JPH1113444A - 4サイクルエンジン - Google Patents
4サイクルエンジンInfo
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- JPH1113444A JPH1113444A JP16933497A JP16933497A JPH1113444A JP H1113444 A JPH1113444 A JP H1113444A JP 16933497 A JP16933497 A JP 16933497A JP 16933497 A JP16933497 A JP 16933497A JP H1113444 A JPH1113444 A JP H1113444A
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- passage
- chamber
- crank chamber
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
動を利用してクランク室内や動弁室内の潤滑を行ない、
かつ、4サイクルエンジンをどのような向きに傾けた場
合でも潤滑を良好に行なう。 【解決手段】 オイルタンク33と動弁室20とを連通
させる給油通路34と、動弁室20とクランク室5とを
連通させる送油通路40と、クランク室5とオイルタン
ク33とを連通させる戻し通路46とを設ける。クラン
ク室5の内周面の全域に略均等な間隔で形成した複数個
の戻し孔50を介して戻し通路46とクランク室5とを
連通させる。一端を動弁室20の天井部近傍に開口させ
たバイパス通路52の他端を送油通路40のクランク室
5への開口部41の近傍に形成した絞り部44に臨ませ
て開口させる。
Description
に用いられる4サイクルエンジンに関する。
傾けたオールポジションで運転されるため、このような
携帯用作業機においては、燃料とオイルとを混合させた
混合燃料を使用する2サイクルエンジンを搭載すること
が一般的である。しかし近年では、排気ガス浄化の必要
性からこのような携帯用作業機においてもオイルの消費
量を少なくできる4サイクルエンジンを搭載することが
検討されている。携帯用作業機に搭載できるようにした
4サイクルエンジンとしては、実開平4−93707号
公報、特開平8−260926号公報に記載されたもの
が知られている。
4サイクルエンジンでは、オイルパンの形状を工夫する
ことにより4サイクルエンジンを一定範囲内で傾けても
オイルが漏れ出さないようにしている。オイル供給方式
は、コネクティングロッドと一体に設けた掻き棒により
オイルを跳ね上げる方式である。特開平8−26092
6号公報に記載された4サイクルエンジンでは、ピスト
ンの摺動に伴うクランク室内の圧力変動を利用して、オ
イルをクランク室と油溜室と動弁室との間で循環させて
いる。
号公報に記載された4サイクルエンジンでは、この4サ
イクルエンジンを略倒立状態としたときにブローバイガ
ス排気通路より多量のオイルが漏れ出してしまう。ま
た、オイルがピストンやクランク軸を浸漬する。ピスト
ンやクランク軸がオイルに浸漬されると、粘性のあるオ
イルが大きな抵抗となって4サイクルエンジンの出力が
大きく低下する。この4サイクルエンジンが略倒立状態
となる姿勢で携帯用作業機を使用することは困難であ
る。
た4サイクルエンジンでは、この4サイクルエンジンを
略倒立状態としたときに、クランク室から油溜室へのオ
イルの戻り、及び、動弁室からクランク室へのオイルの
戻りがスムーズに行なえなくなる。従って、この4サイ
クルエンジンが略倒立状態となる姿勢で携帯用作業機を
長時間使用することは困難である。
る4サイクルエンジンであって、どのような向きに傾け
た場合であってもクランク室内や動弁室内へのオイルの
供給を確実に行なえるとともにオイルの過剰供給を防止
できる4サイクルエンジンを提供することを目的とす
る。
サイクルエンジンは、オイルを貯留するオイルタンク
と、ピストンの摺動に伴って圧力が変動するクランク室
が内部に形成されたクランクケースと、動弁機構が収納
された動弁室と、前記オイルタンク内と前記動弁室内と
を連通させる給油通路と、前記動弁室と前記クランク室
とを連通させる送油通路と、前記クランク室の内周面の
全域に略均等な間隔で形成された複数個の戻し孔を介し
て前記クランク室と前記オイルタンクとを連通させる戻
し通路と、前記送油通路に設けられてオイルが前記動弁
室から前記クランク室へ送油されることのみを許容する
第1チェック弁と、前記戻し通路に設けられてオイルが
前記クランク室から前記オイルタンク内へ戻ることのみ
を許容する第2チェック弁と、前記送油通路の前記クラ
ンク室への開口部の近傍に形成された絞り部と、一端を
前記動弁室の天井部近傍に開口させて他端を前記絞り部
に臨ませて開口させたバイパス通路とを有する。
ストンの上昇に伴ってクランク室内が負圧になったとき
に第1チェック弁が開弁され、動弁室内のオイルが送油
通路内を通ってクランク室内へ送油される。同時に、オ
