JPH11136280A - 電子メールシステムおよび方法 - Google Patents

電子メールシステムおよび方法

Info

Publication number
JPH11136280A
JPH11136280A JP9316583A JP31658397A JPH11136280A JP H11136280 A JPH11136280 A JP H11136280A JP 9316583 A JP9316583 A JP 9316583A JP 31658397 A JP31658397 A JP 31658397A JP H11136280 A JPH11136280 A JP H11136280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
mail
unique information
server
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9316583A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Ohashi
徹 大橋
Kazuyuki Ichikawa
和幸 市川
Zenshi Kamiyama
善嗣 上山
Tomofumi Hatsumi
智文 初見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9316583A priority Critical patent/JPH11136280A/ja
Publication of JPH11136280A publication Critical patent/JPH11136280A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザがどのような形態でネットワークに接続
した場合でも、そのユーザが個人用に使用するアドレス
帳や定型文などの固有情報にアクセスすることが可能と
なるようにし、メール処理の使い勝手を良くした電子メ
ールシステムおよび方法を提供することを目的とする。 【解決手段】ネットワーク100に、メールサーバ10
1およびクライアントPC102が接続されている。メ
ールサーバ101には、各ユーザごとに、アドレス帳や
定型文情報などのユーザ固有情報103が保持されてい
る。ユーザは、クライアントPC102からネットワー
ク100を介してメールサーバ101に接続し、あるい
はモバイルPC105から電話回線104を介してメー
ルサーバ101に接続して、各種のメール処理を行な
う。どこからアクセスする場合でも、ユーザは、メール
処理の際にはメールサーバ101内に保持されている当
該ユーザ専用のユーザ固有情報103を用いて、メール
の作成および送信を行なうことができる。これにより、
いつも自分が使用している環境でメール処理が快適に行
なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールシステ
ムおよび方法に関し、特に、メール処理時に利用する各
ユーザの固有情報を有効に管理して、各ユーザが使い勝
手良くメール処理を行なうことができるようにした電子
メールシステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子メールシステムでは、各ユー
ザがメールを作成して送信する際に、アドレス帳(宛先
情報)を参照して送信先アドレスを取得する機能を有す
るものが多い。このアドレス帳は、各ユーザに固有の個
人用の情報であり、各ユーザが通常使用するクライアン
トPC(パーソナルコンピュータ)あるいはモバイルP
Cなどに自分で作り込み保存しておくものである。ま
た、アドレス帳の他に、メールの最後に付加する定型文
(シグネチャーあるいはサインなどと呼ばれる署名情
報)を、それぞれのユーザが自分で作成して保存してお
き、メールを作成するときに呼び出して用いる機能を有
するシステムもあった。
【0003】一方、ネットワーク内に電子アドレス帳サ
ーバのようなものを接続し、すべてのユーザが参照でき
る共通の電話帳のような情報(例えば、ある会社の社員
すべてのメールアドレスなど)を備える電子メールシス
テムがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】個人用のアドレス帳や
定型文を各ユーザが自分で作成して通常自分が使用する
PCで保持する方式によれば、ユーザが自分のPCを使
用している限りは、それらのアドレス帳や定型文を使用
してメール処理を快適に行なうことができる。しかし、
ユーザが自分のPCを使用できない場合(例えば、社内
で他人用のPCを使用する場合や、仕事の出先でPCを
借りてメール送信する場合など)には、自分専用のアド
レス帳や定型文がないため、メール作成に不便であっ
た。自分専用のアドレス帳や定型文を記憶媒体に記憶し
て常に持ち歩くのも煩雑である。
【0005】一方、すべてのユーザに共通の電話帳のよ
うな電子アドレス帳サーバを備える方式によれば、各ユ
ーザは、自分専用のアドレス帳を備えたPC以外のPC
でメール処理を行なう場合でも、この電子アドレス帳サ
ーバにアクセスすれば所望の送信先アドレスを取得でき
る。しかし、この電子アドレス帳は自分専用のものでは
ないため、自分には係わりのない者のアドレスまでも表
示されてしまい、使い勝手が良くなかった。
【0006】本発明は、ユーザがどのような形態でネッ
トワークに接続した場合でも、そのユーザが個人用に使
用するアドレス帳や定型文などの固有情報にアクセスす
ることが可能となるようにし、メール処理の使い勝手を
良くした電子メールシステムおよび方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ネットワークに、メールサ
ーバと該メールサーバにネットワーク経由で接続してメ
ールサービスを享受する複数のメールクライアントとが
接続された電子メールシステムにおいて、前記ネットワ
ークに接続され、ユーザがメール処理を行なう際に利用
する各ユーザごとの固有情報を記憶し管理するユーザ固
有情報管理手段と、ユーザが前記メールクライアントか
ら前記メールサーバに接続してメールサービスを享受す
る際、前記ユーザ固有情報管理手段に記憶・管理されて
いる当該ユーザの固有情報にアクセスするユーザ固有情
報アクセス手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明は、ネットワークに、
メールサーバと該メールサーバにネットワーク経由で接
続してメールサービスを享受する複数のメールクライア
ントとが接続された電子メールシステムにおいて、前記
ネットワークに接続され、ユーザがメール処理を行なう
際に利用する各ユーザごとの固有情報を記憶し管理する
ユーザ固有情報管理手段を備えるとともに、前記メール
クライアントは、ユーザがメール処理を開始するとき、
ユーザの指示に応じてまたは自動的に、前記ユーザ固有
情報管理手段に記憶・管理されている当該ユーザの固有
情報を読み出してローカルな記憶装置に記憶する手段
と、ユーザの指示に応じて各種メール処理を実行すると
き、前記ローカルな記憶装置に記憶された当該ユーザの
固有情報をアクセスする手段と、ユーザがメール処理を
