JPH11138063A - 発泡用ノズルおよび射出成形用金型装置 - Google Patents
発泡用ノズルおよび射出成形用金型装置Info
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- JPH11138063A JPH11138063A JP9319122A JP31912297A JPH11138063A JP H11138063 A JPH11138063 A JP H11138063A JP 9319122 A JP9319122 A JP 9319122A JP 31912297 A JP31912297 A JP 31912297A JP H11138063 A JPH11138063 A JP H11138063A
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Abstract
の製品を射出成型することで生産性を向上できる射出成
形用金型装置を提供すること。 【解決手段】 フリーコア35の外周に分割された内ス
リーブ36と、この内スリーブ36を拡縮径する外スリ
ーブ39を配置するだけで、外スリーブ39を型の開閉
に伴って相対移動させて内スリーブ36を揺動させ、ス
ライドバルブ10の内筒15の側壁に空気孔17を成形
することができ、従来のスライドレールとスライドコア
を用いる場合に比べ、1つのスライドバルブ10を成形
するための金型スペースを大幅に小さくでき、1つの金
型装置の一面当たりに多数個の成形型を設置して同時に
多数のスライドバルブ10を射出成型でき、従来に比べ
て1.5〜2倍の個数の設置も可能となり、生産性を向
上してコストダウンを図るようにしている。
Description
び射出成形用金型装置に関し、空気と混合させて発泡状
態にする空気孔を必要な二重筒の内筒にのみ形成すると
ともに、このような円筒側壁に簡単に貫通孔を形成でき
るようにしたものである。
噴射させて取り出すためトリガーディスペンサが用いら
れており、噴射形態を直進状にしたり、霧状あるいは発
泡状態にすることが行われている。
態で噴射させるためには、噴射口から旋回流として噴射
される内容物に空気を混合する必要があり、このための
発泡用ノズルの構造としては、内外二重筒を備え、噴射
口から大きな噴射角度で旋回させて噴射される内容物を
内筒内壁に衝突させるとともに、内筒の底部に空気孔を
形成して構成されており、この空気孔から供給される空
気と内筒壁に衝突した細かな霧状の内容物とを混合させ
て発泡状態とするようになっている。
直線状や霧状に噴射形態を切り替えることができるスラ
イドバルブに内蔵されて構成されることが多く、トリガ
ーディスペンサの先端部でその中心軸回りにスライドさ
せて切り替えるようにしている。
バルブは、合成樹脂を用いて通常、射出成形によって成
形され、内筒の側面に空気孔を形成する必要があるた
め、金型装置として、図7に示すような割型構造のもの
が使用される。
え、第1型プレート1を固定するとともに、他の第2型
プレート2〜第4型プレート4を移動して開閉できるよ
うにし、第2型プレート2にコア5を取り付けてスライ
ドバルブSの噴射孔S1 や内筒部分S2 を成形できるよ
うにし、第3型プレート3及び第4型プレート4で噴射
孔S1 より後方の本体部分S3 と外形部分S4 を成形で
きるように構成してある。
された第1型プレート1に開閉移動する型プレート2〜
4の移動方向(型開閉方向)と交差する方向にスライド
レール6を配置し、このスライドレール6に沿って移動
するスライドコア(割駒)7の先端部に空気孔成形部8
を設け、このスライドコア7を第3型プレート3内で移
動させてスライドバルブSの外側より挿脱するようにし
ている。
レート4を閉じた状態では、スライドコア7がスライド
レール6に沿って前進した状態になり、射出成形後に第
2型プレート2〜第4型プレート4を移動して型を開い
ていくと、スライドレール6に沿ってスライドコア7が
後退されて空気孔成形部8が内筒部分S2 から外れ、空
気孔S5 が形成されたスライドバルブSを製品として取
り出すことができる。
