JP2646406B2 - 内燃機関のアイドル検出装置 - Google Patents

内燃機関のアイドル検出装置

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JP2646406B2
JP2646406B2 JP3001089A JP108991A JP2646406B2 JP 2646406 B2 JP2646406 B2 JP 2646406B2 JP 3001089 A JP3001089 A JP 3001089A JP 108991 A JP108991 A JP 108991A JP 2646406 B2 JP2646406 B2 JP 2646406B2
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正信 大崎
精一 大谷
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のアイドル状
態を検出する装置に関し、特に常時はスロットル弁開度
の検出値からアイドル状態検出を行う装置の改善技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般的なアイドル検出としてはスロ
ットルチャンバ外壁に取り付けられるユニット内に、ス
ロットル弁の開度が所定値以下となったときにONとな
るアイドルスイッチにより検出するものが知られる (実
開昭59−52045号公報等参照) 。
【0003】ところで、上記ユニットをスロットルチャ
ンバ壁に取り付ける場合、スロットル弁の全閉位置付近
でアイドルスイッチがON,OFF切換するように取り
付けるが、その位置調整が狭く取付誤差を生じるため、
アイドル検出精度にバラツキを生じる。そこで、スロッ
トルセンサを用いてソフトウエアでアイドル検出を行う
方式が考え出された (特開昭63−223356号公報
等参照) 。
【0004】これは、スロットル弁の全閉時のスロット
ルセンサ出力値を学習してメモリに記憶しておき、該学
習値VMIN に予め定めた一定値αを加算してアイドル判
定値(VMIN +α) とし、スロットルセンサ出力値VS
がVMIN +α以下ならアイドルと判断するようにしてい
る。また、前記スロットル弁全閉時の学習は、スロット
ルセンサの出力値が低下つまり弁開度が減少する方向に
は常に学習更新がなされるが、出力値が増大つまり弁開
度が増大する方向の学習は、例えばスロットル弁が暖機
時にスロットルオープナーにより最小開度が増大される
ものでは、該スロットルオープナーによる開度増大後の
暖機完了後であって、かつアイドル状態である条件とし
て機関回転数がアイドル回転数以下である等の条件が整
ったときのみ行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の内燃機関のアイドル検出装置においては、次
のような問題があった。即ち、スロットル弁はアイドル
時に生じる負圧により開弁方向の力を受け、機関の非回
転時に比較して全閉時の開度は大きい。ところが、回転
後に前記開度増大方向の学習を行う条件が整うまでの間
は非回転時に学習された全閉時の学習値VMIN が使用さ
れるため、アイドル判定値VMIN +αが低開度側に設定
されてしまいアイドルと判定される機会が大幅に減少
し、アイドル判定に基づくアイドル回転数制御や燃料カ
ット制御等が行われなくなり燃費の悪化等を招く。
【0006】また、回転時の負圧による開度増大分を見
込んで前記αの値を大きめに設定すると、回転後に学習
値が更新されるまでの間はこの値で良好なアイドル検出
を行えるが、更新条件が整って学習が行われると非回転
時より大きいVMIN にαが加算されるので、今度はアイ
ドル判定値VMIN +αが高開度側に設定されてしまいア
イドル回転数制御が高開度側 (外部負荷の大きい状態)
でも継続して行われてしまうため、エンストに至るおそ
れがある。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みな
されたもので、機関の非回転時,回転時の別なく良好な
アイドル検出が行えるようにした内燃機関のアイドル検
出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の請求
項1に係る内燃機関のアイドル検出装置は、図1に示す
ように、機関の回転を検出する回転検出手段と、機関の
非回転時に前記スロットルセンサにより検出されるスロ
ットル弁開度の最小開度を学習し、この値に所定開度分
を加算した学習値で記憶手段に記憶されている元の学習
値を更新して記憶する第1の学習手段と、機関回転時の
スロットル弁が全閉となる所定の条件で前記スロットル
センサにより検出されるスロットル弁の最小開度を学習
し、該学習値により記憶手段に記憶されている元の学習
値を更新して記憶する第2の学習手段と、スロットルセ
ンサにより検出されるスロットル弁開度と前記記憶手段
に記憶された最小開度の学習値との偏差が所定以下とな
ったときにアイドルであると判定するアイドル判定手段
と、を備えて構成される。
【0009】
【作用】 請求項1に係るアイドル検出装置においては、
機関の非回転時にスロットル弁の最小開度が小さいため
第1の学習手段により回転後の吸気負圧による開度増大
分に相当する所定開度分を最小開度に加算した値が学習
値として記憶され、回転後は所定の条件で第2の学習手
段により最小開度が学習され、学習値として記憶され
る。
【0010】従って、機関回転開始後に最初の学習が行
われるまでの間でも、第1の学習手段により回転前の最
小開度学習により得られる学習値を用いて可及的に良好
なアイドル判定が行え、第2の学習手段による学習開始
後は吸気負圧も含めた現状の最小開度の学習値を用いて
より良好なアイドル判定が行える。
【0011】
【実施例】以下に本発明を図に基づいて説明する。本発
明の一実施例のハードウエアを示す図2において、図示
しない内燃機関のスロットルチャンバ外壁に取り付けら
れるスロットルセンサ11内には、ポテンショメータ12が
設けられている。該ポテンショメータ12は、抵抗基板13
上に抵抗体14を設ける一方、抵抗体基板13中央を貫通す
るスロットル弁軸15端部に嵌合固定したブッシュ16に接
触ブラシ17を固定し、図示しないスロットル弁の回動に
より接触ブラシ17が抵抗体14上を摺動するようになって
おり、スロットル弁の開度に応じた出力電圧を出力す
る。尚、抵抗体14の設置角度範囲はスロットル弁の回動
角度範囲より大きく設定してある。
【0012】18はマイクロコンピュータ等で構成される