終了するとき、ユーザの指示に応じてまたは自動的に、
前記ローカルな記憶装置に記憶された当該ユーザの固有
情報を前記ユーザ固有情報管理手段に書き戻す手段とを
備えていることを特徴とする。
【0009】請求項3に係る発明は、ネットワークに、
WWWブラウザを実装したクライアントとメールサーバ
とWWWサーバとが接続され、前記クライアントから前
記WWWブラウザを介して前記WWWサーバにメール処
理を依頼できる電子メールシステムにおいて、前記ネッ
トワークに接続され、ユーザがメール処理を行なう際に
利用する各ユーザごとの固有情報を記憶し管理するユー
ザ固有情報管理手段を備えるとともに、前記WWWサー
バは、ユーザが前記WWWブラウザを介してメール処理
の開始を要求してきたとき、ユーザの指示に応じてまた
は自動的に、前記ユーザ固有情報管理手段に記憶・管理
されている当該ユーザの固有情報を読み出してローカル
な記憶装置に記憶する手段と、ユーザが前記WWWブラ
ウザを介して各種メール処理を要求してきたとき、前記
ローカルな記憶装置に記憶された当該ユーザの固有情報
をアクセスして、前記WWWブラウザに提供する手段
と、ユーザが前記WWWブラウザを介してメール処理の
終了を要求してきたとき、ユーザの指示に応じてまたは
自動的に、前記ローカルな記憶装置に記憶された当該ユ
ーザの固有情報を前記ユーザ固有情報管理手段に書き戻
す手段とを備えていることを特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1〜3にお
いて、前記固有情報が、ユーザの利用する宛先情報を表
すアドレス帳、および/または、ユーザがメール本文中
で使用する定型文情報であることを特徴とする。
【0011】請求項5に係る発明は、ネットワークに、
メールサーバと該メールサーバにネットワーク経由で接
続してメールサービスを享受する複数のメールクライア
ントとが接続された電子メールシステムにおけるメール
処理の方法であって、前記ネットワークに接続されたユ
ーザ固有情報管理手段によって、ユーザがメール処理を
行なう際に利用する各ユーザごとの固有情報を記憶し管
理するとともに、ユーザが前記メールクライアントから
前記メールサーバに接続してメールサービスを享受する
際には、前記ユーザ固有情報管理手段に記憶・管理され
ている当該ユーザの固有情報にアクセスすることを特徴
とする。
【0012】請求項6に係る発明は、ネットワークに、
メールサーバと該メールサーバにネットワーク経由で接
続してメールサービスを享受する複数のメールクライア
ントとが接続された電子メールシステムにおけるメール
処理の方法であって、前記ネットワークに接続されたユ
ーザ固有情報管理手段によって、ユーザがメール処理を
行なう際に利用する各ユーザごとの固有情報を記憶し管
理するステップと、前記メールクライアントによりユー
ザがメール処理を開始するとき、ユーザの指示に応じて
または自動的に、前記ユーザ固有情報管理手段に記憶・
管理されている当該ユーザの固有情報を読み出してロー
カルな記憶装置に記憶するステップと、前記メールクラ
イアントによりユーザの指示に応じて各種メール処理を
実行するとき、前記ローカルな記憶装置に記憶された当
該ユーザの固有情報をアクセスするステップと、前記メ
ールクライアントによりユーザがメール処理を終了する
とき、ユーザの指示に応じてまたは自動的に、前記ロー
カルな記憶装置に記憶された当該ユーザの固有情報を前
記ユーザ固有情報管理手段に書き戻すステップとを備え
たことを特徴とする。
【0013】請求項7に係る発明は、ネットワークに、
WWWブラウザを実装したクライアントとメールサーバ
とWWWサーバとが接続され、前記クライアントから前
記WWWブラウザを介して前記WWWサーバにメール処
理を依頼できる電子メールシステムにおけるメール処理
の方法であって、前記ネットワークに接続されたユーザ
固有情報管理手段によって、ユーザがメール処理を行な
う際に利用する各ユーザごとの固有情報を記憶し管理す
るステップと、ユーザが前記WWWブラウザを介してメ
ール処理の開始を要求してきたとき、前記WWWサーバ
が、ユーザの指示に応じてまたは自動的に、前記ユーザ
固有情報管理手段に記憶・管理されている当該ユーザの
固有情報を読み出してローカルな記憶装置に記憶するス
テップと、ユーザが前記WWWブラウザを介して各種メ
ール処理を要求してきたとき、前記WWWサーバが、前
記ローカルな記憶装置に記憶された当該ユーザの固有情
報をアクセスして、前記WWWブラウザに提供するステ
ップと、ユーザが前記WWWブラウザを介してメール処
理の終了を要求してきたとき、前記WWWサーバが、ユ
ーザの指示に応じてまたは自動的に、前記ローカルな記
憶装置に記憶された当該ユーザの固有情報を前記ユーザ
固有情報管理手段に書き戻すステップとを備えたことを
特徴とする。
【0014】請求項8に係る発明は、請求項5〜7にお
いて、前記固有情報が、ユーザの利用する宛先情報を表
すアドレス帳、および/または、ユーザがメール本文中
で使用する定型文情報であることを特徴とする。
【0015】なお、上記各請求項に係る発明において、
ネットワークは、社内のローカルなネットワーク、電話
回線、およびインターネットなど各種の形態のネットワ
ークでよく、これらが組み合わされたネットワークであ
ってもよい。また、請求項1および請求項5において、
ユーザ固有情報管理手段に記憶・管理されている当該ユ
ーザの固有情報へのアクセスは、ユーザ固有情報管理手
段に直接アクセスする場合だけでなく、いったんローカ
ルな記憶装置にダウンロードした情報をアクセスする場
合も含む。さらに、ユーザ固有情報管理手段はネットワ
ーク上のどこに設けてもよく、例えばメールサーバと同
じ装置上に設けてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0017】図1は、本発明に係る電子メールシステム
を適用したネットワークの全体図を示す。100はある
会社の社内ネットワークを示し、このネットワーク10
0に、メールサーバ101およびクライアントPC10
2が接続されている。メールサーバ101には、各ユー
ザごとに、アドレス帳や定型文情報などのユーザ固有情
報103が保持されている。この会社の社員であるユー
ザは、クライアントPC102からネットワーク100
を介してメールサーバ101に接続し、あるいはモバイ
ルPC105から電話回線104を介してメールサーバ
101に接続して、各種のメール処理を行なうことがで
きる。どこからアクセスする場合でも、ユーザは、メー
ル処理の際にはメールサーバ101内に保持されている
当該ユーザ専用のユーザ固有情報103を用いて、メー
ルの作成および送信を行なうことができる。これによ
り、いつも自分が使用している環境でメール処理が快適
に行なえることになる。
【0018】図2は、種々のPC102や105からメ
ールサーバ101に接続してユーザ固有情報103にア
クセスしている様子を示す。ユーザ固有情報103とし
ては、各ユーザごと(ユーザIDごと)に、宛先情報2
01と署名情報202とが保持されている。宛先情報2
01は、従来より用いられているアドレス帳の情報であ
る。署名情報202は、従来より用いられているシグネ
チャーあるいはサインなどと呼ばれる定型文情報であ
る。