スライドコア7を用いて射出成形されたスライドバルブ
Sでは、スライドバルブSの内筒部分S2 だけでなく外
筒部分S6 にも貫通した孔S7 が形成されてしまい不必
要な孔が成形されるとともに、外観上も好ましくないと
いう問題がある。
型装置としては、スライドレール6とスライドコア7が
必要であり、一つのスライドバルブSの成形に必要な金
型スペースが大きく、一つの金型内に設置できる個数に
制限があり、一度の射出成形によって成形できるスライ
ドバルブの個数が少なく、生産性が悪いという問題があ
る。
は、スライドバルブSの射出成形に限らず、スライドレ
ール6とスライドコア7を用いる射出成形用の金型装置
に共通の問題となっており、内容物を一定量ずつ取り出
すポンプディスペンサの空気孔を側面に備えたアキュー
ムレータなどの射出成形の場合も同様である。
解決するためになされたもので、不必要な孔を形成する
ことなく外観の良い発泡用ノズルを提供しようとするも
のである。
る課題を解決するためになされたもので、成形に必要な
スペースが小さく、一度に多くの製品を射出成型するこ
とで生産性を向上できる射出成形用金型装置を提供しよ
うとするものである。
題を解決するため、この発明の請求項1記載の発泡用ノ
ズルは、内容液を一定量ずつ噴霧するトリガーディスペ
ンサの先端部に内外筒を備えて設けられ、空気孔からの
空気と混合して発泡状態で噴射する発泡用ノズルであっ
て、当該発泡用ノズルの内外筒のうち内筒側壁にのみ前
記空気孔を形成してなることを特徴とするものである。
た発泡用ノズルの内筒側壁にのみ空気孔を形成するよう
にしており、不必要な孔を外側からあけることなく外観
上も優れたものとなる。
場合にも同様に不必要な孔がなく外観にも優れたものに
することができる。
用金型装置は、中空円筒体の側壁に貫通孔を形成する射
出成形用金型装置であって、中空円筒体の中空内周部を
形成する軸方向に移動可能なフリーコアと、このフリー
コアの外周部に円周方向に複数に分割されて配置され先
端部に貫通孔形成用の突起部を備えるとともに、このフ
リーコアの軸方向中間部で揺動して先端部が拡縮径可能
な内スリーブと、これら内スリーブの基端部に設けられ
当該内スリーブの先端を拡径する方向に付勢する付勢手
段と、この内スリーブの外周部に設けられて軸方向に相
対移動可能かつ軸方向先端に相対移動して前記内スリー
ブを縮径する外スリーブとを備えてなることを特徴とす
るものである。
筒体の中空内周部を形成するフリーコアの外周部に円周
方向に複数に分割され先端部に貫通孔形成用の突起部を
備えた内スリーブを軸方向中間部で揺動して先端部を拡
縮径可能にし、これら内スリーブの基端部に先端を拡径
する方向に付勢する付勢手段を設け、これら内スリーブ
の外周部に軸方向に相対移動して内スリーブを縮径可能
な外スリーブを設けるようにしており、フリーコアの外
周に内スリーブと外スリーブを配置するだけで、内スリ
ーブを揺動させて中空円筒体の側壁に貫通孔が成形でき
るようになる。
さく、一度に多くの射出成形ができるうようになる。
形用金型装置は、請求項2記載の構成に加え、前記フリ
ーコアおよび前記内スリーブを型開閉に伴って移動可能
に装着する一方、前記外スリーブを固定状態として前記
相対移動を可能にしたことを特徴とするものである。
ーブを固定状態とし、フリーコアおよび内スリーブを型
開閉に伴って移動するようにして相対移動させるように
しており、型の開閉だけで簡単に側壁に孔をあけた中空
円筒体を射出成形することができるようになる。
用金型装置は、請求項2または3記載の構成に加え、前
記中空円筒体を内外筒を有し内筒側壁にのみ空気孔が形
成された発泡用ノズルとし、前記フリーコアを内筒内周
部に配置し、前記外スリーブを内外筒間に配置して発泡
用ノズルを射出成型することを特徴とするものである。
筒体を、内外筒を有し内筒側壁にのみ空気孔が形成され
る発泡用ノズルとするようにしており、これによって内
筒側壁にのみ空気孔が形成された発泡用ノズルを簡単に
射出成形できるようになる。
よび射出成形用金型装置のそれぞれの一実施の形態につ
いて図面に基づき詳細に説明する。
