JP4789418B2 - コンピュータ・システム - Google Patents

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本発明は、ISP(Internet Service Provider)センタに各ユーザ用の設定がなされたコンピュータ装置を構成し、当該コンピュータ装置に対するリモート・アクセスを行う場合に用いる技術に関する。
従来、ユーザは、インターネットを利用するために、パーソナル・コンピュータを購入し、必要なソフトウエアをインストールし、必要な機器を接続し、ISPと契約を行う必要があった。なお、ブロードバンド環境を整えるためには、さらにISPとは別の通信事業者と契約を行う必要がある場合もある。また、インターネットからのコンピュータ・ウィルス(ワームなどを含む)や不正アクセスに対処するため、アンチウィルス機能やファイアウォール機能を有するソフトウエアをインストールしたり、このような機能を有するルータなどの通信機器を導入する必要がある。さらに、オペレーティング・システムやアプリケーション・プログラムの欠陥も多く報告されており、適宜更新しなければならない。
このようにインターネットを利用するためには、相当のコスト及び手間をかけなければならず、初心者には非常に負担が大きい。一方、近年の携帯電話機の著しい普及には、インターネットへのアクセスが非常に簡単であるという点も大きな要因となっている。
一方、企業におけるシステムでもTCO(Total Cost of Ownership)の削減という観点から、シン(Thin)クライアントという概念が従来から存在している。すなわち、十分な処理能力及び記憶容量を備えたサーバを用意し、必要最低限の処理能力及び記憶装置を備えたクライアント端末と組み合わせて使用するというものである。また、例えばSun Microsystems社のSun Ray Hot Deskテクノロジにおいては、Sun Ray 1 Enterprise Applianceというキーボード、マウス、表示装置などとのインターフェースと、サーバであるSun Ray Enterprise Serverとのネットワークインターフェースのみを有するクライアント端末を用いるようになっている。すなわち本テクノロジでは、かつての大型ホストコンピュータに相当するサーバと、当該大型ホストコンピュータへの接続機能及び表示・入力機能のみを有するコンソールに相当するクライアント端末とを組み合わせた技術である。このような技術では、確かにクライアント端末を利用する者の負担は減るが、必ずしもこれらの技術は広く普及したものではない。また、複雑化している個々のユーザの要求に合致する機能を、サーバのみでは提供できない。
また、ユーザに合わせてファイルのアクセス権限を設定又は決定する技術も多数存在する。例えば、特開2003−280990号公報には、以下のような技術が開示されている。電子データ管理サーバはユーザ属性情報(組織のポスト情報、職務権限の範囲等)とアクセス種類(例えば、参照/改版/更新/削除)とを文書毎に関連付けたアクセスコントロールリスト(ACL)を保有し、クライアントからのアクセス要求に対してACLにより文書に対するアクセスの制御をして、アクセス権の管理を行う。このように、ACLをユーザ属性情報により参照するようにしたので、ユーザ属性を直接アクセス権に結びつけることが可能になり、従来組織変更の際に必要になったグループ構成の見直しの負担を軽減する。但し、この技術の前提とする環境は一般的なLAN(Local Area Network)環境であり、クライアントは通常のパーソナル・コンピュータなどである。また、前提として社員などの特定のグループにおいて用いられ、初心者対策、TCO削減、ユーザの使い勝手を考慮という観点は全くない。
さらに、特開2002−245259号公報には、以下のような技術が開示されている。すなわち、本技術においてデータは、バーチャルスペース上の鍵付プライベートルームに一括して保存しておき、必要なときにアクセスし取り出して自由に使用、閲覧、視聴することが出来るようになっている。また、サーバ内にありユーザ個人のスペースの中にあるデジタル宅配ボックスに自動的に送られてくるコンテンツは、ある部分は無料で視聴、使用出来るようにしてある部分には鍵を掛けてネットにより有料解錠にすることが可能である。なお、デジタル宅配ボックスには、あらかじめ指定されたユーザ個人の趣味,嗜好を反映させた指示により毎日、毎週、毎月自動的に送られてくる定期刊行物、ニュース、電子出版物、音楽、映像、アニメ、ゲーム等のデジタルコンテンツを取捨選択してスペース内の所定のフォルダに分類保存される。但し、サーバにデータを蓄積しておくようなサービスが本技術の主体であって、クライアント端末については特に配慮がなされておらず、必ずしもユーザのトータルの利便性が向上しているわけではない。
"Sun Ray 1 Enterprise Appliance Just the Facts", Sun Microsystems, September 1999 特開2003−280990号公報 特開2002−245259号公報
このように上で述べた従来技術では、必ずしもトータルでユーザビリティを向上させることができなかった。
従って、本発明の目的は、トータルでユーザビリティを向上させるためのISP向けの技術を提供することである。
