JPH11134852A - 記録・再生装置及び光記録媒体の収納装置 - Google Patents

記録・再生装置及び光記録媒体の収納装置

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JPH11134852A
JPH11134852A JP9296916A JP29691697A JPH11134852A JP H11134852 A JPH11134852 A JP H11134852A JP 9296916 A JP9296916 A JP 9296916A JP 29691697 A JP29691697 A JP 29691697A JP H11134852 A JPH11134852 A JP H11134852A
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temperature
reproducing
optical disk
optical
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JP9296916A
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Toshihisa Tanaka
稔久 田中
Yasutaka Kawashima
泰登 川島
Satomi Yoshibe
さとみ 吉部
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、待機中の光記録媒体を収納するこ
とができる記録・再生装置及び光記録媒体の収納装置に
関し、光記録媒体の装填直後から適正な記録や再生を行
うことを目的とする。 【解決手段】 複数または単数の光記録媒体を収納する
収納部と、収納部から取り出された光記録媒体が装填さ
れ、その光記録媒体に情報の記録または再生を行う記録
再生部と、収納部と、記録再生部との温度差を減少させ
る温度制御手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、待機中の光記録媒
体を収納することができる記録・再生装置及び光記録媒
体の収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータに対する記憶容量の拡大、
アクセス速度の向上の要求が高まっている。これに伴
い、リムーバブルである光ディスクと、コンピュータに
外付けされる記録・再生装置とが急速に普及した。記憶
容量の拡大は、光ディスクの高密度記録化と共に、記録
・再生装置に適用された各方法によって実現されてい
る。
【0003】例えば、数枚〜数百枚の光ディスクを収納
できる記録・再生装置がある。この記録再生装置は、収
納した光ディスクのうち必要な光ディスクを適宜選出し
てデータの記録再生を行う。一般に、待機中の光ディス
クのうち1つを取り出して光ディスクドライブに装填す
るその機械的な構造が似ていることから、この装置はジ
ュークボックス型の記録再生装置と呼ばれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このジューク
ボックス型の記録再生装置は、電源が投入されると、光
ディスクに情報の記録や再生を行う光ディスクドライブ
の部分が、ディスクの回転制御、光のパワー制御、再生
信号の信号処理等に供される基板が発熱することにより
室温よりも温度が上昇する。
【0005】従って、光ディスクドライブに装填される
と、光ディスクの温度は上昇する。光ディスクの記録再
生は、本来、部分的に所定温度まで加熱することにより
行うため、光ディスクの温度によっては、照射すべき光
ビームのパワーが異なってしまう。つまり、このような
ジュークボックス型の記録再生装置では、光ディスクの
温度が定常状態となるまでの間は、記録や再生の感度が
変化して適正な記録や再生ができるとは限らない。
【0006】この感度変化に対応するために光ディスク
装填直後の所定時間毎や所定温度変化毎に記録感度や再
生感度を計測する方法があるが、この計測は、試験的に
情報を書き込んだり(試し書き)読み出したり(試し読
み)する動作を含み、この動作中はホストコンピュータ
の指示で行われる記録(通常の記録)や再生(通常の再
生)を中断するので、記録再生装置のデータ転送レート
が著しく低下する。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、光記録媒体の装填直後から、適正な記録や再
生を可能とする記録・再生装置及び光記録媒体の収納装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数または単数の光記録媒体を収納する収納部と、
収納部から取り出された光記録媒体が装填され、その光
記録媒体に情報の記録または再生を行う記録再生部と、
収納部と、記録再生部との温度差を減少させる温度制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の記録・再生装置において、収納部は更に、収納部内に
