JPH1113514A - 内燃機関のスロットル弁制御装置 - Google Patents

内燃機関のスロットル弁制御装置

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JPH1113514A
JPH1113514A JP16772097A JP16772097A JPH1113514A JP H1113514 A JPH1113514 A JP H1113514A JP 16772097 A JP16772097 A JP 16772097A JP 16772097 A JP16772097 A JP 16772097A JP H1113514 A JPH1113514 A JP H1113514A
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JP
Japan
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isc
throttle
learning
fully closed
learning value
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Application number
JP16772097A
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English (en)
Inventor
Suehiro Kubo
末広 久保
Tetsuji Nagata
永田  哲治
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】内燃機関の再始動時のISC要求開度TAIS
Cの真の要求値に対するずれを補正でき、今回の始動時
において学習された全閉基準位置OTPの信頼性が低い
場合には、ISC制御におけるスロットル開度の誤学習
及び再始動時のスロットル開度の誤補正を抑制すること
ができる内燃機関のスロットル弁制御装置を提供する。 【解決手段】 内燃機関の始動時においてスロットル弁
の全閉基準位置OTPを学習する手段と、該内燃機関の
アイドル時において実際の機関回転数が予め定めた目標
回転数となるようにスロットル開度のISC学習値DG
を学習し、学習された該ISC学習値DGに基づいて、
ISC要求開度TAISCを算出する手段と、該全閉基
準位置OTPに該ISC要求開度TAISCを加算した
スロットル開度となるようにスロットル弁を制御する手
段と、を備え、更に、該ISC学習値DGの更新時にお
ける全閉基準位置OTPBと今回の始動時において学習
された全閉基準位置OTPとの差DLOTPに基づい
て、該ISC要求開度TAISCを補正する手段を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のスロッ
トル弁制御装置に関し、特に、スロットル弁の全閉基準
位置に基づいて各種制御を実施する内燃機関のスロット
ル弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関のアイドル時における実
際の機関回転数が、予め定めた目標回転数となるように
スロットル弁を制御するアイドル回転数制御(ISC)
が知られている。例えば、アイドル時におけるスロット
ル開度TAを、ISC学習値DGに基づき算出されたI
SC要求開度TAISCと、スロットル開度の全閉基準
位置(全閉位置学習値)OTPとの和で求めることが行
われている(例えば、特開平7−63083号公報、図
22参照)。ここで、 ISC学習値DGは、アイドル
時の実際の機関回転数が所定の目標回転数となるように
算出されたスロットル開度であり、ISC要求開度TA
ISCは、EFI制御用のソフトを用いて算出される。
また、スロットル弁の全閉基準位置(全閉位置学習値)
OTPは、スロットル制御用のソフトを用いて算出さ
れ、スロットル弁の機械的な全閉位置をアイドル時やイ
グニッションスイッチON時に学習して求められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、全閉位
置学習値OTPは、その学習時点における機関温度の影
響を受けて変動する場合があるため、内燃機関の再始動
時に算出される全閉位置学習値OTPと、ISC学習値
DGを更新したときの全閉位置学習値OTPとの間にず
れが生じる場合がある。従って、再始動時において、全
閉位置学習値OTPが反映され算出されるISC学習値
DGにずれが生じ、アイドル時のスロットル要求開度T
AISCが、真に要求されるスロットル開度に対して不
足或いは過剰となる場合が生じて、始動時やファースト
アイドル時における内燃機関の回転数低下や回転数上昇
が発生するという問題があった。例えば、前回の完全暖
機後にISC学習値DGを更新した時の全閉学習値OT