コントロールユニットで、スロットルセンサ11の出力電
圧を入力すると共に、回転数センサ19により検出される
回転数信号、温度センサ20により検出される機関冷却水
温度、スタータスイッチ21のON,OFF信号、バッテ
リ22の電圧信号が入力され、所定の条件で前記スロット
ルセンサ11の出力電圧に基づいてスロットル弁開度の最
小開度を学習しつつアイドル判定を行う。
【0013】図3は前記コントロールユニット18による
本発明に係るアイドル検出装置におけるスロットル弁の
最小開度学習のルーチンを示す。ステップ (図ではSと
記す。以下同様) 21では、前記の各検出信号が入力され
る。ステップ22では、回転数センサ19からの信号により
機関回転数Nが所定の小回転数N0 (例えば100rpm) と
比較して、機関の回転,非回転を判定する。即ち、回転
数センサ20及びこのステップ22の機能が回転検出手段を
構成する。
【0014】そして、N≦N0 のときには、機関が非回
転であると判断してステップ23へ進み、前記学習更新を
行う条件が整っているか否かを判定する。ここで、前記
学習更新条件は、水温が所定値以上の暖機完了後、スタ
ートスイッチ21がOFF、バッテリ電圧V B が所定値
(例えば8V) より大の各条件を全て満たしているとき
等である。
【0015】そして、学習更新条件が満たされていない
ときはステップ24へ進んで最小開度の学習を禁止する
が、満たされていると判定されたときにはステップ25へ
進んで最小開度の学習を実行する。該学習はスロットル
センサ11の出力値VTHにアイドル時に生じる吸気負圧で
スロットル弁開度が増大する開度分を予め実験的に調べ
ておいて該所定の開度分βを加算した値を最初は初期値
と比較して小さい方を選択して学習値VMIN としてRA
Mに記憶し、その後は同様にしてVTH+βを学習値VTH
と比較してVTH+β<VMIN となればVTH+βを学習値
MIN として更新記憶する。このステップ25の機能が第
1の学習手段を構成する。
【0016】次いで、ステップ22で機関が回転と判定さ
れたときにはステップ26へ進んで学習更新を行う条件が
整っているか否かを判定する。ここで、前記学習更新条
件はステップ23における条件と同様である。そして、学
習更新条件が満たされていないときはステップ24へ進ん
で最小開度の学習を禁止するが、満たされていると判定
されたときにはステップ27へ進んで最小開度の学習を実
行する。つまり、最初はイグニッションON時に与えら
れた初期値とスロットルセンサ11の出力値とを比較して
小さい方を選択して学習値VMIN としてRAMに記憶
し、その後は同様にしてVTHを学習値VTHと比較してV
TH<VMIN となればVTHを学習値VMIN として更新記憶
する。このステップ27の機能が第2の学習手段を構成す
る。
【0017】図4は、アイドル判定ルーチンを示す。ス
テップ11では、スロットルセンサ11の出力値VTHをRA
Mから検索した学習値VMIN に所定の偏差αを加算した
値と比較する。そして、VTH>VMIN +αのときはステ
ップ12へ進んで非アイドルとの判定を下すがVTH≦V
MIN +αのときにはステップ13へ進んでアイドルである
との判定を下す。
【0018】このルーチンの機能がアイドル判定手段を
構成する。 本実施例では、機関回転開始後に最初の学習
が行われるまでの間も、非回転時の最小開度を学習した
上で、これに吸気負圧影響分を加算して得られる学習値
を用いることにより可及的に良好なアイドル判定が行え
る。機関回転後の学習開始後は吸気負圧により増大した
最小開度を学習し直し、該学習値を用いることにより、
更に良好なアイドル判定が行える。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、機
関の非回転時はスロットル弁の最小開度に所定分を加算
して学習を行いこの学習値を用いることにより、回転後
の吸気負圧による開度増大の影響分を考慮した良好なア
イドル検出が行え、回転後は最小開度をそのまま学習し
て得られる学習値を用いることにより、より現状に則し
た良好なアイドル検出を行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1に係る発明のブロック図。
【図2】 本発明の一実施例の構成を示す図。
【図3】 同上実施例の最小開度学習ルーチンの一例を
示すフローチャート。
【図4】 同じくアイドル判定ルーチンを示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
11 スロットルセンサ 18 コントロールユニット 19 回転数センサ 20 温度センサ 21 スタータスイッチ 22 バッテリ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気通路に介装されたスロット
    ル弁の開度を連続的に検出するスロットルセンサを備
    え、該スロットルセンサにより検出されるスロットル弁
    開度が所定開度以下のときにアイドルであると判定する
    内燃機関のアイドル検出装置において、機関の回転を検
    出する回転検出手段と、機関の非回転時に前記スロット
    ルセンサにより検出されるスロットル弁開度の最小開度
    を学習し、この値に所定開度分を加算した学習値で記憶
    手段に記憶されている元の学習値を更新して記憶する第
    1の学習手段と、機関回転時のスロットル弁が全閉とな
    る所定の条件で前記スロットルセンサにより検出される
    スロットル弁の最小開度を学習し、該学習値により記憶
    手段に記憶されている元の学習値を更新して記憶する第
    2の学習手段と、スロットルセンサにより検出されるス
    ロットル弁開度と前記記憶手段に記憶された最小開度の
    学習値との偏差が所定以下となったときにアイドルであ
    ると判定するアイドル判定手段と、を備えて構成したこ
    とを特徴とする内燃機関のアイドル検出装置。
JP3001089A 1991-01-09 1991-01-09 内燃機関のアイドル検出装置 Expired - Lifetime JP2646406B2 (ja)

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JPH04241762A JPH04241762A (ja) 1992-08-28
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