イルタンク内のオイルが、給油通路内を通って動弁室内
へ給油される。ピストンの下降に伴ってクランク室内の
圧力が上昇したときに第2チェック弁が開弁され、クラ
ンク室内のオイルが戻し通路内を通ってオイルタンク内
へ戻される。従って、オイルは、ピストンの摺動に伴う
クランク室内の圧力変動を利用して、オイルタンク→動
弁室→クランク室→オイルタンクと循環され、動弁室内
の動弁機構や、クランク室内のクランク軸やギアなどが
潤滑される。
で複数個の戻し孔が形成され、この戻し孔により戻し通
路とクランク室とが連通されているため、4サイクルエ
ンジンをどのような向きに傾けた場合でも、クランク室
内のオイルは鉛直方向の下側となった戻し孔から戻し通
路内に入り、他の戻し孔からはミスト状のオイルが戻し
通路内に入り、そのオイルが戻し通路を通ってオイルタ
ンクへ戻される。従って、4サイクルエンジンをどのよ
うな向きに傾けた場合であっても、クランク室からオイ
ルタンク内へのオイルの戻りがスムーズに行なわれ、ク
ランク室内に多量のオイルが残留することが防止され
る。
になったとき、動弁室内のオイルが送油通路を通って動
弁室内の気体と共にクランク室内に吸入され、その気体
の流れは絞り部で高速となり、絞り部には大きな負圧が
発生する。このため、一端を動弁室の天井部近傍に開口
させたバイパス通路の他端を絞り部に臨ませて開口させ
ることにより、4サイクルエンジンを略倒立状態とした
ときに、動弁室内の天井部に溜まったオイルがバイパス
通路を通って絞り部へ吸い出され、4サイクルエンジン
を略倒立状態で運転しているときに動弁室内にオイルが
過剰に溜まることが防止される。
明の4サイクルエンジンにおいて、戻し通路を、クラン
クケースの壁部内に形成した。従って、戻し通路がクラ
ンクケースの外部に露出せず、4サイクルエンジンがコ
ンパクトな構造になる。
明の4サイクルエンジンにおいて、戻し通路を、クラン
クケースの外周部に設置した。従って、戻し通路の設置
を容易に行なえる。
3記載の4サイクルエンジンにおいて、クランク軸を軸
支する軸受とこの軸受の近傍に位置して前記クランク軸
が前記クランクケースを貫通する部分をシールするオイ
ルシールとをそれぞれ一対クランク室内に設け、近接し
て配置された2組の前記軸受と前記オイルシールとのう
ち少なくとも一組の前記軸受と前記オイルシールとの間
の隙間部分に臨ませて戻し孔を形成した。従って、クラ
ンク軸が垂直向きとなる姿勢で4サイクルエンジンを運
転する場合、戻し孔が臨んでいる側の軸受とオイルシー
ルとが下側となるように4サイクルエンジンを傾けるこ
とにより、下側となった軸受の近傍に溜まったクランク
室内のオイルが戻し孔から戻し通路内に入り、戻し通路
内を通ってオイルタンクへ戻され、軸受とオイルシール
との周囲にオイルが溜まることが防止される。2組の軸
受とオイルシールとの間の隙間部分に臨ませてそれぞれ
戻し孔を形成した場合には、クランク軸が垂直向きとな
る姿勢で4サイクルエンジンを運転した場合、クランク
室内のオイルが下側となった戻し孔から戻し通路内に入
り、クランク室内のミスト状のオイルが上側となった戻
し孔から戻し通路内に入り、そのオイルが戻し通路を通
ってオイルタンクに戻される。
又は4記載の4サイクルエンジンにおいて、ピストンの
摺動により開閉されるとともにこのピストンが略上死点
位置に上昇したときに開口される位置に送油通路の開口
部を形成し、この開口部と前記ピストンとにより第1チ
ェック弁を形成した。従って、第1チェック弁として専
用のバルブを設けることが不要となる。また、ピストン
が略上死点位置に上昇したときはクランク室内の負圧が
最も大きくなっており、動弁室からクランク室へのオイ
ルの送油が良好に行なわれる。
3,4又は5記載の4サイクルエンジンにおいて、ブロ
ーバイガスを排気するブローバイガス排気通路を送油通
路の開口部の近傍に形成された絞り部に臨ませて接続し
た。従って、ピストンの下降時にはクランク室とオイル
タンクと動弁室との圧力が上昇し、この圧力上昇により
送油通路内や動弁室内のブローバイガスがブローバイガ
ス排気通路内を流れ、大気中又はエアクリーナ内へ排気
される。しかし、前行程のピストン上昇時において、絞
り部の近傍には大きな負圧が作用し、絞り部の近傍のオ
イルはそのほとんどがクランク室内に吸入されている。
このため、絞り部に臨ませて開口しているブローバイガ
ス排気通路からブローバイガスが排気されるとき、その
ブローバイガス中に含まれるオイルが非常に少なくな
り、ブローバイガス排気通路から排出されて無駄に消費
されるオイルの量が少なくなる。
3,4,5又は6記載の4サイクルエンジンにおいて、
吸気弁を駆動させるためのプッシュロッドが挿通される
プッシュロッド通路と排気弁を駆動させるためのプッシ
ュロッドが挿通されるプッシュロッド通路とを仕切って
形成し、一方の前記プッシュロッド通路を給油通路の一
部とし、他方の前記プッシュロッド通路を送油通路の一
部とした。従って、給油通路の一部と送油通路とを別個
に形成する必要がなくなり、部品点数や加工工程数が少
なくなる。