ある光記録媒体を、記録再生部へ搬送する手段を有する
ことを特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の記録・再生装置において、温度
制御手段は、収納部を所定温度に保つことにより、収納
部と記録再生部との温度差を減少させることを特徴とす
る。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の記録・再生装置において、温度制御手
段は、記録再生部の温度を計測し、収納部を計測した温
度に近づけることを特徴とする。請求項5に記載の発明
は、請求項4に記載の記録・再生装置において、記録再
生部は、光記録媒体に予め記録された感度情報を読みだ
し、その感度情報と、温度制御手段が計測した記録再生
部の温度とに基づいて、通常の記録または再生時に照射
すべき光の強度を設定することを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求
項4の何れか1項に記載の記録・再生装置において、光
記録媒体に試し書きを行い、その結果に基づいて通常の
記録または再生時に照射すべき光の強度を設定すること
を特徴とする。請求項7に記載の発明は、複数または単
数の光記録媒体を収納する収納部と、収納部を所定温度
に保つことにより、収納部と、光記録媒体に情報の記録
または再生を行う記録・再生装置との温度差を減少させ
る温度制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。図1は、本実施形態にお
ける記録・再生装置の主要部を示す図である。この記録
・再生装置は、全体がキャビネット1(外壁)で閉じら
れており、内部に、制御部11と、制御部11の下で動
作する光ディスクドライブ12、ディスク収納部13、
キャリア14a、キャリアコントローラ14b、温度制
御回路17等を備える。
【0013】ディスク収納部13は、全体が図1中斜線
で示すケース部材で覆われ、内壁に設けられた複数の仕
切部材により複数の光ディスク21〜2N(例えばN=
120)の収納が可能である。これら光ディスク21〜
2Nは、それぞれプラスチック製の容器(カートリッ
ジ)で保護されている。ユーザは、これら光ディスク2
1〜2Nを着脱することができ、通常、ディスク収納部
13自体が記録・再生装置から着脱可能になっている。
【0014】キャリアコントローラ14bは、図示され
ないエレベータモータを駆動してキャリア14aを上下
方向に移動させ、ディスク収納部13の取り出すべき光
ディスクに対面する位置まで接近させる。そして、図示
されないローラ押さえモータを駆動してキャリア14a
に光ディスクを掴ませると、再びエレベータモータを駆
動して光ディスクドライブ12の装填口に接近させる。
【0015】次いで、キャリアコントローラ14bは、
ローラ押さえモータの駆動により今度は光ディスクを装
填部12aの方向に押しだし、装填を終える。この光デ
ィスク挿抜は、ホストコンピュータまたは制御部11の
指示により行われ、使用すべき光ディスクは光ディスク
ドライブ12の装填部12aに装填され、待機中のその
他の光ディスクについては、全て上述したディスク収納
部13に格納される。
【0016】光ディスクドライブ12は、制御部11を
介してホストコンピュータの指示を受け、装填された光
ディスクに所定の方法で情報の記録や再生を行う。本実
施形態では、この光ディスクドライブ12には温度セン
サ16が取り付けられる。この温度センサ16が取り付
けられる位置は、例えば光ディスクドライブ12本体の
内壁である。この取付位置は、装填部12aの近傍であ
ることが最も望ましく、装填部12aの温度を間接的に
計測できる場所とされる。
【0017】そして、本実施形態のディスク収納部13
の内部温度は温度制御回路17によって調整される。図
2は、図1におけるディスク収納部13と、温度制御回
路17とを示す斜視図である。この図2では、ディスク
収納部13が、その中央近傍でディスク面方向に切断さ
れた様子を示す。
【0018】ディスク収納部13のケース部材には、ヒ
ータ13a、ファン18(図1参照)、が設けられる。
ディスク収納部13内部の中央には、内壁から突出する
ように設けられたアーム先端に取り付けられた温度セン
サ19が備えられる。温度制御回路17は、電源投下後
少なくとも光ディスクドライブ12の温度が定常状態と
なった時点で、装填部12a(図1参照)の温度を計測
する。そして、ディスク収納部13内の温度を温度セン
サ19で監視しながら、適宜ヒータ13aに電流を流す
ことによる加熱、またはファン18(図1参照)の駆動
による冷却を行い、ディスク収納部13を光ディスクド
ライブ12の装填部12aと同じ温度に保つ。
【0019】なお、本実施形態の光ディスクドライブ1
2は、装填された光ディスク毎に試し書きや試し読みを
行い、適正に記録が行える記録光のパワー(最適記録パ
ワー)や、適正に再生が行える再生光のパワー(最適再