形態にかかりスライドバルブに内蔵し、トリガーディス
ペンサとともに示す正面図および縦断面図である。
ブ10は、三角形の頂点部分を切り欠いて滑らかに結ん
だ略三角形の断面形状の外形のバルブ本体11を備えて
おり、中間部に仕切壁12が設けられて噴射孔13が形
成されるとともに、仕切壁12の噴射孔13の後端に連
続してトリガーディスペンサの吐出口と連通させる渦室
14が設けられ、この渦室14内にスライドさせて噴射
状態を変えるための図示しない羽根部が略120度間隔
で形成してある。
2の前方には、噴射孔13と同心に円筒状の内筒15が
設けられるとともに、バルブ本体11の内側に内接する
円筒状の外筒16が設けられて二重筒状になっている。
部が4カ所薄肉に形成され、それぞれの基端部に空気孔
17が貫通して形成してある。
ィスペンサの吐出口が形成された吐出ノズル装着部18
と固定用凹部19を形成する円筒部20とが形成されて
二重筒状となっている。
スライドバルブ10では、中心軸回りに回転するようス
ライドさせて渦室14を発泡状態とする羽根部がトリガ
ーディスペンサの吐出口と連通するようにした後、トリ
ガーディスペンサから一定量の内容物が噴霧されると、
渦室14から噴射孔13を介して大きな噴霧角度で内筒
15内に噴霧され、内筒15の内壁に衝突して細かな霧
状となり、内筒15の基端部に形成してある空気孔17
からの空気と混合され、発泡状態で噴射される。
を省略したが渦室内に霧状に噴射させる羽根部と噴射さ
せずに塞いだ状態にする閉塞部などが形成され、中心軸
周りのスライドによって選択することができるようにし
てある。
内筒15の側壁にのみ空気孔17を形成したので、バル
ブ本体11に不必要な孔が形成されず、優れた外観とな
る。
スライドバルブ10が装着されるトリガーディスペンサ
について簡単に説明する。
びる吐出ノズル部101を備えたトリガーヘッド102
と、このトリガーヘッド102と容器103とを連結す
るリテーナ104と、このリテーナ104に接続される
ディップチューブ105とを備えて構成されている。
下方に開口するシリンダ106が設けられてピストン1
07が摺動自在に装着されており、トリガーヘッド10
2に揺動自在に取り付けられたトリガーレバー108に
よってピストン107を駆動することができ、これによ
ってシリンダ106との間に形成されるポンプ室109
の容積を変えることができるようになっている。
ズル部101には、吐出弁機構110が設けられ、内容
液の吸引の際に閉じ、吐出の際に開くようにしてある。
105との間には、吸入弁機構111が設けられ、内容
液の吐出の際に閉じ、吸引の際に開くようにしてある。
てピストン107を上昇させると、吸入弁機構111が
開かれてディップチューブ105を介して内容液がシリ
ンダ106のポンプ室109内に吸引される一方、この
ポンプ室109に溜まっていた内容液はピストン107
の上昇で押され、吐出弁機構110が開かれて内容物が
吐出ノズル部101から噴霧される。
トン107を押し下げると、吐出弁機構110が閉じら
れてポンプ室109内が負圧になって吸入弁機構111
が開かれ、ディップチューブ105を介して内容液がシ
リンダ106のポンプ室109内に吸引される。
よって一定量ずつ内容物を噴霧することができ、スライ
ドバルブ10のスライド位置によって噴射状態を発泡状
態だけでなく霧状等にすることができる。
ライドバルブ10を射出成型する場合に必要な射出成形
用金型装置30について図2および図3の断面図と図4
〜図5の射出成形の工程図により詳細に説明する。
30は、従来と同様に4つの型プレート31,32,3
3,34を備えており、第1型プレート31,第2型プ
レート32,第3型プレート33が固定状態とされ、第
4型プレート34のみが図示しない型締め装置で開閉さ
れるようになっている。
状の第1コア室31aが形成され、この第1コア室31
aと連通する円筒状の第2コア室32aが第2型プレー
ト32に形成してあり、これら第1コア室31aと第2
コア室32a内にフリーコア35の基端部が型の開閉方
向にスライド可能に装着され、先端部が細径とされて第
3型プレート33内に突き出している。
