JPH0793754A

JPH0793754A - 情報記録再生装置の情報記録再生方法

Info

Publication number: JPH0793754A
Application number: JP25643493A
Authority: JP
Inventors: Yuichi Kadokawa; 雄一門川
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1993-09-20
Filing date: 1993-09-20
Publication date: 1995-04-07
Anticipated expiration: 2016-09-17
Also published as: JP3209840B2

Abstract

(57)【要約】【目的】最適パラメータを求めてから記録を行うリム
ーバブル・メディアを使用する情報記録再生装置におい
て、最適パラメータを求めた装置が特定できるような情
報を記録しておくことにより、ドライブ個体差による最
適パラメータのバラつきを考慮し、最適でないパラメー
タの設定を防止する。【構成】記録を行うために使用する装置が、最適なパ
ラメータを設定した装置であるときは、試し書きの処理
を省略する。【効果】パラメータを設定した装置を特定することが
できるので、装置の個体差によるパラメータのバラつき
により、最適でないパラメータが設定されてしまう、と
いう不都合が回避される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、光ディスクや光磁気
ディスク、相変化方式光ディスク、光カードなどのメデ
ィアを使用して、情報の記録再生を行う装置の情報記録
再生方法に係り、特に、記録時に、パラメータをメディ
ア上に記録しておくことにより、試し書き処理の回数を
少なくする情報記録再生方法の改良に関する。具体的に
いえば、最適パラメータを求めてから記録を行うリムー
バブル・メディア（着脱自在な情報記録媒体）を使用す
る情報記録再生装置において、最適パラメータを求めた
装置が特定できるような情報を記録しておくことによ
り、ドライブ個体差による最適パラメータのバラつきを
考慮し、最適でないパラメータの設定を防止した情報記
録再生方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、情報記録再生装置では、情報
をメディア（情報記録媒体）上に記録する際、最適な状
態で記録が行えるように、特定のエリアに試し書きを行
い、その再生状態から、最適なパラメータを決定して設
定する情報記録再生方法が知られている。このようなパ
ラメータとしては、書き込み時のパワー（レーザダイオ
ードに流す電流値）や、パルス幅（短いパルスを拡げた
り、狭めたりする）等が必要である。

【０００３】このような方法を採用すれば、その後の記
録再生時に、このパラメータを読み出すことにより、記
録時に設定された最適な状態を知ることが可能になる
が、試し書きのために使用する特定のエリアの使用回数
が、他のエリアに比べて多くなるので、試し書き用の特
定エリアが劣化する恐れがある。もし、この試し書き用
のエリアが劣化すると、最適なパラメータが変わってし
まうので、最適条件で記録動作を行うことができなくな
る。

【０００４】このような不都合を解決する一つの方法と
して、一度、最適パラメータを求めたときは、そのパラ
メータをメディア上に記録しておくことにより、試し書
き処理の回数を少なくする方法が提案されている（例え
ば、特開昭６１−１６５８２５号公報）。しかしなが
ら、リムーバブル・メディアの場合には、必ずしも、同
一メーカー、同一機種、同一ドライブ装置で使用する、
という訳ではなく、各種メーカーの様々な機種のドライ
ブ装置での使用が可能である。

【０００５】ところが、この場合に、最適なパラメータ
が、メーカー間で異なったり、ドライブ装置に個体差が
存在したりすると、折角設定したパラメータも意味のな
いものになってしまう。例えば、仮りに、ある機種ある
いはドライブ装置で、最適なパラメータを設定したとし
ても、他の機種あるいはドライブ装置にセットすると、
最適な条件での記録動作が行えない、という不都合があ
った。

【０００６】以上のように、近年では、光ディスク等の
標準化が進み、同一メディアを、複数社の各機種のドラ
イブによって記録再生する使用方法が多くなる、という
傾向がみられる。そのため、ドライブメーカー間のパラ
メータの違い等により、必ずしも最適でないパラメータ
を用いて記録再生を行ってしまう、というケースが生じ
る可能性があり、また、このような最適なパラメータ
は、温度や経時変化によっても変わってしまう、という
問題が生じている。

【０００７】しかしながら、従来の試し書きを行う情報
記録再生方法では、メディア上にこれらの要素（デー
タ）は記録されていない。この発明の情報記録再生方法
は、この点を改善することを目的としているが、従来の
試し書きを行う情報記録再生方法と同様に、メディア上
にパラメータに関するデータを記録する点は共通してい
る。