【0019】次に、図3〜図7を参照して、図1のシス
テムにおいてユーザが種々のクライアントからメールサ
ーバ101に接続してメールの処理を行なう場合の処理
手順について、第1〜第4のケースに分けて詳細に説明
する。
【0020】第1のケースを説明する。第1のケース
は、ユーザがログインするPCに、そのユーザ専用のア
ドレス帳や署名情報が保持されている場合である。具体
的には、ユーザが社内ネットワーク100に直接接続
されている自分専用のクライアントPC102からログ
インする場合、ユーザが自分専用のモバイルPC10
5から電話回線104を介してログインする場合などが
ある。何れの場合も、そのユーザが使用するクライアン
トPC102あるいはモバイルPC105には、そのユ
ーザ専用のアドレス帳や署名情報が(ハードディスクな
どの不揮発な記憶媒体に)保持されている。なお、1台
のPCに複数のユーザの環境を定義し、ユーザがユーザ
IDを入力してログインするとそのPCが自分専用の環
境で使用できるシステムがあるが、そのようなものも上
記の「自分専用」のPCに含まれるものとする。以下で
は、上記の場合について説明するが、の場合も手順
は同様である。また、図3ではユーザ固有情報103と
してアドレス帳のみに着目し署名情報については記載し
ていないが、署名情報についての手順も同様であるの
で、アドレス帳に関する処理と同様の処理が署名情報に
ついても実行されるものとする。
【0021】図3(e)に、第1のケースでのメール処
理におけるアドレス帳情報のやり取りの概要を示す。ユ
ーザがクライアントPC102からログインしてメール
処理を開始すると、クライアントPC102は、メール
サーバ101に記憶されている当該ユーザのアドレス帳
201が、自機内に記憶されているアドレス帳300よ
り新しいか否かを判別し、新しい場合は自機内のアドレ
ス帳300を更新する。すなわち、メールサーバ101
のアドレス帳201を読み出して、自機内のアドレス帳
300として上書きする。以降は、自機内のアドレス帳
300を参照してメール処理を行なう。ユーザは、この
自機内のアドレス帳300を更新(例えば、宛先の変更
や追加)することもできる。メール処理を終了すると
き、ユーザの指示に応じて、自機内のアドレス帳300
をメールサーバ101に送信して、メールサーバ101
のアドレス帳201を更新することができる。
【0022】図3(a)は、第1のケースにおけるクラ
イアントPC102でのログインおよびメール処理の手
順を示すフローチャートである。ステップ301で、ユ
ーザがクライアントPC102からログインし、ユーザ
IDとパスワードを入力すると、ステップ302で、入
力されたユーザIDとパスワードにより当該ユーザが適
正な使用者か否かがチェックされる。適正な使用者と認
定されれば、それ以降、このユーザは、メールサーバ1
01に接続してアドレス帳201などこのユーザの固有
情報103をアクセスすることができるようになる。な
お、適正なユーザが自分のユーザ固有情報103をアク
セスする場合のみが許可され、他人のユーザ固有情報1
03をアクセスすることはできないようになっている。
【0023】ステップ301,302のログインシーケ
ンスの後、ユーザはこのクライアントPC102で各種
の処理を行なう。特にメール処理を行なう指示がなされ
た場合は、ステップ303で前処理を行ない、ステップ
304で各種メール処理を行なう。各種メール処理と
は、ユーザの指示に応じて、メールの作成、編集、送
信、および受信などを行なう処理、並びにアドレス帳の
編集などを行なう処理である。各種メール処理の中でメ
ール処理の終了が指示されたときは、ステップ305で
後処理を行なって、メール処理を終了する。
【0024】図3(b)は、ステップ303の前処理の
内容を示すフローチャートである。まず、ステップ31
1で自機内のアドレス帳300よりメールサーバ101
のアドレス帳201の方が新しいか否かを判別する。こ
の判別は、アドレス帳のバージョンや作成更新日時を比
較することにより行なう。ステップ311で自機内のア
ドレス帳300の方が新しい場合は、そのままそのアド
レス帳を使用すればよいから、前処理を終了する。ステ
ップ311でメールサーバ101のアドレス帳201の
方が新しい場合は、ステップ312で、メールサーバ1
01のアドレス帳201を読み出し、自機内のアドレス
帳310を更新して、前処理を終了する。この前処理に
より、当該ユーザがクライアントPC102でメール処
理を開始したときには、クライアントPC102内のア
ドレス帳300が最新のものとなり、このアドレス帳3
00を用いてメールの作成を行なうことができる。
【0025】図4は、ステップ304の各種メール処理
のうち、ユーザがメールの作成・送信を指示したときに
実行される処理内容を示すフローチャートである。ステ
ップ401で送信すべきメールのタイトルを作成し、ス
テップ402でそのメールの本文を作成する。ステップ
403で署名情報(定型文情報)202を使用して本文
中に署名し、ステップ404で自機内のアドレス帳30
0を使用して宛先を指定する。以上のステップ401〜
404で作成したメールを、ステップ405で送信し、
メール作成・送信処理を終了する。
【0026】図3(c)は、ステップ304の各種メー
ル処理のうち、ユーザがアドレス帳の更新(例えば、新
規アドレスデータの追加や、既存のアドレスデータの変
更など)を指示したときに実行される処理内容を示すフ
ローチャートである。ユーザがアドレス帳の更新処理を
指示したとき、ステップ321で、クライアントPC1
02内のアドレス帳300を更新し、処理を終了する。
【0027】図3(d)は、ステップ305の後処理の
内容を示すフローチャートである。メール処理終了の際
には、まずステップ331で、メールサーバ101のア
ドレス帳201を更新するかどうかをユーザに問い合わ
せる。ユーザがメールサーバ101のアドレス帳201
を更新することを指定したときは、ステップ332でク
ライアントPC102内のアドレス帳300をメールサ
ーバ101に送信し、メールサーバ101内の当該ユー
ザのアドレス帳201を更新して、処理を終了する。ス
テップ331でメールサーバ101のアドレス帳201
を更新しないと指示されたときは、そのまま処理を終了
する。
【0028】以上のようにして、各ユーザは、自分が通
常使用するPCを使用して社内あるいは外部のどこから
接続しても、メールサーバ101内の自分の固有情報1
03を利用して、メールの処理を行なうことができる。
特に、このケースでは、メールサーバ101のアドレス
帳と署名情報をいったんクライアントPC102のロー
カルな記憶装置にダウンロードし、メール処理の際には
そのローカルな記憶装置上の情報を利用して処理を進め
ることができるので、アドレス帳や署名情報へのアクセ
スは迅速に行なえる。
【0029】なお、上記のケースでは、メール処理を開
始するときの前処理で自動的にメールサーバ101のア
ドレス帳および署名情報を(メールサーバ101の情報
の方が新しいことを確認した上で)ダウンロードし、メ
ール処理を終了するときの後処理ではユーザにメールサ
ーバ101への書き戻しを行なうか否かを選択させるよ
うにしているが、後処理でも自動的にメールサーバ10
1にアドレス帳および署名情報を書き戻すようにしても
