JPH11140401A - ゴルフ及びスポーツ用品のグリップのビンディング用感圧接着テープ - Google Patents

ゴルフ及びスポーツ用品のグリップのビンディング用感圧接着テープ

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JPH11140401A
JPH11140401A JP10255928A JP25592898A JPH11140401A JP H11140401 A JPH11140401 A JP H11140401A JP 10255928 A JP10255928 A JP 10255928A JP 25592898 A JP25592898 A JP 25592898A JP H11140401 A JPH11140401 A JP H11140401A
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tape
adhesive
shaft
layer
water
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JP10255928A
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Dennis G Fontanilla
ジー.フォンタニラ デニス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スポーツ用品のグリップのビンディング用溶
媒活性化性接着テープの溶媒廃棄問題を克服する、石鹸
水で活性化可能な両面接着テープを提供する。 【解決手段】 ゴルフクラブ10のシャフト12にグリ
ップ14を固定するためのテープ16は、可撓性支持体
20、その第一面上の溶媒活性化性感圧接着剤層22、
第二面上の石鹸−水活性化性の、耐水性の接着剤配合物
と感水性配合物とのブレンドから成る感圧接着剤層2
4、及び層24を保護するための両面被覆シリコーン剥
離紙26から成る。剥離ライナー26を取り除いてグリ
ップ14を適用するための接着剤層24を露出させる。
感圧接着剤22をシャフト12に対して加圧接着させ
る。露出して石鹸−水活性化性層24の全面に石鹸水を
注いで接着剤を活性化させると、接着剤層24が滑り易
くなり、グリップ14のシャフト12上での滑動が可能
になる。所定の位置に来てから、接着剤24を硬化させ
てシャフト12とグリップ14との間に接着結合を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の背景】
【0001】本発明は、1996年10月9日に出願さ
れた米国仮特許出願第60/028,096号の利益を
享受するものである。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフグリップの
ようなスポーツ用品のグリップをクラブシャフトに結合
するためのテープ構造体、特にグリップをゴルフクラブ
に結合させる、従来の溶媒又は単なる石鹸−水のいずれ
かを使用して活性化し得る感圧接着テープに関する。
【0003】
【従来の技術】普通は粘着性でかつ感圧性である接着テ
ープは各種用途に商業的に広く用いられている。常用の
感圧接着テープは、ある特定の結合用途に合うようにす
るために、片面又は両面に普通は粘着性の接着剤を備え
るキャリアーを含んで成る。そのような接着剤は、その
接着剤に本質的に粘着性の性格を付与するために、普通
は、天然産か合成のいずれかのゴム重合体とそのゴムと
相溶性の樹脂又は樹脂類から構成されている。このよう
な接着剤は本質的に粘着性のアルリル系重合体、ポリ酢
酸ビニル又はそれらの一方又は両方のいずれかの共重合
体であることができるだろう。
【0004】異なる結合用途の要件に合うように接着組
成物を設計することが非常に求められている。2つの同
類又は異類の平らな表面を結合することが、1つの応用
例である。お互いに位置決めできるか又はぴったり収ま
ることができる同類又は異類の曲面を結合することが、
もう1つの応用領域である。シャフトをスリーブとして
の剛直な又は剛直でない管状部材内に強力に結合するこ
とが、挑戦しようとする1つの課題である。シャフトの
回りにはそのシャフトを強力に保持するためにいかなる
両面感圧接着テープを巻いてもよいだろうが、そのよう
なテープが巻かれたシャフトをスリーブ内に取り付け
て、そのスリーブをぴったり保持し、回転トルクに耐え