Pに対し、今回の再始動時に算出した時の全閉位置学習
値OTPが開き側にずれた場合、始動時の回転吹き上が
り、ファーストアイドル回転数の高過ぎ等が発生する懸
念がある。また、再始動時の全閉位置学習値OTPが閉
じ側にずれた場合、始動不良、始動直後の回転低下、フ
ァーストアイドルの低過ぎ等が発生する懸念がある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、(1)再始動時のI
SC要求開度TAISCの真の要求値に対するずれを補
正でき、(2)今回の始動時において学習された全閉基
準位置OTPの信頼性が低い場合には、ISC制御にお
けるスロットル開度の誤学習を抑制し、(3)再始動時
のスロットル開度の誤補正を抑制することができる内燃
機関のスロットル弁制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による内燃機関の
スロットル弁制御装置は、内燃機関の始動時においてス
ロットル弁の全閉基準位置OTPを学習する手段と、該
内燃機関のアイドル時において実際の機関回転数が予め
定めた目標回転数となるようにスロットル開度のISC
学習値DGを学習し、学習されたISC学習値DGに基
づいて、ISC要求開度TAISCを算出する手段と、
該全閉基準位置OTPに該ISC要求開度TAISCを
加算したスロットル開度となるようにスロットル弁を制
御する手段と、を備え、更に、該ISC学習値DGの更
新時における全閉基準位置OTPBと今回の始動時にお
いて学習された全閉基準位置OTPとの差DLOTPに
基づいて、該ISC要求開度TAISCを補正する手段
を備えており、そのことにより上記目的が達成される。
【0006】1つの実施の形態において、前記内燃機関
のスロットル弁制御装置は、前記差DLOTPが所定範
囲外にあるときに、前記ISC学習値DGの更新を禁止
する手段を備えている。
【0007】1つの実施形態において、前記内燃機関の
スロットル弁制御装置は、前記差DLOTPが所定範囲
外にあるときに、前記ISC要求開度TAISCの補正
を禁止する手段を備えている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0009】図1は、本発明による内燃機関のスロット
ル弁制御装置100の構成を模式的に示している。図1
に示されるように、スロットル弁制御装置100におい
て、スロットル弁10は、コンピュータ(ECU)17
によってモータ11及びモータ11の駆動力をスロット
ルバルブ10に伝達するクラッチ12を制御して駆動さ
れる。ECU17は、アクセル開度センサなどの各種セ
ンサ(回転数センサNe、水温センサTHw、及び空気
量センサなど)からの出力値を演算処理し、演算結果か
ら最適なスロットルバルブの開度(目標スロットル開
度)を決定する。スロットル弁10の開閉は、目標スロ
ットル開度に基づいて、ECU17がモータ11やクラ
ッチ12などのアクチュエータを制御することによって
調節される。
【0010】実際のスロットル開度(実スロットル開
度)は、スロットル開度センサ13によって検出され、
スロットル開度センサ信号としてECU17にフィード
バックされる。ECU17は、実スロットル開度が目標
スロットル開度となるようにアクチュエータをフィード
バック制御する。クラッチが非結合状態(OFF状態)
のとき、スロットル弁はオープナ14に当接するように
スプリング15によって付勢されている(オープナ位
置)。また、スロットル弁が閉側に制御されたときのス
ロットル全閉位置は、スロットル全閉ストッパ16によ
って規定される(スロットル全閉位置)。
【0011】本実施の形態によるスロットル弁制御装置
は、内燃機関の始動時にスロットル全閉位置学習値(全
閉基準位置)OTPを学習する手段、アイドル時におい
て内燃機関の実際の機関回転数が予め定めた目標回転数
となるようにスロットル開度を学習し、学習したISC
学習値DGに基づいてISC要求開度TAISCを算出
する手段、及びスロットル全閉位置学習値OTPにIS
C要求開度TAISCを加算したスロットル開度となる
ようにスロットル弁を制御する手段とを備えている。本
実施の形態によるスロットル弁制御装置は、更に、IS
C学習値DGの更新時におけるスロットル全閉位置学習
値OTPBと今回の始動時において学習されたスロット
ル全閉位置学習値OTPとの差DLOTPに基づいて、
ISC要求開度TAISCを補正する手段を備えてい
る。これらの手段は、上記のコンピュータ(ECU)に
よって実現される。
【0012】まず、本実施の形態によるスロットル弁制
御装置のスロットル全閉位置の学習動作を説明する。図
2は、スロットル全閉位置学習のタイミングチャートを
示す。図2に示すように、イグニションスイッチ(IG
−SW)をONした後、時刻t2までの間、スロットル