本発明は、ユーザ個別の構成を実現したコンピュータ装置とセンタ・サーバとがローカルに接続され、コンピュータ装置及びセンタ・サーバはインターネットとファイアウォール機能及びウィルス除去機能を有するネットワーク機器を介して接続されているコンピュータ・システムである。また、コンピュータ装置の外部入出力インターフェースに係るデータをクライアント端末と通信する中継装置と、中継装置とセキュアなネットワークを介して接続し、中継装置から受信したデータを出力装置に適合した形式で当該出力装置に対して出力し、入力装置からの入力データを中継装置に送信するクライアント端末とをさらに有する。そして、センタ・サーバは、クライアント端末のユーザ毎にプリフェレンス・データを保持するプリフェレンス・データ格納部と、クライアント端末のユーザ毎にユーザ属性を保持するユーザ属性データ格納部と、属性データが対応付けられているコンテンツ・データを格納する共有ディスクと、プリフェレンス・データ格納部に格納されているプリフェレンス・データとユーザ属性データ格納部に格納されているユーザ属性と各コンテンツ・データの属性データに基づき、共有ディスクに格納されたコンテンツ・データへの各ユーザのアクセス権限を設定するアクセス権限設定手段と、共有ディスクに格納されたコンテンツ・データに対するアクセスを管理するアクセス管理手段とを有する。なお、特定のクライアント端末の特定のユーザにより特定のコンテンツ・データの利用が指示された場合、特定のクライアント端末の特定のユーザのための構成を実現し且つ中継装置を介して接続されている特定のコンピュータ装置が指示に応じて前記特定のコンテンツ・データにアクセスし、特定のコンピュータ装置によるアクセスに応じてアクセス管理手段は、特定のコンテンツ・データに対応して設定されているアクセス権限を確認して共有ディスクに格納された特定のコンテンツ・データへのコンピュータ装置によるアクセスの可否を判断する。
このようにユーザ個別の構成を実現したコンピュータ装置はセンタ・サーバと共にローカルに接続されており、インターネットには接続されているが、ネットワーク機器により不正なアクセスやウィルスなどから守られている。また、中継装置を介してクライアント端末に接続するがセキュアなネットワークを経由しているため、コンピュータ装置については安全な場所に配置されていることになり、ユーザはセキュリティについてはほとんど気にせずに済む。また、コンピュータ装置については、ユーザ個別の構成を実現しており、ユーザはあたかも自らパーソナル・コンピュータを保持しているようにコンピュータ装置をクライアント端末を介して使用できる。クライアント端末は、コンピュータ装置の入出力インターフェースを実現するための最小限度の構成でよく、安価で且つハードウエアとしての取り扱いも簡単になる。すなわち、初心者でも取り扱いが非常に簡単になり、ユーザビリティが向上する。さらに、セキュアな状態におかれたセンタ・サーバには共有ディスクにコンテンツ・データ(動画像、静止画像、実行可能なプログラムを含む)を蓄積しており、クライアント端末からの指示に応じてコンピュータ装置により使用することができるが、全てのユーザに同じように利用させることはできず、また例え全てのユーザに同じように利用させることができたとしても必ずしもそれは利便性向上ということにつながらない。本発明では、ユーザ属性及びプレフェレンスをベースにアクセス権限を設定することにより、ユーザにより好ましいコンテンツ・データのみ提供する。このように、本発明によればユーザは安全を確保しつつ有用なデータを効率的且つ簡単にアクセスできるようになる。さらに、ユーザはメンテナンスの簡単なクライアント端末のみを管理すればよく、ユーザの負担は減少している。さらに、どこにいても自らの構成を実現したコンピュータ装置を利用できるため、この点においても利便性が高まっている。すなわち、トータルのユーザビリティが向上するようなISPにおけるコンピュータ・システムが実現されている。
なお、上で述べたアクセス権限設定手段は、設定されたアクセス権限に基づき、各ユーザに対して、アクセス可能なコンテンツ・データの少なくとも一部のリストを含む配信可能データを生成し、各ユーザのための構成を実現するコンピュータ装置に蓄積可能な態様で送信するようにしてもよい。このようにリストを含む配信可能データを用意することにより、よりユーザの利便性が向上する。但し、例えばデスクトップ上にアクセス可能なコンテンツ・データへのショートカットなどを自動的に配置するような構成であってもよい。
さらに、上で述べたセンタ・サーバが、クライアント端末からのユーザの指示に応じてコンピュータ装置がアクセスを行った又はコンピュータ装置に送信されたコンテンツ・データの識別データを、配信ログ格納部に格納する手段を有し、上で述べたアクセス権限設定手段は、配信ログ格納部を参照して、配信可能データを生成するようにしてもよい。このようにすれば既に利用したことのあるコンテンツ・データを再度勧めるようなことがなくなり、ユーザにとっては利便性が高まる。
さらに、コンテンツ・データが、コンピュータ装置のオペレーティング・システム、ドライバ及びアプリケーション・プログラムのうち少なくともいずれかの更新データを含むようにしてもよい。すなわち、コンピュータ装置の更新についてもユーザの意思を反映させることができる。従って、ユーザによっては必要とされる更新パッチなどについても適用しないという判断を行うことができる。
なお、プレフェレンス・データを配信ログ格納部を参照して更新したり、空きコンピュータ装置を利用したグリッド・コンピューティングなど様々な利用が可能となる。
なお、本発明に係るセンタ・サーバにおいて実行されるプログラムを作成することができ、このプログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークなどを介してデジタル信号として配信される場合もある。尚、中間的な処理結果はメモリ等の記憶装置に一時保管される。
本発明によれば、ISP向けシステムにおいてトータルでユーザビリティを向上させることができる。
図1に本発明の一実施の形態に係るコンピュータ・システムの一例を示す。ISPが管理・運営するISPセンタ1には、インターネット100に接続し、ファイアウォール機能11及びアンチウィルス機能12を有するネットワーク接続機器10と、インターネット100に接続し、本ISPのユーザのためのメール・サーバ30と、ネットワーク接続機器10に接続する複数のコンピュータ装置40と、ネットワーク接続機器10に接続する管理サーバ60と、コンピュータ装置40に接続され、さらに公衆回線網200などに接続される中継装置50とが含まれる。ネットワーク接続機器10は、例えばルータであって、ファイアウォール機能11及びアンチウィルス機能12を有し、インターネット100からの不正アクセスや、インターネット100から入ろうとするコンピュータ・ウィルスの除去を行うことにより、コンピュータ装置40及び管理サーバ60における対策を簡略化することができる。また、メール・サーバ30は、メールボックス31を管理しており、本ISPのユーザ宛のメールを管理するものであるが、これは従来と同じである。インターネット100には、無数のウェブ(Web)サーバ101が存在しており、各種のデータが配信されている。ISPセンタ1のコンピュータ装置40や管理サーバ60は、ネットワーク接続機器10を介してインターネット100に接続された他のコンピュータにアクセスし、またデータをダウンロードすることができる。