3,4,5,6又は7記載の4サイクルエンジンにおい
て、給油通路から動弁室内に給油されたオイルを前記動
弁室内の略全域に導く誘導壁を前記動弁室内に形成し
た。従って、動弁室内に給油されたオイルにより、動弁
室内の動弁機構が効率良く潤滑される。
サイクルエンジンおいて、給油通路の一部となるプッシ
ュロッド通路に挿通されたプッシュロッドの動弁室内に
位置する部分にオイルスプラッシャを取り付けた。従っ
て、動弁室内に給油されたオイルがオイルスプラッシャ
により微粒化され、動弁機構の潤滑が良好に行なわれ
る。
3,4,5,6,7,8又は9記載の4サイクルエンジ
ンにおいて、給油通路の一端である給油口をオイルタン
クの略中央部に配置し、この給油口の周囲に通気性とオ
イルの浸透性とを有する吸着部材を取り付けた。従っ
て、オイルタンク内に貯留するオイルを所定量以下とす
ることにより、この4サイクルエンジンをどのような向
きに傾けても給油口がオイルタンク内のオイルに浸漬さ
れず、オイルタンクから動弁室内へ多量のオイルが流れ
込むということが防止される。また、オイルタンクから
動弁室へのオイルの給油は、吸着部材に吸着されたオイ
ルがオイルタンク内の気体に吹き飛ばされるため、オイ
ルがミスト状になって給油される。
ないし図5に基づいて説明する。なお、本実施の形態
は、請求項1,2及び請求項5ないし10の発明に対応
する。図1は携帯用作業機等に搭載して使用される4サ
イクルエンジンを示す縦断正面図、図2はその4サイク
ルエンジンを示す縦断側面図、図3は図1におけるA−
A線断面図、図4は図1におけるB−B線断面図、図5
は4サイクルエンジンを倒立させた状態を示す縦断正面
図である。
ス1の上部にシリンダブロック2が取り付けられ、この
シリンダブロック2にはシリンダヘッド3が一体に形成
され、シリンダヘッド3の上部にはロッカーカバー4が
取り付けられている。前記クランクケース1は、ケース
本体1aの側面に図2及び図3に示すようなクランクケ
ースカバー1bを取り付けることにより形成されてお
り、これらのケース本体1aとクランクケースカバー1
bとに囲まれた部分がクランク室5とされている。
6,7により軸支されたクランク軸8と、一端をケース
本体1aに一体形成された軸受部9に軸支されて他端を
クランクケースカバー1bに一体形成された軸受部10
により軸支されたカム軸11とが回転自在に設けられて
いる。前記クランク軸8には、前記シリンダブロック2
に形成されたシリンダ12内を往復摺動するピストン1
3がコネクティングロッド14を介して連結され、さら
に、クランクギア15が固定されている。また、このク
ランク軸8はその両端部がケース本体1aとクランクケ
ースカバー1bとを貫通してクランク室5外へ突出して
おり、クランク軸8がケース本体1aとクランクケース
カバー1bとを貫通する部分にはオイルシール16が取
り付けられ、このオイルシール16と前記軸受6,7と
が近接して配置されている。前記カム軸11には吸気カ
ム17と排気カム18とが固定され、さらに、前記クラ
ンクギア15と噛み合ったカムギア19が固定されてい
る。
ロッカーカバー4により覆われた空間は動弁室20とさ
れ、この動弁室20内には、前記シリンダヘッド3に取
り付けられた吸気弁21や排気弁22を閉弁方向へ付勢
するスプリング23、吸気弁21や排気弁22を開弁方
向へ付勢するロッカーアーム24、一端をロッカーアー
ム24に当接させるとともに他端をタペット25a,2
5bを介して前記吸気カム17と排気カム18とに当接
させたプッシュロッド26a,26b等からなる動弁機
構27が収納されている。前記シリンダブロック2と前
記シリンダヘッド3とには、前記プッシュロッド26
a,26bが挿通されるプッシュロッド通路28a,2
8bが形成され、これらのプッシュロッド通路28a,
28bの一端は動弁室20に開口され、プッシュロッド
通路28a,28b同士はその途中で連通しないように
仕切られている。
12内の燃焼室へ混合気を供給するための吸気ポート2
9と、燃焼室内からの排気ガスを排気するための排気ポ
ート30とが形成されている。吸気ポート29の先端部
には気化器31とエアクリーナ(図示せず)とが接続さ
れ、排気ポート30の先端部にはマフラ32が接続され
ている。
のオイルを貯留するオイルタンク33が取り付けられて
いる。そして、このオイルタンク33と前記動弁室20
との間には、オイルタンク33内のオイルを動弁室20
へ給油するための給油通路34が設けられている。この
給油通路34は、一端が前記オイルタンク33内に挿入
されて他端が前記プッシュロッド通路28bの途中に接
続された給油パイプ35と、前記プッシュロッド通路2
8bとにより形成されている。オイルタンク33内に挿
入された給油パイプ35の給油口36は、オイルタンク
33内の略中央部に位置するようにネジ37で固定され
ている。前記給油口36の周囲には、フェルトやウレタ
ン等の通気性とオイルの浸透性とを有する吸着部材38
が取り付けられている。また、前記プッシュロッド26