【０００８】そこで、メディアのフォーマットについて
説明する。例えば、ＩＳＯ規格の９０ｍｍ（３．５″）
の光磁気ディスクのトラックフォーマットは、次の図４
のようになっている。

【０００９】図４は、ＩＳＯ規格の光磁気ディスクにつ
いて、そのトラックフォーマット構成の一例を示す図で
ある。図において、行方向（縦方向）はメディアのエリ
ア、列方向（横方向）はトラックナンバーと半径を示
し、はインナー・コントロール・ゾーン、はアウタ
ー・コントロール・ゾーンを示す。

【００１０】光磁気ディスクでは、この図４のようなフ
ォーマットが定められている。すなわち、トラックナン
バーの「−１５４〜−１７」と、「１００１６〜１０１
５３」に、それぞれドライブ用として、内外周のテスト
用エリアが設けられている。

【００１１】この光磁気ディスクの場合には、これらの
インナー・コントロール・ゾーンや、アウター・コン
トロール・ゾーンのような、任意のエリアを使用し
て、パラメータを記録している。次に、従来の情報記録
再生装置について、その構成例を説明する。

【００１２】図５は、従来の情報記録再生装置につい
て、その要部構成の一例を示す機能ブロツク図である。
図において、１は上位装置、２は光ディスク装置、３は
その制御部で、３１はＣＰＵ、３２は制御用メモリ、４
はドライブ部で、４１は書き込み制御部、４２は読み出
し制御部、５は記録媒体を示す。

【００１３】この図５では、情報記録再生装置が光ディ
スク装置２の場合を示している。光ディスク装置２は、
記録媒体５とのインターフェースを有するドライブ部４
と、上位装置１とのインターフェースを有し、かつ、制
御用メモリ３２を有する制御部３、とから構成されてい
る。そして、ドライブ部４の書き込み制御部４１と、読
み出し制御部４２により、記録媒体５に対する書き込み
あるいは読み出しを行う。

【００１４】また、ＣＰＵ３１が、この図５の光ディス
ク装置２のシステム全体の制御を司る。以上が、従来の
パラメータをメディア上に記録しておくことにより、試
し書き処理の回数を少なくする情報記録再生装置の情報
記録再生方法の概略である。

【００１５】そして、すでに述べたように、リムーバブ
ル・メディアの場合には、同一メーカー、同一機種、同
一ドライブ装置で使用する、という訳ではないので、最
適なパラメータが、メーカー間で異なったり、ドライブ
装置に個体差が存在したりすると、折角設定したパラメ
ータも意味のないものになってしまう。その結果、ある
機種あるいはドライブ装置で、最適なパラメータを設定
したとしても、他の機種あるいはドライブ装置にセット
すると、最適な条件での記録再生動作が行えない、とい
う不都合があった。

【００１６】

【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
パラメータをメディア上に記録しておくことにより、試
し書き処理の回数を少なくする情報記録再生方法におけ
る不都合、すなわち、光ディスク等の標準化が進み、同
一メディアの記録と再生とを異なるメーカーの機種で行
う場合に、ドライブメーカー間のパラメータの違い等に
より、必ずしも最適でないパラメータが記録される結果
となり、このようなパラメータで記録再生が行われてし
まう、という不都合を解決し、パラメータを設定した装
置が特定できるようにして、装置によるパラメータのバ
ラつきによって最適でないパラメータが設定されること
を防止した情報記録再生装置の情報記録再生方法を提供
することを目的とする。

【００１７】

【課題を解決するための手段】この発明では、第１に、
メディアに対して情報の記録または再生を行う装置であ
り、かつ、前記メディア上に情報を記録する前に、記録
状態が最適となるように１つ以上のパラメータを選定
し、前記メディア上で試し書き処理を行うことにより前
記パラメータを設定して、該設定された最適なパラメー
タを記録しておく機能を有する情報記録再生装置の情報
記録再生方法において、該最適なパラメータを設定した
装置を特定するための情報を、前記パラメータと共に記
録する装置情報記録手段と、該装置情報記録手段によっ
て記録された装置の情報により、装置の異同を検知する
検知手段とを備え、記録を行うために使用する装置が、
前記最適なパラメータを設定した装置であるときは、試
し書きの処理を省略するようにしている。

【００１８】第２に、上記第１の情報記録再生方法にお
いて、前記最適なパラメータを設定した際に、当該装置
の温度を測定する温度測定手段を備え、測定された温度
の情報から、予め決められた換算方式により前記パラメ
ータを変換して、パラメータを設定するようにしてい
る。