ISPセンタ1におけるコンピュータ装置40は、例えば通常のパーソナル・コンピュータと同様の機能を有するコンピュータである。すなわち、CPU(Central Processing Unit)、メインメモリ、ハードディスク・ドライブ(HDD)、表示装置に表示を行うための表示制御部、ネットワーク接続機器10に接続するための通信制御部などを有する。なお、ユーザは直接フレキシブル・ディスクやCD又はDVDを使用できないので、これらのドライブ装置を備える必要はないが、ISPにおけるメンテナンスで使用する場合には備えておく必要がある。また、コンピュータ装置40は、ビデオ出力コネクタ、マイク/スピーカ・コネクタ、マウス・コネクタ、キーボード・コネクタ、及びUSB(Universal Serial Bus)コネクタを有しており、これらに接続するケーブルを介して中継装置50に接続されている。なお、ユーザは、自己が遠隔使用しようとするコンピュータ装置40について、CPUの種類、メインメモリの容量、ハードディスク・ドライブの容量、表示制御部の能力などのハードウエア構成、インストールされるべきOS、アプリケーション・プログラムなどのソフトウエア構成を指定することができ、自己の使用目的に適合するコンピュータ装置40をISPセンタ1内に保有することができる。但し、このコンピュータ装置40については、レンタル契約であってもよいし、リース契約であってもよいし、ISPのサービスの方式により所有形態は異なる。
中継装置50は、公衆回線網200などのセキュアなネットワーク200に接続する機能を有している。但し、中継装置50と公衆回線網200との間に他のネットワーク接続機器が設置される場合もあるが、その場合にも当該ネットワーク機器と中継装置50とが一体となっているものとする。公衆回線網200は、公衆回線網200ではない他のネットワークでもあってもよいが、基本的にはセキュアなネットワークである。
ユーザ宅300には、公衆回線網200にクライアント端末301が接続されている。このクライアント端末301については後に詳しく述べるが、コンピュータ装置40との入出力インターフェースのみを有する装置であり、ディスプレイ302と、マウス303と、キーボード304と、プリンタ305と、各種ドライブ306とが接続されている。但し、プリンタ305及び各種ドライブ306は、USBを介して接続しており、接続するか否かはユーザの選択による。また、他のUSB機器についても接続可能である。また、クライアント端末301は、ユーザ宅300に設置するものだけに限定されず、キーボード304及びマウス303のような入力装置とディスプレイ302のような出力装置とを内蔵する携帯型クライアント端末であってもよい。
管理サーバ60の機能構成については後に説明するが、管理サーバ60は、コンテンツ・データ71とアクセス権限データ72とコンテンツ属性データ73とが対になって蓄積されている共有ディスク70と、ユーザについてのプリフェレンス・データ格納部80と、ユーザ属性データを格納するユーザ属性データ格納部90と、どのユーザにどのようなコンテンツ・データを配信したか又はどのユーザ(コンピュータ装置40)がどのようなコンテンツにアクセスしたかについてのログデータを格納する配信ログデータ格納部95とを管理している。
図2に管理サーバ60等の機能ブロック図を示す。管理サーバ60は、コンピュータ装置40等からのアクセスに応じてユーザ属性登録及びプレフェレンス・データ登録を行うためのデータ登録部601と、プリフェレンス・データ格納部80とユーザ属性データ格納部90と共有ディスク70とを参照して各ユーザの各コンテンツ・データに対するアクセス権限を設定するアクセス権限設定部603と、コンピュータ装置40からの共有ディスク70へのアクセスに応じてアクセスの可否を判断するアクセス管理部605と、例えばインターネット100に接続された他のコンピュータからコンテンツ・データを取得して共有ディスク70に格納するコンテンツ・データ取得部602とを含む。コンテンツ・データ取得部602が取得して共有ディスク70に格納したコンテンツ・データ71に対して、例えばISPの担当者はコンテンツ属性データ73を登録する。そうすると、アクセス権限設定部603が、アクセス権限データ72を生成して共有ディスク70に格納する。また、アクセス権限設定部603は、例えば新規のコンテンツ・データ71が共有ディスク70に登録された場合又は新規ユーザがプリフェレンス・データやユーザ属性データを登録した場合に、該当ユーザにアクセス許可がなされたコンテンツ・データのリストなどを通知するためのメールなどを送信する通知処理部604が含まれる。通知処理部604は、配信ログデータ格納部95を参照して処理を実施する場合もある。また、アクセス管理部605は、配信ログデータ格納部95に、コンピュータ装置40からのアクセス又はコンテンツ・データの配信を行ったというログデータを格納する。
なお、管理サーバ60は、図3に示すように、メモリ2501とCPU2503とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施の形態における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本発明の実施の形態では、上記機能を実現するためのアプリケーション・プログラムはリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータは、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、以下で述べるような各種機能を実現する。なお、コンピュータ装置40についても、図3に示したコンピュータのうち一部の装置を保持しない場合もあるが、基本的の同様の構成を有している。