bの前記動弁室20内に位置する部分には、プッシュロ
ッド通路28b内を通って動弁室20内に給油されたオ
イルを微粒化するオイルスプラッシャ39が固定されて
いる。
には、動弁室20内に供給されたオイルをクランク室5
内へ送る送油通路40が設けられている。この送油通路
40は、前記プッシュロッド通路28aと、前記シリン
ダブロック2内に形成されて一端を前記プッシュロッド
通路28aに連通して他端が前記クランク室5内に開口
部41により連通された連通路42とにより形成されて
いる。この開口部41は、前記ピストン13の摺動によ
り開閉されるともにピストン13が略上死点位置に上昇
したときに開口される位置に形成されている。そして、
この開口部41と前記ピストン13とにより、オイルが
動弁室20からクランク室5内に送油されることのみを
許容する第1チェック弁43が形成されている。また、
前記連通路42における開口部41の近傍には、連通路
42内の気体の流れを絞る絞り部44が形成されてい
る。
れている。この誘導壁45は、動弁室20内を前記プッ
シュロッド通路28aが開口された領域と前記プッシュ
ロッド通路28bが開口された領域とに仕切るととも
に、これらの2つの領域をプッシュロッド通路28a,
28bが開口された位置から離れた箇所で連通させてい
る。
との間には、前記クランク室5内のオイルをオイルタン
ク33内へ戻す戻し通路46が設けられている。この戻
し通路46は、前記クランクケース1の壁部内に前記ク
ランク軸8の回転方向に沿って形成された溝状流路47
と、溝状流路47の途中から分岐された分岐流路48
と、分岐流路48に接続されてオイルタンク33内に挿
入された接続パイプ49とにより形成されている。な
お、前記溝状流路47は、クランク室5の内周面のクラ
ンク軸8の回転方向に沿った全域において略均等な間隔
で形成された3個の戻し孔50により前記クランク室5
内に連通されている。前記接続パイプ49の先端部に
は、戻し通路46内を流れるオイルが前記クランク室5
から前記オイルタンク33内へ戻ることのみを許容する
第2チェック弁51が一体に形成されている。
3とには、バイパス通路であるバイパスパイプ52が挿
入されている。このバイパスパイプ52は、一端が前記
動弁室20内の天井部近傍に開口され、他端が前記絞り
部44に臨ませて開口されている。
ーバイガスを排気するブローバイガス排気通路であるブ
ローバイガス排気パイプ53が設けられてい。このブロ
ーバイガス排気パイプ53の一端は、前記絞り部44に
臨ませて接続され、ブローバイガス排気パイプ53の他
端は、図示しないエアクリーナに接続されている。
エンジンの運転時には、ピストン13の上昇に伴ってク
ランク室5内が負圧になり、ピストン13が略上死点に
達してクランク室5内の負圧が最も大きくなったときに
第1チェック弁43が開弁され、開口部41が開口され
る。これにより、動弁室20内のオイルがブローバイガ
スを含む動弁室20内の気体と共に送油通路40内を通
ってクランク室内へ送油される。同時に、オイルタンク
33内のオイルが、ブローバイガスを含むオイルタンク
内の気体と共に給油通路34内を通って動弁室内へ給油
される。
内の圧力が上昇したときには第2チェック弁51が開弁
され、クランク室5内のオイルが戻し通路46内を通っ
てオイルタンク33内へ戻される。従って、オイルは、
ピストン13の摺動に伴うクランク室5内の圧力変動を
利用して、オイルタンク33→動弁室20→クランク室
5→オイルタンク33と循環され、動弁室20内の動弁
機構27や、クランク室5内のクランク軸8やカム軸1
1やギア15,19などが潤滑される。
へのオイルの給油に関して詳しく説明する。オイルタン
ク33内に貯留するオイルの量を所定量以下とする。こ
れにより、4サイクルエンジンをどのような向きに傾け
ても、オイルタンク33の略中央部に配置された給油口
36はオイルタンク33内のオイルに浸漬されず、オイ
ルタンク33内から動弁室20内へ多量のオイルが流れ
込むということが防止される。また、オイルタンク33
から動弁室20へオイルが給油されるときは、吸着部材
38に吸着されたオイルがブローバイガスを含むオイル
タンク33内の気体により吹き飛ばされて給油されるた
め、動弁室20に給油されるオイルがミスト状になる。
さらに、動弁室20内に給油されたミスト状のオイルは
プッシュロッド26bに固定されたオイルスプラッシャ
39によりさらに微粒化される。従って、動弁室20内
へは微粒化されたオイルが給油されることになり、動弁
機構27の潤滑を良好に行なえる。しかも、オイルタン
ク33から動弁室20へのオイルの給油は、この4サイ
クルエンジンをどのような向きに傾けた場合でも良好に
行なわれる。
動弁室20内に形成された誘導壁45に誘導され、動弁
室20内の略全域を流れた後に送油通路40の一部であ
るプッシュロッド通路28a内に入る。従って、動弁室
20内に給油されたオイルにより動弁機構27が効率良
く潤滑される。
オイルの送油について詳しく説明する。ピストン13の
上昇によりクランク室5内が負圧になるとともにピスト
