JPH11139361A - ゴムクロ−ラの構造 - Google Patents
ゴムクロ−ラの構造Info
- Publication number
- JPH11139361A JPH11139361A JP32948197A JP32948197A JPH11139361A JP H11139361 A JPH11139361 A JP H11139361A JP 32948197 A JP32948197 A JP 32948197A JP 32948197 A JP32948197 A JP 32948197A JP H11139361 A JPH11139361 A JP H11139361A
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- JP
- Japan
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- layer
- rubber
- cord layer
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- steel
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- Pending
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Abstract
−ド層及びバイアスコ−ド層の主として左右幅方向のず
れを防止することを目的とする。 【解決手段】長手方向にスチ−ルコ−ド層と、この内側
及び/又は外側に配列されたバイアスコ−ド層が埋設さ
れたゴムクロ−ラであって、これら各層における少なく
とも左右幅縁を帆布にて覆った状態でゴム中に埋設され
たことを特徴とするゴムクロ−ラの構造。1‥ゴム弾性
体、2‥スチ−ルコ−ド層、31 、32 ‥バイアスコ−
ド層、4‥ゴム突起、5‥ゴムラグ、61 、62 ‥帆
布、601、602‥帆布の両端。
Description
な構造に関するものである。
スチ−ルコ−ドが埋設され、中でも芯金が埋設されない
ゴムクロ−ラにあっては、更にゴムの亀裂の生長を防止
するためにスチ−ルコ−ド層の表側や裏側にバイアスコ
−ド層が埋設されるのが一般的である。そして、このバ
イアスコ−ド層は通常は二層で構成され、左右逆向きに
同一角度で傾斜させてなるものであり、これを埋設して
ゴムクロ−ラの硬度アップにも寄与するものである。
ロ−ラにあってはスプロケットとの係合のために内周側
に一定ピッチをもってかなり大きめの突起が形成されて
いるが、未加硫ゴムを加硫成型してゴムクロ−ラを成型
する際モ−ルド内でゴムの流れが多く発生する。このた
め、ゴムの流れによってスチ−ルコ−ド層が乱れ、波打
ったり左右幅方向にずれがもたらされてしまう。このこ
とは同時に埋設されるバイアスコ−ド層についても同じ
であり、予定された両者の位置関係が大きくずれてしま
うことともなる。
高速走行に供されることが多く、スチ−ルコ−ド層、バ
イアスコ−ド層の乱れによって低速走行時には目立たな
かった振動や騒音の発生を生じ、又、操縦安定性が悪く
なるという欠点があった。特に、スチ−ルコ−ド層とバ
イアスコ−ド層にあって、左右幅方向に拘束するものが
ないため、この左右幅方向へのずれを阻止することは難
しく、スチ−ルコ−ド層とバイアスコ−ド層の乱れに対
応できなかった。
に埋設されたスチ−ルコ−ド層及び/又はバイアスコ−
ド層の主として左右幅方向のずれを防止することを目的
とするものである。
決するものであって、その要旨は、長手方向にスチ−ル
コ−ド層と、この内側及び/又は外側に配列されたバイ
アスコ−ド層が埋設されたゴムクロ−ラであって、これ
ら各層における少なくとも左右幅縁を帆布にて覆った状
態でゴム中に埋設されたことを特徴とするゴムクロ−ラ
の構造にかかるものである。
あって、内部に埋設されるスチ−ルコ−ド層、バイアス
コ−ド層の波打ち、左右幅方向へのずれ等がゴムクロ−
ラのユニフォミテイ−を悪化させ、特に高速回転するク
ロ−ラにおいてこのユニフォミテイ−が悪いと振動・騒
音等の発生の因となるが、本発明は上記したようにスチ
−ルコ−ド層とバイアスコ−ド層の左右幅縁を同時に帆
布(キャンバス)にて覆い、この状態でゴム中に埋設し
たものであって、加硫中におけるゴムの流れによる上記
各層のずれ(乱れ)をこの帆布にて阻止するものであ
り、これによって高速走行時の振動、騒音を低減し、操
縦の安定性がもたらされるものである。
走行に供されるものであるため、スチ−ルコ−ド層は輪
状に連続して巻き掛けされるものがよく、同時にゴム中
に埋設されるバイアスコ−ドの傾斜角度はその角度を変
えることによってゴムクロ−ラの剛性を変えることがで
き、予定される用途、使用状況等によってこの角度は任
意に変更できる。
チ−ルコ−ド層及びバイアスコ−ド層の左右幅縁部の全
長を覆うのが好ましいが、場合によっては左右幅縁の一
部を例えば略一定のピッチをもって部分的に覆うことも
可能である。かかる帆布は例えばナイロン製の帆布であ
り、予め未加硫ゴムをコ−テイングしてなるものであ
る。そして、この帆布は各層の左右幅縁の全体或いは一
部を覆うことは勿論であるが、場合によっては両層の内
外全体をも覆ってもよい。
イアスコ−ド層は、通常はスチ−ルコ−ド層の内側及び
/又は外側に左右逆向きに角度を異ならせて一対として
配列されるが、バイアスコ−ド層は一層をもってスチ−
ルコ−ド層を巻き掛けする場合もある。
更に詳細に説明する。図1は本発明のゴムクロ−ラの第
1例を示す幅方向断面図である。図中、1はゴムクロ−
ラを構成するゴム弾性体、2はこの長手方向に埋設され
たスチ−ルコ−ド層、31 、32 はバイアスコ−ド層で
あり、31 、32 層は夫々左右逆方向に同じ傾斜角度で
埋設されたものである。そして、符号4はゴムクロ−ラ
の内周面に一定ピッチをもって突出したゴム突起であ
り、5は外周面に形成されたゴムラグである。