図4に、中継装置50の機能ブロック図の一例を示す。中継装置50は、ハードウェアとして、コンピュータ装置40の音声(マイク/スピーカ)インターフェースと接続される音声インターフェース508と、コンピュータ装置40のマウス・インターフェースと接続されるマウス・インターフェース509と、コンピュータ装置40のキーボード・インターフェースと接続されるキーボード・インターフェース510と、コンピュータ装置40のディスプレイ(ビデオ)・インターフェースと接続されるディスプレイ・インターフェース511と、公衆回線網200又は公衆回線網200に接続される機器とのインターフェースであるネットワーク・インターフェース512と、コンピュータ装置40のUSBインターフェースと接続されるUSBインターフェース513とを有する。ハードウエアに対応するドライバとして、音声インターフェース508に対応する音声ドライバ502と、マウス・インターフェース509に対応するマウス・ドライバ503と、キーボード・インターフェース510に対応するキーボード・ドライバ504と、ディスプレイ・インターフェース511に対応するディスプレイ・ドライバ505と、ネットワーク・インターフェース512に対応するネットワーク・ドライバ506と、USBインターフェース513に対応するUSBドライバ507とが含まれる。OS(Operating System)部分には、入出力制御部501が含まれる。
コンピュータ装置40が出力した音声データは音声インターフェース508を介して音声ドライバ502に出力され、音声ドライバ502は所定の処理後のデータを入出力制御部501に出力する。入出力制御部501は、音声ドライバ502から受け取った音声データを、音声データであることを示す識別情報を付加すると共に所定のプロトコルに従ってパケットを構成して、ネットワーク・ドライバ506及びネットワーク・インターフェース512を介してクライアント端末301宛に送信する。入出力制御部501は、クライアント端末301からネットワーク・インターフェース512及びネットワーク・ドライバ506を介して音声データを受信すると、音声データであることを示す識別情報に基づき音声ドライバ502に音声データを出力する。音声ドライバ502は、所定の処理後のデータを音声インターフェース508に出力し、音声インターフェース508はさらにコンピュータ装置40に出力する。
入出力制御部501は、クライアント端末301からネットワーク・インターフェース512及びネットワーク・ドライバ506を介してマウスのデータを受信すると、マウスのデータであることを示す識別情報に基づきマウス・ドライバ503にマウスのデータを出力する。マウス・ドライバ503は、所定の処理後のデータをマウス・インターフェース509に出力し、マウス・インターフェース509はさらにコンピュータ装置40に出力する。
入出力制御部501は、クライアント端末301からネットワーク・インターフェース512及びネットワーク・ドライバ506を介してキーボードのデータを受信すると、キーボードのデータであることを示す識別情報に基づきキーボード・ドライバ504にキーボードのデータを出力する。キーボード・ドライバ504は、所定の処理後のデータをキーボード・インターフェース510に出力し、キーボード・インターフェース510はさらにコンピュータ装置40に出力する。
コンピュータ装置40が出力したビデオ・データはディスプレイ・インターフェース511を介してディスプレイ・ドライバ505に出力され、ディスプレイ・ドライバ505は所定の処理後のデータを入出力制御部501に出力する。入出力制御部501は、ディスプレイ・ドライバ505から受け取ったビデオ・データを、ビデオ・データであることを示す識別情報を付加すると共に所定のプロトコルに従ってパケットを構成して、ネットワーク・ドライバ506及びネットワーク・インターフェース512を介してクライアント端末301宛に送信する。
コンピュータ装置40が出力したUSBデータはUSBインターフェース513を介してUSBドライバ507に出力され、USBドライバ507は所定の処理後のデータを入出力制御部501に出力する。入出力制御部501は、USBドライバ507から受け取ったUSBデータを、USBデータであることを示す識別情報を付加すると共に所定のプロトコルに従ってパケットを構成して、ネットワーク・ドライバ506及びネットワーク・インターフェース512を介してクライアント端末301宛に送信する。入出力制御部501は、クライアント端末301からネットワーク・インターフェース512及びネットワーク・ドライバ506を介してUSBデータを受信すると、USBデータであることを示す識別情報に基づきUSBドライバ507にUSBデータを出力する。USBドライバ507は、所定の処理後のデータをUSBインターフェース513に出力し、USBインターフェース513はさらにコンピュータ装置40に出力する。
次に、クライアント端末301の機能ブロック図の一例を示す。クライアント端末301は、ハードウェアとして、図示しないマイク/スピーカと接続される(又は内蔵するマイク/スピーカである)音声インターフェース3018と、マウス303と接続されるマウス・インターフェース3019と、キーボード304のキーボード・インターフェースと接続されるキーボード・インターフェース3020と、ディスプレイ302と接続されるディスプレイ・インターフェース3021と、公衆回線網200とのインターフェースであるネットワーク・インターフェース3022と、プリンタ305や各種ドライブ306と接続されるUSBインターフェース3023とを有する。ハードウエアに対応するドライバとして、音声インターフェース3018に対応する音声ドライバ3012と、マウス・インターフェース3019に対応するマウス・ドライバ3013と、キーボード・インターフェース3020に対応するキーボード・ドライバ3014と、ディスプレイ・インターフェース3021に対応するディスプレイ・ドライバ3015と、ネットワーク・インターフェース3022に対応するネットワーク・ドライバ3016と、USBインターフェース3023に対応するUSBドライバ3017とが含まれる。OS(Operating System)部分には、入出力制御部3011が含まれる。
