JP3526107B2 - エンジンのアイドル検出装置 - Google Patents

エンジンのアイドル検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのアイドル状
態を検出する装置に関し、特にスロットル開度センサの
出力値を基にスロットル弁の全閉開度を学習し、アイド
ル判定を行う装置の改善技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的なアイドルの検出装置とし
ては、実開昭59−52045号公報に開示されている
ように、スロットル弁の全閉時にオンするアイドルスイ
ッチを設け、このアイドルスイッチが動作しているとき
をアイドルと判定するものが知られている。しかし、こ
のような装置ではアイドルスイッチやそのための配線が
必要となり、コスト高となる欠点がある。
【0003】そこで、特公昭63−15467号公報や
特開平4−241762号公報等に知られるアイドル検
出装置では、マイクロコンピュータ等を用い、スロット
ル弁が全閉となる所定の条件のときに、スロットル開度
センサにより検出されるスロットル弁の全閉開度を学習
して記憶し、その記憶された学習値とスロットル開度セ
ンサの検出値との偏差が所定値以下となったときにアイ
ドルと判定するようにしている。
【0004】以下、図5のハードウェア構成を参照して
従来例を説明する。図5において、図示しないエンジン
の吸気通路外壁に取り付けられるスロットル開度センサ
1は、アクセル(図示せず)に連動して開閉するスロッ
トル弁(図示せず)の開度に比例した電圧を出力するも
のである。
【0005】このスロットル開度センサ1の一般的な内
部構造は、図のように、ポテンショメータと同様であ
り、その両端が電源端子と接地端子とに接続された抵抗
体1a上を、摺動接点1bがスロットル弁に同期して回
動することで分圧された電圧を出力端子1cより出力す
る。なお、通常、抵抗体1aの塗布範囲はスロットル弁
の回動範囲より大きく設定されている。
【0006】2はマイクロコンピュータ等で構成される
アイドル検出装置であり、スロットル開度センサ1の出
力電圧を端子1cより入力すると共に、エンジンの諸状
態、例えば、エンジンの回転数3、エンジンの冷却水温
度4、スタータスイッチ5の動作、バッテリ電圧6等が
入力され、これらの入力結果から、所定の条件が成立し
たときにスロットル開度センサの出力値に基づいてスロ
ットル弁の全閉開度を学習して記憶する。
【0007】そして、記憶されたスロットル弁の全閉開
度の学習値に、予め定められた一定値を加算した値をア
イドル判定値とし、スロットル開度センサの出力値がこ
のアイドル判定値以下であればアイドルと判断するよう
にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
エンジンにおいては、エンジンの温度環境が変わると、
実際にスロットル弁を開閉操作しなくとも、スロットル
弁の構造や材質、電子部品等が温度変化の影響を受け、
スロットル開度センサの出力電圧が変化する。従って、
従来のアイドル検出装置では、キースイッチのオン中に
精度よくスロットル弁の全閉開度を学習していたとして
も、キースイッチをオフしてエンジンを放置し、温度環
境が変わってから、再び、キースイッチをオンすると、
記憶されている学習値と新たに検出されるスロットル開
度センサの全閉出力とが一致しないという問題点があっ
た。
【0009】このような状態のとき、発生する不具合を
図6のタイムチャートに従って説明する。図6におい
て、時刻t0から時刻t4までの間、スロットル弁は全
閉のまま開閉操作されていないものとする。
【0010】先ず、時刻t0から時刻t1の間では、ア
イドル検出装置はスロットル開度センサの出力値TVO
を良好に学習し、スロットル弁が全閉であるので、前記
スロットル開度TVOと学習値TVOLNは同値v1と
なっている。また、アイドル判定値は学習値TVOLN
より所定値BETAだけ、高開度側(v1+BETA)
に設定されているので、時刻t0から時刻t1の間、ス
ロットル開度はアイドルと判定されている。もし、ここ
でアクセルを踏みこめば、スロットル開度TVOがアイ
ドル判定値(v1+BETA)より大きくなった時点で
非アイドルと判定される。
【0011】次に、時刻t1でキースイッチをオフし、
時刻t2となるまでの間に、エンジンの温度環境が変わ
