JPH11137241A - 培養容器 - Google Patents

培養容器

Info

Publication number
JPH11137241A
JPH11137241A JP9303155A JP30315597A JPH11137241A JP H11137241 A JPH11137241 A JP H11137241A JP 9303155 A JP9303155 A JP 9303155A JP 30315597 A JP30315597 A JP 30315597A JP H11137241 A JPH11137241 A JP H11137241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
culture
day
permeability
methyl
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9303155A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiko Kuroki
元彦 黒木
Yasuhiro Kume
康寛 久米
Yumi Kuriyuu
由美 久龍
Tatsuya Tanizaki
達也 谷崎
Toshimasa Takada
敏正 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Otsuka Techno Corp
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Otsuka Techno Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc, Otsuka Techno Corp filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP9303155A priority Critical patent/JPH11137241A/ja
Publication of JPH11137241A publication Critical patent/JPH11137241A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/24Gas permeable parts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/20Material Coatings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M25/00Means for supporting, enclosing or fixing the microorganisms, e.g. immunocoatings
    • C12M25/02Membranes; Filters

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高いガス透過性と適度の水蒸気透過性を有
し、これにより密封状態で雑菌の侵入を防止しながら培
養して順化の必要のない培養体を育成でき、しかも高い
強度とヒートシール性を有し加工と開封が容易な培養容
器を得る。 【解決手段】 ポリ4−メチル−1−ペンテン系重合体
層の少なくとも片面に、接着性樹脂層を介してポリプロ
ピレン系重合体層が積層された多層フィルムを少なくと
も一部の構成要素とする培養容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動植物または微生物
の個体全体、器官、組織、細胞などを培養するための培
養容器に関し、特に密封状態で培養するのに適した培養
容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】動植物または微生物の個体全体、器官、
組織、細胞などを培養するための培養容器として、雑菌
の侵入を防ぐために、光透過性、通気性、保湿性に優れ
たフィルムからなる密封状態の容器を用いて培養を行う
ことが提案されている。この容器はフィルムの通気性を
利用して大気中の酸素、二酸化炭素を透過させてこれら
のガス濃度を好ましい範囲に維持し、かつ保湿性によ
り、容器内の適切な量の水分を保持できるように意図さ
れている。
【0003】このような培養容器として、4−メチル−
1−ペンテンを含む重合体またはブタジエン重合体のフ
ィルムからなる容器が提案されている(特開平8−14
9973号)。この容器は光透過性、保湿性、耐久性、
ガス透過性、熱接着性に優れ、動植物または微生物の個
体全体、器官、組織、細胞などを培養するための培養容
器として好適な培養環境を形成できるとしている。
【0004】しかしこのような4−メチル−1−ペンテ
ンを含む重合体またはブタジエン重合体より成る培養容
器では、ガス透過量を上げるために単層フィルムを薄く
しすぎるとフィルム強度が低下するとともに、水蒸気透
過量も大きくなり、培養期間中に容器内が乾燥してしま
い生育が抑制される。そして水蒸気透過量が大きい容器
では、培地が乾燥してしまい長期間の培養を必要とする
植物には、使用できない。また4−メチル−1−ペンテ
