JP3792010B2 - 文作成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、言語障害者用のコミュニケーションを支援する装置の1つであり、特に、予め用意された所定の単語を文中に組み込んで文を生成するような単語組み込み式の文の基本型である文テンプレート、及び、上記文テンプレート中の所定位置に組み込む単語とを、ユーザが選択して文を作成する文作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
文を作成する装置の1つとして、文が固定部と可変部分とにより構成され、文の固定部分、可変部分及び可変部分に挿入され得る語句の情報を記述した文テンプレートを選択し、しかるのちに語句を順次選択することによって文を作成する装置がある。この装置は、作成したい文の範囲が限定されていれば、他の文作成装置、例えば、かな入力とかな漢字変換を利用する装置に比べ、少ない時間と労力で文を作成できる利点を有する。
【0003】
上記したような文テンプレートを用いた文作成装置の例として、単語を限定する情報として単語の意味、品詞、構文的性質を記述した文テンプレートを用いて文を生成する装置があり、特開平7−175496号公報において提案されている。
【0004】
図28は、この手法に基づく、従来の文作成装置の一構成例(以下、第1の従来例という)である。
1は文テンプレート記憶部、2は文テンプレート、5は文テンプレート番号、6は文テンプレート選択部、7は選択文テンプレート、8は辞書記憶部、9は単語、12は単語番号、13は単語選択部、14は文情報である。
【0005】
以下に、第1の従来例による文作成装置の文作成手順について説明する。
文テンプレート記憶部1は、文テンプレート2を「質問」「確認」のような文のタイプとともに記憶する。第1の従来例における文テンプレートには、文の固定部の表記、可変部の位置及び選択され得る単語の意味や品詞や構文的性質が記述されている。文テンプレート選択部6は、文テンプレート記憶部1から読み出した文テンプレート2を文テンプレート候補として提示し、ユーザが入力した文テンプレート番号5に対応する文テンプレートを選択文テンプレート7として出力する。辞書記憶部8は、表記と意味カテゴリからなる単語9を記憶する。単語選択部13は、選択文テンプレート7に記述されている選択され得る単語の意味や品詞や構文的性質に適合する単語を辞書記憶部8より読み出して提示し、ユーザが入力した単語番号12に対応する単語を選択文テンプレート7の所定の部分に埋め込み、文情報14として出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
第1の従来例では、単語の意味、品詞、構文的性質を文テンプレートに記述し、ユーザに提示する単語候補を限定している。しかしながら、上記のような情報だけでは、単語候補を十分絞り込むことができず、ユーザが入力したい単語を候補中から見つけ選択するのに時間及び労力とを必要とする場合があった。
【0007】
更に、文テンプレートを限定する情報は、文のタイプが文テンプレートとともに記憶されているのみであった。このため、作成できる文のバリエーションを増やそうとして記憶する文テンプレートの数を増やした場合、文テンプレートの選択に時間及び労力を要するという問題点があった。
【0008】
上記問題点を解決する一方法として、一連の対話を行なうために作成する文相互の関連、即ち、話題によって、文の種類や単語の意味を限定する方法が考えられる。技術分野は異なるが、文の意味理解における候補の限定に話題を利用した例として、文からキーワードを抽出し、キーワードと話題との対応を記述した話題辞書を参照することによって話題を予測し、話題別のルールを適用して文章解釈を行なう方式があり、特開平1−131959号公報において提案されている(以後、特開平1−131959号公報を第2の従来例と称する)。
【0009】
第2の従来例では、形態素解析及び構文解析を用いて、文中から文の主要構成要素であるキーワードを複数抽出し、キーワードと話題との対応を記述した話題辞書を引いて対応するキーワードが最も多い話題辞書項目を文の話題とし、話題別に記憶された文章解釈ルールを選択して文の意味理解を行なう。第2の従来例において、文解釈部を文作成部に置き換え、ルール辞書に、例えば、ユーザに提示する単語候補の意味を話題別に記憶しておけば、上記の手法を文作成に適用することが可能である。
【0010】
しかしながら、上記の手法には、話題をキーワードのみから予測しているため話題の予測精度が低く、必ずしも適切なルールが適用されないという問題点があった。
【0011】
本発明は、上記の問題点を考慮してなされたもので、より高い精度で話題を予測し、予測した話題に基づいてユーザに提示する文テンプレート候補及び単語候補を減少させ、文テンプレート及び単語の選択に係るユーザの負担を軽減した文作成方式を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る文作成装置は、以下の要素を有することを特徴とする。
