JPH11328179A - 辞書管理方法及び辞書管理システム - Google Patents

辞書管理方法及び辞書管理システム

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JPH11328179A
JPH11328179A JP10126244A JP12624498A JPH11328179A JP H11328179 A JPH11328179 A JP H11328179A JP 10126244 A JP10126244 A JP 10126244A JP 12624498 A JP12624498 A JP 12624498A JP H11328179 A JPH11328179 A JP H11328179A
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JP10126244A
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Inventor
Minako Hashimoto
美奈子 橋本
Shuichi Tsujimoto
修一 辻本
Hiroshi Sugiyama
博史 杉山
Kazuhiro Kimura
和広 木村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の個別辞書を同時にメンテナンスするこ
とを可能とする辞書管理方法を提供すること。 【解決手段】 複数の個別辞書を管理するための辞書管
理方法であって、個別辞書相互間における入力項目の対
応関係を示す情報を参照して、対象となる複数の個別辞
書夫々が固有に持つ複数の入力項目を共通化し、個別辞
書に対する所定の操作を指示する命令が入力された場合
に、前記対応関係を示す情報を参照するとともに前記共
通化された入力項目および該入力項目に対して設定され
ている値をもとにして、操作対象となる個別辞書毎に該
所定の操作を行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のメディア変
換機能の辞書を管理するための辞書管理方法及び辞書管
理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】計算機の発展に伴い人間とコンピュータ
のインタフェースも文字ベースからグラフィカル・ユー
ザ・インタフェース(GUI)へと移行し、さらにマル
チメディア情報を扱う環境の整備により対話的に計算機
を利用するマルチモーダルコミュニケーションへの期待
が高まってきた。マルチモーダルコミュニケーションで
は、音声認識/合成、ジェスチャー認識、文字認識等の
様々なメディア変換機能が利用されるため、各機能を自
由に組合わせて利用できる環境が必要である。さらに、
これらのメディア変換機能の性能を向上させるために、
機能そのものの強化以外に辞書の充実が必須となってい
る。
【0003】なお、メディア変換とは、かな漢字変換、
機械翻訳、文字認識、抄録作成、音声認識、音声合成な
どのように、主に自然言語処理やパターン認識処理など
に基づいた情報変換、情報認識を総称するものとする。
【0004】従来、これらのメディア変換機能もしくは
処理は、ワープロやOCRといった個別のシステムとし
て実現されており、辞書もシステム毎に、かな漢字変換
辞書、文字認識辞書のような専用の辞書を持っていた。
したがって、ユーザはシステム毎に登録や削除などの辞
書メンテナンス作業を繰り返し行う必要があった。しか
も、これらの作業は個別の辞書インタフェースに従うの
で、ユーザは様々な作法で辞書登録作業を行う必要があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の辞
書インタエースでは辞書メンテナンス作業にかかる作業
量が増大する傾向にあった。さらに、辞書メンテナンス
に必要な入力項目には個別辞書毎に共通部分が多いた
め、同じデータを繰返し入力する必要があった。例え
ば、音声合成、機械翻訳などの自然言語処理辞書では品
詞の入力が必須なので、ユーザは一つの登録語句に対し
て繰り返し品詞を入力する必要があり、効率が悪かっ
た。
【0006】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、複数の個別辞書を同時にメンテナンスすることを
可能とする辞書管理方法及び辞書管理システムを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
複数の個別辞書を管理するための辞書管理方法であっ
て、個別辞書相互間における入力項目の対応関係を示す
情報を参照して、対象となる複数の個別辞書夫々が固有
に持つ複数の入力項目を共通化し、個別辞書に対する所
定の操作を指示する命令が入力された場合に、前記対応
関係を示す情報を参照するとともに前記共通化された入
力項目および該入力項目に対して設定されている値をも
とにして、操作対象となる個別辞書毎に該所定の操作を
行うことを特徴とする。
【0008】本発明(請求項2)は、複数の個別辞書を
管理するための辞書管理方法であって、操作対象とすべ
き個別辞書の指定を受け付け、個別辞書相互間における
入力項目の対応関係を示す情報を参照して、操作対象と
して指定された複数の個別辞書夫々が固有に持つ複数の
入力項目を共通化して表示し、この共通化された入力項
目に対して辞書登録すべき内容の入力を受け付け、辞書
登録を指示する命令が入力された場合に、前記対応関係
を示す情報を参照するとともに前記共通化された入力項
目および該入力項目に対して設定されている値をもとに
して登録対象となる個別辞書毎に該辞書登録に用いるデ
ータを生成し、この生成されたデータ夫々を各個別辞書
に配信することを特徴とする。
【0009】本発明(請求項3)は、複数の個別辞書を
管理するための辞書管理方法であって、指定された所定
のキー項目の値に基づいて前記個別辞書をそれぞれ検索
し、個別辞書相互間における入力項目の対応関係を示す
情報を参照して、検索結果の得られた複数の個別辞書夫
々が固有に持つ複数の入力項目を共通化し、この共通化
された入力項目を用いて前記検索結果を表示することを
特徴とする。
【0010】好ましくは、前記検索結果が得られた個別
辞書のうちの全部または一部から該検索結果に係る登録
内容を削除することを指示する命令が入力された場合
に、前記対応関係を示す情報を参照するとともに前記共
通化された入力項目および該入力項目に対して設定され
ている値をもとにして削除対象となる個別辞書毎に該辞
書登録に用いるデータを生成し、この生成されたデータ
夫々を各個別辞書に配信するようにしてもよい。
【0011】本発明(請求項5)は、複数の個別辞書を
管理するための辞書管理方法であって、個別辞書相互間
における入力項目の対応関係を示す情報を参照して、対
象となる複数の個別辞書夫々が固有に持つ複数の入力項
目を共通化し、個別辞書に対する所定の操作を指示する
命令が入力された場合に、前記共通化された入力項目お
よび該入力項目に対して設定されている値ならびに操作
対象となる個別辞書を示す情報をもとにして、各個別辞
書の登録内容を包含する共通辞書に対して該所定の操作
に対応する操作を行い、前記共通辞書に対して行われた
前記操作の内容に基づいて、該当する各個別辞書に対し
て前記所定の操作を行うことを特徴とする。
【0012】本発明(請求項6)は、各メディア変換機
能ごとに個別に設けられる複数の個別辞書を管理するた
めの辞書管理システムであって、対象とすべき個別辞書
を示す情報を設定するための手段と、個別辞書相互間に
