JPH11134881A - 不揮発性多値メモリ装置及びそのデータの消去方法 - Google Patents
不揮発性多値メモリ装置及びそのデータの消去方法Info
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- JPH11134881A JPH11134881A JP30056797A JP30056797A JPH11134881A JP H11134881 A JPH11134881 A JP H11134881A JP 30056797 A JP30056797 A JP 30056797A JP 30056797 A JP30056797 A JP 30056797A JP H11134881 A JPH11134881 A JP H11134881A
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- erasing
- gate
- memory
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不揮発性多値メモリ装置において、消去/書
き込み特性を改善する。 【解決手段】 不揮発性メモリに対する消去の際、選択
されたビットラインを0Vとして、ダミー消去期間にま
ずソースラインSLに高電圧バイアスVhv2を印加し、
ワードラインWLに0Vを印加して、メモリセル60に
おいてコントロールゲートCGからフローティングゲー
トFGへトンネル電流を流す。その後、消去期間に、ワ
ードラインWLに高電圧バイアスVhv2を印加し、ソー
スラインSLに0Vを印加して、メモリセル60におい
てフローティングゲートFGからコントロールゲートC
Gへトンネル電流を流す。このように消去の際、フロー
ティングゲートFGとコントロールゲートCGとの絶縁
膜に双方向のトンネル電流を流すことにより、トラップ
された電荷を減少させる。
き込み特性を改善する。 【解決手段】 不揮発性メモリに対する消去の際、選択
されたビットラインを0Vとして、ダミー消去期間にま
ずソースラインSLに高電圧バイアスVhv2を印加し、
ワードラインWLに0Vを印加して、メモリセル60に
おいてコントロールゲートCGからフローティングゲー
トFGへトンネル電流を流す。その後、消去期間に、ワ
ードラインWLに高電圧バイアスVhv2を印加し、ソー
スラインSLに0Vを印加して、メモリセル60におい
てフローティングゲートFGからコントロールゲートC
Gへトンネル電流を流す。このように消去の際、フロー
ティングゲートFGとコントロールゲートCGとの絶縁
膜に双方向のトンネル電流を流すことにより、トラップ
された電荷を減少させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多値情報を記憶可
能なEEPROM等を用いた不揮発性多値メモリ装置及
びそのデータの消去方法に関する。
能なEEPROM等を用いた不揮発性多値メモリ装置及
びそのデータの消去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フローティングゲートを備えたEEPR
OM等の不揮発性メモリにおいて、フローティングゲー
トに注入する電荷量を制御することによりそのスレッシ
ョルドレベルを変更して、メモリセルにアナログ量を記
憶することは、従来より行われていた。
OM等の不揮発性メモリにおいて、フローティングゲー
トに注入する電荷量を制御することによりそのスレッシ
ョルドレベルを変更して、メモリセルにアナログ量を記
憶することは、従来より行われていた。
【0003】例えば、特開平09−69295号公報で
は、不揮発性多値メモリセルに入力データに応じた多値
情報を書き込む際に、前記書き込みに先立ってデータの
消去が行われる。データの消去が終了すると、多値情報
の書き込みが行われる。この書き込みは、メモリセルに
書き込みパルスを供給することによりそのフローティン
グゲートに電荷を注入し、注入後、注入電荷に対応する
データを読み出して、前記データが入力データと比較
し、両データが一致するまで書き込みパルスの供給を繰
り返すことにより行われていた。また、従来例では、不
揮発性メモリとしては、スプリットゲート型フラッシュ
メモリーが使用されていた。
は、不揮発性多値メモリセルに入力データに応じた多値
情報を書き込む際に、前記書き込みに先立ってデータの
消去が行われる。データの消去が終了すると、多値情報
の書き込みが行われる。この書き込みは、メモリセルに
書き込みパルスを供給することによりそのフローティン
グゲートに電荷を注入し、注入後、注入電荷に対応する
データを読み出して、前記データが入力データと比較
し、両データが一致するまで書き込みパルスの供給を繰
り返すことにより行われていた。また、従来例では、不
揮発性メモリとしては、スプリットゲート型フラッシュ
メモリーが使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スプリット
ゲート型フラッシュメモリセルには、書き込み/消去を
数万回繰り返すと、フローティングゲートに電荷が帯電
されたり、フローティングゲートとコントロールゲート
との間の絶縁膜に電荷がトラップされたり、消去及び書
き込みができなくなるという問題があった。帯電及びト
ラップされた電荷をどの程度除去できるかは、コントロ
ールゲートに印加するゲート電圧をどの程度高くするか
に依っている。しかし、従来例では、消去/書き込みタ
イミングや回路の構成上、従来例以上にゲート電圧を高
くすることは困難であったため、不揮発性メモリセルの
寿命を長くできないという問題があった。
ゲート型フラッシュメモリセルには、書き込み/消去を
数万回繰り返すと、フローティングゲートに電荷が帯電
されたり、フローティングゲートとコントロールゲート
との間の絶縁膜に電荷がトラップされたり、消去及び書
き込みができなくなるという問題があった。帯電及びト
ラップされた電荷をどの程度除去できるかは、コントロ
ールゲートに印加するゲート電圧をどの程度高くするか
に依っている。しかし、従来例では、消去/書き込みタ
イミングや回路の構成上、従来例以上にゲート電圧を高
くすることは困難であったため、不揮発性メモリセルの
寿命を長くできないという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、通常の消去動作ととも
に、それとは異なるダミー消去動作を行って、不揮発性
