JPH11134339A - 機械翻訳装置および機械翻訳装置に適用されるプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

機械翻訳装置および機械翻訳装置に適用されるプログラムを記録した記録媒体

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JPH11134339A
JPH11134339A JP9294554A JP29455497A JPH11134339A JP H11134339 A JPH11134339 A JP H11134339A JP 9294554 A JP9294554 A JP 9294554A JP 29455497 A JP29455497 A JP 29455497A JP H11134339 A JPH11134339 A JP H11134339A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械翻訳装置を複数のユーザで共用する場合
に、複数のユーザが作成したユーザ辞書を効率的に共用
利用することを目的とする。 【解決手段】 入出力部101と、入力文を翻訳する翻
訳制御部102と、あらかじめ組み込まれている基本辞
書104と、翻訳時に利用するユーザ辞書を指定するユ
ーザ辞書指定部105と、複数のユーザ辞書からなるユ
ーザ辞書群103と、辞書内容を検索する辞書検索部1
06とを備え、ユーザ辞書に登録更新日時を記録してお
き、最新に登録更新された対訳を辞書検索部106で抽
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械翻訳装置に係
り、複数のユーザ辞書を効率的に利用する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、辞書・文法データを参照して入力
された第1の言語から第2の言語に変換する機械翻訳装
置を利用する場合、基本的な語が登録されている辞書だ
けでは専門用語が不足したり適切な対訳用語を抽出する
ことができないことを防止するため、ユーザ毎にユーザ
辞書を登録し、特定の分野あるいは特定のユーザには、
その登録されたユーザ辞書を用いて的確な対訳用語を抽
出できるようにしている。
【0003】しかし、上述のようにユーザ毎にユーザ辞
書を登録するとすると、同一の用語を多数のユーザがそ
れぞれ独自に登録しなければならない。特に新たに出現
した新語の場合は、ほとんど全てのユーザが用いるため
全てのユーザが登録を行う必要がある。また、ユーザ辞
書に未登録の用語がある場合には、対応できない。これ
を避けるために、特開平6−68127号公報記載の機
械翻訳装置では、複数のユーザ辞書を指定して利用でき
る技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の機械翻訳装置を用いて複数のユーザ辞書から専門用
語を検索できるけれども、必ずしも指定したユーザ辞書
の内容が最新の正しい内容である保証はないし、また、
ユーザ辞書は、本来個人的に又はグループ内だけの利用
に供するものであり、他人に勝手に利用されたくない場
合もある。
【0005】そこで、本発明は、上記課題を解決するた
めに複数のユーザ辞書の共用を図りつつ、最新の対訳用
語を利用できる機械翻訳装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の言語で
記載された文章の入力を受けて第2の言語の文章に翻訳
して出力する機械翻訳装置であって、第1の言語の単語
または連語とその第2の言語の対訳とその登録時刻また
は更新時刻とを当該単語または連語ごとに記録した複数
のユーザ辞書と、前記複数のユーザ辞書の全部又は一部
の指定を受け付ける指定受付手段と、前記第1の言語で
記載された文章に含まれる単語または連語と同一の第1
の言語の単語または連語を、前記指定受付手段で指定さ
れたユーザ辞書群を調べて見つけ、該単語または連語が
複数のユーザ辞書にあるときには、その登録時刻または
更新時刻が最新の対訳を抽出する抽出手段と、前記抽出
手段で抽出された対訳を用いて第1の言語の文章を第2
の言語の文章に翻訳する翻訳手段とを備えることとして
いる。このような構成によって、登録又は更新が最新の
単語または連語の対訳を用いて翻訳することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る機械翻訳装置
の実施の形態を図面を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明に係る機械翻訳装置の
実施の形態1の構成図である。この機械翻訳装置は、入
出力部101と、翻訳制御部102と、ユーザ辞書群1
03と、基本辞書104と、ユーザ辞書指定部105
と、辞書検索部106とを備えている。
【0008】入出力部101は、第1の言語の文章であ
る原文を入力するキーボードや、原文が記録された記録
媒体から文章を読み出す読み出し装置や、入力された原
文や翻訳制御部102で翻訳された第2の言語の文章で
ある翻訳文を表示するCRTや液晶ディスプレイ、マウ
ス等のポインティングデバイスからなる。入出力部10
1は、原文が入力され、または読み出されると、翻訳制
御部102にその内容を通知する。また、翻訳制御部1