おける入力項目の対応関係を示す情報を参照して、対象
となる複数の個別辞書夫々が固有に持つ複数の入力項目
を共通化するための手段と、前記共通化された入力項目
を用いてデータ入力を行うための手段と、個別辞書に対
する所定の操作を指示する命令が入力された場合に、前
記対応関係を示す情報を参照するとともに前記共通化さ
れた入力項目および該入力項目に対して設定されている
値をもとにして、対象となる個別辞書毎に該所定の操作
を行うための手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】なお、装置に係る本発明は方法に係る発明
としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明と
しても成立する(把握することができる)。また、装置
または方法に係る本発明は、コンピュータに当該発明に
相当する手順を実行させるための(あるいはコンピュー
タを当該発明に相当する手段として機能させるための、
あるいはコンピュータに当該発明に相当する機能を実現
させるための)プログラムを記録したコンピュータ読取
り可能な記録媒体としても成立する(把握することがで
きる)。
【0014】本発明(請求項7)は、コンピュータに、
自然言語処理またはパターン認識処理が有する個別辞書
に対し、個別辞書からのデータ収集および個別辞書への
データ分配をさせるための辞書管理プログラムであっ
て、共通の画面またはインタフェースで複数の個別辞書
に対するデータ収集およびデータ分配を行わせるための
辞書管理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能
な記録媒体を要旨とする。
【0015】なお、本発明(請求項7)は方法に係る発
明としても装置に係る発明としても成立する(把握する
ことができる)。本発明では、辞書管理インタフェース
を使って共通化した辞書内容に対して登録や削除などの
メンテナンス作業を行う。その際に、編集結果を波及さ
せる個別辞書を指定することで、必要な個別辞書に必要
な情報を登録等する。
【0016】本発明によれば、複数の個別辞書(メディ
ア変換辞書)の単語登録や単語削除に必要な入力項目が
共通化により同時に扱われるので(表示や入力受け付け
など)、1つのインタフェースで辞書編集作業を行うこ
とができる。例えば、かな漢字変換辞書に登録すべき結
果を同時に音声合成にも登録させるといった操作を容易
にすることができる。また、単語登録や削除などを行う
個別辞書を指定することにより、必要な入力項目だけが
表示されるので、余計な入力をする必要がなくなる。ま
た、検索した結果から単語を選択して追加登録を行うこ
とができ、その際に入力済みの項目は補完されて表示さ
れるので、同じことを何度も入力する必要がなくなる。
このように、本発明によれば、複数のメディア変換エン
ジン辞書の編集に係る辞書登録などのメンテナンスに要
する作業量を軽減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。 (第1の実施形態)本発明の第1の実施形態について説
明する。
【0018】本実施形態は、かな漢字変換、音声合成、
音声認識、日英翻訳、英日翻訳などのメディア変換エン
ジン(メディア変換の機能を持つ装置もしくはソフトウ
ェア)がかな漢字変換辞書、音声合成辞書、日英翻訳辞
書といった個別辞書をそれぞれ持つ場合において、共通
のユーザ・インタフェースにより全てまたは任意の一部
の個別辞書に対する単語登録や単語削除などのメンテナ
ンス作業を行うことを可能とするものである。
【0019】図1に、本実施形態に係る共通辞書管理シ
ステムの構成例を示す。図1に示されるように、本共通
辞書管理システムは、入力管理部1、データ格納部2、
共通辞書管理部3、表示制御部4、個別辞書間入力項目
対応表記憶部5、個別辞書別入力可能項目表記憶部6、
個別辞書間入力値対応表記憶部7を備えている。なお、
個別辞書8との間のやり取りは、共通辞書管理部3を介
して行われる。
【0020】なお、以下では、個別辞書間入力項目対応
表記憶部5に記憶された個別辞書間入力項目対応表を単
に「個別辞書間入力項目対応表5」と呼び、個別辞書別
入力可能項目表記憶部6に記憶された個別辞書別入力可
能項目表を単に「個別辞書別入力可能項目表6」と呼
び、個別辞書間入力値対応表記憶部7に記憶された個別
辞書間入力値対応表を単に「個別辞書間入力値対応表
7」と呼ぶものとする。
【0021】個別辞書間入力項目対応表5は、各個別辞
書に対して必要な入力項目を格納し、各入力項目が、他
の個別辞書のどの入力項目に対応するかを格納する。個
別辞書別入力可能項目表6は、個別辞書間入力項目対応
表5で各個別辞書に対して必要な入力項目を格納し、各
入力項目が、他の個別辞書のどの入力項目に対応するか
を格納する。なお、個別辞書別入力可能項目表6は設け
ず、これを個別辞書間入力項目対応表5で代用すること
も可能である。
【0022】個別辞書間入力値対応表7は、各個別辞書
の入力項目に対する入力値が、他の個別辞書の同じ入力
項目ではその値に対応するかを格納する。入力管理部1
は、ユーザからの入力が、「検索実行」、「追加登録実
行」、「登録実行」、「削除実行」などのコマンド入力
(命令入力)であるか、データ入力であるかを判断し、
入力内容に応じて処理を分岐させる。
【0023】なお、検索実行は、指定した見出し語をキ
ーとして個別辞書を検索させ、検索結果を表示させるた
めのコマンドであり、追加登録実行は、指定する個別辞
書に対する登録や削除などの操作に移行させるためのコ
マンドであり、登録実行は、検索結果からある単語を選
んで、その単語に対する変更登録もしくは新規登録を指
定する個別辞書に対して行わせるためのコマンドであ
り、削除実行は、検索結果からある単語を選んで、その
単語に対する削除を指定する個別辞書に対して行わせる
ためのコマンドである。
【0024】データ格納部2は、入力管理部1において
ユーザからの入力が登録実行や検索実行などのコマンド
入力ではないと判断された場合(すなわちデータ入力で
あると判断された場合)、入力されたデータを格納す
る。その際、どの入力項目に対して入力されたデータで
あるかが分かるように、入力項目と入力データとを対応
付けて格納する。また、データ格納部2は、対象となる
個別辞書を検索して得られたデータを、項目別に区別し
て格納する。
【0025】なお、ここでは登録などの操作対象とする
個別辞書をユーザにより指定可能であるものとし、デー
タ格納部2内に、キーボードあるいはマウスなどを用い
てユーザ指定された操作対象となる個別辞書を示す指定
辞書情報を格納するものとする。この場合、入力管理部
1が入力を個別辞書の指定またはその解除と判断した場
合に、当該指定またはその解除を上記指定辞書情報に反
映させる。
【0026】共通辞書管理部3は、入力管理部1におい
て登録実行や検索実行などのコマンド入力であると判断
された場合に、データ格納部2に格納されている上記指
定辞書情報により示される操作対象となる個別辞書8に
対して、単語登録や削除などの指定された操作を行う。
各個別辞書の操作に必要なデータは、データ格納部2に
格納されているデータから、個別辞書間入力項目対応表
5と個別辞書別入力可能項目表6と個別辞書間入力値対
応表7に基づいて必要な入力値を得て使用する。
【0027】なお、本実施形態では、個別辞書の検索に
あたって、ユーザ指定された見出し語をキーとして全て
の個別辞書を検索するものとして説明するが、ユーザ指
定された個別辞書のみを検索対象とするようにしてもよ
