JPH02150480A - 熱接着性フィルム - Google Patents

熱接着性フィルム

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JPH02150480A
JPH02150480A JP30447388A JP30447388A JPH02150480A JP H02150480 A JPH02150480 A JP H02150480A JP 30447388 A JP30447388 A JP 30447388A JP 30447388 A JP30447388 A JP 30447388A JP H02150480 A JPH02150480 A JP H02150480A
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JP
Japan
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adhesive
film
melt adhesive
heat
hot
Prior art date
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Pending
Application number
JP30447388A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Asami
浅見 正廣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、常温時には粘着剤又は再湿型接着剤によって
仮接着でき、更に、加熱することによって、本接着(永
久接着)できる熱接着性フィルムに関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
従来、常温時には粘着性を示し、加熱することにより硬
化して接着性を示すものとして、ゴム類やアルキルフェ
ノール樹脂等を主成分とした粘着剤を塗布したテープ等
が市販されている。この種の粘着テープは、加熱処理後
接着性が著しく低下するという欠点があった。この欠点
を解決する目的で、特開昭59−108072号公報や
特開昭63−57686号ではエポキシ系の粘着剤をフ
ィルムやシートに塗布して用いる方法が開示されている
しかしながら、十分な接着性を発現するためにこの種の
接着剤を加熱硬化するには、130〜180℃で20〜
40分という長い時間を必要とする。従って繊維製品や
紙製品、プラスチック製品等を被着体として使用した場
合には、被着体の劣化を起こすことが多く、使用範囲が
制約される。また、硬化した接着剤は再び加熱しても溶
融セず、或いは有機溶剤によって再溶解しないので、き
れいに剥離することはできなかった。
〔発明の目的〕
本発明は、金属、木製品、紙製品、プラスチック製品等
を接着するための接着剤で、常温では粘着剤等により仮
接着でき、しかも加熱することにより本接着(永久接着
)できる熱接着性フィルムを提供するものである。
〔発明の構成〕
本発明はフィルム状ホットメルト接着剤に粘着剤又は再
湿型接着剤を塗布したことを特徴とする熱接着性フィル
ムである。
本発明において、フィルム状ホントメルト接着剤とは、
常温では実質的に流動性を示さず、加熱によって樹脂が
熱溶融した後、冷却固化して接着性を発現する接着剤か
らなるフィルム状物であれば良い。
ここで、フィルム状物とは相対的に薄い、いわゆるフィ
ルムだけでなく、相対的に厚みのある、いわゆるシート
類も含み、ホントメルト接着剤成分のみでなく、フィル
ム状或いはシート状基材にホントメルト接着剤を塗布し
たもの、含浸したものも含まれる。
ホントメルト接着剤に使用される樹脂としては、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、アタクチックポリプロピレン、エチレン・エチルア
クリレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等
が挙げられる。
これらの樹脂は樹脂だけで、或いは一般にホットメルト
接着剤に使用される添加物、例えばテルペン系樹脂、ロ
ジン系樹脂、石油系樹脂、クマロン・インデン樹脂等で
代表される粘着付与樹脂、パラフィンワックス、カルナ
バワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチ
レンワックス等で代表されるワックス類、ポリブテン、
ポリイソブチレン、塩化パラフィン等で代表される可ヅ
剤、炭酸カルシウム、酸化チタン、タルク、クレー等で
代表される充填剤、或いは2.6−ジ−ターシャリ−ブ
チル−p−クレゾール等の酸化防止剤、熱安定剤を必要
に応じて混合して、ホットメルト接着剤として使用され
る。
ホットメルト接着剤の熱溶融温度は粘着剤等を塗布乾燥
した時に、流動しない温度であればよいが、乾燥工程に
おける取り扱い易さから80°C以上が好ましい。
本発明において使用される粘着剤としては、般に使用さ
れているもので良く、ゴム系樹脂、アクリル系樹脂、エ
チレン・酢酸ビニル系樹脂、スチレン・イソプレン系樹
脂の有機溶剤または水溶液、水分散物等の種々のタイプ
の粘着剤が挙げられる。
これらの粘着剤のなかで、被着体に貼着しだ後被着体に
粘着剤を残さずに剥離できる再剥離性粘着剤、或いは粘
着剤が水に溶解する水溶性粘着剤を使用することは好ま
しい。
再剥離性粘着剤を使用すると、仮接着後、必要に応じて
剥離して再度接着することができ、また、水溶性粘着剤
を使用すると、加熱してホー/ トメルト接着剤で本接
着した後、水を用いて簡単に粘着剤を除去できるので、
ゴミ等が付着して接着部の周囲を汚すことがないからで
ある。
本発明において使用される再湿型接着剤としては、水で
濡らして接着面に粘着性を与えて、被着面に貼合した後
、乾燥して接着する接着剤であれば良く、例えば、デキ
ストリン、にかわ、アラビアゴム、ポリビニルエーテル
、部分鹸化ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸アミ
ド等の親水性化合物の溶液や分散液、或いはそれら親水
性化合物と他の高分子物質の混和物、例えば、部分鹸化
ポリビニルアルコールを保護コロイドとした酢酸ビニル
樹脂エマルジョン等が挙げられる。
これらの物質は単独に使用するだけでな(、適宜混合し
て使用しても良い。
本発明に再湿型接着剤を用いると本発明の熱接着性フィ
ルムは使用前には粘着性がなく、ゴミ等が付着して接着
性を阻害したり、接着面を汚すことがなく好ましい。又
、加熱してホットメルト接着剤で本接着した後、水を用
いて簡単に粘着剤を除去できるので、ゴミ等が付着して
接着部の周囲を汚すことがない。
粘着剤は、フィルム状ホットメルト接着剤の両面もしく
は片面に、全面或いはドツト状、格子状等の部分的に直
接または間接に塗布できるが、剥離紙等に粘着剤を塗布
・乾燥してからフィルム状ホットメルト接着剤に転写す
る間接的な塗布方法が、乾燥工程においてホットメルト
接着剤の熱溶融現象が起きず作業し易いので好ましい方
法である。
粘着剤等の塗布量は、特に限定されるものではないが、
好ましくは、乾燥塗布量で2〜50g/m”であり、2
 g/m”未満では粘着力が弱く、仮接着した時、接着
性能が十分発揮できないこともある。
また、50g/m”を越えると本接着のため加熱時間が
長くなったり、高温で加熱する必要が生ずることもあり
、更に、紙製品や繊維製品では接着箇所以外にしみでた
粘着剤が原因となって接着箇所周辺を汚すこともある。
〔発明の効果〕
本発明の熱接着性フィルムは、粘着剤又は再湿型接着剤
により貼着状態の修正可能な仮接着ができ、その後加熱
することにより、本接着できる接着剤である。
接着対象の被着体としては、金属、木製品、繊維製品、
紙製品、プラスチック製品等である。
熱接着性フィルムはアイロンやホットプレスを用いて、
ホットメルト接着剤の熱熔融温度以上の温度で被着体を
本接着できる。また、加熱して本接着した後も再び加熱
してホットメルト接着剤を溶融したり、或いは有機溶剤
によって再溶解してきれいに剥離することができる。
〔実施例〕
次に実施例にて本発明を説明するが本発明はこれら実施
例に限定されるものではない。
なお実施例及び比較例において、部及び%は各々重量部
及び重量%を示す。
実施例1 アクリル樹脂系水溶性粘着剤、セビ7ンーへ881(ダ
イセル化学工業■製:溶液型粘着剤)をバーコーターを
用いて、乾燥時の塗布量が15g/m”になるように剥
離紙に塗布して、105℃で2分間乾燥した。