(a)所定の話題について会話をする時に用いる1つ以上の語句よりなる文を固定部分と可変部分とにより構成し、上記固定部分の語句と、上記可変部分に挿入され得る語句の条件とを文テンプレートとして複数記憶する文テンプレート記憶部、
(b)上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレートの可変部分に挿入される所定の単語を複数記憶する辞書記憶部、
(c)少なくとも上記所定の話題について会話をする時に用いる文テンプレートを特定する条件を話題決定条件として記憶する話題記憶部、
(d)上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレートと上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記文テンプレートより上記話題決定条件に適合する文テンプレートを選択して限定文テンプレート候補として出力する文テンプレート限定部、
(e)上記文テンプレート限定部により出力された限定文テンプレート候補を提示し、上記限定文テンプレート候補より所定の文テンプレートを選択させる文テンプレート選択部、
(f)上記文テンプレート選択部により選択された文テンプレートの可変部分に挿入され得る語句の条件に適合する単語を上記辞書記憶部より選択して、上記選択した単語を上記文テンプレートの所定の部分に挿入して文を作成し出力する単語選択部。
【0013】
また、この発明に係る文作成装置は、以下の要素を有することを特徴とする。
(a)所定の話題について会話をする時に用いる1つ以上の語句よりなる文を固定部分と可変部分とにより構成し、上記固定部分の語句と上記可変部分に挿入され得る語句の条件とを文テンプレートとして複数記憶する文テンプレート記憶部、
(b)上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレートの可変部分に組み込まれる所定の単語を複数記憶する辞書記憶部、
(c)少なくとも上記所定の話題について会話をする時に用いる文を構成する単語を特定する条件を話題決定条件として記憶する話題記憶部、
(d)上記文テンプレート記憶部より所定の文テンプレートを選択する文テンプレート選択部、
(e)上記辞書記憶部に記憶されている単語と上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記単語より上記話題決定条件に適合する単語を選択して限定単語候補として出力する単語限定部、
(f)上記単語限定部により出力された限定単語候補より、上記文テンプレート選択部により選択された文テンプレートの可変部分に挿入され得る語句の条件に適合する単語を選択して提示し、上記提示した単語より所定の単語を選択させ、上記選択された単語を上記文テンプレートの所定の部分に挿入して文を作成し出力する単語選択部。
【0014】
また、上記単語選択部は、上記文と上記文の作成に用いた話題決定条件を文情報として出力し、
上記文作成装置は、更に、少なくとも上記所定の話題について会話をする時に用いる文テンプレートを特定する条件と上記文を構成する単語を特定する条件とのいずれか一方を話題決定条件として複数記憶する話題テーブルと、
上記文情報に基づいて上記話題テーブルを参照し、上記複数の話題決定条件の中から上記文情報に適合する話題決定条件を取得し、取得した話題決定条件を上記話題記憶部に記憶する話題決定部と
を備えたことを特徴とする。
【0015】
また、この発明に係る文作成装置は、以下の要素を有することを特徴とする。
(a)所定の話題について会話をする時に用いる1つ以上の語句よりなる文を固定部分と可変部分とにより構成し、上記固定部分の語句と、上記可変部分に挿入され得る語句の条件とを文テンプレートとして複数記憶する文テンプレート記憶部、
(b)上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレートの可変部分に挿入される所定の単語を複数記憶する辞書記憶部、
(c)上記所定の話題について会話をする時に用いる文テンプレートと上記文を構成する単語を特定する条件を話題決定条件として記憶する話題記憶部、
(d)上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレートと上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記文テンプレートより上記話題決定条件に適合する文テンプレートを選択して限定文テンプレート候補として出力する文テンプレート限定部、
(e)上記文テンプレート限定部により出力された限定文テンプレート候補を提示し、上記限定文テンプレート候補より所定の文テンプレートを選択させる文テンプレート選択部、
(f)上記辞書記憶部に記憶されている単語と上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記単語より上記話題決定条件に適合する単語を選択して限定単語候補として出力する単語限定部、