メモリセルの寿命を長くすることを目的とする。
に、それとは異なるダミー消去動作を行って、不揮発性
メモリセルの寿命を長くすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、多値情報記憶
可能な不揮発性メモリセルと、前記メモリに書き込まれ
た多値情報を消去する消去回路と、該消去回路の動作よ
り前または後に、メモリセルに対してダミー消去を行う
ダミー消去回路とを備えることを特徴とする。特に、ダ
ミー消去回路は、前記メモリセルのコントロールゲート
を接地し、前記メモリセルのソースに電圧を印加するこ
とを特徴とする。
可能な不揮発性メモリセルと、前記メモリに書き込まれ
た多値情報を消去する消去回路と、該消去回路の動作よ
り前または後に、メモリセルに対してダミー消去を行う
ダミー消去回路とを備えることを特徴とする。特に、ダ
ミー消去回路は、前記メモリセルのコントロールゲート
を接地し、前記メモリセルのソースに電圧を印加するこ
とを特徴とする。
【0007】さらに、前記消去回路及びダミー消去回路
の動作が終了すると、前記メモリセルに入力データに応
じた多値情報を書き込む書き込み回路を備えることを特
徴とする。また、多値情報の記憶可能な不揮発性多値メ
モリ装置において、前記メモリに書き込まれた多値情報
を消去し、前記メモリの消去動作の前または後にメモり
セルに対してダミー消去することを特徴とする。
の動作が終了すると、前記メモリセルに入力データに応
じた多値情報を書き込む書き込み回路を備えることを特
徴とする。また、多値情報の記憶可能な不揮発性多値メ
モリ装置において、前記メモリに書き込まれた多値情報
を消去し、前記メモリの消去動作の前または後にメモり
セルに対してダミー消去することを特徴とする。
【0008】さらに、前記消去動作及びダミー消去動作
を終了すると、前記メモリに入力データに応じた多値情
報を書き込むことを特徴とする。本発明によれば、通常
の消去回路の動作より前または後に、メモリセルにダミ
ー消去を行うことによって、帯電またはトラップされた
電荷の除去率を高くすることができる。
を終了すると、前記メモリに入力データに応じた多値情
報を書き込むことを特徴とする。本発明によれば、通常
の消去回路の動作より前または後に、メモリセルにダミ
ー消去を行うことによって、帯電またはトラップされた
電荷の除去率を高くすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は不揮発性メモリセルのリー
ドライト回路を示す本発明の実施の形態の図である。図
1において、20はDフリップフロップで構成され、2
ビットの入力データを取り込んで保持する2ビットのデ
ータレジスタ、21は基準電圧VrefをV1〜V4(V
1<V2<V3<V4)の4つの電圧に分割する抵抗分
割回路、22はデータレジスタ20の内容をデコードし
その内容に対応してV1〜V4のいずれかの電圧を選択
的に出力するデコーダ、23はデコーダ22から出力さ
れるアナログ電圧Vdecを非反転端子+に入力し、EE
PROM6のメモリセル60から読み出した電圧Vmを
反転端子−に入力して両電圧を比較する比較器、24は
タイミングクロックRWCK4がHレベルの期間比較器
23の出力をそのまま出力し、Lレベルへの立ち下がり
時に比較器の出力をラッチしてLレベルの期間ラッチし
た出力を送出するラッチ回路、25はデータレジスタ2
0の内容を出力するための出力バッファである。また、
抵抗分割回路21とデコーダ22により図5に示す第2
DAコンバータ4を構成している。
ドライト回路を示す本発明の実施の形態の図である。図
1において、20はDフリップフロップで構成され、2
ビットの入力データを取り込んで保持する2ビットのデ
ータレジスタ、21は基準電圧VrefをV1〜V4(V
1<V2<V3<V4)の4つの電圧に分割する抵抗分
割回路、22はデータレジスタ20の内容をデコードし
その内容に対応してV1〜V4のいずれかの電圧を選択
的に出力するデコーダ、23はデコーダ22から出力さ
れるアナログ電圧Vdecを非反転端子+に入力し、EE
PROM6のメモリセル60から読み出した電圧Vmを
反転端子−に入力して両電圧を比較する比較器、24は
タイミングクロックRWCK4がHレベルの期間比較器
23の出力をそのまま出力し、Lレベルへの立ち下がり
時に比較器の出力をラッチしてLレベルの期間ラッチし
た出力を送出するラッチ回路、25はデータレジスタ2
0の内容を出力するための出力バッファである。また、
抵抗分割回路21とデコーダ22により図5に示す第2
DAコンバータ4を構成している。
【0010】EEPROM6のメモリセル60は、フロ
ーティングゲートFGを備えたスプリットゲート型のセ
ルであって、フローティングゲートFGに電荷を注入す
ることにより書き込みを行い、フローティングゲートF
Gに注入された電荷を引き抜くことにより消去を行うも
のである。各メモリセル60は、そのドレインDがビッ
トラインBL1,BL2,……に接続され、ソースSが
ソースラインSL1,SL2,……に接続され、コント
ロールゲートCGがワードラインWL1,WL2,……
に接続されている。各ビットラインBL1,BL2,…
…は、上位4ビットのXアドレスADRX[8:5]を
デコードするXアドレスデコーダ100により、いずれ
か1ラインが選択されて比較器23の反転端子に接続さ
れる。ワードラインWL1,WL2,……、及び、ソー
スラインSL1,SL2,……は、各々、11ビットの
Yアドレス[10:0]をデコードするYアドレスデコ
ーダ200及び250に接続され、これらデコーダには
第2バイアス発生回路400から種々のバイアス電圧が
供給されている。このバイアス電圧には、書き込み用の
高電圧バイアスVhv1と、消去用及びダミー消去用の高
電圧バイアスVhv2とが含まれている。
ーティングゲートFGを備えたスプリットゲート型のセ
ルであって、フローティングゲートFGに電荷を注入す
ることにより書き込みを行い、フローティングゲートF
Gに注入された電荷を引き抜くことにより消去を行うも
のである。各メモリセル60は、そのドレインDがビッ
トラインBL1,BL2,……に接続され、ソースSが
ソースラインSL1,SL2,……に接続され、コント
ロールゲートCGがワードラインWL1,WL2,……
に接続されている。各ビットラインBL1,BL2,…
…は、上位4ビットのXアドレスADRX[8:5]を