このものを、フィルム状ホットメルト接着剤、ダイアミ
ドフィルム#3102(ダイセル化学工業■製;ポリア
ミド樹脂ホットメルト接着剤)と貼り合わせて、熱接着
性フィルムを得た。
このものについて、粘着性能と接着性能を評価した。そ
の結果を表−1に示す。
実施例2 アクリル樹脂系再剥離性粘着剤、セビアンーへ811(
ダイセル化学工業■製;溶液型粘着剤)をバーコーター
を用いて、乾燥時の塗布量が8 g7m”になるように
剥離紙に塗布して、105℃で2分間乾燥した。
このものを、フィルム状ホットメルト接着剤、ダイアミ
ドフィルム# 3102 (ダイセル化学工業■製;ポ
リアミド樹脂ホントメルト接着剤)と貼り合わせて、熱
接着性フィルムを得た。
このものについて、粘着性能と接着性能を評価した。そ
の結果を表−1に示す。
実施例3 変性ゴムラテックス粘着剤、リカボンドAP−100(
中央理化工業■製;水分散型粘着剤)をバーコーターを
用いて、乾燥時の塗布量が15g/m”になるように剥
離紙に塗布して、105℃で3分間乾燥した。
このものをフィルム状ホントメルト接着剤、FA−70
20(エイ・シー・アイ・ジャパン・リミテッド製;エ
チレン・酢酸ビニル系樹脂ホントメルト接着剤)と貼り
合わせて、熱接着性フィルムを得た。
このものについて、粘着性能と接着性能を評価した。そ
の結果を表−1に示す。
実施例4 アクリル樹脂系再剥離性粘着剤、セビアン〜4541N
ダイセル化学工業側製;水分散型粘着剤)をバーコータ
ーを用いて、乾燥時の塗布量が20g/m2になるよう
に剥離紙に塗布して、105℃で2分間乾燥した。
このものを、フィルム状ホットメルト接着剤、ダイアミ
ドフィルム#3102(ダイセル化学工業■製;ポリア
ミド樹脂ホントメルト接着剤)と貼り合わせて、熱接着
性フィルムを得た。
このものについて、粘着性能と接着性能を評価した。そ
の結果を表−1に示す。
尚、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4における
粘着性能と接着性能の評価方法は以下の通りである。
■負方広 く粘着性能〉 1゜粘着力・・・JIS Z−0237に規制されてい
る測定方法に準じて、インストロン型引張試 2゜ 3゜ 験機を用いて、ポリエステルフィル ムに対する180度引き剥がし接着強 度を測定した。
保持力・・・JIS Z−0237に規制されている測
定方法に準じて、40℃で1 kgの加重をかけて落下
するまでの時間を測定した。
タック・・・JIS Z−0237に規制されているタ
ックを測定した。
く接着性能〉 4、接、l・・・25μのポリエステルフィルムの間に
熱接着性フィルムを挟み、仮接着し た後、150℃に調節した電気アイロ ンで1分間ポリエステルフィルムの 上から押さえて、本接着をして試料 を製作した。
この試料をインストロン型引張試験 機を用いて、T型引き剥がし接着強 度を測定した。
実施例5 再湿型接着剤、セビアンー^11013(ダイセル化学
工業■製)を卓上グラビアコーターを用いて、フィルム
状ホットメルト接着剤であるダイアミドフィルム#31
02 (ダイセル化学工業側製:ボリアミド樹脂ホット
メルト接着剤)に網目状に塗布し、30℃で乾燥した。
この時得られた試料の表面は全く粘着性を示さなかった
この試料表面を水で再活性して粘着性を発現させた後、
上質紙に貼合し、更に試料の上から木綿布を重ねて、1
50℃に調節した電気アイロンで、木綿布の上から押さ
えて本接着を行ったところ、実用上十分な接着強度の接
着状態が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. フィルム状ホットメルト接着剤に粘着剤または再湿型接
    着剤を塗布したことを特徴とする熱接着性フィルム
JP30447388A 1988-12-01 1988-12-01 熱接着性フィルム Pending JPH02150480A (ja)

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JP30447388A JPH02150480A (ja) 1988-12-01 1988-12-01 熱接着性フィルム

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