(g)上記単語限定部により出力された限定単語候補より、上記文テンプレート選択部により選択された文テンプレートの可変部分に挿入され得る語句の条件に適合する単語を選択して提示し、上記提示した単語より所定の単語を選択させ、上記選択された所定の単語を上記文テンプレートの所定の部分に挿入して文を作成し、作成した上記文と文の作成に用いた話題決定条件とを文情報として出力する単語選択部、
(h)上記所定の話題について会話をする時に用いる文と上記文を構成する単語を特定する条件とを話題決定条件として複数記憶する話題テーブル、
(i)上記単語選択部より出力された文情報の話題決定条件に基づいて上記話題テーブルを参照し、上記複数の話題決定条件の中から上記文情報の話題決定条件に適合する新たな話題決定条件を取得し、取得した話題決定条件を上記話題記憶部に記憶する話題決定部。
【0016】
また、上記文テンプレート記憶部は、少なくとも文を作成する目的を表す文のカテゴリと上記文のカテゴリ毎の文の種類と上記文テンプレートとを記憶する文テンプレート本体部と、上記文テンプレートの可変部分に挿入され得る語句の条件をしめす単語選択ルールとを記憶することを特徴とする。
【0017】
また、上記文テンプレート限定部は、上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレート本体部より、上記文のカテゴリと上記文の種類とが上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件と一致する文テンプレートを上記限定文テンプレートとして選択することを特徴とする。
【0018】
また、上記話題決定条件は、少なくとも文を作成する目的を表す文のカテゴリと文の種類と文を構成する文節の種類を示す文節カテゴリと上記文節の所定の部分に挿入され得る単語の意味カテゴリとにより構成することを特徴とする。
【0019】
また、上記辞書記憶部は、少なくとも単語の表記と単語の意味カテゴリとを上記単語として記憶し、
上記単語限定部は、少なくとも上記辞書記憶部に記憶されている単語の意味カテゴリと、上記話題記憶部に記憶されている上記話題決定条件とが一致する単語を上記限定単語候補とすることを特徴とする。
【0020】
また、上記文テンプレート限定部は、上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレートと上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記文テンプレートが上記話題決定条件に適合する場合、上記文テンプレートにマーキングを行い、上記文テンプレートをマーキングの有無とともに出力する文テンプレートマーキング部を備え、
上記文テンプレート選択部は、上記文テンプレートマーキング部により出力された文テンプレートの内マーキングのある文テンプレートを優先して提示して所定の文テンプレートを選択させることを特徴とする。
【0021】
また、上記単語限定部は、上記辞書記憶部に記憶されている単語と上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記単語が上記話題決定条件に適合する場合、上記単語にマーキングを行い、上記単語をマーキングの有無とともに出力する単語マーキング部を備え、
上記単語選択部は、上記単語マーキング部より出力された単語の内マーキングのある単語を優先して上記文テンプレート選択部により選択された文テンプレートの可変部分に挿入され得る語句の条件に適合する単語を選択して提示し、上記提示した単語より所定の単語を選択させ、上記選択された所定の単語を上記文テンプレートの所定の部分に挿入して文を作成することを特徴とする。
【0022】
また、上記文テンプレート記憶部は、少なくとも文を作成する目的を表す文のカテゴリと上記文のカテゴリ毎の文の種類と上記文テンプレートとを記憶する文テンプレート本体部と、上記文テンプレートの可変部分に挿入され得る語句の条件を示す単語選択ルールとを記憶することを特徴とする。
【0023】
また、上記文テンプレートマーキング部は、上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレート本体部より、上記文のカテゴリと上記文の種類とが上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件と一致する文テンプレートをマーキングすることを特徴とする。
【0024】
また、上記辞書記憶部は、少なくとも単語の表記と単語の意味カテゴリとを上記単語として記憶し、
上記単語マーキング部は、少なくとも上記辞書記憶部に記憶されている単語の意味カテゴリが、上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件と一致する単語をマーキングすることを特徴とする。
【0025】
また、上記文作成装置は、更に、上記話題記憶部に記憶される話題決定条件を書き換えるための書き換え話題情報を入力し、上記書き換え話題情報に基づいて上記話題記憶部に記憶される話題を書き換える書き換え話題部を備えたことを特徴とする。
