JPH11137796A - 遊技用表示装置及び遊技機 - Google Patents

遊技用表示装置及び遊技機

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JPH11137796A
JPH11137796A JP9302959A JP30295997A JPH11137796A JP H11137796 A JPH11137796 A JP H11137796A JP 9302959 A JP9302959 A JP 9302959A JP 30295997 A JP30295997 A JP 30295997A JP H11137796 A JPH11137796 A JP H11137796A
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秀行 鈴木
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    • G07F17/3227—Configuring a gaming machine, e.g. downloading personal settings, selecting working parameters

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大当りがどの位の可能性で出現するかという
情報を遊技者に報知すると共に、複数の予兆図柄と複数
の演出動作との組み合わせを特別図柄に対応させ、大当
りの期待度に変化をもたせた遊技用表示装置及び遊技機
を提供する。 【解決手段】 判定手段１０３において特定の遊技状態
になったか否かを判定し、その判定結果に基づき、特別
図柄決定手段１０４により特定の遊技状態であることを
表す特別図柄を決定する。演出動作決定手段１０５によ
り、特別図柄の通常時における停止動作とは異なる表示
態様により、特定の遊戯状態になる第１の確率を表す演
出動作を決定する。予兆図柄決定手段２０２により、特
定の遊技状態になる第２の確率を表す予兆図柄を決定す
る。図柄表示制御手段２０７は、予兆図柄決定手段２０
２によって決定された予兆図柄を図柄表示手段３０１が
表示した後、演出動作決定手段１０５によって決定され
た演出動作を表示し、特別図柄決定手段１０４によって
決定された特別図柄を表示するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
スロットマシン等の遊技機に用いられる遊技用表示装
置、及びこの表示装置の原理を適用した遊技機（弾球遊
技機やスロットマシンのほか、TVゲーム機を含む）に関
する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、弾球遊技機の一種のパチンコ遊
技機においては、表示される図柄が所定の図柄の組み合
わせとなった場合に遊技者に利益を与えることができる
遊技の図柄表示手段として、従来、回動リールを利用し
た機械式表示装置が用いられてきたが、近年では様々な
演出効果が可能な液晶表示器等の電気的表示装置が多く
用いられている。また、遊技球を使用しないスロットマ
シンその他の遊技機においても、回動リールによる機械
式表示装置だけでなく、液晶やＣＲＴによる電気的表示
装置も使用されている。
【０００３】このような電気的表示装置は、機械式表示
装置では不可能であった表示を可能にした。例えば、可
変表示が特定の図柄の組み合わせ（大当たり）で停止し
た時に遊技者に有利な開成状態に変換される可変入賞球
装置の開成回数や、可変入賞球装置に入賞した遊技球の
数等をリアルタイムで表示したり、大当たりをより派手
に演出するために特定図柄を表示した画面の背景を通常
時とは異なる色調で表示したり、遊技に使用される図柄
（特別図柄）とは別の新たなキャラクタを出現させた
り、特定の図柄があと一つ並ぶと大当たりになる場合
（いわゆるリーチ状態）の図柄の表示を通常の動作とは
別のものとして表示することにより、遊技者に大当たり
が近づいていることを認識させたりする等、遊技者の興
趣を高める表示（演出）を行うことが可能となった。
【０００４】特に、遊技者の興趣を高めるのに有用な演
出動作は、前記「リーチ状態」での図柄変動表示で、
「リーチアクション」とも呼ばれるものである。このリ
ーチアクションが始まると、遊技者は表示装置の表示に
注目し、大当たりの出現を期待することになる。リーチ
アクションの例としては、表示される図柄の変動（可変
表示）速度を通常時に比べて変化させたり、図柄の変動
時間を変化させたりする等があり、特定のリーチアクシ
ョンで１００％大当たりが出現する場合もある。すなわ
ち、このようなリーチアクションは、遊技者に大当たり
の出現を予兆させる表示である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遊技機の表示手段によるリーチアクションは、図柄の変
動速度や時間を変化させるという程度の比較的単純な表
示で、遊技者に大当たりの出現を確信させることになる
が、大当たりが必ず出現するとは限らないので、遊技者
の期待を裏切り、却って興趣を損なう場合もある。ま
た、前述のように特別図柄とは別の図柄（キャラクタ）
を出現させることで、リーチアクションを行うことが知
られているが、これも単純な図柄表示にすぎず、大当た
りがどの位の可能性で出現するかといった情報を表示す
るものではない。いずれにしても、従来の単純なリーチ
アクションでは遊技者に飽きられ易く、遊技が単調にな
りがちである。
【０００６】そこで、表示手段で表示される遊技用図柄
（特別図柄）を利用し、それらの特別図柄の組み合わせ
でリーチアクション表示を行うことが考えられるが、遊
技に関する法令等の規制から特別図柄の種類には制限が
あり、通常の遊技用の表示とは別にリーチアクション表
示を実現する程に図柄の数や種類を増大することはでき
ない。また、仮に増大できたとしても、本来の遊技に使
用する図柄の組み合わせの他に上記のような予兆動作表
示に使用する図柄の組み合わせを設定するため、特別図
柄の表示制御が必要以上に複雑化するという問題も生じ
る。
【０００７】従って、本発明の目的は、本来の遊技に用
いられる図柄の種類や数を増やしたり、それらの図柄の
表示制御を複雑化したりすることなく、大当たりがどの
位の可能性で出現するかという情報を遊技者に提供する
ことに加え、複数の図柄で組み合わせた予兆図柄と複数
のリーチアクションとの組み合わせを特別図柄（大当た
り）に対応させ、大当たりの期待度に変化をもたせるこ
とにより、利益となる予兆図柄とリーチアクションの組
み合せを期待するというゲーム性を備えた遊技用表示装
置を提供することである。
【０００８】本発明のもう１つの目的は、上記遊技用表
示装置の原理を採用した遊技機を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の態様とし
て、所定の入力信号に応じて、特定の遊技状態になった
か否かを判定する判定手段と、前記特定の遊技状態であ
ることを表す特別図柄を決定する特別図柄決定手段と、
前記特別図柄の通常時における停止動作とは異なる表示
態様により、前記特定の遊技状態になる第１の確率を表
す演出動作を決定する演出動作決定手段と、前記特定の
遊技状態になる第２の確率を表す予兆図柄を決定する予