デコードするXアドレスデコーダ100により、いずれ
か1ラインが選択されて比較器23の反転端子に接続さ
れる。ワードラインWL1,WL2,……、及び、ソー
スラインSL1,SL2,……は、各々、11ビットの
Yアドレス[10:0]をデコードするYアドレスデコ
ーダ200及び250に接続され、これらデコーダには
第2バイアス発生回路400から種々のバイアス電圧が
供給されている。このバイアス電圧には、書き込み用の
高電圧バイアスVhv1と、消去用及びダミー消去用の高
電圧バイアスVhv2とが含まれている。
【0011】ソースライン用のYアドレスデコーダ20
0にはダミー消去信号DWBEが入力され、信号DWE
Bに応じてYアドレスデコーダ200はソースラインに
高電圧バイアスVhv2を出力する。また、ワードライン
用のYアドレスデコーダ250は消去信号WBEが入力
され、信号WBEに応じてYアドレスデコーダ250は
ワードラインにバイアスVhv2を出力する。
0にはダミー消去信号DWBEが入力され、信号DWE
Bに応じてYアドレスデコーダ200はソースラインに
高電圧バイアスVhv2を出力する。また、ワードライン
用のYアドレスデコーダ250は消去信号WBEが入力
され、信号WBEに応じてYアドレスデコーダ250は
ワードラインにバイアスVhv2を出力する。
【0012】尚、アドレスデコーダ100,200,2
50には、タイミング信号としてRWCK3,RWCK
4,WBEが入力されている。また、ここでのドレイ
ン,ソースという呼び方は、読み出し時の動作状態を基
準にしている。ビットラインBL1,BL2,……へ供
給する3種類のバイアス電圧VBH,VBLH,VBLL(VBH
>VBLH>VBLL)は、第1バイアス発生回路500から
出力され、これらのバイアス電圧の供給ラインには、各
々、スイッチとしてPチャネルMOSトランジスタ2
6,NチャネルMOSトランジスタ27,NチャネルM
OSトランジスタ28が挿入されている。そして、これ
らトランジスタの出力側には、書き込み時のみオンする
アナログスイッチ29が接続され、このアナログスイッ
チ29の出力がXアドレスデコーダ100への入出力ラ
イン30に接続されている。PチャネルMOSトランジ
スタ26のゲートには、一端にラッチ回路24の出力C
OMPを入力するANDゲート31の出力が印加され、
NチャネルMOSトランジスタ27及び28には、各々
ANDゲート32及び33の出力が印加されている。A
NDゲート32及び33には、一端にANDゲート31
の出力が共通して入力され、ANDゲート32の他端に
は、データレジスタ20への上位ビットD1をインバー
タ34により反転した信号が入力され、ANDゲート3
3の他端には、データレジスタ20への上位ビットD1
がそのまま入力されている。
50には、タイミング信号としてRWCK3,RWCK
4,WBEが入力されている。また、ここでのドレイ
ン,ソースという呼び方は、読み出し時の動作状態を基
準にしている。ビットラインBL1,BL2,……へ供
給する3種類のバイアス電圧VBH,VBLH,VBLL(VBH
>VBLH>VBLL)は、第1バイアス発生回路500から
出力され、これらのバイアス電圧の供給ラインには、各
々、スイッチとしてPチャネルMOSトランジスタ2
6,NチャネルMOSトランジスタ27,NチャネルM
OSトランジスタ28が挿入されている。そして、これ
らトランジスタの出力側には、書き込み時のみオンする
アナログスイッチ29が接続され、このアナログスイッ
チ29の出力がXアドレスデコーダ100への入出力ラ
イン30に接続されている。PチャネルMOSトランジ
スタ26のゲートには、一端にラッチ回路24の出力C
OMPを入力するANDゲート31の出力が印加され、
NチャネルMOSトランジスタ27及び28には、各々
ANDゲート32及び33の出力が印加されている。A
NDゲート32及び33には、一端にANDゲート31
の出力が共通して入力され、ANDゲート32の他端に
は、データレジスタ20への上位ビットD1をインバー
タ34により反転した信号が入力され、ANDゲート3
3の他端には、データレジスタ20への上位ビットD1
がそのまま入力されている。
【0013】また、メモリセル60に書き込まれたアナ
ログ量を電圧として読み出すために、抵抗分割回路で構
成されたリードバイアス発生回路35が設けられてお
り、その分圧点Pが比較時のみオンするNチャネルMO
Sトランジスタ36を介して、Xアドレスデコーダ10
0への入出力ライン30に接続されている。この入出力
ライン30と接地間には、メモリセルの消去時にビット
ラインBL1,BL2,……へ接地電位を供給するた
め、信号WBE及びDWBEによりオンするNチャネル
MOSトランジスタ37が挿入されており、このMOS
トランジスタ37のゲートには信号WBE及びDWBE
を入力とするオアゲート45が接続される。
ログ量を電圧として読み出すために、抵抗分割回路で構
成されたリードバイアス発生回路35が設けられてお
り、その分圧点Pが比較時のみオンするNチャネルMO
Sトランジスタ36を介して、Xアドレスデコーダ10
0への入出力ライン30に接続されている。この入出力
ライン30と接地間には、メモリセルの消去時にビット
ラインBL1,BL2,……へ接地電位を供給するた
め、信号WBE及びDWBEによりオンするNチャネル
MOSトランジスタ37が挿入されており、このMOS
トランジスタ37のゲートには信号WBE及びDWBE
を入力とするオアゲート45が接続される。
【0014】ところで、図1に示すリードライト回路
は、Xアドレス方向に8個のメモリセルを1ブロックと
して管理しており、各ブロックには自己のブロックが選
択されたことを検出するためのブロックセレクタ600
が配置されている。図1に示すブロックNO.0のブロ
ックでは、ブロックセレクタ600は、下位6ビットの
XアドレスADRX[5:0]がオール「0」であるこ
とを検出するANDゲートで構成されている。
は、Xアドレス方向に8個のメモリセルを1ブロックと
して管理しており、各ブロックには自己のブロックが選
択されたことを検出するためのブロックセレクタ600
が配置されている。図1に示すブロックNO.0のブロ
ックでは、ブロックセレクタ600は、下位6ビットの
XアドレスADRX[5:0]がオール「0」であるこ
とを検出するANDゲートで構成されている。
【0015】更に、図1において、38はデータ転送ク
ロックRWCK2とラッチイネーブル信号LATENと