【0026】
また、上記書き換え話題部は、上記話題テーブルより所定の話題決定条件を入力し、上記話題決定条件を基に書き換え話題を生成することを特徴とする。
【0027】
また、上記話題テーブルは、上記話題決定条件を識別する話題識別子を上記話題決定条件毎に記憶し、
上記話題決定部は、上記話題テーブルより新たな話題決定条件の話題識別子を取得し、
上記文作成装置は、更に、少なくとも所定の話題から別の話題へと話題の遷移が可能な組合せを、話題を識別するための話題識別子を用いて記憶する話題遷移テーブルと、
上記話題決定部により上記話題テーブルより取得された話題決定条件の話題識別子を入力し、上記話題識別子に基づいて上記話題遷移テーブルを検索し、遷移可能な組み合わせを抽出し、抽出した組み合わせより次に遷移する遷移先話題を予測して、上記遷移先話題の話題識別子に基づいて上記話題テーブルを参照して上記話題決定条件を取得して出力する話題予測部を備えたことを特徴とする。
【0028】
また、上記話題テーブルは、上記話題決定条件を識別する話題識別子を上記話題決定条件毎に記憶し、
上記話題決定部は、上記話題テーブルより新たな話題決定条件の話題識別子を取得し、
上記文作成装置は、更に、少なくとも所定の話題から別の話題へと話題の遷移が可能な組合せを話題を識別するための話題識別子を用いて記憶するとともに、上記組合せの話題遷移が発生する確率を上記組合せ毎に記憶する遷移確率つき話題遷移テーブルと、
上記話題決定部が取得した新たな話題決定条件の話題識別子を入力し、上記話題識別子に基づいて上記遷移確率つき話題遷移テーブルを検索し、遷移可能な組み合わせを選択し、上記選択した組み合わせの話題遷移が発生する確率を取得し、上記確率に従い上記遷移可能な組み合わせを順序づけし、順序づけした組み合わせの話題識別子と上記確率と上記順序とを順序情報として出力するとともに、上記遷移可能な組み合わせの遷移先話題の話題識別子に基づいて上記話題テーブルを参照して上記話題決定条件を取得して出力する話題候補予測部と、
上記話題候補予測部が出力した上記順序情報と上記話題決定条件とを記憶する話題候補記憶部と
を備え、
上記文テンプレート限定部は、上記話題候補記憶部に記憶されている上記順序情報と話題決定条件とを上記順序情報が示す順序に基づいて入力し、上記入力した話題決定条件に適合する文テンプレートを上記文テンプレート記憶部より読み出し、上記文テンプレートと上記順序とを順序つき文テンプレート候補として出力する文テンプレート順序づけ部を備え、
上記文テンプレート選択部は、上記文テンプレート順序づけ部より出力された順序つき文テンプレート候補を入力し、上記入力した順序つき文テンプレート候補を提示し所定の文テンプレートを選択させる順序つき文テンプレート選択部を備え、
上記単語限定部は、上記話題候補予測部に記憶されている上記順序情報と話題決定条件とを上記順序情報が示す順序に基づいて入力し、上記話題決定条件に適合する単語を上記辞書記憶部より抽出し、上記順序情報に基づいて上記単語に順序をつけて上記単語と上記順序とを順序つき単語候補として出力する単語順序づけ部を備え、
上記単語選択部は、上記順序つき文テンプレート選択部より選択された文テンプレートの可変部分に挿入され得る単語の条件に適合する単語を、上記単語順序づけ部より入力した上記単語を上記順序に従い提示し、上記提示した単語より所定の単語を選択させ、上記選択された所定の単語を上記文テンプレートの所定の部分に埋め込んで文情報を生成し出力する順序つき単語選択部を備えたことを特徴とする。
【0029】
また、上記文作成装置は、更に、上記話題決定部が出力した話題の話題識別子と話題決定条件との履歴を記憶する話題履歴記憶部と、
上記話題履歴記憶部より履歴の古い順に最新の1つ前までの上記話題識別子を入力し、上記入力した話題識別子と上記話題候補予測部が出力した上記話題の話題識別子が一致しない場合に、上記話題識別子と上記話題決定条件とを限定話題候補として出力する話題候補限定部と
を備え、
上記話題候補記憶部は、上記話題候補限定部が出力した限定話題候補を記憶することを特徴とする。
【0030】
また、上記文作成装置は、更に、上記話題決定部が出力した話題の話題識別子と話題決定条件との履歴を記憶する話題履歴記憶部と、
上記話題履歴記憶部より最新の話題識別子と上記最新の1つ前の話題識別子とを入力して最新の話題遷移の組み合わせを求め、上記最新の話題遷移の組み合わせについては遷移確率を所定の値増加するように話題遷移更新情報を生成し、上記最新の1つ前の話題識別子を遷移元話題とする上記最新の話題遷移の組み合わせ以外の話題遷移の組み合わせについては遷移確率を所定の値減少するように上記話題遷移更新情報を生成し、上記話題遷移更新情報により上記遷移確率つき話題遷移テーブルを更新する話題遷移学習部を備えたことを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、発明の一実施の形態として、文作成装置の構成を示す構成図である。