兆図柄決定手段と、前記特別図柄決定手段、前記演出動
作決定手段及び前記予兆図柄決定手段によってそれぞれ
決定された特別図柄、演出動作及び予兆図柄を表示する
ための図柄表示手段と、該図柄表示手段が、前記予兆図
柄決定手段によって決定された予兆図柄を表示した後、
前記演出動作決定手段によって決定された演出動作を表
示し、前記特別図柄決定手段によって決定された特別図
柄を表示するように制御する図柄表示制御手段とを備
え、前記第１の確率は前記予兆図柄との組合せにより変
化することを特徴とした遊技用表示装置が提供される。
【００１０】例えば、前記第１の確率は、通常時におけ
る停止動作とは異なる表示態様をする演出動作が示す特
別図柄の大当り信頼度とし、前記第２の確率は、予兆図
柄による特別図柄の大当り信頼度とする。
【００１１】本発明の第２の態様として、所定の入力信
号に応じて、第１の条件により特定の遊技状態になった
か否かを判定する判定手段と、該判定手段の判定結果に
基づき、前記特定の遊技状態であることを表す特別図柄
を決定する特別図柄決定手段と、前記判定手段の判定結
果と第２の条件とにより、前記特別図柄の通常時におけ
る停止動作と異なる演出動作を決定する演出動作決定手
段と、前記演出動作決定手段の決定結果と第３の条件と
により、前記特定の遊技状態になる確率を表す予兆図柄
を決定する予兆図柄決定手段と、前記特別図柄決定手
段、前記演出動作決定手段及び前記予兆図柄決定手段に
よってそれぞれ決定された特別図柄、演出動作及び予兆
図柄を表示するための図柄表示手段と、該図柄表示手段
が、前記予兆図柄決定手段によって決定された予兆図柄
を表示した後、前記演出動作決定手段によって決定され
た演出動作を表示し、前記特別図柄決定手段によって決
定された特別図柄を表示するように制御する図柄表示制
御手段とを備えた遊技用表示装置が提供される。
【００１２】前記第１の条件、第２の条件及び第３の条
件は、例えば、乱数発生手段から発生した第１、第２及
び第３の乱数の値がそれぞれ所定値になることとする。
【００１３】また、前記第１、第２及び第３の条件は、
それぞれ異なる入力信号に対応して発生する３つの乱数
の値が所定値になることとしてもよい。
【００１４】本発明の遊技用表示装置では、予め定めた
複数の図柄を格納した図柄記憶手段を備えることがで
き、前記特別図柄決定手段は、それら複数の図柄のうち
前記判定結果に応じた図柄の組合せを作ることによっ
て、前記特別図柄とすることができる。
【００１５】本発明の別の態様として、所定の入力信号
に応じて、特定の遊技状態になったか否かを判定する判
定手段と、前記特定の遊技状態であることを表す特別図
柄を決定する特別図柄決定手段と、前記特別図柄の通常
時における停止動作とは異なる表示態様により、前記特
定の遊技状態になる第１の確率を表す演出動作を決定す
る演出動作決定手段と、前記特定の遊技状態になる第２
の確率を表す予兆図柄を決定する予兆図柄決定手段と、
前記特別図柄決定手段、前記演出動作決定手段及び前記
予兆図柄決定手段によってそれぞれ決定された特別図
柄、演出動作及び予兆図柄を表示するための図柄表示手
段と、該図柄表示手段が、前記予兆図柄決定手段によっ
て決定された予兆図柄を表示した後、前記演出動作決定
手段によって決定された演出動作を表示し、前記特別図
柄決定手段によって決定された特別図柄を表示するよう
に制御する図柄表示制御手段とを備え、前記第１の確率
は前記予兆図柄との組合せにより変化することを特徴と
した遊技機が提供される。
【００１６】本発明の更に別の態様として、所定の入力
信号に応じて、第１の条件により特定の遊技状態になっ
たか否かを判定する判定手段と、該判定手段の判定結果
に基づき、前記特定の遊技状態であることを表す特別図
柄を決定する特別図柄決定手段と、前記判定手段の判定
結果と第２の条件とにより、前記特別図柄の通常時にお
ける停止動作と異なる演出動作を決定する演出動作決定
手段と、前記演出動作決定手段の決定結果と第３の条件
とにより、前記特定の遊技状態になる確率を表す予兆図
柄を決定する予兆図柄決定手段と、前記特別図柄決定手
段、前記演出動作決定手段及び前記予兆図柄決定手段に
よってそれぞれ決定された特別図柄、演出動作及び予兆
図柄を表示するための図柄表示手段と、該図柄表示手段
が、前記予兆図柄決定手段によって決定された予兆図柄
を表示した後、前記演出動作決定手段によって決定され
た演出動作を表示し、前記特別図柄決定手段によって決
定された特別図柄を表示するように制御する図柄表示制
御手段とを備えた遊技機が提供される。
【００１７】本発明の遊技機においても、予め定めた複
数の図柄を格納した図柄記憶手段を備えることができ、
特別図柄決定手段は、それら複数の図柄のうち前記判定
結果に応じた図柄の組合せを作ることによって特別図柄
とすることができる。
【００１８】
【作用及び効果】第１の態様によれば、所定の入力信号
に応じて、特定の遊技状態（例えば、大当り）になった
か否かを判定し、その判定結果に基づき、特別図柄決定
手段により特定の遊技状態であることを表す特別図柄
（例えば、大当り図柄の組合せ）を決定する。更に、演
出動作決定手段により、前記特別図柄の通常時における
停止動作とは異なる表示態様により、特定の遊技状態に
なる第１の確率を表す演出動作を決定する。また、予兆
図柄決定手段により、前記特定の遊技状態となる第２確
率を表す予兆図柄を決定する。そして、図柄表示制御手
段は、図柄表示手段が、前記予兆図柄決定手段によって
決定された予兆図柄を表示した後、前記演出動作決定手
段によって決定された演出動作を表示し、前記特別図柄
決定手段によって決定された特別図柄を表示するように
制御する。
【００１９】第１の態様において、第１の確率が、通常
時における停止動作とは異なる表示態様をする演出動作
が示す特別図柄の大当り信頼度である場合、遊技者は、
演出動作の表示を見ることによって、次に表示される特
別図柄が大当りになるか否かを所定の確率で予測するこ
とができる。また、第２の確率が、予兆図柄による特別
図柄の大当り信頼度である場合、遊技者は、予兆図柄の
表示を見ることによって、停止表示される特別図柄が大
当りになるか否かを所定の確率で予測することができ
る。更に、第１の態様において、第１の確率は予兆図柄
との組合せにより変化するので、大当り信頼度を演出動
作と予兆図柄の組合せによって変化させることができ
る。
【００２０】第２の態様によれば、所定の入力信号に応
じて、判定手段において第１の条件により特定の遊技状
態になったか否かを判定し、その判定結果に基づき、特
別図柄決定手段により特定の遊技状態であることを表す
特別図柄を決定する。更に、前記判定結果と第２の条件
とに基づき、演出動作決定手段により、前記特別図柄の
通常時における停止動作と異なる演出動作を決定する。
また、前記演出動作決定手段の決定結果と第３の条件と
に基づいて、予兆図柄決定手段により、前記特定の遊技
状態となる確率を表す予兆図柄を決定する。そして、図
柄表示制御手段は、図柄表示手段が、前記予兆図柄決定
手段によって決定された予兆図柄を表示した後、前記演
出動作決定手段によって決定された演出動作を表示し、
前記特別図柄決定手段によって決定された特別図柄を表
示するように制御する。
【００２１】ここで、前記第１の条件が、乱数発生手段
から所定の入力信号により発生した第１の乱数が所定値