ブロックセレクタ600の出力BSELを入力するNA
NDゲート、39はタイミングクロックRWCK3とリ
ードイネーブル信号REAEN2及び出力COMPを入
力するNANDゲート、40はブロックセレクタ600
の出力BSELとリードイネーブル信号REAEN2と
を入力するNANDゲート、41は2つのNANDゲー
ト38,39の出力を入力するNANDゲート、42は
タイミングクロックRWCK3とライトイネーブル信号
WRIEN2を入力するANDゲート、43はリードイ
ネーブル信号REAEN2とライトイネーブル信号WR
IEN2を入力するORゲート、44はタイミングクロ
ックRWCK4とORゲート43の出力を入力するAN
Dゲートであり、NANDゲート41の出力をデータレ
ジスタ20を構成するDフリップフロップのクロック端
子に印加し、NANDゲート40の出力を出力バッファ
25のオンオフ制御信号として印加し、ANDゲート4
2の出力をアナログスイッチ29のオンオフ制御信号と
して印加し、ANDゲート44の出力をNチャネルMO
Sトランジスタ36のゲートに印加するようにしてい
る。
ロックRWCK2とラッチイネーブル信号LATENと
ブロックセレクタ600の出力BSELを入力するNA
NDゲート、39はタイミングクロックRWCK3とリ
ードイネーブル信号REAEN2及び出力COMPを入
力するNANDゲート、40はブロックセレクタ600
の出力BSELとリードイネーブル信号REAEN2と
を入力するNANDゲート、41は2つのNANDゲー
ト38,39の出力を入力するNANDゲート、42は
タイミングクロックRWCK3とライトイネーブル信号
WRIEN2を入力するANDゲート、43はリードイ
ネーブル信号REAEN2とライトイネーブル信号WR
IEN2を入力するORゲート、44はタイミングクロ
ックRWCK4とORゲート43の出力を入力するAN
Dゲートであり、NANDゲート41の出力をデータレ
ジスタ20を構成するDフリップフロップのクロック端
子に印加し、NANDゲート40の出力を出力バッファ
25のオンオフ制御信号として印加し、ANDゲート4
2の出力をアナログスイッチ29のオンオフ制御信号と
して印加し、ANDゲート44の出力をNチャネルMO
Sトランジスタ36のゲートに印加するようにしてい
る。
【0016】以下、図3乃至図5のタイミングチャート
を参照して、リードライト回路300の書き込み動作及
び読み出し動作について説明する。メモリセル60の各
動作状態でのバイアス条件は図7に示す通りである。ま
ず、書き込み動作に先立ち、データレジスタ20にデー
タをラッチするためのラッチモードに入る。このモード
では、2ビットのデジタルデータD1、D0が入力ライ
ン45に送出されると共に、データを書き込むべきEE
PROM6のアドレスADRX,ADRYがアドレス発
生回路10から送出され、且つ、ラッチモードを示す信
号LATENがHレベルになる。出力されたXアドレス
のうち下位6ビットADRX[5:0]が、自己のブロ
ックNO.と一致すると、ブロックセレクタ600の出
力がHレベルとなり、このため、クロックRWCK2の
立ち上がりでNANDゲート38の出力がLレベルとな
って、NANDゲート41の出力もLレベルになる。よ
って、データレジスタ20を構成するDフリップフロッ
プのクロック端子CKにクロックが印加され、入力デー
タD1,D0はデータレジスタ20に取り込まれる。
を参照して、リードライト回路300の書き込み動作及
び読み出し動作について説明する。メモリセル60の各
動作状態でのバイアス条件は図7に示す通りである。ま
ず、書き込み動作に先立ち、データレジスタ20にデー
タをラッチするためのラッチモードに入る。このモード
では、2ビットのデジタルデータD1、D0が入力ライ
ン45に送出されると共に、データを書き込むべきEE
PROM6のアドレスADRX,ADRYがアドレス発
生回路10から送出され、且つ、ラッチモードを示す信
号LATENがHレベルになる。出力されたXアドレス
のうち下位6ビットADRX[5:0]が、自己のブロ
ックNO.と一致すると、ブロックセレクタ600の出
力がHレベルとなり、このため、クロックRWCK2の
立ち上がりでNANDゲート38の出力がLレベルとな
って、NANDゲート41の出力もLレベルになる。よ
って、データレジスタ20を構成するDフリップフロッ
プのクロック端子CKにクロックが印加され、入力デー
タD1,D0はデータレジスタ20に取り込まれる。
【0017】取り込みが終了すると、初めに、図3アの
ようにダミー消去信号DWBEがHレベルとなり、Nチ
ャネルMOSトランジスタ37がオンし、入出力ライン
30は接地電位0Vとなる。Xアドレスデコーダ100
ではXアドレスADRX[8:5]により選択されたビ
ットラインが入出力ライン30に接続されているため、
そのビットラインBLは図3ウのように0Vとなる。一
方、ダミー消去信号DWBEが印加されるYアドレスデ
コーダ200により、図3エのようにソースラインSL
にはダミー消去用の高電圧バイアスVhv2が印加され、
選択されたワードラインのWLにはYアドレスデコーダ
250から図3オのように0Vが印加されるので、選択
されたメモリセルはダミー消去状態となる。つまり、図
2のようなメモリセルのソース電極SにバイアスVhv2
が印加され、ドレイン電極D及びゲート電極Gに0Vが
印加される。ソースがコントロールゲートCGより電圧
が高くなるので、コントロールゲートCGからフローテ
ィングゲートFGへトンネル電流が流れることになる。
このときのトンネル電流は後述される通常の消去動作の
ときと逆方向になる。この際に、コントロールゲートC
GとフローティングゲートFGとの間に帯電またはトラ
ップされた電荷はフローティングゲートFGへ移動す
る。
ようにダミー消去信号DWBEがHレベルとなり、Nチ
ャネルMOSトランジスタ37がオンし、入出力ライン
30は接地電位0Vとなる。Xアドレスデコーダ100
ではXアドレスADRX[8:5]により選択されたビ
ットラインが入出力ライン30に接続されているため、
そのビットラインBLは図3ウのように0Vとなる。一
方、ダミー消去信号DWBEが印加されるYアドレスデ
コーダ200により、図3エのようにソースラインSL
にはダミー消去用の高電圧バイアスVhv2が印加され、
選択されたワードラインのWLにはYアドレスデコーダ
250から図3オのように0Vが印加されるので、選択