得る、強力に結合した集成体を作るときに問題が生ずる
可能性がある。その両面感圧接着テープが巻かれたシャ
フトを、その滑りを助長する何らかの手段なしにスリー
ブに押し込むことは不可能に近いだろう。
【0005】スポーツ用品のグリップに関連した力に
は、強力に結合し、しかもシャフトのグリップへの挿入
を可能にする接着剤が必要である。広く用いられている
方法は、ゴルフクラブのシャフトの、グリップでカバー
されるべき部分にそのクラブシャフトに接着するテープ
を巻き付けることを含む。そのテープの外表面は活性化
可能な接着剤を含む。この外面接着剤は、一般的には、
溶媒により活性化可能なものであって、その溶媒はクラ
ブシャフトのグリップへの挿入を可能にする滑りやすい
表面を一時的に作り出す。その外面接着剤は、次に、硬
化し(set-up)、即ち粘着性を持つようになってグリッ
プとクラブシャフトとの間に結合を作る。この従来公知
の系で強固な結合が作り出され、同時にグリップのシャ
フトへの組み立てが単純化されるけれども、そのような
系の主たる欠点は溶媒の廃棄にある。溶媒の多くは危険
性のある物質と考えられ、適正に廃棄されなければなら
ないのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ゴルフクラ
ブのようなスポーツ用品の用具のシャフトにスポーツ用
品用グリップを結合するための、単純な石鹸−水を用い
て活性化することが可能な従来公知のテープ構造体の欠
点を克服するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明の概要 本発明は、スリーブ内に簡単に滑り込み、規定時間内に
当該集成体を後の処理活動で取り扱うのに十分な結合強
度を以て硬化し、清掃仕上げが容易となり、そして部品
集成体、即ち製品がその用具の反復使用中にグリップに
作用している力に耐える最終結合を達成すべく、テープ
を活性化すると言う課題を処理する感圧テープ複合材に
関する。本発明は、また、別の態様として、溶媒活性化
法と共に使用することができる単一のテープ製品を設計
すると言う目的も実現する。
【0008】スポーツ用品のグリップ用テープの好まし
い構造体は次のものを含む:
【0009】(a)支持体、即ちキャリアー:0.5〜
5.0ミルの範囲の厚さを持つ可撓性の紙、フィルム又
は箔。
【0010】(b)石鹸−水により活性化可能な接着
剤:耐水性の接着剤配合物又は重合体と水分散性、水溶
性又は水膨潤性の配合物又は重合体との独特の、バラン
スの取れたブレンド。
【0011】ブレンドの割合は耐水性成分1部対感水性
成分1部から感水性成分1部対耐水性成分9部までの範
囲であることができる。耐水性成分は、ポリテルペン樹
脂、炭化水素樹脂、エステル樹脂等のような1種又は2
種以上の樹脂で粘着性が付与された天然又は合成ゴムを
用いる慎重な配合設計により得られる接着剤であること
ができる。耐水性感圧接着剤はアクリル系重合体、又は
粘着性付与樹脂で変性されたアクリル系重合体であるこ
ともできる。他の感圧接着剤も使用することができる。
酸化防止剤、増粘剤、充填材、着色剤、架橋剤又は硬化
剤、可塑剤、その他の添加剤のような添加剤も含めるこ
とができる。感水性接着剤成分は、完全に水に可溶性で
あるか、分散性であるか、又は膨潤性である、本来的に
感圧性の重合体であることができる。しかし、石鹸−水
により活性化したときの乾燥フィルムの滑り特性、及び
そのような感水性接着剤の凝集強さと接着強さは最高度
に重要なものである。感水性成分は、また、ポリビニル
メチルエーテル、ビニルメチルエーテルのエステル及び
無水マレイン酸共重合体並びにホルムアルデヒド樹脂よ
り本質的に成っていることができる。変性用の感水性添
加剤は、相溶性の界面活性剤、天然の水溶性ガム、ポリ
ビニルアルコール、アンモニア処理カゼイン、澱粉、メ
チルセルロース、ポリアクリレート、カルボキシメチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、グリセリ
ン、ビニルピロリドン、乳化ワックス、その他から慎重
に選択されたものであることができる。充填材は、クレ
ー、炭酸カルシウム、珪酸塩、アルミニウム三水和物、
雲母、その他であることができる。上記の成分をバラン
スよく配合することにより、滑り−接着−凝集−きれい
な状態での取り扱い性能の望ましい性質に最適のバラン
スが得られる。