ンを含む重合体はヒートシール性が悪くて加工性に乏し
く、単層フィルムでは十分な強度が得られない。一方、
ブタジエン重合体は耐熱性が悪く、一般に広く利用され
ている高圧蒸気滅菌処理することができないなどの問題
点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、高い
ガス透過性と適度の水蒸気透過性を有し、これにより密
封状態で雑菌の侵入を防止しながら培養して順化の必要
のない培養体を育成でき、しかも高い強度とヒートシー
ル性を有し加工と開封が容易な培養容器を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は次の培養容器で
ある。 (1)ポリ4−メチル−1−ペンテン系重合体層の少な
くとも片面に、接着性樹脂層を介してポリプロピレン系
重合体層が積層された多層フィルムを少なくとも一部の
構成要素とする培養容器。 (2)多層フィルムの酸素透過度が2500〜8500
0cc/m2・day・atm、二酸化炭素透過度が8
000〜250000cc/m2・day・atm、水
蒸気透過度が4.5〜60g/m2・dayである上記
(1)記載の培養容器。 (3)培養容器の内側がポリプロピレン系重合体層であ
り、外側がポリ4−メチル−1−ペンテン系重合体層で
ある上記(1)または(2)記載の培養容器。
【0007】本発明において使用されるポリ4−メチル
−1−ペンテン系重合体は、4−メチルペンテンの単独
重合体のほか、4−メチル−1−ペンテンを主体とする
4−メチルペンテンと他のα−オレフィンとの共重合体
を含む。ここでコモノマーとしての他のα−オレフィン
としては、例えばエチレン、プロピレン、1−ブテン、
1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−テトラ
デセン、1−オクタデセンなどの炭素数2〜20のα−
オレフィンを例示できる。共重合体としては4−メチル
−1−ペンテンを85モル%以上、好ましくは90モル
%以上含む4−メチル−1−ペンテンを主体とする共重
合体が好ましい。これらは1種単独で、あるいは2種以
上ブレンドした樹脂組成物として使用することができ
る。
【0008】これらのポリ4−メチル−1−ペンテン系
重合体は融点が210〜240℃、好ましくは215〜
235℃、MFR(ASTM D 1238、260
℃、5kg荷重)が0.1〜400g/10分、好まし
くは0.5〜200g/10分、密度(ASTM D
1505)が0.82〜0.84g/cm3、好ましく
は0.825〜0.835g/cm3のものが好適であ
る。
【0009】本発明において使用されるポリプロピレン
系重合体は、プロピレンの単独重合体、およびプロピレ
ンを主体とする他のα−オレフィンとの共重合体のほ
か、プロピレンの単独もしくは共重合体を主体とし、こ
れと他のα−オレフィンの単独もしくは共重合体とをブ
レンドした樹脂組成物を含む。これらは1種単独で、あ
るいは2種以上をブレンドして使用することができる。
【0010】共重合体を形成する他のα−オレフィンと
しては、例えばエチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、
1−オクテン、1−デセン、1−テトラデセン、1−オ
クタデセンなどの炭素数2〜20のα−オレフィンを例
示できる。この中ではエチレンまたは1−ブテンが好ま
しい。ここでプロピレンと他のα−オレフィンとの共重
合体中に占めるプロピレンモノマーの割合は通常80〜
99モル%、好ましくは90〜98モル%である。
【0011】プロピレンの単独もしくは共重合体と他の
α−オレフィンの単独もしくは共重合体との樹脂組成物
の場合、プロピレンの単独もしくは共重合体を60〜9
0重量%含むものが好ましい。このようなブレンドした
樹脂組成物としては、ポリプロピレン60〜90重量
%、1−ブテンの単独もしくは共重合体を10〜40重
量%、またはプロピレン・エチレン共重合体10〜40
重量%からなる樹脂のブレンド組成物が好ましい。ここ
で1−ブテン系共重合体とは、1−ブテンを主成分とす
る他のα−オレフィンとの共重合体である。
【0012】上記のプロピレン系重合体は、プロピレン
の単独もしくは共重合体、あるいは他のα−オレフィン
の単独もしくは共重合体との樹脂組成物のいずれの場合
も、プロピレン含量が80〜99モル%、好ましくは9
0〜98モル%、MFR(ASTM D 1238、2
30℃、5kg荷重)が0.1〜50g/10分、好ま
しくは1〜10g/10分、融点は130〜160℃、
好ましくは140〜150℃のものが好適である。
【0013】本発明において使用される接着性樹脂は、
ポリ4−メチル−1−ペンテン系重合体層とポリプロピ
レン系重合体層とに対する接着性を有する樹脂であり、
4−メチル−1−ペンテン系重合体を含む接着性の樹脂
組成物が好ましい。ここで4−メチルペンテン系重合体
とは、重合体のモノマー成分に4−メチルペンテンを含
む重合体であって、他のモノマー成分としては、エチレ
ン、プロピレン、ブテン、ヘキセン、オクテン、テトラ
デセン、オクタデセンなどの炭素数2〜20のα−オレ
フィンを例示でき、α−オレフィンの割合は通常0〜2