02の制御のもと、翻訳制御部102に通知した原文の
内容及び翻訳文を表示する。
【0009】翻訳制御部102は、CPUやメモリから
なり、この装置全体の制御をし、また、入出力部101
から通知された原文を形態素解析等をして単語または連
語に分割し、辞書検索部106に通知する。また、通知
された原文を入出力部101の表示画面に表示させる。
また、翻訳制御部102は、辞書検索部106から通知
された単語または連語に対応する対訳を用いて原文を第
2の言語の文章である翻訳文に翻訳する。この翻訳文を
入出力部101の表示画面に表示させる。
【0010】ユーザ辞書群103は、この機械翻訳装置
を共用している各ユーザのユーザ辞書の集合である。例
えば、図2に示すように、ユーザ辞書群103は、各ユ
ーザ辞書を識別する識別子「A」〜「J」が付された1
0個のユーザ辞書からなる。なお、この識別子「A」〜
「J」は、便宜上、各ユーザ名と同一としている。ユー
ザ辞書群103は、RAM等からなり、各ユーザ辞書に
は、図3(a)、図3(b)、図3(c)に示すよう
に、その識別子が付され、原語欄301と対訳欄302
と登録更新日時欄303とが設けられている。
【0011】原語欄301には、翻訳対象となる第1の
言語の単語または連語である原語が記載されている。対
訳欄302には、原語に対応する翻訳後の第2の言語の
単語または連語である対訳が記載されている。登録更新
日時欄303には、原語と対訳の登録日時または対訳の
更新日時が記載されている。なお、図3(a)はユーザ
Aのユーザ辞書を、図3(b)はユーザBのユーザ辞書
を、図3(c)は、ユーザEのユーザ辞書をそれぞれ識
別子「A」、「B」、「E」で示している。
【0012】図3(a)、図3(b)に示したユーザA
とユーザBのユーザ辞書を比べると、共通する原語「cy
ber space」、「cyber cach」、「electronic mone
y」、「logic board」がある。これらの対訳において、
例えば、「cyber space 」に対してユーザAは「仮想空
間」、ユーザBは「電脳空間」を対訳として採用してい
る。登録更新日時は、それぞれ1997年1月1日午前
9時と1997年3月1日午前9時とであるので、最新
に登録更新された対訳を採用すると、「電脳空間」が採
用される。
【0013】基本辞書104は、ROM等からなり、原
語とその対訳とが登録されている。基本辞書104は、
一般的な辞書であり、ユーザ辞書群103と異なり、更
新できないけれども大量の原語とその対訳とが登録され
ている。その詳細については、省略する。ユーザ辞書指
定部105は、この機械翻訳装置を用いて翻訳をするユ
ーザから用いるユーザ辞書の指定を受け付ける。例え
ば、ユーザAがこの装置を用いているとして、ユーザA
とユーザBのユーザ辞書を指定する。
【0014】このユーザ辞書の指定は、識別子によりな
される。ユーザ辞書指定部105は、この識別子の指定
を受けると、辞書検索部106にユーザ辞書の識別子を
通知する。辞書検索部106は、ユーザ辞書指定部10
5からユーザ辞書の識別子の通知を受けると、これらの
識別子を記憶する。また、翻訳制御部102から原語の
通知を受けると、記憶領域R1にダミーデータを書き込
む。ここで、ダミーデータとして、対訳は空データと
し、登録更新日時を例えば、1996年1月1日9時と
する。次に、記憶しているユーザ辞書の識別子があるか
否かを判断し、ないときは、ユーザ辞書群103の検索
を終了する。
【0015】辞書検索部106は、ユーザ辞書の識別子
を記憶しているとき、そのうちの1つの識別子を取り出
し、その識別子を付されているユーザ辞書を検索して、
翻訳制御部102から通知された原語に対応する対訳と
登録更新日時とを抽出する。抽出した対訳と登録更新日
時とを記憶領域R1に書き込む。次に、記憶領域Rと記
憶領域R1とに記憶されている登録更新日時を比較処理
する。
【0016】もし、検索の結果、通知された原語が登録
されていなければ、記憶している他のユーザ辞書の識別
子を取り出し、その識別子を付されているユーザ辞書を
検索して、同様に対訳と登録更新日時とを抽出する。記
憶しているユーザ辞書の識別子を付されたユーザ辞書を
全て検索すると、ユーザ辞書群103の検索を終了す
る。ユーザ辞書群103の検索の結果、原語に対応する
最新の対訳があるときには、即ち、記憶領域Rにダミー
データ以外が記憶されているときは、その対訳を翻訳制
御部102に通知する。
【0017】もし、ダミーデータのままであれば、基本
辞書104を検索して、その対訳を翻訳制御部102に
通知する。例えば、上述したように、ユーザAがユーザ
辞書の識別子「A」、「B」をユーザ辞書指定部105
から指定していた場合に、原語「cyber space」の対訳
「電脳空間」を辞書検索部106は、登録更新日時が
「1997年3月1日午前9時」の識別子「B」が付さ
れたユーザ辞書より抽出する。
【0018】次に、本実施の形態の辞書検索部106の
動作を図4と図5のフローチャートを用いて説明する。
辞書検索部106は、翻訳制御部102から原語の通知
を受けると、ユーザ辞書群103を検索して通知された
原語を検索する(S401)。検索した原語の対訳があ
るか否かを判定し(S402)、あるときにはその対訳
を翻訳制御部102に通知して処理を終了する。ないと