【0012】(c)溶媒により活性化可能な接着剤 この接着剤はポリテルペン樹脂、炭化水素樹脂、エステ
ル樹脂又はその他の相溶性樹脂により粘着性が付与され
た天然又は合成ゴムを基剤とする感圧接着剤であること
ができる。この接着剤はアクリル系重合体、又は粘着性
付与樹脂で変性されたアクリル系重合体であることもで
きる。溶媒により活性化されるとき、滑り−接着強さ−
凝集強さ−最終結合強さ−きれいな状態での取り扱いの
特性バランスが維持されなければならない。本発明の感
圧接着テープは、通常、活性な溶媒であるトルエン、ト
リクロロエタン、ペルクロロエチレン、メチルエチルケ
トン、酢酸エチル、その他の溶媒の任意の1種又はそれ
らの組み合わせにより活性化される。
【0013】(d)保護層 坪量が1000平方フィートにつき10〜30ポンドで
ある、両面にシリコーン系剥離剤が塗被されたクラフト
紙を使用することができる。通常は、剥離特性、加工性
及びコストが考えられる重要な基準である。
【0014】本発明の感圧接着テープは、ゴルフグリッ
プをゴルフクラブのシャフトに固定して、使用に関連し
た捩りの力に耐えるのに有効な結合を作り出す。このテ
ープの正確な組成に関して商業的に考慮すべき点に次の
ものがある:テープの幅、厚さ、可撓性、接着剤活性化
の応答性、ライナーの除去容易性、活性化されたテープ
が巻かれたシャフトのグリップ内への押し込み容易性、
シャフトに対する接着性、接着剤の硬化時間、スリーブ
に対する接着性、最終清掃仕上げの容易性、接着結合の
捩り又はトルク強さ、耐湿性及び耐熱性。テープは、一
般的には、シャフトへの適用を容易にするためにロール
で供給される。剥離ライナーを除去して感圧接着剤を露
出させた後、テープをシャフトの回りに巻き付け、その
感圧接着剤をシャフト表面に固着させる。テープはグリ
ップでカバーされるべき領域全体に巻き付けられる。そ
の支持体の外面には石鹸−水か典型的な溶媒で活性化さ
れ得る感圧接着剤が保持されている。その結果、その外
面接着剤は滑り易くなって、グリップをシャフトに適用
することができるようになる。その接着剤は硬化し、シ
ャフトとグリップとの間に結合を作る。
【0015】本発明の他の目的、特徴及び利点は添付図
面に関連付けてなされる次の詳細な説明から明らかにな
るだろう。
【0016】本発明は、本発明の好ましい態様について
の次の詳細な説明を参照することにより、そして添付図
面と共に読むとき、更に完全に理解されるだろう。添付
図面において、同様の参照数字は全図面を通じて同様の
部分を意味する。
【0017】発明の好ましい態様の詳しい説明 まず図1〜3を参照して説明すると、それらの図面には
運動競技用具、特にゴルフクラブ10の一部が示され、
そのゴルフクラブ10はシャフト12を備え、そのシャ
フト12にはクラブ10を把持するためにグリップ14
が取り付けられている。本発明はゴルフクラブ10に関
連付けて説明されるけれども、本発明は器具にグリップ
又はハンドルをしっかり取り付けることが必要とされる
任意の装置に適用することができることを理解すべきで
ある。本発明は、グリップ14のシャフト12に対する
便利で簡単な取り付けを促進し、同時にそのような用具
に関連した捩りの力に耐えることができる確実な取り付
けをも保証する。
【0018】周知のように、グリップ14は、シャフト
12に接着し、グリップ14の内側表面と接着結合を形
成するテープ16又はラップ18を用いてシャフト12
に固定される。図2はシャフト12に対するテープ16
の螺旋巻きを示している。別法として、テープ材料のシ
ート18をシャフト12の上に巻き付けることもできる
(図3)。本発明のこれらの態様はテープ16かシート
18のいずれかとして形成することができる。
【0019】今度は図4及び5を参照して説明すると、
それらの図面にはグリップ14をクラブ10のシャフト
12に好適に固定するためのテープ構造体16の第一の
態様が示される。テープ16は、テープ16の本体をな
す、接着材料のための支持体又はキャリアー20を含
む。この支持体20は、厚さが0.5〜5ミルの範囲に
ある可撓性の紙、フィルム又は箔から形成されているこ
とができる。支持体20の第一の面には溶媒活性化性の
感圧接着剤22の層が配置されている。この接着剤層2
2は、1つの配置では、テープ10をシャフト12に接
着させ、またそれとは別に、溶媒を用いて活性化させる
とグリップ14とテープ16との間で結合として作用す
ると言う二重の目的を果たす。支持体20の第二の面に