0モル%、好ましくは2〜10モル%である。
【0014】本発明で使用される接着性の樹脂組成物に
おけるこの4−メチル−1−ペンテン系重合体の割合は
通常40〜80重量%、好ましくは50〜70重量%で
ある。この接着性樹脂組成物における4−メチル−1−
ペンテン系重合体以外の他の樹脂としては上記の4−メ
チルペンテン系重合体とブレンドすることにより接着性
を付与できる樹脂であり、エチレン・ブテン共重合体、
1−ブテン系重合体、プロピレン・エチレン系重合体等
を例示できる。
【0015】本発明で接着性樹脂に使用される接着性樹
脂組成物として具体的には、4−メチルペンテン系重合
体(a)50〜70重量部、1−ブテン系重合体(b)
25〜45重量部、およびプロピレン・エチレン系重合
体(c)5〜25重量部からなる樹脂組成物((a)+
(b)+(c)=100重量部)を例示できる。
【0016】本発明で使用される接着性樹脂は、ポリ4
−メチル−1−ペンテン系重合体に対する接着力(T形
剥離試験)が1〜10kg/15mm、好ましくは2〜
5kg/15mm、ポリプロピレン系重合体に対する接
着力(T形剥離試験)が1〜10kg/15mm、好ま
しくは2〜5kg/15mmのものが好ましい。
【0017】上記ポリ4−メチル−1−ペンテン系重合
体、ポリプロピレン系重合体および接着性樹脂には、そ
れぞれ必要に応じて、可塑剤、耐熱安定剤、酸化防止
剤、滑剤、アンチブロック剤、紫外線吸収剤、着色剤、
抗菌剤、防黴剤、防曇剤などを添加することができる。
【0018】本発明の培養容器に使用されるフィルム
は、ポリ4−メチル−1−ペンテン系重合体層の少なく
とも片面に接着性樹脂層を介してポリプロピレン系重合
体と積層した多層フィルムである。ポリ4−メチル−1
−ペンテン系重合体の片面にポリプロピレン系重合体を
積層した3層構造が一般的であるが、両側に積層した5
層構造でもよい。
【0019】積層フィルムの厚さは10〜300μm、
好ましくは20〜100μmとするのが好ましい。それ
ぞれの層が多層される場合、例えば両側に積層される場
合は上記各層の厚さは合計の厚さとする。
【0020】上記の多層フィルムは予め成形されたポリ
4−メチル−1−ペンテン系重合体フィルムとポリプロ
ピレン系重合体フィルムとを、接着性樹脂層を介して貼
り合わせることにより製造することもできるが、一般的
にはT−ダイ押出成形法などにより各層を共押出成形す
ることにより製造される。
【0021】このように構成される多層フィルムとして
は、多層フィルムの酸素透過度が2500〜85000
cc/m2・day・atm、好ましくは7000〜8
5000cc/m2・day・atm、二酸化炭素透過
度が8000〜250000cc/m2・day・at
m、好ましくは20000〜250000cc/m2
day・atm、水蒸気透過度が4.5〜60g/m2
・day、好ましくは18〜60g/m2・dayのも
のが好ましい。
【0022】本発明の培養容器は上記多層フィルムを少
なくとも一部の構成要素とする容器からなり、容器の一
部または全部を上記多層フィルムで構成することができ
る。3層構造の場合は内側がポリプロピレン系重合体
層、外側がポリ4−メチル−1−ペンテン層とするのが
好ましい。
【0023】上記の多層フィルムは通常使用されるヒー
トシーラーでポリプロピレン系樹脂層を容易にヒートシ
ールして接着することができ、ガゼット状、スタンドパ
ウチ状、平袋状など、任意の形に加工することが可能で
ある。また市販の製袋機で高速製袋が可能であり、培養
容器を大量生産することができる。このほか溶接、接着
剤による接着、インサート成形などの手段により、容易
に加工できるため、任意の培養容器形状を容易に加工で
きる。
【0024】本発明の培養容器はフィルムを袋状にした
容器だけから構成されていてもよく、また袋状容器とフ
レームまたはフレームと蓋等とから構成されていてもよ
い。フレームは袋状の容器内に収容することにより容器
内に培養空間を形成することができる。
【0025】上記の培養容器による培養は、容器内に培
地、培養体、および空気を封入してヒートシール等によ
り密封して培養を行う。培養物の種類によってはゲル、
砕石、人工土壌、スポンジ等の支持床を底部に存在させ
ることができる。フレームを使用する場合は、フレーム
を袋状容器内に収容することにより、培養空間を確保す
ることができる。
【0026】本発明の培養容器による培養体としては動
植物または微生物の個体全体、器官、組織、細胞など培
養可能なもののすべてを含む。培地としては、一般の培
地が制限なしに使用される。特にゲル支持体等の有無に
関係なく、液体培地が問題なく使用できる。本発明の培
養容器はクリーンルームはもちろん、通常の環境下にお
いても培養を行うことが可能である。
【0027】本発明の培養容器は、ガス透過性の高いフ
ィルムから成るため、酸素透過性および二酸化炭素透過
性が非常に高く、なおかつ適度な水蒸気透過性を有して
おり、植物の培養に好適な環境を保つことができる。ま
た、従来の培養容器に見られた、気孔の未発達、順化・
定植時の枯死、葉の光合成能力の低下などがない葉面積
の大きながっしりした培養物を得ることができる。これ
らの培養物は植物体としてしっかりしているため、順化
工程なしに定植することができる。
