JP2005066187A - 滴下装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 放出する内容物を目的部位にうまく当てることができるようにする。
【解決手段】 貯留室18に内容物を収納し、一端側に滴下口15を有するとともに、その滴下口に通ずるシリンダ室13を内部に形成する筒状の容器10と、その容器内に移動自在に設けて、先端をシリンダ室13に挿入するピストン20と、容器10の他端側に設けて押し込んだときピストン20を移動してシリンダ室13の内容物を滴下口15から外部に滴下する押し釦40と、その押し釦から手を離したとき、その押し釦およびピストン20を復帰しながら、貯留室18の内容物をシリンダ室13に入れる付勢部材44とを有する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、容器を手で持って、容器内に収納する点眼薬や水虫治療薬などの内容物を、目や足などの目的部位に向けて少しずつ滴下する滴下装置に関する。
特開2002-355289号公報 特開2002-355292号公報 従来、容器を手で持って容器内の内容物を外部に放出する装置としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されるような洗眼容器があった。
このような装置は、いずれも放出口を目に向けて手で容器を押し潰し、容器内の内容物を放出口から外部へと放出して目に当てていた。
しかしながら、この種の装置では、手で容器を押し潰したとき、容器が変形して放出口の位置が動き、放出方向がずれて内容物をうまく目的部位に当てることが難しい問題があった。
そこで、この発明の第1の目的は、この種の装置において、放出する内容物を目的部位にうまく当てることができるようにすることにある。
この発明の第2の目的は、簡単な構成でこの第1の目的を達成することにある。
この発明の第3の目的は、リサイクル性を向上するとともに上記第1の目的を達成することにある。
この発明の第4の目的は、放出口からの液漏れを防止するとともに上記第1の目的を達成することにある。
請求項1に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、滴下装置にあって、貯留室に内容物を収納し、一端側に滴下口を有するとともに、その滴下口に通ずるシリンダ室を内部に形成する筒状の容器と、その容器内に移動自在に設けて、先端をシリンダ室に挿入するピストンと、容器の他端側に設けて押し込んだときピストンを移動してシリンダ室の内容物を滴下口から外部に滴下する押し釦と、その押し釦から手を離したとき、その押し釦およびピストンを復帰しながら、貯留室の内容物をシリンダ室に入れる付勢部材とを有する、ことを特徴とする。
そして、使用時は、容器を手で持って容器の一端側に有する滴下口を目的部位に向け、付勢部材の付勢力に抗して容器の他端側に設ける押し釦を押し込んでピストンを移動し、ピストンの先端をシリンダ室内に挿入し、そのシリンダ室の内容物を滴下口から外部に放出して、目や足等の目的部位に向けて滴下する。押し釦から手を離したときには、付勢部材の付勢力により押し釦およびピストンを復帰し、このとき容器の貯留室に収納する内容物をシリンダ室に入れる。
請求項2に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、請求項1に記載の滴下装置において、ピストンに弾性弁を設け、その弾性弁をシリンダ室の周面に押し当て、押し釦を押し込んだとき、ピストンを移動してシリンダ室の内容物を滴下口から滴下する一方、押し釦から手を離してピストンを復帰するとき、弾性弁を変形して貯留室の内容物をシリンダ室に入れる、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項1に記載の滴下装置において、ピストン上に開閉弁をスライド自在に設け、その開閉弁を容器の内周面に押し当て、押し釦を押し込んだとき、ピストンを移動して開閉弁との間を塞いで貯留室とシリンダ室との連通を遮断し、押し釦から手を離してピストンを復帰するとき、開閉弁との間を開いて貯留室とシリンダ室とを連通