い。
【0028】表示制御部4は、表示モードに従って表示
画面を生成する。表示モードは「登録データ入力モー
ド」と「検索結果表示モード」のいずれかの値を取り、
登録実行や検索実行などのコマンド入力に応じて切り替
えられる。表示モードが切り替えられた時点で画面表示
を更新する。なお、表示モードは、システム内のいずれ
かの箇所に格納されるものとする。
【0029】表示モードが「登録データ入力モード」の
ときは、データ格納部2に格納されている入力データお
よび/または検索結果に基づいて画面表示する。表示す
る項目は、データ格納部2に格納されている上記指定辞
書情報により示される操作対象となる個別辞書の登録操
作に必要な入力項目を、個別辞書間入力項目対応表5と
個別辞書別入力可能項目表6と個別辞書間入力値対応表
7に基づいて設定する。
【0030】なお、登録データ入力モードにおいて、ユ
ーザが登録などの操作対象とすべき個別辞書の指定を追
加もしくは削除した場合、ダイナミックにこれに応じ
て、表示する入力項目を再度、設定し、表示し直すよう
にしてもよい。
【0031】また、検索結果表示モードにおいては、ユ
ーザが操作対象とすべき個別辞書の指定を追加もしくは
削除した場合でも、表示する入力項目の再設定や再表示
は行わないようにしてもよい。また、操作対象とすべき
個別辞書の指定の追加は受け付けないようにしてもよ
い。
【0032】なお、ユーザ指定された個別辞書のみを検
索対象とする形態を取るケースで、検索結果表示モード
においては、ユーザが検索時に指定しなかった個別辞書
を登録などの対象として追加指定した場合には、再度検
索をし直すようにしてもよい。
【0033】表示モードが「検索結果表示モード」のと
きは、データ格納部2に格納されている検索結果に基づ
いて画面表示する。なお、本実施形態では、起動時には
登録データ入力モードが設定され、検索実行コマンドお
よび登録実行コマンドは登録データ入力モードのときに
受け付け、検索実行コマンドが入力された場合には検索
結果表示モードに移行し、追加登録実行コマンドおよび
削除実行コマンドは検索結果表示モードのときに受け付
け、追加登録実行コマンドが入力された場合には登録デ
ータ入力モードに移行するものとするが、モードもしく
は画面の遷移の仕方やどのコマンドをどのモードもしく
は画面にて受け付けるかなどについてはこれに限定され
ず、種々の形態を取ることが可能である。
【0034】また、登録データ入力画面の入力値を初期
化するコマンドや検索結果表示画面から初期化された登
録データ入力画面へ遷移させるコマンドなど、他の様々
なコマンドを適宜設けるようにしてもよい。
【0035】また、ユーザによる入力項目に対するデー
タ入力は、検索結果が表示された検索結果表示画面から
遷移した登録データ入力画面においても、初期化された
登録データ入力画面においても可能とするようにしても
よい。
【0036】以下では、本実施形態をさらに詳しく説明
する。図2に、データ格納部2の一構成例を示す。図2
に示されるように、このデータ格納部2は、入力項目判
定部21、入力格納部22、検索結果格納部23を備え
ている。
【0037】入力項目判定部21は、入力されたデータ
がどの入力項目に対する入力かを判定し、入力格納部2
2の対応する項目に格納する。この判定は、例えば、表
示中の入力画面において、どの入力項目に対応するフィ
ールドに対してデータ入力がなされたかを調べることで
行う。
【0038】検索結果格納部23では、共通辞書管理部
3から送られてきた検索結果を項目別に分けて格納す
る。データ格納部2が書き替えられたかどうかは常に監
視し、書き替えられた時点で表示制御部4に処理を移し
て表示画面を書き替える。
【0039】図3に、入力格納部22および検索結果格
納部23の構成例を示す。各個別辞書を操作するのに必
要な入力項目を包含するように設定した入力項目別に、
入力データあるいは検索の結果得られたデータを格納す
る。図3の例では、n=0の部分が入力格納部22に対
応し、この部分に入力データを格納する。また、n=1
以降の部分が検索結果格納部23に対応し、検索の結果
得られたデータをn=1以降のそれぞれの部分に格納す
る。
【0040】図4に、入力格納部22の具体例を示す。
入力項目名と項目に対して入力されたデータとを対応付
けて格納するとともに、対応する個別辞書を記憶する。
図5に、検索結果格納部23の具体例を示す。入力項目
名と項目に対して検索されたデータとを対応付けて格納
するとともに、対応する個別辞書を記憶する。複数個の
候補が見つかった場合はn=1のレコードから続けて格
納する。図5の例は「桜」という見出し語に対して固有
名詞と名詞の2つのレコードが登録されていることを示
している。
【0041】なお、アクセントの項目の値においては、
アクセントを示す記号や区切りを示す記号が入力され
る。図6に、個別辞書間入力項目対応表5の構成例を示
す。
【0042】各個別辞書に必要な入力項目から、同じ意
味を持つ入力項目を1つにまとめて全てを包含する集合
を作り、各要素に代表表記を付ける。例えば、かな漢字
変換辞書での「見出し語」と音声合成辞書での「登録語
句」が同じ意味を持つ場合、両者を1つの入力項目と見
なした上で新たに「見出し語」という代表表記を付け
る。
【0043】図7に、個別辞書別入力可能項目表6の構
成例を示す。図6に示した個別辞書間入力項目対応表で
挙げられた項目に関して、それぞれの代表表記の表す入
力項目が各個別辞書で有効であるか(存在するか)どう
かを示す情報を格納する。
【0044】図8に、個別辞書間入力値対応表7の構成
例を示す。各個別辞書において各入力項目が取り得る値
が、互いの個別辞書における入力項目のどの要素に対応
するか、その対応付けを保持する。
【0045】例えば、品詞という入力項目の取り得る値
が、かな漢字変換辞書では「普通名詞、さ変名詞、固有
名詞、あ行五段、、、」というように分かれていると
し、日英翻訳辞書では「名詞、動詞、、」と大雑把に分
かれているとしたとき、かな漢字変換辞書の「普通名
詞、固有名詞、固有人名」と音声合成辞書の「名詞」が
同じ意味を指す、という対応関係を保持する。
【0046】なお、前述したように個別辞書別入力可能
項目表6は設けず、個別辞書間入力項目対応表5を兼用
することも可能である。上記の例の場合、個別辞書間入
力項目対応表5で入力項目が存在する箇所をONとして
扱えばよい。
【0047】図9に、共通辞書管理部3の一構成例を示
す。図9に示されるように、この共通辞書管理部3は、
コマンド判定部31、登録データ生成部32、削除デー
タ生成部33、検索データ生成部34、検索結果変換部
35を備えている。
【0048】コマンド判定部31では、入力されたコマ
ンドの種類を判定し、処理を分岐する。入力されたコマ
ンドが「検索実行」であるときは、検索データ生成部3
4にて、データ格納部2の入力格納部22から検索に必
要なデータを取り出して検索データを生成する。
【0049】検索データは、個別辞書間入力項目対応表
5と個別辞書別入力可能項目表6と個別辞書間入力値対
応表7に基づいて該当する項目を選択して生成する。ま
ず、取り扱うことのできるすべての個別辞書に対して検
索データを生成する。
【0050】個別辞書別入力可能項目表6より、各個別
辞書に必要な入力項目をチェックし、該当する項目に入
力されている値をデータ格納部2の入力格納部22より
取り出す。
【0051】次に、個別辞書間入力項目対応表5より、
取り出したデータの該当する項目が、個別辞書における
どの入力項目に対応するかを取り出す。次に、個別辞書