【0028】培養容器を形成する多層フィルムのガスお
よび水蒸気透過性は、酸素透過度が2500〜8500
0cc/m2・day・atm、好ましくは7000〜
85000cc/m2・day・atm、二酸化炭素透
過度が8000〜250000cc/m2・day・a
tm、好ましくは20000〜250000cc/m2
・day・atm、水蒸気透過度が4.5〜60g/m
2・day、好ましくは18〜60g/m2・dayの範
囲となるように、多層フィルムのガスおよび水蒸気透過
率を選ぶのが好ましい。
【0029】ガス透過度が低すぎる場合には、培養体の
光合成を阻害するため、形質変異等の生育抑制などの弊
害が見られる。またガス透過度を上記範囲より高く設定
すると、フィルム自体を極端に薄くする必要があり、強
度等の点で問題が生ずる。水蒸気透過量は低すぎると容
器内が過度の多湿状態となり、培養物の気孔機能の阻害
や順化・定植時等の枯死が増加する。また上記範囲より
も高くすると長期にわたり培養する際に、容器内の水分
が蒸散により培地の乾燥や、植物体の枯死等が発生す
る。
【0030】本発明の培養容器はポリ4−メチル−1−
ペンテン系重合体層の少なくとも片面に接着層を介して
ポリプロピレン系重合体を積層した多層フィルムを容器
の一部もしくは全部に使用しているため、フィルム自体
が高いガス透過性と適度な水蒸気透過性を有し、加湿状
態にならず、苗が生育するのに好ましい環境を提供する
ことができる。これにより葉面積が大きくて光合成能力
が高く、また葉の表皮ワックス層が発達した丈夫な苗に
育苗できるため、順化の必要がなくそのまま定植可能な
苗を得ることができ、順化率、定着率が向上する。
【0031】また積層体にすることによりポリ4−メチ
ル−1−ペンテン系重合体層の強度不足をポリプロピレ
ン系重合体で補うことができ、薄くしてもある程度の強
度を持ったフィルムを形成することができるとともに、
耐熱性のある樹脂で構成されているため、高圧蒸気滅菌
処理することができる。そして内層をポリプロピレン系
重合体とすることによりポリメチルペンテン単層フィル
ムに比べてヒートシール性が良くなり、格段に加工性が
向上するとともに、焼却しても有毒ガスを発生せず廃棄
性に優れている。
【0032】さらにフィルムで構成されるため開口部を
広くでき、なおかつヒートシール等により完全密封する
ことができるため、外部からの雑菌の侵入を防ぐことが
できる。そしてフィルムで構成されているため育成後、
培養物を取り出す際に容器(フィルム)を裂くことが可
能であり、培養物を傷めることなく取り出すことができ
る。このほかフィルム自体の価格が比較的安価であり、
高速製袋が可能であるため大量に安く生産することが可
能である。またフィルム自体非常に高い光透過性を有す
るため培養に必要な光量を容易に確保することができ
る。
【0033】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ポリ4−
メチル−1−ペンテン系重合体層とポリプロピレン系重
合体層とを接着性樹脂層を介して積層した多層フィルム
を用いるため、高いガス透過性と適度の水蒸気透過性を
有し、これにより密封状態で雑菌の侵入を防止しながら
培養して順化の必要のない培養体を育成でき、しかも高
い強度とヒートシール性を有し加工と開封が容易な培養
容器を得ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は実施形態の培養容器を示す
透視斜視図、図2は培養袋の斜視図、図3はフレームの
斜視図である。
【0035】培養容器1は培養袋2とフレーム3とから
構成されている。培養袋2は、外層のポリ4−メチル−
1−ペンテン系重合体層と内層のポリプロピレン系重合
体層とが中間層の接着性樹脂層を介して共押出により3
層構成に積層されたチューブ状の多層フィルム4の一端
部に、ヒートシールにより封着部5を形成して袋状容器
とされている。フレーム3は任意のプラスチックによ
り、立方体ないし正方体状に形成されている。
【0036】上記の培養容器1は培養袋2に開口部6か
らフレーム3を挿入して底部7上に載置し、内部に培地
および培養体(図示せず)を入れて開口部6を折りたた
み、ヒートシールにより封着部8を形成して密封し、培
養を行う。培養体挿入の前または封着部8の形成前、後
に滅菌を行い、無菌状態で培養を行う。
【0037】培養状態では、雑菌は入らず、酸素および
二酸化炭素は培養袋2の多層フィルムを透過して出入
し、また培地の水分は内部に保持されて過湿状態となら
ず好ましい培養環境で培養が行われる。光も多層フィル
ムを透過して光合成が行われる。
【0038】培養後は培養袋2を切り裂くことにより、
開封して培養物を取り出し、定植等の後処理をすること
ができる。培養後の培養容器1はそのまま、あるいは培
養袋2とフレーム3として分離して焼却等により処分す
ることができる。
【0039】
【実施例】以下本発明の実施例および比較例について説
明する。各例において用いた4−メチルペンテン系重合
体は、融点が228℃、MFR(ASTM D 123
8、260℃、5kg荷重)が25g/10分、密度
(ASTM D 1505)が0.835g/cm3
4−メチル−1−ペンテン系重合体(三井化学(株)