図1において、1,2,5,6,7,8,9,12,13,14は第1の従来例と同等のものである。但し、文テンプレート記憶部1が記憶する情報は、上記第1の従来例における文テンプレート記憶部1が記憶していた情報とは異なる。詳細は、以下に説明する文作成装置の動作の中で説明する。
3は文テンプレート限定部、4は限定文テンプレート候補、10は単語限定部、11は限定単語候補、15は話題テーブル、16は条件適合話題、17は話題決定部、18は現在の話題、19は話題記憶部、20は話題である。
【0032】
次に、図1に示した文作成装置の動作について説明する。
文テンプレート記憶部1は、文テンプレート2を、例えば、「病院で症状を説明する」などの、文を作成する場面や目的を表す文のカテゴリ及び「痛み」「かぜ」などの、文の種類を表すラベルとともに記憶する。
本実施の形態1における文テンプレートの一例を、図2に示す。
図2(a)は、文テンプレートの記述であり、「病院で症状を説明する」際に、選択される文テンプレートの一例である。文テンプレート本体は、図2(a)に示すように、文中の固定文節(図2(a)の*がついていない文節が固定文節である)と、単語を挿入する可変文節の位置とを記述したものであり、文カテゴリ及び文種類ラベルと組にして文テンプレート記憶部1に記憶される。/は文節境界、*のついた文節は可変文節である。また、可変文節で選択され得る単語の条件は、図2(b)に示すように、可変文節の種類を表す文節カテゴリと選択され得る単語、もしくは、単語の意味カテゴリ、単語に接続する助詞や単語の活用を示す変化パタンとからなる単語選択ルールが記述されるものとする。そして、単語選択ルールは、可変文節を識別する可変文節名毎に記述されるものとする。
【0033】
上記の可変文節で選択され得る単語の条件は、複数の文テンプレートから参照可能なように、文テンプレート本体とは別に記憶される。単語選択ルールは、1つの文節に複数記述することができる。図2(b)中の−は該当する項目がないことを表し、また、変化パタンに記述されている+は、+以降の付属語を単語に後続させることを表す。文テンプレート限定部3は、文テンプレート記憶部1に記憶されている文テンプレートを読み出し、後述する話題記憶部19に記憶されている話題20に基づいて、文テンプレートを限定し、限定文テンプレート候補4を出力する。文テンプレートの限定手順については、後で詳しく説明する。
【0034】
文テンプレート選択部6は、限定文テンプレート候補4を提示し、ユーザが入力した文テンプレート番号5に対応する文テンプレートを限定文テンプレート候補4より選択して、選択文テンプレート7として出力する。辞書記憶部8は、第1の従来例と同様に、単語表記と単語意味カテゴリからなる単語9を記憶する。単語限定部10は、辞書記憶部8から単語を読み出し、後述する話題20に基づいて単語を限定し、限定した単語を限定単語候補11として出力する。単語の限定手順については、後で詳しく説明する。
【0035】
単語選択部13は、選択文テンプレート7に記述されている単語意味カテゴリに適合する単語を限定単語候補11から選び出し、単語候補リストを作成して提示し、ユーザが入力した単語番号12に対応する単語を選択文テンプレート7に組み込み、文、文カテゴリ、文種類のラベル、文節カテゴリと選択された単語及び単語の意味カテゴリとの組からなる文情報14を出力する。
【0036】
話題テーブル15は、例えば、図3に示すような文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組からなる話題決定条件と、話題ラベルとの対応を記憶する。
【0037】
話題決定部17は、例えば、入力した文情報14から話題決定条件を抽出し、話題テーブル15を参照して話題ラベルと話題決定条件の組とからなる条件適合話題16を読み出し、現在の話題18を決定して出力する。現在の話題18を決定する手順は、後で詳しく説明する。
【0038】
話題記憶部19は、入力された現在の話題18を記憶し、次の文作成時に文テンプレート及び単語の限定要因として話題20を出力する。
【0039】
話題決定の手順の一例を、図3,図4,図5に示す説明図と、図6に示す流れ図を用いて詳しく説明する。
話題テーブル15には、先に図3に示した内容が記憶されており、かつ、作成した文の文情報14として、図4に示すものが話題決定部17に入力されたとする。まず、話題決定部17は、文情報14から抽出した文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組と話題テーブル15とを比較し(S1)、適合する話題決定条件に対応する話題ラベルを得る(S2,S3)。図4の例では、話題テーブルの1行目が文情報14から抽出した項目に適合し、話題ラベルとしてt1が得られる。次に、話題ラベルt1に対応する全ての話題決定条件を話題テーブル15から検索し(S4)、得られた話題決定条件の組と話題ラベルとを条件適合話題16として読み出し(S5)、現在の話題を決定して出力する(S6)。
図5に、話題決定部17より出力された現在の話題18を示す。