間入力値対応表7より、取り出したデータが個別辞書に
おけるどの入力値に対応するかを取り出す。
【0052】以上のようにして取り出したデータに基づ
いて検索データを生成する。個別辞書によって検索デー
タのフォーマットが相違する場合には、各個別辞書に応
じた検索データを生成する。
【0053】そして、上記の生成された検索データに基
づいて検索を実行する。ここでは、所定のインタフェー
ス機能(図示せず)を用いて、検索データを個別辞書に
配信し、個別辞書からの返答を受信することによって、
検索が実行されるものとする。
【0054】検索結果変換部35は、すべての個別辞書
を検索して得られたデータを受け取り、共通化できる部
分を共通化してデータ格納部2の検索結果格納部23に
格納し、表示モードを「登録データ入力モード」から
「検索結果表示モード」に切り替え、表示制御部4に操
作を移す。さらに、操作を移された表示制御部4では、
「検索結果表示モード」に画面を更新する。
【0055】ここで、共通化とは、例えば、かな漢字変
換辞書に、「登録語句=桜、読み=さくら、品詞=固有
名詞」と登録されており、一方、日英翻訳辞書に、「単
語=桜、読み=さくら、品詞=名詞、訳語=sakur
a」と登録されているような場合に、それらを2つのレ
コードとして検索結果を取り扱うのではなく、「辞書=
かな漢字変換・日英翻訳、見出し語=桜、読み=さく
ら、品詞=固有名詞、訳語=sakura」というよう
に1つのレコードにまとめることを言う。
【0056】なお、上記では、品詞=固有名詞としてデ
ータを保持したが、図8を参照すれば対応関係が分かる
ので、品詞=名詞としてデータを保持してもよい。ただ
し、例えば、かな漢字変換辞書の固有名詞と音声合成辞
書の人名と日英翻訳辞書の名詞を対象として共通化する
場合に、品詞=固有名詞としてしかデータが保持されな
いケースでは、図8を参照しても音声合成辞書では人
名、地名、その他のいずれに対応するのがか特定できな
いので、このような場合には、少なくとも音声合成辞書
では人名が対応することを特定可能とするデータを保持
しておくようにしてもよい。
【0057】また、各モードにおいて、表示画面に入力
項目の値を表示する際には、共通化された入力値の名称
のみを表示するようにしてもよいし、各辞書における名
称が分かるように表示するようにしてもよい。例えば、
図11の品詞の例で、かな漢字変換辞書の固有名詞と日
英翻訳辞書の名詞を対象として共通化する場合、「固有
名詞」と表示する方法、「固有名詞/名詞」あるいは
「固有名詞(名詞)」などと表示する方法、「固有名詞
(かな漢)/名詞(日英)」などと表示する方法など、
種々の方法が考えられる。また、例えば、図11の品詞
の例で、かな漢字変換辞書の固有名詞と音声合成辞書の
人名を対象として共通化する場合、単に「人名」と表示
する方法、「人名/固有名詞」あるいは「固有名詞(人
名)」などと表示する方法、「固有名詞(かな漢)/人
名(日英)」などと表示する方法など、種々の方法が考
えられる。
【0058】このような共通化は、個別辞書間入力項目
対応表5と個別辞書間入力値対応表7に基づいて行う。
個別辞書からの検索結果は、個別辞書毎に、見出し語、
読み、品詞などの項目に分かれて得られる。そこで、例
えば、まず、(i)得られたすべての項目について、各
個別辞書で得られた項目が、包含された場合のどの入力
項目に該当するかを、個別辞書間入力項目対応表5に基
づいて求める。次に、(ii)得られた項目に入力された
値が、包含された場合の項目ではどの値に該当するか
を、個別辞書間入力値対応表7に基づいて求める。上記
の(i)と(ii)の手続きをすべての検索結果(n個あ
ったとする)について行い、n個のレコードとして一時
的に格納する。そして、すべてのレコードに対し、ある
レコードAがレコードBに包含されるかどうかを確認
し、包含される場合にはレコードBの「対象辞書」の値
にレコードAの「対象辞書」の値を加えた上でレコード
Aを削除する。
【0059】なお、検索の結果、複数のレコード(複数
の候補)が発生する場合があるが、これは見出し語が同
じで且つ品詞が異なるカテゴリが複数登録されているな
どの理由によって発生する。
【0060】例えば、見出し語「桜」に対して、かな漢
字変換辞書で普通名詞と固有名詞、音声合成辞書で普通
名詞と人名にそれぞれ登録されている場合などである。
この例の場合には、かな漢字変換辞書での普通名詞と音
声合成辞書での普通名詞とを共通化したレコード、およ
びかな漢字変換辞書での固有名詞と音声合成辞書での人
名とを共通化したレコードの2つのレコードが作成され
る。
【0061】また、例えば、見出し語「桜」に対して、
かな漢字変換辞書で固有名詞、音声合成辞書で人名と地
名に登録されている場合には、かな漢字変換辞書での固
有名詞と音声合成辞書での人名とを共通化したレコー
ド、およびかな漢字変換辞書での固有名詞と音声合成辞
書での地名とを共通化したレコードの2つのレコードを
作成するようにしてもよい。
【0062】また、本実施形態では、見出し語を検索キ
ーとして用いるものとしているが、その他の情報、例え
ば品詞など、をも検索キーとしてユーザが指定できるよ
うにしてもよい。
【0063】入力されたコマンドが「追加登録実行」で
あるとき、データ格納部2に操作を移す。なお、この場
合、操作を移されたデータ格納部2では、検索結果格納
部23から追加登録に必要なデータを入力格納部22に
コピーし、表示モードを「検索結果表示モード」から
「登録データ入力モード」に切り替え、表示制御部4に
操作を移す。さらに、操作を移された表示制御部4で
は、「登録データ入力モード」に画面を更新する。
【0064】入力されたコマンドが「登録実行」である
ときは、登録データ生成部32にて、データ格納部2の
入力格納部22から登録に必要なデータを取り出して登
録データを生成する。
【0065】登録データは、個別辞書間入力項目対応表
5と個別辞書別入力可能項目表6と個別辞書間入力値対
応表7に基づいて該当する項目を選択して生成する。ま
ず、データ格納部2に格納されている登録対象となる個
別辞書毎に、登録データを生成する。個別辞書別入力可
能項目表6より、登録対象となる個別辞書に必要な入力
項目をチェックし、該当する項目に入力されている値を
データ格納部2の入力格納部22より取り出す。
【0066】次に、個別辞書間入力項目対応表5より、
取り出したデータの該当する項目が、個別辞書における
どの入力項目に対応するかを取り出す。次に、個別辞書
間入力値対応表7より、取り出したデータが個別辞書に
おけるどの入力値に対応するかを取り出す。
【0067】以上のようにして取り出したデータに基づ
いて登録データを生成する。例えば、かな漢字変換辞書
と日英翻訳辞書について共通化されたレコードが「辞書
=かな漢字変換・日英翻訳、見出し語=桜、読み=さく
ら、品詞=固有名詞、訳語=sakura」である場合
に、かな漢字変換辞書については、「登録語句=桜、読
み=さくら、品詞=固有名詞」に基づいて登録データを
生成し、一方、日英翻訳辞書については、「単語=桜、
読み=さくら、品詞=名詞、訳=sakura」に基づ
いて登録データを生成する。
【0068】ここでは、生成された検索データが所定の
インタフェース機能(図示せず)により個別辞書に配信
されることによって、登録が実行されるものとする。入
力されたコマンドが「削除実行」であるときは、削除デ
ータ生成部33にて、データ格納部2の入力格納部22
から削除に必要なデータを取り出して削除データを生成
する。
【0069】削除データは、個別辞書間入力項目対応表