製、商品名:TPX MX021)である。
【0040】プロピレン系重合体としては、MFR(A
STM D 1238、230℃、5kg荷重)が7g
/10分、密度0.91のポリプロピレン(グランドポ
リマー(株)製、商品名:F−327D)を用いた。
【0041】接着性樹脂としては、4−メチル−1−ペ
ンテン系重合体(1−ドデカンと1−テトラデカンの合
計の含量が5重量%、MFR=5.0g/10分)60
重量部、エチレン・プロピレン共重合体(エチレン含量
=60重量%、MFR=0.5g/10分)15重量部
および1−ブテン系重合体(エチレン含量=5重量%、
MFR=0.2g/10分)25重量部、安定剤として
3,9−ビス[2−{3−(3−tert−ブチル−4
−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキ
シ}−1,1−ジメチルエチル]2,4,8,10−テ
トラキスピロ[5,5]ウンデカン(住友化学(株)
製、商品名:スミライザーGA80)0.10部、ペン
タ(エリスリチル−テトラ−β−メルカプトニル)プロ
ピオネート(シプロ化成(株)製、商品名:シーノック
ス412S)0.20重量部、およびステアリン酸カル
シウム(三共有機合成(株)製、商品名:ステアリン酸
カルシウム)0.03重量部の比率で配合し、ヘンシェ
ルミキサーにて3分間低速回転にて混合した。この混合
物を二軸押出機にて280℃の温度で押し出してペレッ
トとした接着性樹脂を用いた。
【0042】また酸素透過率の測定はMOCON社製O
X−TRAN型を使用し、また二酸化炭素透過率の測定
にはMOCON社製PERMATRANC−IV型を使
用し、23℃で測定を行った。
【0043】実施例1 上記4−メチル−1−ペンテン系重合体層と接着性樹脂
層とポリプロピレン系重合体層の三層構造を持ったフィ
ルムを、T−ダイ共押出により厚さ25μmのフィルム
に成形した。このフィルムを、図1に示すようにヒート
シールして、10.0cm×10.5cm×9.5cm
の樹脂製フレーム3が内側に収まるように、ガゼット形
状の培養袋2を形成して培養容器1を作製した。このと
きのフィルムの酸素透過度は21200cc/m2・d
ay・atm、二酸化炭素透過度は60800cc/m
2・day・atm、水蒸気透過度は32.5g/m2
dayであった。
【0044】実施例2 実施例1の4−メチル−1−ペンテン系重合体層と接着
性樹脂層とポリプロピレン系重合体層の三層構造を持っ
たフィルムを厚さ50μmに成形し、このフィルムで実
施例1に同様の培養容器を作製した。このときのフィル
ムの酸素透過度は9200cc/m2・day・at
m、二酸化炭素透過度は35900cc/m2・day
・atm、水蒸気透過度は23.9g/m2・dayで
あった。
【0045】比較例1 ポリカーボネイトを原料とし、現在培養容器として広く
一般に市販されている容器(商品名「カルチャーボト
ル」、三井物産プラハン株式会社製)を使用した。容量
は1 liter、容器のサイズは10.0cm×10.5c
m×9.5cmである。この容器はほぼ密閉状態であっ
た。
【0046】比較例2 ポリプロピレンをインフレーション法により厚さ50μ
mに成形し、このフィルムで実施例1に示す形状の培養
容器を作製した。このときのフィルムの酸素透過度は2
300cc/m2・day・atm、二酸化炭素透過度
は7100cc/m2・day・atm、水蒸気透過度
は6.7g/dayであった。
【0047】比較例3 フッ素樹脂(商品名「PFA」:ダイキン工業社製)で
25μmのフィルムを成形し実施例1に示す培養容器を
作製した。このときのフィルムの酸素透過度は1500
0cc/m2・day・atm、二酸化炭素透過度は3
4200cc/m2・day・atm、水蒸気透過度は
4.2g/m2・dayであった。
【0048】培養試験1 実施例1〜2および比較例1〜3の培養容器を使用し、
サツマイモ苗(高系14号;里浦No.3)の1節挿し
による継代培養を行った。培養方法は以下の通りであ
る。
【0049】まずショ糖3重量%とゲランガム2.5重
量%を含むムラシゲースクーグ培地を各培養容器に20
0mlずつ分注した後、オートクレーブで高圧蒸気滅菌
を行った。各培養容器とも何の支障もなく滅菌ができ
た。そして無菌室内で、6cm程度生長したサツマイモ
苗の葉と根を切り落として1〜2節に切断し、その節を
16本ずつ各培養容器に置床した後、無菌的に密封し、
培養室内で培養した。培養条件は、室温25℃、14時
間日長、明期1900Luxである。
【0050】50日間培養した後、容器から苗をとりだ
し、生長調査を行なった結果を(表1)に示す。このと
き、比較例1以外の容器は、フィルムを裂くことがで
き、非常に取り出し易く作業性が良かった。
【0051】
【表1】
【0052】表1から明らかなように、実施例1および
2の培養容器で培養した苗は、葉長、葉幅が非常に大き
く、葉面積が広い。また、葉色も、砂畑に植えてある苗
と同じ色をしており、培養容器内で光合成を行っている
と考えられる。また、比較例1および2の茎長が非常に
大きいのは、徒長しているためで、苗の先端部が水分の
過多のために枯れている物もあった。