現在の話題18は、話題記憶部19に図5の内容で記憶される。上の例では、話題ラベルt1に対応するテーブルの1〜4行目の話題決定条件を検索し、話題ラベルと共に条件適合話題として読み出し、図5に示す情報が条件適合話題16として出力される(S5)。なお、文情報14から抽出した話題決定条件が話題テーブル15にない場合は(S2)、現在の話題18を出力せず、話題記憶部19は記憶されていた話題をそのまま保持する(S7)。
【0040】
次に、記憶された話題に基づいて文テンプレート及び単語を限定する手順について、図7の流れ図を用いて説明する。
図5に示した現在の話題18が話題記憶部19に記憶されているとする。文テンプレート限定部3は、話題記憶部19より話題20を読み出し(S11)、文カテゴリ及び文種類のラベルについて和集合をとり(S12)、これに属する文カテゴリ及び文種類のラベルを有する文テンプレートを文テンプレート記憶部1より読み出し、限定文テンプレート候補4とする(S13〜S17)。上の例では、文カテゴリが「症状説明」で文種類のラベルが「痛み」か、「かぜ」か、「熱」のいずれかである文テンプレートを限定文テンプレート候補4として出力する。
【0041】
また、単語限定部10は、話題20を話題記憶部19より読み出し(S11)、文節カテゴリ毎に単語意味カテゴリについて和集合をとる(S12)。辞書記憶部8は、表記と表記に対する意味カテゴリを記憶する辞書である。このため、S12の和集合に属する意味カテゴリを有する単語を辞書記憶部8より読み出し、限定単語候補11とする(S13〜S17)。上の例では、文節カテゴリが「部位」である文節では、意味カテゴリ「のど」、もしくは、「頭」を有する単語、それ以外の文節では全ての単語を限定単語候補11として出力する。なお、話題記憶部19に話題が記憶されていない場合は(S10)、上記の限定は行なわれず、全ての文テンプレート、もしくは、単語がそのまま出力される(S18)。
【0042】
以上のように、この文作成装置は、先に作成した文から話題を決定し、話題に関連する文テンプレート候補や単語候補のみをユーザに提示して文作成を行なうもので、文テンプレート記憶部は、文テンプレートを文カテゴリ及び文種類のラベルとともに記憶する。また、話題記憶部は、話題を話題ラベル、文カテゴリ、文種類のラベル、文節カテゴリ、単語意味カテゴリの組により記憶する。文テンプレート限定部は、話題記憶部に記憶されている話題に基づいて、文テンプレート候補を限定する。文テンプレート選択部は、限定された文テンプレート候補を提示し、ユーザが入力した文テンプレート番号に対応する文テンプレートを選択する。辞書は単語の表記と意味カテゴリを記憶する。単語限定部は、話題記憶部に記憶されている話題に基づいて、単語候補を限定する。単語選択部は、文テンプレートに記述されている単語、もしくは、単語の意味カテゴリに基づいて、限定単語候補から単語候補リストを作成して提示し、ユーザが入力した単語番号に対応する単語を文テンプレートに組み込み、文情報を出力する。話題テーブルは、話題決定条件と話題ラベルとの組を記憶する。話題決定部は、文情報から話題決定条件を抽出して、話題テーブルを参照して現在の話題を決定する。話題記憶部は、後に作成する文の文テンプレート候補及び単語候補の限定要因として、直前に決定された1つの話題を記憶する。
【0043】
このような構成をとることにより、先に作成した文から決定した話題に関連する文テンプレート候補及び単語候補を限定し、ユーザに必要最小限の文テンプレート候補及び単語候補を提示することにより、文テンプレート及び単語の選択に係る時間と労力とを低減することができる。
【0044】
実施の形態2.
図8は、発明の一実施の形態として、文作成装置の構成を示す構成図である。図8において、1,2,5,7,8,9,12,14は上記第1の従来例と同等のものである。15,16,17,18,19,20は実施の形態1と同等のものである。201は文テンプレートマーキング部、202は文テンプレート候補、203は文テンプレート選択部、204は単語マーキング部、205は単語候補、206は単語選択部である。
【0045】
次に、動作について説明する。
文テンプレート記憶部1は、文テンプレート2を、例えば、文を作成する場面や目的のような文のカテゴリ及び文の種類を表すラベルとともに記憶する。文テンプレートは、実施の形態1と同じものとする。文テンプレートマーキング部201は、文テンプレート記憶部1より文テンプレート2を読み出し、話題記憶部19に記憶されている話題20に関連する文テンプレートをマーキングし、文テンプレート候補202として出力する。上記マーキングの一例として、例えば、文テンプレートへのポインタと話題との関連有無を表すフラグとを有するデータの配列を用意し、話題との関連がある文テンプレートに対応するフラグをたてる。文テンプレートのマーキング手順については、後で詳しく説明する。
【0046】
文テンプレート選択部203は、文テンプレート候補202のうち、マークがあるものを優先して提示し、ユーザが入力した文テンプレート番号5に対応する文テンプレートを選択文テンプレート7として出力する。