5と個別辞書別入力可能項目表6と個別辞書間入力値対
応表7に基づいて該当する項目を選択して生成する。ま
ず、データ格納部2に格納されている削除対象となる個
別辞書毎に、削除データを生成する。
【0070】個別辞書別入力可能項目表6より、削除対
象となる個別辞書に必要な入力項目をチェックし、該当
する項目に入力されている値をデータ格納部2の入力格
納部22より取り出す。
【0071】次に、個別辞書間入力項目対応表5より、
取り出したデータの該当する項目が、個別辞書における
どの入力項目に対応するかを取り出す。次に、個別辞書
間入力値対応表7より、取り出したデータが個別辞書に
おけるどの入力値に対応するかを取り出す。
【0072】以上のようにして取り出したデータに基づ
いて削除データを生成する。例えば、かな漢字変換辞書
と日英翻訳辞書について共通化されたレコードが「辞書
=かな漢字変換・日英翻訳、見出し語=桜、読み=さく
ら、品詞=固有名詞、訳語=sakura」である場合
に、かな漢字変換辞書について削除を行うとくは、「登
録語句=桜、読み=さくら、品詞=固有名詞」に基づい
て削除データを生成する。
【0073】ここでは、生成された削除データが所定の
インタフェース機能(図示せず)により個別辞書に配信
されることによって、登録が実行されるものとする。図
10に、表示制御部4の一構成例を示す。図10に示さ
れるように、この表示制御部4は、表示モード判定部4
1、表示項目設定部42、入力値設定部43、検索結果
表示部44を備えている。
【0074】表示モード判定部41では、表示モードが
「検索結果表示モード」と「登録データ入力モード」の
いずれであるかを判定する。なお、本実施形態では、共
通辞書管理部3から処理が移ってきた場合には「検索結
果表示モード」となり、データ格納部2から処理が移っ
てきた場合には「登録データ入力モード」となる。
【0075】表示モードが「登録データ入力モード」の
とき、表示項目設定部42に処理を移す。表示項目設定
部42では、データ格納部2の入力格納部22に格納さ
れている操作対象となる個別辞書の登録に必要な入力項
目と入力値を、個別辞書間入力項目対応表5と個別辞書
間入力値対応表7に基づいて設定し表示する。
【0076】入力値設定部43では、表示モードが「登
録データ入力モード」のとき、各入力項目に対して入力
された値を、データ格納部2の入力格納部22より取り
出して表示する。
【0077】表示モードが「検索結果表示モード」のと
き、検索結果表示部44に処理を移す。検索結果表示部
44では、データ格納部2の検索結果格納部23に基づ
いて検索結果表示画面を生成する。
【0078】図11に、検索結果表示モードのときに検
索結果表示部44により生成され表示される検索結果表
示画面の例を示す。まず、ユーザ指定された見出し語に
ついて、取り扱うことのできる個別辞書のなかで、どの
個別辞書に登録されていてどの個別辞書には登録されて
いないかを区別して表示する。図11では、各個別辞書
に対応して設けられたチェックボックスのチェック状態
によって区別している(図中81)。
【0079】登録されている入力項目(この例では、見
出し語、読み、品詞など)は埋めて表示し、登録されて
いない入力項目(この例ではアクセント)は空白で表示
したりあるいは色を変えるなどして、どの項目が入力さ
れていないかが分かるように表示する(図中82)。
【0080】また、同じ見出し語に対して複数の登録が
なされている場合(検索の結果、複数のレコードが得ら
れた場合)には、表示されている単語が何番目の登録か
ということが分かるように表示する(図中83)。同じ
見出し語に対する他の登録単語を見るときには、例えば
次候補を表示させるための「ボタン」をクリックするな
どして切り替える(例えば、図3の例の場合、i番目の
候補を選択すると、n=iのデータがn=0の部分にコ
ピーされる)。
【0081】なお、登録データ入力モードのときに表示
項目設定部42および入力値設定部43により生成され
表示される登録データ入力画面の例は、基本的には図1
1と同じような構成であり、登録データ入力画面では、
所定の項目の値が入力できるようになっている。また、
取り扱うことのできる個別辞書のなかで、どの個別辞書
を登録などの対象とされており、どの個別辞書が登録な
どの対象とされていないかを区別して表示される。
【0082】次に、本実施形態に係る共通辞書管理シス
テムの動作の流れについて説明する。図12に、本共通
辞書管理システムの動作の流れの一例を示す。この動作
の流れは、ユーザ入力をイベントとするイベントドリブ
ンの形態になっている。
【0083】まず、入力待ち状態において、キーボード
やマウスなどの所定の入力装置からユーザによる入力を
受ける(ステップS1)。ユーザからの入力を受けた入
力管理部1では、入力がコマンド入力であるかそれ以外
の入力であるかを判定する(ステップS2)。
【0084】ステップS2でコマンド入力でないと判定
された場合、データ格納部2の入力格納部22を更新す
る。データ格納部2の入力格納部22では入力項目と入
力された値とを対応付けて格納する(ステップS3)。
【0085】そして、表示制御部5で表示画面を更新す
る。その際、設定されている表示モードに従って表示画
面を更新する(ステップS4)。一方、ステップS2で
コマンド入力であると判定された場合、共通辞書管理部
3でコマンドの種類を判定し、処理を分岐する(ステッ
プS5)。
【0086】ステップS5で判定されたコマンドが「登
録実行」あるいは「削除実行」のとき、データ格納部2
に格納されている指定辞書情報により示される操作対象
となる個別辞書に対して、その「登録実行」あるいは
「削除実行」に必要な入力項目をデータ格納部2の入力
格納部22により得て配信データを作成し、該当する個
別辞書に配信する。データの作成は、個別辞書間入力項
目対応表5と個別辞書間入力値対応表7に基づいて得る
(ステップS6)。
【0087】ステップS5で判定されたコマンドが「検
索実行」のとき、すべての個別辞書に対する「検索実
行」を行うために必要な入力項目をデータ格納部2の入
力格納部22より得て検索データを作成し、各個別辞書
に配信する。データの作成は、個別辞書間入力項目対応
表5と個別辞書間入力値対応表7に基づいて得る(ステ
ップS7)。
【0088】検索した結果、該当するレコードがあるか
どうかによって処理を分岐する(ステップS8)。該当
するレコードがあった場合には、共通辞書管理部3にお
いて検索結果の共通化を行う。検索結果の共通化は、個
別辞書間入力項目対応表5と個別辞書間入力値対応表7
に基づいて行う(ステップS9)。共通化した検索結果
を、データ格納部2の検索結果格納部23に格納する
(ステップS10)。表示モードを「検索結果表示モー
ド」に書き替える(ステップS11)。表示画面制御部
5で表示画面を更新する(ステップS12)。
【0089】該当するレコードがなかった場合には、当
該コマンド入力に対する処理は終了となる。ステップS
5で判定されたコマンドが「追加登録実行」のとき、デ
ータ格納部2の検索結果登録部23のなかから追加登録
に必要なデータをデータ格納部2の入力格納部22にコ
ピーする(ステップS13)。表示モードを「登録デー
タ入力モード」に書き替える(ステップS14)。表示
画面制御部5で表示画面を更新する(ステップS1
5)。
【0090】次に、本実施形態に係る共通辞書管理シス
テムにおけるユーザ・インタフェースとしてGUIを利
用した構成例について幾つかの表示画面例を参照しなが
ら説明する。
【0091】図13〜図19に登録データ入力モードや