【0053】培養試験2〜3 培養試験1で培養した苗を、園芸培土に移植し、室温2
0℃一定で、湿度90%RHの高湿状態で2週間育苗し
(以下、順化工程という)、2週間後、砂地畑に根付き
の状態で定植した(培養試験2)。同じように培養した
苗を順化工程を行わずに、根付きの状態で砂地畑に定植
した(培養試験3)。その時の順化率および定着率を表
2に示す。
【0054】
【表2】
【0055】表2から明らかなように、実施例1および
2で培養した苗は順化工程を行わなくても、砂地畑への
定植ができることがわかる。このことから順化工程の手
間を省くことができ、また順化期間の2週間を短縮する
ことができる。これは培養容器中から培地の栄養分だけ
でなく自分自身で光合成を行い生長していたため、直接
定植という急激な環境の変化にも耐えうることができた
ものと考えられる。
【0056】比較例4 前記4−メチル−1−ペンテン系重合体と接着性樹脂層
とポリエチレン層の三層構造を持ったフィルムを厚さ7
0μmに成形し、このフィルムで実施例1に示す形状の
培養容器を作製した。このときのフィルムの酸素透過度
は10700cc/m2・day・atm、二酸化炭素
透過度は37600cc/m2・day・atm、水蒸
気透過度は22.1g/m2・dayであった。
【0057】耐熱性試験 実施例1〜2および比較例4に、ショ糖3重量%、ゲラ
ンガム2.5重量%を含むムラシゲースクーグ培地を2
00mlずつ分注し、高圧蒸気滅菌器で121℃、15
分滅菌を行い、耐熱性試験を行った。その結果、実施例
1および2は何の問題も起こらず、汚染もなく確実な滅
菌できたが、比較例4は内面のPE層同士が溶着してし
まい、容器として機能することができなかった。
【0058】比較例5 4−メチル−1−ペンテン(商品名「TPX」:三井石
油化学工業製)をT−ダイにより厚さ50μmのフィル
ムに成形し、このフィルムで実施例1に示す形状の培養
容器を作製した。このときのフィルムの酸素透過度は4
2500cc/m2・day・atm、二酸化炭素透過
度は121600cc/m2・day・atm、水蒸気
透過度は65.0g/m2・dayであった。
【0059】培養試験4 実施例1〜2および比較例5の培養容器を使用し、ファ
レノプシスの幼苗の苗化培養を行った。培養方法は以下
の通りである。まずショ糖3重量%、寒天8重量%を含
むHyponex Potato培地(1990、田中
ら)を各培養容器に200mlずつ分注した後、オート
クレーブで高圧蒸気滅菌を行った。そして無菌室内で、
展開葉2〜3枚、発根数2〜3本の幼苗を20本ずつ各
培養容器に移植した後、無菌的に密封し、培養室内で培
養した。培養条件は、室温25℃、14時間日長、明期
1000Luxである。120日間培養した後、容器か
ら苗を取り出し生長調査を行った。結果を表3に示す。
【0060】
【表3】
【0061】上記の結果、実施例1、2では葉、根とも
よく発達した健全な苗が得られた。これに対して比較例
5は、水蒸気透過量が大きすぎるため、培地が乾燥し、
長期間培養する植物では苗がひからび、生長が止まり、
商品価値がなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の培養容器の透視斜視図である。
【図2】培養袋の培養容器の透視斜視図である。
【図3】フレームの培養容器の透視斜視図である。
【符号の説明】
1 培養容器 2 培養袋 3 フレーム 4 多層フィルム 5、8 封着部 6 開口部 7 底部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷崎 達也 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井化学株式会社内 (72)発明者 高田 敏正 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井化学株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ4−メチル−1−ペンテン系重合体
    層の少なくとも片面に、接着性樹脂層を介してポリプロ
    ピレン系重合体層が積層された多層フィルムを少なくと
    も一部の構成要素とする培養容器。
  2. 【請求項2】 多層フィルムの酸素透過度が2500〜
    85000cc/m 2・day・atm、二酸化炭素透
    過度が8000〜250000cc/m2・day・a
    tm、水蒸気透過度が4.5〜60g/m2・dayで
    ある請求項1記載の培養容器。
  3. 【請求項3】 培養容器の内側がポリプロピレン系重合
    体層であり、外側がポリ4−メチル−1−ペンテン系重
    合体層である請求項1または2記載の培養容器。
JP9303155A 1997-11-05 1997-11-05 培養容器 Pending JPH11137241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9303155A JPH11137241A (ja) 1997-11-05 1997-11-05 培養容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9303155A JPH11137241A (ja) 1997-11-05 1997-11-05 培養容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11137241A true JPH11137241A (ja) 1999-05-25

