源回路285 が起動すると(#1)、不揮発性メモリ281
に記憶されている写込み設定の内容を読み出し(#
2)、読み出された写込み設定にしたがって現時点での
日付時分のデータをブロック90に表示する(#3)。
【0048】このような状態で撮影を開始すると、フィ
ルムホルダ50をカメラ本体10から取り外したりレボルビ
ングする以前に設定した写込み設定の内容にしたがって
撮影日時に関する写込みデータをフィルムに写し込むこ
とが可能となる。すなわち、フィルムホルダ50をカメラ
本体10から取り外し再装着したり、レボルビングした後
においても、撮影者が写込みの再設定を行うまでもな
く、先に設定した写込み設定の内容にしたがってフィル
ムに写込みデータを写し込むことができ、写込みの再設
定を手動で行う煩わしさがない。
【0049】次に、電源投入時に通常の写込みデータを
写し込むモードが設定され、撮影データ/ISO切替ボ
タン84が押されて、撮影データに関するデータを写し込
むモードが選択された場合について図6を参照して説明
する。電源投入後に撮影データ/ISO切替ボタン84を
押すことにより、撮影データを設定するデータ設定モー
ドに移行し図6に示す処理が開始する。
【0050】この例では、フィルムに写し込まれる撮影
データのパターンとして表2並びに図6に示すように設
定0から設定3までの4種類の写込み設定が用意されて
いる。
【0051】
【表2】
【0052】ここで、設定1が選択されたときは、レン
ズユニット20に組み込まれたレンズの絞り値(AV値)
と、シャッタースピードダイヤル10b にて設定されたシ
ャッタ速度(TV値)が写込みデータとしてフィルムに
写し込まれる。また、AEファインダがカメラ本体10に
装着されて自動露出モードの選択が可能となり設定2が
選択されたときは、AEファインダにより得られる露出
補正量(FC値)が写込みデータとしてフィルムに写し
込まれる。さらに、AEファインダがカメラ本体10に装
着されて設定3が選択されたときは、AEファインダに
より得られるAV値とTV値とFC値が写込みデータと
してフィルムに写し込まれる。
【0053】撮影データ/ISO切替ボタン84が押され
ると、現在設定されている写込み設定に対応するデータ
カウント値(例えば、設定2のときはカウント値=2)
を1インクリメントする(#1)。
【0054】次に、AEファインダがカメラ本体10に装
着されているのか否かを判断し(#2)、AEファイン
ダがカメラ本体10に装着されていなければステップ3a
に移行して、データカウントが2(AEファインダ無し
の最大設定に対応するカウント値+1)であるか否かを
判断する。そして、データカウントが2であればステッ
プ4aに移行し、データカウントを0にリセットしてか
らステップ5へ移行する。一方、データカウントが2で
なければデータカウントをそのままにしてステップ5へ
移行する。
【0055】逆に、AEファインダがカメラ本体10に装
着されているときはステップ3bに移行して、データカ
ウントが4(AEファインダありの最大設定に対応する
カウント値+1)であるか否かを判断する。そして、デ
ータカウントが4であればステップ4bに移行し、デー
タカウントを0にリセットしてからステップ5へ移行す
る。一方、データカウントが4でなければデータカウン
トをそのままにしてステップ5へ移行する。
【0056】ステップ5でデータカウント値に対応する
写込み設定にしたがって撮影データに関するデータをブ
ロック90に表示し、さらにステップ6に移行してその写
込み設定の内容を不揮発性メモリ281 に書込み、記憶す
る。
【0057】さらに撮影データ/ISO切替ボタン84を
所定時間内に押すことにより、上記処理が同じようにし
て行われる。すなわち、撮影データ/ISO切替ボタン
84を短い時間間隔(例えば、1秒程度以下で)で繰り返
し押すことにより、ブロック90に表示されるデータのパ
ターンがAEファインダの有無に応じて巡回的に「設定
0→設定1→設定0」(フローチャートの下部(a)参
照)または「設定0→設定1→設定2→設定3→設定
0」(フローチャートの下部(b)参照)と切り替わり
所望の写込み設定を選択することができるようになる。
【0058】このようにして撮影データに関する所望の
写込み設定を不揮発性メモリ281 に記憶した後、フィル
ムホルダ50をカメラ本体10から取り外したり、あるいは
レボルビングした場合の処理については、上記撮影日時
の場合と同様であるので、ここではその説明を省略す
る。
【0059】次に、電源投入時に通常の写込みデータを
写し込むモードが設定され、フレーム番号ボタン82が押
されて、フレーム番号のデータを写し込むモードが選択
された場合について図7を参照して説明する。電源投入
後にフレーム番号ボタン82を押すことにより、フレーム
番号のデータを設定するナンバー設定モードに移行し図
7に示す処理が開始る。
【0060】本例では、フレーム番号を写し込むか否か
が「設定0:データの記録無し」または「設定1:ナン
バー記録」を選択することによって設定できる。
【0061】フレーム番号ボタン82が押されると、現在
設定されている写込み設定に対応するデータカウント値
(例えば、設定1のときはカウント値=1)を1インク
リメントし(#1)、インクリメントされたデータカウ
ント値が登録されている設定数(本例では2)より多い
