JPH11141507A - ストップ部材の取付構造 - Google Patents

ストップ部材の取付構造

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JPH11141507A
JPH11141507A JP32694797A JP32694797A JPH11141507A JP H11141507 A JPH11141507 A JP H11141507A JP 32694797 A JP32694797 A JP 32694797A JP 32694797 A JP32694797 A JP 32694797A JP H11141507 A JPH11141507 A JP H11141507A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端部材の取付孔を共用してストップ部材取付
部材を取り付け、両者間の結合状態の緩みを抑える。 【解決手段】 外部移動体50がショックアブソーバ4
2に衝突すると、軸方向力Fと腕の長さL1によるモー
メントと、腕の長さL2と締付ボルト60の軸方向の力
Pによるモーメントとが釣り合う関係から、衝突による
発生モーメントが軸方向力Pで受け止められる。締付ボ
ルト60の軸線からエンドキャップ7(8)外側に大き
く離れた位置をモーメントの支点Aとしているので、ス
トップ部材保持部材41が前記モーメントで回動しよう
とするときの半径が大きく、位置決め部材40を座ぐり
孔39に対してこじるような現象を抑制でき、位置決め
部材40とエンドキャップ7(8)の座ぐり孔39との
間のガタ発生が抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スライド装置に
おけるボディの外側で軸方向移動可能な外部移動体のス
トローク端を決めるストップ部材の取付構造に関し、特
に、端部材とストップ部材を保持するストップ部材保持
部材を共通の締付ボルトで、端部材の取付孔を用いて共
締めするものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばロッドレスシリンダのようなスラ
イド装置において、外部移動体のストローク端を決める
ストッパを最初から備えた状態で使用する場合に、スラ
イド装置の固定側部材への取付作業とスライド装置への
ストッパの固着作業を1度の作業で行うことができるよ
うに、本願出願人は既に、特願平9−149980号に
より、ロッドレスシリンダのエンドキャップの取付孔
と、ストップ部材取付部材の共締め用取付孔を一致させ
て、エンドキャップの上部にストップ部材取付部材を位
置決め部材を介して配置し、ストップ部材取付部材の上
方から前記の各孔に共通の締付ボルトを挿通して、固定
側部材に対して両者を同時に締め付けるようにしたもの
を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のものでは、図8
に示すように、ロッドレスシリンダ100のエンドキャ
ップ101とストップ部材取付部材102とが、固定側
部材108への共通の締付ボルト103の締付力により
ストップ部材取付け部材102に圧入一体のブッシュ1
07部分のみで結合されているので、ストップ部材10
4に外部移動体105が衝突する時のモーメントMによ
り、エンドキャップ101の位置決め孔106と圧入孔
109とに嵌まり込んでいるブッシュ107が、ブッシ
ュ107の外周と締付ボルト103の軸線までの大変短
い半径でこじられて位置決め孔106或は圧入孔109
内で大きく傾こうとし、その繰り返しによりブッシュ1
07とエンドキャップ101の位置決め孔106の間、
あるいはストップ部材取付部材102とブッシュ107
の圧入孔109との間にガタが生じるおそれがある。そ
のため、長期使用に際しては、ストップ部材が軸方向に
がたついて、ストロ−ク端の位置決め精度低下、ガタに
よるストップ部材の緩衝機能の低下、あるいは、ガタに
よる音の発生が生じるおそれがある。本願の課題は、最
初からストッパを備えた状態でスライド装置を使用する
とき、1作業でスライド装置の固定側部材への取付と、
ストップ部材のスライド装置への固着が行えるストップ
部材の取付構造であって、外部移動体の衝突モーメント
をより安定して締付ボルトで吸収できる取付構造を得る
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】題記課題を解決するため