きには、基本辞書104を検索して対訳を見つけ、翻訳
制御部102に通知して(S403)、処理を終了す
る。
【0019】次に、S401の詳細を説明する。先ず、
辞書検索部106は、翻訳制御部102から通知された
原語の対訳として記憶領域Rにダミーデータを書き込む
(S501)。なお、ダミーデータの内容は、対訳は空
データとし、登録更新日時として最も古くなるような日
時を選んでおく。
【0020】次に、ユーザ辞書指定部105から通知さ
れて記憶しているユーザ辞書の識別子で未検索のユーザ
辞書を示す識別子があるか否かを判断し(S502)、
なければ、記憶領域Rにダミーデータ以外が記憶されて
いれば、そのRの内容のうち対訳を翻訳制御部102に
通知して、処理を終了する。未検索の辞書があるときに
は、そのユーザ辞書の原語に翻訳制御部102から通知
された原語と一致するものがあるか否かを判断し(S5
03)、なければS502に戻る。あるときには、その
原語の対訳と登録更新日時とを記憶領域R1に書き込む
(S504)。
【0021】次に、記憶領域R、R1に記憶されている
記憶内容のうち、登録更新日時を比較して記憶領域R1
の内容がより新しい内容が否かを判断する(S50
5)。記憶領域R1の内容が新しいときには、記憶領域
Rに記憶領域R1の内容を更新して(S506)、S5
02に戻る。記憶領域R1の内容が古いときには、その
ままS502に戻る。
【0022】以上のように、実施の形態1の機械翻訳装
置によれば、個々のユーザが個人で管理しているユーザ
辞書を複数個指定してその中で最新の情報を利用するこ
とができるので、多くの専門家によって集成された知識
をグループ内の有効に用いることが可能となり、個々人
のユーザ辞書作成/維持のための労力を格段に軽減する
ことが可能となる。
【0023】(実施の形態2)図6は、本発明に係る機
械翻訳装置の実施の形態2の構成図である。この機械翻
訳装置は、入出力部101と、翻訳制御部102と、ユ
ーザ辞書群601と、基本辞書104と、ユーザ辞書指
定部602と、辞書検索部603とを備えている。
【0024】なお、上記実施の形態1と同様の構成を有
する部分には、同一の符号を付してその説明を省略し、
本実施の形態固有の構成部分についてのみ説明する。ユ
ーザ辞書群601は、この機械翻訳装置を共用している
各ユーザのユーザ辞書の集合である。ユーザ辞書群60
1は、RAM等からなり、各ユーザ辞書には、図7に示
すように、上記実施の形態1と同様にユーザ辞書識別子
701が付され、原語欄702と対訳欄703と登録更
新日時欄704とが設けられている。他に、更新可/不
可欄705と公開/非公開欄706とが設けられてい
る。
【0025】原語欄702、対訳欄703、登録更新日
時欄703は、上記実施の形態1と同様である。更新可
/不可欄705には、対訳欄703に記載されている対
訳を他のユーザ辞書の対訳を用いて更新するか否かが記
載されている。更新可と記載されているときは、他のユ
ーザ辞書の対訳が最新の内容であるときに、その内容に
更新してもよいとユーザが許容していることを示してい
る。更新不可と記載されているときは、他のユーザ辞書
の対訳が最新の内容であるときでも、その内容に更新す
ることをユーザが拒否していることを示している。即
ち、ユーザ辞書の所有者であるユーザが原語に対応する
対訳の内容が正確であり、修正の必要がないと登録時に
考えたとき、この原語の更新可/不可欄705に更新不
可と記載しておく。これによって、以後の処理におい
て、対訳が更新されることはない。
【0026】また、公開/非公開欄706は、原語に対
応する対訳を他のユーザに利用されては困るときに非公
開と記載し、他のユーザに利用されてもよいときに公開
と記載する。ユーザ辞書は、個人的なものであり、全て
の内容を他人に公開したくない場合もある。ユーザ辞書
指定部602は、上記実施の形態1の構成に加えて、ユ
ーザ辞書群601の優先関係の指定を予め受け付け、辞
書検索部603の記憶領域に書き込む。ここでユーザ辞
書群601の優先関係とは、ユーザ辞書を所有するユー
ザ間の優先度であり、優先度の高いユーザの所有するユ
ーザ辞書程その信頼性が高いことを示すものである。
【0027】図8は、辞書検索部603の記憶領域に記
憶されているユーザ辞書群601の優先関係を示してい
る。図8において、各ユーザ辞書は、ユーザ名で識別さ
れ、ユーザ辞書の優先度が1番高いものを最上位に記載
し、優先度が最も低いものを最下位に記載している。同
順位の優先度を有するユーザ辞書は横並びとしている。
この結果、優先度の高い順に「J」、「H,I」、
「E,F,G」、「B,C,D」、「A」となってい
る。なお、同一順位に位置している横ならびの例えば、
ユーザH,IやE,F,G間では、相互に優先するもの
とする。即ち、基本的には、実施の形態1と同様、最も
最新の内容が優先されることになるけれども、ここで
は、同位または上位でなければ、優先してその対訳を採
用しないこととしている。以下、「上位」には、「同
位」を含むものとする。
【0028】辞書検索部603は、ユーザ辞書指定部6
02から、この機械翻訳装置を用いているユーザからユ
ーザ辞書の指定の通知を受け、その識別子を記憶する。
次に、翻訳制御部102から通知された原語を使用者で
あるユーザのユーザ辞書を検索してその対訳と登録更新
日時と更新可/不可の別と公開/非公開の別とを記憶領