する、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項3に記載の滴下装置において、ピストンの復帰工程において一時的にピストンを容器の内周面に押し当てて所定長さ復帰する、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項3に記載の滴下装置において、開閉弁との間を開いてピストンを復帰するとき、復帰最終工程でピストンを容器の内周面に押し当てて貯留室と滴下口との連通を遮断する、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項1ないし5のいずれか1に記載の滴下装置において、シリンダ室と滴下口との間に、内容物の通過抵抗となる、多孔質部材等の抵抗体を設ける、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、使用時は、容器はそのままの状態で保持して容器の他端側に設ける押し釦を押し込んで一端側に設ける滴下口から内容物を放出するから、滴下口の位置が動かず、放出する内容物を目的部位にうまく当てることができ、使い勝手をよくすることができる。また、押し釦を押し込んでシリンダ室の内容物を滴下口から放出するから、押し釦の押し込み量を一定とすることにより、内容物をばらつきなく一定量ずつ放出することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ピストンに弾性弁を設け、その弾性弁をシリンダ室の周面に押し当ててシリンダ室を密閉し、押し釦を押し込んだとき、ピストンを移動してシリンダ室の内容物を滴下口から滴下する一方、押し釦から手を離してピストンを復帰するとき、弾性弁を変形して貯留室とシリンダ室とを連通し、貯留室の内容物をシリンダ室に入れるから、簡単な構成で上記請求項1に記載の発明と同様の効果を達成することができる。
また、押し釦から手を離したとき、貯留室とシリンダ室との連通を遮断した状態で弾性弁を少し戻すから、使用後に滴下口近くに残留する内容物を容器内に吸い込み、その後の保管時に、漏れた内容物で滴下口付近を汚したり、保管場所まわりを汚したりするおそれをなくすことができる。滴下口で内容物が固化して、次の使用時に内容物の放出方向が曲げられ、内容物が予期せぬ方向に放出されたりするおそれをなくすことができる。
請求項3に記載の発明によれば、ピストン上に開閉弁をスライド自在に設け、その開閉弁を容器の内周面に押し当て、押し釦を押し込んだとき、ピストンを移動して開閉弁との間を塞いで貯留室とシリンダ室との連通を遮断し、押し釦から手を離してピストンを復帰するとき、開閉弁との間を開いて貯留室とシリンダ室とを連通するから、他の部材と同様に開閉弁も樹脂材料でつくることを可能とし、リサイクル性を向上するとともに、上記請求項1に記載の発明と同様の効果を達成することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ピストンの復帰工程において一時的にピストンを容器の内周面に押し当てて所定長さ復帰するから、その所定長さ復帰する間に滴下口近くに残留する内容物を容器内に吸い込み、その後の保管時に、漏れた内容物で滴下口付近を汚したり、保管場所まわりを汚したりするおそれをなくすことができる。また、滴下口で内容物が固化して、次の使用時に内容物の放出方向が曲げられ、内容物が予期せぬ方向に滴下されたりするおそれをなくすことができる。
請求項5に記載の発明によれば、開閉弁との間を開いてピストンを復帰するとき、復帰最終工程でピストンを容器の内周面に押し当てて貯留室と滴下口との連通を遮断するから、保管時に容器内の内容物が滴下口から漏れ出るおそれをなくすことができる。
請求項6に記載の発明によれば、シリンダ室と滴下口との間に、内容物の通過抵抗となる、多孔質部材等の抵抗体を設けるから、同じく保管時に容器内の内容物が滴下口から漏れ出るおそれをなくすことができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明を実施するための最良の形態につき説明する。
図1には、弾性弁を用いた、この発明に係る滴下装置の縦断面を示す。