は石鹸−水活性化性の感圧接着剤24の層が配置されて
いる。この接着剤層24も、同様に、1つの配置では、
石鹸−水を用いて活性化させるとグリップ14とテープ
16との間で結合として作用し、またそれとは別に、第
二の配置では、テープ10をシャフトに接着させると言
う二重の目的を果たす。石鹸−水活性化性接着剤層24
を保護するために、両面被覆シリコーン剥離紙26がテ
ープ16に除去可能に施されている。剥離ライナー26
は、典型的には、両面にシリコーン剥離コーティング3
0が塗被されているクラフト紙28から成る。剥離ライ
ナー26を取り除くと、グリップ14を適用するための
接着剤層24が露出する。
【0020】溶媒活性化性感圧接着剤層22はポリテル
ペン樹脂、炭化水素樹脂、エステル樹脂又はその他の相
溶性樹脂により粘着性が付与された天然又は合成ゴムを
含んでいることができる。この接着剤はアクリル系重合
体、又は粘着性付与樹脂で変性されたアクリル系重合体
であることもできる。溶媒により活性化させるとき、グ
リップへの挿入を容易にするための滑り易さと接着及び
凝集強さと最終結合強さのバランスを維持しなければな
らない。接着剤層22は、通常、トルエン、トリクロロ
エタン、ペルクロロエチレン、メチルエチルケトン及び
/又は酢酸エチルと言った溶媒の任意の1種又はそれら
の組み合わせにより活性化される。しかし、この接着剤
は、その層22がクラブシャフト12から離れた配置状
態にあるときに活性化されるだけである。本発明の目的
によれば、接着剤層22は、テープ16のクラブ10上
での単なる加圧接着でそのテープ16をクラブシャフト
12に接着させるために使用することができる。この配
置では、接着剤層24は外側に配置され、一方接着剤2
2はシャフト12と結合する。
【0021】石鹸−水活性化性感圧接着剤層24は、耐
水性の接着剤配合物又は重合体と、水分散性、水溶性又
は水膨潤性の配合物又は重合体とのバランスの取れたブ
レンドから成る。そのブレンドの割合は感水性配合物1
部に対して耐水性配合物1部から耐水性配合物9部に対
して感水性配合物1部までの範囲である。耐水性配合物
は、ポリテルペン樹脂、炭化水素樹脂、エステル樹脂等
のような1種又は2種以上の樹脂で粘着性が付与された
天然又は合成ゴムを有する接着剤である。この耐水性接
着剤はアクリル系重合体、又は粘着性付与樹脂で変性さ
れたアクリル系重合体であることもできる。この耐水性
接着剤には酸化防止剤、増粘剤、充填材、着色剤、架橋
剤、硬化剤、可塑剤のような添加剤を含めてもよい。
【0022】感水性接着剤配合物は、水に可溶性である
か、分散性であるか、又は膨潤性である、本来的に感圧
性の重合体である。石鹸−水を用いて活性化したときの
乾燥フィルムの滑り特性と、その活性化に続いて達成さ
れる凝集硬化強さは最高度に重要なものである。感水性
配合物は、また、ポリビニルメチルエステル、ビニルメ
チルエーテルと無水マレイン酸共重合体とのエステル及
びホルムアルデヒド樹脂より成っていることもできる。
この配合物は相溶性の界面活性剤、天然の水溶性ガム、
ポリビニルアルコール、アンモニア処理カゼイン、澱
粉、メチルセルロース、ポリアクリレート、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、グリ
セリン、ビニルピロリドン又は乳化ワックスを含んでい
ることもできる。充填材にクレー、炭酸カルシウム、珪
酸塩、アルミニウム三水和物、雲母、その他がある。上
記の化合物をバランスよく配合することにより、滑り易
さ、接着性、凝集性及び性能に最適のバランスが得られ
る。
【0023】本発明のテープ構造体は、テープ16を活
性化するのに溶媒又は石鹸−水のいずれかを用い、シャ
フト12のグリップ14への挿入を容易にし、続いてそ
のシャフトとグリップとの間に結合を形成させて、グリ
ップ14をシャフト12に施すのを可能にする。石鹸−
水による活性化を可能にすることによって、潜在的に危
険な溶媒を廃棄する必要が回避される。しかし、もし必
要であるか又は望まれるならば、テープ16を溶媒を用
いて活性化することができる。図4に示されるように、
テープ16は感圧接着剤22をシャフト12に対して適
用することによりシャフト12に施される。剥離ライナ
ー26を取り除いて石鹸−水活性化性層24を露出させ
た後、シャフト12上のテープ16の全面に石鹸水を注
いでその接着剤を活性化させる。これは接着剤24を滑
り易くし、グリップ14をしてシャフト12上を滑動す