域Rに書き込む。
【0029】この際、原語が見つからないときは、対訳
は空データとし、登録更新日時は最も古い日時を書き込
み、また更新可/不可の別では更新可を記録しておく。
辞書検索部603は、原語が見つかったときには、その
対訳が更新不可であるか否かを判定し、更新不可であれ
ば、翻訳制御部102にその対訳を通知する。辞書検索
部603は、機械翻訳装置を用いているユーザ辞書に原
語が登録されていないとき、または更新可であるときに
は、そのユーザ辞書と同位または上位のユーザ辞書を順
次検索する。
【0030】上位のユーザ辞書があれば、通知された原
語と同一の原語を見つけ対応する対訳等を記憶領域R1
に書き込み、その対訳が非公開であれば、更に他の上位
のユーザ辞書を検索する。非公開でないときには、登録
更新日時が記憶領域Rに記憶されている内容より新しい
か否かを判断し、新しいときには記憶領域Rの内容を記
憶領域R1の内容に更新し、古いときには、そのまま、
更に上位のユーザ辞書を検索する。
【0031】辞書検索部603は、機械翻訳装置を用い
ているユーザのユーザ辞書および同位または上位のユー
ザ辞書を検索して原語が見つからないときには、下位の
ユーザ辞書を検索する。下位のユーザ辞書がなければ、
上記実施の形態1と同様基本辞書104を検索する。下
位のユーザ辞書があるときには、そのユーザ辞書を検索
して、通知された原語を見つけ、記憶領域R1に対訳等
を書き込む。非公開であれば、更に下位の他のユーザ辞
書を検索し、公開であるときには、記憶領域Rの内容を
記憶領域R1の内容に更新する。記憶領域Rの内容を翻
訳制御部102に通知する。
【0032】本実施の形態では、ユーザ辞書の検索は、
まず自分のユーザ辞書が検索される。ありなしに関わら
ずさらに上位方向へユーザ辞書が検索され最新内容が検
索結果となる。上位のユーザ辞書に検索結果がなかった
場合のみ下位のユーザ辞書の検索に移り、下位のユーザ
辞書の上位から検索を開始し検索結果があればそれを検
索結果とする。
【0033】例えば、ユーザBが翻訳中に「cyber
space」の検索をした場合は、まず上位のユーザ
辞書を検索し、そこにさらに新しい対訳があれば最新の
ものを採用することになる。この場合は、ユーザ辞書
「E」に最新内容である「サイバースペース」があるの
でこれが採用される。自分のユーザ辞書「B」になく、
さらに上位にもなく、下位にあった場合は、その下位の
内容が採用される。例えば、ユーザBが翻訳中に「ne
tizen」の検索をした場合は、ユーザ辞書「A」の
「 netizen 」の訳語「インターネット市民」が
採用される(図3参照)。
【0034】次に、本実施の形態の辞書検索部603の
動作を図9、図10、図11に示すフローチャートを用
いて説明する。先ず、辞書検索部603に、翻訳制御部
102から原語を通知されると、ユーザ辞書群103の
うち、本装置を使用するユーザのユーザ辞書を検索する
(S902)。検索結果を記憶領域Rに書き込む。この
際、検索できないときは、ダミーデータを書き込む(S
904)。検索結果があるか否かを判定し(S90
6)、あるときには、更新不可か否かを判定する(S9
08)。更新不可のときには、ユーザ自身がこの対訳に
自信をもっているものとして、この対訳を採用して処理
を終了する。更新可のときには、同位または上位のユー
ザ辞書を検索する(S910)。S906で検索結果が
ないときも、同位または上位のユーザ辞書を検索する
(S912)。同位又は上位のユーザ辞書に検索結果が
あるか否かを判定し(S914)。あるときは処理を終
了し、ないときは下位のユーザ辞書を検索する(S91
6)。
【0035】S910及びS912を詳述すると、辞書
検索部603は、装置を使用しているユーザのユーザ辞
書よりも優先順位の上位の辞書があるか否かを判断し
(S1002)、なければ、S1102に移る。あると
きには、上位のユーザ辞書を検索し、通知された原語と
同一の原語を見つけて、記憶領域R1に対訳等を書き込
む(S1004)。その内容に非公開である旨の記録が
あれば、S1002に戻り、公開であれば、記憶領域R
に記録されている内容と記憶領域R1に記録されている
登録更新日時を比較し、記憶領域R1の方が最新か否か
を判定する(S1008)。最新であれば記憶領域Rの
内容を記憶領域R1の内容に更新し(S1010)、S
1002に戻る。最新でなければ、そのままS1002
に戻る。
【0036】S916を詳述すると、優先順位の下位の
ユーザ辞書があるか否かを判定し(S1102)、なけ
れば、処理を終了し、あるときには、そのユーザ辞書で
原語について検索し、その対訳等を記憶領域R1に書き
込む(S1104)。非公開であるか否かを判定し(S
1106)、非公開でなければ、記憶領域Rの内容を記
憶領域R1の内容に更新して(S1108)、処理を終
了する。非公開であれば、そのまま、S1102に戻
る。
【0037】このように、ユーザ辞書中の原語の対訳が
非公開とされているときには、その対訳を他人に利用さ
れたくないとして、他のユーザは、この対訳を利用しな
いこととしている。以上のように、個々の原語に対し
て、更新可/不可の区別を記録することによって、不用
意な更新を以下に説明するように禁止することが可能と
なる。さらに、公開/非公開の区別を記録することによ