検索結果表示モードでの表示画面例を示す。なお、かな
漢字は、かな漢字変換を表す。本共通辞書管理システム
は起動時において「登録データ入力モード」に設定され
るものとする。
【0092】図13は、登録データ入力モードで何も入
力されていない状態(起動時、図13の「初期化ボタ
ン」が押されたとき、または図17の検索結果表示画面
において登録データ入力画面に遷移させるための「戻
る」ボタンが押されたとき)の登録データ入力画面の一
例である。この例では、4種類の相異なるかな漢字変換
a〜d、音声合成、日英翻訳、英日翻訳の各個別辞書
(漢字変換辞書a〜d、音声合成辞書、日英翻訳辞書、
英日翻訳辞書)が利用できることを表している。
【0093】図13において、「辞書チェックボック
ス」を選択すると、選択された個別辞書に合わせて必要
な入力項目すなわち共通化された入力項目が表示され
る。この共通化は、個別辞書間入力項目対応表5と個別
辞書間入力値対応表7に基づいて行うことができる。
【0094】図14は、かな漢字変換辞書dを選択した
ときに、必要な入力項目(この例では、「見出し語」、
「品詞」、「よみ」)が表示されている状態を表してい
る。図15は、かな漢字変換辞書dと音声合成辞書を選
択したときに、必要な入力項目(この例では、「見出し
語」、「品詞」、「よみ」、「アクセント」)が表示さ
れている状態を表している。
【0095】図16は、かな漢字変換辞書dと音声合成
辞書と英日翻訳辞書を選択したときに、必要な入力項目
(この例では、「見出し語」、「品詞」、「よみ」、
「アクセント」、「訳語」)が表示されている状態を表
している。
【0096】登録データ入力画面において、表示された
入力項目をすべて入力して「登録ボタン」を押すと、そ
れぞれの個別辞書(この例では、かな漢字変換辞書dと
音声合成辞書)への単語登録が行われる。図15は、登
録完了のメッセージが表示された様子を示している。
【0097】また、登録データ入力画面において、「見
出し語」を入力して「検索ボタン」を押すと、利用でき
るすべての個別辞書に対する検索が行われる。単語が見
つかったらならば検索結果表示モードに移り、図17に
例示するような検索結果表示画面を表示する。
【0098】図17において、見出し語の表示の下の
(1/3)の表示は、「桜」という単語に対する検索結
果が3つのレコードにまとめられ、現在1番目の候補を
表示していることを表現している。見出し語の「リスト
ボックス」をクリックすると、別のレコードを参照する
ことができる。
【0099】また、図17において、かな漢字変換辞書
dからのみ「桜」という単語を削除する場合には、音声
合成辞書の「チェックボックス」をオフにして「削除ボ
タン」を押す。図18は、削除完了のメッセージが表示
された様子を示している。
【0100】また、図17において、1番目の候補で表
示されている「桜」という単語を日英翻訳辞書に追加登
録する場合には、「追加登録ボタン」を押す。追加登録
ボタンを押すと検索結果格納部23のなかから、1番目
の候補で表示されているレコードの情報が入力格納部2
2にコピーされ、登録データ入力モードに移る。そし
て、図19のように、すでに入力されているデータが埋
まった状態の登録データ入力画面が表示される。
【0101】この登録データ入力画面において、日英翻
訳辞書のチェックボックスをチェックし、追加ボタンを
押せば、1番目の候補で表示されている「桜」という単
語を日英翻訳辞書に登録することができる。
【0102】なお、検索の結果得られた内容を変えずに
他の個別辞書への登録を行う場合には、当該登録する個
別辞書以外の個別辞書のチェックの解除を必須とする方
法と、チェックの解除を不要とする方法とが考えられ
る。
【0103】以上のように、本実施形態によれば、種類
の異なる複数のメディア変換個別辞書に対して、共通の
インタフェースで単語登録、単語削除、単語検索といっ
たメンテナンス作業を行うことができる。
【0104】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。本実施形態については、第
1の実施形態と相違する部分を中心に説明する。
【0105】本実施形態では、かな漢字変換、音声合
成、音声認識、日英翻訳、英日翻訳などのメディア変換
エンジンの個別辞書に持つべき情報を包含した共通辞書
を設け、ユーザ・インタフェースからは共通辞書に対し
て単語登録や単語削除などの処理を行い、その後で、別
途設けた管理手段により共通辞書と個別辞書との整合性
を取ることにより、あたかもユーザ・インタフェースか
ら各メディア変換エンジンの個別辞書に対して単語の登
録などの操作を行ったような効果を持たせるようにした
ものである。
【0106】まず、図20に、共通辞書の一例を示す。
例えば、図20(a)に例示するような入力項目を持つ
かな漢字変換辞書と(b)に例示するような入力項目を
持つかな音声合成辞書について、それぞれの入力項目を
包含するように設定した(c)のような入力項目を持っ
た辞書を共通辞書とする。共通辞書に新たに付け加える
項目としては、記述されているレコードが対象とする個
別辞書を区別する入力項目(図20の例では「対象辞
書」)がある。
【0107】共通辞書は、基本的には、その構成も作成
の仕方も第1の実施形態における検索結果を共通化した
レコードに相当するものである。この共通辞書は、予め
システム外で全ての見出し語について作成しておくか、
または共通辞書管理システムの使用開始以前もしくは最
初の検索時に当該システムによって全ての見出し語につ
いて作成しておくか、または検索時ごとに当該システム
によって当該見出し語についてのみ作成するものとす
る。共通辞書の各レコードの作成の仕方は、第1の実施
形態における検索の結果得られた該当する個別辞書のレ
コードを共通化する処理と同様である。
【0108】次に、図21に、本実施形態に係る共通辞
書管理システムの構成例を示す。図21に示されるよう
に、本実施形態に係る共通辞書管理システムは、共通辞
書140と各個別辞書8との間の整合性を管理する整合
性管理部141と、第1の実施形態に係る共通辞書管理
システムの各構成部分であって共通辞書管理部30につ
いては第1の実施形態における機能から整合性管理部1
41に含まれる機能を省いたもの(ユーザ・インタフェ
ース部と呼ぶ)11とを用いて構成される。
【0109】第1の実施形態では、図1における共通辞
書管理部3が直接、各個別辞書8に対する登録、削除や
検索後の共通化したレコードの作成などの処理を行った
が、第2の実施形態では、共通辞書管理部3は、個別辞
書の入力項目を包含する共通辞書140との間で共通化
されたレコードの単位でのやり取り(例えば、検索、レ
コードの追加、レコードの削除、レコードの内容の更
新)を行い、各個別辞書8に対する登録や削除などにつ
いては、第1の実施形態における共通辞書管理部3に相
当する機能を有する整合性管理部141が行う。
【0110】本実施形態では、各コマンドが入力された
場合に、ユーザ・インタフェース部11では、例えば、
次のような処理が行われる。「検索実行」コマンドが入
力された場合、共通辞書管理部3は、共通辞書140か
ら、該当するレコードを取得し、これをデータ格納部2
の検索結果格納部23に格納する。
【0111】「追加登録実行」コマンドが入力された場
合、第1の実施形態と同様、データ格納部2の検索結果
格納部23に格納されているデータを入力格納部22に
コピーする。
【0112】「登録実行」コマンドが入力された場合、
もともと該当するレコードが共通辞書140内に存在す
るものであるならば、当該レコードの対象辞書の項目に
