JPH11138062A - 容器用ディスペンサー - Google Patents

容器用ディスペンサー

Info

Publication number
JPH11138062A
JPH11138062A JP9327243A JP32724397A JPH11138062A JP H11138062 A JPH11138062 A JP H11138062A JP 9327243 A JP9327243 A JP 9327243A JP 32724397 A JP32724397 A JP 32724397A JP H11138062 A JPH11138062 A JP H11138062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
container
piston
oil
dispenser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9327243A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Sato
達夫 佐藤
Masaru Taguchi
賢 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP9327243A priority Critical patent/JPH11138062A/ja
Publication of JPH11138062A publication Critical patent/JPH11138062A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パラフィン油のような非極性のオイルを含ん
だ液体を、容器内から取り出すことができる容器用ディ
スペンサーを提供する。 【解決手段】 少なくともシリンダ12又はピストン2
6の一方を、ポリエステル結合とポリエーテル結合を有
する樹脂、アミド結合とポリエーテル結合を有する樹
脂、ポリブチレンテレフタレートからなる樹脂の中から
選ばれたいずれかひとつの素材で形成したことを特徴と
する。このため、容器に充填した化粧水や乳液等の液体
に、例えばパラフィン油のような非極性のオイルが含ま
れていても、シリンダ12又はピストン26はオイルに
対して親和性が低いために化学反応を引き起こし難く、
オイルを吸収して膨潤する惧れはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容器用ディスペンサ
ーに係り、さらに詳しくはパラフィン油のような非極性
のオイルを含んだ液体を、容器内から取り出すことがで
きる容器用ディスペンサーに関する。ここで極性とは、
ひとつの分子中に電気的極性があることを意味し、炭素
原子と異なった電気陰性度をもつ原子(実際には炭素、
水素以外のほとんど全ての原子)を含む基は全て極性基
になる。その極性が分子の対称性によって打ち消される
ことのない場合に極性化合物になる。
【0002】
【従来の技術】例えば、化粧品容器内に充填した化粧水
や乳液等の液体を、化粧品容器から小分けして所望量取
り出すものとして、ディスペンサーが知られている。こ
のディスペンサーは、化粧品容器の開口部に取り付けた
ものであって、例えば化粧品容器内から液体を吸い上げ
るためのシリンダと、このシリンダに摺動可能に取り付
けられたピストンとを備えている。
【0003】この化粧品容器内から液体を取り出す場合
には、先ずディスペンサーのピストンをシリンダ内で摺
動させることにより、化粧品容器内の液体をシリンダ内
に吸い上げ、次に吸い上げた液体をシリンダ内で押圧し
て取出し孔から外部に吐出させるものであった。
【0004】ところで、化粧品容器内の液体をシリンダ
内に吸い上げたり吐出させたりするためには、ピストン
をシリンダ内でスムーズに摺動させる必要があり、かつ
ピストンとシリンダとの接触部を液密状態に保つ必要が
ある。このため、ピストンは柔軟性を備えた樹脂で形成
されている。樹脂の柔軟性は、主鎖中の分子が回転し易
いことによるが、ポリエチレンやポリプロピレンは主鎖
中の全ての炭素−炭素間の結合が回転自由であるため柔
軟性を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリエチレン
やポリプロピレンは、極性がないので、化粧水や乳液等
の液体にパラフィン油のような非極性のオイルが含まれ
ていると、このオイルに対して親和性が高く化学反応を
引き起こしやすい。このため、ポリエチレンやポリプロ
ピレンはオイルにより膨潤、変形をする。したがって、
ポリエチレンやポリプロピレン製のピストンは、非極性
のオイルにふれると経時的に膨らんで大きくなり、シリ
ンダ内を摺動できなくなるという問題がある。
【0006】ところで、ピストンの膨潤を防止するため
には、例えばポリエチレンテレフタレートのように極性
のある樹脂を使用することも考えられるが、ポリエチレ
ンテレフタレートは主鎖中の炭素−炭素間の回転がしに
くい構造をしており、一般に柔軟性がない。したがっ
て、ポリエチレンテレフタレート製のピストンは、シリ
ンダ内をスムーズに摺動することができないと同時に、
シリンダとの接触部を液密状態に保つこともできない。
したがって、パラフィン油のような非極性のオイルを化
粧品容器内から取り出すことができない。
【0007】この発明は、パラフィン油のような非極性
のオイルを含む液体であっても、化粧品容器内からスム