Family

ID=17917551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9303155A Pending JPH11137241A (ja) 1997-11-05 1997-11-05 培養容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11137241A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005218444A (ja) * 2004-01-09 2005-08-18 Nipro Corp 細胞培養容器
JP2006262876A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nipro Corp 培養バッグ、培地保存方法および細胞培養方法
WO2007043699A1 (ja) * 2005-10-14 2007-04-19 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. 培養容器及び培養方法
WO2012032761A1 (ja) * 2010-09-06 2012-03-15 東洋製罐株式会社 多層フィルム、及び細胞培養容器
WO2014054494A1 (ja) 2012-10-04 2014-04-10 Jnc株式会社 微生物培養器、微生物検査キット、透析液の検査方法、微生物の培養方法、微生物の検査方法、及び微生物培養器の製造方法
WO2015155975A1 (ja) * 2014-04-07 2015-10-15 東洋製罐グループホールディングス株式会社 動物細胞用培養液、及び培養容器
WO2020209247A1 (ja) * 2019-04-10 2020-10-15 株式会社細川洋行 容器用多層フィルム及びそれを含む容器
JPWO2019131806A1 (ja) * 2017-12-26 2020-12-17 株式会社マイオリッジ 心筋細胞の薬剤応答性試験方法
WO2020256079A1 (ja) 2019-06-21 2020-12-24 三井化学株式会社 培養材およびその用途
WO2022138101A1 (ja) * 2020-12-23 2022-06-30 三井化学株式会社 培養部材およびその用途

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005218444A (ja) * 2004-01-09 2005-08-18 Nipro Corp 細胞培養容器
JP4632791B2 (ja) * 2004-01-09 2011-02-16 ニプロ株式会社 細胞培養容器
JP2006262876A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nipro Corp 培養バッグ、培地保存方法および細胞培養方法
WO2007043699A1 (ja) * 2005-10-14 2007-04-19 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. 培養容器及び培養方法
EP1935974A1 (en) * 2005-10-14 2008-06-25 Toyo Seikan Kaisya, Ltd. Culture vessel and culture method
EP1935974A4 (en) * 2005-10-14 2012-04-25 Toyo Seikan Kaisha Ltd CULTURE TANK AND CULTURE METHOD
WO2012032761A1 (ja) * 2010-09-06 2012-03-15 東洋製罐株式会社 多層フィルム、及び細胞培養容器
JP5344094B2 (ja) * 2010-09-06 2013-11-20 東洋製罐グループホールディングス株式会社 多層フィルム、及び細胞培養容器
US10030218B2 (en) 2012-10-04 2018-07-24 Jnc Corporation Microorganism culture vessel, microorganism test kit, method for testing dialysate, method for culturing microorganism, method for testing microorganism and method for producing microorganism culture vessel
WO2014054494A1 (ja) 2012-10-04 2014-04-10 Jnc株式会社 微生物培養器、微生物検査キット、透析液の検査方法、微生物の培養方法、微生物の検査方法、及び微生物培養器の製造方法