されたメモリセルはダミー消去状態となる。つまり、図
2のようなメモリセルのソース電極SにバイアスVhv2
が印加され、ドレイン電極D及びゲート電極Gに0Vが
印加される。ソースがコントロールゲートCGより電圧
が高くなるので、コントロールゲートCGからフローテ
ィングゲートFGへトンネル電流が流れることになる。
このときのトンネル電流は後述される通常の消去動作の
ときと逆方向になる。この際に、コントロールゲートC
GとフローティングゲートFGとの間に帯電またはトラ
ップされた電荷はフローティングゲートFGへ移動す
る。
【0018】ダミー消去期間が終了すると、ダミー消去
信号DWBEに代わって図3イのように消去信号WBE
がHレベルとなり、トランジスタ37は引き続きオンと
なり、入出力ライン30は接地電位0Vになる。また、
Xアドレスデコーダ100ではXアドレスADRXによ
りダミー消去時と同様のビットラインBLが0Vとな
る。一方、信号WBEが入力されるYアドレスデコーダ
250により、選択されたワードラインWLには図3オ
のように消去用の高電圧バイアスVhv2が印加され、ソ
ースラインSLにはYアドレスデコーダ200から図3
エのように0Vが印加されるので、選択されたメモリセ
ルは消去状態となる。この状態では、図2のメモリセル
のゲート電極CGにバイアスVhv2が印加され、ドレイ
ン電極D及びソース電極Sに0Vが印加されるので、通
常の消去動作が実行される。その際、フローティンゲー
トFGからコントロールゲートCGへトンネル電流が流
れる。その後、消去信号WBEの発生が停止し、消去動
作が終了する。
信号DWBEに代わって図3イのように消去信号WBE
がHレベルとなり、トランジスタ37は引き続きオンと
なり、入出力ライン30は接地電位0Vになる。また、
Xアドレスデコーダ100ではXアドレスADRXによ
りダミー消去時と同様のビットラインBLが0Vとな
る。一方、信号WBEが入力されるYアドレスデコーダ
250により、選択されたワードラインWLには図3オ
のように消去用の高電圧バイアスVhv2が印加され、ソ
ースラインSLにはYアドレスデコーダ200から図3
エのように0Vが印加されるので、選択されたメモリセ
ルは消去状態となる。この状態では、図2のメモリセル
のゲート電極CGにバイアスVhv2が印加され、ドレイ
ン電極D及びソース電極Sに0Vが印加されるので、通
常の消去動作が実行される。その際、フローティンゲー
トFGからコントロールゲートCGへトンネル電流が流
れる。その後、消去信号WBEの発生が停止し、消去動
作が終了する。
【0019】ダミー消去動作及び消去動作により、メモ
リセル60のフローティングゲートFGへの電荷は引き
抜かれた状態となる。それとともに、図2のコントロー
ルゲートCGとフローティングゲートFGとの間を双方
向にトンネル電流が流れるので、その間に存在する絶縁
膜にトラップされた電荷を減少させることができ、消去
特性を改善することができる。
リセル60のフローティングゲートFGへの電荷は引き
抜かれた状態となる。それとともに、図2のコントロー
ルゲートCGとフローティングゲートFGとの間を双方
向にトンネル電流が流れるので、その間に存在する絶縁
膜にトラップされた電荷を減少させることができ、消去
特性を改善することができる。
【0020】尚、図6のバイアス条件を見ると、消去期
間におけるメモリセル6のコントロールゲートに印加さ
れる電圧と、ダミー消去期間におけるメモリセル60の
ソースに印加される電圧とはともに電圧Vhv2となっ
て、等しい電圧に設定される。しかし、これに限らず、
消去期間またはダミー消去期間のそれぞれの期間におい
て、絶縁膜にトラップされた電荷が移動できるバイアス
条件であれば、上記両電圧を異なるように設定すること
も可能である。
間におけるメモリセル6のコントロールゲートに印加さ
れる電圧と、ダミー消去期間におけるメモリセル60の
ソースに印加される電圧とはともに電圧Vhv2となっ
て、等しい電圧に設定される。しかし、これに限らず、
消去期間またはダミー消去期間のそれぞれの期間におい
て、絶縁膜にトラップされた電荷が移動できるバイアス
条件であれば、上記両電圧を異なるように設定すること
も可能である。
【0021】また、図1の回路では、図3のタイミング
チャートの如くダミー消去期間の後に消去期間を設定し
ているが、消去期間の後にダミー消去期間を設定しても
絶縁膜にトラップされた電荷を減少させることができ
る。しかしながら、ダミー消去期間では電荷がコントロ
ールゲートからフローティングゲートへの方向へ移動す
るため、消去期間→ダミー消去期間の順ではダミー消去
期間の後にフローティングゲートに電荷が帯電される可
能性がある。よって、図3の如く、ダミー消去の後に消
去期間を設定することが望まれる。
チャートの如くダミー消去期間の後に消去期間を設定し
ているが、消去期間の後にダミー消去期間を設定しても
絶縁膜にトラップされた電荷を減少させることができ
る。しかしながら、ダミー消去期間では電荷がコントロ
ールゲートからフローティングゲートへの方向へ移動す
るため、消去期間→ダミー消去期間の順ではダミー消去
期間の後にフローティングゲートに電荷が帯電される可
能性がある。よって、図3の如く、ダミー消去の後に消
去期間を設定することが望まれる。
【0022】このような消去後に、実際の書き込みモー
ドに入る。書き込みモードでは、図4ウに示すように信
号WRIEN2がHレベルになり、このため、クロック
RWCK3が図4エの如くHレベルになっている期間
は、ANDゲート42の出力がHレベルになり、さら
に、ラッチ回路24はHレベルに初期設定されているの
でANDゲート31の出力もHレベルになる。従って、
アナログスイッチ29がオンすると共に、PチャネルM
OSトランジスタ26がオフする。
ドに入る。書き込みモードでは、図4ウに示すように信
号WRIEN2がHレベルになり、このため、クロック
RWCK3が図4エの如くHレベルになっている期間
は、ANDゲート42の出力がHレベルになり、さら
に、ラッチ回路24はHレベルに初期設定されているの
でANDゲート31の出力もHレベルになる。従って、
アナログスイッチ29がオンすると共に、PチャネルM
OSトランジスタ26がオフする。
【0023】今、入力データの上位ビットD1が「0」
であれば、ANDゲート32の出力がHレベルとなるの
で、NチャネルMOSトランジスタ27がオンし、図4
カに示すようにバイアス電圧VBLHが、アナログスイッ