るとスロットル開度TVOも値が変わってしまう。例え
ば、時刻t1から時刻t2の間にエンジンが冷却された
場合、時刻t2にてキースイッチが再びオンされると、
スロットル開度TVOはv2に上昇している。しかしな
がら、学習値TVOLNは時刻t1以前の値v1が保持
されてるため、この値が時刻t2以降の学習値の初期値
として継続して使われることになる。
【0012】この図のようにスロットル開度TVOが、
アイドル判定値(v1+BETA)より高開度側である
と、スロットル開度の全閉学習がなされるまでの間、す
なわち、時刻t3に達するまでの間はアイドル判定がで
きないことになる。そして、時刻t3にて、今回キース
イッチ・オン後、初めて全閉学習が実行されれば、再
び、スロットル開度TVOと学習値TVOLNは同値v
2となり、アイドル判定値も学習値TVOLNより所定
値BETAだけ、高開度側(v2+BETA)に変更さ
れ、これ以降は良好なアイドル判定が行われる。
【0013】前述の通り、学習が良好に行われている間
は特に問題ないが、時刻t2から時刻t3の間のように
初回の学習が実行されるまでの間は、実際のスロットル
弁は全閉であるにも拘わらず、非アイドルと判断される
ので、アイドルか非アイドルかによって別々に設定され
ているような始動時の燃料噴射量等は、その値がずれて
始動性が悪化したり、また、それ以外の燃料制御、点火
時期制御、アイドル回転数制御、自動変速機制御等、ア
イドルと非アイドルで制御を切り替えるもの全てに支障
を来し、最悪の場合はエンストに至る恐れがあった。
【0014】本発明は、このような従来の問題点を解消
するためになされたもので、エンジンの運転時、停止時
の別なく、スロットル開度センサの出力電圧の温度変化
に左右されない良好なアイドル検出が行えるようにした
エンジンのアイドル検出装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のアイドル検出装置は、全閉時のスロット
ル開度が環境温度が下がるにつれ大きくなるエンジンの
スロットル弁の開度を検出するスロットル開度センサ
と、前記スロットル開度センサの出力を所定の周期でス
ロットル開度として検出するサンプリング手段と、前記
スロットル弁が全閉となる所定の条件のときの前記サン
プリング手段によって検出されたスロットル開度を積算
し所定回数続いた時にその平均値をスロット弁の全閉開
度の学習値として更新して記憶する学習手段と、前記学
習手段による学習が実行可能であるか否かを判定する学
習許可判定手段と、スロットル弁の全閉開度の初期値を
決定する初期値設定手段と、前記学習手段に記憶された
学習値と所定値との加算値が、前記サンプリング手段に
よって検出されたスロットル開度より大きいときにアイ
ドルであると判定するアイドル判定手段と、を備え、
初期値設定手段は、前記エンジンのキースイッチがオ
ンされたときに、前記記憶されている学習値にエンジン
の冷却水温度を含むエンジン情報に基づいてあらかじめ
設定された所定開度を加算した値を初期値として、記憶
されている元の学習値を更新するように構成したもので
ある。
【0016】また、この発明のアイドル検出装置は、前
記初期値による学習値の更新を、前回、キースイッチの
オン中に、一度でも学習がなされた場合に限り行うよう
に構成したものである。
【0017】
【0018】
【作用】この発明のアイドル検出装置は、エンジンのキ
ースイッチがオンされたときには、記憶されている学習
値に所定開度を加算した値を初期値として、記憶されて
いる元の学習値を更新するようにしたので、温度環境の
変化によってスロットル開度センサの出力電圧が、記憶
されている学習値より、主に高開度側に変化するという
特性をもったスロットル開度センサを使っても良好な全
閉値の初期設定が可能となる。
【0019】また、この発明のアイドル検出装置は、前
記初期値による学習値の更新を、前回、キースイッチの
オン中に、一度でも学習がなされた場合に限り行うよう
にしたので、学習値が更新される前に、キースイッチの
オン・オフ操作を繰り返しても初期設定値が不用意に高
開度側へ更新されなくなる。したがって、学習値が更新
される前に、キースイッチのオン・オフ操作を繰り返し
ても、初期設定値が高開度側へ更新されることはない。
【0020】また、この発明のアイドル検出装置は、記
憶されている元の学習値に加算する前記所定開度を、少
なくともエンジンの冷却水温度を含むエンジン情報をパ