図中符号10は、容器である。容器10は、角筒状や楕円筒状などでもよいが、図示例では円筒状とする。そして、一端側である下端部を順次小径とし、小径筒部11、先細の噴出筒部12を順に形成する。小径筒部11内にはシリンダ室13を、噴出筒部12内にはシリンダ室13より小径な抵抗体収納部14とそれよりさらに小径な滴下口15とを続けて形成する。すなわち、容器10の一端側には、滴下口15を有するとともに、その滴下口15に通ずるシリンダ室13を内部に形成する。そして、シリンダ室13と滴下口15との間の抵抗体収納部14内には、多孔質部材など、内容物の通過抵抗となる抵抗体17を設ける。
容器10の他端側は開放し、そこから容器10内の中心位置に軸状のピストン20を入れ、長さ方向に移動自在に設けて先端をシリンダ室13内に挿入する。ピストン20の下方先端には、下円周溝21を形成してそこに基部をはめ込んでゴム弁等の下弾性弁22を設ける。下弾性弁22は、スカート状で形成し、下方の先端周囲をシリンダ室13の周面に押し当てる。これにより、シリンダ室13を密閉区画する。
他方、ピストン20には、上端寄りにも、上円周溝23を形成してそこに基部をはめ込んで下弾性弁22と同じ上弾性弁24を設ける。上弾性弁24は、同様に、スカート状に形成し、下方の先端周囲をキャップ30の内筒部31の内周面に押し当てる。そして、ピストン20は、内筒部31を貫通して容器10内から上向きに突出し、上端に押し釦40を取り付ける。押し釦40は、キャップ状の本体部41と、その中心から下向きに設けてピストン20の上端を圧入する取付筒部42とで構成する。
キャップ30は、小径筒部11とほぼ同じ内径の上述した内筒部31と、外筒部32と、それらの間に設ける底部33とで構成する。外筒部32は、途中に段部34を設け、その段部34より下は容器10の内径とほぼ同じ外径とし、段部34より上は容器10の外径とほぼ同じ外径とする。そして、段部34の位置まで容器10内にはめ込んで固着し、開放する容器10の他端側を塞いで容器10内に貯留室18を形成する。
貯留室18内には、キャップ30の取り付け前に、点眼薬や水虫薬などの内容物を収納する。内筒部31のまわりには、付勢部材44を設ける。付勢部材44は、キャップ30の底部33上に乗せ、上部を取付筒部42のまわりで押し釦40の本体部41に押し当てる。そして、押し釦40を押し上げてピストン20を上動し、上弾性弁24を内筒部31に突き当てて止める。図示例では、付勢部材44としてコイルスプリングを用いるが、押し釦40の成形時にそれと一体成形で弾性片を形成し、その弾性片を付勢部材として先端をキャップ30に押し当てるように設けてもよい。
いま、この滴下装置を使用するときは、容器10を手で持って滴下口15を、目や足などの目的部位に向け、付勢部材44の付勢力に抗して押し釦40をキャップ30の外筒部32内に押し込み、ピストン20を下動する。すると、ピストン20の先端をシリンダ室13に押し入れて下弾性弁22を押し込み、下方の先端周囲をシリンダ室13の周面に押し当てた状態で下方へと移動する。これにより、シリンダ室13の内容物を、抵抗体17を通して滴下口15から外部に放出し、図2(A)中実線aで示すように目的部位に向けて滴下する。
そして、取付筒部42の下端をキャップ30の内筒部31に突き当てて止める。このとき、上弾性弁24も下方の先端周囲をキャップ30の内筒部31の内周面に押し当てた状態で図2(B)に示す位置まで下方へと移動する。
このように、使用時は、容器10はそのままの状態で保持して容器10の他端側に設ける押し釦40を押し込んで一端側に設ける滴下口15から内容物を放出するから、滴下口15の位置が動かず、放出する内容物を目的部位にうまく当てることができ、使い勝手をよくすることができる。また、押し釦40を押し込んでシリンダ室13の内容物を滴下口15から放出するから、押し釦40の押し込み量を一定とすることにより、内容物をばらつきなく一定量ずつ放出することができる。
他方、押し釦40から手を離すと、付勢部材44の付勢力により押し釦40を押し上げて押し釦40およびピストン20を復帰する。すると、下弾性弁22は上動して少し戻したところでシリンダ室13は減圧状態となるので、このとき下弾性弁22の下方の先端周囲は、内向きに撓んで変形し、図3(A)に示すようにシリンダ室13の周面から離れ、容器10の貯留室18に収納する内容物をシリンダ室13に入れる。
