JP5565051B2 - エンジンの制御装置および制御方法 - Google Patents

エンジンの制御装置および制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、エンジンの制御装置および制御方法に関するものである。特に、スロットルバルブの開度センサを用いてスロットルバルブの全閉状態を判定する場合に用いられて好適である。
例えば船体の尾部に装着される船外機は、カバーの内部にエンジンを備えている。一般的にエンジンは、シリンダーブロック、シリンダヘッド、シリンダヘッドカバー等から構成されている。シリンダヘッドにより形成される燃焼室には、スパークプラグが配設されている。また、シリンダヘッドの一側壁にはエキゾーストマニホールドが形成され、他側壁にはインジェクタが設置されたインテークマニホールドが形成されている。インテークマニホールドには、インテークパイプを介して、スロットルバルブが収容されたスロットルボディが結合されている。吸気は、スロットルボディ内で流量が調整され、シリンダヘッド内の燃焼室でインジェクタから噴射された燃料と混合され、スパークプラグによって着火され燃焼する。
船外機のエンジンの中には、例えば特許文献1に開示されるように、スロットルバルブの開度を検出する開度センサと、スロットルボディの上流・下流部にスロットルバルブに向かう吸気の流れをバイパスする通路とが設けられているものがある。また、バイパスの通路上には、例えば電磁バルブのような、電気信号によって開閉制御可能な空気量制御弁が備えられている。空気量制御弁は、開度センサがスロットルバルブの全閉状態を検出したときに、バイパスに流入させる空気量を調整し、アイドリング状態におけるエンジンの回転数を安定させている。
また、開度センサには、例えば特許文献2に開示されるような、非接触式の開度センサが用いられる。この非接触式の開度センサは、スロットルバルブの開度に応じた電圧(出力信号)を出力する。
特開2004−68704号公報 特開2003−185470号公報
しかしながら、上述した非接触式の開度センサは、センサ内のホール素子や磁石の温度特性によって出力信号が変化してしまうという問題がある。したがって、スロットルバルブが同じ全閉状態の場合であっても、例えば雰囲気温度が20℃のときに開度センサが出力する出力信号と、雰囲気温度が30℃のときに開度センサが出力する出力信号との間に差が生じてしまう。
図21A〜図21Cは、異なる開度センサ間における雰囲気温度と出力信号の変動値との関係を示す図である。各図では、横軸が雰囲気温度であり、縦軸が雰囲気温度25℃における開度センサの出力信号との変動値(変動電圧値)である。図21Aに示す開度センサの温度特性直線は、雰囲気温度が上昇することで、出力する電圧値が高くなることを示している。図21Bに示す開度センサの温度特性直線は、雰囲気温度が上昇することで、出力する電圧値が図21Aよりも、より高くなることを示している。図21Cに示す開度センサの温度特性直線は、雰囲気温度が上昇することで、逆に出力する電圧値が低くなることを示している。このような出力信号の変化は、異なる開度センサ間に限られず、同一の開度センサであっても機械的な経年変化によって生じてしまう。すなわち、機械的な経年変化によって、温度特性直線の傾きが少しずつ変化してしまう。
船外機のエンジンはカバーによって覆われているために、エンジンを始動することによりカバー内の温度が上昇し、開度センサの周囲の温度も上昇する。すなわち、エンジンの始動直後と暖機後とでは、開度センサの周囲の温度も異なり、開度センサの温度特性により開度センサの出力信号が変化してしまう。そのために、スロットルバルブの全閉状態を判定するときに、実際にはスロットルバルブが全閉状態であるにも関わらず全閉状態でないと判定されたり、逆に実際にはスロットルバルブが開状態であるにも関わらず全閉状態であると判定されたりしてしまう。
例えば、スロットルバルブが全閉状態であるにも関わらず全閉状態でないと判定されてしまうと、上述した空気量制御弁がバイパスの通路に流入させる空気量を制限してしまう。その結果、アイドリング状態に必要な空気量が確保できず、エンジンが停止してしまうおそれがある。
この場合、開度センサ毎にセンサ出力レベルを調整しなければならず、その作業は煩雑であり、エンジンのコストアップの要因になってしまう。また、上述したように、同一の開度センサであっても機械的な経年変化によって温度特性が変化してしまうために、経年変化までも考慮して対策を行うのは非常に困難である。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、開度センサの温度特性によって開度センサの出力信号が変化してしまう場合であっても、確実にスロットルバルブの全閉状態を判定できるようにすることを目的とする。
本発明に係るエンジンの制御装置は、エンジンの吸気通路に配設されたスロットルバルブが全閉状態であるか否かを前記スロットルバルブの開度センサのセンサ出力信号に基づいて判定するエンジンの制御装置であって、前記開度センサの開度センサ温度を取得する開度センサ温度取得手段と、前記開度センサのセンサ出力信号を取得するセンサ出力信号取得手段と、前記スロットルバルブの全閉状態において、前記開度センサ温度取得手段により取得された開度センサ温度と、該開度センサ温度での前記センサ出力信号取得手段により取得されたセンサ出力信号との、2組の組み合せに基づいて、開度センサ温度−センサ出力信号の特性直線を生成する特性直線生成手段と、前記特性直線生成手段により生成された特性直線を用いて、前記温度取得手段により取得される現在の開度センサ温度から、前記スロットルバルブの全閉状態におけるセンサ出力信号の閾値を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された閾値と、前記センサ出力信号取得手段により取得される現在のセンサ出力信号とを比較して、前記スロットルバルブの全閉状態を判定する全閉判定手段と、前記特性直線生成手段により生成された特性直線を更新するか否かを更新条件に基づいて判定する更新判定手段と、前記更新判定手段が前記特性直線を更新する判定をした場合、前記2組の組み合せのうち最新ではない1組を、前記開度センサ温度取得手段により取得された現在の開度センサ温度と、該開度センサ温度での前記センサ出力信号取得手段により取得された現在のセンサ出力信号との現在の1組に更新し、前記更新判定手段が前記特性直線を更新しない判定をした場合、前記2組の組み合せを更新しない更新手段と、を有し、前記更新条件は、前記2組の組み合せのうち最新の1組と前記現在の1組との、2つの開度センサ温度の差の絶対値が所定値以上であるか否かの条件であり、前記更新判定手段は、前記2つの開度センサ温度の差の絶対値が所定値以上の場合、前記特性直線を更新する判定をし、前記2つの開度センサ温度の差の絶対値が所定値未満の場合、前記特性直線を更新しない判定をすることを特徴とする。