ラメータにして、加減して設定するようにしたので
好な全閉学習値の初期設定が可能となる。
【0021】
【実施例】
実施例1.以下に本発明の実施例を図について説明す
る。本発明の一実施例を示すハードウェアは、図5に示
した従来のものと同じ構成で達成されるため、ハードウ
ェアについての説明は省略し、ここでは動作についての
み説明する。
【0022】図2はアイドル検出装置2におけるスロッ
トル弁の全閉開度の学習及びアイドル判定を示すフロー
チャートであり、本ルーチンはキースイッチのオンによ
り実行される。
【0023】先ず、ステップS101では、前回のキー
スイッチ・オン中に全閉値の学習が実行され、1度でも
記憶された学習値が更新されたか否かを判定する。ここ
で、前回のキースイッチ・オン中に1度でも記憶された
学習値が学習の実行によって更新されていた場合はステ
ップS102に進み、記憶された学習値TVOLNに所
定開度ALPHAを加算した値を今回の初期値として、
記憶されている元の学習値を更新してステップS103
に進む。一方、前回のキースイッチ・オン中に1度も学
習が実行されていなかった場合は何もせず、ステップS
103に進む。この結果、学習値が更新される前に、キ
ースイッチのオン・オフ操作を繰り返しても初期設定値
が不用意に高開度側へ更新されなくなる。
【0024】以上、ステップS101及びステップS1
02が、請求項2記載の発明に係わる処理を示し、これ
は初期値設定手段2dにて実行される。
【0025】次に、ステップS103にて、ダウンカウ
ンタCに定数Kをセットし、ステップS104では所定
サンプリング期間中のサンプリング手段2aによる検出
値(スロットル開度の出力値)の積和値TVOAVSを
零クリアする。
【0026】そして、ステップS105に進んでスロッ
トル開度センサ1の出力値TVOをサンプリング手段2
aにて読み込み、ステップS106ではエンジンの諸情
報であるエンジン回転数3、冷却水温度4、スタータス
イッチ5の動作信号、バッテリ電圧6等を読み込み、ス
テップS107に進む。
【0027】ステップS107では、ステップS105
にて読み込んだスロットル開度TVOやステップS10
6にて読み込んだエンジンの諸情報を基に、学習許可条
件が成立しているか否かを判定する。この学習許可の判
定は学習許可判定手段2cにて実行され、例えば、前記
スロットル開度センサの検出値TVOと学習手段2bに
記憶された学習値TVOLNとの偏差が所定値以下(T
VO≦TVOLN+所定値)で、かつ、前記エンジンの
諸情報が所定の条件を満たしている場合にのみ、ステッ
プS108に進んで学習手段2bでの学習を許可する。
もし、前記学習条件が成立していない場合は、ステップ
S114に進み、カウンタCに定数Kをセットし、更
に、ステップS116に進んで前記積和値TVOAVS
を零クリアしてステップS111に進む。この結果、全
閉学習の更新は禁止される。
【0028】ステップS107にて学習許可条件が成立
している場合、ステップS108に進む。ステップS1
08では、カウンタCのカウントが完了した(C=0と
なった)か否かを判定する。ここで、カウンタCが零で
ないときは、積和が完了していないので、ステップS1
09に進み、積和値TVOAVSに検出値TVOを加算
して、ステップS110に進んでカウンタCをカウント
ダウン(1つ減算)し、ステップS111に進む。
【0029】以上、ステップS108からステップS1
10の処理は、学習手段2bにて実行され、所定サンプ
リング期間中(サンプリング回数K回分)の検出値の積
和処理を示す。また、ステップS108にて、カウンタ
Cのカウントダウン完了、すなわち、C=0となってい
れば、連続K回の検出値の積和が完了したとしてステッ
プS115に進む。
【0030】ステップS115では、K回の積和値TV
OAVSを平均化(TVOAVSをKで除す)して、記
憶されている元の学習値TVOLNを更新し、ステップ
S116に進んで積和値TVOAVSを零クリアし、ス
テップS111に進む。この結果、記憶されている学習
値は新たな値が採用される。
【0031】そして、ステップS111からステップS
113では、従来同様にアイドル判定手段2eによるア
イドルの判定を行う。ステップS111では、記憶され
た学習値TVOLNに、予め定めた一定値BETAを加
算してアイドル判定値(TVOLN+BETA)とし、
スロットル開度TVOがアイドル判定値(TVOLN+