【００１９】第３に、上記第１または第２の情報記録再
生方法において、前記パラメータと共に、前記パラメー
タを設定した日付けの情報を記録する日付け情報記録手
段を備え、前記設定されたパラメータと共に、日付けの
情報を記録している。

【００２０】第４に、上記第３の情報記録再生方法にお
いて、前記パラメータを設定した日付け情報から予め決
められた日数以内であるか否かを判断する日数検知手段
を備え、メディア上に情報を記録する際、前記予め決め
られた日数以内であることを検知したときは、試し書き
処理を省略するようにしている。

【００２１】第５に、上記第１、第２または第３の情報
記録再生方法において、前記各パラメータを、メディア
上の試し書きエリアに記録している。

【００２２】

【作用】この発明では、メディア上に記録するパラメー
タに、そのパラメータを求めたメーカー名、機種名、ド
ライブの番号等の情報を合せて記録することにより、最
適パラメータを取り違えることがないようにしている
（請求項１の発明）。

【００２３】また、最適パラメータを求めたときの温
度、日付けを記録することにより、温度によるパラメー
タの変化や、経時変化（例えば、ゴミの付着等）による
パラメータの変化を予測して、パラメータを自動的に判
断し、あるいは試し書きの再実行が行えるようにしてい
る（請求項２から請求項４の発明）。さらに、各パラメ
ータを、メディア上の試し書きエリアに記録することに
よって、ユーザエリアが減少しないようにしている（請
求項５の発明）。

【００２４】

【実施例１】次に、この発明の情報記録再生装置の情報
記録再生方法について、その実施例を図面と共に詳細に
説明する。この実施例は、主として請求項１と請求項３
の発明に対応しているが、請求項２や請求項４、請求項
５の発明にも関連している。

【００２５】この発明で使用する情報記録再生装置のハ
ード構成は、従来例として示した先の図５と基本的に同
様であるが、この発明の情報記録再生方法では、ＣＰＵ
３１が、後出の図２のフローによる制御を行う点で、従
来の情報記録再生装置における情報記録再生方法と異な
っている。そして、この発明では、最適なパラメータを
設定した装置の情報（メーカー名や機種等のデータ）、
およびその時点の温度、日付けなどの情報を、メディア
上の所定のエリアに記録しておき、再生時に最適パラメ
ータとして利用する点に特徴を有している。

【００２６】図１は、この発明の情報記録再生装置の情
報記録再生方法で使用するパラメータ等の各種データに
ついて、そのフォーマットの一実施例を示す図である。
図において、はメーカー名、は機種名、はシリア
ル番号（製造番号等）、は温度、は日付け、は各
種のパラメータを示す。

【００２７】この図１に示すように、この発明の情報記
録再生方法では、従来から使用されている各種のパラメ
ータ、例えば、記録時のパワー等のデータと共に、
〜のようなデータを、メディア上に記録する。すなわ
ち、最適なパラメータを設定した装置の情報として、例
えば、のメーカー名、の機種名、のシリアル番号
（製造番号等）を記録し、また、その際の温度や、日
付けなどのデータ（情報）も記録する。

【００２８】そして、メディアに記録された情報を再生
するためにドライブに挿入すると、ドライブは、まず、
これらのパラメータを含むデータが記録されている領域
をリードして、メーカー名、機種名等を、自己が保
持しているメーカー名、機種名等のデータと比較す
る。もし、両者が不一致のときは、試し書きの処理を行
って、最適パラメータを設定するが、両者が一致したと
き、すなわち、パラメータを設定した装置と、これから
再生しようとする装置とが同じときは、試し書きの処理
を省略する（請求項１の発明）。

【００２９】また、自己のドライブで最適パラメータを
設定して場合でも、経時変化等を考慮して、パラメータ
を設定した日から一定期間以上が経過したときは、試し
書きの処理を行って、最適パラメータを設定するが、一
定期間内であれば、試し書きの処理を省略する（請求項
４の発明）。次に、以上の処理を、フローで説明する。

【００３０】図２は、この発明の情報記録再生装置の情
報記録再生方法について、パラメータ設定時の主要な処
理の流れを示すフローチャートである。図において、＃
１〜＃６はステップを示す。

【００３１】ステップ＃１で、設定されたデータ（図１
に示したパラメータを含む各種データ）をリードする。
次のステップ＃２で、自己のドライブでライトしたデー
タであるかどうか判断する。