か否かを判断し(#2)、多い場合はデータカウント値
を0にリセット(#3)してからステップ4に移行し、
それ以外はそのままステップ4に移行する。ステップ4
でデータカウント値に対応する写込み設定にしたがって
データをブロック90に表示し、さらにステップ5に移行
してその写込み設定の内容を不揮発性メモリ281 に書込
み、記憶する。
【0062】さらにフレーム番号ボタン82を所定時間内
に押すことにより、上記処理が同じようにして行われ
る。すなわち、フレーム番号ボタン82を短い時間間隔
(例えば、1秒程度以下で)で繰り返し押すことによ
り、ブロック90に表示されるデータのパターンが巡回的
に「設定0→設定1→設定0」と切り替わりフレーム番
号を写し込むか否かを選択することができるようにな
る。
【0063】このようにしてフレーム番号に関する所望
の写込み設定を不揮発性メモリ281に記憶した後、フィ
ルムホルダ50をカメラ本体10から取り外したり、あるい
はレボルビングした場合の処理については、上記撮影日
時の場合と同様であるので、ここではその説明を省略す
る。
【0064】上記説明で明らかなように、本発明による
システムカメラにおいては、フィルムホルダ50をカメラ
本体10から取り外し再装着したり、レボルビングした場
合であっても、写込み設定の内容を不揮発性メモリから
読み出すことにより、先に設定した写込み設定の内容に
したがってフィルムに写込みデータを写し込むことがで
き、撮影者が写込みの再設定を行う必要がない。
【0065】なお、上記説明ではブローニータイプのフ
ィルムを用いるシステムカメラについて説明したが、本
発明はこれに限らず、磁気データを記録することのでき
る磁気記録層と画像情報を写し込むことのできる光学情
報記録領域とを備えたカメラにも適用することが可能で
ある。磁気記録層と光学情報記録領域とを備えたカメラ
においては、上記説明におけるデータ写込み手段295 を
フィルム上の磁気記録層に磁気データとして記録するこ
とが可能な記録手段に置き換え、該記録手段により写込
みデータに相当する所定の磁気データを記録するように
すればよい。
【0066】上記説明は、システムカメラにおけるレボ
ルビング操作等について説明したが、本発明はシステム
カメラに限らず一般のカメラにも適用することができ
る。すなわち、上記説明と同様に記録設定の内容を記憶
する不揮発性メモリをカメラに搭載し、カメラの電池交
換後に不揮発性メモリに記憶された記録設定を読み出す
ようにすることも可能であり、これにより電池交換操作
時にも記録設定の内容を失うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシステムカメラの一実施の形態で
あるフィルムホルダの回路ブロック図
【図2】上記システムカメラの3面図
【図3】上記システムカメラのフィルムホルダの上面図
(1) および表示部の拡大図(2)
【図4】上記システムカメラの写込み設定の一例を説明
するフローチャート
【図5】上記システムカメラのフィルムホルダへの電源
再供給後の処理を説明するフローチャート
【図6】上記システムカメラの写込み設定の他の例を説
明するフローチャート
【図7】上記システムカメラの写込み設定の他の例を説
明するフローチャート
【図8】写込みデータの例を示す図
【符号の説明】
10 カメラ本体 20 レンズユニット 50 フィルムホルダ 10a モード切替ダイヤル 10b シャッタースピードダイヤル 280 CPU 281 不揮発性メモリ 282 操作ボタン部 283 表示部 289 アップ/ダウンダイヤル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 徳次 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体と、該カメラ本体に対し取外
    しまたはレボルビング可能な、前記カメラ本体から電源
    が供給されて動作するフィルムホルダとからなり、所定
    の記録データを所望の記録設定にしたがってフィルムに
    記録するデータ記録手段を備えたシステムカメラにおい
    て、 前記取外しまたはレボルビング直前に設定されている記
    録設定を記憶する前記フィルムホルダに搭載された不揮
    発性メモリと、 前記取外し後装着され、またはレボルビング後、前記フ
    ィルムホルダに電源が再供給されたとき、前記不揮発性
    メモリに記憶された記録設定を読み出して記録データの
    再設定をする記録再設定手段とを備えたことを特徴とす
    るシステムカメラ。
  2. 【請求項2】 所定の記録データを所望の記録設定にし
    たがってフィルムに記録するデータ記録手段を備えたカ
    メラにおいて、 設定されている記録設定を記憶する不揮発性メモリと、 前記カメラへの電源供給が一旦停止された後該カメラに
    電源が再供給されたとき、前記不揮発性メモリに記憶さ
    れた記録設定を読み出して、記録データの再設定をする
    記録再設定手段とを備えたことを特徴とするカメラ。
JP31028197A 1997-11-12 1997-11-12 カメラ Pending JPH11142942A (ja)

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