って他のユーザが利用できない訳語の登録修正が可能と
なる。 (実施の形態3)本実施の形態3の機械翻訳装置は、実
施の形態2の機械翻訳装置の構成と大略同様であり、図
6の構成図を用いて説明する。
【0038】ただし、辞書検索部603が対訳を翻訳制
御部102に通知する際に、(1)その対訳が機械翻訳
装置を使用しているユーザのユーザ辞書の内容である
か、(2)そのユーザ辞書に対訳があるけれども、優先
順位の上位のユーザ辞書の対訳が採用されたか、(3)
そのユーザ辞書に原語の登録がなく、優先順位の上位の
ユーザ辞書の対訳が採用されたか、(4)そのユーザ辞
書に原語の登録がなく、優先順位の下位のユーザ辞書の
対訳が採用されたかの別を通知する。
【0039】翻訳制御部102は、入出力部101の表
示画面に表示させるときのユーザ辞書の利用形態に応じ
た第2言語の対訳の表示態様を図12に示すように、記
憶している。図13は、入出力部101から第1の言語
の文章「Cyber cash is electronicmoney used in the
cyber space on internet by the netizen.」が入力さ
れた場合に表示画面に表示される入力された文章とその
翻訳文とを示している。
【0040】翻訳制御部102は、辞書検索部603か
ら対訳とその対訳のユーザ辞書の利用形態の通知を受け
ているとき、対訳の表示態様をそのユーザ辞書の利用形
態に応じて表示態様を変化させて入出力部101の表示
画面に表示させる。図13に示すように、ユーザ自身の
ユーザ辞書の対訳を用いたときには「サイバーキャッシ
ュ」のように太字で、ユーザ自身のユーザ辞書にも対訳
があるけれども、優先順位の上位のユーザ辞書の対訳を
用いたときには「サイバースペース」のようにアンダー
ラインで、ユーザ自身のユーザ辞書に対訳がなく、上位
のユーザ辞書の対訳を用いたときには「電子マネー」の
ように丸囲み文字で、ユーザ自身のユーザ辞書に対訳が
なく、下位のユーザ辞書の対訳を用いたときには「イン
ターネット市民」のように四角囲み文字でそれぞれ表示
態様を区別させる。
【0041】なお、このような表示態様を区別しないで
表示するときには、翻訳対象の文章と翻訳後の文章とが
図14に示すように表示画面に表示される。図13に示
したように翻訳が行われたときに、ユーザ自身のユーザ
辞書の内容と異なる対訳が翻訳文章中に用いられた場合
は、そのユーザに注意を与えることによって、より適切
な対訳が存在していたことを明示できる。また、そのユ
ーザ辞書に登録がなされておらず、下位のユーザ辞書の
内容が用いられている場合は、チェックを要する対訳で
ある可能性があることをユーザに明示することは大いに
意味があることである。
【0042】このようにすることによって、自分のユー
ザ辞書に登録されている内容が正しいかどうかを検証す
ることが容易となる。さらに、特に、下位のユーザ辞書
の内容が用いられている場合はその翻訳内容に注意する
必要があることを喚起させることができる。 (実施の形態4)図15は、本発明に係る機械翻訳装置
の実施の形態4の構成図である。この機械翻訳装置は、
入出力部1501と、翻訳制御部1502と、ユーザ辞
書群601と、基本辞書104と、ユーザ辞書指定部6
02と、辞書検索部603と、ユーザ辞書更新部150
3とを備えている。
【0043】なお、上記実施の形態1〜実施の形態3と
同様の構成を有する部分には、同一の符号を付してその
説明を省略し、本実施の形態固有の構成部分についての
み説明する。入出力部1501は、上記実施の形態の機
能に加えて、この機械翻訳装置を利用するユーザのユー
ザ辞書の更新登録を受け付ける。図16に示すように、
入出力部1501の表示画面1601に被翻訳文と翻訳
文とが第1ウィンドウ1602に表示されたとき、図示
しないユーザ辞書編集ボタンを押下されると、翻訳制御
部1502にユーザ辞書編集の通知をする。これによっ
て、表示画面1601には、第2ウィンドウ1603が
開かれる。第1ウィンドウ1602には、上記実施の形
態3で説明したと同様の表示がなされている。
【0044】この状態で、翻訳文の下線が引かれた対訳
「サイバースペース」をユーザがマウス(図示せず)で
クリックすると、入出力部1501は、翻訳制御部15
02に、そのクリックされた位置情報を通知する。翻訳
制御部1502によって、表示画面1601の第1ウィ
ンドウ1602では、対訳「サイバースペース」がフォ
ーカス状態とされ、第2ウィンドウ1603には、その
対訳の原語「cyber space」と原語に対応するユーザ辞
書群の内容と「上書き」ボタン1604とが表示され
る。
【0045】ユーザ辞書群の内容には、原語に対応する
対訳欄とユーザ辞書識別子欄と登録更新日時欄とが含ま
れる。第1コラム1605には、この装置の利用者
「B」のユーザ辞書の内容が表示されている。第2コラ
ム1606には、このユーザ「B」のユーザ辞書よりも
優先順位の上位のユーザ辞書「E」、「F」の内容が表
示され、第3コラム1307には、下位のユーザ辞書
「A」の内容が表示される。
【0046】上記実施の形態3では、対訳の表示態様を
変更することによって、ユーザ辞書の利用形態をユーザ
に知らせたけれども、このように第2ウィンドウに原語
に対応するユーザ辞書群の内容を表示することによっ
て、更に、明確に、どのユーザ辞書の内容が対訳として