このように、押し釦40から手を離したとき、はじめは貯留室18とシリンダ室13との連通を遮断した状態で下弾性弁22を少し戻すから、図2(A)において鎖線bで示すように使用後に滴下口15近くに残留する内容物を容器10内に吸い込み、その後の保管時に、漏れた内容物で滴下口15付近を汚したり、保管場所まわりを汚したりするおそれをなくすことができる。また、滴下口15で内容物が固化して、次の使用時に内容物の放出方向が曲げられ、内容物が予期せぬ方向に放出されたりするおそれをなくすことができる。
また、シリンダ室13と滴下口15との間に、内容物の通過抵抗となる、多孔質部材等の抵抗体17を設けるから、同じく保管時に容器10内の内容物が滴下口15から漏れ出るおそれをなくすことができる。
また、貯留室18も減圧状態となるから、上弾性弁24の下方の先端周囲も、内向きに撓んで変形し、図3(B)に示すようにキャップ30の内筒部31の内周面から離れ、外気を貯留室18に取り込む。そして、図1に示すように、上弾性弁24を内筒部31に突き当ててピストン20の上動を止める。
図4には、樹脂製弁を用いた、この発明に係る滴下装置の縦断面を示す。
この図4に示す例では、図1に示す滴下装置の容器10における小径筒部11の内周面、すなわちシリンダ室13の周面に一定幅cの環状突部19を形成するとともに、ピストン20と下弾性弁22と上弾性弁24を変更したものであり、その他は図1の滴下装置で用いたものと同じであり、同一の符号を付す。
図4に示す例では、容器10内の中心に設けるピストン20を、主体26と副体27とでつくる。副体27は、主体26の軸径よりも細い軸径の軸部27aと、その軸部27aの下方外周にスカート状に設ける弁部27bとを一体成形でつくる。弁部27bの先端周囲は、外径が、小径筒部11の内径より小さく、環状突部19の内径よりも大きくなっており、シリンダ室13の周面との間には隙間を形成するが、環状突部19の内周面には押し当たって密閉するようになっている。そして、弁部27b上の上向き段部には、径方向の通路27cを複数形成する。
そのような副体27は、軸部27a上にスライド自在に樹脂製の下開閉弁28を設ける。下開閉弁28は、筒部28aの外周にスカート状に弁部28bを一体成形で形成する。弁部28bの先端周囲は、外径が、小径筒部11の内径よりも大きくなっており、小径筒部11の内周面に押し当てている。そして、副体27は、軸部27aを主体26の先端中心に圧入して主体26に直列に連結する。
他方、ピストン20の主体26は、上端寄りに幅広の上円周溝23を形成してそこに基部をはめ込んで上開閉弁29を設ける。上開閉弁29は、下方の先端周囲をキャップ30の内筒部31の内周面に押し当てる。そして、主体26は、内筒部31を貫通して容器10内から上向きに突出し、上端に押し釦40を取り付ける。
このような図4に示す滴下装置にあって、不使用状態では、弁部27bは、先端周囲を環状突部19の内周面に押し当てて密閉し、下開閉弁28は、弁部27bの段部上に乗って、軸部27aとの隙間および通路27cを通して貯留室18とシリンダ室13間を連通し、また上開閉弁29は、先端周囲を内筒部31の内周面に押し当てて密閉する。
そして、使用時に、押し釦40を押し込んだときには、はじめは下開閉弁28を残してピストン20を下動し、図5に示すようにその主体26の下端外周を下開閉弁28の筒部28aに押し当てて下開閉弁28との間を塞いで貯留室18とシリンダ室13間の連通を遮断しながら、ピストン20とともに下開閉弁28も押し下げ、やがて弁部27bの先端周囲が環状突部19位置を通過し、環状突部19の内周面に対する押し当てを解除してシリンダ室13の周面との間に隙間を形成する。これにより、ピストン20の下動とともに、シリンダ室13の内容物を滴下口15から外部へと放出する。
他方、押し釦40から手を離し、付勢部材44の付勢力でピストン20を復帰するときは、はじめは下開閉弁28を残して上動するが、すぐに弁部27bの段部上に乗ってその下開閉弁28もともに移動する。このとき、図6に示すように、主体26の下端外周と下開閉弁28の筒部28aとの間を開いて貯留室18とシリンダ室13間を連通し、貯留室18の内容物をシリンダ室13に入れる。