また、本発明に係る制御方法は、エンジンの吸気通路に配設されたスロットルバルブが全閉状態であるか否かを前記スロットルバルブの開度センサのセンサ出力信号に基づいて判定するエンジンの制御装置による制御方法であって、前記開度センサの開度センサ温度を取得する開度センサ温度取得ステップと、前記開度センサのセンサ出力信号を取得するセンサ出力信号取得ステップと、前記スロットルバルブの全閉状態において、前記開度センサ温度取得ステップにより取得された開度センサ温度と、該開度センサ温度での前記センサ出力信号取得ステップにより取得されたセンサ出力信号との、2組の組み合せに基づいて、開度センサ温度−センサ出力信号の特性直線を生成する特性直線生成ステップと、前記特性直線生成ステップにより生成された特性直線を用いて、前記温度取得ステップにより取得される現在の開度センサ温度から、前記スロットルバルブの全閉状態におけるセンサ出力信号の閾値を算出する算出ステップと、前記算出ステップにより算出された閾値と、前記センサ出力信号取得ステップにより取得される現在のセンサ出力信号とを比較して、前記スロットルバルブの全閉状態を判定する全閉判定ステップと、前記特性直線生成ステップにより生成された特性直線を更新するか否かを更新条件に基づいて判定する更新判定ステップと、前記更新判定ステップにより前記特性直線を更新する判定をした場合、前記2組の組み合せのうち最新ではない1組を、前記開度センサ温度取得ステップにより取得された現在の開度センサ温度と、該開度センサ温度での前記センサ出力信号取得ステップにより取得された現在のセンサ出力信号との現在の1組に更新し、前記更新判定ステップにより前記特性直線を更新しない判定をした場合、前記2組の組み合せを更新しない更新ステップと、を有し、前記更新条件は、前記2組の組み合せのうち最新の1組と前記現在の1組との、2つの開度センサ温度の差の絶対値が所定値以上であるか否かの条件であり、前記更新判定ステップでは、前記2つの開度センサ温度の差の絶対値が所定値以上の場合、前記特性直線を更新する判定をし、前記2つの開度センサ温度の差の絶対値が所定値未満の場合、前記特性直線を更新しない判定をすることを特徴とする。
本発明によれば、開度センサの温度特性によって開度センサの出力信号が変化してしまう場合であっても、確実にスロットルバルブの全閉状態を判定することができる。
船外機の一部外観図である。 エンジンおよびその周辺の構成を模式的に示した図である。 カバーを取り外した状態のエンジンおよびその周辺の構成を示す図である。 カバーを取り外した状態のエンジンおよびその周辺の構成を示す図である。 カバーを取り外した状態のエンジンおよびその周辺の構成を示す図である。 スロットルボディの構成を示す図である。 スロットルボディの構成を示す図である。 エンジンコントロールユニットの構成を示すブロック図である。 スロットルバルブの全閉判定の概略を説明するための図である。 スロットルバルブの全閉判定の処理を示すフローチャートである。 特性直線を更新する処理を説明するための図である。 特性直線を更新する処理を説明するための図である。 スロットルバルブの全閉状態を判定する処理を説明するための図である。 吸気温度と実際の開度センサ温度との関係を示す図である。 特性直線の更新条件を判定の処理を示すフローチャートである。 特性直線の更新条件を判定する処理を説明するための図である。 ヒートソーク状態の判定処理を示すフローチャートである。 スロットルバルブの故障判定の処理を示すフローチャートである。 他の更新条件を判定する処理を説明するための図である。 近似直線を特性直線として生成する処理を説明するための図である。 開度センサの雰囲気温度と出力信号の変動値との関係を示す図である。 開度センサの雰囲気温度と出力信号の変動値との関係を示す図である。 開度センサの雰囲気温度と出力信号の変動値との関係を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、エンジンとして船外機のエンジンを取り上げて説明する。なお、各図では、必要に応じて船外機の前方を矢印Frにより、後方を矢印Rrにより示し、船外機の右側を矢印Rにより、左側を矢印Lにより示す。なお、船外機の前方とは、船外機を船体に取り付けた状態で、船体が前方に進む方向である。
図1は、船外機の一部外観図である。図1に示すように、船外機10は船体1のトランサムボード2に取り付けられる。船外機10は、全体がカバー11によって覆われることで、形状が整えられて構成される。このカバー11の内部には、エンジン12が収容されている。
図2は、エンジンおよびその周辺の構成を模式的に示した図である。図3〜図5は、カバーを取り外した状態のエンジンおよびその周辺の一部の構成を示す図である。なお、図3はエンジンを前方から見た正面図である。図4は図3に示す矢印A方向から見た側面図である。図5はエンジンの前方から見たインテークパイプ周辺の斜視図である。
図2に示すように、エンジン12には、シリンダーブロック13、シリンダヘッド14、シリンダヘッドカバー15等を含んで構成される。シリンダヘッド14には、スパークプラグ16が燃焼室17内に供給される燃料との混合気に着火可能に配設される。また、シリンダヘッド14の一方側にはエキゾーストマニホールド18が形成され、他方側にはインテークマニホールド19が形成される。
インテークマニホールド19には、燃料を噴射するインジェクタ20が配設される。また、インテークマニホールド19には、インテークパイプ21がエンジン12の前後方向に沿って接続されている(図5も参照)。インテークパイプ21には、サイレンサ22を介して、スロットルボディ23が結合される。
ここで、図6および図7を参照して、スロットルボディ23の構成について説明する。図6は、スロットルボディの斜視図であり、図7は図6を矢印B方向から見た図である。図7に示すように、スロットルボディ23の吸気通路24にはスロットルバルブ25がシャフト26によって回動自在に軸支されている。
スロットルバルブ25は、吸気通路24を全閉する方向に付勢されている。エンジン12が停止状態、アイドリング状態、後述するリモコンレバーがニュートラル状態では、スロットルバルブ25は、付勢に応じて図示しないストッパに直接または間接的に当接し、機械的な全閉位置に維持される。
一方、本実施形態の船外機10は、図2に示すようにリモコンレバー35によって船外機10のシフト操作およびスロットル操作を行うことができる。操船者がニュートラル状態から一方方向にリモコンレバー35を傾けると、まずシフト操作が行われる。さらにリモコンレバー35を傾けると、スロットル操作が行われる。シフト操作およびスロットル操作は、シフトケーブル36、スロットルケーブル37を介して、エンジン12に伝達される。