に、ボデイの外側に外部移動体を軸方向移動可能に有
し、ボデイ端部に接続される端部材に、固定側部材にス
ライド装置全体を固定する締付ボルト用の取付孔が設け
られているスライド装置において、前記取付孔を共用し
てスライド装置の固定側部材への取付と、前記外部移動
体のストローク端を決めるストップ部材を保持するスト
ップ部材保持部材の端部材への固着を、共通の締付ボル
トで行うように構成し、前記ストップ部材保持部材に
は、端部材の軸方向外側で固定側部材と当接する脚部を
備えて成ることを特徴とする(請求項1)。
【0005】また、端部材の上方に位置するストップ部
材の保持部と、端部材の軸方向外側で、固定側部材に向
けて伸びる前記保持部と一体の脚部とを備えてストップ
部材保持部材を構成し、そのストップ部材保持部材に、
端部材の取付孔と一致する共締め用取付孔を設け、スト
ップ部材保持部材と端部材との間には、両者の前後、左
右を位置決めする位置決め部材を設けたことを特徴とす
る(請求項2)。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、スライド装置として、流体
(空気)圧作動のロッドレスシリンダ1を例に説明す
る。図5、6において、ロッドレスシリンダの基本構成
を説明する。非磁性材料(例えばアルミニウム合金)を
押出し、もしくは、引き抜き成形して成るシリンダチュ
ーブ(ボディ)2は、非円形(長円形)のシリンダ孔2
aを有すると共に、その長手方向全長に亘って、開口部
として例示するスリット3が形成してある。シリンダチ
ューブ2には、図4に示すように断面でみて、前記シリ
ンダ孔2aとスリット3の他に、幅方向左右の側壁外面
にシリンダ孔2aと平行に、端部材取付用の取付溝4と
センサ取付溝5とが形成されている。
【0007】シリンダチューブ2の長手両端部は、端部
材として例示する、シリンダチューブ2上面より上方に
突出した形状のエンドキャップ7,8で塞がれ、エンド
キャップ7,8間にシリンダ室6を形成している。エン
ドキャップ7とエンドキャップ8とは、左右形状が対称
となっているのみで同様であるから、以下、エンドキャ
ップ7を示す図5,6に基づいて説明する。エンドキャ
ップ7(8)とシリンダチューブ2とは、エンドキャッ
プ7(8)の嵌入軸部9をシリンダガスケット10を介
してピストン孔2a端部に嵌入した状態で、自体の捩じ
込みにより下孔に雌ねじを形成して締結されるタッピン
ねじ(例えばJIS(日本工業規格)B−1122に規
定されているような)11を、前記端部材取付用の取付
溝4の端部に捩じ込むことにより、エンドキャップ7
(8)のシリンダチューブ2に対する幅方向位置を決め
て結合されている。タッピンねじ11による結合個所
は、エンドキャップ7(8)の側面に形成されている流
体給排ポート12との関係で、エンドキャップ7(8)
について各3か所である。
【0008】シリンダ室6は、ピストン本体13aの両
端にピストンエンド13bを有する内側移動体(後述の
移動体の内側部材)としてのピストン13により前,後
シリンダ室6A,6Bに区画されている。ピストン13
には、前記スリット3を貫通する力伝達部材(ピストン
ヨーク)14が一体成形されている。その力伝達部材1
4は、シリンダチューブ2外側において左右に拡がり、
外側移動体の本体部材としてのピストンマウント15と
なっている。ピストンマウント15は、外シールバンド
20の通過するバンド通過空間16を樹脂材料から成る
カバー部材17で塞いでいる。ピストン本体13aと力
伝達部材14とピストンマウント15とは全体がアルミ
ニウム合金からる単一部材で構成されている。ピストン
マウント15の下端外周には、全周にわたってスクレー
パ18が取り付けられ、シリンダチューブ2の上面(ス
リット開口方向側外面)とピストンマウント15の下面
との間の隙間からの塵埃侵入を防止している。
【0009】エンドキャップ7(8)は、プラスチック
などの合成樹脂材の成形品である。エンドキャップ7
(8)には、内外シールバンド19,20と対応して、
中間壁部21の上下にバンド嵌入孔22,23が形成さ
れている。また、内シールバンド19用のバンド嵌入孔
22は、内外シールバンド19,20で上下を挟まれた
空間Sと連通している。バンド嵌入孔22に連続して、
エンドキャップ7(8)の外部空間と連通する連通孔2
4がエンドキャップ7(8)に設けてある。エンドキャ
ップ7(8)には、一端(上端)が外方(上方)に開放
しているピン孔25が形成されている。