よい。そのようにすれば、メールサーバ101のアドレ
ス帳および署名情報を使用していることをユーザに全く
意識させることなく処理を進めることができる。また、
逆に前処理で、メールサーバ101のアドレス帳および
署名情報を使うか、ローカルな記憶装置のアドレス帳お
よび署名情報を使うかを、ユーザに選択させるようにし
てもよい。さらに、上記のケースでは、メールサーバ1
01のアドレス帳および署名情報をマスタとし、クライ
アントのローカルな記憶装置上のアドレス帳および署名
情報を補助的あるいは暫定的な情報として取り扱ってい
るが、逆にクライアントのローカルな記憶装置上のアド
レス帳および署名情報をマスタとして捉えてもよい。そ
の場合は、メールサーバ101のアドレス帳および署名
情報はバックアップ情報の意味を持つから、後処理で常
にクライアントのローカルな記憶装置上のアドレス帳お
よび署名情報をメールサーバ101にバックアップし、
ローカルな記憶装置上の情報が破損したときなどの緊急
時にメールサーバ101の情報をダウンロードできるよ
うにすればよい。
【0030】次に、第2のケースを説明する。第2のケ
ースは、ユーザがログインするPCにそのユーザ専用の
アドレス帳や署名情報が保持されておらず、かつそのP
Cには暫定的にアドレス帳を記憶するだけの暫定記憶領
域が確保できる場合である。具体的には、ユーザが社
内ネットワーク100に直接接続されている自分専用で
ないクライアントPC102からログインする場合、
ユーザが自分専用でないモバイルPC105から電話回
線104を介してログインする場合、ユーザが出先で
他人のPCを借りてログインする場合、ユーザが自分
専用のPCでログインするが、そのユーザの好みでその
PCにはアドレス帳や署名情報を記憶させていない場合
などがある。何れの場合も、そのユーザが使用するクラ
イアントPC102あるいはモバイルPC105には、
そのユーザ専用のアドレス帳や署名情報が保持されてい
ないが、暫定的にアドレス帳を記憶する領域は確保する
ことができる。以下では、上記の場合について説明す
るが、〜の場合も手順は同様である。また、図5で
はユーザ固有情報103としてアドレス帳のみに着目し
署名情報については記載していないが、署名情報につい
ての手順も同様であるので、アドレス帳に関する処理と
同様の処理が署名情報についても実行されるものとす
る。
【0031】図5(d)に、第2のケースでのメール処
理におけるアドレス帳情報のやり取りの概要を示す。ユ
ーザがクライアントPC102からログインしてメール
処理を開始すると、クライアントPC102は、メール
サーバ101に記憶されている当該ユーザのアドレス帳
201をダウンロードし、暫定アドレス帳500として
記憶する。以降は、自機内の暫定アドレス帳500を参
照してメール処理を行なう。ユーザは、この自機内の暫
定アドレス帳500を更新することもできる。メール処
理を終了するとき、ユーザの指示に応じて、自機内の暫
定アドレス帳500をメールサーバ101に送信して、
メールサーバ101のアドレス帳201を更新すること
ができる。
【0032】第2のケースにおけるログインおよびメー
ル処理の手順は、上述した図3(a)と同じである。
【0033】図5(a)は、第2のケースにおけるステ
ップ303の前処理の内容を示すフローチャートであ
る。メール処理を開始したとき、ステップ501で、メ
ールサーバ101の当該ユーザのアドレス帳201をダ
ウンロードし、クライアントPC102の暫定記憶領域
に格納して暫定アドレス帳500とする。この後、当該
ユーザは、自機内の暫定アドレス帳510を用いて自分
のユーザ固有情報103を参照しながらメールの処理を
行なうことができる。
【0034】第2のケースにおけるステップ304の各
種メール処理のうち、ユーザがメールの作成・送信を指
示したときに実行される処理内容は、図4と同じであ
る。ただし、ステップ403および404で使用する署
名情報202およびアドレス帳201は、メールサーバ
101からダウンロードして自機内に暫定的に格納した
もの(暫定アドレス帳500および不図示の暫定署名情
報)を用いる。
【0035】図5(b)は、第2のケースにおけるステ
ップ304の各種メール処理のうち、ユーザがアドレス
帳の更新を指示したときに実行される処理内容を示すフ
ローチャートである。ユーザがアドレス帳の更新処理を
指示したとき、ステップ511で、クライアントPC1
02内の暫定アドレス帳500を更新し、処理を終了す
る。
【0036】図5(c)は、第2のケースにおけるステ
ップ305の後処理の内容を示すフローチャートであ
る。メール処理終了の際には、まずステップ521で、
メールサーバ101の当該ユーザのアドレス帳201を
更新するか否かをユーザに問い合わせる。ユーザがメー
ルサーバ101のアドレス帳201を更新することを指
定したときは、ステップ522でクライアントPC10
2内の暫定アドレス帳500をメールサーバ101に送
信し、メールサーバ101内の当該ユーザのアドレス帳
201を更新して、ステップ523に進む。ステップ5
21でメールサーバ101のアドレス帳201を更新し
ないと指示されたときは、そのままステップ523に進
む。ステップ523では、クライアントPC102内の
暫定アドレス帳500を削除し、後処理を終了する。
【0037】以上のようにして、各ユーザは、自分が通
常使用するPC以外のPCなどを使用して社内あるいは
外部のどこから接続しても、メールサーバ101内の自
分の固有情報103を利用して、メールの処理を行なう
ことができる。特に、このケースでは、メールサーバ1
01のアドレス帳と署名情報をいったんクライアントP
C102のローカルな記憶装置にダウンロードし、メー
ル処理の際にはそのローカルな記憶装置上の情報を利用
して処理を進めることができるので、アドレス帳や署名
情報へのアクセスは迅速に行なえる。
【0038】なお、上記のケースでは、メール処理を終
了するときの後処理で、ユーザにメールサーバ101へ
の書き戻しを行なうか否かを選択させるようにしている
が、ユーザに選択させること無しに、自動的にメールサ
ーバ101にアドレス帳および署名情報を書き戻すよう
にしてもよい。そのようにすれば、メールサーバ101
のアドレス帳および署名情報を使用していることをユー
ザに全く意識させることなく処理を進めることができ
る。
【0039】次に、第3のケースを説明する。第3のケ
ースは、ユーザがログインするPCにそのユーザ専用の
アドレス帳や署名情報が保持されておらず、かつそのP
Cには暫定的にアドレス帳を記憶するだけの暫定記憶領
域が確保できない場合である。具体的には、ユーザが
使用するPCがPDA(Personal Digital Assistance:
個人向けの携帯型情報機器)である場合、ユーザが自
分専用でないPC102や105からログインする場合
でそのPCに暫定的な記憶領域を確保できない場合など
がある。何れの場合も、そのユーザが使用するクライア
ントPC102あるいはモバイルPC105には、その
ユーザ専用のアドレス帳や署名情報が保持されていない
し、暫定的にアドレス帳を記憶する領域も確保すること
ができない。以下では、上記の場合について説明する
が、の場合も手順は同様である。また、図6ではユー