になることとした場合には、判定手段から該乱数値が所
定値であるか否かの判定により、特定の遊技状態になっ
たか否かを判定することができる。また、第２の条件が
乱数発生手段から所定の入力信号により発生した第２の
乱数が所定値になることとした場合には、演出動作決定
手段は、該乱数値に対応した演出動作を決定することが
できる。更に、第３の条件が乱数発生手段から所定の入
力信号により発生した第３の乱数が所定値になることと
した場合には、予兆図柄決定手段は、該乱数値に対応し
た予兆図柄を決定することができる。
【００２２】また、前記第１、第２及び第３の乱数が、
異なる入力信号に対応して発生するようにした場合に
は、乱数の発生時期を異ならせることができる。これに
より、特別図柄、演出図柄及び予兆図柄が同じ組み合わ
せになることが少なくなり、図柄の識別が容易にでき
る。
【００２３】上記第２の態様において、演出動作の前に
表示される予兆図柄は、前記判定手段での判定による特
別図柄の決定結果と、前記演出動作決定手段での決定結
果と、第３の条件とにより決定されるので、遊技者は、
表示された予兆図柄とその後に表示された演出動作とに
より、その後どのような特別図柄が表示されるかを一応
予測できる。
【００２４】例えば、表示される予兆図柄が１００％の
確率で大当りに対応している場合、遊技者は予兆図柄を
見た時点で、大当たりを１００％の確率で予測できる。
また、予兆図柄が５０％の確率で大当りに対応してい
て、その予兆図柄が次に表示される演出動作との組合せ
で１００％の確率で大当りに対応している場合、遊技者
は、予兆図柄が表示した時点では、大当りは５０％しか
期待できないが、演出図柄が表示された時点で１００％
の確率で大当たりを期待できる。すなわち、予兆図柄が
大当りに確実に対応していない場合でも、遊技者は、そ
の予兆図柄との組合せによって１００％の確率で大当り
に対応している演出動作が表示されるように期待すると
いった大当りの予測に変化をもたせることができる。
【００２５】このように、遊技者は、先に表示される予
兆図柄をその後に表示される演出動作に対応づけて認識
することにより、利益が与えられる特定の遊技状態を表
す特別図柄の出現する可能性がどの位あるかを知ること
ができる。つまり、遊技者の予兆図柄を見た時点で得ら
れた期待感が特定の演出動作の認識によって更に高めら
れると共に、予測を裏切られる可能性が少なくなり、遊
技者は安心感のもとに次の停止表示に注目することがで
きる。このように予兆図柄の表示だけでなく、演出動作
が表示された時点で、遊技者はいかなる特別図柄がどれ
ぐらいの確率で出現するかということが予測できるほ
か、予兆図柄とその後に表示される演出動作との組合せ
により、特定の遊技状態を表す特別図柄の出現確率が決
定されるので、遊技者にとって利益となる大当たり図柄
の出現確率に変化がもたさせ、その出現確率の高い予兆
図柄や演出動作を探すというゲームも楽しめ、遊技の興
趣が一層高められる。
【００２６】本発明の遊技表示装置では、予め定めた複
数の図柄を格納した図柄記憶手段を備えることができる
ので、それらの図柄のうち特別図柄決定手段での決定結
果に応じた図柄の組合せを作ることによって特別図柄と
し、演出動作決定手段での決定結果に応じた図柄の組合
せを作ることにより、演出動作を表示するための演出図
柄とし、更に、予兆図柄決定手段での決定結果に応じた
図柄の組み合せを作ることによって予兆図柄とすること
が可能となる。このように、複数の図柄を種々に組み合
せることで、各種図柄の組合せを設定できる。このた
め、特定の遊技状態を表す特別図柄が出現する確率を細
かく表すことができ、遊技者にきめ細かい情報の提示が
されるので、興趣が一層高められる。
【００２７】更に、本発明によれば、従来の遊技機に設
けられている液晶表示器やその制御装置を用いて上記表
示装置と同様の効果を奏する遊技機が提供される。
【００２８】
【発明の実施の形態】図１は、本発明に係る遊技用表示
装置の基本的構成を示す。これは、以下の構成要素から
成る。
【００２９】所定の入力信号に応じて、特定の遊技状態
になったか否かを判定する判定手段１０３、特定の遊技
状態であることを表す特別図柄を決定する特別図柄決定
手段１０４、特別図柄の通常時における停止動作とは異
なる表示態様により、特定の遊技状態になる第１の確率
を表す演出動作を決定する演出動作決定手段１０５、特
定の遊技状態になる第２の確率を表す予兆図柄を決定す
る予兆図柄決定手段２０２、前記特別図柄決定手段１０
４、前記演出動作決定手段１０５及び前記予兆図柄決定
手段２０２によってそれぞれ決定された特別図柄、演出
動作及び予兆図柄を表示するための図柄表示手段３０
１、該図柄表示手段３０１が、前記予兆図柄決定手段２
０２によって決定された予兆図柄を表示した後、前記演
出動作決定手段１０５によって決定された演出動作を表
示し、前記特別図柄決定手段１０４によって決定された
特別図柄を表示するように制御する図柄表示制御手段２
０７。
【００３０】ここで、前記第１の確率は、通常時におけ
る停止動作とは異なる表示態様をする演出動作が示す特
別図柄の大当り信頼度とし、前記第２の確率は、予兆図
柄による特別図柄の大当り信頼度とする。
【００３１】上記構成において、特別図柄決定手段１０
４は、判定手段１０３により、特定の遊技状態を表す特
別図柄を決定する。一方、演出動作決定手段１０５は、
判定手段１０３により、通常時における停止動作とは異
なる表示態様をする演出動作を決定する。この演出動作
が示す大当り信頼度は、によって決定された予兆図柄と
の組合せによって変化する。すなわち予兆図柄決定手段
２０２は、演出動作決定手段１０５での決定結果に基づ
いて決定する。すなわち、予兆図柄と演出図柄の組合せ
が、大当りに対応するので、遊技者は、表示される予兆
図柄と演出動作の組合せによって、大当りの予測ができ
る。ここで、予兆図柄の決定は、図１の破線で示すよう
に、演出動作決定手段１０５での決定結果でなく、判定
手段１０３での判定結果により決定してもよい。
【００３２】上記構成において、判定手段１０３、特別
図柄決定手段１０４、演出動作決定手段１０５、予兆図
柄決定手段２０２及び図柄表示制御手段２０７の各機能
は、遊技機の制御手段として用いられる一つのＣＰＵで
実行され得るものである。
【００３３】図２は、本発明の第２の態様に相当する遊
技用表示装置の構成を示す。これは、以下の構成要素
（図１と同じものは同一の符号を付してある）から成
る。
【００３４】所定の入力信号に応じて、第１の条件によ
り特定の遊技状態になったか否かを判定する判定手段１
０３、判定手段１０３の判定結果に基づき、前記特定の
遊技状態であることを表す特別図柄を 決定する特別図
柄決定手段１０４、判定手段１０３の判定結果と第２の
条件とにより、前記特別図柄の通常時における停止動作
と異なる演出動作を決定する演出動作決定手段１０５、
演出動作決定手段１０５の決定結果と３の条件とによ
り、前記特定の遊技状態になる確率を表す予兆図柄を決
定する予兆図柄決定手段２０２と、特別図柄決定手段１
０４、演出動作決定手段１０５及び予兆図柄決定手段２
０２によってそれぞれ決定された特別図柄、演出動作及
び予兆図柄を表示するための図柄表示手段３０１、及
び、図柄表示手段３０１が、予兆図柄決定手段２０２に
よって選択された予兆図柄を表示した後、演出動作決定
手段１０５によって選択された演出動作を表示し、特別