このように図4に示す例では、ピストン20上に下開閉弁28をスライド自在に設け、その下開閉弁28を容器10の内周面に押し当て、押し釦40を押し込んだとき、ピストン20を移動して下開閉弁28との間を塞いで貯留室18とシリンダ室13との連通を遮断し、押し釦40から手を離してピストン20を復帰するとき、下開閉弁28との間を開いて貯留室18とシリンダ室13とを連通するから、他の部材と同様に下開閉弁28も樹脂材料でつくることを可能とし、リサイクル性を向上することができる。
ところで、キャップ30の内筒部31の内周面には、図4に示すように、縦溝36を形成する。そして、押し釦40を押し込んだときには、上開閉弁29の先端周囲がその縦溝36位置にまで達し、貯留室18に大気を導入可能とする。
そして、ピストン20の復帰工程において最終段階で一時的に、弁部27bの先端周囲を環状突部19の内周面に押し当てて所定長さd復帰して図4に示す状態に戻す。このようにすると、所定長さ復帰する間に滴下口15近くに残留する内容物を容器10内に吸い込み、その後の保管時に、漏れた内容物で滴下口15付近を汚したり、保管場所まわりを汚したりするおそれをなくすことができる。また、滴下口15で内容物が固化して、次の使用時に内容物の放出方向が曲げられ、内容物が予期せぬ方向に滴下されたりするおそれをなくすことができる。
また、下開閉弁28との間を開いてピストン20を復帰するとき、復帰最終工程でピストン20を容器10の内周面に押し当てて貯留室18と滴下口15との間の連通を遮断したままとする。このようにすると、同じく、保管時に容器10内の内容物が滴下口15から漏れ出るおそれをなくすことができる。
さて、図4ないし図6に示す滴下装置では、以上のとおり、主体26と副体27とで構成したピストン20を用い、その副体27に1つの弁部27bを設けてその弁部27bに、滴下直後に滴下口15まわりに残留する内容物を吸い込む機能と、保管中にシリンダ室13の内容物が滴下口15から漏れ出ることを阻止する機能を併せて持たせた。しかし、ピストン20には、それらの機能をそれぞれ別個に持たせた弁部を個別に設けるようにしてもよい。
図7には、樹脂製弁を用いた、この発明に係る滴下装置の他例の縦断面を示す。
図7に示す例では、ピストン20を主体26と副体27とで構成し、副体27に、滴下直後に滴下口15まわりに残留する内容物を吸い込むスカート状の大弁部27dと、保管中にシリンダ室13の内容物が滴下口15から漏れ出ることを阻止するスカート状の小弁部27eを設ける。また、容器10の小径筒部11の内周面には、大弁部27dの先端周囲が押し当たる吸引突部19aと、小弁部27eの先端周囲が押し当たるシール突部19bとを形成する。
そして、不使用状態では、大弁部27dの先端周囲は、小径筒部11の内周面との間に隙間を形成し、小弁部27eの先端周囲は、シール突部19bに押し当たってシールし、保管中にシリンダ室13の内容物が滴下口15から漏れ出ることを阻止する。
使用時に、押し釦40を押し込んだときには、はじめは下開閉弁28を残してピストン20を下動し、図8に示すようにその主体26の下端外周を下開閉弁28の筒部28aに押し当てて下開閉弁28との間を塞いで貯留室18とシリンダ室13間の連通を遮断しながら、ピストン20とともに下開閉弁28も押し下げ、やがて小弁部27eの先端周囲がシール突部19b位置を通過し、シール突部19bの内周面に対する押し当てを解除してシリンダ室13の周面との間に隙間を形成する。これにより、ピストン20の下動とともに、シリンダ室13の内容物を滴下口15から外部へと放出する。
押し釦40を完全に押し込んだときには、図9に示すように、大弁部27dの先端周囲が吸引突部19aに押し当たってシールする。