ザ固有情報103としてアドレス帳のみに着目し署名情
報については記載していないが、署名情報についての手
順も同様であるので、アドレス帳に関する処理と同様の
処理が署名情報についても実行されるものとする。
【0040】図6(b)に、第3のケースでのメール処
理におけるアドレス帳情報のやり取りの概要を示す。ユ
ーザがクライアントPCであるPDA600からログイ
ンしてメール処理を開始すると、PDA600は、メー
ルサーバ101に記憶されている当該ユーザのアドレス
帳201を直接アクセスしてメール処理を行なう。ユー
ザは、このアドレス帳201を直接更新することもでき
る。
【0041】第3のケースにおけるログインおよびメー
ル処理の手順は、上述した図3(a)と同じである。た
だし、ステップ303の前処理とステップ305の後処
理は、不要であり行なわれない。また、ステップ304
の各種メール処理の際には、直接、メールサーバ101
のアドレス帳201がアクセスされる。例えば、第3の
ケースにおけるステップ304の各種メール処理のう
ち、ユーザがメールの作成・送信を指示したときに実行
される処理内容は図4と同じであるが、ステップ403
および404で使用する署名情報およびアドレス帳は、
メールサーバ101に保持されている情報を直接参照す
る。
【0042】図6(a)は、第3のケースにおけるステ
ップ304の各種メール処理のうち、ユーザがアドレス
帳の更新を指示したときに実行される処理内容を示すフ
ローチャートである。ユーザがアドレス帳の更新処理を
指示したとき、ステップ601でメールサーバ101の
アドレス帳201を直接更新し、処理を終了する。
【0043】以上のようにして、各ユーザは、PDAな
どを使用して社内あるいは外部のどこから接続しても、
メールサーバ101内の自分の固有情報103をアクセ
スしながらメールの処理を行なうことができる。
【0044】次に、第4のケースを説明する。第4のケ
ースは、ネットワーク100にWWW(World Wide We
b)サーバが接続されており、このWWWサーバで各ユ
ーザに対するアドレス帳や署名情報の機能を提供する場
合である。WWWサーバは、メールをWWWブラウザを
用いて参照できる形式(HTML)で提供する機能を有
するものとする。ユーザが使用するPCには、WWWブ
ラウザが実装されており、これによりWWWサーバにア
クセスする。WWWサーバには、各ユーザのアドレス帳
や署名情報が保持されており、ユーザはこのWWWサー
バ上の情報を用いてメール処理を行なうことができる。
なお、図7ではユーザ固有情報103としてアドレス帳
のみに着目し署名情報については記載していないが、署
名情報についての手順も同様であるので、アドレス帳に
関する処理と同様の処理が署名情報についても実行され
るものとする。
【0045】図7(b)に、第4のケースでのメール処
理におけるアドレス帳情報のやり取りの概要を示す。ユ
ーザがWWWブラウザ701からネットワーク100上
のWWWサーバ702に接続する。ユーザがメール処理
を開始すると、WWWサーバ702は、メールサーバ1
01に記憶されている当該ユーザのアドレス帳201
が、WWWサーバ702内に記憶されている当該ユーザ
のアドレス帳703より新しいか否かを判別し、新しい
場合はWWWサーバ702内のアドレス帳703を更新
する。すなわち、メールサーバ101のアドレス帳20
1を読み出して、WWWサーバ702内のアドレス帳7
03として上書きする。以降は、WWWサーバ702
が、WWWブラウザ701からの要求に応じて、アドレ
ス帳703の情報をWWWブラウザ701に送信した
り、アドレス帳703の更新を行なう。メール処理を終
了するときは、ユーザのWWWブラウザ701からの指
示に応じて、WWWサーバ702内のアドレス帳703
をメールサーバ101に送信して、メールサーバ101
のアドレス帳201を更新することができる。
【0046】第4のケースにおけるログインおよびメー
ル処理の手順は、上述した図3(a)と同じである。た
だし、図3(a)の処理はWWWブラウザ701におけ
る処理ということになり、ログインはWWWブラウザ7
01からWWWサーバ702への接続を行なうシーケン
スになる。また、ステップ303の前処理とステップ3
05の後処理は、WWWブラウザ701からWWWサー
バ702に、それぞれ前処理と後処理を要求する処理に
なる。
【0047】図7(a)は、第4のケースにおいてステ
ップ303でWWWブラウザ701がWWWサーバ70
2に前処理を要求したとき、WWWサーバが実行する前
処理の内容を示すフローチャートである。まず、ステッ
プ711でWWWサーバ702内の当該ユーザのアドレ
ス帳703よりメールサーバ101の当該ユーザのアド
レス帳201の方が新しいか否かを判別する。この判別
は、アドレス帳のバージョンや作成更新日時を比較する
ことにより行なう。ステップ711でWWWサーバ70
2内のアドレス帳703の方が新しい場合は、そのまま
そのアドレス帳を使用すればよいから、前処理を終了す
る。ステップ711でメールサーバ101のアドレス帳
201の方が新しい場合は、ステップ712で、メール
サーバ101のアドレス帳201を読み出し、WWWサ
ーバ702内のアドレス帳703を更新して、前処理を
終了する。この前処理により、当該ユーザがWWWブラ
ウザ701によりWWWサーバ702に接続してメール
処理を開始したときには、WWWサーバ702内のアド
レス帳703が最新のものとなり、このアドレス帳70
3を用いてメール処理を行なうことができる。
【0048】第4のケースにおいて、ユーザがWWWブ
ラウザ701により各種メール処理を行なう際には、必
要があればWWWサーバ702経由でアドレス帳703
をアクセスする。例えば、ユーザがWWWブラウザ70
1によりメールの作成・送信を指示したときには、図4
と同じ処理でメール作成・送信が実行されるが、この場
合、ステップ403および404で使用する署名情報お
よびアドレス帳は、WWWサーバ702内にあるもの
(アドレス帳703および不図示の署名情報)を用い
る。また、ユーザがWWWブラウザ701によりアドレ
ス帳の更新を指示したときには、WWWサーバ702内
のアドレス帳703が更新される。
【0049】図7(b)は、第4のケースにおいてステ
ップ305でWWWブラウザ701がWWWサーバ70
2に後処理を要求したとき、WWWサーバが実行する後
処理の内容を示すフローチャートである。メール処理終
了の際には、まずステップ721で、メールサーバ10
1のアドレス帳201を更新するかどうかをWWWブラ
ウザ701経由でユーザに問い合わせる。ユーザがメー
ルサーバ101のアドレス帳201を更新することを指
定したときは、ステップ722でWWWサーバ702内
のアドレス帳703をメールサーバ101に送信し、メ
ールサーバ101内の当該ユーザのアドレス帳201を
更新して、処理を終了する。ステップ721でメールサ
ーバ101のアドレス帳201を更新しないと指示され
たときは、そのまま処理を終了する。
【0050】以上のようにして、各ユーザは、WWWブ
ラウザによって社内あるいは外部のどこから接続して
も、メールサーバ101内の自分の固有情報103を利
用して、メールの処理を行なうことができる。特に、こ