採用されたかを知らせることができる。これによれば、
原語「cyber space」は、ユーザ辞書「E」の対訳「サ
イバースペース」が採用されたことがわかる。
【0047】入出力部1501は、ユーザの「上書き」
ボタン1604のマウスでのクリックを受けて、翻訳制
御部1502に上書き指示を通知する。翻訳制御部15
02は、入出力部1501からユーザ辞書編集の通知を
受けると、ユーザ辞書群の内容を表示するための第2ウ
ィンドウを入出力部1501の表示画面に開く。また、
第1ウィンドウの翻訳文の位置情報を通知されると、そ
の対訳、ここでは、「サイバースペース」をフォーカス
状態として表示させ、自身が記憶しているそのユーザ辞
書の内容を辞書検索部1503に通知する。
【0048】また、辞書検索部1503から、原語と、
対応する対訳と、ユーザ辞書識別子と、登録更新日時の
一覧を、現在利用中のユーザのユーザ辞書と優先順位の
上位と下位に区別して通知されると、図16の第2ウィ
ンドウ1603に示すように表示させる。また、入出力
部1501から上書き指示の通知を受けると、現在利用
中のユーザのユーザ辞書識別子と、原語と、翻訳文で用
いられた対訳とをユーザ辞書更新部1504に通知す
る。
【0049】辞書検索部1503は、翻訳制御部150
2からユーザ辞書の内容(翻訳文中に対訳として用いら
れた対訳と原語と登録更新日時とそのユーザ辞書識別
子)を通知されると、ユーザ辞書群601中の現在利用
中のユーザのユーザ辞書と、優先順位の上位(同位を含
む)と、下位とを区別して検索し、原語の一致するユー
ザ辞書の内容を翻訳制御部1502に通知する。上記実
施の形態では、上位のユーザ辞書から対訳が抽出された
ときには、下位のユーザ辞書の検索はされなかったけれ
ども、本実施の形態では、上位のユーザ辞書で原語が検
索されたときでも、下位のユーザ辞書を検索し、その結
果を翻訳制御部1502に通知する。
【0050】ユーザ辞書更新部1504は、翻訳制御部
1502からユーザ辞書識別子と、原語と、その対訳と
の通知を受けると、通知されたユーザ辞書識別子を有す
るユーザ辞書の原語に対応する対訳を通知された対訳に
更新(上書き)し、その更新した日時を登録更新日時に
記録する。即ち、図16に示した状態で「上書き」ボタ
ン1604がユーザによってクリックされると、ユーザ
辞書「B」の原語「cyber space」の対訳「電脳空間」
がユーザ辞書「E」の対訳「サイバースペース」に更新
される。この際、登録更新日時には、この操作をした日
時、例えば「97−07−30 14:00:00」が
記録される。
【0051】本実施の形態によれば、翻訳に利用された
複数の対訳の一覧が可能であり、信頼性の高い対訳を自
分のユーザ辞書の対訳に容易に更新することができ、複
数ユーザの知識を活用して自分の辞書内容へ反映させる
ことができ、また、今後の翻訳に有効に利用することが
可能となる。なお、実施の形態3および実施の形態4に
おいて、翻訳結果の表示形態のみを変化させたが、原
文、翻訳文の対応については、公知の技術(例、特公平
2−228766号公報記載の「対応語句表示装置」)
を用いて、原文についても同時に変化させてもよい。
【0052】なお、上記各実施の形態の機械翻訳装置
は、プログラムによって実現し、これをフロッピーディ
スク等の記録媒体に記録して移送し、あるいは、通信回
線を通して移送することにより、独立した他のコンピュ
ータシステムで容易に実施することができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1の言
語で記載された文章の入力を受けて第2の言語の文章に
翻訳して出力する機械翻訳装置であって、第1の言語の
単語または連語とその第2の言語の対訳とその登録時刻
または更新時刻とを当該単語または連語ごとに記録した
複数のユーザ辞書と、前記複数のユーザ辞書の全部又は
一部の指定を受け付ける指定受付手段と、前記第1の言
語で記載された文章に含まれる単語または連語と同一の
第1の言語の単語または連語を、前記指定受付手段で指
定されたユーザ辞書群を調べて見つけ、該単語または連
語が複数のユーザ辞書にあるときには、その登録時刻ま
たは更新時刻が最新の対訳を抽出する抽出手段と、前記
抽出手段で抽出された対訳を用いて第1の言語の文章を
第2の言語の文章に翻訳する翻訳手段とを備えることと
しているので、抽出手段によって、複数のユーザ辞書の
登録内容の中から最新の対訳を抽出することによって、
複数の利用者が作成したユーザ辞書を効率的に利用する
ことが可能となる。
【0054】また、前記ユーザ辞書には、ユーザ辞書の
所有者を識別する識別子が付され、各単語または連語に
は、対訳の更新を許可するか許可しないかが示されてお
り、前記指定受付手段は、機械翻訳装置を使用するユー
ザの識別子を受け付けるユーザ識別子受付部を有し、前
記抽出手段は、ユーザ識別子受付部で受け付けられた識
別子が付されたユーザ辞書に第1の言語の単語または連
語がある場合に、当該単語または連語に更新を許可しな
い旨が示されているとき、他のユーザ辞書を調べること
なく、その対訳を抽出することとしているので、ユーザ
辞書に、更新可/不可の指定を行うことによって、決し
て他から影響を受けない対訳を記述するこができる。
【0055】また、前記ユーザ辞書には、ユーザ辞書の
所有者を識別する識別子が付され、各単語または連語に