生パワー)を設定しているものとする。後に説明する
が、これら設定は1つの光ディスクにつき1回だけ行わ
れ、1つの光ディスクが複数回使用される場合にも、2
回以降については1回目に使用されたときと同じパワー
で記録や再生を行う。
【0020】ここで、請求項と、以上説明した装置との
対応関係を示せば、記録再生部は制御部11および光デ
ィスクドライブ12に対応し、収納部はディスク収納部
13キャリア14a、キャリアコントローラ14bに対
応し、温度制御手段は、温度制御回路17、温度センサ
16、19、ヒータ13aおよびファン18に対応す
る。
【0021】次に、本実施形態の動作について、ある光
ディスクが光ディスクドライブ12に装填され、情報の
記録が複数回行われる場合に着目して説明する。以下に
説明する内容は、情報の再生についても同様であるの
で、ここでは、情報再生の説明は省略する。図3は、光
ディスクドライブ12に装填された光ディスクの温度
と、装填されてからの経過時間との関係を示す図であ
る。
【0022】ここに、図3(a)は従来例であり、室温
の状態にあった光ディスクが光ディスクドライブ12に
装填された場合の温度変化を表す曲線である。図3
(a)によると、24℃であった光ディスクの温度は、
徐々に光ディスクドライブ12の温度約34℃まで上昇
し、光ディスクの温度が定常状態となるまでに、約5分
もかかっている。
【0023】この5分間(図3(ア))では、温度変化
量10℃に応じて、光ディスクの記録感度や再生感度は
大きく変化しており、装填直後に設定された記録パワー
で常に適正な記録を行うことは不可能である。例えば、
光ディスクの記録感度に相当する光ディスク最適記録パ
ワーは、装填後0分の時点では8.20mWであったの
に対し、定常状態となった5分の時点では、7.80m
Wである。つまり、装填直後の5分間では、最適記録パ
ワーは約5%もずれている。
【0024】このことは、装填直後の約5分間は、頻繁
に記録パワー設定値の変更を行わない限り適正な記録や
再生を行うことができないことを示している。一方、図
3(b)は、本実施形態において、図1のディスク収納
部13に収納されていた光ディスクが、光ディスクドラ
イブ12に装填された場合の温度変化を表す曲線であ
る。
【0025】本実施形態では、予め光ディスクドライブ
12の温度に近づけられているために、光ディスクの温
度変化量が少なくなる。図3(b)によると、温度変化
量は従来の10℃と比べて大幅に減少して1.5℃とな
ったことが分かる。
【0026】このことは、本実施形態では、装填後にお
ける光記ディスクの感度変化が抑えられ、装填直後に設
定された記録パワーで常に適正な記録を行うことが可能
であることを示している。つまり、ホストコンピュータ
の指示による通常の記録や再生を中断して記録パワーを
変更する必要がないので、記録動作を効率よく行える。
次に、本実施形態の動作について、ある光ディスクiが
異なる時期に複数回選択された場合に着目して説明す
る。
【0027】先ず、図1に示す記録・再生装置に電源が
投入される。電源投入当初において、ディスク収納部1
3の温度、温度センサ16が示す光ディスクドライブ1
2の装填部12aの温度は共に23℃であり、時間の経
過と共に装填部12aの温度は上昇して32℃で定常状
態となっているとする。このとき、温度制御回路17に
は装填部12aの温度32℃が与えられ、ディスク収納
部13の内部温度は、光ディスクドライブ12の装填部
12a温度と略同じ29℃〜34℃の範囲に保たれてい
る。
【0028】次いで、ホストコンピュータからの指示に
より、ディスク収納部13内の光ディスクiが搬送さ
れ、光ディスクドライブ12に装填される。光ディスク
ドライブ12では、装填直後に最適記録パワーを取得す
ると、その最適記録パワーで情報の記録を行う。この記
録は、最適記録パワーを取得して直ぐに行われるため、
ベリファイチェックではエラーは検出されずに正しく情
報が記録されたことが確認された。
【0029】この記録終了後、光ディスクiは取り出さ
れ、再びディスク収納部13に格納される。なお、この
ときにもディスク収納部13の温度は、温度制御回路1
7によって光ディスクドライブ12の温度と略同じ30
℃に保たれている。その後、記録・再生装置では、光デ
ィスクi以外の光ディスクに対して記録または再生が行
われる。その後、上記した1回目の記録から30分後
に、再び光ディスクiが選択されたとする。
【0030】本実施形態では、2回目の記録時に光ディ
スクドライブ12は、1回目の記録時と同じ記録パワー
を設定する。このとき、光ディスクiと光ディスクドラ
イブ12との温度差は、上述した1回目の記録時と同様
に小さく保たれているため、この記録直後のベリファイ
チェックでは、正しく記録されたことが確認された。し
たがって、本実施形態では、光ディスクを温度調節によ
って常に同じ状態を保ち、単一の光ディスクiについて
は、1回目の記録時に設定した記録パワーで全ての記録
を可能とする。つまり、1つの光ディスクについて1回