るのを可能にする。所定の位置になったら、接着剤24
は硬化し、シャフト12とグリップ14との間に強い接
着結合を形成する。溶媒活性化が望まれる場合は、テー
プ16を逆にしてシャフト12の上に巻いて、層22が
露出され、接着剤層24がシャフト12に接着するよう
にする。
【0024】テープのもう1つ別の態様が図6と7に示
される。この態様は溶媒又は石鹸−水のいずれかを用い
て活性化してグリップ14のシャフト12に対する取り
付けをまず容易にし、その後に硬化させて前記のような
用具に関連した捩りの力に耐え得る結合を作り出すのを
可能にするものである。テープ116は紙からできてい
る支持体120又はある種の同様のキャリアーを含んで
いる。活性化可能な接着剤層122が支持体120の第
一の面に配置されている。接着剤を保護するために、被
覆された剥離ライナー126が接着剤層122に除去可
能に適用されている。支持体120の第二の面にはテー
プ116をシャフト12に接着するのに用いられる感圧
接着剤層140が配置されている。前記第一態様の石鹸
−水活性化性配合物が片面接着態様で使用することがで
き、かつ廃棄が懸念される問題である場合は石鹸−水
で、又は溶媒のいずれかで活性化させることができるこ
とが見いだされた。活性化させると、接着剤層122は
滑り易くなり、それによってグリップ14をシャフト1
2に位置決めすることが可能になる。
【0025】ゴルフクラブ用テープ116の1つの具体
的な態様は、繊維レザー(fiber leather )のクレープ
ペーパーのキャリアー支持体120と天然の褐色クラフ
ト紙(natural brown kraft paper )の剥離ライナー1
26を含むものである。活性化可能な接着剤層122
は、好ましくはアクリル系重合体75%、架橋した酸含
有アクリル系重合体15%及びアルカリ可溶性アクリル
系重合体10%より成る石鹸−水感受性成分と、更には
アクリル系共重合体であるポリタック(Polytac)32
0のような耐水性成分を含む。この活性化性接着剤の層
122は支持体120に2回連続パス法で適用すること
ができる。
【0026】しかして、本発明は、ゴルフクラブにグリ
ップを適用するための、接着剤を石鹸−水・溶液又は溶
媒溶液のいずれかを用いて活性化するのを可能にするテ
ープを提供するものである。いずれの場合でも、シャフ
トのグリップへの挿入を容易にし、最後にはグリップと
シャフトとの間にその両者にかかる捩りの力に耐え得る
結合を生じさせる環境が作り出される。
【0027】以上の詳細な説明は理解を明確にするだけ
のために与えられたもので、当業者には、前記の特許請
求の範囲とその精神から離れない限り、修正は明白であ
るので、上記の説明から不要な限定はないことを理解す
べきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ゴルフクラブ端部の透視図であって、
取り付けられたグリップを示している。
【図2】図2は、テープがゴルフクラブのシャフトの回
りに螺旋巻きされているそのシャフトの図である。
【図3】図3は、テープ構造体をシャフトに適用する別
の態様を示す図である。
【図4】図4は、テープ構造体の第一態様の断面図であ
る。
【図5】図5は、第一態様のテープ構造体が適用されて
いるクラブシャフトの断面図である。
【図6】図6は、テープ構造体の第二の態様の断面図で
ある。
【図7】図7は、第二態様のテープ構造体が適用されて
いるクラブシャフトの断面図である。
【符号の説明】
10 ゴルフクラブ 12 シャフト 14 グリップ 16、116 テープ 20、120 支持体 22 溶媒活性化性感圧接着剤層 24 石鹸−水活性化性感圧接着剤層 26、126 両面被覆シリコーン剥離紙 28 クラフト紙 30 シリコーン剥離コーティング 122 活性化可能な接着剤 140 感圧接着剤層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトにグリップ部材を固定するのに
    合った接着テープにして、次の:該テープの支持体とな
    るキャリアー層;該キャリアーの第一面に配置された、
    該テープを該シャフトに接着するための感圧接着剤の第
    一層;及び石鹸−水混合物、トルエン、トリクロロエタ
    ン、ペルクロロエチレン、メチルエチルケトン及び酢酸
    エチルより成る群から選ばれる流体と接触すると活性化