操船者がスロットル操作を行うことで、スロットルケーブル37が前後方向(図5に示す矢印C方向)に変位する。スロットルケーブル37が前後方向に変位することで、スロットルリンク38が連動して変位し、図6および図7に示すスロットルカム27が回動する。スロットルカム27が回動することで、スロットルバルブ25のシャフト26が付勢に抗して回動する。スロットルバルブ25を回動させる角度(開度)に応じて、吸気通路24を通ってエンジン12に供給される空気量が増減し、エンジン12の回転数が調整される。なお、図6に示すスロットルカム27は、操船者がエンジンの回転数を目標値に合わせ易いように、低回転域ではリモコンレバー35の操作量に対して、スロットルバルブ25が徐々に開くように形成されている。
図7に示すように、スロットルバルブ25のシャフト26上には、スロットルバルブ25の開度を検出する開度センサ28が配設されている。開度センサには、内部に摺動抵抗を有する接触式と、ホール素子等の磁気検出素子を有する非接触式があり、本実施形態では、非接触式の開度センサ28が用いられる。開度センサ28は、スロットルバルブ25の開度を検出し、開度に応じて出力信号としての電圧値を後述するエンジンコントロールユニット29に出力する。
また、図2に示すようにスロットルボディ23には、スロットルバルブ25の上流側と下流側とを連通させて、スロットルバルブ25に向かう空気の流れをバイパスするバイパス通路30が設けられている。このバイパス通路30には、電気信号によって開閉制御可能なアイドルエアーコントロールバルブ31(以下、IACという)が設けられている。IAC31は、開度センサ28がスロットルバルブ25の全閉状態を検出したときに、エンジンコントロールユニット29による制御に基づいて、バイパス通路30内に流入する空気流量を調整して、アイドリング状態のエンジン12の回転数を安定させる。
さらに、スロットルボディ23には、スロットルバルブ25の上流側に吸気温度を検出する吸気温度センサ32が設けられている。吸気温度センサ32は、計測した吸気温度の情報をエンジンコントロールユニット29に出力する。
エンジンコントロールユニット29は、エンジン12の制御装置であって、エンジン12全体の制御を行う。図8は、エンジンコントロールユニットの構成を示すブロック図である。エンジンコントロールユニット29は、CPU41、ROM42、RAM43、EEPROM44、入力インタフェース45、出力インタフェース46を含んで構成されている。
CPU41は、ROM42に格納されたプログラムを実行して、各種のセンサ等から出力される情報に基づいて、インジェクタ20やIAC31等を制御する。ROM42は、不揮発性メモリであって、CPU41が実行するプログラムやCPU41が各機器を制御するときの判定値等を格納している。RAM43は、揮発性メモリであって、CPU41が各機器を制御するときに算出した情報等を一時的に記憶している。EEPROM44は、書き換え可能な不揮発性メモリであって、CPU41が各機器を制御するときに算出した情報等を記憶している。
入力インタフェース45は、上述した開度センサ28や吸気温度センサ32等の各種センサからの出力信号を受信する入力回路である。なお、入力インタフェース45に出力する機器には、その他、エンジン温度センサ47、冷却水温度センサ48、イグニッションスイッチ49、ニュートラルスイッチ50、エマージェンシースイッチ51、クランク角センサ53等がある。ニュートラルスイッチ50は、上述したリモコンレバー35がニュートラルにある場合に信号を出力する。エマージェンシースイッチ51は、エンジン12を緊急停止するときに信号を出力する。
出力インタフェース46は、上述したインジェクタ20やIAC31を制御するための信号を送信する出力回路である。なお、出力インタフェース46から出力する機器には、その他、イグニッションコイル52等がある。
エンジンコントロールユニット29は、スロットルバルブ25が全閉状態であるか否かを開度センサ28の出力信号を取得して判定し、スロットルバルブ25が全閉状態であると判定した場合、IAC31に対してバイパス通路30内の空気流量を調整させ、アイドリング状態におけるエンジン12の回転数を安定させる。従来、エンジンコントロールユニット29は、開度センサ28が出力する出力信号を取得し、出力信号が所定値以下であれば、スロットルバルブ25が全閉状態であると判定したが、上述したように、非接触式の開度センサ28では、温度特性により、出力信号に変化が生じてしまう。
そこで、本実施形態のエンジンコントロールユニット29のCPU41は、現在の開度センサ28の温度において、スロットルバルブ25が全閉状態で出力すると推定される出力電圧を算出し、その出力電圧を閾値として、スロットルバルブ25が全閉状態であるか否かを判定する。まず、図9を参照して、スロットルバルブ25が全閉状態であるか否かをCPU41が判定する処理の概略について説明する。図9は、開度センサの特性直性を示し、横軸が開度センサの温度[℃]であり、縦軸が開度センサの出力信号(出力電圧[V])である。なお、開度センサ28の温度とは、開度センサ28の周囲の雰囲気温度であり、以下、開度センサ温度という。開度センサ温度は吸気温度に近似して変化するので、本実施形態では、吸気温度センサ32が計測した吸気温度に対してフィルタ処理を行うことで、開度センサ温度を取得している。このフィルタ処理については、後述する。
まず、CPU41は、エンジン冷機時においてスロットルバルブ25が機械的な全閉状態のときの開度センサ温度と、この温度で開度センサ28が出力する出力電圧とを学習する(図9に示す学習点2)。なお、学習とは、具体的には開度センサ温度と出力電圧とを取得してRAM43等のメモリに記憶することをいう。
また、CPU41は、エンジン暖機時においてスロットルバルブ25が機械的な全閉状態のときの開度センサ温度と、この温度で開度センサ28が出力する出力電圧とを学習する(図9に示す学習点1)。CPU41は、学習点1と学習点2と通る開度センサ温度−センサ出力信号の特性直線(図9に示す実線)を生成し、現在の開度センサ温度に基づいて、スロットルバルブ25が全閉状態のときに開度センサ28が出力すると推定される出力電圧を算出する。なお、スロットルバルブ25が機械的な全閉状態とは、例えばリモコンレバー35がニュートラル状態の場合であり、上述したようにスロットルバルブ25が全閉方向に付勢され、図示しないストッパに直接または間接的に当接することで確実に全閉している状態をいう。