のケースでは、インターネットなどでよく用いられるW
WWブラウザを用いて接続できるので、便宜である。
【0051】なお、WWWサーバ702に保持するアド
レス帳703は暫定的なファイルとし、前処理で無条件
にメールサーバ101からWWWサーバ702にダウン
ロードし、後処理で無条件にメールサーバ101に書き
戻すとともに、WWWサーバ上の暫定的なアドレス帳7
03は削除するようにしてもよい。
【0052】なお、上記実施の形態の何れのケースにお
いても各ユーザの固有情報103をメールサーバ101
で管理しているが、メールサーバである必要はなく、任
意のサーバで良い。例えば、従来技術の欄で説明した電
子アドレス帳サーバで各ユーザの固有情報103を保持
するようにしてもよい。また、各ユーザの固有情報10
3の構造はどのようなものでもよい。例えば、アドレス
帳は、アドレスデータそのものを持つ代わりに、電子ア
ドレス帳サーバのアドレスデータを指すポインタ情報な
どで宛先情報が表現される構造のものでもよい。さら
に、上記第1、第2、および第4のケースでは、各ユー
ザの固有情報103をダウンロードしたり、メールサー
バに書き戻す処理を含むが、この場合、ファイル全体を
授受する代わりに差分情報のみを授受するようにしても
よい。また、上記実施の形態では、ログイン時にユーザ
IDとパスワードをチェックして適正なユーザであるこ
との認証を行なっているが、ユーザの認証の処理は、各
ユーザの固有情報103にアクセスする時点で行なうよ
うにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザが個人用に使用するアドレス帳や定型文などの各
ユーザごとの固有情報をユーザ固有情報管理手段で記憶
・管理し、ユーザがメール処理を行なう際に利用できる
ようにしているので、ユーザがどのような形態でネット
ワークに接続する場合でも、各ユーザ固有の情報を利用
してメール処理を行なうことができ、メール処理の使い
勝手がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子メールシステムを適用したネ
ットワークの全体図
【図2】種々のPCからメールサーバに接続してユーザ
固有情報にアクセスしている様子を示す図
【図3】第1のケースにおける処理手順およびアドレス
帳情報のやり取りの概要を示す図
【図4】メール作成の処理手順を示すフローチャート図
【図5】第2のケースにおける処理手順を示すフローチ
ャートおよびアドレス帳情報のやり取りの概要を示す図
【図6】第3のケースにおける処理手順を示すフローチ
ャートおよびアドレス帳情報のやり取りの概要を示す図
【図7】第4のケースにおける処理手順を示すフローチ
ャートおよびアドレス帳情報のやり取りの概要を示す図
【符号の説明】
100…社内ネットワーク、101…メールサーバ、1
02…クライアントPC、103…ユーザ固有情報、1
04…電話回線、105…モバイルPC、201…宛先
情報(アドレス帳)、202…定型文情報(署名情
報)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 初見 智文 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークに、メールサーバと該メール
    サーバにネットワーク経由で接続してメールサービスを
    享受する複数のメールクライアントとが接続された電子
    メールシステムにおいて、 前記ネットワークに接続され、ユーザがメール処理を行
    なう際に利用する各ユーザごとの固有情報を記憶し管理
    するユーザ固有情報管理手段と、 ユーザが前記メールクライアントから前記メールサーバ
    に接続してメールサービスを享受する際、前記ユーザ固
    有情報管理手段に記憶・管理されている当該ユーザの固
    有情報にアクセスするユーザ固有情報アクセス手段とを
    備えたことを特徴とする電子メールシステム。
  2. 【請求項2】ネットワークに、メールサーバと該メール
    サーバにネットワーク経由で接続してメールサービスを
    享受する複数のメールクライアントとが接続された電子
    メールシステムにおいて、 前記ネットワークに接続され、ユーザがメール処理を行
    なう際に利用する各ユーザごとの固有情報を記憶し管理
    するユーザ固有情報管理手段を備えるとともに、 前記メールクライアントは、 ユーザがメール処理を開始するとき、ユーザの指示に応
    じてまたは自動的に、前記ユーザ固有情報管理手段に記
    憶・管理されている当該ユーザの固有情報を読み出して
    ローカルな記憶装置に記憶する手段と、 ユーザの指示に応じて各種メール処理を実行するとき、
    前記ローカルな記憶装置に記憶された当該ユーザの固有
    情報をアクセスする手段と、 ユーザがメール処理を終了するとき、ユーザの指示に応
    じてまたは自動的に、前記ローカルな記憶装置に記憶さ
    れた当該ユーザの固有情報を前記ユーザ固有情報管理手
    段に書き戻す手段とを備えていることを特徴とする電子
    メールシステム。
  3. 【請求項3】ネットワークに、WWWブラウザを実装し
    たクライアントとメールサーバとWWWサーバとが接続
    され、前記クライアントから前記WWWブラウザを介し
    て前記WWWサーバにメール処理を依頼できる電子メー
    ルシステムにおいて、 前記ネットワークに接続され、ユーザがメール処理を行
    なう際に利用する各ユーザごとの固有情報を記憶し管理
    するユーザ固有情報管理手段を備えるとともに、 前記WWWサーバは、 ユーザが前記WWWブラウザを介してメール処理の開始
    を要求してきたとき、ユーザの指示に応じてまたは自動
    的に、前記ユーザ固有情報管理手段に記憶・管理されて
    いる当該ユーザの固有情報を読み出してローカルな記憶
    装置に記憶する手段と、 ユーザが前記WWWブラウザを介して各種メール処理を
    要求してきたとき、前記ローカルな記憶装置に記憶され
    た当該ユーザの固有情報をアクセスして、前記WWWブ
    ラウザに提供する手段と、 ユーザが前記WWWブラウザを介してメール処理の終了
    を要求してきたとき、ユーザの指示に応じてまたは自動
    的に、前記ローカルな記憶装置に記憶された当該ユーザ
    の固有情報を前記ユーザ固有情報管理手段に書き戻す手
    段とを備えていることを特徴とする電子メールシステ
    ム。
  4. 【請求項4】前記固有情報が、ユーザの利用する宛先情
    報を表すアドレス帳、および/または、ユーザがメール
    本文中で使用する定型文情報である請求項1から3の何
    れか1つに記載の電子メールシステム。
  5. 【請求項5】ネットワークに、メールサーバと該メール
    サーバにネットワーク経由で接続してメールサービスを
    享受する複数のメールクライアントとが接続された電子
    メールシステムにおけるメール処理の方法であって、 前記ネットワークに接続されたユーザ固有情報管理手段
    によって、ユーザがメール処理を行なう際に利用する各
    ユーザごとの固有情報を記憶し管理するとともに、ユー