リレーをOFF状態して、クラッチ12を非結合状態に
保つ。クラッチ12が非結合状態にある時、上述のよう
に、スロットルバルブ10はオープナ位置14に止まっ
ている。この時のスロットルセンサ13の出力(V)
を、イグニションスイッチON後時刻t2までの間のう
ちの学習実行区間において学習する。そして、学習実行
区間終了時において全閉学習値OTPを更新することに
より、スロットル全閉位置学習が終了する(時刻
1)。
【0013】その後、スロットルリレーがONされて
(時刻t2)、実際にクラッチ12がONとなり(時刻
3)、スロットル弁の駆動が開始される(時刻t4)。
【0014】次に、始動時におけるスロットル全閉位置
学習をより具体的に説明する。図3は、スロットル全閉
位置学習のフローチャートを示す。図3に示すように、
ステップS101において、まずIG−SWがONであ
るかどうかが判定される。IG−SWがONであれば、
ステップS102において、クラッチがOFF状態であ
るかどうかを判定する。クラッチOFFであれば、ステ
ップS103においてIG−SWがONされた後、学習
実行区間であるかどうかを判定する。学習実行区間であ
れば、ステップS104において、現在のスロットルセ
ンサ出力(V)を読み込む。そして、ステップS105
において、読み込んだスロットルセンサ出力値をオープ
ナ位置学習値OMGAGとして学習する。ステップS1
06において、オープナ位置学習値OMGAGに基づ
き、スロットル全閉位置学習値OTPを算出する。算出
式は、OTP=OMGAG−B(V)である。ここで、
値Bは、図1に示されるスロットルボディーのオープナ
位置(図1のオープナ14に対応)と、スロットル全閉
位置(図1のスロットル全閉ストッパ16に対応)との
電圧差(設計値)である。例えば、図1に示されるよう
に、オープナ14とスロットル全閉ストッパ16との角
度差A°に対応する出力値である。
【0015】尚、ステップS101、S102及びS1
03のいずれかの判定が否の場合には、スロットル全閉
位置学習は行われない。
【0016】次に、本実施の形態によるスロットル弁制
御装置のスロットル全閉位置学習値OTPのOTPBへ
の更新記憶を説明する。OTPBはISCフィードバッ
ク制御において、実際の機関回転数が目標回転数となる
ようにスロットル開度のISC学習値DGを更新した時
に用いられたスロットル全閉位置学習値OTPである。
【0017】図4はスロットル全閉位置学習値OTPの
OTPBへの更新記憶を行うルーチンのフローチャート
を示す。図4に示すように、まずステップS107にお
いて、水温が所定値C(℃)以上であるかどうかを判定
する。この判定により、暖機が完了したかどうかが確認
される。暖機が完了していれば、ステップS108にお
いて、ISCフィードバック(F/B)制御中であるか
を判定する。ISC−F/B制御中であれば、ステップ
S109において、ISC学習値DGが更新されたかど
うかを判定する。ISC学習値DGの更新があった場合
には、ステップS110において、現在のスロットル全
閉位置学習値OTPを読み込み、前回のスロットル全閉
位置学習値OTPBをこの値OTPに置き換えて、スタ
ンバイRAMに記憶させる。このようにして、F/B制
御によりISC学習値DGの更新があった場合には、ス
ロットル全閉位置学習値OTPBが更新される。
【0018】尚、ステップS107、S108及びS1
09のいずれかの判定が否の場合には、スロットル全閉
位置学習値OTPBの更新は行われない。
【0019】次に、本実施の形態によるスロットル弁制
御装置のISC制御量の補正動作を説明する。
【0020】図5は、スロットル全閉位置学習値OTP
のずれによるISC制御量の補正を行うルーチンのフロ
ーチャートを示す。図5に示されるように、まず、ステ
ップS111において、IG−SWがONされたかどう
かを判定する。IG−SWがONであれば、ステップS
112において、スロットル全閉位置の学習が終了した
かどうかを判定する。ここで、スロットル全閉位置の学
習終了は、例えば、図2で説明したように、時刻t1
過ぎていれば、スロットル全閉位置の学習は終了したと
判断できる。
【0021】スロットル全閉位置学習が終了していれば
(即ち、今回の内燃機関始動時におけるスロットル全閉
位置学習値OTPが得られていれば)、ステップS11
3において、スロットル全閉位置学習値のずれ量DLO
TPを算出する。ずれ量DLOTPの算出式は、DLO
TP=OTPB−OTPとする。ここで、OTPBは、
図4で説明したように、前回のISC制御においてIS
C学習値DGが更新された時に同時に更新記憶されたス
ロットル全閉位置学習値OTPである。
【0022】そして、ステップS114において、ステ
ップS113において算出されたずれ量DLOTPを用
いて、ISC補正量DOTPを算出する。ここで、IS