ン13が略上死点位置に上昇したときに開口部41が開
口され、動弁室20内のオイルがクランク室5内の負圧
によって吸引されることにより動弁室20からクランク
室5内へのオイルの送油が行なわれる。ピストン13が
略上死点位置に上昇したときはクランク室5内の負圧が
最も大きくなっており、動弁室20からクランク室5へ
のオイルの送油が良好に行なわれる。
合には、動弁室20内の天井部にオイルが溜まった状態
となる。しかし、一端を動弁室20の天井部近傍に開口
させて他端を開口部41の近傍に位置する絞り部44に
臨ませたバイパスパイプ52が設けてあり、この絞り部
44の箇所では、送油通路40の一部である連通路42
内を流れる気体の流れが高速となり、大きな負圧が発生
する。従って、動弁室20内の天井部に溜まったオイル
は、絞り部44で発生した負圧によりバイパスパイプ5
2内を通って吸い出され、クランク室5内へ送油され
る。このため、4サイクルエンジンを略倒立状態で使用
した場合でも動弁室20内に過剰のオイルが溜まること
が防止され、動弁室20からクランク室5へのオイルの
送油は、この4サイクルエンジンをどのような向きに傾
けた場合でも良好に行なわれる。
3へのオイルの戻しについて詳しく説明する。ピストン
13の下降に伴うクランク室5内の圧力上昇により第2
チェック弁51が開弁され、この第2チェック弁51が
開弁されることによりクランク室5内のオイルが戻し通
路46内を通ってオイルタンク33に戻される。なお、
クランク室5から戻し通路46内へのオイルの入り込み
は、クランク室5の内周面に形成された戻し孔50から
行なわれる。この戻し孔50はクランク室5の内周面の
クランク軸8の回転方向に沿った全域において略均等な
間隔で3個形成されているので、4サイクルエンジンを
どのような向きに傾けた場合でも、クランク室5内のオ
イルは鉛直方向の下側となった戻し孔50から戻し通路
46内に入り、他の戻し孔50からはミスト状のオイル
が戻し通路46内に入る。従って、4サイクルエンジン
をどのような向きに傾けても、クランク室5からオイル
タンク33内へのオイルの戻りがスムーズに行なわれ、
クランク室5内に多量のオイルが残留することが防止さ
れる。
明する。ブローバイガスの排気は、ピストン13の下降
時にクランク室5とオイルタンク33と動弁室20との
圧力が上昇し、この圧力上昇により送油通路40内や動
弁室20内のブローバイガスがブローバイガス排気パイ
プ53内を流れ、エアクリーナ内へ排気されることによ
り行なわれる。ここで、ブローバイガス排気パイプ53
の一端が接続されている絞り部44に臨む位置では、前
行程のピストン13上昇時において、絞り部44の近傍
には大きな負圧が作用し、絞り部44の近傍のオイルは
そのほとんどがクランク室5内に吸入されている。この
ため、絞り部44に臨ませて開口しているブローバイガ
ス排気パイプ53からブローバイガスが排気されると
き、そのブローバイガス中に含まれるオイルが非常に少
なくなり、ブローバイガス排気パイプ53から排出され
て無駄に消費されるオイルの量が少なくなる。
内周面のクランク軸8の回転方向に沿った全域において
略均等な間隔で3個の戻し孔50を形成した場合を例に
挙げて説明したが、戻し孔50を4個以上に増やしても
よく、また、クランク軸8の回転方向に沿った内周面以
外の部分に戻し孔を形成してもよい。
て図6に基づいて説明する。なお、図1ないし図5にお
いて説明した部分と同じ部分は同じ符号で示し、異なる
部分についてのみ説明する(以下、同様)。本実施の形
態は、請求項3記載の発明に対応するもので、クランク
室5内のオイルをオイルタンク33へ戻す戻し通路54
が、クランクケース1の外周に設置した3本の戻しパイ
プ55と、これらの戻しパイプ55が接続された分岐パ
イプ56と、分岐パイプ56に接続されてオイルタンク
33内に挿入された接続パイプ49とにより形成されて
いる。各戻しパイプ55の先端部はクランクケース1に
形成された戻し孔50に接続されている。
下降に伴うクランク室5内の圧力上昇により第2チェッ
ク弁51が開弁され、この第2チェック弁51が開弁さ
れることにより、クランク室5内のオイルが戻し通路5
4内を通ってオイルタンク33に戻される。ここで、ク
ランクケース1の外周に戻しパイプ55を設置すること
により戻し通路54を形成したので、戻し通路54の形
成を容易に行なえる。
に基づいて説明する。本実施の形態は、請求項4記載の
発明に対応するもので、クランク室5内のオイルをオイ
ルタンク33へ戻す戻し通路57が、クランクケース1
の外周に設置した2本の戻しパイプ58と、これらの戻
しパイプ58が接続された分岐パイプ59、分岐パイプ
59に接続されてオイルタンク33内に挿入された接続
パイプ49とにより形成されている。各戻しパイプ58
の先端部が、クランク軸8を軸支する軸受6,7とこの
軸受6,7の近傍に位置してクランク軸8が前記クラン
クケース1を貫通する部分をシールするオイルシール1
6との間の隙間部分に臨ませてクランク室5に形成した