    ザが前記メールクライアントから前記メールサーバに接
    続してメールサービスを享受する際には、前記ユーザ固
    有情報管理手段に記憶・管理されている当該ユーザの固
    有情報にアクセスすることを特徴とする電子メール処理
    方法。
  6. 【請求項6】ネットワークに、メールサーバと該メール
    サーバにネットワーク経由で接続してメールサービスを
    享受する複数のメールクライアントとが接続された電子
    メールシステムにおけるメール処理の方法であって、 前記ネットワークに接続されたユーザ固有情報管理手段
    によって、ユーザがメール処理を行なう際に利用する各
    ユーザごとの固有情報を記憶し管理するステップと、 前記メールクライアントによりユーザがメール処理を開
    始するとき、ユーザの指示に応じてまたは自動的に、前
    記ユーザ固有情報管理手段に記憶・管理されている当該
    ユーザの固有情報を読み出してローカルな記憶装置に記
    憶するステップと、 前記メールクライアントによりユーザの指示に応じて各
    種メール処理を実行するとき、前記ローカルな記憶装置
    に記憶された当該ユーザの固有情報をアクセスするステ
    ップと、 前記メールクライアントによりユーザがメール処理を終
    了するとき、ユーザの指示に応じてまたは自動的に、前
    記ローカルな記憶装置に記憶された当該ユーザの固有情
    報を前記ユーザ固有情報管理手段に書き戻すステップと
    を備えたことを特徴とする電子メール処理方法。
  7. 【請求項7】ネットワークに、WWWブラウザを実装し
    たクライアントとメールサーバとWWWサーバとが接続
    され、前記クライアントから前記WWWブラウザを介し
    て前記WWWサーバにメール処理を依頼できる電子メー
    ルシステムにおけるメール処理の方法であって、 前記ネットワークに接続されたユーザ固有情報管理手段
    によって、ユーザがメール処理を行なう際に利用する各
    ユーザごとの固有情報を記憶し管理するステップと、 ユーザが前記WWWブラウザを介してメール処理の開始
    を要求してきたとき、前記WWWサーバが、ユーザの指
    示に応じてまたは自動的に、前記ユーザ固有情報管理手
    段に記憶・管理されている当該ユーザの固有情報を読み
    出してローカルな記憶装置に記憶するステップと、 ユーザが前記WWWブラウザを介して各種メール処理を
    要求してきたとき、前記WWWサーバが、前記ローカル
    な記憶装置に記憶された当該ユーザの固有情報をアクセ
    スして、前記WWWブラウザに提供するステップと、 ユーザが前記WWWブラウザを介してメール処理の終了
    を要求してきたとき、前記WWWサーバが、ユーザの指
    示に応じてまたは自動的に、前記ローカルな記憶装置に
    記憶された当該ユーザの固有情報を前記ユーザ固有情報
    管理手段に書き戻すステップとを備えたことを特徴とす
    る電子メール処理方法。
  8. 【請求項8】前記固有情報が、ユーザの利用する宛先情
    報を表すアドレス帳、および/または、ユーザがメール
    本文中で使用する定型文情報である請求項4から6の何
    れか1つに記載の電子メール処理方法。
JP9316583A 1997-10-31 1997-10-31 電子メールシステムおよび方法 Pending JPH11136280A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9316583A JPH11136280A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 電子メールシステムおよび方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9316583A JPH11136280A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 電子メールシステムおよび方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11136280A true JPH11136280A (ja) 1999-05-21

Family

ID=18078710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9316583A Pending JPH11136280A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 電子メールシステムおよび方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11136280A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001028172A1 (fr) * 1999-10-13 2001-04-19 Comsquare Co., Ltd. Systeme de messagerie electronique
JP2001134502A (ja) * 1999-11-01 2001-05-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及び画像処理システム
JP2001188852A (ja) * 1999-10-22 2001-07-10 Asahi Kasei Corp メーラー用グラフィカルユーザインターフェース、その情報処理方法、記録媒体、宣伝広告方法およびサーバ
JP2002057810A (ja) * 2000-08-11 2002-02-22 Nec Corp 端末固有情報の登録システム、その通知システム、及び、その通知方法
JP2002123468A (ja) * 2000-10-17 2002-04-26 Sony Communication Network Corp 電子メールシステム、電子メールシステムにおける情報管理方法、及び記憶媒体
JP2002135461A (ja) * 2000-10-20 2002-05-10 Pikuso Kk 端末毎に個性化された携帯情報端末
JP2003503958A (ja) * 1999-07-01 2003-01-28 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ボイス・オーバーipゲートウエイ
JP2005243005A (ja) * 2004-01-28 2005-09-08 Microsoft Corp オフラインのグローバルアドレスリスト
US7117265B2 (en) 2000-12-21 2006-10-03 Fujitsu Limited System for controlling communications in a network based on a previous place name and relocated place name displayed on terminals of current conversation participants