チ29,入出力ライン30,Xアドレスデコーダ100
を介して選択されたビットラインBLに供給される。逆
に、入力データの上位ビットD1が「1」であれば、A
NDゲート33の出力がHレベルとなるので、Nチャネ
ルMOSトランジスタ28がオンし、バイアス電圧VBL
Lがアナログスイッチ29,入出力ライン30,Xアド
レスデコーダ100を介して選択されたビットラインB
Lに供給される。
であれば、ANDゲート32の出力がHレベルとなるの
で、NチャネルMOSトランジスタ27がオンし、図4
カに示すようにバイアス電圧VBLHが、アナログスイッ
チ29,入出力ライン30,Xアドレスデコーダ100
を介して選択されたビットラインBLに供給される。逆
に、入力データの上位ビットD1が「1」であれば、A
NDゲート33の出力がHレベルとなるので、Nチャネ
ルMOSトランジスタ28がオンし、バイアス電圧VBL
Lがアナログスイッチ29,入出力ライン30,Xアド
レスデコーダ100を介して選択されたビットラインB
Lに供給される。
【0024】クロックRWCK3がHレベルの期間は、
Yアドレスデコーダ200により選択されたソースライ
ンSLに高電圧Vhv1が供給され(図4ク)、Yアドレ
スデコーダ250により選択されたワードラインWLに
VB2が供給されるので(図4キ)、図7に示す書き込み
バイアス条件が満足され、メモリセル60への書き込み
が実行される。即ち、メモリセル60のフローティング
ゲートFGへの電荷の注入が開始される。
Yアドレスデコーダ200により選択されたソースライ
ンSLに高電圧Vhv1が供給され(図4ク)、Yアドレ
スデコーダ250により選択されたワードラインWLに
VB2が供給されるので(図4キ)、図7に示す書き込み
バイアス条件が満足され、メモリセル60への書き込み
が実行される。即ち、メモリセル60のフローティング
ゲートFGへの電荷の注入が開始される。
【0025】次に、クロックRWCK3が立ち下がり、
クロックRWCK4が図4オの如くHレベルになると、
ANDゲート42の出力がLレベル、ANDゲート44
の出力がHレベルになるため、アナログスイッチ29が
オフし、NチャネルMOSトランジスタ36がオンし、
リードバイアス発生回路35の分圧点Pが入出力ライン
30に接続される。分圧点Pの電位は、NチャネルMO
Sトランジスタ36がオフのときにV4よりやや高い電
圧VREFMに設定されている。更に、この状態では、Yア
ドレスデコーダ250により、選択されたワードライン
WLにはVB1が印加され、ソースラインSLにはYアド
レスデコーダ200から0Vが印加されるので、選択さ
れたメモリセル60は読み出し状態となる。よって、選
択されたメモリセルのフローティングゲートFGに注入
された電荷に対応する電圧Vmが入出力ライン30に得
られ、この電圧Vmが比較器23においてデコーダ22
からの出力電圧Vdecと比較される。
クロックRWCK4が図4オの如くHレベルになると、
ANDゲート42の出力がLレベル、ANDゲート44
の出力がHレベルになるため、アナログスイッチ29が
オフし、NチャネルMOSトランジスタ36がオンし、
リードバイアス発生回路35の分圧点Pが入出力ライン
30に接続される。分圧点Pの電位は、NチャネルMO
Sトランジスタ36がオフのときにV4よりやや高い電
圧VREFMに設定されている。更に、この状態では、Yア
ドレスデコーダ250により、選択されたワードライン
WLにはVB1が印加され、ソースラインSLにはYアド
レスデコーダ200から0Vが印加されるので、選択さ
れたメモリセル60は読み出し状態となる。よって、選
択されたメモリセルのフローティングゲートFGに注入
された電荷に対応する電圧Vmが入出力ライン30に得
られ、この電圧Vmが比較器23においてデコーダ22
からの出力電圧Vdecと比較される。
【0026】デコーダ22では、データレジスタ20に
ラッチされたデータに対応して、抵抗分割回路21から
の4つの電圧V1〜V4のうちいずれかのアナログ電圧
が選択され、比較器23の非反転端子に出力される。こ
こで、データD1,D0と分圧値V1〜V4の関係を図
6に示しておく。比較の結果、Vdec>Vmであれば、
比較器23の出力はHレベルを維持し、上述したクロッ
クRWCK3に基づく書き込み動作とクロックRWCK
4に基づく読み出し及び比較動作を繰り返す。書き込み
動作の繰り返しによりフローティングゲートFGへの電
荷注入量が増加し、読み出し電圧Vmは図4カに示すよ
うに上昇していく。そして、Vdec≦Vmになると、図
4ケに示すように、比較器23の出力が反転してLレベ
ルになり、ラッチ回路24の出力COMPもLレベルに
なる。このため、ANDゲート31の出力がHレベルか
らLレベルに反転し、PチャネルMOSトランジスタ2
6がオンし、更に、ANDゲート32,33の出力がL
レベルとなって、2つのNチャネルMOSトランジスタ
27,28がオフする。よって、次にクロックRWCK
3がHレベルになったときには、バイアス電圧VBHがア
ナログスイッチ29を介してメモリセルのビットライン
BLに供給されるようになる(図4カ参照)。つまり、
図7に示す書き込みバイアス条件が崩れ、書き込み動作
が停止する。
ラッチされたデータに対応して、抵抗分割回路21から
の4つの電圧V1〜V4のうちいずれかのアナログ電圧
が選択され、比較器23の非反転端子に出力される。こ
こで、データD1,D0と分圧値V1〜V4の関係を図
6に示しておく。比較の結果、Vdec>Vmであれば、
比較器23の出力はHレベルを維持し、上述したクロッ
クRWCK3に基づく書き込み動作とクロックRWCK
4に基づく読み出し及び比較動作を繰り返す。書き込み
動作の繰り返しによりフローティングゲートFGへの電
荷注入量が増加し、読み出し電圧Vmは図4カに示すよ
うに上昇していく。そして、Vdec≦Vmになると、図
4ケに示すように、比較器23の出力が反転してLレベ
ルになり、ラッチ回路24の出力COMPもLレベルに
なる。このため、ANDゲート31の出力がHレベルか
らLレベルに反転し、PチャネルMOSトランジスタ2
6がオンし、更に、ANDゲート32,33の出力がL
レベルとなって、2つのNチャネルMOSトランジスタ
27,28がオフする。よって、次にクロックRWCK
3がHレベルになったときには、バイアス電圧VBHがア
ナログスイッチ29を介してメモリセルのビットライン
BLに供給されるようになる(図4カ参照)。つまり、