【００３２】もし、自己のドライブでライトしたデータ
であれば、ステップ＃３へ進み、一定時間が経過したか
どうか判断する（請求項１の発明）。そして、一定時間
が経過していないときは、次のステップ＃４で、先のス
テップ＃１でリードしたデータに含まれているパラメー
タを設定して、この図２のフローをリターンする（請求
項３と請求項４の発明）。

【００３３】これに対して、先のステップ＃２で判断し
た結果、自己のドライブでライトしたデータでないと
き、および、同じく先のステップ＃３で判断した結果、
一定時間が経過しているときは、ステップ＃５へ進む。
ステップ＃５で、試し書きの処理を行い、次のステップ
＃６で、新たにパラメータを記録して、この図２のフロ
ーをリターンする。

【００３４】この図２に示すフローでは、ステップ＃２
〜＃４で、当該メディアに設定されたパラメータが、自
己のドライブで設定されたものであり、かつ、予め設定
された期間が経過していないときは、すでに記録されて
いる最適パラメータをリードして、直ちに再生動作を行
うことができる（請求項１と請求項４の発明）。したが
って、記録時の状態が正確に判断でき、また、最適なパ
ラメータによる再生動作が可能になる。

【００３５】また、図１に示したデータ、すなわち、例
えば、記録時のパワーデータ等の各種のパラメータ
や、〜のような各種データは、図４に示したインナ
ー・コントロール・ゾーンや、アウター・コントロー
ル・ゾーンのように、メディア上の試し書きエリアに
記録する（請求項４の発明）。このような試し書きエリ
アを使用すれば、ユーザデータの記録エリアを減らすこ
となく、パラメータ情報を記録することができる。

【００３６】

【実施例２】次に、第２の実施例を説明する。この第２
の実施例は、主として請求項２の発明に対応している
が、請求項１や請求項３から請求項５の発明にも関連し
ている。この第２の実施例は、先の第１の実施例の改良
であり、図１に示した各種のデータと共に、最適パラメ
ータを求めたときの温度と日付けの情報を記録して
おき、温度によるパラメータの変化や、経時変化（例え
ばゴミの付着等）によるパラメータの変化を予測し、最
適パラメータとして利用したり、自動的に試し書きの処
理を再実行する点に特徴を有している。

【００３７】この第２の実施例では、記録や再生を行う
際に、ドライブの温度を測定し、最適パラメータを求め
た時点での温度と比較し、予め求められている換算法に
よりパラメータを変更して設定する。例えば、相変化方
式の光ディスクの場合、記録時には、レーザダイオード
からの出射光によって、メディアの温度を、ドライブ内
の温度Ｔからガラス転移温度Ｔｇや融点温度Ｔｍ以上に
変えるようなパワーを与える必要がある。

【００３８】この場合に、ドライブ内の温度Ｔが変化す
れば、それに対応して、レーザダイオードの発光パワー
も変える必要がある。したがって、この相変化方式の光
ディスクの場合には、記録時の状態の一つのデータ（情
報）として、温度の情報が必要である。

【００３９】この実施例でも、ハード構成は、従来例と
して示した図５と同様である。しかし、先の第１の実施
例と同様に、ＣＰＵ３１が、次の図３のフローによる制
御を行う点で相違する。

【００４０】図３は、この発明の情報記録再生装置の情
報記録再生方法について、温度変化を加味したパラメー
タ設定時の主要な処理の流れを示すフローチャートであ
る。図におけるステップ＃１〜＃６は図２と同様であ
り、＃１１〜＃１３は追加されたステップを示す。

【００４１】この図３のフローは、ステップ＃１１〜＃
１３が追加された点を除けば、先の図２と同様である。
すなわち、ステップ＃２〜＃４において、当該メディア
に設定されたパラメータが、自己のドライブで設定され
たものであり、かつ、予め設定された期間が経過してい
ないときは、ステップ＃１１へ進む。

【００４２】このステップ＃１１で、ドライブ内の温度
を測定する。次のステップ＃１２で、最適パラメータを
求めた時点での温度と比較する。もし、温度に差があれ
ば、ステップ＃１３へ進み、予め求められている換算法
によりパラメータを変更して設定する。

【００４３】以上のように、この第２の実施例では、ド
ライブ内の温度を測定し、最適パラメータを設定したと
きの温度と比較する。そして、温度差があるときは、そ
の差に対応した発光パワー等が得られるようなパラメー
タに変更する。