には、スライドバルブ10の仕切壁12の前面、噴射孔
13および内筒15の内周面の形状を規制する成形部3
5aが形成してある。
に複数(図示例では、4分割)に分割された内スリーブ
36が装着され、これら内スリーブ36の先端部は、図
2(b)に示すように、型締め状態で密着して真円状態
となってスライドバルブ10の内筒15の外周面と空気
孔17を形成する内側に突き出した空気孔成形部36a
が形成してある。
端内周部には、フリーコア35との間にギャップGが形
成され、このギャップGによって内スリーブ36の先基
端部を揺動させて拡縮径することができ、これによって
空気孔成形部36aの突出量だけ4つの内スリーブ36
で形成される円の径を拡げて(拡径)後退させたり、4
つの内スリーブ36で形成される円の径を縮めて(縮
径)密着させ、空気孔成形部36aを突出させることが
できるようにしてある。
端外周部には、大径のフランジ部36bが形成してあ
り、これらフランジ部36bの前面に位置調整リング3
7が配置されて前方への突出量を規制するようになって
いる。
36bの外周を囲むようにトーションスプリング38が
巻き掛けられ、内スリーブ36の先端部を拡径状態に付
勢するようにしてある。なお、このトーションスプリン
グに代え、フランジ部36bの外周部と位置調整リング
37の内周部との間に半径方向にコイルスプリングを介
装したり、ウレタンゴムなどの弾性体を介装して内スリ
ーブ36の先端部を拡径状態に付勢するようにしても良
い。
ブ36の外周に円筒状の外スリーブ39が内スリーブ3
6に対して軸方向に相対移動可能に装着され、ここで
は、第3型プレート33に外スリーブ39が固定され、
この外スリーブ39の内周部で内スリーブ36が移動す
るようになっている。
ーブ36の空気孔成形部36aの背面を押さえるととも
に、スライドバルブ10の外筒16の内周面を形成する
装入部39aが形成され、この装入部39aの基端に段
差部が形成されてスライドバルブ10の先端外周面を形
成するようになっている。
3型プレート33には、スライドバルブ10の外形部を
形成する成形部33aが形成してある。
され、スライドバルブ10が成形される第3型プレート
33の前方には、開閉される第4型プレート34が配置
され、スライドバルブ10の仕切壁12の後方のバルブ
本体11の成形部34aが突き出して形成してある。
10の射出成形用金型装置30の動作とともに、スライ
ドバルブ10の射出成形工程について図4および図5に
より説明する。
て、図4(a)に示すように、図示しない型締め装置で
4つの第1型プレート31〜第4型プレート型プレート
34の型締めが行われる。
1型プレート31の第1コア室31aの基端面に当接す
る状態まで後退するとともに、フリーコア35の外周に
位置する内スリーブ36もフリーコア35の基端部の段
差に当接した状態となるとともに、内スリーブ36の先
端部の空気孔成形部36aの背面に外スリーブ39の装
入部39aが挿入された状態となってトーションスプリ
ング38に抗して内スリーブ36の先端部を縮径して真
円状態にしている。
6、外スリーブ39と第3型プレート33によってスラ
イドバルブ10の仕切壁12により前方のキャビティが
形成され、さらに第4型プレート34と第3型プレート
33によってスライドバルブ10の仕切壁12より後方
のバルブ本体11のキャビティが形成される。
ート33の側方に設けたノズルから樹脂が供給されて射
出成形される。
ブ10の取り出しは、まず、図4(b)に示すように、
第4型プレート34を後退させる。
6aが内側に突き出ているので、製品ごとフリーコア3
5および内スリーブ36が引き出され、第1コア室31
a及び第2コア室32a内を前方に移動し、これに伴っ
て、固定状態の外スリーブ39の装入部39aが相対的
に後退して引き抜かれていく。
退させると、図4(c)に示すように、内スリーブ36
の位置調整リング38が固定状態の外スリーブ39に当
接してフリーコア35と内スリーブ36の引き抜きが停
止される。
9aが製品から完全に引き出され、内スリーブ36の背
面から退避した状態となり、しかも内スリーブ36の基