【0010】スリット3を内側と外側から塞ぐ内外シー
ルバンド19,20は、前記ピストンヨーク14の上下
を通ってその両端が各エンドキャップ7(8)に達して
いる。内外シールバンド19,20は、厚みの薄い可撓
性バンドであり、例えばスチールバンドなどの磁性材料
から成る。内外シールバンド19,20は周知のよう
に、スリット3の幅より大きな幅を有している。各シー
ルバンド19,20は、それらの両端を前記対応するバ
ンド嵌入孔22,23に嵌め込み、シールバンド19,
20の長手両端に設けた図示しない取付孔と、エンドキ
ャップ7(8)のピン孔25とを一致させた状態で、外
方から取付ピン26をピン孔25に嵌め込んで、エンド
キャップ7(8)に連結される。
【0011】これらの内外シールバンド19,20を吸
着するための磁石27が、シリンダチューブ2外面にお
いて、スリット3両側に長手に沿って配置されている。
ピストンヨーク14を通過している部分を除いて、内シ
ールバンド19は、その磁気吸着力とシリンダ室6に加
わる流体圧力によりスリット3を内側から塞ぎ、また、
外シールバンド20は前記磁気吸着力によりスリット3
を外側から塞ぐ。
【0012】28はキャップカバーであり、カバー29
と弁体30とを備え、弾性を有する樹脂材料から全体が
一体成形されており、エンドキャップ7(8)の上壁部
31の上面に形成されたカバー取付け用の階段状の細幅
溝32にカバー29が係止され、前記取付ピン26を抜
け止めすると共に弁体30が前記連通孔24の開口部を
開閉可能に塞いでいる。弁体30は不測の事態によりシ
リンダ室6からの圧力空気が内シールバンド19とシリ
ンダチューブ2との間から外シールバンド20との間に
瞬時にかつ大量に漏れて、その漏れ流体による内外シー
ルバンド19,20で挟まれた略閉鎖状態の空間(スリ
ット3との間で囲まれる空間と、移動体50との間で囲
まれる空間から成る)Sの空気圧力が異常に高くなった
とき、その空間Sと連通する前記バンド挿通孔22と連
通孔24を介して作用する圧力で外方に開き、前記空間
Sの異常圧力上昇で外シールバンド20が爆発的に吹き
飛ぶなどの破損事故を防止する。
【0013】エンドキャップ7(8)には、図3に示す
ようにエンドキャップ7(8)を樹脂材料で成形型によ
り成形するときに、幅方向左右位置に金属性筒部材(ス
レッドインサート)33を挿入して一体成形してある。
金属性筒部材33は、長手両端と中間が太径部に形成さ
れ、中間部34外周にローレットが刻設してあり、一体
成形後に容易なことではエンドキャップ7(8)から脱
落することのないようになっている。金属性筒部材33
は、その内側を締付ボルト用の取付孔35とすると共
に、金属性筒部材33の一端(上端)が、圧接面36と
なり、他端(下端)37がエンドキャップ7(8)の固
定側部材59に向く面(ここでは下面)38と同一面若
しくは僅かに突出するようになっている。金属性筒部材
33の上端は、座ぐり孔39の底部に位置している。
【0014】次に、本願のストップ部材取付構造を図1
から図4により説明する。ストップ部材保持部材41
は、エンドキャップ7(8)の上方に位置される保持部
41aと保持部41aからエンドキャップ7(8)の軸
方向外側で固定側部材59に向けて下方に伸びる脚部4
1bとから成り、断面が略L字型に形成されている。保
持部41aと脚部41bとは、エンドキャップ7(8)
の左右幅より狭く、同一幅となっている。脚部41b
は、エンドキャップ7(8)の外側面との間に所定の間
隔Sを保つように下方に伸び、その先端部はエンドキャ
ップ側に突出して、取付け状態でエンドキャップ外側面
と当接すると共に、先端部下面は、ストップ部材保持部
材41をエンドキャップ7(8)と共に固定側部材59
に共締めしたときに、固定側部材59上面とちょうど当
接する当接部41cに形成されている。前記間隔Sは、
前述の弁体30の外側への開放を許容する間隔Sとなっ
ている。保持部41aには、その幅方向中心に外部移動
体49の移動方向(長手方向)のストップ部材取付ねじ
孔43が形成され、この取付ねじ孔43の雌ねじにショ
ックアブソーバ42外周に刻設された雄ねじが螺合され
る。保持部41aの軸方向外側部分には、前記ストップ
部材取付ねじ孔43を横切って保持部41aの全幅に亘
る切割溝44が形成されている。ストップ部材取付ねじ
孔43の両側には前記切割り溝44を横切って、ショッ
クアブソーバ42の緩み止めねじ65が螺合される。ま
た、保持部41aの下面には、取付孔35と対応する位
置に、取付孔35の座ぐり孔39に嵌入されて、エンド