戻し孔50に接続されている。さらに、4サイクルエン
ジンを正立させているときにクランク室5の底面となる
部分に形成された戻し孔50が分岐パイプ59に接続さ
れている。
エンジンをクランク軸8が垂直向きとなる姿勢で運転し
た場合、クランク室5内のオイルは下側となった軸受6
とオイルシール16との周囲に溜まるが、この軸受6と
オイルシール16との隙間部分に臨んで位置する戻し孔
50からオイルが戻しパイプ58内に流入し、戻しパイ
プ58内に流入したオイルはこの戻しパイプ58内を流
れる気体により吹き飛ばされてオイルタンク33内に戻
される。従って、下側となった軸受6の周囲にオイルが
溜まり、そのオイルの粘性や劣化によってクランク軸8
の回転が妨げられるということが防止される。また、上
側となった戻し孔50からはミスト状のオイルが戻し通
路57内へ入るため、上側の軸受7がミスト状のオイル
により良好に潤滑される。
形成した4サイクルエンジンをクランク軸8が垂直向き
となる姿勢で運転する場合には、戻し孔50が形成され
た側の軸受6が下側となるように4サイクルエンジンを
傾けて作業を行なう。
ンによれば、ピストンの摺動に伴うクランク室内の圧力
変動を利用して、潤滑用のオイルをオイルタンク→動弁
室→クランク室→オイルタンクと循環させて動弁室内の
動弁機構やクランク室内のクランク軸やギアなどを潤滑
することができる。クランク室からオイルタンクへオイ
ルを戻す戻し通路がクランク室の内周面の全域に略均等
な間隔で形成した複数個の戻し孔によりクランク室と連
通されるため、4サイクルエンジンをどのような向きに
傾けた場合でもクランク室内のオイルは鉛直方向の下側
となったいずれかの戻し孔から戻し通路内に入ってオイ
ルタンクへ戻るので、クランク室からオイルタンクへの
オイルの戻りをスムーズに行なわせてクランク室内に多
量のオイルが残留することを防止できるとともに残留し
たオイルがクランク軸などの回転の抵抗となって動力損
失を発生することを防止できる。また、一端を動弁室の
天井部近傍に開口させたバイパス通路の他端を送油通路
のクランク室への開口部の近傍に形成した絞り部に臨ま
せて開口させたので、4サイクルエンジンを略倒立状態
で運転したときに、絞り部に発生する負圧により動弁室
内の天井部に溜まったオイルをバイパス通路を通して絞
り部へ吸い出すことができ、これにより、4サイクルエ
ンジンを略倒立状態で運転するときに動弁室内にオイル
が過剰に溜まることを防止できるとともに過剰に溜まっ
たオイルが動弁機構の動作の抵抗となって動力損失を発
生することを防止できる。
載の発明の4サイクルエンジンにおいて、戻し通路を、
クランクケースの壁部内に形成したので、戻し通路がク
ランクケースの外部に露出せず、4サイクルエンジンを
コンパクトな構造にすることができる。
載の発明の4サイクルエンジンにおいて、戻し通路を、
クランクケースの外周部に設置したので、戻し通路の設
置を容易に行なうことができる。
2又は3記載の4サイクルエンジンにおいて、クランク
軸を軸支する軸受とこの軸受の近傍に位置して前記クラ
ンク軸が前記クランクケースを貫通する部分をシールす
るオイルシールとをそれぞれ一対設け、近接して配置さ
れた2組の前記軸受と前記オイルシールとのうち少なく
とも一組の前記軸受と前記オイルシールとの間の隙間部
分に臨ませて戻し孔を形成したので、クランク軸が垂直
向きとなる姿勢で4サイクルエンジンを運転する場合、
戻し孔が臨んでいる側の軸受とオイルシールとが下側と
なるように4サイクルエンジンを傾けることにより、下
側となった軸受の近傍に溜まったクランク室内のオイル
を戻し孔から戻し通路を通してオイルタンク内に戻すこ
とができ、下側となった軸受とオイルシールとの周囲に
オイルが溜まることを防止できるとともにそのオイルが
クランク軸の回転の抵抗となって動力損失を発生するこ
とを防止できる。
2,3又は4記載の4サイクルエンジンにおいて、ピス
トンの摺動により開閉されるとともにこのピストンが略
上死点位置に上昇したときに開口される位置に送油通路
の開口部を形成し、この開口部と前記ピストンとにより
第1チェック弁を形成したので、第1チェック弁として
専用のバルブを設けることが不要となり、部品点数の削
減によりコストダウンを図ることができる。また、この
第1チェック弁が開弁するときにはクランク室内の負圧
が最も大きくなっており、動弁室からクランク室へのオ
イルの送油を良好に行なわせることができる。
2,3,4又は5記載の4サイクルエンジンにおいて、
ブローバイガスを排気するブローバイガス排気通路を送
油通路の開口部の近傍に形成された絞り部に臨ませて接
続したので、この絞り部の近傍にはピストン上昇時にお
いて大きな負圧が作用し、絞り部の近傍のオイルはその
ほとんどがクランク室内に吸入されているので、ピスト
ンの下降時にブローバイガス排気通路からブローバイガ
スが排気されるとき、そのブローバイガス中に含まれる
オイルが非常に少なくなり、ブローバイガス排気通路か
ら排出されて無駄に消費されるオイルの量を少なくして
オイルの有効利用を図ることができる。