記録パワーを設定してその後記録パワーを変更しないの
で、複数の光ディスクの記録動作を効率よく行える。
【0031】なお、上記実施形態では、ディスク収納部
13には1つの温度センサしか取り付けられていない
が、内部の異なる場所に複数取り付け、内部全域の平均
温度を監視することにより、温度制御の精度を上げても
よい。また、上記実施形態では、ディスク収納部13
(図2参照)のケース部材は、光ディスクの搬送路に対
面した部分が開放されているが、内部温度の制御を更に
精度よく行おうとした場合には、この部分からの熱の逃
げを防止する部材を設けるとよい。
【0032】例えば、光ディスクが収納される棚の入口
それぞれにフラップを取り付ける。このフラップは、一
般の光ディスクドライブの装填口に設けられているもの
と同様に形成できる。これにより、キャリア14aによ
る光ディスク挿抜が妨げることなく熱の逃げを抑えるこ
とができる。また、上記実施形態において、試し書きを
省略することもできる。
【0033】これは、装着直後において、光ディスクか
らその光ディスク固有の記録感度(最適記録パワー)を
示す情報を読みだすことによって可能となる。本実施形
態では、光ディスクドライブ12の温度に光ディスクの
温度が一致しているので、読み出された感度を、温度セ
ンサ16で検出された光ディスクドライブ12の温度に
応じて補正することができる。これにより、記録時にお
ける光ディスクの温度に適した記録パワーが設定され
る。
【0034】また、上記実施形態では、温度制御にファ
ンおよびヒータが用られたが、これに限られない。例え
ば、ペルティエ効果を利用した熱交換器を用いることに
より更に正確な温度制御を行う。また、ディスク収納部
13に開閉可能な開口部を設け、これを開閉することに
よって冷却をしてもよい。その他、ディスク収納部13
内の温度を均一化するための攪拌措置やファンを内部に
設けてもよい。さらに、ディスク収納部13の温度が予
め決めた上限温度となった時点で強制的にヒータの電源
を切断する機構を設けることにより、異常加熱を未然に
防止することができる。
【0035】また、上記実施形態で説明した図3(b)
において、僅かではあるが装填後1分間は光ディスクに
温度変化が認められる。これは、光ディスクが搬送され
る期間に室温に近づくことが主たる原因となっている。
そこで、図1において、光ディスクの搬送路の温度を収
納部13と同じ温度に保てば、温度変化量と、光ディス
クの温度が定常状態となるまでの時間とがさらに圧縮さ
れる。
【0036】因みに、これを実現する最も簡単な方法と
しては、ディスク収納部13から光ディスクドライブ1
2への搬送経路を、断熱効果の高い部材で囲うことによ
りこの温度差拡大を抑えることが挙げられる。また、上
述した実施形態では、電源投下後に温度制御回路17が
光ディスクドライブ12の温度を計測するがこの動作を
省略することもできる。
【0037】即ち、光ディスクドライブ12が定常状態
となった時における装填部12aのおおよその温度値を
求めておき、ディスク収納部13の温度を、こうして予
め求めた所定値に保つ。この場合には、光ディスクドラ
イブ12の温度を計測する温度センサ16を備える必要
はなくなり、温度制御回路17は、温度制御の目標値を
予め与えられる所定値とすることができるのでその回路
構成が単純化される。
【0038】そして、この場合に、光ディスクドライブ
12が定常となる温度が環境温度に依存することを考慮
するならば、温度制御回路17の構成を、外部から入力
される環境温度に応じてその所定値を設定してもよい。
最後に、温度制御回路のうち温度制御の目標値を予め与
えられる所定値とする温度制御回路と、ディスク収納部
13(図2参照)とからなる収納装置を提案する。この
収納装置としては、ケース部材の全面を閉じた状態とし
て、何れかの面に、光ディスクの取り出し口である開閉
部を設けることが好ましい。
【0039】一般に、スタンドアロン型と呼ばれる光デ
ィスクドライブがあり、これには通常室温の状態にあっ
た光ディスクが手動で装着されるが、両者に温度差があ
るため前述した従来例と同様の問題を含んでいた。そこ
で、この光ディスクドライブに装填されうる光ディスク
を、予めこの収納装置に収納しておく。
【0040】これによって装填直後の両者の温度差が抑
えられ、上記実施形態と同様にホストコンピュータの指
示による通常の記録や再生を度々中断することなく、記
録や再生を効率よく行える。特に、この収納装置は、単
体での移動が可能なため、如何なる光ディスクドライブ
にも適用できる。そして、従来よりある、光ディスクの
温度変化を監視しながら適宜記録パワーの設定を行う光
ディスクドライブに適用すれば、そのドライブの構成を
何ら変更することなく効果が得られることから、有用性
が高い。
【0041】
【発明の効果】上述したように請求項1に記載の発明で
は、記録再生部に装填された光記録媒体の温度変化が少
なくなるので、記録再生部が行う記録や再生では、光記
録媒体の感度変化が小さく抑えられる。請求項2に記載