キャップ7(8)に対してストップ部材保持部材41の
前後、左右を位置決めする位置決め部材40が一体に突
設されている。保持部41aには、前記脚部41bから
軸方向内側に離れた位置に、共締め用取付孔45が前記
取付け孔35と対応して位置決め部材40を貫通して上
下に形成されている。このようなストップ部材保持部材
41は、アルミダイカスト成型品や、アルミ押出し成型
品である。尚、脚部41bの下端部外側の切欠き溝41
dは、図示しない別の締付部材で脚部41bを固定側部
材59に固定するためのものであり、必要に応じて利用
される。
【0015】前記ピストンマウント15の上面にはプレ
ート48が一体固着され、ピストンマウント15とカバ
ー部材17とプレート48とにより外部移動体49を構
成している。ピストンマウント15にはプレート取付ね
じ孔51が設けられている。プレート48にはプレート
取付ねじ孔51と対応する位置に取付ねじ挿通孔52が
設けられており、この取付ねじ挿通孔52に取付ねじ5
3が挿通され、取付ねじ53のプレート取付ねじ孔51
への螺合により、ピストンマウント15の上面にプレー
ト48が固着される。プレート48は図2に示すように
ショックアブソーバ42が挿入可能な挿入溝54がプレ
ート48の長手方向の両端面55,56から中央に向け
て形成され、中央部に連結部57を有するH形状をして
いる。
【0016】尚、58は外部ダンパであり、エンドキャ
ップ7(8)の外部移動体49と対向する側に取付けら
れ、外部移動体49のストロークエンドで外部移動体4
9と衝接してその運動エネルギを吸収する。
【0017】機械ベースなどの固定側部材59に最初か
らショックアブソーバ42を備えてロッドレスシリンダ
1を固定しようとするときには、エンドキャップ7
(8)の座ぐり孔39にストップ部材保持部材41の位
置決め部材40を挿入し、この状態で締付ボルト60を
共締め用取付孔45と取付孔35とに通し、ショックア
ブソーバ42が螺着されたストップ部材保持部材41と
ロッドレスシリンダ1とを締付ボルト60によって固定
側部材59に共締めして一体的に取付ける。また、エン
ドキャップ7(8)は樹脂材料から構成されているが締
付ボルト60の締付力は、全て金属性筒部材33で担持
されるのでエンドキャップ7(8)が変形したり、ボル
ト締付力が緩んだりすることが防止され、シリンダ1を
堅固に固定できる。
【0018】ロッドレスシリンダ1はエンドキャップ7
(8)側面に設けた給排ポート12からの流体が前後シ
リンダ室6A,6Bに給排され、これによりピストン1
3即ち外部移動体49が左右に移動する。移動体49が
ストロークエンドまで移動するとショックアブソーバ4
2がプレート48の挿入溝54に挿入し、ショックアブ
ソーバ42のプランジャ61が連結部壁面57aに当接
して衝突時の衝撃が緩和される。ストップ部材保持部材
41に衝突による軸方向力Fが加えられると、取付け状
態において、脚部41bの当接部41cが固定側部材5
9と当接していることから、当接部41cを支点Aとし
て、腕の長さL1を支点Aとショックアブソーバ42の
中心までの距離とする(例えば右側のエンドキャップ8
では時計回りの)モーメントを生じる。このモーメント
は、支点Aと締付ボルト60との距離を腕の長さL2と
する締め付けボルトの軸方向の力Pによるモーメントと
釣り合う関係から、前記衝突による発生モーメントが締
付ボルト60に対する軸方向力で受け止められる。しか
も、締付ボルト60の軸線からエンドキャップ8外側に
大きく離れた位置に設けた脚部下面41cをストップ部
材支持部材40の回動の支点Aとしているので、位置決
め部材40を時計方向に回動させようとする半径は、従
来に比べて大きなものとなり、位置決め部材40が座ぐ
り孔39に対して傾く程度を小さくできてこじるような
現象を抑制できる。従って、位置決め部材40とエンド
キャップ7(8)の座ぐり孔39との間のガタの発生が
長期に亘って抑えられ、ショックアブソーバ42がガタ
つかず、安定した衝撃緩和機能を発揮できる。次いで外
部ダンパ58にマウント15が衝接して衝突時の衝撃が
緩和され、停止する。この場合、ショックアブソーバ4
2は、ストップ部材保持部材41の切割溝44が緩み止
めねじ65の締付力によって狭められることで狭着固定
されるので衝撃等によりずれることがない。外部移動体
49の停止位置すなわちストローク範囲を変更したい場
合には、緩み止めねじ65を緩めて切割溝44を拡大
し、ショックアブソーバ42を回転させてショックアブ