ーズかつ確実に取り出すことができる容器用ディスペン
サーを提供して、上述の問題点を解消しようとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明の請求項
1は、容器の取出口に取り付け、シリンダ部内のピスト
ン部を摺動することにより、容器内に充填した液体をシ
リンダ部を経由して容器から取り出す容器用ディスペン
サーにおいて、少なくとも前記シリンダ部又はピストン
部の一方をポリエステル結合とポリエーテル結合を有す
る樹脂で形成したことを特徴とする。
【0009】上記した請求項1に係る容器用ディスペン
サーは、少なくともシリンダ部又はピストン部の一方を
極性を有しかつ柔軟性を有する樹脂、即ちポリエステル
結合とポリエーテル結合を有する樹脂で形成したため、
容器に充填した化粧水や乳液等の液体に、例えばパラフ
ィン油のような非極性のオイルが含まれていても、シリ
ンダ部又はピストン部はオイルに対して親和性が低いた
めに化学反応を引き起こし難く、オイルを吸収して膨潤
する惧れはない。したがって、ピストン部は、シリンダ
部内をスムーズに摺動することができる。さらに、容器
用ディスペンサーのシリンダ部又はピストン部の一方を
上述の樹脂で形成したことにより、シリンダ部とピスト
ン部との接触部を液密状態に保つこともできる。
【0010】請求項2は、容器の取出口に取り付け、シ
リンダ部内のピストン部を摺動することにより、容器内
に充填した液体をシリンダ部を経由して容器から取り出
す容器用ディスペンサーにおいて、少なくとも前記シリ
ンダ部又はピストン部の一方をアミド結合とポリエーテ
ル結合を有する樹脂で形成したことを特徴とする。
【0011】上記した請求項2に係る容器用ディスペン
サーは、少なくともシリンダ部又はピストン部の一方を
極性を有しかつ柔軟性を有する樹脂、即ちアミド結合と
ポリエーテル結合を有する樹脂で形成したため、容器に
充填した化粧水や乳液等の液体に、例えばパラフィン油
のような非極性のオイルが含まれていても、シリンダ部
又はピストン部はオイルに対して親和性が低いために化
学反応を引き起こし難く、オイルを吸収して膨潤する惧
れはない。したがって、ピストン部は、シリンダ部内を
スムーズに摺動することができる。さらに、容器用ディ
スペンサーのシリンダ部又はピストン部の一方を上述の
樹脂で形成したことにより、シリンダ部とピストン部と
の接触部を液密状態に保つこともできる。
【0012】請求項3は、容器の取出口に取り付け、シ
リンダ部内のピストン部を摺動することにより、容器内
に充填した液体をシリンダ部を経由して容器から取り出
す容器用ディスペンサーにおいて、少なくとも前記シリ
ンダ部又はピストン部の一方をポリブチレンテレフタレ
ートからなる樹脂で形成したことを特徴とする。
【0013】上記した請求項3に係る容器用ディスペン
サーは、少なくともシリンダ部又はピストン部の一方を
極性を有しかつ柔軟性を有する樹脂、即ちポリブチレン
テレフタレートで形成したため、容器に充填した化粧水
や乳液等の液体に、例えばパラフィン油のような非極性
のオイルが含まれていても、シリンダ部又はピストン部
はオイルに対して親和性が低いために化学反応を引き起
こし難く、オイルを吸収して膨潤する惧れはない。した
がって、ピストン部は、シリンダ部内をスムーズに摺動
することができる。さらに、容器用ディスペンサーのシ
リンダ部又はピストン部の一方を上述の樹脂で形成した
ことにより、シリンダ部とピストン部との接触部を液密
状態に保つこともできる。
【0014】請求項4は、樹脂が、ショア硬度50〜7
5であることを特徴とする。
【0015】請求項4に係る発明は、ショア硬度を50
以上に設定することにより、ピストン部が柔らかくなり
過ぎることはない。このため、ピストン部とシリンダ部
との接触部を液密状態に保つことができる。一方、ショ
ア硬度が75を超えないように設定することにより、ピ
ストン部が硬くなり過ぎることがない。このため、ピス
トン部はシリンダ部内をスムーズに摺動することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る容器用デ
ィスペンサー(第1実施の形態)の側面図、図2は同容
器用ディスペンサー(第1実施の形態)の断面図、図3
は同容器用ディスペンサー(第1実施の形態)の要部拡
大図である。
【0017】まず容器用ディスペンサー1は、パラフィ
ン油等の非極性の液体(例えば、化粧水や乳液)2が充
填された化粧品容器4の開口部6に取り付けられたもの
である。この容器用ディスペンサー1は、化粧品容器4
の開口部6に取り付けるキャップ10と、このキャップ
10内に同軸上に配置したシリンダ(シリンダ部)12
と、このシリンダ12のフランジ14と化粧品容器4の
開口部6先端に挟持されたパッキン16と、シリンダ1
2の上端に取り付けたリング18と、このリング18内
に挿入されるとともにシリンダ12内に挿入可能なステ
ム20と、このステム20の先端に取り付けたボール2
2と、ステム20の先端に取り付けたノズル24と、ス
テム20の下端側に配置したピストン26(ピストン
部)と、このピストン26を上方に押圧するスプリング
28と、シリンダ12内に固定されたポペット30と、
シリンダ12の下端に取り付けたパイプ32とから構成
される。符号34はシリンダ12の下端部に配置したボ
ールである。
【0018】シリンダ12、ステム20、ピストン26
及びポペット30は、極性を有しかつ柔軟性を有する以