登録すべき個別辞書を識別するための情報を追加して共
通辞書140に配信する。
【0113】「登録実行」コマンドが入力された場合、
もともと該当するレコードが共通辞書140内に存在し
ないものであるならば、登録対象の個別辞書を識別する
ためのデータを対象辞書に記述したレコードを共通辞書
140に配信する。
【0114】「削除実行」コマンドが入力された場合、
当該レコードの対象辞書の項目から削除すべき個別辞書
を識別するための情報を削除して共通辞書140に配信
する。
【0115】次に、整合性管理部141では、例えば、
次のような処理が行われる。まず、整合性管理部141
では、第1の機能として、共通辞書140が書き替えら
れるタイミングを監視し、書き替えが起こった場合に
は、共通辞書140に対して行われた書き替えの内容に
応じて、該当する個別辞書8のデータの書き替えを行
う。
【0116】例えば、上記の「登録実行」コマンドによ
って共通辞書140に対する内容の追加が行われた場
合、該当する個別辞書に対して該当する登録を行う。ま
た、例えば、上記の「削除実行」コマンドによって共通
辞書140に対する内容の削除が行われた場合、該当す
る個別辞書に対して該当する削除を行う。
【0117】なお、本実施形態においては、個別辞書8
は、当該ユーザ・インタフェース部11によってのみ書
き替え可能としてもよいし、当該ユーザ・インタフェー
ス部11以外の例えば各個別辞書に対応するメディア変
換エンジン160などによっても書き替え可能としても
よい。
【0118】後者の場合には、整合性管理部141で
は、第2の機能として、個別辞書8が書き替えられるタ
イミングをも監視し、書き替えが起こった場合には、個
別辞書140に対して行われた書き替えの内容に応じ
て、該当する共通辞書140のレコードの内容の書き替
え、あるいはレコード自体の追加もしくは削除を行う。
【0119】なお、後者の場合には、ユーザ・インタフ
ェース部11側からの共通辞書140に対する書き替え
と、整合性管理部141側からの共通辞書140に対す
る書き替えとが同時に起こることによって、データの一
貫性が保持できなくなることのないように、排他制御な
どを行ってもよい。
【0120】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。本実施形態については、第
2の実施形態と相違する部分を中心に説明する。
【0121】本実施形態では、かな漢字変換、音声合
成、音声認識、日英翻訳、英日翻訳などのメディア変換
エンジンがそれぞれの個別辞書を持たずに、それぞれの
個別辞書に持つべき情報を包含した共通辞書を持ち、各
メディア変換エンジンは共通辞書を用いるものとし、第
2の実施形態と同様、ユーザ・インタフェースからは共
通辞書に対して単語登録や単語削除などの作業を行うこ
とにより、あたかもユーザ・インタフェースから各メデ
ィア変換エンジンの個別辞書に対して単語の登録などの
操作を行ったような効果を持たせるようにしたものであ
る。
【0122】図22に、本実施形態に係る共通辞書管理
システムの構成の例を示す。図22に示されるように、
本実施形態に係る共通辞書管理システムは、第2の実施
形態に係るユーザ・インタフェース部11を用いて構成
される。ユーザ・インタフェース部11と共通辞書14
0との間のやり取りは第2の実施形態と同様である。
【0123】ただし、本実施形態では、共通辞書140
は、予めシステム外で全ての見出し語について作成して
おくものとする。また、ここでは、共通辞書140は、
当該ユーザ・インタフェース部11によってのみ書き替
え可能とする。
【0124】本実施形態において、各メディア変換エン
ジンは、共通辞書140を参照する場合には、見出し語
などのキー項目に加えて、対象とする仮想的な個別辞書
を識別するための情報(すなわち各メディア変換エンジ
ンを識別するための情報)を用いればよい。
【0125】なお、共通辞書140を各メディア変換エ
ンジン160によっても書き替え可能とする場合には、
共通辞書140とメディア変換エンジン160との間
に、もしくは各メディア変換エンジン160内に、第2
の実施形態における整合性管理部141の第2の機能に
相当するものを設け、仮想的な個別辞書に対して行われ
るべき書き替えの内容に応じて、該当する共通辞書14
0のレコードの内容の書き替え、あるいはレコード自体
の追加もしくは削除を行う。
【0126】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとし
ても実現可能である。また、各実施形態は、コンピュー
タに所定の手順を実行させるための(あるいはコンピュ
ータを所定の手段として機能させるための、あるいはコ
ンピュータに所定の機能を実現させるための)プログラ
ムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として
実施することもできる。
【0127】また、各実施形態において、1台もしくは
複数台の計算機を用いてシステムを実現する場合に、各
構成要素の配置に関して種々の形態が考えられる。第1
の実施形態においては、共通辞書管理システムと全ての
個別辞書(もしくは個別辞書およびメディア変換エンジ
ン)が1つの計算機に搭載される形態、共通辞書管理シ
ステムが1つの計算機に搭載され、全ての個別辞書(も
しくは個別辞書およびメディア変換エンジン)が他の1
つの計算機に搭載され、計算機間が接続される形態、こ
れらにおいて個別辞書(もしくは個別辞書およびメディ
ア変換エンジン)が複数の計算機に搭載され、計算機間
が接続される形態など、種々の形態が考えられる。
【0128】第2の実施形態においては、ユーザ・イン
タフェース部と、整合性管理部と、共通辞書と、各個別
辞書およびメディア変換エンジンとのそれぞれが、全て
同一の計算機に搭載される場合、全て異なる計算機に搭
載され、計算期間が接続される形態、それらの中間的な
あらゆる分散配置の形態(例えば、ユーザ・インタフェ
ース部、整合性管理部と共通辞書、個別辞書およびメデ
ィア変換エンジンの3つのパートに分けて3台の計算機
にそれぞれ搭載するなど)が考えられる。
【0129】第3の実施形態においては、ユーザ・イン
タフェース部と、共通辞書と、各メディア変換エンジン
とのそれぞれが、全て同一の計算機に搭載される場合、
全て異なる計算機に搭載され、計算期間が接続される形
態、それらの中間的なあらゆる分散配置の形態(例え
ば、ユーザ・インタフェース部、共通辞書、メディア変
換エンジンの3つのパートに分けて3台の計算機にそれ
ぞれ搭載するなど)が考えられる。
【0130】なお、第2に実施形態において、同じ構成
の複数のメディア変換機能を搭載する計算機が複数存在
し、各計算機が共通辞書を共有するようなシステム構成
を取ることも可能である。この場合には、ユーザ・イン
タフェース部および/または整合性管理部を各計算機に
搭載するようにしてもよい。
【0131】同様に、第3に実施形態においても、同じ
構成の複数のメディア変換機能を搭載する計算機が複数
存在し、各計算機が共通辞書を共有するようなシステム
構成を取ることも可能である。この場合にも、例えばユ
ーザ・インタフェース部を各計算機に搭載するようにし
てもよい。
【0132】なお、各計算機が共通辞書を共有するよう
なシステム構成を取る場合、メディア変換エンジン側か
らは共通辞書の内容を変更できないようにしてもよい。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではな
く、その技術的範囲において種々変形して実施すること