は、対訳を公開するか非公開にするかが示されており、
前記指定受付手段は、機械翻訳装置を使用するユーザの
識別子を受け付けるユーザ識別子受付部を有し、前記抽
出手段は、ユーザ識別子受付部で受け付けられた識別子
以外の識別子が付されたユーザ辞書に第1の言語の単語
または連語がある場合に、当該単語または連語に公開す
る旨が示されているときに限り、その対訳を抽出するこ
ととしているので、公開/非公開の指定を行うことによ
って、決して他人に利用されないプライベートな内容を
記述することが可能となる。
【0056】また、前記ユーザ辞書には、ユーザ辞書の
所有者を識別する識別子が付されており、前記指定受付
手段は、ユーザ辞書の優先順位を受け付ける順位受付部
と、機械翻訳装置を使用するユーザの識別子を受け付け
るユーザ識別子受付部とを有し、前記抽出手段は、前記
ユーザ識別子受付部で受け付けた識別子が付されたユー
ザ辞書を調べた後、そのユーザ辞書よりも優先順位の上
位のユーザ辞書を調べ、対訳が抽出されなかったときに
下位のユーザ辞書を調べることとしているので、優先順
位の上位の(信頼性の高い)対訳を用いて翻訳すること
ができる。
【0057】また、請求項1記載の機械翻訳装置は、更
に、第2の言語の文章を表示させる表示制御手段を備
え、前記ユーザ辞書には、ユーザ辞書の所有者を識別す
る識別子が付され、前記指定受付手段は、ユーザ辞書の
優先順位を受け付ける順位受付部と、機械翻訳装置を使
用するユーザの識別子を受け付けるユーザ識別子受付部
とを有し、前記表示制御手段は、第2の言語の文章中の
対訳に利用されたユーザ辞書の優先順位が前記ユーザ識
別子受付部で受け付けた識別子で識別されるユーザ辞書
の上位であるか下位であるかが視認できるように、その
表示態様を変更させることとしているので、翻訳結果に
用いられた対訳が優先順位の上位のユーザ辞書にあるか
下位のユーザ辞書にあるかの情報を付与することによっ
て、使われた対訳の信頼性が明らかとなり、翻訳文の確
認修正が容易となる。
【0058】また、前記指定受付手段は、更に、前記表
示制御手段で表示態様を変更されて表示された対訳の指
定を受け付ける対訳指定受付部を有し、前記対訳指定受
付部で受け付けた対訳を前記識別子で識別されるユーザ
辞書の対訳として当該対訳に対応する単語に更新時とと
もに記録する対訳更新手段を備えることとしているの
で、対訳更新手段を備えることによって、翻訳結果を参
照しながら、必要な辞書内容を、自分のユーザ辞書へ容
易に更新することが可能となる。
【0059】さらに、第1の言語の単語または連語とそ
の第2の言語の対訳とその登録時刻または更新時刻とを
当該単語または連語ごとに記録した複数のユーザ辞書を
有して、第1の言語で記載された文章の入力を受けて第
2の言語の文章に翻訳して出力する機械翻訳装置に適用
される記録媒体であって、前記複数のユーザ辞書の全部
または一部の指定を受け付ける指定受付ステップと、前
記第1の言語で記載された文章に含まれる単語または連
語と同一の第1の言語の単語または連語を前記指定受付
ステップで指定されたユーザ辞書群を調べて見つけ、該
単語または連語が複数のユーザ辞書にあるときには、そ
の登録時刻または更新時刻の最新の対訳を抽出する抽出
ステップと、前記抽出ステップで抽出された対訳を用い
て第1の言語の文章を第2の言語の文章に翻訳する翻訳
ステップとを有して実行するプログラムを記録した記録
媒体としているので、複数のユーザ辞書を効率的に利用
することを想定していない機械翻訳装置に適用すること
によって、複数のユーザ辞書の登録内容の中から最新の
対訳を抽出することによって、複数の利用者が作成した
ユーザ辞書を効率的に利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機械翻訳装置の実施の形態1の構
成図である。
【図2】上記実施の形態のユーザ辞書群に含まれるユー
ザ辞書を示す図である。
【図3】上記実施の形態の各ユーザ辞書の内容例の一例
を示す図である。
【図4】上記実施の形態の辞書検索部の動作を説明する
フローチャートである。
【図5】上記実施の形態の辞書検索部の動作を説明する
フローチャートである。
【図6】本発明に係る機械翻訳装置の実施の形態2の構
成図である。
【図7】上記実施の形態のユーザ辞書の記述欄を示す図
である。
【図8】上記実施の形態のユーザ辞書の優先順位を説明
する図である。
【図9】上記実施の形態の辞書検索部の動作を説明する
フローチャートである。
【図10】上記実施の形態の辞書検索部の動作を説明す
るフローチャートである。
【図11】上記実施の形態の辞書検索部の動作を説明す
るフローチャートである。
【図12】本発明に係る機械翻訳装置の実施の形態3の
翻訳制御部に記憶されているユーザ辞書の利用形態と対
訳の表示態様を示す図である。
【図13】上記実施の形態の表示画面例である。
【図14】上記実施の形態の表示画面例である。
【図15】本発明に係る機械翻訳装置の実施の形態4の
構成図である。
【図16】上記実施の形態のユーザ辞書更新のための表
示画面例である。
【符号の説明】
101、1501 入出力部 102、1502 翻訳制御部 106、603、1503 辞書検索部 104 基本辞書 105、602 ユーザ辞書指定部 103、601 ユーザ辞書群 1504 ユーザ辞書更新部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の言語で記載された文章の入力を受