文テンプレート候補202の提示方法としては、例えば、ディスプレイに表示させる場合、図9のように、画面の上部にマークのあるもの(図9のマーキングされた文テンプレート候補群900)を表示し、下部にマークのないもの(図9のマーキングされていない文テンプレート候補群901)を表示する方法がある。辞書記憶部8は、上記第1の従来例と同様に、少なくとも表記と意味カテゴリの情報を含む単語9を記憶する。単語マーキング部204は、辞書記憶部8から単語9を読み出し、話題記憶部19に記憶されている話題20に関連する単語をマーキングし、単語候補205として出力する。単語のマーキング手順については、後で詳しく説明する。
【0047】
単語選択部206は、選択文テンプレート7に記述されている意味カテゴリに適合する単語を単語候補205から選び出し、単語候補リストを作成してマークがあるものを優先して提示し、ユーザが入力した単語番号12に対応する単語を文テンプレートに組み込み、文、文カテゴリ、文種類のラベル、文節カテゴリと選択された単語及び単語の意味カテゴリとの組からなる文情報14を出力する。単語候補205の提示方法としては、例えば、文テンプレートと同様に、ディスプレイに表示させる場合、画面の上部にマークのあるものを表示し、下部にマークのないものを表示する方法がある。
【0048】
話題テーブル15は、例えば、図3に示すような文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組からなる話題決定条件と、話題ラベルとの対応を記憶する。話題決定部17は、例えば、入力された文情報14から文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組を抽出し、抽出した上記組に基づいて話題テーブル15を参照して、話題ラベルと話題決定条件の組とからなる条件適合話題16を読み出す。そして、現在の話題18を決定して出力する。現在の話題を決定する手順は、実施の形態1と同様である。話題記憶部19は、入力された現在の話題18を記憶し、次の文作成時に文テンプレート及び単語のマーキング判断基準として話題20を出力する。
【0049】
次に、記憶された話題に基づいて文テンプレート及び単語をマーキングする手順について、図10の流れ図を用いて説明する。
図5に示した話題が話題記憶部19に記憶されているとする。文テンプレートマーキング部201は、話題記憶部19より話題20を読み出し(S21)、文カテゴリ及び文種類ラベルについて和集合をとる(S22)。そして、文テンプレート記憶部1より、文テンプレート2を読み出し、上記S22で和集合をとった条件に属する文カテゴリ及び文種類ラベルを有する文テンプレートをマーキングする(S23〜S25)。文テンプレートマーキング部201は、マーキングした文テンプレート2とマーキングしていない文テンプレート2を文テンプレート候補202として出力する。上の例では、文カテゴリが「症状説明」で文種類ラベルが「痛み」か、「かぜ」か、「熱」のいずれかである文テンプレートをマーキングする。
また、単語マーキング部204は、話題記憶部19より話題20を読み出し(S21)、文節カテゴリ毎に単語意味カテゴリについて和集合をとり(S22)、これに属する意味カテゴリを有する単語をマーキングする(S23〜S25)。上の例では、文節カテゴリが「部位」である文節では、意味カテゴリ「のど」、もしくは、「頭」を有する単語、それ以外の文節では全ての単語をマーキングする。単語マーキング部204は、マーキングした単語9とマーキングしていない単語9を単語候補205として出力する。なお、話題記憶部19に話題が記憶されていない場合は(S20)、上記のマーキングは行なわれず、全ての文テンプレート、もしくは、単語がそのまま出力される(S27)。
【0050】
以上のように、この文作成装置は、先に作成した文から話題を決定し、話題に関連する文テンプレート候補や単語候補を、話題に関連しない文テンプレート候補や単語候補よりも優先的にユーザに提示して文作成を行なうもので、文テンプレートマーキング部は、記憶されている話題に関連する文テンプレート候補をマーキングする。文テンプレート選択部は、文テンプレート候補をマーク有無別に提示し、ユーザが入力した文テンプレート番号に対応する文テンプレートを選択する。単語マーキング部は、記憶されている話題に適合する単語候補をマーキングする。単語選択部は、文テンプレートに記述されている単語、もしくは、単語の意味カテゴリに基づいて、単語候補から単語候補リストを作成してマーク有無別に提示し、ユーザが入力した単語番号に対応する単語を文テンプレートに組み込み、文情報を出力する。話題決定部は、文情報から話題決定条件を抽出し、話題テーブルを参照して現在の話題を決定する。話題記憶部は、後に作成する文の文テンプレート候補及び単語候補のマーキング判断基準として直前に決定された1つの話題を記憶する。
【0051】
このような構成をとることにより、先に作成した文から決定した話題に関連する文テンプレート候補及び単語候補を優先的に提示し、ユーザが選択する可能性が高い文テンプレート候補及び単語候補を選択しやすくすることにより、文テンプレート及び単語の選択に係る時間と労力とを低減することができる。
【0052】
実施の形態3.