下の樹脂a、b、cで形成した。 樹脂a:ポリエステル結合とポリエーテル結合を有する
樹脂(具体例 ポリエステルエラストマー等) 樹脂b:アミド結合とポリエーテル結合を有する樹脂
(具体例 ポリアミドエラストマー等) 樹脂c:ポリブチレンテレフタレート
【0019】シリンダ12、ステム20、ピストン26
及びポペット30を、上記の樹脂a、b、cで形成した
ことにより、化粧水や乳液等の液体に、例えばパラフィ
ン油のような非極性のオイルが含まれていても、このオ
イルに対して親和性が低いために化学反応を引き起こし
難く、オイルを吸収して膨潤する惧れはない。したがっ
て、ピストン26は、シリンダ12内をスムーズに摺動
することができるとともに、シリンダ12との接触部を
液密状態に保つことができる。
【0020】また、上記の樹脂a、b、cの硬度を、シ
ョア硬度50〜75の範囲に設定した。本明細書中で、
ショア硬度を計測するための試験方法としては、AST
M D−2240に基づいて行った。
【0021】ここでショア硬度を50以上に設定したこ
とにより、耐油性においての問題が解消され、かつピス
トン26が柔らか過ぎることはない。このため、シリン
ダ12との接触部を液密状態に保つことができる。一
方、ショア硬度が75を超えないように設定したことに
より、ピストン26が硬過ぎることはない。このため、
ピストン26はシリンダ12内をスムーズに摺動するこ
とができる。
【0022】このように構成した本発明に係る容器用デ
ィスペンサー1の作用を説明する。先ず、ノズル24を
下方に押し下げることによりステム20を介してピスト
ン26をP1の位置(図2参照)まで押し下げる。この
とき、スプリング28は圧縮状態になる。次に、ノズル
24から押下げ力を取り除くと、スプリング28のばね
力でピストン26が上方に移動する。このためシリンダ
12内が負圧になりボール34が上昇して、化粧品容器
4内の液体2をパイプ32を経由してシリンダ12内に
吸い上げる。
【0023】次いで、ノズル24を再度下方に押し下げ
ることにより、シリンダ12内に吸い上げられた液体2
を外部へ吐出する。即ち、シリンダ12内の液体2がピ
ストン26とポペット30との隙間からステム20内に
押し出されるため、押し出された液体2は、ボール22
を押し上げてノズル24の吐出孔24aから吐出される
こととなる。
【0024】ここで、本発明の効果を確認するため、実
施例1〜5と、比較例1及び2とからなるピストンをそ
れぞれ用意し、50℃の非極性油中に4週間浸漬してデ
ィスペンサーの作動性の良否を判定した。作動性の良否
は■又は×で判定し、その結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】上記の表1より、ポリエチレン(比較例
1)と、ポリケトン(比較例2)とは、ディスペンサー
の作動性が不良であったのに対し、ポリアミドエラスト
マー(実施例1及び2)、ポリエステルエラストマー
(実施例3及び5)、ポリブチレンテレフタレート(実
施例5)にあっては、いずれもスムーズで確実なディス
ペンサーの作動性が確保されることが判明した。
【0027】次に、本発明の第2実施の形態を説明す
る。図4は、霧吹き用に構成された本発明に係る容器用
ディスペンサー(第2実施の形態)の側面図、図5は同
容器用ディスペンサー(第2実施の形態)の断面図であ
る。
【0028】容器用ディスペンサー50は、パラフィン
油等の非極性の液体(例えば、化粧水や乳液)52が充
填された化粧品容器54の開口部56に取り付けたもの
である。容器用ディスペンサー50は、化粧品容器54
の開口部56に取り付けるキャップ60と、このキャッ
プ60内に同軸状に配置したシリンダ(シリンダ部)6
2と、このシリンダ62のフランジ64と化粧品容器5
4の開口部56先端に挟持されたパッキン66と、キャ
ップ60の先端内周に摺動自在に設けた摺動シリンダ6
8と、この摺動シリンダ68の上端に取り付けたノズル
70と、摺動シリンダ68内に摺動自在に配置した第1
加圧プランジャー(ピストン部)72と、この第1加圧
プランジャー72内に摺動自在に配置した第2加圧プラ
ンジャー(ピストン部)74と、この第2加圧プランジ
ャー74及びシリンダ62内に固定されたポペット76
と、このポペット76に嵌入するとともに第2加圧プラ
ンジャー74の下方に配置したスプリング78と、シリ
ンダ62のノズル部62aに配置したボール80と、シ
リンダ62の下端部に連通したパイプ82とからなる。
符号84は上蓋である。
【0029】シリンダ62、摺動シリンダ68、第1加
圧プランジャー72、第2加圧プランジャー74及びポ
ペット76は、極性を有しかつ柔軟性を有する、上記で
説明した樹脂a、b,cで形成した。
【0030】シリンダ62、摺動シリンダ68、第1加
圧プランジャー72、第2加圧プランジャー74及びポ
ペット76を、樹脂a、b,cで形成したことにより、
化粧水や乳液等の液体に、例えばパラフィン油のような
非極性のオイルが含まれていても、このオイルに対して
親和性が低いために化学反応を引き起こし難く、オイル
を吸収して膨潤する惧れはない。したがって、第1加圧
プランジャー72や第2加圧プランジャー74をスムー
ズに摺動させることができ、シリンダ62や摺動シリン
ダ68との接触部を液密状態に保つこともできる。
【0031】このように構成した本発明の容器用ディス
ペンサー50の作用を説明する。まず、ノズル70を下
方に押し下げることにより摺動シリンダ68及び第1加