図柄決定手段１０４によって選択された特別図柄を表示
するように制御する図柄表示制御手段２０７。
【００３５】上記構成において、特別図柄決定手段１０
４は、判定手段１０３により特定の遊技状態を表す特別
図柄を決定する。例えば、“７−７−７”，“７−７−
６”，…，“６−６−６”，…のような数字、或いは文
字、絵柄その他の図柄の組合せで表される。一方、演出
動作決定手段１０５は、前記判定手段１０３での判定に
よる特別図柄の決定結果と第２の条件に基づいて、特別
図柄の通常時における停止動作と異なる演出動作を決定
する。更に、予兆図柄決定手段２０２は、前記演出動作
決定手段１０５での決定結果と第３の条件に基づいて、
特別図柄が大当りになる確率を表す予兆図柄を決定す
る。
【００３６】こうして、遊技者は、特別図柄が遊技者に
とって有利となる大当りになるか否かを、該特別図柄の
前に表示される演出動作と予兆図柄との組合せから予測
できる。また、予兆図柄の決定は、図２の破線で示すよ
うに、演出動作決定手段１０５での決定結果ではなく、
判定手段１０３での判定結果と第３の条件とに基づいて
決定してもよい。
【００３７】次に、図３は、本発明の別の実施態様であ
る遊技用表示装置を示す。これは、以下の構成要素（図
１及び図２と同じものは同一の符号を付してある）から
成る。
【００３８】所定の入力信号に応じて３つの乱数を発生
する乱数発生手段１０２、乱数発生手段１０２から発生
した第１の乱数が特定の遊技状態になる所定値か否かを
判定する判定手段１０３、特定の遊技状態を表す特別図
柄群、特別図柄の通常時における停止動作と異なる演出
動作を表す演出図柄群及び特定の遊技状態になる確率を
表す予兆図柄群を格納した図柄記憶手段２０３、判定手
段１０３の判定結果に基づき、前記図柄記憶手段２０３
に格納されている特別図柄群の中から表示すべき特別図
柄を決定する特別図柄決定手段１０４、判定手段１０３
の判定結果と乱数発生手段１０２から発生した第２の乱
数とに基づき、前記図柄記憶手段２０３に格納されてい
る演出図柄群の中から表示すべき演出動作を表す演出図
柄を決定する演出動作決定手段１０５、演出動作決定手
段１０５の決定結果と乱数発生手段１０２から発生した
第３の乱数とに基づき、前記図柄記憶手段２０３に格納
されている予兆図柄群の中から表示すべき予兆図柄を決
定する予兆図柄決定手段２０２、特別図柄決定手段１０
４、演出動作決定手段１０５及び予兆図柄決定手段２０
２によってそれぞれ決定された特別図柄、演出動作及び
予兆図柄を表示するための図柄表示手段３０１、図柄表
示手段３０１が、予兆図柄決定手段２０２によって選択
された予兆図柄を表示した後、特別図柄群を変動表示し
てから、演出動作決定手段１０５によって選択された演
出動作を表示し、特別図柄決定手段１０４によって決定
された特別図柄を停止表示するという図柄停止動作を実
行可能に構成された図柄変動手段２０８を含む図柄表示
制御手段２０７。
【００３９】上記構成において、乱数発生手段１０２
は、入力信号に応じてそれぞれ乱数を発生する第１、第
２、第３の乱数発生回路部１０２ａ，１０２ｂ，１０２
ｃを有する。これら３つの乱数は、一の信号が入力され
た時に同時発生するか、或いは各々の発生時期を異なら
せてもよい。また、破線で示したように、一の入力信号
でなく、第２、第３の入力信号に応じて第２、第３の乱
数を発生させてもよい。この場合、複数の異なる入力信
号としては、例えば、後述のパチンコ遊技機において遊
技球が始動入賞口に入賞した時に発生する信号、或いは
他の入賞口への入賞又は図柄変動開始によって発生する
信号等が使用される。
【００４０】第１の乱数発生回路部１０２ａから発生し
た第１の乱数については、判定手段１０３で所定の乱数
値か否かが判定され、その判定結果に基づいて、特別図
柄決定手段１０４により、図柄記憶手段２０３に格納さ
れている特別図柄群の中から表示すべき特別図柄が決定
される。
【００４１】また、判定手段１０３での判定による特別
図柄の決定結果と、第２の乱数発生回路部１０２ｂから
発生した第２の乱数とに基づいて、演出動作決定手段１
０５により、図柄記憶手段２０３に格納されている演出
図柄群の中から表示すべき演出図柄が決定される。ま
た、演出動作決定手段１０５での決定結果と、第３の乱
数発生回路部１０２ｃから発生した第３の乱数とに基づ
いて、予兆図柄決定手段２０２により、図柄記憶手段２
０３に格納されている予兆図柄群の中から表示すべき予
兆図柄が選択される。従って、予兆図柄は、決定される
特別図柄と演出動作の組合せに対応して表示可能とな
る。言い換えれば、特別図柄が大当りを表す図柄の組合
わせを構成するように決定された場合、予兆図柄と演出
動作の組合せも特別図柄が大当りとなることを遊技者に
予告するような図柄の組合せで構成するように決定する
ことが容易にできる。また、予兆図柄は、図３の破線で
示すように、判定手段１０３での判定結果と第３の乱数
発生回路部１０２ｃから発生した第３の乱数とに基づい
て選択してもよい。
【００４２】以上のようにして決定された特別図柄、演
出図柄及び予兆図柄について、図柄表示制御手段２０７
は、図柄表示手段３０１が予兆図柄を表示した後、演出
図柄を表示し、最後に特別図柄を表示するように表示制
御する。これにより、遊技者は、表示される予兆図柄と
演出動作の組合せに応じてどのような特別図柄が表示さ
れるのかの予測が可能となる。
【００４３】次に、図４は更に別の実施態様の遊技用表
示装置を示す。これは、以下の構成要素（図１、図２及
び図３と同じものは同一の符号を付してある）から成
る。
【００４４】所定の入力信号に応じて３つの乱数を発生
する乱数発生手段１０２、この乱数発生手段１０２から
発生した第１の乱数が所定値であるか否かを判定する判
定手段１０３、判定手段１０３の判定結果と乱数発生手
段１０２から発生した第２の乱数とに基づいて、特別図
柄の通常時における停止動作と異なる演出動作を決定す
る演出動作決定手段１０５、特定の遊技状態を表す特別
図柄群が収められ特別図柄選択テーブル２０４ａ、判定
手段１０３の判定結果に基づいて、特別図柄選択テーブ
ル２０４ａの中から表示すべき特別図柄を選択する特別
図柄選択手段２０４、演出動作を表示するための演出図
柄群が収められた演出図柄選択テーブル２０５ａ、演出
動作決定手段１０５の決定結果に基づいて、演出図柄選
択テーブル２０５ａの中から演出図柄を選択する演出図
柄選択手段２０５、特別図柄が特定の遊技状態になる確
率を表す予兆図柄群が収められた予兆図柄選択テーブル
２０６ａ、演出動作決定手段１０５の決定結果と乱数発
生手段１０２から発生した第３の乱数に基づいて、予兆
図柄選択テーブル２０６ａの中から表示すべき予兆図柄
を選択する予兆図柄選択手段２０６、予兆図柄選択手段
２０６によって選択された予兆図柄を表示した後、特別
図柄群を変動表示してから、演出動作選択手段２０５に
よって選択された演出動作を表示し、特別図柄選択手段
２０４によって選択された特別図柄を停止表示するとい
う図柄停止動作を実行可能に構成された図柄変動手段２
０８を含む図柄表示制御手段２０７、及び前記図柄表示
制御手段２０７による命令どおりに特別図柄選択手段２
０４、演出図柄選択手段２０５及び予兆図柄選択手段２
０６によってそれぞれ選択された特別図柄、演出図柄及
び予兆図柄を表示するための図柄表示手段３０１。