例えば、図9に示す例では、現在の開度センサ28の温度が40℃であるとすると、CPU41は、特性直線に基づき、スロットルバルブ25が全閉状態のときに開度センサ28は出力電圧0.711[V]を出力すると推定する。したがって、CPU41は、現在の開度センサ28の温度が40℃であるとき、開度センサ28が出力電圧0.711[V]以下を出力している場合、スロットルバルブ25が全閉状態であると判定する。このように、判定することで、開度センサ温度が上昇したり下降したりしても、正確にスロットルバルブ25の全閉状態を判定することができる。また、学習点1および学習点2を書き換え可能であるEEPROM44に記憶しておくことで、次にエンジン12を始動させたときであっても、学習点1および学習点2を用いて、すぐに開度センサ温度−センサ出力信号の特性直線を生成でき、正確なスロットルバルブ25の全閉状態の判定を行うことができる。また、図9に示すように、例えば学習点2から学習点3に更新して、学習点1と学習点3とを通る開度センサ温度−センサ出力信号の特性直線(図9に示す一点鎖線)を生成することで、開度センサ28が機械的な経年変化した場合であっても、対応することができる。
次に、図10に示すフローチャートを参照して、スロットルバルブ25が全閉状態であるか否かをCPU41が判定する処理について、詳細に説明する。なお、図10に示すフローチャートは、エンジンコントロールユニット29のCPU41がROM42に格納されたプログラムを実行することにより実現される。
まず、ステップS10では、ユーザによりイグニッションスイッチ49がオンされることで、CPU41は電源をオンにする。CPU41は、ROM42に格納されたプログラムをRAM43に読み出す。
ステップS11では、CPU41はEEPROM44に記憶している学習値および学習完了フラグFfを読み出し、RAM43に記憶する。ここで、学習値とは、図9で説明したように、学習点における開度センサ温度Tおよび出力電圧Vの組み合わせである。また、学習完了フラグFfとは、学習値を記憶しているか否かを示すフラグである。
具体的には、CPU41は、学習点1である開度センサ温度Taおよび出力電圧Vaと、学習点2である開度センサ温度Tbおよびセンサ電圧Vbとの2組の学習値および学習完了フラグFf=1を読み出す。一方、学習値がEEPROM44に記憶されていない場合、CPU41は、学習値が記憶されていないことを示す学習完了フラグFf=0のみを読み出す。
ステップS12では、CPU41は、電源をオンしたときの出力電圧Vthを開度センサ28から取得する。この処理は、センサ出力信号取得手段による処理の一例に対応する。また、CPU41は、電源をオンしたときの吸気温度Tiatを吸気温度センサ32から取得する。CPU41は、取得した出力電圧Vthを初期電圧Vthonに代入し、取得した吸気温度Tiatを初期開度センサ温度Tonに代入し、RAM43に記憶する。
なお、上述したように、CPU41は、吸気温度センサ32が計測した吸気温度に対してフィルタ処理を行うことで、開度センサ温度を取得している。図14は、エンジン始動後の吸気温度と実際の開度センサ温度との関係を示す図である。図14に示すように、エンジン始動後の吸気温度(一点鎖線)は、実際の開度センサ温度(破線)に対して一定時間後に同様に上昇する。したがって、本実施形態では、開度センサ温度T(n)を次式により算出することで、実際の開度センサ温度に近似した開度センサ温度を算出できる。
T(n)=T(n−1)×A+Tiat×(1−A)・・・式(1)
なお、T(n−1)は前回の開度センサ温度であり、Aはフィルタ定数であり、Tiatは現在の吸気温度である。図14に示すように、フィルタ処理による開度センサ温度(二点鎖線)は、実際の開度センサ温度(破線)に近似している。以下、開度センサ温度は、このフィルタ処理により算出された温度である。この処理は、開度センサ温度取得手段による処理の一例に対応する。
ステップS13では、CPU41は、学習状態を確認する。具体的には、CPU41は、学習完了フラグFfが1であるか否かを判定する。上述したステップS11において、EEPROM44に学習値が記憶されている場合、学習完了フラグFfは1であり、ステップS14に処理を進める。一方、EEPROM44に学習値が記憶されていない場合、学習完了フラグFfは0であり、ステップS25に処理を進める。
ステップS14では、CPU41は、温度センサ温度−センサ出力信号の特性直線を更新するか否かを更新条件に基づいて判定する。この処理は、更新判定手段による処理の一例に対応する。この更新判定の処理は、図15に示すフローチャートを参照して後述する。図15に示すフローチャートの結果、更新する場合、更新条件フラグFnに1が代入され、更新されない場合、更新条件フラグFnに0が代入される。更新条件フラグFnが1の場合、ステップS15に処理を進め、更新条件フラグFnが0の場合、ステップS27に処理を進める。
ステップS15では、CPU41は、スロットルバルブ25の機械的な全閉状態における現在の開度センサ温度Tおよび出力電圧Vthを、学習値としてRAM43に記憶する。この処理は、第一の記憶処理手段による処理の一例に対応する。すなわち、ここでは、図11に示すような既に学習した学習点1と学習点2とがあるものとする。この場合、ステップS15では、CPU41が開度センサ温度Tおよび出力電圧Vthを新たな学習点1として開度センサ温度Taおよび出力電圧Vaに代入し、いままでの学習点1であった開度センサ温度Taおよび出力電圧Vaを新たな学習点2として開度センサ温度Tbおよび出力電圧Vbに代入する。すなわち、CPU41は、新たな学習点1および学習点2をRAM43に更新して記憶し、前回までの学習点2としての開度センサ温度Tbおよび開度センサ電圧値Vbは、RAM43から消去する。この処理は、更新手段のよる処理の一例に対応する。
ステップS16では、CPU41は、学習完了フラグFfに1を代入して、RAM43に記憶する。
ステップS17では、CPU41は、RAM43に記憶されている学習点1と学習点2とを通る開度センサ温度−センサ出力信号の特性直線を生成する。この処理は、特性直線生成手段による処理の一例に対応する。図12に示す特性直線を参照して説明すると、CPU41は、学習点1である開度センサ温度Taおよび出力電圧Vaと、学習点2である開度センサ温度Tbおよび出力電圧Vbを次式に代入して、新たに特性直線を生成する。
Vc=(|Va−Vb|/|Ta−Tb|)×(T−Ta)+Va・・・式(2)
このように特性直線を生成することで、開度センサ温度Tが変化した場合であっても、現在の開度センサ温度Tを上式に代入することで、現在の開度センサ温度Tにおいて、スロットルバルブ25が全閉状態で開度センサ28が出力する出力電圧Vcを推定できる。
ステップS18では、CPU41は、開度センサ28が故障しているか否かを判定する。この処理は、故障判定手段による処理の一例に対応する。この故障判定の処理は、図18に示すフローチャートを参照して後述する。図18に示すフローチャートの結果、正常の場合、故障判定フラグFeに0が代入され、故障している場合、故障判定フラグFeに1が代入される。故障判定フラグFeが0の場合、ステップS19に処理を進め、故障判定フラグFeが1の場合、ステップS28に処理を進める。