圧プランジャー72を介して第2加圧プランジャー74
をP2の位置(図5参照)まで押し下げる。このとき、
スプリング78は圧縮状態になる。次に、ノズル70か
ら押し下げ力を取り除くと、スプリング78のばね力で
第2加圧プランジャー74が上方に移動する。このため
シリンダ62内が負圧になりボール80が上昇して、化
粧品容器54内の液体52をパイプ82を経由してシリ
ンダ62内に吸い上げる。
【0032】ついで、ノズル70を再度下方に押し下げ
て第2加圧プランジャー74をP2の位置(図5参照)
まで押し下げることにより、シリンダ62内に吸い上げ
た液体52を、シリンダ62のノズル部62aを経由し
て第2加圧プランジャー74の外側から第1加圧プラン
ジャー72内に押し出す。そして、押し出された液体5
2は、摺動シリンダ68の中空部68aを経由してノズ
ル70の排出孔70aから噴霧される。
【0033】上述で説明した内容以外の第2実施の形態
における説明、及びそこから得られる効果は第1実施の
形態で説明したことと同じである。
【0034】
【発明の効果】よって本発明は、少なくともシリンダ部
又はピストン部の一方を極性を有しかつ柔軟性を有する
樹脂で形成したため、容器に充填した化粧水や乳液等の
液体に、例えばパラフィン油のような非極性のオイルが
含まれていても、シリンダ部又はピストン部はオイルに
対して親和性が低いために化学反応を引き起こし難く、
オイルを吸収して膨潤する惧れはない。したがって、ピ
ストン部は、シリンダ部内をスムーズに摺動することが
できる。
【0035】さらに、シリンダ部又はピストン部の一方
を柔軟性を有する樹脂で形成したことにより、シリンダ
部とピストン部との接触部を液密状態に保つことができ
る。この結果、パラフィン油のような非極性のオイルを
含む液体であっても、化粧品容器内から取り出すことが
できなくなるという惧れはない。
【0036】また、ショア硬度を50以上に設定するこ
とにより、ピストン部が柔らかくなり過ぎることはな
い。このため、ピストン部とシリンダ部との接触部を液
密状態に保つことができる。一方、ショア硬度が75を
超えないように設定することにより、ピストン部が硬く
なり過ぎることはない。このため、ピストン部はシリン
ダ部内をスムーズに摺動することができる。この結果、
パラフィン油のような非極性のオイルを含む液体であっ
ても、化粧品容器内から取り出すことができなくなると
いう惧れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る容器用ディスペンサー(第1実施
の形態)の側面図である。
【図2】同容器用ディスペンサー(第1実施の形態)の
断面図である。
【図3】同容器用ディスペンサー(第1実施の形態)の
要部拡大図である。
【図4】本発明に係る容器用ディスペンサー(第2実施
の形態)の側面図である。
【図5】同容器用ディスペンサー(第2実施の形態)の
断面図である。
【符号の説明】
1、50…容器用ディスペンサー 2、52…液体 4、54…化粧品容器(容器) 6、56…開口部 10、60…キャップ 12、62…シリンダ(シリンダ部) 62a…シリンダのノズル部 14、64…フランジ 16、66…パッキン 18…リング 20…ステム 24、70…ノズル 24a、70a…ノズルの吐出孔 26…ピストン(ピストン部) 28、78…スプリング 30、76…ポペット 32、82…パイプ 34、80…ボール 68…摺動シリンダ 68a…摺動シリンダの中空部 72…第1加圧プランジャー(ピストン部) 74…第2加圧プランジャー(ピストン部) 84…上蓋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の取出口に取り付け、シリンダ部内
    のピストン部を摺動することにより、容器内に充填した
    液体をシリンダ部を経由して容器から取り出す容器用デ
    ィスペンサーにおいて、 少なくとも前記シリンダ部又はピストン部の一方をポリ
    エステル結合とポリエーテル結合を有する樹脂で形成し
    たことを特徴とした容器用ディスペンサー。
  2. 【請求項2】 容器の取出口に取り付け、シリンダ部内
    のピストン部を摺動することにより、容器内に充填した
    液体をシリンダ部を経由して容器から取り出す容器用デ
    ィスペンサーにおいて、 少なくとも前記シリンダ部又はピストン部の一方をアミ
    ド結合とポリエーテル結合を有する樹脂で形成したこと
    を特徴とした容器用ディスペンサー。
  3. 【請求項3】 容器の取出口に取り付け、シリンダ部内
    のピストン部を摺動することにより、容器内に充填した
    液体をシリンダ部を経由して容器から取り出す容器用デ
    ィスペンサーにおいて、 少なくとも前記シリンダ部又はピストン部の一方をポリ
    ブチレンテレフタレートからなる樹脂で形成したことを
    特徴とした容器用ディスペンサー。
  4. 【請求項4】 前記樹脂は、ショア硬度50〜75であ
    ることを特徴とする請求項1乃至3記載の容器用ディス
    ペンサー。