クライアント端末301に接続されたマイク(図示せず)が出力した音声データは音声インターフェース3018を介して音声ドライバ3012に出力され、音声ドライバ3012は所定の処理後のデータを入出力制御部3011に出力する。入出力制御部3011は、音声ドライバ3012から受け取った音声データを、音声データであることを示す識別情報を付加すると共に所定のプロトコルに従ってパケットを構成して、ネットワーク・ドライバ3016及びネットワーク・インターフェース3022を介して中継装置50宛に送信する。入出力制御部3011は、コンピュータ装置40(中継装置50)からネットワーク・インターフェース3022及びネットワーク・ドライバ3016を介して音声データを受信すると、音声データであることを示す識別情報に基づき音声ドライバ3012に音声データを出力する。音声ドライバ3012は、所定の処理後のデータを音声インターフェース3018に出力し、音声インターフェース3018はさらにスピーカ(図示せず)に出力する。
マウス303が出力したマウスのデータはマウス・インターフェース3019を介してマウス・ドライバ3013に出力され、マウス・ドライバ3013は所定の処理後のデータを入出力制御部3011に出力する。入出力制御部3011は、マウス・ドライバ3013から受け取ったマウスのデータを、マウスのデータであることを示す識別情報を付加すると共に所定のプロトコルに従ってパケットを構成して、ネットワーク・ドライバ3016及びネットワーク・インターフェース3022を介して中継装置50(コンピュータ装置40)宛に送信する。
キーボード304が出力したキーボードのデータはキーボード・インターフェース3020を介してキーボード・ドライバ3014に出力され、キーボード・ドライバ3014は所定の処理後のデータを入出力制御部3011に出力する。入出力制御部3011は、キーボード・ドライバ3014から受け取ったキーボードのデータを、キーボードのデータであることを示す識別情報を付加すると共に所定のプロトコルに従ってパケットを構成して、ネットワーク・ドライバ3016及びネットワーク・インターフェース3022を介して中継装置50(コンピュータ装置40)宛に送信する。
入出力制御部3011は、コンピュータ装置40(中継装置50)からネットワーク・インターフェース3022及びネットワーク・ドライバ3016を介してビデオ・データを受信すると、ビデオ・データであることを示す識別情報に基づきディスプレイ・ドライバ3015にビデオ・データを出力する。ディスプレイ・ドライバ3015は、所定の処理後のデータをディスプレイ・インターフェース3021に出力し、ディスプレイ・インターフェース3021はさらにディスプレイ302に出力する。
クライアント端末301に接続されたUSB機器(各種ドライブ306及びプリンタ305)が出力したUSBデータはUSBインターフェース3023を介してUSBドライバ3017に出力され、USBドライバ3017は所定の処理後のデータを入出力制御部3011に出力する。入出力制御部3011は、USBドライバ3017から受け取ったUSBデータを、USBデータであることを示す識別情報を付加すると共に所定のプロトコルに従ってパケットを構成して、ネットワーク・ドライバ3016及びネットワーク・インターフェース3022を介して中継装置50(コンピュータ装置40)宛に送信する。入出力制御部3011は、コンピュータ装置40(中継装置50)からネットワーク・インターフェース3022及びネットワーク・ドライバ3016を介してUSBデータを受信すると、USBデータであることを示す識別情報に基づきUSBドライバ3017にUSBデータを出力する。USBドライバ3017は、所定の処理後のデータをUSBインターフェース3023に出力し、USBインターフェース3023はさらにUSB機器に出力する。
次に図6乃至図10を用いて図1に示したコンピュータ・システムを用いたサービスに関連する処理フローを説明する。まず、本サービスの利用を欲するユーザは、ISPに対してサービス利用申し込みを行い、ISPは当該サービス利用申し込みを受け付ける(ステップS1)。ISPは、ユーザに対してクライアント端末301等を提供すると共に、本サービスを利用するユーザの指定した構成のコンピュータ装置40をISPセンタ1に設置し、図1に示したようなコンピュータ・システムを構成する(ステップS3)。上でも述べたが、コンピュータ装置40の所有はISPであってもよいし、ユーザであってもよいし、他の者であってもよい。また、クライアント端末301についても同様である。ここまでは人為的な準備段階であるため、点線ブロックで示している。
準備が整うと、ユーザはクライアント端末301を操作してISPセンタ1にログインする(ステップS5)。ログインについては、公衆回線網200とISPセンタ1との接続点において従来の技術を使用してID及びパスワードを確認する。又はコンピュータ装置40のOSの機能等を用いてID及びパスワードを確認する。ログインすると、ユーザはクライアント端末301を操作することにより、ISPセンタ1に設置された自分用のコンピュータを遠隔操作させることができる。但し、管理サーバ60によるサービスを受けるためには、ユーザ属性及びプリフェレンス設定・登録処理を実施する必要がある。ユーザは、クライアント端末301を操作してコンピュータ装置40に管理サーバ60のデータ登録部601にアクセスさせ、ユーザ属性及びプリフェレンス設定・登録処理を実施させる(ステップS7)。なお、この処理については、例えばコンピュータ装置40にインストールされているWebブラウザと管理サーバ60に含まれるWebサーバとのやり取りにて行われる。