ステップS19では、CPU41は、ユーザの入力操作により、初期化入力操作が行われたか否かを判定する。初期化入力操作が行われた場合、ステップS20に処理を進め、初期化入力操作が行われない場合、ステップS21に処理を進める。
ここで、初期化入力操作とは、EEPROM44に記憶されている学習点1および学習点2によって生成された特性直線を用いて、スロットルバルブ25の全閉状態の判定を行いたくない場合に、ユーザが行う入力操作である。例えば、スロットルボディ23を交換した場合は、交換する前に記憶している学習点1および学習点2を用いても正確な全閉判定が行われない。このような場合にユーザは初期化入力操作を行う。この初期化入力操作は、エンジン12が初期化入力操作用のスイッチを備えてもよいが、例えばエマージェンシースイッチ51等の既存スイッチを用いて、通常の使用では操作されないパターンの特定操作を初期化入力操作としてもよい。
ステップS20では、CPU41は、学習完了フラグFfに0を代入し、RAM43に記憶する。この処理は、初期化手段による処理の一例に対応する。その後、ステップS13の処理に戻る。
ステップS21では、CPU41は、エンジン始動中の現在の開度センサ温度Tを取得し、取得した開度センサ温度TをステップS17で生成した特性直線の式(2)に代入し、スロットルバルブ25が全閉状態で開度センサ28が出力する出力電圧Vcを算出し、RAM43に記憶する。この処理は、算出手段による処理の一例に対応する。算出された出力電圧Vcがスロットルバルブ25の全閉状態を判定する閾値となる。
ただし、スロットルボディ23の機械的な組み付け誤差や熱膨張等のヒステリシスを考慮して、CPU41は、算出された出力電圧値Vcにα値を加算して基準値とする。したがって、CPU41は、現時点での開度センサ28が出力する出力電圧が、基準値以下になったときに、スロットルバルブ25が全閉状態であると判定する。すなわち、CPU41は、現時点での開度センサ28が出力する出力電圧をVthとすると、次式によって、スロットルバルブ25の全閉状態を判定する。
Vth≦Vc+α・・・式(3)
図13に示す特性直線を参照して説明すると、CPU41は、図13に示す特性直線から現在の開度センサ温度Tに対応した出力電圧Vcを算出し、この出力電圧Vcにα値を加算した値をRAM43に記憶する。CPU41は、現在の開度センサ28の出力電圧が、基準値(Vc+α)以下の場合、スロットルバルブ25が全閉状態であると判定する。以降、CPU41は、学習点が更新されたり、開度センサ温度が変化しない限り、RAM43に記憶された基準値に基づいてスロットルバルブ25の全閉状態を判定する。この処理は、全閉判定手段により処理の一例に対応する。
ステップS22では、CPU41は、イグニッションスイッチ49がオフされたか否かを判定する。イグニッションスイッチ49がオフされた場合エンジン12の駆動が停止され、ステップS23に処理を進め、イグニッションスイッチ49がオフされない場合、ステップS14に処理を戻し、再び特性直線の更新条件を判定する。
ステップS23では、CPU41は、RAM43に記憶している学習点1である開度センサ温度Taおよび出力電圧Vaと、学習点2である開度センサ温度Tbおよび出力電圧Vbと、学習完了フラグFfとをEEPROM44に記憶する。この処理は、第二の記憶処理手段による処理の一例に対応する。このように、EEPROM44に記憶することで、電源がオフされた場合であっても記憶が保持されるので、上述したステップS11で説明したように、過去に記憶した最新の学習点を次回のエンジン12の始動時に用いることができる。
ステップS24では、CPU41は、電源をオフする。
次に、初めてエンジン12を駆動する場合等、学習点がEEPROM44に記憶されていない場合について説明する。この場合、学習完了フラグFfが0であるために、ステップS13の分岐において、ステップS25に処理が進められる。
ステップS25では、CPU41は、ステップS12でRAM43に記憶している初期開度センサ温度Tonおよび初期電圧値Vthonを学習点1として記憶する。具体的には、CPU41は、開度センサ温度Tonを開度センサ温度Taに代入し、初期電圧値Vthonを出力電圧Vaに代入し、RAM43に記憶する。この時点では、RAM43には、1組の学習点しか記憶されていない。
ステップS26では、CPU41は、初期電圧値Vthonを全閉状態における開度センサ28が出力する出力電圧Vcとして代入する。すなわち、この時点では、一組の学習点しか取得していないので、特性直線を生成することができない。そこで、CPU41は、次の学習点を記憶するまで、初期電圧値Vthonを開度センサ28が全閉状態において出力する出力電圧Vcとして適用する。
したがって、その後のステップS21に示すように、CPU41は、開度センサ28の出力電圧が、基準値(Vc+α)以下の場合、スロットルバルブ25が全閉状態であると判定する。
また、ステップS14において、更新条件フラグFnが0であり、特性直線を更新しないと判定した場合、ステップS27に処理を進める。
ステップS27では、CPU41は、学習完了フラグFfが1であるか否かを判定する。学習完了フラグFfが1の場合、ステップS17に処理を進め、CPU41は、既に記憶している2組の学習値から特性直線を生成する。一方、学習完了フラグFfが0の場合、1組の学習点しか記憶していないので、ステップS26に処理を進め、CPU41は、次の学習点を記憶するまで、初期電圧値Vthonを全閉状態における開度センサ28が出力する出力電圧Vcとして適用する。
また、ステップS18において、故障判定フラグFeが1であり、開度センサ28が故障であると判定した場合、ステップS28に処理を進める。
ステップS28では、CPU41は、学習完了フラグFfに0を代入し、現在の開度センサ28が出力する出力電圧Vthに固定値Vfaultを代入し、出力電圧Vcに初期値Viniを代入する。この処理は、故障により開度センサ28が出力する異常な電圧値を適用して全閉判定をしないようにするためである。
次に、上述したステップS14において、特性直線を更新するか否かを更新条件に基づいて判定する更新判定ルーチンについて、図15に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS30では、CPU41は、リモコンレバー35のシフト位置がニュートラルであるか否かを、ニュートラルスイッチ50の出力に基づいて判定する。リモコンレバー35がニュートラルではない場合、ステップS36に処理を進める。ステップS36では、更新条件フラグFnに0が代入されるので、特性直線の更新は行われない。リモコンレバー35がニュートラルの場合、ステップS31に処理を進める。なお、CPU41がニュートラルであるか否かを判定するのは、ニュートラル状態では上述したようにスロットルバルブ25が機械的な全閉状態であり、確実に全閉状態における開度センサ28の出力電圧を取得できるからである。