図7に示す書き込みバイアス条件が崩れ、書き込み動作
が停止する。
【0027】図1においては、書き込むデータに応じて
ドレインへ供給するバイアス電圧値を切り換えることに
より、短時間に書き込みを行うことができる。次に、読
み出しモードでの動作について、図5を参照しながら説
明する。読み出しモードでは、まず、信号XSET(図
5ウ)がHレベルになることによって、データレジスタ
20に初期値オール「1」がセットされ(図5オ)、デ
コーダ22からは図5カに示すように、オール「1」に
対応するアナログ電圧V4が出力される。そこで、クロ
ックRWCK4が図5キの如くHレベルになると、メモ
リセル60に対するバイアス条件は書き込みモードにお
ける読み出し動作時と全く同一になるので、選択された
メモリセルのフローティングゲートに注入された電荷に
対応する電圧Vmが比較器23の反転端子に得られ、こ
の電圧Vmがデコーダ22からの電圧V4と比較され
る。比較の結果、Vm>V4であれば比較器23及びラ
ッチ回路24の出力COMPはLレベルになるので、N
ANDゲート39の出力がHレベルになり、このときN
ANDゲート38の出力はHレベルに固定されているの
で、NANDゲート41の出力はLレベルとなり、以降
ラッチ動作は行われることなくデータレジスタ20には
オール「1」が保持されたままとなる。
ドレインへ供給するバイアス電圧値を切り換えることに
より、短時間に書き込みを行うことができる。次に、読
み出しモードでの動作について、図5を参照しながら説
明する。読み出しモードでは、まず、信号XSET(図
5ウ)がHレベルになることによって、データレジスタ
20に初期値オール「1」がセットされ(図5オ)、デ
コーダ22からは図5カに示すように、オール「1」に
対応するアナログ電圧V4が出力される。そこで、クロ
ックRWCK4が図5キの如くHレベルになると、メモ
リセル60に対するバイアス条件は書き込みモードにお
ける読み出し動作時と全く同一になるので、選択された
メモリセルのフローティングゲートに注入された電荷に
対応する電圧Vmが比較器23の反転端子に得られ、こ
の電圧Vmがデコーダ22からの電圧V4と比較され
る。比較の結果、Vm>V4であれば比較器23及びラ
ッチ回路24の出力COMPはLレベルになるので、N
ANDゲート39の出力がHレベルになり、このときN
ANDゲート38の出力はHレベルに固定されているの
で、NANDゲート41の出力はLレベルとなり、以降
ラッチ動作は行われることなくデータレジスタ20には
オール「1」が保持されたままとなる。
【0028】一方、比較の結果Vm≦V4であれば、比
較器23及びラッチ回路24の出力COMPはHレベル
となるので、図5アに示すようにクロックRWCK3が
Hレベルになると、NANDゲート39の出力がLレベ
ルとなり、このため、NANDゲート41からデータレ
ジスタ20にクロック信号が出力され、データ入力ライ
ン45に供給されたデータがデータレジスタ20にラッ
チされる。このデータ入力ライン45には、読み出しモ
ード時に図示されないダウンカウンタから「10」,
「01」,「00」のデータ「D1,D0」がクロック
RWCK4が立ち下がる毎に順次出力されるので、デー
タ「11」の次にはデータ「10」が図5オに示すよう
にデータレジスタ20にラッチされることとなる。する
と、デコーダ22の出力Vdecは図5カに示すように電
圧V3まで低下し、クロックRWCK4が再びHレベル
になると、メモリセルから読み出されたアナログ量に対
応する電圧Vmと電圧V3が比較される。そして、Vm
>V3であれば比較器23及びラッチ回路24の出力C
OMPはLレベルに反転し、以降ラッチ動作は行われる
ことなくデータレジスタ20には「10」が保持され
る。比較の結果Vm≦V3のときは、比較器23及びラ
ッチ回路24の出力COMPはHレベルを維持するの
で、次のデータ「01」がデータレジスタ20にラッチ
され、比較器23で電圧V2とVmが比較される。この
比較により、Vm>V2であればデータレジスタ20の
内容は「01」に固定され、Vm≦V2であれば最後の
データ「00」がデータラッチ20にラッチされ、電圧
VmとV1が比較される。電圧V1はほぼ0Vに設定さ
れているので、最後の比較においてはVm>V1となり
データレジスタ10の内容は「00」に固定される。
較器23及びラッチ回路24の出力COMPはHレベル
となるので、図5アに示すようにクロックRWCK3が
Hレベルになると、NANDゲート39の出力がLレベ
ルとなり、このため、NANDゲート41からデータレ
ジスタ20にクロック信号が出力され、データ入力ライ
ン45に供給されたデータがデータレジスタ20にラッ
チされる。このデータ入力ライン45には、読み出しモ
ード時に図示されないダウンカウンタから「10」,
「01」,「00」のデータ「D1,D0」がクロック
RWCK4が立ち下がる毎に順次出力されるので、デー
タ「11」の次にはデータ「10」が図5オに示すよう
にデータレジスタ20にラッチされることとなる。する
と、デコーダ22の出力Vdecは図5カに示すように電
圧V3まで低下し、クロックRWCK4が再びHレベル
になると、メモリセルから読み出されたアナログ量に対
応する電圧Vmと電圧V3が比較される。そして、Vm
>V3であれば比較器23及びラッチ回路24の出力C
OMPはLレベルに反転し、以降ラッチ動作は行われる
ことなくデータレジスタ20には「10」が保持され
る。比較の結果Vm≦V3のときは、比較器23及びラ
ッチ回路24の出力COMPはHレベルを維持するの
で、次のデータ「01」がデータレジスタ20にラッチ
され、比較器23で電圧V2とVmが比較される。この
比較により、Vm>V2であればデータレジスタ20の
内容は「01」に固定され、Vm≦V2であれば最後の
データ「00」がデータラッチ20にラッチされ、電圧
VmとV1が比較される。電圧V1はほぼ0Vに設定さ
れているので、最後の比較においてはVm>V1となり
データレジスタ10の内容は「00」に固定される。
【0029】以上のように、メモリセルから読み出され
たアナログ量に対応する電圧Vmは、データレジスタ2
0,抵抗分割回路21,デコーダ22,比較器23,N
ANDゲート39,NANDゲート41によりAD変換
され、出力バッファ25を介して外部に転送される。つ
まり、これらの回路により第2ADコンバータが構成さ
れている。
たアナログ量に対応する電圧Vmは、データレジスタ2