端部にはフリーコア35との間にギャップGがあるの
で、分割された内スリーブ36のフランジ部36bのト
ーションスプリング38によって内スリーブ36が揺動
され、先端部の径が拡大した状態になり、内スリーブ3
6の空気孔成形部36aが製品であるスライドバルブ1
0の内筒15の側壁から抜けた状態となる。
成形部36aがスライドバルブ10の内筒15の側壁か
ら抜けたのち、さらに第4型プレート34を後退させる
と、図5(a)に示すように、スライドバルブ10の仕
切壁12の前方の内筒15および外筒16からフリーコ
ア35及び内スリーブ36が引き抜かれていく。
退させると、第3型プレート33から完全に製品である
スライドバルブ10が引き抜かれ、こののち第4型プレ
ート34からスライドバルブ10を取り外して射出成形
が完了する。
ば、フリーコア35の外周に分割された内スリーブ36
と、この内スリーブ36を拡縮径する外スリーブ39を
配置するだけで、外スリーブ39を型の開閉に伴って相
対移動させることによって内スリーブ36を揺動させて
スライドバルブ10の内筒15の側壁に空気孔17を成
形することができ、従来のスライドレールとスライドコ
アを用いる場合に比べ、1つのスライドバルブ10を成
形するための金型スペースを大幅に小さくすることがで
き、1つの金型装置の一面当たりに多数個の成形型を設
置して同時に多数のスライドバルブ10を射出成型する
ことができ、従来に比べて1.5〜2倍の個数の設置も
可能となり、生産性を向上してコストダウンを図ること
ができる。
スライドバルブを例に、内外二重筒の内筒の側壁にのみ
貫通孔をあける場合で説明したが、これに限らず、射出
成形で円筒などの側壁に貫通孔を形成する場合に広く適
用することができ、例えば、図6に示す内容物を一定量
ずつ取り出すポンプディスペンサ40の空気孔41aを
側面に備えたアキュームレータ41を射出成形によって
作る場合にもこの発明の射出成形用金型装置を適用する
ことで簡単に成形することができる。
レータ41の側面に形成した空気孔41aによって容器
内の内容液を吐出させた後の容積の減少分に対応して空
気を補うようにしている。
に説明すると、図示しない容器の上部開口にねじで固定
されるコンテナキャップ42にガスケットを介して容器
内に突き出して円筒状のアキュームレータ41が取付け
られ、アキュームレータ41の上部にアッパーキャップ
43を介してエジェクターヘッド44が上下動可能に設
けてあり、エジェクターヘッド44を押し込んでアッパ
ーキャップ43にねじ込んでロック状態にできるように
なっている。
のピストンシャフト45が連結されてアキュームレータ
41内に配置され、ピストンシャフト45の外周に円筒
状のピストン46が摺動可能に装着されるとともに、ア
キュームレータ41の内周面をシリンダとして上下動作
するようになっている。そして、このピストン46がピ
ストンシャフト45の中間部に形成された環状の係止部
45aの下面と当接することで駆動される一方、係止部
45aがアッパーキャップ43の下端面に当接すること
でピストンシャフト45の移動範囲の上端が規制され
る。
周に約3度のテーパ面46aが形成されて下方がわずか
に拡がった状態に形成してある。
ストン46が摺動する部分には、吐出弁機構を構成する
ステム47が配置され、ステム47の中空の上端部がピ
ストンシャフト45の下端部内周に嵌合される一方、嵌
合状態のステム47には、ピストンシャフト45の係止
部45aからピストン46の長さより離れた位置に大径
部47aが形成されるとともに、その上部に段差肩部4
7bが形成されており、このステム47の大径部47a
の上部と中空部が連通するようになっている。そして、
ステム47の大径部47aとアキュームレータ41の下
端部との間にスプリング48が介装され、ステム47を
上方に押し上げるように付勢している。
径部47aとピストンシャフト45の係止部45aとの
間をピストンシャフト45およびステム47に沿って摺
動し、ピストン46が下端位置で、その内筒下部のテー
パ面46aとステム47の大径部47aの上部の段差肩
部47bとが密着することでシール状態となって吐出弁