ができる。
【0133】
【発明の効果】本発明によれば、複数の個別辞書に対す
る操作に必要な入力項目を一纏まりとして扱うので、1
つのインタフェースで複数の個別辞書を同時にメンテナ
ンスすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る共通辞書管理シ
ステムの構成例を示す図
【図2】データ格納部の一構成例を示す図
【図3】入力格納部および検索結果格納部に格納するデ
ータの一構成例を示す図
【図4】入力格納部に格納するデータの一構成例を示す
【図5】検索結果格納部に格納するデータの一構成例を
示す図
【図6】個別辞書間入力項目対応表の一例を示す図
【図7】個別辞書別入力可能項目表の一例を示す図
【図8】個別辞書間入力可能値対応表の一例を示す図
【図9】共通辞書管理部の一構成例を示す図
【図10】表示制御部の一構成例を示す図
【図11】検索結果表示部で生成される表示画面の一例
を示す図
【図12】同実施形態に係る共通辞書インタフェースの
処理手順の一例を示すフローチャート
【図13】登録データ入力モードにおける初期画面の一
例を示す図
【図14】登録データ入力モードにおいて単語登録等を
行う画面の一例を示す図
【図15】登録データ入力モードにおいて単語登録等を
行う画面の一例を示す図
【図16】登録データ入力モードにおいて単語登録等を
行う画面の一例を示す図
【図17】検索結果表示モードにおいて検索結果の表示
を行う画面の一例を示す図
【図18】検索結果表示モードにおいて単語削除を行う
画面の一例を示す図
【図19】検索結果表示モードにおいて追加登録実行を
指示したとき登録データ入力モードに移って表示される
登録画面の一例を示す図
【図20】共通辞書の一例を示す図
【図21】本発明の第2の実施形態に係る共通辞書管理
システムの構成例を示す図
【図22】本発明の第3の実施形態に係る共通辞書管理
システムの構成例を示す図
【符号の説明】
1…入力管理部 2…データ格納部 3…共通辞書管理部 4…表示制御部 5…個別辞書間入力項目対応表 6…個別辞書別入力可能項目表 7…個別辞書間入力値対応表 8…個別辞書 11…ユーザ・インタフェース部 21…入力項目判定部 22…入力格納部 23…検索結果格納部 31…コマンド判定部 32…登録データ生成部 33…削除データ生成部 34…検索データ生成部 35…検索結果変換部 41…表示モード判定部 42…表示項目設定部 43…入力値設定部 44…検索結果表示部 140…共通辞書 141…整合性管理部 160…メディア変換エンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 和広 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の個別辞書を管理するための辞書管理
    方法であって、 個別辞書相互間における入力項目の対応関係を示す情報
    を参照して、対象となる複数の個別辞書夫々が固有に持
    つ複数の入力項目を共通化し、 個別辞書に対する所定の操作を指示する命令が入力され
    た場合に、前記対応関係を示す情報を参照するとともに
    前記共通化された入力項目および該入力項目に対して設
    定されている値をもとにして、操作対象となる個別辞書
    毎に該所定の操作を行うことを特徴とする辞書管理方
    法。
  2. 【請求項2】複数の個別辞書を管理するための辞書管理
    方法であって、 操作対象とすべき個別辞書の指定を受け付け、 個別辞書相互間における入力項目の対応関係を示す情報
    を参照して、操作対象として指定された複数の個別辞書
    夫々が固有に持つ複数の入力項目を共通化して表示し、 この共通化された入力項目に対して辞書登録すべき内容
    の入力を受け付け、 辞書登録を指示する命令が入力された場合に、前記対応
    関係を示す情報を参照するとともに前記共通化された入
    力項目および該入力項目に対して設定されている値をも
    とにして登録対象となる個別辞書毎に該辞書登録に用い
    るデータを生成し、この生成されたデータ夫々を各個別
    辞書に配信することを特徴とする辞書管理方法。
  3. 【請求項3】複数の個別辞書を管理するための辞書管理
    方法であって、 指定された所定のキー項目の値に基づいて前記個別辞書
    をそれぞれ検索し、 個別辞書相互間における入力項目の対応関係を示す情報
    を参照して、検索結果の得られた複数の個別辞書夫々が
    固有に持つ複数の入力項目を共通化し、 この共通化された入力項目を用いて前記検索結果を表示
    することを特徴とする辞書管理方法。
  4. 【請求項4】前記検索結果が得られた個別辞書のうちの
    全部または一部から該検索結果に係る登録内容を削除す
    ることを指示する命令が入力された場合に、前記対応関
    係を示す情報を参照するとともに前記共通化された入力
    項目および該入力項目に対して設定されている値をもと
    にして削除対象となる個別辞書毎に該辞書登録に用いる
    データを生成し、この生成されたデータ夫々を各個別辞
    書に配信することを特徴とする請求項3に記載の辞書管
    理方法。
  5. 【請求項5】複数の個別辞書を管理するための辞書管理
    方法であって、 個別辞書相互間における入力項目の対応関係を示す情報
    を参照して、対象となる複数の個別辞書夫々が固有に持
    つ複数の入力項目を共通化し、 個別辞書に対する所定の操作を指示する命令が入力され
    た場合に、前記共通化された入力項目および該入力項目
    に対して設定されている値ならびに操作対象となる個別
    辞書を示す情報をもとにして、各個別辞書の登録内容を
    包含する共通辞書に対して該所定の操作に対応する操作
    を行い、 前記共通辞書に対して行われた前記操作の内容に基づい
    て、該当する各個別辞書に対して前記所定の操作を行う
    ことを特徴とする辞書管理方法。
  6. 【請求項6】各メディア変換機能ごとに個別に設けられ
    る複数の個別辞書を管理するための辞書管理システムで
    あって、 対象とすべき個別辞書を示す情報を設定するための手段
    と、 個別辞書相互間における入力項目の対応関係を示す情報
    を参照して、対象となる複数の個別辞書夫々が固有に持
    つ複数の入力項目を共通化するための手段と、 前記共通化された入力項目を用いてデータ入力を行うた
    めの手段と、 個別辞書に対する所定の操作を指示する命令が入力され
    た場合に、前記対応関係を示す情報を参照するとともに
    前記共通化された入力項目および該入力項目に対して設
    定されている値をもとにして、対象となる個別辞書毎に
    該所定の操作を行うための手段とを備えたことを特徴と
    する辞書管理システム。
  7. 【請求項7】コンピュータに、自然言語処理またはパタ
    ーン認識処理が有する個別辞書に対し、個別辞書からの
    データ収集および個別辞書へのデータ分配をさせるため
    の辞書管理プログラムであって、共通の画面またはイン
    タフェースで複数の個別辞書に対するデータ収集および
    データ分配を行わせるための辞書管理プログラムを記録
    したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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