ソーバ42の長手方向位置を変更し、その状態で再び緩
み止めねじ65を締め付けて狭着固定する。
【0019】次に他の実施の形態を図7により説明す
る。これは、前記実施の形態においてショックアブソー
バ42の先端面(プランジャ61が突出する面)をダン
パ58のピストンマウント15が衝接する面と略同じ位
置となるようにショックアブソーバ42のストップ部材
保持部材41に対する螺着位置を調節し、ピストンマウ
ント15上面に挿入溝を設けていないプレート48を取
付けたものである。この実施の形態では、ロッドレスシ
リンダ1の長手方向両端からショックアブソーバ42が
大きく突出してしまうが、前記実施の形態に比べて移動
体50のストローク範囲を大きく変更可能である。
【0020】
【発明の効果】以上のように本願発明では、端部材に設
けられた取付孔を共用してスライド装置の固定側部材へ
の取付とストップ部材の端部材への固着を締付ボルトに
より行うので、スライド装置に特別にストップ部材固着
用の構造(ガイド溝や転動傾斜面等)が不要であり、ス
ライド装置を固定側部材に固定した後でストップ部材を
取付ける必要が生じても取付孔を利用して端部材にスト
ップ部材を簡単に取付けることが可能である。また、ス
トップ部材を初めからスライド装置に備えた状態で使用
する場合には、スライド装置の固定側部材への取付とス
トップ部材のスライド装置への固着を取付孔を共用して
行うので、1作業で行える利点を有している。加えて本
願発明では、外部移動体のストップ部材との衝突モーメ
ント発生時に、締付ボルトの締付位置から離れた脚部先
端を支点として、前記モーメントによる荷重を締付ボル
トの軸方向荷重として受けるようにしたので、先行技術
のようなストップ部材取付部材の前記モーメントによる
大きなこじれの発生が抑えられ、ストップ部材と端部材
との間の結合状態のガタの発生を抑えることができ、そ
のようなガタに起因する音の発生、ストップ部材の機能
低下などの不都合を解消出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を実施したロッドレスシリンダの側面
図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のIII−III線断面拡大図である。
【図4】図2のIV−IV線断面拡大図である。
【図5】アブソ−バホルダを装着していない状態におけ
るロッドレスシリンダの縦断面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】他の実施例である。
【図8】先行技術を示す図である。
【符号の説明】
1 ロッドレスシリンダ(スライド装置) 2 シリンダチューブ(ボディ) 7,8 エンドキャップ(端部材) 35 締付ボルト用の取付孔 39 座ぐり孔 40 位置決め部材 41 ストップ部材保持部材 41a 保持部 41b 脚部 41c 当接部 42 ショックアブソーバ(ストップ部材) 45 共締め用取付孔 49 外部移動体 59 固定側部材 60 締付ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデイの外側に外部移動体を軸方向移動
    可能に有し、ボデイ端部に接続される端部材に、固定側
    部材にスライド装置全体を固定する締付ボルト用の取付
    孔が設けられているスライド装置において、前記取付孔
    を共用してスライド装置の固定側部材への取付と、前記
    外部移動体のストローク端を決めるストップ部材を保持
    するストップ部材保持部材の端部材への固着を、共通の
    締付ボルトで行うように構成し、前記ストップ部材保持
    部材には、端部材の軸方向外側で固定側部材と当接する
    脚部を備えて成ることを特徴とするストップ部材の取付
    構造。
  2. 【請求項2】 端部材の上方に位置するストップ部材の
    保持部と、端部材の軸方向外側で、固定側部材に向けて
    伸びる前記保持部と一体の脚部とを備えてストップ部材
    保持部材を構成し、そのストップ部材保持部材に、端部
    材の取付孔と一致する共締め用取付孔を設け、ストップ
    部材保持部材と端部材との間には、両者の前後、左右を
    位置決めする位置決め部材を設けたことを特徴とする請
    求項1記載のストップ部材の取付構造。
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