C補正量DOTPは、ずれ量DLOTPの所定の関数で
表されるとする。
【0023】図6(a)は、スロットル全閉位置学習値
OTPのOTPBからのずれ量DLOTPによってIS
C補正量DOTPを求めるマップである。図6(a)に
示すように、ステップS113において算出したずれ量
DLOTPに基づき、所定のマップを用いて対応するI
SC補正量DOTPを算出する。また、ずれ量DLOT
Pが所定の範囲内(−K1≦DLOTP≦K1)である時
にはDOTP=0とし、不感帯を設けている理由は、I
SC要求開度TAISCの安定化を図るためである。
【0024】また、図6(b)に示すように、更に、ず
れ量DLOTPが所定の範囲外(DLOTP<−Km
m<DLOTP)である時にもDOTP=0とし、上
限ガード及び下限ガードを設けることができる。これ
は、ずれ量DLOTPが所定範囲外にあるときは、今回
の始動時において学習されたスロットル全閉位置学習値
OTPの信頼性が低いと考えられるため、このような信
頼できないずれ量DLOTPに基づいてISC要求開度
TAISCが誤補正されるのを防止するためである。
【0025】図5に戻り、ステップS115では、エン
ジン回転数センサからの回転数信号(Ne)の入力があ
るかどうかを確認する。この確認は、回転数センサが正
常であることを確認するためである。回転数信号の入力
があれば、ステップS116においてISC要求開度T
AISCを算出して更新する。ISC要求開度TAIS
Cの算出式は、TAISCi=DG+DSTA+DTH
W+DOTP+・・・・である。ここで、TAISCi
は、今回の補正されたISC要求開度TAISCを示
し、DGは上述のISC学習値DG、DSTAは始動時
補正量、DTHWは暖機時補正量、DOTPは上述のス
テップS114で求めたISC補正量である。
【0026】尚、ステップS111、S112及びS1
15のいずれかの判定が否の場合には、今回のISC要
求開度TAISCに、前回のISC要求開度TAISC
を用いる。即ち、ステップS117において、TAIS
i=TAISCi-1としてルーチンを終了する。
【0027】このように、本実施の形態によれば、再始
動時のISC要求開度TAISCの本来の要求開度に対
するずれを補正でき、内燃機関の始動時及びファースト
アイドル時においても適正な回転数制御を行うことがで
きる。
【0028】次に、本実施の形態によるスロットル弁制
御装置のISCフィードバック制御におけるISC学習
値DGの更新動作を説明する。
【0029】図7は、ISC学習値DGの更新を行うル
ーチンのフローチャートを示す。図7に示されるよう
に、まず、ステップS118においてISC学習条件が
成立したかをどうかを判定する。ISC学習条件として
は、例えば、水温が所定温度以上であること、電気負荷
が無いこと、内燃機関の回転が安定していること、など
である。学習条件が成立した時は、ステップS119に
おいて、ISC補正量DOTPが所定範囲内であるかど
うか、例えば、所定の値βを用いて、−β≦DOTP≦
βが成り立つかどうかを判定する。これは、OTP値の
ずれが大き過ぎると考えられる時にはISC誤学習を防
止するためである。
【0030】ステップS119の条件が成立した時に
は、ステップS120において、ISC学習値DGを更
新する。即ち、今回のISC学習DGiは、DGi=DG
i-1+DISとして置き換えられる。ここで、DGi-1
前回のISC学習値、DISはISCフィードバック制
御量であり、例えば、目標回転数と実際の回転数と差の
絶対値が所定値を越えた場合にゼロでない値となるフィ
ードバック補正量である。ステップS119の条件が成
立しない時には、ISC学習値DGの更新を行わず、即
ち、ISC学習値DGの更新を禁止してルーチンを終了
する。
【0031】或いは、ステップS119の判定を、ずれ
量DLOTPの絶対値が所定値(例えばKm)を越えた
場合にISC学習値DGの更新を禁止するようにしても
よい。
【0032】このように、本実施の形態によれば、ずれ
量DLOTPが所定範囲外にあるとき、即ち、今回の始
動時において学習されたスロットル全閉位置学習値OT
Pの信頼性が低いと考えられるときには、このようなず
れ量DLOTPに基づいたISC制御の誤学習を抑制
し、ISC制御の安定化と誤補正の抑制とを図ることが
できる。
【0033】次に、本実施の形態によるスロットル弁制
御装置のモータの制御動作を説明する。
【0034】図8はモータを制御するルーチンのフロー
チャートを示す。図8に示されるように、まず、ステッ
プS121において、現在のスロットルセンサ出力値か
らスロットル開度TAを読み込む。ステップS122で
は、上述のステップS116或いはS117で求めたI
SC要求開度TAISC、図示しないルーチンにて求め
られる他の要求開度(例えば、非線形制御やトラクショ