【００４４】したがって、特に、相変化方式の光ディス
ク等では、ドライブ内の温度が変わっても、その温度に
対する最適パラメータを設定することができる（請求項
２の発明）。なお、特に図示しないが、最適なパラメー
タが設定された後、所定の期間が経過したときは、その
経過期間に応じて、同様に、最適パラメータを変更する
こともできる。

【００４５】

【発明の効果】請求項１の情報再生装置の情報再生方法
によれば、パラメータを設定した装置を特定することが
できる。したがって、装置の個体差によるパラメータの
バラつきにより、最適でないパラメータが設定されてし
まう、という不都合が回避される。

【００４６】請求項２の情報再生方法では、請求項１の
情報再生方法において、測定された温度の情報から、予
め決められた換算方式によりパラメータを変換して、パ
ラメータを設定するようにしている。したがって、温度
変化があった場合でも、改めて試し書きを行う必要がな
くなる。

【００４７】請求項３の情報再生方法では、請求項１ま
たは請求項２の情報再生方法において、設定されたパラ
メータと共に、日付けの情報を記録している。したがっ
て、パラメータを設定した日から一定期間以上が経過し
た場合、ゴミ等によりドライブの特性が変化する可能性
があるが、再キャブレーションすることによって、初期
と同じ特性が得られる。

【００４８】請求項４の情報再生方法では、請求項３の
情報記録再生方法において、パラメータを設定した日付
け情報から予め決められた日数以内であるか否かを判断
する日数検知手段を設けている。したがって、メディア
上に情報を記録する際、予め決められた日数以内である
ことを検知したときは、試し書きの処理を省略すること
ができる。

【００４９】請求項５の情報再生方法では、請求項１、
請求項２または請求項３の情報記録再生方法において、
各パラメータを、メディア上の試し書きエリアに記録す
るようにしている。したがって、ユーザデータの記録エ
リアを減らすことなしに、パラメータ情報を記録するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の情報記録再生装置の情報記録再生方
法で使用するパラメータ等の各種データについて、その
フォーマットの一実施例を示す図である。

【図２】この発明の情報記録再生装置の情報記録再生方
法について、パラメータ設定時の主要な処理の流れを示
すフローチャートである。

【図３】この発明の情報記録再生装置の情報記録再生方
法について、温度変化を加味したパラメータ設定時の主
要な処理の流れを示すフローチャートである。

【図４】ＩＳＯ規格の光磁気ディスクについて、そのト
ラックフォーマット構成の一例を示す図である。

【図５】従来の情報記録再生装置について、その要部構
成の一例を示す機能ブロツク図である。

【符号の説明】

１上位装置２光ディスク装置３制御部３１ＣＰＵ３２制御用メモリ４ドライブ部４１書き込み制御部４２読み出し制御部５記録媒体

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】メディアに対して情報の記録または再生
を行う装置であり、かつ、前記メディア上に情報を記録する前に、記録状態が最適
となるように１つ以上のパラメータを選定し、前記メデ
ィア上で試し書き処理を行うことにより前記パラメータ
を設定して、該設定された最適なパラメータを記録して
おく機能を有する情報記録再生装置の情報記録再生方法
において、該最適なパラメータを設定した装置を特定するための情
報を、前記パラメータと共に記録する装置情報記録手段
と、該装置情報記録手段によって記録された装置の情報によ
り、装置の異同を検知する検知手段とを備え、記録を行うために使用する装置が、前記最適なパラメー
タを設定した装置であるときは、試し書きの処理を省略
することを特徴とする情報記録再生方法。
【請求項２】請求項１の情報記録再生方法において、前記最適なパラメータを設定した際に、当該装置の温度
を測定する温度測定手段を備え、測定された温度の情報から、予め決められた換算方式に
より前記パラメータを変換して、パラメータを設定する
ことを特徴とする情報記録再生方法。
【請求項３】請求項１または請求項２の情報記録再生
方法において、前記パラメータと共に、前記パラメータを設定した日付
けの情報を記録する日付け情報記録手段を備え、前記設定されたパラメータと共に、日付けの情報を記録
することを特徴とする情報記録再生方法。
【請求項４】請求項３の情報記録再生方法において、前記パラメータを設定した日付け情報から予め決められ
た日数以内であるか否かを判断する日数検知手段を備
え、メディア上に情報を記録する際、前記予め決められた日
数以内であることを検知したときは、試し書き処理を省
略することを特徴とする情報記録再生方法。
【請求項５】請求項１、請求項２または請求項３の情
報記録再生方法において、前記各パラメータは、メディア上の試し書きエリアに記
録することを特徴とする情報記録再生方法。