ステップS31では、CPU41は、現在の開度センサ温度Tと、RAM43に最新に記憶した学習点1における開度センサ温度Taとの差の絶対値が温度差判定値Td以上であるか否か、すなわち次式が成立するか否かを判定する。
|T−Ta|≧Td・・・式(4)
温度差判定値Td以上の場合、ステップS32に処理を進め、温度差判定値Tdより小さい場合、ステップS36に処理を進める。
図16に示す特性直線を参照して説明すると、ステップS31では、CPU41は現在の開度センサ温度Tと学習点1における開度センサ温度Taとの間が所定以上離れているかを判定している。すなわち、現在の開度センサ温度Tと学習点1における開度センサ温度Taとの間が近接し過ぎていると、精度の高い特性直線を生成することができない。したがって、ここでは、現在の開度センサ温度Tと学習点1における開度センサ温度Taとの間が所定以上、離れていることを更新条件としている。
ステップS32では、CPU41は、ファーストアイドリング状態であるか否かを判定する。ファーストアイドリング状態とは、例えばエンジン12のアイドリングを安定させる等のために、操船者がニュートラル状態で意図的にエンジン12の回転数を上昇させている状態をいう。具体的には、CPU41は、現在の開度センサ28が出力する出力電圧Vthがファーストアイドリング判定値Vfast以下であるか否かを判定する。ファーストアイドリング判定値Vfast以下の場合、ステップS33に処理を進め、ファーストアイドリング判定値Vfastより大きい場合、ステップS36に処理を進める。
ステップS33では、CPU41は、エンジン12がヒートソーク状態であるか否かを判定する。ヒートソーク状態とは、エンジン停止時にエンジン12が熱をもった状態をいう。ヒートソーク判定の処理は、図17に示すヒートソーク判定ルーチンにより行われる。
ここでは、ヒートソーク判定ルーチンについて図17に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS50では、CPU41は、エンジンストールであるか否かを判定する。具体的には、CPU41は、エンジンの回転数Nがエンジンストール判定値Nst以下であるか否かを判定する。エンジンストールの場合、ステップS51に処理を進め、エンジンストールではない場合、ステップS54に処理を進める。ステップS54では、CPU41は、エンジン12がヒートソーク状態ではないと判定し、ヒートソーク判定フラグFhに0を代入する。
ステップS51では、CPU41は、現在の吸気温度Tiatがヒートソーク吸気温度判定値Tihot以上であるか否かを判定する。吸気温度Tiatがヒートソーク吸気温度判定値Tihot以上の場合、ステップS52に処理を進め、吸気温度Tiatがヒートソーク吸気温度判定値Tihotよりも小さい場合、ステップS54に処理を進める。
ステップS52では、CPU41は、現在の冷却水の温度Twがヒートソーク水温判定値Twhot以上であるか否かを判定する。冷却水の温度Twがヒートソーク水温判定値Twhot以上の場合、ステップS53に処理を進め、冷却水の温度Twがヒートソーク水温判定値Twhotよりも小さい場合、ステップS54に処理を進める。
ステップS53では、CPU41は、エンジン12がヒートソーク状態であると判定し、ヒートソーク判定フラグFhに1を代入する。
図15に示すフローチャートのステップS33に戻り、ヒートソーク判定ルーチンの結果、ヒートソーク判定フラグFhが1の場合、ヒートソーク状態と判定し、ステップS36に処理を進め、ヒートソーク判定フラグFhが0の場合、ヒートソーク状態ではないと判定し、ステップS34に処理を進める。
ステップS34では、CPU41は、エンジン12がオーバヒート状態であるか否かを判定する。CPU41は、現在の冷却水の温度Twがオーバヒート判定値Toh以上であるか否かを判定する。冷却水の温度Twがオーバヒート判定値Toh以上の場合、オーバヒート状態であると判定し、ステップS36に処理を進め、冷却水の温度Twがオーバヒート判定値Tohよりも小さい場合、オーバヒート状態ではないと判定し、ステップS35に処理を進める。
ステップS35では、CPU41は、特性直線の更新条件が成立するとして、更新判定フラグFnに1を代入する。
一方、ステップS36では、CPU41は、特性直線の更新条件が不成立として、更新判定フラグFnに0を代入する。
なお、上述したステップS33およびステップS34において、エンジン12がヒートソーク状態およびオーバヒート状態に、特性直線の更新条件が不成立とするのは、エンジン12が異常状態の場合に特性直線を更新しないようにするためである。
次に、上述したステップS18において、開度センサ28が故障しているか否かを判定する故障判定ルーチンについて、図18に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS40では、CPU41は、現在の開度センサ28の出力電圧Vthが天絡故障判定値Vfhi以上であるか否かを判定する。出力電圧Vthが天絡故障判定値Vfhi以上の場合、ステップS43に処理を進め、出力電圧Vthが天絡故障判定値Vfhiよりも小さい場合、ステップS41に処理を進める。
ステップS41では、CPU41は、出力電圧Vthが地絡故障判定値Vflo以下であるか否かを判定する。出力電圧Vthが地絡故障判定値Vflo以下の場合、ステップS43に処理を進め、出力電圧Vthが地絡故障判定値Vfloよりも大きい場合、ステップS42に処理を進める。
ステップS43では、CPU41は、開度センサ28が故障であると判定して、故障判定フラグFeに1を代入する。
一方、ステップS42では、CPU41は、開度センサ28が故障していないと判定して、故障判定フラグFeに0を代入する。
すなわち、ステップS40およびステップS41では、開度センサ28が異常な出力電圧を出力しているか否かを判定している。
なお、上述したフローチャートにおいて説明したα値、固定値Vfault、初期値Vini、温度差判定値Td、ファーストアイドリング判定値Vfast、エンジンストール判定値Nst、ヒートソーク吸気温度判定値Tihot、ヒートソーク水温判定値Twhot、オーバヒート判定値Toh、天絡故障判定値Vfhiおよび地絡故障判定値Vfloは、予めROM42に格納されていて、CPU41が必要に応じて読み出す。
上述したような処理により、CPU41はスロットルバルブ25が全閉状態であるか否かを判定する。CPU41は、全閉状態であると判定した場合、IAC31を介して、バイパス通路30に流入させる空気量を調整して、アイドリング状態におけるエンジン12の回転数を安定化させる。