2,3,4,5又は6記載の4サイクルエンジンにおい
て、吸気弁を駆動させるためのプッシュロッドが挿通さ
れるプッシュロッド通路と排気弁を駆動させるためのプ
ッシュロッドが挿通されるプッシュロッド通路とを仕切
って形成し、一方のプッシュロッド通路を給油通路の一
部とし、他方のプッシュロッド通路を送油通路としたの
で、給油通路の一部と送油通路とを別個に形成する必要
がなくなり、部品点数や加工工程数を少なくしてコスト
ダウンを図ることができる。
2,3,4,5,6又は7記載の4サイクルエンジンに
おいて、給油通路から動弁室内に給油されたオイルを動
弁室内の略全域に導く誘導壁を動弁室内に形成したの
で、動弁室内に給油されたオイルにより動弁室内の動弁
機構を効率良く潤滑することができる。
載の4サイクルエンジンおいて、給油通路の一部となる
プッシュロッド室に挿通されたプッシュロッドの動弁室
内に位置する部分にオイルスプラッシャを取り付けたの
で、動弁室内に給油されたオイルをオイルスプラッシャ
により微粒化することができ、動弁機構の潤滑を良好に
行なうことができる。
1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載の4サイク
ルエンジンにおいて、給油通路の一端である給油口をオ
イルタンクの略中央部に配置し、この給油口の周囲に通
気性とオイルの浸透性とを有する吸着部材を取り付けた
ので、オイルタンク内に貯留するオイルを所定量以下と
することにより、この4サイクルエンジンをどのような
向きに傾けても給油口がオイルタンク内のオイルに浸漬
されず、オイルタンクから動弁室内へ多量のオイルが流
れ込むということを防止できる。また、オイルタンクか
ら動弁室へのオイルの給油は、吸着部材に吸着されたオ
イルがオイルタンク内の気体に吹き飛ばされることによ
り行なわれるため、オイルがミスト状になって給油さ
れ、動弁室内の動弁機構の潤滑を良好に行なえる。
ンを示す縦断正面図である。
態を示す縦断正面図である。
ンを示す縦断正面図である。
ンを示す縦断正面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 オイルを貯留するオイルタンクと、ピス
トンの摺動に伴って圧力が変動するクランク室が内部に
形成されたクランクケースと、動弁機構が収納された動
弁室と、前記オイルタンク内と前記動弁室内とを連通さ
せる給油通路と、前記動弁室と前記クランク室とを連通
させる送油通路と、前記クランク室の内周面の全域に略
均等な間隔で形成された複数個の戻し孔を介して前記ク
ランク室と前記オイルタンクとを連通させる戻し通路
と、前記送油通路に設けられてオイルが前記動弁室から
前記クランク室へ送油されることのみを許容する第1チ
ェック弁と、前記戻し通路に設けられてオイルが前記ク
ランク室から前記オイルタンク内へ戻ることのみを許容
する第2チェック弁と、前記送油通路の前記クランク室
への開口部の近傍に形成された絞り部と、一端を前記動
弁室の天井部近傍に開口させて他端を前記絞り部に臨ま
せて開口させたバイパス通路とを有することを特徴とす
る4サイクルエンジン。 - 【請求項2】 戻し通路を、クランクケースの壁部内に
形成したことを特徴とする請求項1記載の4サイクルエ
ンジン。 - 【請求項3】 戻し通路を、クランクケースの外周に設
置したことを特徴とする請求項1記載の4サイクルエン
ジン。 - 【請求項4】 クランク軸を軸支する軸受とこの軸受の
近傍に位置して前記クランク軸が前記クランクケースを
貫通する部分をシールするオイルシールとをそれぞれ一
対クランク室内に設け、近接して配置された2組の前記
軸受と前記オイルシールとのうち少なくとも一組の前記
軸受と前記オイルシールとの間の隙間部分に臨ませて戻
し孔を形成したことを特徴とする請求項1,2又は3記
載の4サイクルエンジン。 - 【請求項5】 ピストンの摺動により開閉されるととも
にこのピストンが略上死点位置に上昇したときに開口さ
れる位置に送油通路の開口部を形成し、この開口部と前
記ピストンとにより第1チェック弁を形成したことを特
徴とする請求項1,2,3又は4記載の4サイクルエン
ジン。 - 【請求項6】 ブローバイガスを排気するブローバイガ
ス排気通路を送油通路の開口部の近傍に形成された絞り
部に臨ませて接続したことを特徴とする請求項1,2,
3,4又は5記載の4サイクルエンジン。 - 【請求項7】 吸気弁を駆動させるためのプッシュロッ
ドが挿通されるプッシュロッド通路と排気弁を駆動させ
るためのプッシュロッドが挿通されるプッシュロッド通
路とを仕切って形成し、一方の前記プッシュロッド通路
を給油通路の一部とし、他方の前記プッシュロッド通路
を送油通路の一部としたことを特徴とする請求項1,
2,3,4,5又は6記載の4サイクルエンジン。 - 【請求項8】 給油通路から動弁室内に給油されたオイ
ルを前記動弁室内の略全域に導く誘導壁を前記動弁室内
に形成したことを特徴とする請求項1,2,3,4,
5,6又は7記載の4サイクルエンジン。 - 【請求項9】 給油通路の一部となるプッシュロッド通