ここでユーザ属性及びプリフェレンス設定・登録処理において登録されるデータの一例を図7及び図8を用いて説明する。図7に示すように、ユーザ属性は、個人データと、ハードウエア構成と、ソフトウエア構成とを含む。個人データは、ユーザID、パスワード、名前、住所、電話番号、年齢、性別、その他の個人属性を含む。なお、ステップS7において登録されるデータは、サービス利用申し込みに含まれないデータであり、この段階においては何も登録されなくとも良い。但し追加/修正は可能である。ハードウエア構成は、CPU種別、メイン・メモリ容量、HDD容量、RAID構成の有無など、ユーザが使用するコンピュータ装置40のハードウエア構成のデータが含まれる。ユーザ属性と同様に、ステップS7において登録されるデータは、サービス利用申し込みに含まれないデータであり、この段階においては何も登録されなくとも良い。追加・修正は可能である。後に構成を変更した場合には、修正登録が必要である。ソフトウエア構成は、OS種別、インストールされているアプリケーション・プログラム(Appln)など、ユーザが使用するコンピュータ装置40のソフトウエア構成のデータを含む。ユーザ属性と同様に、ステップS7において登録されるデータは、サービス利用申し込みに含まれないデータであり、この段階においては何も登録されなくとも良い。後に構成を変更した場合には、修正登録が必要である。但し、自動的に変更が反映されるようにしても良い。
図8に示すように、プリフェレンス・データは、ユーザIDと、1乃至n個のプリフェレンス項目のデータとを含む。ユーザは、例えば予め規定されている項目のリストから、自己の趣味・趣向に合致した項目を選択すると、図8に示すように選択された項目のコードが登録される。後から追加・修正も可能である。
図6の説明に戻って、ユーザ属性及びプリフェレンス設定・登録が完了すると、又は例えば新規のコンテンツ・データが共有ディスク70に格納されると、アクセス権限設定処理がアクセス権限設定部603により実施される(ステップS9)。この処理については、図9を用いて説明する。なお、図9は、1つのコンテンツ・データに対する一人のユーザのアクセス権限を設定する際の処理を示しており、多数のコンテンツ・データに対する多数のユーザのアクセス権限を設定する場合には図9の処理を繰り返す必要がある。
アクセス権限設定部603は、共有ディスク70に格納されている特定のコンテンツ・データのコンテンツ属性データ73を読み出す(ステップS21)。また、アクセス権限を設定する対象となるユーザのユーザ属性データをユーザ属性データ格納部90から読み出す(ステップS23)。そして、本コンテンツ・データがユーザに不適当であるか判断する(ステップS25)。例えば、コンテンツ・データに年齢制限が付されている場合には、当該年齢制限に合致するか判断する。また、コンテンツ・データがプログラムの場合にはOSが適合していない場合や、アプリケーション・プログラムの組み合わせから不適切と判断される場合などを検出する。もし、不適当という判断がなされると、アクセス許可は与えられないので、元の処理に戻る。
一方、特定のコンテンツ・データがユーザ属性データによればユーザには不適当とは判断されなかった場合には、ユーザのプリフェレンス・データをプリフェレンス・データ格納部80から読み出す(ステップS27)。そして、本コンテンツ・データのコンテンツ属性データが当該ユーザのプリフェレンス・データに合致するか判断する(ステップS29)。これによりユーザの趣味趣向に合致するかが判断される。具体的には、ユーザが設定したプリフェレンス項目が、コンテンツ属性データに含まれる属性項目に少なくとも一部一致するか判断する。もし、一致しないと判断された場合には、元の処理に戻る。一方、本コンテンツ・データがユーザのプリフェレンスに合致すると判断された場合には、当該ユーザに対するアクセス許可のデータをアクセス権限データ72として当該コンテンツ・データに対応して共有ディスク70に登録する(ステップS31)。そして元の処理に戻る。
図6の処理に戻って、このようにして設定されたアクセス権限データ72を用いて、アクセス権限設定部603に含まれる通知処理部604は、ユーザ毎にアクセス許可されたコンテンツ・データのリストを生成し、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)メールとしてユーザ宛に送信する(ステップS11)。なお、この際既にユーザがアクセス済み又はコンテンツ・データが配信済みであるコンテンツ・データを勧めないようにするため、例えば配信ログデータ格納部95を参照してリスト生成を実施するようにしても良い。
次に、コンテンツ利用処理を実施する(ステップS13)。この処理については図10を用いて説明する。ここでは、ユーザが操作するクライアント端末301からの指示データに応じて、コンピュータ装置40が、メール・サーバ30からアクセス可能なコンテンツ・データへのリンクを含む例えばHTMLメールを受信して、表示装置に表示するための処理を実施するものとする(ステップS41)。そうすると、コンピュータ装置40からビデオ・データが中継装置50及びネットワーク200を介してクライアント端末301に送信される。クライアント端末301は、ビデオ・データを受信し、ディスプレイ302に表示する(ステップS43)。ユーザは、コンピュータ装置40の表示装置に表示されるべき画面をクライアント端末301のディスプレイ302により見て、取得すべきコンテンツ・データを選択する。
ユーザが、クライアント端末301を操作して特定のコンテンツ・データの選択入力を行うと、クライアント端末301は、特定のコンテンツ・データの選択入力を受け付け、指示データを公衆回線網200及び中継装置50を介して送信する(ステップS45)。コンピュータ装置40は、クライアント端末301から特定のコンテンツ・データの指示データを受信する(ステップS47)。そうすると、コンピュータ装置40は、あたかも直接選択指示されたように、指示データに係る特定のコンテンツ・データへのアクセスを行う(ステップS49)。管理サーバ60のアクセス管理部605は、コンピュータ装置40から特定のコンテンツ・データへのアクセスに応じて、特定のコンテンツ・データに対応して共有ディスク70に格納されたアクセス権限データ72を参照して、コンピュータ装置40のアクセス権限を確認する(ステップS51)。なお、コンピュータ装置40の特定又はユーザの特定には、IPアドレス(IPv6のIPアドレスの場合も含む)を用いても良いし、新たに認証を実施するようにしても良い。もし、アクセス権限データ72によりアクセスが許可されていないと判定された場合には、アクセス拒否をコンピュータ装置40に返す。コンピュータ装置40は、アクセス拒否を受信した場合には、アクセス拒否表示を含むビデオ・データを中継装置50及び公衆回線網200を介してクライアント端末301に送信する。クライアント端末301は、当該ビデオ・データをディスプレイ302に表示する。