WO2015155975A1 (ja) * 2014-04-07 2015-10-15 東洋製罐グループホールディングス株式会社 動物細胞用培養液、及び培養容器
JPWO2019131806A1 (ja) * 2017-12-26 2020-12-17 株式会社マイオリッジ 心筋細胞の薬剤応答性試験方法
US11726083B2 (en) 2017-12-26 2023-08-15 Myoridge Co. Ltd. Method for testing drug response of cardiomyocytes
EP3954628A4 (en) * 2019-04-10 2022-12-28 Hosokawa Yoko Co., Ltd. MULTILAYER FILM FOR CONTAINERS AND CONTAINERS WITH IT
WO2020209247A1 (ja) * 2019-04-10 2020-10-15 株式会社細川洋行 容器用多層フィルム及びそれを含む容器
JP2020172290A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 株式会社細川洋行 容器用多層フィルム及びそれを含む容器
CN113677605A (zh) * 2019-04-10 2021-11-19 株式会社细川洋行 容器用多层膜及包含该容器用多层膜的容器
CN113677605B (zh) * 2019-04-10 2023-08-08 株式会社细川洋行 容器用多层膜及包含该容器用多层膜的容器
EP3839034A4 (en) * 2019-06-21 2021-11-10 Mitsui Chemicals, Inc. COMPOSITION OF CULTIVATION MATERIAL AND ITS APPLICATION
US11254904B2 (en) 2019-06-21 2022-02-22 Mitsui Chemicals, Inc. Culture material and use thereof
KR20220004613A (ko) 2019-06-21 2022-01-11 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 배양재 및 그의 용도
WO2020256079A1 (ja) 2019-06-21 2020-12-24 三井化学株式会社 培養材およびその用途
WO2022138101A1 (ja) * 2020-12-23 2022-06-30 三井化学株式会社 培養部材およびその用途

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11137241A (ja) 培養容器
BR112014027649B1 (pt) filme multicamada, recipiente flexível de bioprocessamento, e método de cultivo de células
WO1994025271A1 (en) Packaging film, packages and methods for using them
JPS63291571A (ja) 培養容器及び培養方法
CA2180890A1 (en) Highly flexible multilayer films for various medical applications
JP4533885B2 (ja) 剥離可能オーバーポーチフィルム
JP2006519713A5 (ja)
EP0514519B1 (fr) Semences artificielles
SA99200324B1 (ar) جهاز لتنقية الماء
KR100834132B1 (ko) 오이, 호박 재배용 봉투 및 그 제조방법
JP2007185126A (ja) 畝の被覆構造及び畝の被覆方法
JP2008133350A (ja) ガス透過制御フィルム
JP2001190267A (ja) ポリオレフィン樹脂組成物からなる培養容器
US20240123716A1 (en) Multilayer film, container, pack for cell culture and method for producing multilayer film
CN105916771A (zh) 聚合物膜用于包装培养基的用途
EP0418323A1 (en) TEGUMENT AND METHOD FOR CULTURE AND GROWTH OF ORGANIC MATERIAL.
JPH0147188B2 (ja)
JP4305129B2 (ja) 菌床袋用フィルター及びそれを用いた菌床用容器または菌床用袋
JP2020514190A (ja) 活動性細孔を有する滅菌可能な医療用包装
JP2007189986A (ja) 農業用マルチフィルム
WO1995026396A1 (fr) Bac de culture
JP6735250B2 (ja) レタスを含む青果物の鮮度保持性能に優れた包装体、及び青果物の鮮度保持方法
JPH08149973A (ja) 培養容器
WO1990015527A1 (en) Integument with breakable inner containers
JP2000189051A (ja) 青果物用自立包装袋