路に挿通されたプッシュロッドの動弁室内に位置する部
分にオイルスプラッシャを取り付けたことを特徴とする
請求項7記載の4サイクルエンジン。 - 【請求項10】 給油通路の一端である給油口をオイル
タンクの略中央部に配置し、この給油口の周囲に通気性
とオイルの浸透性とを有する吸着部材を取り付けたこと
を特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8又
は9記載の4サイクルエンジン。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16933497A JP3402568B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 4サイクルエンジン |
EP98305015A EP0887520B1 (en) | 1997-06-26 | 1998-06-25 | Oil supply apparatus of a four-stroke-cycle engine |
DE69807294T DE69807294T2 (de) | 1997-06-26 | 1998-06-25 | Schmierölversorgungsanlage für Viertaktbrennkraftmaschine |
US09/105,202 US5975042A (en) | 1997-06-26 | 1998-06-26 | Oil supply apparatus of a four-stroke-cycle engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16933497A JP3402568B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 4サイクルエンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1113444A true JPH1113444A (ja) | 1999-01-19 |
JP3402568B2 JP3402568B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=15884635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16933497A Expired - Fee Related JP3402568B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 4サイクルエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3402568B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2449948A (en) * | 2007-06-08 | 2008-12-10 | Jenn Feng Ind Co Ltd | Four-stroke engine lubrication system |
JP2011074833A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Makita Corp | 4サイクルエンジンの潤滑装置 |
KR20120136284A (ko) * | 2011-06-08 | 2012-12-18 | 베르트질레 슈바이츠 악티엔게젤샤프트 | 윤활제를 위한 연결 요소 |
US8695563B2 (en) | 2009-09-24 | 2014-04-15 | Makita Corporation | Lubrication system for four-stroke engine |
JP5654645B1 (ja) * | 2013-07-24 | 2015-01-14 | 株式会社工進 | エンジンの潤滑装置 |
JP2016160841A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | 株式会社やまびこ | 携帯型作業機 |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP16933497A patent/JP3402568B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2449948A (en) * | 2007-06-08 | 2008-12-10 | Jenn Feng Ind Co Ltd | Four-stroke engine lubrication system |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3402568B2 (ja) | 2003-05-06 |
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