アクセス管理部605は、コンピュータ装置40にアクセス権限があると判断した場合には、特定のコンテンツ・データを共有ディスク70から読み出し、コンピュータ装置40に送信する(ステップS53)。また、当該特定のコンテンツ・データをコンピュータ装置40(又はユーザ)に送信したことを表す配信ログを配信ログデータ格納部95に格納する(ステップS63)。
コンピュータ装置40は、管理サーバ60から特定のコンテンツ・データを受信し、例えば当該コンテンツ・データのためのアプリケーション・プログラムをコンピュータ装置40上で起動し、表示装置に表示するための処理を実施する(ステップS55)。そうすると、コンピュータ装置40からコンテンツを表示するためのビデオ・データが中継装置50及び公衆回線網200を介してクライアント端末301に送信される。クライアント端末301は、コンテンツを表示するためのビデオ・データを受信し、ディスプレイ302に表示する(ステップS57)。ユーザは、コンピュータ装置40の表示装置に表示されるべき画面をクライアント端末301のディスプレイ302により見ることができる。
そして、ユーザは、コンピュータ装置40のローカルのHDDにコンテンツ・データを保存する場合には、その保存指示をクライアント端末301に対して行う。クライアント端末301は、保存指示を受け付け、当該保存指示に係る指示データを、公衆回線網200及び中継装置50を介して送信する(ステップS59)。コンピュータ装置40は、クライアント端末301から受信した指示データに従って、コンテンツ・データをローカルのHDDに保存する(ステップS61)。元の処理に戻って、ユーザはログオフする(図6:ステップS15)。
このようにすれば、ユーザは、単純な構成のクライアント端末301のみを所持しているため、ほとんど障害が発生せず、また障害が発生しても問題の特定が簡単である。また、ユーザのコンピュータ装置40は物理的にISPセンタ1に設置されているため、コンピュータ装置40の障害時には、専門家による迅速且つ的確な処置を容易に受けることができる。また、コンピュータ装置40のローカルなHDDの内容については、容易に、図示しない管理サーバ60のバックアップディスクに保存することも可能であり、修復も容易になる。さらに、上で述べたように共有ディスク70に蓄積される豊富なコンテンツ・データを利用することができ、利便性が向上する。さらに、ユーザ属性やプリフェレンスに適合したものが容易に分かるようになっているため、より簡単にアクセスできるようになっている。また、ISPセンタ1内におけるデータのやりとりは構内の高速ネットワークを有効に利用できるため、ユーザは公衆回線網200の速度を高速にすることにより、快適な環境を得ることがきるようになる。なお、ISPセンタ1は、高いセキュリティ技術に守られているので、ユーザは安心してコンピュータ装置40及びクライアント端末301を利用することができる。
またこのようなコンピュータ・システムを利用すれば、クライアント端末301の場所は全く関係なく、クライアント端末301を携帯型にすれば、いつでもどこでも公衆回線網200を介して、自らの希望によって構成されたコンピュータ装置40及び管理サーバ60を利用することができるようになる。
ISPセンタ1においても、上で述べたような新規なサービスを提供することにより、ユーザ契約数を増加させ売上を増やすことができる。また、各ユーザと契約を結ぶことにより、例えば空きコンピュータ装置40を束ねてグリッド・コンピューティング提供サービスを実施することも可能になる。
なお上で述べた実施の形態は一例であって、様々な変形が可能である。例えば、コンピュータ装置40については、バックグラウンドで実行されるモニタ・プログラムをインストールしておき、管理サーバ60などにおいて稼動状況を監視・通知したり、ユーザ認証をコンピュータ装置40において実行したりするようにしてもよい。
また、上ではアクセス可能なコンテンツ・データについては、HTMLメールなどにより通知する例を示したが、例えばコンピュータ装置40にインストールされた専用のプログラムにより通知を行うようにしてもよい。さらに、デスクトップ上(又は専用のフォルダ内)に新たにアクセス可能となったコンテンツへのショートカットのアイコンを表示させるように管理サーバ60又は専用のプログラムが処理を行うようにしても良い。
管理サーバ60が行うことができるサービスについては、上で述べたサービスに限定されるものではなく、ISPが通常提供している様々なサービスを提供できる。
さらに、上ではコンテンツ・データの決済については何ら触れなかったが、アクセス時に自動課金するようにしてもよいし、何らかの課金処理を含めても良いし、本サービス提供の料金に上乗せされているような形にしてもよい。
なお、図1では、コンピュータ装置40の構成を通常のパーソナル・コンピュータとあまり変えないようにした場合の構成を示しているが、例えばビデオ・データ、マウス・データ、キーボード・データ、USBデータなどを、例えば10/100BASE−Tのような標準的な方式によって通信できるようにデータの形式を変換する機能を内蔵するコンピュータ装置又はそのような機能を有するように機能を拡張するために機能拡張カードが装着されたコンピュータ装置を用いるようにしても良い。このようなコンピュータ装置であれば、標準的な接続方式にて公衆回線網200に接続できる。