JP2017518008A (ja) * 2015-04-27 2017-06-29 シャオミ・インコーポレイテッド クラウドカードに基づく電話呼び出し方法、装置、プログラム及び記録媒体

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003503958A (ja) * 1999-07-01 2003-01-28 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ボイス・オーバーipゲートウエイ
JP4813709B2 (ja) * 1999-07-01 2011-11-09 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ボイス・オーバーipゲートウエイ
WO2001028172A1 (fr) * 1999-10-13 2001-04-19 Comsquare Co., Ltd. Systeme de messagerie electronique
JP2001188852A (ja) * 1999-10-22 2001-07-10 Asahi Kasei Corp メーラー用グラフィカルユーザインターフェース、その情報処理方法、記録媒体、宣伝広告方法およびサーバ
JP4507312B2 (ja) * 1999-11-01 2010-07-21 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及び画像処理システム
JP2001134502A (ja) * 1999-11-01 2001-05-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及び画像処理システム
JP2002057810A (ja) * 2000-08-11 2002-02-22 Nec Corp 端末固有情報の登録システム、その通知システム、及び、その通知方法
JP2002123468A (ja) * 2000-10-17 2002-04-26 Sony Communication Network Corp 電子メールシステム、電子メールシステムにおける情報管理方法、及び記憶媒体
JP4520614B2 (ja) * 2000-10-17 2010-08-11 ソネットエンタテインメント株式会社 電子メールシステム、電子メールシステムにおける情報管理方法、及び記憶媒体
JP2002135461A (ja) * 2000-10-20 2002-05-10 Pikuso Kk 端末毎に個性化された携帯情報端末
US7117265B2 (en) 2000-12-21 2006-10-03 Fujitsu Limited System for controlling communications in a network based on a previous place name and relocated place name displayed on terminals of current conversation participants
JP2005243005A (ja) * 2004-01-28 2005-09-08 Microsoft Corp オフラインのグローバルアドレスリスト
JP4718847B2 (ja) * 2004-01-28 2011-07-06 マイクロソフト コーポレーション オフラインのグローバルアドレスリスト
US8478837B2 (en) 2004-01-28 2013-07-02 Microsoft Corporation Offline global address list
JP2017518008A (ja) * 2015-04-27 2017-06-29 シャオミ・インコーポレイテッド クラウドカードに基づく電話呼び出し方法、装置、プログラム及び記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6526413B2 (en) Architecture for a hierarchical folder structure in hand-held computers
US8370910B2 (en) File server for translating user identifier
JP5151251B2 (ja) データファイル編集システム、データファイル処理プログラム、データファイル利用プログラム、データファイル利用システム、処理サーバ、利用クライアント
US20100132044A1 (en) Computer Method and Apparatus Providing Brokered Privacy of User Data During Searches
KR19990037321A (ko) 파일포맷 변환방법과 이것을 사용한 파일시스템, 정보처리시스템 및 전자상거래시스템
JPH08263417A (ja) コンピュータネットワークの独立リソースにアクセスする方法及びネットワークサブシステム
JP2005526334A (ja) アプリケーションジェネレータ
US20110225505A1 (en) User Specific Focus Parameters
JP2002259307A (ja) 情報処理装置、情報送信方法、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、およびそのためのプログラム
JPH11136280A (ja) 電子メールシステムおよび方法
JP4066705B2 (ja) 画像処理システム、プログラムおよび記録媒体
JP2003241986A (ja) パーソナルコンピューティング装置用ネットワークオブジェクト配達システム
JP5077897B2 (ja) メールの送受信が可能なシステム、情報処理装置、制御方法、プログラム
JP2001512862A (ja) 通信装置
JP4072375B2 (ja) 文書管理サーバ、文書管理サーバの制御方法及びプログラム
JPH08180004A (ja) 電子メールシステム
JP2003058423A (ja) アクセス制御方法、アクセス制御システムおよびアクセス制御プログラム
JP2019128816A (ja) デバイスデータ管理システム、制御方法、およびプログラム
JP7247307B2 (ja) デバイスデータ管理システム、制御方法、およびプログラム
JP2002288356A (ja) Webによるサポートサービスシステム、サポートサービス方法、該方法を実行するプログラム及び記録媒体
JP5142067B2 (ja) 文書処理システム、文書処理装置、メールサーバー及びプログラム
JP4270311B2 (ja) 画像処理システム、プログラムおよび記録媒体
JP4789418B2 (ja) コンピュータ・システム
JP5034055B2 (ja) ウェブメールシステム、ウェブメールサーバ、制御方法、プログラム。
JP5510509B2 (ja) 情報処理システム、およびその制御方法とプログラム、情報処理装置、およびその制御方法とプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040611

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041019