BETA)以下ならステップS112に進んでアイドル
と判断し、そうでないときは、ステップS113に進ん
で非アイドルと判定して処理を終わる。以降、ステップ
S105へ戻り、前述の処理を継続する。
【0032】以上の実施例に基づいて、図6に示した従
来の問題点が発生する期間における発明の効果を図4の
タイムチャートに従って説明する。図4において、時刻
t0から時刻t4までの間は、図6と同様にスロットル
弁は全閉のまま開閉操作されていないものとする。
【0033】時刻t0から時刻t1の間、アイドル検出
装置はスロットル開度TVOを良好に学習し、スロット
ル弁が全閉であるので、前記スロットル開度TVOと学
習値TVOLNは同値v1となっている。また、アイド
ル判定値は学習値TVOLNより所定値BETAだけ、
高開度側(v1+BETA)に設定されており、時刻t
0から時刻t1の間、スロットル開度はアイドルと判定
されている。
【0034】次に、時刻t1でキースイッチをオフし、
時刻2となるまでの間に、エンジンの温度環境が変わ
り、図6と同様に、時刻t1から時刻t2の間にエンジ
ンが冷却された場合、時刻t2にてキースイッチが再び
オンされると、スロットル開度TVOはv2に上昇して
いる。以上の状態は従来と同一である。
【0035】そして、時刻t2にてキースイッチがオン
されると、請求項1記載のアイドル検出装置では、記憶
されている学習値TVOLN(=v1)に所定開度AL
PHAが加算された値(v1+ALPHA)、すなわ
ち、v2を学習値TVOLNの初期値として更新するた
め、この値(v1+ALPHA=v2)が時刻t2以降
の学習値の初期値TVOLNとして新たに使われること
になる。
【0036】従って、従来では、スロットル開度の全閉
学習が初めて実行される時刻t3に達するまでの間は、
アイドル判定が出来なかったが、本発明では、時刻t2
のキースイッチ・オンの時点からスロットル開度の全閉
値TVOと学習値TVOLNとがほぼ一致し、アイドル
判定値もスロットル開度の全閉値TVOより高開度側で
ある(v2+BETA)に設定され、良好なアイドル判
定が行われる。この結果、時刻t2以降、運転者がすぐ
に走行を開始(アクセルを操作)したために、初回の学
習する時期が大幅に遅れたとしても、アイドル判定を誤
ることはなく、アイドルと非アイドルとで制御を切り替
えなければならない燃料制御、点火時期制御、アイドル
回転数制御、自動変速機制御等への支障はない。
【0037】なお、従来、問題となっていたキースイッ
チ・オフ後、温度環境が変わってから、再び、キースイ
ッチをオンすると、記憶されている学習値TVOLN=
v1と新たに検出される全閉スロットル開度TVO=v
2とが一致しないことに対し、請求項1に係わる発明に
おいては、記憶されている学習値TVOLNに所定開度
ALPHAを加算した値を学習値TVOLNの初期値と
して更新するように構成した。また、この発明では、少
なくとも、エンジン冷却水温を含むエンジン情報をパラ
メータにして、加算する開度ALPHAを加減して設定
するようにする。
【0038】これは、例えば、図3に示すような温度環
境とスロットル弁が全閉のときのスロットル開度TVO
との関係を、実際に使用するエンジンで実験的に把握し
ておき、温度変化率に対するスロットル開度TVOの変
化率を補正値として、予め、アイドル検出装置2内のメ
モリに持たせておくことで達成される。
【0039】これを、図3を例に説明する。前記時刻t
0から時刻t1の間に学習した学習値TVOLNがv1
であり、そのときのエンジン冷却水温がw1であったと
する。そして、時刻t1でキースイッチをオフしてエン
ジンを放置し(キースイッチ・オフ中も学習値TVOL
N、エンジン冷却水温w1共に記憶されている)、時刻
t2にてキースイッチをオンしたときのエンジン冷却水
温がw2(但し、w1>w2)であったとする。
【0040】この場合、エンジンの温度環境が低温側に
Δw変化したと判るので、図3の特性から、スロットル
開度の全閉値はv2(v1<v2)に上昇すると予想さ
れる。従って、初期値としてそれまでの学習値TVOL
Nに加算されるべき所定開度ALPHAは(v2−v
1)と求めることができる。この結果、スロットル開度
センサの出力電圧の温度特性に左右されない良好な学習
値の初期設定が可能となる。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係るアイドル検出