イアスコ−ド層31 、32 の左右の幅縁を2枚のナイロ
ン製帆布61 、62 で夫々覆ったものである。このナイ
ロン製帆布61 、62 は前記したように予め帆布に未可
硫ゴムをコ−テイングしたもので、左右幅縁を覆った状
態で未加硫ゴム中に挟み、これをモ−ルド内にて加硫成
型したものである。尚、バイアスコ−ド層31 、32 は
スチ−ルコ−ド層2の外側に埋設された例を示したが、
内側に埋設された場合も、更には内外両側に埋設された
場合も含むことは言うまでもなく、以下の例でも同様で
ある。
す幅方向断面図である。この例では一枚の帆布6の中央
部をスチ−ルコ−ド層2の内側に埋設し、その両端
601、602をもってスチ−ルコ−ド層2及びバイアスコ
−ド層31 、32 の左右幅縁を覆った例である。尚、帆
布6の中央部をバイアスコ−ド層31 、32 の外側に埋
設し、その両端601、602をスチ−ルコ−ド層2の内側
に向けて覆うことができることは言うまでもなく、図3
の場合も同様である。
す幅方向断面図であり、帆布6の両端601、602はスチ
−ルコ−ド層2及びバイアスコ−ド層31 、32 の左右
幅縁を覆い、更にこれらは延長されて重ね合わされたも
のである。
す幅方向断面図である。この例の帆布は2枚の帆布6
3 、64 を用い、これをもってスチ−ルコ−ド層2及び
バイアスコ−ド層31 、32 の左右幅縁を覆い、その両
端601、602を夫々ゴム中にて重ね合わせたものであ
る。
す幅方向断面図である。スチ−ルコ−ド層2の周囲をバ
イアスコ−ド層3にて覆い、これらの左右幅縁を帆布6
1 、62 を用いて覆った例である。
2及びバイアスコ−ド層31 、32の左右幅縁部の一部
を一定のピッチをもって部分的に覆うことも可能であ
り、図6はこの例を示す本発明のゴムクロ−ラの第6例
を示す幅方向断面図である。そして、一般にはゴム突起
4及びゴムラグ5間に適用してゴムクロ−ラ全体として
横方向の硬度の均一化を図るのが好ましく、図6の右側
はゴム突起4及びラグ部5の断面図であり、左側はその
間における断面図である。即ち、左側において帆布6
1 、62 がスチ−ルコ−ド層2及びバイアスコ−ド層3
1 、32 の左右縁部を覆う構造としたものである。尚、
場合によっては帆布61 、62 の埋設位置をこの例と逆
にすることができることは言うまでもない。
生じやすいスチ−ルコ−ド層及びバイアスコ−ド層の左
右幅縁を帆布にて覆ったものであり、加硫時に各層の乱
れを生ずることもなくなり、ゴムクロ−ラのユニフォミ
テイが改良され、振動、騒音の発生は低減され、操縦安
定性をもたらすものとなったものである。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 長手方向にスチ−ルコ−ド層と、この内
側及び/又は外側に配列されたバイアスコ−ド層が埋設
されたゴムクロ−ラであって、これら各層における少な
くとも左右幅縁を帆布にて覆った状態でゴム中に埋設さ
れたことを特徴とするゴムクロ−ラの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32948197A JPH11139361A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | ゴムクロ−ラの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32948197A JPH11139361A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | ゴムクロ−ラの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11139361A true JPH11139361A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18221863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32948197A Pending JPH11139361A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | ゴムクロ−ラの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11139361A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001053144A1 (fr) * | 2000-01-19 | 2001-07-26 | Bridgestone Corporation | Chenille en caoutchouc |
JP2002178965A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-26 | Bridgestone Corp | ゴムクローラー |
US7325888B2 (en) | 2003-05-28 | 2008-02-05 | Bridgestone Corporation | Rubber crawler having excellent straight driving property |
-
1997
- 1997-11-12 JP JP32948197A patent/JPH11139361A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001053144A1 (fr) * | 2000-01-19 | 2001-07-26 | Bridgestone Corporation | Chenille en caoutchouc |
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Legal Events
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