ン制御により求められた要求開度)、及びスロットル全
閉位置学習値OTPを加算してスロットル目標開度TT
Aを算出する。ここで、TTAは今回のスロットル目
標開度であり、内燃機関のアイドル時には、他の要求開
度が零となるため、即ち、今回のスロットル目標開度T
TAは、TTAi=TAISCi+OTPである。そし
て、ステップS123では、スロットル開度TAがスロ
ットル目標開度TTAとなるようにモータをフィードバ
ック制御する。
【0035】
【発明の効果】上述のように、本発明による内燃機関の
スロットル弁制御装置によれば、ISC学習値DGの更
新時における全閉基準位置OTPBと今回の始動時にお
いて学習された全閉基準位置ODPとの差DLOTPに
基づいて、ISC要求開度TAISCを補正する手段を
設けることにより、再始動時のISC要求開度TAIS
Cの真の要求値に対するずれを補正できる。
【0036】また、上記差DLOTPが所定範囲外にあ
るときには、差DLOTPに基づいたISC学習値DG
の更新を抑制することにより、ISC学習値DGの誤学
習を抑制し、ISC制御の安定化を図ることができる。
【0037】更に、上記差DLOTPが所定範囲外にあ
るときには、差DLOTPに基づいたISC要求開度T
AISCの補正を禁止することにより、ISC要求開度
TAISCの誤補正を抑制し、ISC制御の安定化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内燃機関のスロットル弁制御装置
の構成を模式的に示す図である。
【図2】スロットル全閉位置学習のタイミングチャート
である。
【図3】スロットル全閉位置学習のフローチャートであ
る。
【図4】スロットル全閉位置学習値OTPのOTPBへ
の更新記憶を行うルーチンのフローチャートである。
【図5】スロットル全閉位置学習値OTPのずれによる
ISC制御量の補正を行うルーチンのフローチャートで
ある。
【図6】(a)及び(b)は、スロットル全閉位置学習
値OTPのOTPBからのずれ量DLOTPによってI
SC補正量DOTPを求めるマップを示す図である。
【図7】ISC学習値DGの更新を行うルーチンのフロ
ーチャートである。
【図8】モータを制御するルーチンのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10 スロットル弁 11 モータ 12 クラッチ 13 スロットル開度センサ 14 オープナ 15 スプリング 16 スロットル全閉ストッパ 17 ECU 100 スロットル弁制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の始動時においてスロットル弁
    の全閉基準位置OTPを学習する手段と、 該内燃機関のアイドル時において実際の機関回転数が予
    め定めた目標回転数となるようにスロットル開度のIS
    C学習値DGを学習し、学習されたISC学習値DGに
    基づいて、ISC要求開度TAISCを算出する手段
    と、 該全閉基準位置OTPに該ISC要求開度TAISCを
    加算したスロットル開度となるようにスロットル弁を制
    御する手段と、 を備え、更に、 該ISC学習値DGの更新時における全閉基準位置OT
    PBと今回の始動時において学習された全閉基準位置O
    TPとの差DLOTPに基づいて、該ISC要求開度T
    AISCを補正する手段を備えている内燃機関のスロッ
    トル弁制御装置。
  2. 【請求項2】 前記差DLOTPが所定範囲外にあると
    きに、前記ISC学習値DGの更新を禁止する手段を備
    えた、請求項1に記載の内燃機関のスロットル弁制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記差DLOTPが所定範囲外にあると
    きに、前記ISC要求開度TAISCの補正を禁止する
    手段を備えた、請求項1に記載の内燃機関のスロットル
    弁制御装置。
JP16772097A 1997-06-24 1997-06-24 内燃機関のスロットル弁制御装置 Pending JPH1113514A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100444467B1 (ko) * 2002-05-27 2004-08-16 현대자동차주식회사 스로틀 전폐 판정 방법
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CN105736158A (zh) * 2014-09-25 2016-07-06 现代自动车株式会社 用于控制电子节气门控制系统的方法和系统

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