本発明の一実施の形態に係るコンピュータ・システムの機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る管理サーバの機能ブロック図である。 コンピュータの機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る中継装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態に係るクライアント端末の機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態に係るメインの処理フローを示す図である。 ユーザ属性データの一例を示す図である。 プリフェレンス・データの一例を示す図である。 アクセス権限設定処理の処理フローの一例を示す図である。 コンテンツ利用処理の処理フローの一例を示す図である。
符号の説明
1 ISPセンタ
10 ネットワーク接続機器
11 ファイアウォール機能
12 アンチウィルス機能
30 メール・サーバ
31 メール・ボックス
40 コンピュータ装置
50 中継装置
60 管理サーバ
70 共有ディスク
71 コンテンツ・データ
72 アクセス権限データ
73 コンテンツ属性データ
80 プリフェレンス・データ格納部
90 ユーザ属性データ格納部
95 配信ログデータ格納部
100 インターネット
101 Webサーバ
200 公衆回線網
300 ユーザ宅
301 クライアント端末
302 ディスプレイ
303 マウス
304 キーボード
305 プリンタ
306 各種ドライブ

Claims (4)

  1. ユーザ個別のハードウェア構成及びソフトウェア構成を実現したコンピュータ装置とセンタ・サーバとがローカルに接続され、前記コンピュータ装置及び前記センタ・サーバはインターネットとファイアウォール機能及びウィルス除去機能を有するネットワーク機器を介して接続されているコンピュータ・システムにおいて、
    前記コンピュータ装置とローカルに接続される中継装置と、
    前記ユーザにより操作され、前記中継装置とセキュアなネットワークを介して接続されるクライアント端末と、
    をさらに有し、
    前記中継装置は、
    前記コンピュータ装置の入出力インターフェースと接続され、
    前記コンピュータ装置の入出力インターフェースから出力されたデータから、当該入出力インターフェースに対応する、前記クライアント端末の出力装置から当該データを出力するためのデータを生成して、前記クライアント端末に出力する機能と、
    前記クライアント端末から送信されてきたデータから、当該クライアント端末において当該データの出力元である入力装置に対応する入出力インターフェースに入力するためのデータを生成して、当該入出力インターフェースに出力する機能とを有し、
    前記クライアント端末は、
    入力装置及び出力装置と、
    前記入力装置からの入力データから、当該入力装置に対応する、前記コンピュータ装置の入出力インターフェースのためのデータを生成し、前記中継装置に送信する機能と、
    前記中継装置から受信したデータを、前記出力装置に適合した形式で当該出力装置に対して出力する機能とを有し、
    前記センタ・サーバは、
    前記クライアント端末のユーザ毎に当該ユーザの趣味及び趣向に合致したプリフェレンス項目を含むプリフェレンス・データを保持するプリフェレンス・データ格納部と、
    前記クライアント端末のユーザ毎に当該ユーザが使用する前記コンピュータ装置のフトウェア構成の項目を含むユーザ属性を保持するユーザ属性データ格納部と、
    前記コンピュータ装置のフトウェア構成について適合する第の項目と、適合する前記プリフェレンス項目とを含む属性データが対応付けられているコンテンツ・データを格納する共有ディスクと、
    前記ユーザの各々について、前記ユーザ属性データ格納部に格納されている、当該ユーザのユーザ属性が前記第1項目を含んでおり、且つ前記プリフェレンス・データ格納部に格納されている、当該ユーザのプリフェレンス・データに含まれるプリフェレンス項目と前記属性データにおけるプリフェレンス項目とが少なくとも部分一致しているコンテンツ・データについて、当該ユーザのアクセス権限を設定するアクセス権限設定手段と、
    前記共有ディスクに格納されたコンテンツ・データに対するアクセスを管理するアクセス管理手段と
    を有し、
    特定のクライアント端末の特定のユーザにより特定のコンテンツ・データの利用が指示された場合、前記特定のクライアント端末の前記特定のユーザのための特定のコンピュータ装置が前記指示に応じて前記特定のコンテンツ・データにアクセスし、
    前記特定のコンピュータ装置による前記アクセスに応じて前記アクセス管理手段は、前記特定のコンテンツ・データに対応して設定されているアクセス権限を確認して前記共有ディスクに格納された前記特定のコンテンツ・データへの前記コンピュータ装置によるアクセスの可否を判断する
    ことを特徴とするコンピュータ・システム。
  2. 前記アクセス権限設定手段は、
    設定された前記アクセス権限に基づき、各前記ユーザに対して、アクセス可能なコンテンツ・データの少なくとも一部のリストを生成し、各前記ユーザのための前記コンピュータ装置に蓄積可能な態様で送信する
    ことを特徴とする請求項1記載のコンピュータ・システム。
  3. 前記センタ・サーバが、
    前記クライアント端末からのユーザの指示に応じて前記コンピュータ装置がアクセスを行った又は前記コンピュータ装置に送信されたコンテンツ・データの識別データを、配信ログ格納部に格納する手段、
    を有し、
    前記アクセス権限設定手段は、
    前記配信ログ格納部を参照して、前記ユーザが既に利用したことのある前記コンテンツ・データを除いた前記リストを生成する
    ことを特徴とする請求項2記載のコンピュータ・システム。
  4. 前記コンテンツ・データが、前記コンピュータ装置のオペレーティング・システム、ドライバ及びアプリケーション・プログラムのうち少なくともいずれかの更新データを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つ記載のコンピュータ・システム。
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