【００４５】また、上記構成において、図柄表示手段３
０１以外の各手段の機能は、一つの制御部（具体的には
ＣＰＵ）で実行できるが、乱数発生手段１０２、判定手
段１０３及び演出動作決定手段１０５で第１制御部１０
１を構成し、特別図柄選択手段２０４、演出動作選択手
段２０５、予兆図柄選択手段２０６及び図柄表示制御手
段２０７で第２制御部２０１を構成することにより、一
つの制御部でこれら各手段を実行する場合に比べて、そ
の一つの制御部の負担を軽減できるという利点が得られ
る。
【００４６】図４の構成において、乱数発生手段１０２
は、入力信号に応じてそれぞれ乱数を発生する第１、第
２、第３の乱数発生回路部１０２ａ，１０２ｂ，１０２
ｃを有する。これら３つの乱数は、一の信号が入力され
た時に同時発生するか、或いは各々の発生時期を異なら
せてもよい。また、破線で示したように、一の入力信号
でなく、第２、第３の入力信号に応じて第２、第３の乱
数を発生させてもよい。この場合、複数の異なる入力信
号としては、例えば、後述のパチンコ遊技機において遊
技球が始動入賞口に入賞した時に発生する信号、或いは
他の入賞口への入賞又は図柄変動開始によって発生する
信号等が使用される。
【００４７】また、特別図柄選択テーブル２０４ａ、演
出図柄選択テーブル２０５ａ及び予兆図柄選択テーブル
２０６ａにそれぞれ格納される特別図柄群、演出図柄群
及び予兆図柄群は、次のように対応している。
【００４８】特別図柄は、“７−７−７”（大当た
り），“７−７−６”，“７−７−５”，…，“６−６
−６”，…のような数字、或いは文字、絵柄その他の組
合せを表す図柄として格納され、これらの図柄で表され
た特別図柄の組合せにより構成された特別図柄群が特別
図柄選択テーブル２０４ａに格納されている。一方、演
出図柄は、演出動作決定手段１０５において決定された
“演出１発生”、“演出２発生”、“演出なし”のよう
な各演出動作にそれぞれ対応する複数の図柄（組合せ）
として、演出図柄選択テーブル２０５ａに格納される。
【００４９】図５は、予兆図柄選択テーブル２０６ａの
構成例を示す。このテーブルでは、判定手段１０３での
判定による特別図柄の決定結果（大当たりの有無）と演
出動作決定手段２０５での決定結果（演出動作の種別）
との組合せ〜に、それぞれ第３の乱数の値の区分に
割り当てられた複数の予兆図柄（Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ）が対
応している。すなわち〜は、図５に示すように、
“演出１＆大当たり”、“演出２＆大当たり”、
“演出１＆はずれ”、“演出２＆はずれ”、“演
出無し＆はずれ”の組み合せになっている。すなわち、
演出動作決定手段１０５において〜のいずれかの組
合せが決定され、第３の乱数により、表示すべき予兆図
柄がＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄ（予兆図柄が４種の場合）の中から
一つが選択される。例えば、演出動作決定手段２０３に
おいて“（演出１＆大当たり）”の組み合せが決定さ
れた場合、第３の乱数の値が“５”であれば、予兆図柄
“Ａ”が選択される。
【００５０】上記構成によれば、予兆図柄選択テーブル
２０６ａにおける第３の乱数の値と予兆図柄Ａ，Ｂ，
Ｃ，Ｄとの対応関係から、図６（Ｉ）に示すような確率
で予兆図柄が選択される。例えば、予兆図柄“Ａ”が表
示されると、その後に“演出１＆大当たり”が７０％
の確率で出現するので、遊技者は予兆図柄“Ａ”の表示
により、“大当たり“の出現を期待する。
【００５１】逆に言えば、演出動作決定手段１０５での
決定結果が“演出１＆大当たり“の場合には、第３の
乱数の値に応じて予兆図柄Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄがそれぞれ７
０％，１０％，１０％，１０％の確率で選択されること
になる。
【００５２】本実施例では、予兆図柄だけでなく、演出
動作の種別により、次に表示される特別図柄（大当た
り）への期待度が変化する。例えば、図６（Ｉ）におい
て、予兆図柄が“Ａ”の場合、次の演出動作が“演出
１”の時、“大当たり”は７０％の確率で出現し、“演
出２”の時は１０％の確率で出現する。また、予兆図柄
が“Ｂ”の場合、次の演出動作が“演出１”の時、“大
当たり”は１０％の確率で出現し、“演出２”の時は７
０％の確率で出現する。しかし、予兆図柄が“Ｃ“の場
合は、“演出１”の時は７０％の確率で、”はずれ”と
なり、予兆図柄が“Ｄ”の場合は、“演出２”の時は７
０％の確率で”はずれ”となり、遊技者の“大当たり”
への期待は薄れる。図７では、このような遊技者の大当
たりへの期待度を図６に対応して予兆図柄別に示してい
る。こうして、予兆図柄の表示だけでなく、演出動作が
された時点で、遊技者はいかなる特別図柄が出現するか
ということと、その出現確率を予測できるほか、予兆図
柄とその後に発生する演出動作との組み合せにより、遊
技者にとって利益となる特別図柄である大当りの出現確
率に変化をもたせ、その出現確率の高い予兆図柄や演出
動作を探すというゲームも楽しむことができる。
【００５３】次に、本発明の遊技用表示装置をパチンコ
遊技機の表示手段に適用した実施例について説明する。
【００５４】図８は、パチンコ遊技機の遊技盤面の一例
を示す正面図である。図１、図２、図３又は図４の構成
を有する遊技用表示装置は、このパチンコ遊技機１にお
ける特別図柄表示手段として使用される。図柄表示手段
３０１は、図８の遊技機１では特別図柄表示装置３で構
成される。
【００５５】特別図柄表示装置３は、液晶表示器で構成
されており、この表示画面に、本発明における「特別図
柄」を３列の回転リール上の図柄を電気信号により疑似
的に表示するものである。なお、特別図柄表示装置３と
しては、多数のＬＥＤを配列して構成した表示器やＣＲ
Ｔ、プラズマディスプレイ等の電気的表示器も使用でき
る。
【００５６】このパチンコ遊技機１の遊技盤面１０にお
いて、特別図柄表示装置３の下部の左右には、後述の普
通図柄表示装置２の可変表示を開始させるように定めら
れた普通図柄作動用ゲート６ａ，６ｂが設けられてお
り、各々普通図柄作動用スイッチ７ａ，７ｂが遊技球の
通過を検出する。
【００５７】特別図柄表示装置３の下方には、遊技者に
とって不利な第１状態と遊技者にとって有利な第２状態
とに変換可能な可変入賞装置からなり、これに遊技球が
入賞すると所定個数（例えば５個）の賞球を払い出すよ
うに定められた始動入賞口（いわゆるスタート孔）４
と、遊技者にとって不利な閉状態と遊技者にとって有利
な開状態とに変換可能な扉開閉式の変動入賞装置からな
り、これに遊技球が入賞すると所定個数（例えば１５
個）の賞球を払い出す大入賞口（いわゆるアタッカ）５
とが設けられている。なお、始動入賞口４は、不利な第
１状態であっても遊技球が１個程度入賞可能な入賞空間
を保持している。
【００５８】遊技盤面１０の下部には、普通図柄表示装
置２が設けられ、その周辺には、普通図柄記憶ランプ１
４が４個設けられている。この普通図柄記憶ランプ１４
は、特定領域の一例としての普通図柄作動用ゲート６
ａ，６ｂに遊技球が入賞することによって点灯し、普通
図柄表示装置２の図柄変動可能回数を示している。つま
り、普通図柄表示装置２の図柄が変動している最中に普
通図柄作動用ゲート６ａ又は６ｂに入賞した回数を４回