JP9327243A 1997-11-13 1997-11-13 容器用ディスペンサー Pending JPH11138062A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9327243A JPH11138062A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 容器用ディスペンサー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9327243A JPH11138062A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 容器用ディスペンサー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11138062A true JPH11138062A (ja) 1999-05-25

Family

ID=18196935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9327243A Pending JPH11138062A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 容器用ディスペンサー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11138062A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005132466A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Yoshino Kogyosho Co Ltd ポンプディスペンサー
JP2009078255A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吐出ポンプ
JP2016083616A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 花王株式会社 ポンプ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005132466A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Yoshino Kogyosho Co Ltd ポンプディスペンサー
JP4574159B2 (ja) * 2003-10-31 2010-11-04 株式会社吉野工業所 ポンプディスペンサー
JP2009078255A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吐出ポンプ
JP2016083616A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 花王株式会社 ポンプ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6309124B1 (en) Device for dispensing and applying a product
US9377338B2 (en) Dispenser with variable-volume storage chamber, one-way valve, and manually-depressible actuator
US8444017B2 (en) Pump-equipped container and duplex discharge container
US6364163B1 (en) Refillable dispenser and cartridge
JP3432227B2 (ja) 再充填容器付き液体排出容器
CA2027786C (en) Combination container and pump
EP1277595B1 (en) Coating device
CN109564123B (zh) 泵压头和计量装置
JPH11138062A (ja) 容器用ディスペンサー
CN112789115A (zh) 滴管分配器及其使用方法
EP1748939B1 (en) Dispenser having variable-volume storage chamber and depressible one-way valve assembly for dispensing creams and other substances
JPH064946Y2 (ja) 塗布具
JPH09267855A (ja) ディスペンサー
KR20090024204A (ko) 어플리케이터 유닛
JP2023014760A (ja) 液体吐出用アクチュエータ及び吐出容器
JP2005066187A (ja) 滴下装置
JP5270141B2 (ja) ポンプ式ディスペンサー
JP5253307B2 (ja) 可変容積蓄蔵室及び押下可能型一方向弁アセンブリを有しクリーム等の物質の吐出に使用される吐出器
JP2000079959A (ja) ディスペンサー容器のピストン構造
JP5554160B2 (ja) 塗布具付き注出器
JP3439978B2 (ja) 滴下容器
JP4457251B2 (ja) 塗布具及びその製造方法
WO2023159099A1 (en) Wiper seal for piston of dispensing syringe
JPH0611856U (ja) 携帯用吐出容器
JPS62260668A (ja) デイスペンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041101

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050405