本実施形態によれば、エンジンコントロールユニット29は、開度センサ温度と該開度センサ温度でのセンサ出力信号(出力電圧)との組み合わせを2組取得し、開度センサ温度−センサ出力信号の特性直線を生成する。そして、生成した特性直線を用いて、現在の開度センサ温度で、スロットルバルブ25が全閉状態において出力する開度センサ28の出力電圧を算出する。そして、算出した出力信号を閾値として、現在の開度センサ28の出力電圧と比較して、スロットルバルブが全閉状態であるか否かを判定する。
このように、開度センサ28に応じた開度センサ温度−センサ出力信号の特性直線を生成するので、開度センサ28の温度特性が異なっていたとしても、正確なスロットルバルブ25の全閉判定を行うことができる。
また、更新条件に基づいて特性直線を更新するので、同一の開度センサ28において、機械的な経年変化によって温度特性が変化してしまった場合も、その時点における開度センサ28に応じた、正確なスロットルバルブ25の全閉判定を行うことができる。
また、本実施形態では、電源をオフにする場合にのみ、EEPROM44に学習点1および学習点2に記憶し、学習点を更新して記憶する場合は、RAM43に記憶するので、EEPROM44の書き換え回数を削減させることができ、EEPROM44の信頼性および耐久性を向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、特性直線の更新条件として図15に示す更新判定ルーチンのステップS30からステップS34の処理に基づいて判定したが、この場合のみに限られず、さらに更新条件を付加してもよい。例えば、CPU41は、現在の開度センサ温度Tおよび出力電圧Vthと学習点1との間で特性直線を生成して、その特性直線の傾きが所定の傾き判定値の範囲(所定の範囲)に入っているか否かを更新条件として付加してもよい。傾き判定値の範囲に入っていない場合、更新判定フラグFnに0を代入して特性直線を更新しないようにする。
具体的に、図19に示す特性直線を参照して説明すると、CPU41は現在の開度センサ温度Tおよび出力電圧Vthと学習点1とを通る特性直線(図19に示す二点鎖線)が所定の傾きであるか否かを判定する。傾きが大きすぎたり小さすぎたりする場合、CPU41は、特性直線を更新しないようにする。なお、傾きが大きすぎたり小さすぎたりする場合、CPU41は、傾きを制限値にして特性直線を生成してもよい。
また、上述した実施形態では、開度センサ温度および該開度センサ温度での開度センサの出力電圧の組み合わせを2組用いて、特性直線を生成する場合について説明したが、この場合に限られず、3組以上の開度センサ温度および出力電圧の組み合わせから、特性直線を生成してもよい。
具体的に、図20に示す特性直線を参照して説明すると、CPU41は最新の3組の開度センサ温度および出力電圧の組み合わせ、すなわち最新の3点の学習点をRAM43に記憶し、その3点の学習点に近似する近似直線を特性直線として生成してもよい。したがって、精度の高い特性直線を生成することができ、より正確なスロットルバルブ25の全閉判定を行うことができる。また、この場合、電源をオフするときに最新の3点の学習点をEEPROM44に記憶し、次回のエンジン始動時に読み出すことで、上述した実施形態と同様に、すぐに特性直線を生成することができる。なお、3組以上の開度センサ温度および出力電圧の組み合わせから特性直線を生成する場合に限られず4組以上から生成してもよい。
また、上述した実施形態では、CPU41は、開度センサ温度を吸気温度にフィルタ処理を行うことで、開度センサ温度を取得する場合についてのみ説明したが、開度センサ28の周囲の温度を検出する専用の温度センサを設けてもよい。ただし、本実施形態のように既存の温度センサを用いることで、コストの削減を図ることができる。
また、吸気温度に対してフィルタ処理を行う場合に限られず、他の対象物の温度を計測する目的の温度センサが計測した温度にフィルタ処理をして、開度センサ温度を取得してもよい。
また、上述した実施形態では、リモコンレバー35を介して、スロットルバルブ25を開閉する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、船外機10に図示しない操舵ハンドルを備え、操舵ハンドルに設けられた図示しないスロットルグリップを介して、スロットルバルブ25を開閉してもよい。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。例えば、船外機のエンジンのみについて説明したが、この場合に限られず、他のエンジンにも適当することができる。
12:エンジン 13:シリンダーブロック 14:シリンダヘッド 15:シリンダヘッドカバー 16:スパークプラグ 17:燃焼室 18:エキゾーストマニホールド 19:インテークマニホールド 20:インジェクタ 21:インテークパイプ 22:サイレンサ 23:スロットルボディ 24:吸気通路 25:スロットルバルブ 26:シャフト 27:スロットルカム 28:開度センサ 29:エンジンコントロールユニット 30:バイパス通路 31:IAC 32:吸気温度センサ 35:リモコンレバー 36:シフトケーブル 37:スロットルケーブル 38:スロットルリンク 41:CPU 42:ROM 43:RAM 44:EEPROM 45:入力インタフェース 46:出力インタフェース 47:エンジン温度センサ 48:冷却水温度センサ 49:イグニッションスイッチ 50:ニュートラルスイッチ 51:エマージェンシースイッチ 52:イグニッションコイル

Claims (10)

  1. エンジンの吸気通路に配設されたスロットルバルブが全閉状態であるか否かを前記スロットルバルブの開度センサのセンサ出力信号に基づいて判定するエンジンの制御装置であって、
    前記開度センサの開度センサ温度を取得する開度センサ温度取得手段と、
    前記開度センサのセンサ出力信号を取得するセンサ出力信号取得手段と、
    前記スロットルバルブの全閉状態において、前記開度センサ温度取得手段により取得された開度センサ温度と、該開度センサ温度での前記センサ出力信号取得手段により取得されたセンサ出力信号との、2組の組み合せに基づいて、開度センサ温度−センサ出力信号の特性直線を生成する特性直線生成手段と、
    前記特性直線生成手段により生成された特性直線を用いて、前記温度取得手段により取得される現在の開度センサ温度から、前記スロットルバルブの全閉状態におけるセンサ出力信号の閾値を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された閾値と、前記センサ出力信号取得手段により取得される現在のセンサ出力信号とを比較して、前記スロットルバルブの全閉状態を判定する全閉判定手段と