を上限として記憶させ、その時点での普通図柄表示装置
２の図柄変動可能な回数を遊技者に知らせるものであ
る。
【００５９】尚、特別図柄表示装置３に対しても、特別
図柄が変動表示されている最中に始動入賞口４に入賞し
た回数を４回を上限として記憶させる特別図柄記憶ラン
プ１５が、４個設けられている。
【００６０】更に、遊技盤面１０上には、発光部を備え
たランプ付き風車１１ａ，１１ｂ及び、通常の風車であ
る１２ａ，１２ｂ、入賞球がある毎に１５個の賞球を遊
技者に払い出す一般入賞口１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１
３ｄ，１３ｆ，１３ｇ、盤面サイドランプ１４ａ，１４
ｂ等が設けられている。
【００６１】上記の普通図柄表示装置２と始動入賞口４
と大入賞口５とは、可変入賞球装置９として一体にユニ
ット化され、遊技盤面に設置されている。この可変入賞
球装置９においては、入賞球がある毎に所定個数（例え
ば１５個）の賞球を遊技者に払い出す一般入賞口１３
ｆ，１３ｇ，始動入賞口４及び大入賞口５が設けられて
いる。そして、始動入賞口４へ入賞した遊技球を検出す
る手段として始動入賞口スイッチ３１（図９）が設けら
れている。
【００６２】このパチンコ遊技機は、制御装置としてマ
イクロコンピュータを備え、これによって遊技全般を制
御する。本実施例の制御装置も、図９に示すように、マ
イクロコンピュータを中心に構成される。
【００６３】マイクロコンピュータ５０は、ＣＰＵ５
１、ＲＡＭ５２、ＲＯＭ５３及び汎用Ｉ／Ｏ５４で構成
され、入力回路６１から入力される各種の入力信号をＲ
ＯＭ５３内に書き込まれたプログラムに沿って処理さ
れ、必要に応じて出力回路６２から各駆動手段へ出力信
号を送出する。ここで、図９の破線で示すように前述の
マイクロコンピュータ５０と同様の構成を有する第２制
御部２０１を設けた場合、第１制御部１０１と第２制御
部の２つの制御部で構成されるので、二つのＣＰＵにお
いて処理が分担され、一つのＣＰＵでの処理負担を軽減
することができる。また、遊技の進行過程及び本発明の
表示装置で使用される乱数値を生成する乱数発生手段と
して、乱数発生回路７１がＣＰＵ５１に接続されてい
る。なお、乱数発生手段は、外付けの乱数発生回路７１
に限らず、プログラム上において乱数を発生するＣＰＵ
５１内部の手段でもよい。
【００６４】入力回路６１には、図に示した入力信号を
発生する手段として、前記普通図柄作動用スイッチ７
ａ，７ｂ及び始動入賞口スイッチ３１が接続され、出力
回路６２には、普通図柄表示装置２及び特別図柄表示装
置３が接続されている。
【００６５】図１０及び図１１は、上記パチンコ遊技機
の特別図柄表示装置３に表示される予兆図柄を決定する
処理を示す。ここでは、図４に示したように、第１制御
部１０１と第２制御部２０１に分けて処理を行う場合に
ついての実施例を述べる。図１０は、第１制御部１０１
での処理フローを示し、図１１は、第２制御部２０１で
の処理フローを示す。ここで、予兆図柄とは、遊技者に
対して利益が与えられる状態を予兆させる図柄であり、
表示される予兆図柄により、特別図柄の「大当たり」が
出現する確率が示される。
【００６６】上記パチンコ遊技機の場合、図９における
マイクロコンピュータ５０のＣＰＵ５１を利用して、図
１０の処理を実行する。初めに、入力信号（例えば、始
動入賞口４への入賞球を検出する始動入賞口スイッチ３
１からの信号）があると（ＳＴ１０１）、特別図柄を特
定態様で停止させるか否かを決定するための乱数（図３
の構成では、第１の乱数に相当）を発生する（ＳＴ１０
２）。次に、図柄停止動作の一種である「演出動作」を
決定するための乱数（第２の乱数に相当）を発生する
（ＳＴ１０３）。更に、予兆図柄を決定するための乱数
（第３の乱数に相当）を発生する（ＳＴ１０４）。な
お、乱数の発生は、始動口への入賞に限らず、他の入賞
口への入賞、その他遊技機の型式や種類に応じた任意の
条件でよい。次に、「大当たり」判定処理を行い（ＳＴ
１０５）、その後、演出動作を決定する（ＳＴ１０
６）。ここでは、ＳＴ１０３において演出動作決定用乱
数として発生した乱数の値と上記大当たり判定の結果と
に基づいて、前述の演出動作決定手段１０５としての動
作により、特別図柄の通常時における停止動作と異なる
演出動作を決定する。以上、決定した各データ（ 大当
たり判定結果， 演出動作決定結果， 予兆図柄決定用
乱数）を、第２制御部２０１に送信する（ＳＴ１０
７）。
【００６７】図１１は、第２制御部２０１が有するＣＰ
Ｕを利用しての処理を示し、上記第１制御部１０１から
受信したデータのうち、大当たり判定結果と演出動作決
定結果の組み合せに対応して、予兆図柄選択テーブル２
０６ａの中から一つの予兆図柄群を決定し（ＳＴ１０
８）、その予兆図柄選択用テーブル２０６ａと予兆図柄
決定用乱数とを照合して、表示すべき予兆図柄を決定し
（ＳＴ１０９）、図１０の初めに戻る。
【００６８】次に、上記のようにして決定された予兆図
柄の表示、演出動作及び特別図柄の表示過程の例につい
て、図１２以下を参照して説明する。
【００６９】図１２〜図１４の各図の最上位には、特別
図柄の変動表示を開始させる入力信号の有無（例えば、
始動入賞検出スイッチのオン・オフ）、その下には、特
別図柄の変動表示を開始するタイミングと停止表示する
タイミング、更にその下には、予兆図柄の表示動作の開
始と終了のタイミングを、また更にその下には、演出動
作の表示開始と終了のタイミングを、それぞれ示してい
る。尚、以下の例は、特別図柄を変動表示する毎に何ら
かの予兆図柄及び演出動作を表示するようになっている
が、特別図柄の変動が２回或いは３回行われる毎に予兆
図柄及び演出動作が１回表示されるようにしてもよい。
【００７０】まず、図１２の例では、入力信号が発生し
た時点で、３列の特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃが同時に変動を開
始し、所定時間後、初めに特別図柄Ａ、次に特別図柄
Ｂ、最後に特別図柄Ｃが、それぞれ停止する。この場
合、２番目の特別図柄Ｂが停止した時点で「リーチ確
定」となるので、予兆図柄は、特別図柄の変動開始後か
らリーチ確定時まで表示される。演出動作の表示は、リ
ーチが確定した時点から、特別図柄Ｃが停止するまで表
示される。
【００７１】また、図１３の例では、入力信号が発生し
ても直ちに３列の特別図柄Ａ，Ｂ，Ｃの変動を開始せ
ず、所定時間後に３つの特別図柄の変動表示を開始す
る。この場合、入力信号の発生から特別図柄の変動開始
までの時間、予兆図柄が表示される。演出動作の表示は
図１２と同じである。
【００７２】次に、図１４においては、図１１と同様
に、特別図柄の変動表示の間に予兆図柄の表示が行われ
るが、特別図柄は、表示装置（図８のパチンコ遊技機の
場合、特別図柄表示装置３）の表示画面内の上段，中
段，下段の各々に現われるように構成される。
【００７３】この場合、ｔ1 で示すように、遊技機の電
源が入っている状態で表示装置が変動表示を行っていな
い時点では、図１５に示すように縦３列の特別図柄が停
止表示されている。この表示装置の画面では、例えば
「０」〜「９」までの連続数字の特別図柄群が３桁表示
される。図示の例では、上段に“１４−３−９”、下段
に“１５−４−１０”と並んでいる。このとき、特別図
柄と関係のないキャラクタを表示してもよい。