装置においては、エンジンのキースイッチがオンされた
ときには、記憶されている学習値TVOLNに所定開度
ALPHAを加算した値を初期値として、記憶されてい
る元の学習値TVOLNを更新するようにしたので、温
度環境の変化によってスロットル開度センサの出力電圧
が、記憶されている学習値TVOLNより、主に高開度
側に変化するという特性をもったスロットル開度センサ
を使っても良好な全閉値の初期設定が可能となり、もっ
て、エンジンの運転時、停止時の別なく、スロットル開
度センサの出力電圧の温度特性に左右されない良好なア
イドル検出が行えるという効果を奏する。
【0042】請求項2記載の発明に係るアイドル検出装
置においては、前記初期値による学習値の更新を、前
回、キースイッチのオン中に、少なくとも1回以上、学
習が実行された場合に限り、行うようにしたので、新た
な学習が実行される前にキースイッチのオン・オフ操作
を繰り返しても初期設定値が不用意に高開度側へ更新さ
れなくなるという効果を奏する。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアイドル検出装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 本発明の検出装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】 スロットル開度全閉時の温度特性図である。
【図4】 本発明のアイドル検出装置の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図5】 アイドル検出装置のハードウェア構成図であ
る。
【図6】 従来のアイドル検出装置の動作を示すタイム
チャートである。
【符号の説明】
1 スロットル開度センサ、2 アイドル検出装置、2
a サンプリング手段、2b 学習手段、2c 学習許
可判定手段、2d 初期値設定手段、2e アイドル判
定手段。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−44565(JP,A) 特開 平2−218843(JP,A) 特開 平4−241762(JP,A) 特開 平6−93911(JP,A) 特開 平6−264812(JP,A) 特開 平1−130041(JP,A) 特開 平2−112648(JP,A) 実開 平5−83344(JP,U) 特公 昭63−15467(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 45/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全閉時のスロットル開度が環境温度が下が
    るにつれ大きくなるエンジンのスロットル弁の開度を検
    出するスロットル開度センサと、前記スロットル開度セ
    ンサの出力を所定の周期でスロットル開度として検出す
    るサンプリング手段と、前記スロットル弁が全閉となる
    所定の条件のときの前記サンプリング手段によって検出
    されたスロットル開度を積算し所定回数続いた時にその
    平均値をスロット弁の全閉開度の学習値として更新して
    記憶する学習手段と、前記学習手段による学習が実行可
    能であるか否かを判定する学習許可判定手段と、スロッ
    トル弁の全閉開度の初期値を決定する初期値設定手段
    と、前記学習手段に記憶された学習値と所定値との加算
    値が、前記サンプリング手段によって検出されたスロッ
    トル開度より大きいときにアイドルであると判定するア
    イドル判定手段と、を備え、前記初期値設定手段は、前
    記エンジンのキースイッチがオンされたときに、前記記
    憶されている学習値にエンジンの冷却水温度を含むエン
    ジン情報に基づいてあらかじめ設定された所定開度を加
    算した値を初期値として、記憶されている元の学習値を
    更新する、ことを特徴とするエンジンのアイドル検出装
    置。
  2. 【請求項2】前記初期値設定手段における学習値の更新
    は、キースイッチの前回のオン中に、一度でも学習がな
    された場合に限り行われることを特徴とする請求項1記
    載のエンジンのアイドル検出装置。
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