の発明では、収納部内の光記録媒体が記録再生部に搬送
され、しかも収納部の一部であるその搬送路は、記録再
生部の温度に近づけられている。すなわち、光記録媒体
の温度変化を小さく抑えつつ、光記録媒体の搬送が自動
的に行われる。
【0042】請求項3に記載の発明では、温度制御とし
て収納部の温度を所定温度に保つが、このような温度制
御は一般的なものである。また、記録再生部は室温との
温度差が比較的大きいため、室温と記録再生部の温度と
の間の所定温度は、予め設定しておくことが可能であ
る。したがって、簡単な温度制御によって、記録または
再生時における光記録媒体の感度変化を小さく抑えるこ
とができる。
【0043】請求項4に記載の発明では、収納部の温度
が常に記録再生部と同じ温度に保たれるので、光記録媒
体の感度変化は、記録再生部に装填された直後から、極
めて小さく抑えられる。従って、適正な記録や再生を、
光記録媒体の装填後直ぐに行うことができる。請求項5
に記載の発明では、光記録媒体に記録された感度情報の
他、計測した記録再生部の温度を利用して各設定をする
ので、個々の光記録媒体が有している特性だけでなく記
録再生部の温度にも適応した記録や再生を行うことがで
きる。
【0044】請求項6に記載の発明では、光記録媒体に
感度情報が記録されていない場合にも、光記録媒体の特
性に適した記録や再生を行うことができる。請求項7に
記載の発明では、収納した光記録媒体について、記録・
再生装置に装填されてからの感度変化を小さく抑えるこ
とができる。要するに、本発明では、温度変化を小さく
することにより光記録媒体の感度が変化することを抑え
る。これにより、適正な記録や再生を、従来と比べて効
率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における記録・再生装置の主要部を
示すブロック図である。
【図2】本実施形態のディスク収納部と温度制御回路と
を示す図である。
【図3】光ディスクドライブに装填された光ディスクの
温度と、装填されてからの経過時間との関係を示す図で
ある。
【符号の説明】 1 キャビネット 11 制御部 12 光ディスクドライブ 12a 装填部 13 ディスク収納部 14a キャリア 14b キャリアコントローラ 16、19 温度センサ 17 温度制御回路 18 ファン 20 仕切部材 21〜2N 光ディスクカートリッジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数または単数の光記録媒体を収納する
    収納部と、 前記収納部から取り出された光記録媒体が装填され、そ
    の光記録媒体に情報の記録または再生を行う記録再生部
    と、 前記収納部と、前記記録再生部との温度差を減少させる
    温度制御手段とを備えたことを特徴とする記録・再生装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の記録・再生装置におい
    て、 前記収納部は更に、 収納部内にある光記録媒体を、前記記録再生部へ搬送す
    る手段を有することを特徴とする記録・再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の記録・
    再生装置において、 前記温度制御手段は、 前記収納部を所定温度に保つことにより、前記収納部と
    前記記録再生部との温度差を減少させることを特徴とす
    る記録・再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の記録・
    再生装置において、 前記温度制御手段は、 前記記録再生部の温度を計測し、前記収納部を前記計測
    した温度に近づけることを特徴とする記録・再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の記録・再生装置におい
    て、 前記記録再生部は、 前記光記録媒体に予め記録された感度情報を読みだし、
    その感度情報と、前記温度制御手段が計測した前記記録
    再生部の温度とに基づいて、通常の記録または再生時に
    照射すべき光の強度を設定することを特徴とする記録・
    再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載
    の記録・再生装置において、 前記光記録媒体に試し書きを行い、その結果に基づいて
    通常の記録または再生時に照射すべき光の強度を設定す
    ることを特徴とする記録・再生装置。
  7. 【請求項7】 複数または単数の光記録媒体を収納する
    収納部と、 前記収納部を所定温度に保つことにより、前記収納部
    と、前記光記録媒体に情報の記録または再生を行う記録
    ・再生装置との温度差を減少させる温度制御手段とを備
    えたことを特徴とする光記録媒体の収納装置。
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