【００７４】次のｔ2 の時点では、始動入賞口スイッチ
３１のオン信号に応じて、図１６に示すように下向き矢
印の方向に特別図柄の変動が始まっている。なお、図中
一点鎖線の円で囲んだ部分は、遊技者が認識できない速
度で変動する特別図柄を示している。
【００７５】次のｔ3 の時点では、予兆図柄の表示が開
始される。予兆図柄は、図１７（Ａ）〜（Ｄ）に示すよ
うに、「矢印」と「星」の２種の図柄を組み合わせて作
った図柄で予兆図柄群を構成している。
【００７６】上記ｔ3 の時点では、図１８に示すよう
に、表示画面の中段に予兆図柄の１つの「矢印」が現
れ、左に向かって移動する表示が行われる。なお、以下
の表示例では上中下３段で計９個の図柄が表示される
が、２段或いは１段のみの表示でも、４段以上の図柄表
示でもよい。
【００７７】次に、ｔ4 の時点では、図１９に示すよう
に上段及び下段の予兆図柄も表示され、その後ｔ5 で、
図２０に示すように中段の図柄が３個並ぶと、中段のみ
図柄の移動が停止する。そして、一定期間停止すること
により、遊技者が停止図柄を認識可能とする。このと
き、上段及び下段の図柄は移動している。
【００７８】予兆図柄は、上記のように３個の図柄が出
揃い、図２１に示すように合計９個の図柄が並んだ時点
ｔ6 で、全体として停止する。各段の図柄の停止は一定
時間継続するが、その停止時間は任意に設定可能であ
る。このように、９個の図柄を停止表示することによ
り、後に表示される演出動作に対応させて、現在変動表
示中の特別図柄が「大当たり」を示す特定態様、例えば
３桁の図柄群がすべて同じ数値（２−２−２）となって
停止表示する確率を、遊技者に認識させることができ
る。
【００７９】上記のように予兆図柄の停止表示後一定時
間が経過すると、図１４のｔ7 の時点で、図２２に示す
ように、予兆図柄は中段の図柄から左方向に移動し、表
示画面から消えていく。更に次のｔ8 の時点では、図２
３に示すように、上段及び下段の図柄も移動表示して順
次、表示画面から消えていく。そして、全ての予兆図柄
が消えたｔ9 の時、演出動作が表示され、その後前述の
変動表示中の特別図柄が停止表示される。
【００８０】以上のように予兆図柄の表示後に、演出動
作を行わせるように上記演出動作決定手段１０５で決定
した場合には、例えば、図２４又は図２５に示す演出動
作が表示される。
【００８１】図２４は、例えば図６における「演出１」
に対応し、中段に「２」が２つ並んだリーチ状態にある
表示画面を示す。ここでは左と右の縦列は停止している
が、中の縦列が変動表示中というリーチ状態を示してい
る。これら特別図柄の背景には「サンゴ」が表示され、
前景には特別図柄に重なるように、「竜の子」が左右に
泳ぎ回る演出図柄が表示される。
【００８２】図２５は、例えば図６における「演出２」
に対応し、図２２と同様に中段に「２」が２つ並んたリ
ーチ状態を示すが、図２２とは異なる演出図柄が表示さ
れる。ここでは、特別図柄の背景に貝が表示される。こ
のようにリーチ状態では、演出図柄を表示することによ
り、遊技者の興趣を盛り上げている。
【００８３】上記のように、演出動作に２つのパターン
（演出１及び演出２）を設け、そのいずれかと大当り又
ははずれとの組合せに応じて、図６に示した予兆図柄が
決まる。この後、停止表示された図柄が特定の遊技状態
を表す図柄の組合わせ（大当たり）となった場合には、
大入賞口が所定回数開成され、遊技者が多量の賞球を獲
得しやすい状態となる。予兆図柄（図１７（Ａ）〜
（Ｄ））を図６のＡ〜Ｄに対応させると、上記の表示例
では、図２１のように停止表示された９個の図柄が全て
同じ「矢印」の場合（図１７（Ａ））には、特別図柄
は、「演出１」（図２４）のときは７０％の確率で、
「演出２」（図２５）のときは１０％の確率で“２−２
−２”のような「 大当たり」 が並ぶように表示制御され
る。すなわち、図２１の表示図柄は「大当たり」が出る
可能性を予兆する表示であると同時に、演出動作の種類
によっては、「はずれ」が出る可能性を予兆する表示で
もある。尚、大当たりの特別図柄が表示される確率が高
くなる予兆図柄（例えば、図１７（Ａ）と図１７
（Ｂ））であっても、上記演出動作決定手段１０５で演
出動作がないと決定した場合は、「はずれ」となる。
【００８４】また、特別図柄が「大当たり」の表示をし
た場合には、特別の利益として、通常は１回しかできな
い大入賞口５が開成されるゲームが、例えば３回できる
ものとする。このとき、１回のゲーム後、再度特別図柄
が変動し、それが３桁同一となって停止表示される確率
を通常よりも高くして遊技者に有利な状態とする。
【００８５】以上の例は、本発明の表示装置をパチンコ
遊技機に用いた場合であるが、本発明は他の遊技機、例
えば電気的表示装置を備えたスロットマシンや他の映像
装を備えたＴＶゲーム機にも、同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の遊技用表示装置の第１の構成を示すブ
ロック図。
【図２】本発明の遊技用表示装置の第２の構成を示すブ
ロック図。
【図３】本発明の遊技用表示装置の第３の構成を示すブ
ロック図。
【図４】本発明の遊技用表示装置の第４の構成を示すブ
ロック図。
【図５】図４における予兆図柄選択手段の構成を示すブ
ロック図。
【図６】演出動作決定結果と大当たり判定結果の組み合
せに対応した複数の予兆図柄の出現確率を示す表。
【図７】予兆図柄と演出動作の組み合せによる「大当た
り」期待度を示すブロック図。
【図８】本発明の表示装置を用いたパチンコ遊技機の遊
技盤面を示す正面図。
【図９】パチンコ遊技機の電気回路部の構成を示すブロ
ック図。
【図１０】予兆図柄決定処理手順の第１制御部による処
理手順を説明するためのフローチャート。
【図１１】予兆図柄決定処理手順の第２制御部による処
理手順を説明するためのフローチャート。
【図１２】予兆図柄、演出動作及び特別図柄の表示期間
の一例を示すタイムチャート。
【図１３】予兆図柄、演出動作及び特別図柄の表示期間
の別の例を示すタイムチャート。
【図１４】予兆図柄を３段で表示する場合の表示期間を
示すタイムチャート。
【図１５】表示画面における特別図柄の停止表示状態を
示す図。
【図１６】特別図柄の変動表示状態を示す図。
【図１７】予兆図柄の例を示す図。
【図１８】表示画面中段の予兆図柄の移動表示状態を示
す図。
【図１９】上段及び下段の予兆図柄の移動表示状態を示
す図。
【図２０】中段の予兆図柄の停止状態を示す図。
【図２１】中段、上段及び下段の予兆図柄の停止状態を
示す図。
【図２２】中段の停止図柄が移動開始した状態を示す
図。
【図２３】中段のほか上段及び下段の予兆図柄が画面か
ら消えていく状態を示す図。
【図２４】特別図柄のリーチ状態における演出動作の表
示例を示す図。
【図２５】他の演出動作の表示例を示す図。
【符号の説明】
１…パチンコ遊技機、２…普通図柄表示装置、３…特別
図柄表示装置、４…始動入賞口、５…大入賞口、６ａ，
６ｂ…普通図柄作動用ゲート、７ａ，７ｂ…普通図柄作
動用スイッチ、９…可変入賞球装置、１０…遊技盤面、
１１ａ，１１ｂ…ランプ付き風車、１２ａ，１２ｂ…風
車、１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄ，１３ｅ，１３
ｆ，１３ｇ…一般入賞口、１４ａ，１４ｂ…盤面サイド
ランプ、３１…始動入賞口スイッチ、５０…マイクロコ