    前記特性直線生成手段により生成された特性直線を更新するか否かを更新条件に基づいて判定する更新判定手段と、
    前記更新判定手段が前記特性直線を更新する判定をした場合、前記2組の組み合せのうち最新ではない1組を、前記開度センサ温度取得手段により取得された現在の開度センサ温度と、該開度センサ温度での前記センサ出力信号取得手段により取得された現在のセンサ出力信号との現在の1組に更新し、
    前記更新判定手段が前記特性直線を更新しない判定をした場合、前記2組の組み合せを更新しない更新手段と、を有し、
    前記更新条件は、前記2組の組み合せのうち最新の1組と前記現在の1組との、2つの開度センサ温度の差の絶対値が所定値以上であるか否かの条件であり、
    前記更新判定手段は、前記2つの開度センサ温度の差の絶対値が所定値以上の場合、前記特性直線を更新する判定をし、前記2つの開度センサ温度の差の絶対値が所定値未満の場合、前記特性直線を更新しない判定をすることを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 前記スロットルバルブの全閉状態において、前記開度センサ温度取得手段および前記センサ出力信号取得手段により取得された開度センサ温度およびセンサ出力信号の、2組の組み合せを、書き換え可能な不揮発性メモリに記憶する記憶処理手段を更に有し、
    前記特性直線生成手段は、前記記憶処理手段により前記不揮発性メモリに記憶された前記開度センサ温度および前記センサ出力信号の、2組の組み合せに基づいて、開度センサ温度−センサ出力信号の特性直線を生成することを特徴とする請求項に記載のエンジンの制御装置。
  3. 前記エンジンが始動している場合、前記開度センサ温度取得手段および前記センサ出力信号取得手段により取得された開度センサ温度およびセンサ出力信号の、2組の組み合せを揮発性メモリに記憶する第一の記憶処理手段と、
    前記エンジンを停止した場合、前記第一の記憶処理手段により記憶されている前記開度センサ温度および前記センサ出力信号の、2組の組み合せを書き換え可能な不揮発性メモリに記憶する第二の記憶処理手段と、を更に有することを特徴とする請求項に記載のエンジンの制御装置。
  4. 前記更新条件は、前記特性直線生成手段が生成する開度センサ温度−センサ出力信号の特性直線の傾きが所定の範囲内であるか否かの条件であり、
    前記更新判定手段は、前記傾きが所定の範囲内の場合、前記特性直線を更新する判定をし、前記傾きが所定の範囲内ではない場合、前記特性直線を更新しない判定をすることを特徴とする請求項に記載のエンジンの制御装置。
  5. 前記更新条件は、前記エンジンがオーバヒート状態またはヒートソーク状態であるか否かの条件であり、
    前記更新判定手段は、前記エンジンがオーバヒート状態でない場合またはヒートソーク状態でない場合、前記特性直線を更新する判定をし、前記エンジンがオーバヒート状態の場合またはヒートソーク状態の場合、前記特性直線を更新しない判定をすることを特徴とする請求項に記載のエンジンの制御装置。
  6. 前記開度センサ温度取得手段は、前記開度センサとは異なる対象物の温度を計測する温度センサによって計測された温度にフィルタ処理をすることで、前記開度センサ温度を取得することを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載のエンジンの制御装置。
  7. 前記開度センサとは異なる対象物の温度を計測する温度センサは、吸気温度を計測する吸気温度センサであることを特徴とする請求項に記載のエンジンの制御装置。
  8. 前記開度センサが故障しているか否かを判定する故障判定手段を更に有し、
    前記故障判定手段により、前記開度センサが故障していると判定された場合、
    前記全閉判定手段は、予め設定されている前記スロットルバルブの全閉状態におけるセンサ出力信号に基づいて、前記スロットルバルブの全閉状態を判定することを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載のエンジンの制御装置。
  9. ユーザの入力操作に応じて、前記特性直線生成手段により生成された開度センサ温度−センサ出力信号の特性直線を初期化する初期化手段を更に有することを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載のエンジンの制御装置。
  10. エンジンの吸気通路に配設されたスロットルバルブが全閉状態であるか否かを前記スロットルバルブの開度センサのセンサ出力信号に基づいて判定するエンジンの制御装置による制御方法であって、
    前記開度センサの開度センサ温度を取得する開度センサ温度取得ステップと、
    前記開度センサのセンサ出力信号を取得するセンサ出力信号取得ステップと、
    前記スロットルバルブの全閉状態において、前記開度センサ温度取得ステップにより取得された開度センサ温度と、該開度センサ温度での前記センサ出力信号取得ステップにより取得されたセンサ出力信号との、2組の組み合せに基づいて、開度センサ温度−センサ出力信号の特性直線を生成する特性直線生成ステップと、
    前記特性直線生成ステップにより生成された特性直線を用いて、前記温度取得ステップにより取得される現在の開度センサ温度から、前記スロットルバルブの全閉状態におけるセンサ出力信号の閾値を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにより算出された閾値と、前記センサ出力信号取得ステップにより取得される現在のセンサ出力信号とを比較して、前記スロットルバルブの全閉状態を判定する全閉判定ステップと
    前記特性直線生成ステップにより生成された特性直線を更新するか否かを更新条件に基づいて判定する更新判定ステップと、
    前記更新判定ステップにより前記特性直線を更新する判定をした場合、前記2組の組み合せのうち最新ではない1組を、前記開度センサ温度取得ステップにより取得された現在の開度センサ温度と、該開度センサ温度での前記センサ出力信号取得ステップにより取得された現在のセンサ出力信号との現在の1組に更新し、
    前記更新判定ステップにより前記特性直線を更新しない判定をした場合、前記2組の組み合せを更新しない更新ステップと、を有し、
    前記更新条件は、前記2組の組み合せのうち最新の1組と前記現在の1組との、2つの開度センサ温度の差の絶対値が所定値以上であるか否かの条件であり、
    前記更新判定ステップでは、前記2つの開度センサ温度の差の絶対値が所定値以上の場合、前記特性直線を更新する判定をし、前記2つの開度センサ温度の差の絶対値が所定値未満の場合、前記特性直線を更新しない判定をすることを特徴とする制御方法。
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