機構を閉じた状態にする一方、ピストン46の内筒下部
のテーパ面46aがステム47の大径部47aの上部の
段差肩部47bから離れることでシール状態が開放さ
れ、ステム47の外周部と中空部とを連通して吐出弁機
構を開いた状態にするようになっている。
逆止弁で構成された吸入弁機構49が設けられてディッ
プチューブ50が取付けてある。
0では、ロック状態に押し込んであったエジェクタヘッ
ド44のロック状態を解放すると、スプリング48によ
ってエジェックタヘッド44ごとピストンシャフト45
が上昇され、ステム47の大径部47aの段差肩部47
bにピストン46のテーパ面46aが密着して吐出弁機
構が閉じられた状態のままピストン46も上昇される。
トン46の下方が負圧となって吸入弁機構49が開か
れ、内容液がステム47の下方のアキュームレータ41
内に吸入される。
5aがアッパーキャップ43に当接して自然状態になる
まで内容液が吸入されて吸入弁機構49は閉じた状態と
なる。
ると、ピストンシャフト45が押し下げられてこれと一
体のステム47も押し下げられ、これによってステム4
7の大径部47aが下方に移動するとともに、ピストン
46の上端がピストンシャフト45の係止部45aに当
接して押しさげられ、ステム47の大径部47aの上部
の段差肩部47bとピストン46のテーパ面46aとの
間に隙間ができステム47の側方から内容物がステム4
7の中心部に入りピストンシャフト45を介してエジェ
クターヘッド44の先端から吐出される。
による容積の減少分に対応して容器内に空気を補う必要
があり、アキュームレータ41に形成した空気孔41a
から空気が補充される。
スライドレールとスライドコアを用いて射出成型する金
型装置に代えて用いることができ、特に小さな製品に孔
を開ける場合に大掛かりな装置を用いることなく簡単か
つ高精度に射出成形によって作ることができる。
したように、この発明の請求項1記載の発泡用ノズルに
よれば、内外筒を備えた発泡用ノズルの内筒側壁にのみ
空気孔を形成するようにしたので、不必要な孔を外側か
らあけることなく外観上も優れたものとなる。
場合にも同様に不必要な孔がなく外観にも優れたものに
することができるとともに、噴射状態を表示する印刷な
どを施す場合に孔の影響を受けることがなく、広い範囲
に印刷することができる。
用金型装置によれば、中空円筒体の中空内周部を形成す
るフリーコアの外周部に円周方向に複数に分割され先端
部に貫通孔形成用の突起部を備えた内スリーブを軸方向
中間部で揺動して先端部を拡縮径可能にし、これら内ス
リーブの基端部に先端を拡径する方向に付勢する付勢手
段を設け、これら内スリーブの外周部に軸方向に相対移
動して内スリーブを縮径可能な外スリーブを設けるよう
にしたので、フリーコアの外周に内スリーブと外スリー
ブを配置するだけで、内スリーブを揺動させて中空円筒
体の側壁に貫通孔を一体に射出成形することができる。
が小さく、金型の一面に多くの成形部を形成して一度に
多くの製品を射出成形することができ、例えば従来の
1.5〜2倍程度に生産性を向上することができる。
形用金型装置によれば、外スリーブを固定状態とし、フ
リーコアおよび内スリーブを型開閉に伴って移動するよ
うにして相対移動させるようにしたので、型の開閉だけ
で簡単に側壁に孔をあけた中空円筒体を射出成形するこ
とができる。
用金型装置によれば、中空円筒体を、内外筒を有し内筒
側壁にのみ空気孔が形成される発泡用ノズルとしたの
で、これによって内筒側壁にのみ空気孔が形成された発
泡用ノズルを簡単に射出成形することができる。
りスライドバルブに内蔵し、トリガーディスペンサとと
もに示す正面図および縦断面図である。
にかかり、スライドバルブに適用した型締め状態の縦断
面図および(a)中のBーB断面図である。
にかかり、スライドバルブに適用した型を開いた状態の
縦断面図および(a)中のBーB断面図である。
にかかり、スライドバルブに適用した前半の射出成形工
程の説明図である。
にかかり、スライドバルブに適用した後半の射出成形工
程の説明図である。
の一つであるポンプディスペンサのアキュームレータを
示す断面図である。