    けて第2の言語の文章に翻訳して出力する機械翻訳装置
    であって、 第1の言語の単語または連語とその第2の言語の対訳と
    その登録時刻または更新時刻とを当該単語または連語ご
    とに記録した複数のユーザ辞書と、 前記複数のユーザ辞書の全部又は一部の指定を受け付け
    る指定受付手段と、 前記第1の言語で記載された文章に含まれる単語または
    連語と同一の第1の言語の単語または連語を、前記指定
    受付手段で指定されたユーザ辞書群を調べて見つけ、該
    単語または連語が複数のユーザ辞書にあるときには、そ
    の登録時刻または更新時刻が最新の対訳を抽出する抽出
    手段と、 前記抽出手段で抽出された対訳を用いて第1の言語の文
    章を第2の言語の文章に翻訳する翻訳手段とを備えるこ
    とを特徴とする機械翻訳装置。
  2. 【請求項2】 前記ユーザ辞書には、ユーザ辞書の所有
    者を識別する識別子が付され、各単語または連語には、
    対訳の更新を許可するか許可しないかが示されており、 前記指定受付手段は、 機械翻訳装置を使用するユーザの識別子を受け付けるユ
    ーザ識別子受付部を有し、 前記抽出手段は、ユーザ識別子受付部で受け付けられた
    識別子が付されたユーザ辞書に第1の言語の単語または
    連語がある場合に、当該単語または連語に更新を許可し
    ない旨が示されているとき、他のユーザ辞書を調べるこ
    となく、その対訳を抽出することを特徴とする請求項1
    記載の機械翻訳装置。
  3. 【請求項3】 前記ユーザ辞書には、ユーザ辞書の所有
    者を識別する識別子が付され、各単語または連語には、
    対訳を公開するか非公開にするかが示されており、 前記指定受付手段は、 機械翻訳装置を使用するユーザの識別子を受け付けるユ
    ーザ識別子受付部を有し、 前記抽出手段は、ユーザ識別子受付部で受け付けられた
    識別子以外の識別子が付されたユーザ辞書に第1の言語
    の単語または連語がある場合に、当該単語または連語に
    公開する旨が示されているときに限り、その対訳を抽出
    することを特徴とする請求項1記載の機械翻訳装置。
  4. 【請求項4】 前記ユーザ辞書には、ユーザ辞書の所有
    者を識別する識別子が付されており、 前記指定受付手段は、 ユーザ辞書の優先順位を受け付ける順位受付部と、 機械翻訳装置を使用するユーザの識別子を受け付けるユ
    ーザ識別子受付部とを有し、 前記抽出手段は、 前記ユーザ識別子受付部で受け付けた識別子が付された
    ユーザ辞書を調べた後、そのユーザ辞書よりも優先順位
    の上位のユーザ辞書を調べ、対訳が抽出されなかったと
    きに下位のユーザ辞書を調べることを特徴とする請求項
    1記載の機械翻訳装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の機械翻訳装置は、更に、
    第2の言語の文章を表示させる表示制御手段を備え、 前記ユーザ辞書には、ユーザ辞書の所有者を識別する識
    別子が付され、 前記指定受付手段は、 ユーザ辞書の優先順位を受け付ける順位受付部と、 機械翻訳装置を使用するユーザの識別子を受け付けるユ
    ーザ識別子受付部とを有し、 前記表示制御手段は、第2の言語の文章中の対訳に利用
    されたユーザ辞書の優先順位が前記ユーザ識別子受付部
    で受け付けた識別子で識別されるユーザ辞書の上位であ
    るか下位であるかが視認できるように、その表示態様を
    変更させることを特徴とする。
  6. 【請求項6】 前記指定受付手段は、更に、前記表示制
    御手段で表示態様を変更されて表示された対訳の指定を
    受け付ける対訳指定受付部を有し、 前記対訳指定受付部で受け付けた対訳を前記識別子で識
    別されるユーザ辞書の対訳として当該対訳に対応する単
    語に更新時とともに記録する対訳更新手段を備えること
    を特徴とする請求項5記載の機械翻訳装置。
  7. 【請求項7】 第1の言語の単語または連語とその第2
    の言語の対訳とその登録時刻または更新時刻とを当該単
    語または連語ごとに記録した複数のユーザ辞書を有し
    て、第1の言語で記載された文章の入力を受けて第2の
    言語の文章に翻訳して出力する機械翻訳装置に適用され
    る記録媒体であって、 前記複数のユーザ辞書の全部または一部の指定を受け付
    ける指定受付ステップと、 前記第1の言語で記載された文章に含まれる単語または
    連語と同一の第1の言語の単語または連語を前記指定受
    付ステップで指定されたユーザ辞書群を調べて見つけ、
    該単語または連語が複数のユーザ辞書にあるときには、
    その登録時刻または更新時刻の最新の対訳を抽出する抽
    出ステップと、 前記抽出ステップで抽出された対訳を用いて第1の言語
    の文章を第2の言語の文章に翻訳する翻訳ステップとを
    有して実行するプログラムを記録した記録媒体。
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