ンピュータ、５１…ＣＰＵ、５２…ＲＡＭ、５３…ＲＯ
Ｍ、５４…汎用Ｉ／Ｏ、６１…入力回路、６２…出力回
路、７１…乱数発生回路、１０１…主制御部、１０２…
乱数発生手段、１０２ａ…第１の乱数発生回路部、１０
２ｂ…第２の乱数発生回路部、１０２ｃ…第３の乱数発
生回路部、１０３…判定手段、１０４…特別図柄決定手
段、１０５…演出動作決定手段、２０１…表示処理部、
２０２…予兆図柄決定手段、２０３…図柄記憶手段、２
０４…特別図柄選択手段、２０４ａ…特別図柄選択テー
ブル、２０５…演出図柄選択手段、２０５ａ…演出図柄
選択テーブル、２０６…予兆図柄選択手段、２０６ａ…
予兆図柄選択テーブル、２０７…図柄表示制御手段、２
０８…図柄変動手段、３０１…図柄表示手段。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】所定の入力信号に応じて、特定の遊技状態
    になったか否かを判定する判定手段と、 前記特定の遊技状態であることを表す特別図柄を決定す
    る特別図柄決定手段と、 前記特別図柄の通常時における停止動作とは異なる表示
    態様により、前記特定の遊技状態になる第１の確率を表
    す演出動作を決定する演出動作決定手段と、 前記特定の遊技状態になる第２の確率を表す予兆図柄を
    決定する予兆図柄決定手段と、 前記特別図柄決定手段、前記演出動作決定手段及び前記
    予兆図柄決定手段によってそれぞれ決定された特別図
    柄、演出動作及び予兆図柄を表示するための図柄表示手
    段と、 該図柄表示手段が、前記予兆図柄決定手段によって決定
    された予兆図柄を表示した後、前記演出動作決定手段に
    よって決定された演出動作を表示し、前記特別図柄決定
    手段によって決定された特別図柄を表示するように制御
    する図柄表示制御手段とを備え、 前記第１の確率は前記予兆図柄との組合せにより変化す
    ることを特徴とする遊技用表示装置。
  2. 【請求項２】前記第１の確率は、通常時における停止動
    作とは異なる表示態様をする演出動作が示す特別図柄の
    大当り信頼度である請求項１記載の遊技用表示装置。
  3. 【請求項３】前記第２の確率は、予兆図柄による特別図
    柄の大当り信頼度である請求項１記載の遊技用表示装
    置。
  4. 【請求項４】所定の入力信号に応じて、第１の条件によ
    り特定の遊技状態になったか否かを判定する判定手段
    と、 該判定手段の判定結果に基づき、前記特定の遊技状態で
    あることを表す特別図柄を決定する特別図柄決定手段
    と、 前記判定手段の判定結果と第２の条件とにより、前記特
    別図柄の通常時における停止動作と異なる演出動作を決
    定する演出動作決定手段と、 前記演出動作決定手段の決定結果と第３の条件とによ
    り、前記特定の遊技状態になる確率を表す予兆図柄を決
    定する予兆図柄決定手段と、 前記特別図柄決定手段、前記演出動作決定手段及び前記
    予兆図柄決定手段によってそれぞれ決定された特別図
    柄、演出動作及び予兆図柄を表示するための図柄表示手
    段と、 該図柄表示手段が、前記予兆図柄決定手段によって決定
    された予兆図柄を表示した後、前記演出動作決定手段に
    よって決定された演出動作を表示し、前記特別図柄決定
    手段によって決定された特別図柄を表示するように制御
    する図柄表示制御手段とを備えたことを特徴とする遊技
    用表示装置。
  5. 【請求項５】前記第１の条件は、乱数発生手段から発生
    した第１の乱数の値が所定値になることである請求項４
    記載の遊技用表示装置。
  6. 【請求項６】前記第２の条件は、乱数発生手段から発生
    した第２の乱数の値が所定値になることである請求項４
    記載の遊技用表示装置。
  7. 【請求項７】前記第３の条件は、乱数発生手段から発生
    した第３の乱数の値が所定値になることである請求項４
    記載の遊技用表示装置。
  8. 【請求項８】前記第１、第２及び第３の条件は、それぞ
    れ異なる入力信号に対応して発生する３つの乱数の値が
    所定値になることである請求項４記載の遊技用表示装
    置。
  9. 【請求項９】予め定めた複数の図柄を格納した図柄記憶
    手段を備え、前記特別図柄決定手段は、前記複数の図柄
    のうち前記判定結果に応じた図柄の組合せを作ることに
    よって前記特別図柄とすることを特徴とする請求項１又
    は４記載の遊技用表示装置。
  10. 【請求項１０】所定の入力信号に応じて、特定の遊技状
    態になったか否かを判定する判定手段と、 前記特定の遊技状態であることを表す特別図柄を決定す
    る特別図柄決定手段と、 前記特別図柄の通常時における停止動作とは異なる表示
    態様により、前記特定の遊技状態になる第１の確率を表
    す演出動作を決定する演出動作決定手段と、 前記特定の遊技状態になる第２の確率を表す予兆図柄を
    決定する予兆図柄決定手段と、前記特別図柄決定手段、
    前記演出動作決定手段及び前記予兆図柄決定手段によっ
    てそれぞれ決定された特別図柄、演出動作及び予兆図柄
    を表示するための図柄表示手段と、 該図柄表示手段が、前記予兆図柄決定手段によって決定
    された予兆図柄を表示した後、前記演出動作決定手段に
    よって決定された演出動作を表示し、前記特別図柄決定
    手段によって決定された特別図柄を表示するように制御
    する図柄表示制御手段とを備え、 前記第１の確率は前記予兆図柄との組合せにより変化す
    ることを特徴とする遊技機。
  11. 【請求項１１】所定の入力信号に応じて、第１の条件に
    より特定の遊技状態になったか否かを判定する判定手段
    と、 該判定手段の判定結果に基づき、前記特定の遊技状態で
    あることを表す特別図柄を決定する特別図柄決定手段
    と、 前記判定手段の判定結果と第２の条件とにより、前記特
    別図柄の通常時における停止動作と異なる演出動作を決
    定する演出動作決定手段と、 前記演出動作決定手段の決定結果と第３の条件とによ
    り、前記特定の遊技状態になる確率を表す予兆図柄を決
    定する予兆図柄決定手段と、 前記特別図柄決定手段、前記演出動作決定手段及び前記
    予兆図柄決定手段によってそれぞれ決定された特別図
    柄、演出動作及び予兆図柄を表示するための図柄表示手
    段と、 該図柄表示手段が、前記予兆図柄決定手段によって決定
    された予兆図柄を表示した後、前記演出動作決定手段に
    よって決定された演出動作を表示し、前記特別図柄決定
    手段によって決定された特別図柄を表示するように制御
    する図柄表示制御手段とを備えたことを特徴とする遊技
    機。
  12. 【請求項１２】予め定めた複数の図柄を格納した図柄記
    憶手段を備え、前記特別図柄決定手段は、前記複数の図
    柄のうち前記判定結果に応じた図柄の組合せを作ること
    によって前記特別図柄とすることを特徴とする請求項１
    ０又は１１記載の遊技機。
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