明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 内容液を一定量ずつ噴霧するトリガーデ
ィスペンサの先端部に内外筒を備えて設けられ、空気孔
からの空気と混合して発泡状態で噴射する発泡用ノズル
であって、当該発泡用ノズルの内外筒のうち内筒側壁に
のみ前記空気孔を形成してなることを特徴とする発泡用
ノズル。 - 【請求項2】 中空円筒体の側壁に貫通孔を形成する射
出成形用金型装置であって、 中空円筒体の中空内周部を形成する軸方向に移動可能な
フリーコアと、 このフリーコアの外周部に円周方向に複数に分割されて
配置され先端部に貫通孔形成用の突起部を備えるととも
に、このフリーコアの軸方向中間部で揺動して先端部が
拡縮径可能な内スリーブと、 これら内スリーブの基端部に設けられ当該内スリーブの
先端を拡径する方向に付勢する付勢手段と、 この内スリーブの外周部に設けられて軸方向に相対移動
可能かつ軸方向先端に相対移動して前記内スリーブを縮
径する外スリーブとを備えてなることを特徴とする射出
成形用金型装置。 - 【請求項3】 前記フリーコアおよび前記内スリーブを
型開閉に伴って移動可能に装着する一方、前記外スリー
ブを固定状態として前記相対移動を可能にしたことを特
徴とする請求項2記載の射出成形用金型装置。 - 【請求項4】 前記中空円筒体を内外筒を有し内筒側壁
にのみ空気孔が形成された発泡用ノズルとし、前記フリ
ーコアを内筒内周部に配置し、前記外スリーブを内外筒
間に配置して発泡用ノズルを射出成型することを特徴と
する請求項2または3記載の射出成形用金型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31912297A JP4066206B2 (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 発泡用ノズルおよび射出成形用金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31912297A JP4066206B2 (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 発泡用ノズルおよび射出成形用金型装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11138063A true JPH11138063A (ja) | 1999-05-25 |
JP4066206B2 JP4066206B2 (ja) | 2008-03-26 |
Family
ID=18106717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31912297A Expired - Fee Related JP4066206B2 (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 発泡用ノズルおよび射出成形用金型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4066206B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018016394A (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | 株式会社吉野工業所 | 泡・霧切替式吐出器 |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP31912297A patent/JP4066206B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2018016394A (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | 株式会社吉野工業所 | 泡・霧切替式吐出器 |
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