その後、押し釦40から手を離し、付勢部材44の付勢力でピストン20を復帰するときは、はじめは下開閉弁28を残して上動するが、すぐに大弁部27dの段部上に乗ってその下開閉弁28もともに移動する。このとき、ピストン20の復帰工程においてはじめに一時的に、大弁部27dの先端周囲を吸引突部19aの内周面に押し当てて所定長さe復帰する。故に、所定長さe復帰する間に滴下口15近くに残留する内容物を容器10内に吸い込み、その後の保管時に、漏れた内容物で滴下口15付近を汚したり、保管場所まわりを汚したりするおそれをなくすことができる。また、滴下口15で内容物が固化して、次の使用時に内容物の放出方向が曲げられ、内容物が予期せぬ方向に滴下されたりするおそれをなくすことができる。
そして、図10に示すように、やがて吸引突部19aの内周面に対する大弁部27dの押し当てを解除し、主体26の下端外周と下開閉弁28の筒部28aとの間を開いて貯留室18とシリンダ室13間を連通し、貯留室18の内容物をシリンダ室13に入れる。その後、再び図7に示す状態に戻して大弁部27dの先端周囲と小径筒部11の内周面との間に隙間を形成し、小弁部27eの先端周囲をシール突部19bに押し当ててシールし、保管中にシリンダ室13の内容物が滴下口15から漏れ出ることを阻止する。
弾性弁を用いた、この発明に係る滴下装置の縦断面図である。 その滴下装置の押し釦を押し込んだ状態を示し、(A)は下部、(B)は上部の拡大図である。 押し込み後に手を離した直後の状態を示し、(A)は下部、(B)は上部の拡大図である。 樹脂製弁を用いた、この発明に係る滴下装置の縦断面図である。 その滴下装置の押し釦を押し込んだ状態における部分拡大図である。 押し込み後に手を離した直後の状態における部分拡大図である。 樹脂製弁を用いた、この発明に係る滴下装置の他例の縦断面図である。 その滴下装置の押し釦を押し込んだ状態における部分拡大図である。 その滴下装置の押し釦を完全に押し込んだ状態における縦断面図である。 押し込み後に手を離した直後の状態における部分拡大図である。
符号の説明
10 容器
13 シリンダ室
15 滴下口
17 抵抗体
18 貯留室
20 ピストン
22 下弾性弁
28 下開閉弁
40 押し釦
44 付勢部材

Claims (6)

  1. 貯留室に内容物を収納し、一端側に滴下口を有するとともに、その滴下口に通ずるシリンダ室を内部に形成する筒状の容器と、
    その容器内に移動自在に設けて、先端を前記シリンダ室に挿入するピストンと、
    前記容器の他端側に設けて押し込んだとき前記ピストンを移動して前記シリンダ室の内容物を前記滴下口から外部に滴下する押し釦と、
    その押し釦から手を離したとき、その押し釦および前記ピストンを復帰しながら、前記貯留室の内容物を前記シリンダ室に入れる付勢部材と、
    を有することを特徴とする、滴下装置。
  2. 前記ピストンに弾性弁を設け、その弾性弁を前記シリンダ室の周面に押し当て、前記押し釦を押し込んだとき、前記ピストンを移動して前記シリンダ室の内容物を前記滴下口から滴下する一方、前記押し釦から手を離して前記ピストンを復帰するとき、前記弾性弁を変形して前記貯留室の内容物を前記シリンダ室に入れることを特徴とする、請求項1に記載の滴下装置。
  3. 前記ピストン上に開閉弁をスライド自在に設け、その開閉弁を前記容器の内周面に押し当て、前記押し釦を押し込んだとき、前記ピストンを移動して前記開閉弁との間を塞いで前記貯留室と前記シリンダ室との連通を遮断し、前記押し釦から手を離して前記ピストンを復帰するとき、前記開閉弁との間を開いて前記貯留室と前記シリンダ室とを連通することを特徴とする、請求項1に記載の滴下装置。
  4. 前記ピストンの復帰工程において一時的に前記ピストンを前記容器の内周面に押し当てて所定長さ復帰することを特徴とする、請求項3に記載の滴下装置。
  5. 前記開閉弁との間を開いて前記ピストンを復帰するとき、復帰最終工程で前記ピストンを前記容器の内周面に押し当てて前記貯留室と前記滴下口との連通を遮断することを特徴とする、請求項3に記載の滴下装置。
  6. 前記シリンダ室と前記滴下口との間に、内容物の通過抵抗となる抵抗体を設けることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1に記載の滴下装置。
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