    し得る、該キャリアーの第二面に配置された選択活性化
    性接着剤の第二層を含んで成る、上記の接着テープ。
  2. 【請求項2】 前記第一接着剤層がトルエン、トリクロ
    ロエタン、ペルクロロエチレン、メチルエチルケトン及
    び酢酸エチルより成る群から選ばれる流体と接触すると
    活性化し得る、請求項1に記載のテープ。
  3. 【請求項3】 前記第二接着剤層が、前記テープを前記
    シャフトに前記第一層が外側に配置されるように接着さ
    せるべく感圧性となっている、請求項2に記載のテー
    プ。
  4. 【請求項4】 前記第二接着剤層を活性化すると、前記
    シャフトの前記グリップへの挿入が容易になり、該第二
    層が該グリップと結合を形成する、請求項1に記載のテ
    ープ。
  5. 【請求項5】 次の:接着テープの支持体となるキャリ
    アー層;該キャリアーの第一面に配置された、溶媒によ
    り活性化可能な感圧接着剤の第一層であって、トルエ
    ン、トリクロロエタン、ペルクロロエチレン、メチルエ
    チルケトン及び酢酸エチルより成る群から選ばれる流体
    と接触すると活性化し得る該第一層;及び該キャリアー
    の第二面に配置された、石鹸−水混合物と接触すると活
    性化し得る、石鹸−水により活性化可能な感圧接着剤の
    第二層を含んで成る、シャフトにグリップ部材を固定す
    るのに合った接着テープにして、該テープが、該第一層
    と第二層の一方を該感圧接着剤により該シャフトに接着
    させ、そして該第一層と第二層の他方を、活性化時に、
    該グリップ部材を該テープと該シャフトの上にそれらを
    覆って適用することができるように該シャフトから外側
    に配置させて、該シャフトに適用される、上記の接着テ
    ープ。
  6. 【請求項6】 前記の溶媒により活性化可能な感圧接着
    剤の第一層が、ポリテルペン、炭化水素及びエステルよ
    り成る群から選ばれる樹脂により粘着性が付与されてい
    る基剤を含んでいる、請求項5に記載のテープ。
  7. 【請求項7】 前記の石鹸−水により活性化可能な感圧
    接着剤の第二層が、ポリビニルメチルエーテル、ビニル
    メチルエーテルのエステル、無水マレイン酸共重合体及
    びホルムアルデヒド樹脂より成る群から選ばれる感水性
    化合物を有する耐水性接着剤を含んでいる、請求項5に
    記載のテープ。
  8. 【請求項8】 次の:接着テープの支持体となるキャリ
    アー層;該キャリアーの第一面に配置された、該テープ
    をシャフトに接着するための感圧接着剤の第一層;及び
    石鹸−水混合物、トルエン、トリクロロエタン、ペルク
    ロロエチレン、メチルエチルケトン及び酢酸エチルより
    成る群から選ばれる流体と接触すると活性化し得る、該
    キャリアーの第二面に配置された選択活性化性接着剤の
    第二層を含んで成る、シャフトにグリップ部材を固定す
    るのに合った接着テープにして、該テープが、該第一層
    を該感圧接着剤により該シャフトに接着させ、そして該
    第二層を、該グリップ部材を該シャフトの上に結合させ
    るために、活性化時に、該グリップ部材を該テープと該
    シャフトの上にそれらを覆って適用することができるよ
    うに該シャフトから外側に配置させて、該シャフトに適
    用される、上記の接着テープ。
  9. 【請求項9】 石鹸−水により活性化可能な感圧接着剤
    の第二層が、ポリビニルメチルエーテル、ビニルメチル
    エーテルのエステル、無水マレイン酸共重合体及びホル
    ムアルデヒド樹脂より成る群から選ばれる感水性化合物
    を有する耐水性接着剤を含んでいる、請求項8に記載の
    テープ。
JP10255928A 1997-08-06 1998-08-06 ゴルフ及びスポーツ用品のグリップのビンディング用感圧接着テープ Pending JPH11140401A (ja)

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WO2016186017A1 (ja) * 2015-05-15 2016-11-24 株式会社倉本産業 水活性化両面粘着テープまたはシート
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