0,抵抗分割回路21,デコーダ22,比較器23,N
ANDゲート39,NANDゲート41によりAD変換
され、出力バッファ25を介して外部に転送される。つ
まり、これらの回路により第2ADコンバータが構成さ
れている。
【0030】
【発明の効果】本発明に依れば、消去時に、フローティ
ングゲートとコントロールゲートとの間を双方向にトン
ネル電流を流すので、その間の絶縁膜にトラップされる
電荷を減少させることができる。その為、消去/書き込
み特性の寿命を改善することができる。
ングゲートとコントロールゲートとの間を双方向にトン
ネル電流を流すので、その間の絶縁膜にトラップされる
電荷を減少させることができる。その為、消去/書き込
み特性の寿命を改善することができる。
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】スプリットゲート型の不揮発性メモリセルの断
面図である。
面図である。
【図3】本発明の消去動作を説明するためのタイミング
チャートである。
チャートである。
【図4】本発明の書き込み動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図5】本発明の読み出し動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図6】本発明における入力デジタルデータと対応する
アナログ電圧との関係図である。
アナログ電圧との関係図である。
【図7】本発明のメモリセルのバイアス条件を示す図で
ある。
ある。
10 アドレス発生回路 20 データレジスタ 21 抵抗分割回路 22 デコーダ 23 比較器 24 ラッチ回路 25 出力バッファ 26 PチャネルMOSトランジスタ 27,28,36,37 NチャネルMOSトランジス
タ 29 アナログスイッチ 60 メモリセル 100 Xアドレスデコーダ 200,250 Yアドレスデコーダ
タ 29 アナログスイッチ 60 メモリセル 100 Xアドレスデコーダ 200,250 Yアドレスデコーダ
Claims (5)
- 【請求項1】 多値情報記憶可能な不揮発性メモリセル
と、前記メモリに書き込まれた多値情報を消去する消去
回路と、該消去回路の動作より前または後に、メモリセ
ルに対してダミー消去を行うダミー消去回路とを備える
ことを特徴とする不揮発性多値メモリ装置。 - 【請求項2】 ダミー消去回路は、前記メモリセルのコ
ントロールゲートを接地し、前記メモリセルのソースに
電圧を印加することを特徴とする請求項1記載の不揮発
性多値メモリ装置。 - 【請求項3】 前記消去回路及びダミー消去回路の動作
が終了すると、前記メモリセルに入力データに応じた多
値情報を書き込む書き込み回路を備えることを特徴とす
る請求項1または2記載の不揮発性多値メモリ装置。 - 【請求項4】 多値情報の記憶可能な不揮発性多値メモ
リ装置において、 前記メモリに書き込まれた多値情報を消去し、前記メモ
リの消去動作の前または後にメモりセルに対してダミー
消去することを特徴とする不揮発性多値メモリ装置のデ
ータの消去方法。 - 【請求項5】 前記消去動作及びダミー消去動作を終了
すると、前記メモリに入力データに応じた多値情報を書
き込むことを特徴とする請求項4記載の不揮発性多値メ
モリ装置のデータの消去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30056797A JPH11134881A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 不揮発性多値メモリ装置及びそのデータの消去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30056797A JPH11134881A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 不揮発性多値メモリ装置及びそのデータの消去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11134881A true JPH11134881A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17886400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30056797A Pending JPH11134881A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 不揮発性多値メモリ装置及びそのデータの消去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11134881A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6788602B2 (en) * | 2002-08-09 | 2004-09-07 | Macronix International Co., Ltd. | Memory device and operation thereof |
JP2005011490A (ja) * | 2003-05-28 | 2005-01-13 | Renesas Technology Corp | 半導体装置 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP30056797A patent/JPH11134881A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6788602B2 (en) * | 2002-08-09 | 2004-09-07 | Macronix International Co., Ltd. | Memory device and operation thereof |
JP2005011490A (ja) * | 2003-05-28 | 2005-01-13 | Renesas Technology Corp | 半導体装置 |
JP4593159B2 (ja) * | 2003-05-28 | 2010-12-08 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置 |
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