図11は、発明の一実施の形態として、文作成装置の構成を示す構成図である。
図11において、1,2,5,6,7,8,9,12,13,14は上記第1の従来例と同等のものである。3,4,10,11,15,16,17,18,20は上記実施の形態1と同等のものである。300は書き換え話題情報、301は書き換え話題部、302は話題記憶部であり、303は書き換え話題、304は書き換え条件適合話題である。
【0053】
次に、文作成装置の動作について説明する。
文テンプレート記憶部1は、文テンプレート2を、例えば、文を作成する場面や目的のような文のカテゴリ及び文の種類を表すラベルとともに記憶する。文テンプレートは、実施の形態1と同じものとする。文テンプレート限定部3は、実施の形態1と同様に、文テンプレート記憶部1に記憶されている文テンプレート2を読み出し、後述する話題記憶部302に記憶されている話題20に基づいて文テンプレートを限定し、限定文テンプレート候補4として出力する。文テンプレートの限定手順は実施の形態1と同様とする。
【0054】
文テンプレート選択部6は、実施の形態1と同様に、限定文テンプレート候補4を提示し、ユーザが入力した文テンプレート番号5に対応する文テンプレートを選択文テンプレート7として出力する。
【0055】
辞書記憶部8は、第1の従来例と同様に、少なくとも表記と意味カテゴリからなる単語9を記憶する。単語限定部10は、実施の形態1と同様に、辞書記憶部8から単語9を読み出し、話題記憶部302に記憶されている話題20に基づいて単語を限定し、限定単語候補11として出力する。単語の限定手順は実施の形態1と同様とする。
【0056】
単語選択部13は、選択文テンプレート7に記述されている意味カテゴリに適合する単語を限定単語候補11から選び出し、単語候補リストを作成して提示し、ユーザが入力した単語番号12に対応する単語を選択文テンプレート7に組み込み、文、文カテゴリ、文種類のラベル、文節カテゴリと選択された単語及び単語の意味カテゴリとの組からなる文情報14を出力する。話題テーブル15は、文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組からなる話題決定条件と、話題ラベルとの対応を記憶する。話題決定部17は、例えば、入力された文情報14から文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組を抽出し、話題テーブル15を参照して話題ラベルと話題決定条件の組とからなる条件適合話題16を読み出し、現在の話題18を決定して出力する。現在の話題18を決定する手順は、実施の形態1と同様とする。
【0057】
話題記憶部302は、入力された現在の話題18を記憶し、ユーザから書き換え話題情報300が入力された場合、書き換え話題部301が書き換え話題情報300に基づいて書き換え話題303を生成し、書き換え話題303に基づいて、話題記憶部302に記憶されている話題を書き換える。そして、次の文作成時に文テンプレート及び単語の限定要因として話題20を出力する。
図12に、話題記憶部302に記憶されている話題を書き換える手順の一例を示す。
話題を書き換える動作の一例として、書き換え話題部301の入力は、別途話題テーブル15を検索して、可能性のある全ての話題ラベル、例えば、話題20の文カテゴリと同じ文カテゴリを持つ話題(図11の書き換え条件適合話題304が上記「話題」に当たる)に番号をつけてユーザに提示し(S30)、入力したい話題に対応する番号(図11の書き換え話題情報300が上記「番号」に当たる)をユーザが入力することによって行なう(S31)。
図13に、書き換え話題部301が話題テーブル15を参照して、ユーザに提示する話題ラベルの提示法を示す。
図13の301aは文カテゴリであり、話題20が示す文カテゴリが「駅−乗車券」であることを示している。書き換え話題部301は、話題テーブル15を参照して文カテゴリが「駅−乗車券」である話題の話題ラベル名称を図13のように連番1〜6に示す。ユーザは、連番1〜6の中から所定の番号を選択して入力し(S31)、書き換え話題部301は、選択された番号の話題ラベル名称を持つ話題を話題テーブルより読み出し(S32)、読み出した話題(図11の書き換え話題303が上記「話題」に当たる)を話題記憶部302に記憶されている話題と書き換える(S33)。
ユーザが書き換え話題情報の入力を行なうのは、例えば、1回目の文作成時に話題記憶部302に作成しようとする文の話題が記憶されていないとき、又は、ユーザの意志で話題を変えたいとき、又は、誤った話題決定が行なわれ、結果として選択したい文テンプレートや単語が提示されなくなったときなどが考えられる。
【0058】
以上のように、この文作成装置は、先に作成した文から決定した話題、もしくは、ユーザが入力した話題に関連する文テンプレート候補や単語候補のみをユーザに提示して文作成を行なうもので、話題記憶部は、現在の話題を記憶し、書き換え話題部は、ユーザから書き換え話題情報が入力された場合、上記入力された書き換え話題情報に基づいて書き換え話題を生成し、生成した書き換え話題に基づいて話題記憶部に記憶されている話題を書き換える。そして、次の文作成時に文テンプレート及び単語の限定要因として話題を出力する。
【0059】
このような構成をとることにより、先に作成した文から決定した話題、もしくは、ユーザが書き換えた話題に基づいて文テンプレート候補及び単語候補を限定し、ユーザに必要最小限の文テンプレート候補及び単語候補を提示することにより、話題を変えた場合においても、文テンプレート及び単語の選択に係る時間と労力とを低減することができる。
【0060】
実施の形態4.
図14は、発明の一実施の形態として、文作成装置の構成を示す構成図である。
図14において、1,2,5,6,7,8,9,12,13,14は第1の従来例と同等のものである。3,4,10,11,15,16,17,18,20は実施の形態1と同等のものである。300,301,302,303,304は実施の形態3と同等のものである。401は話題遷移テーブル、402は遷移先話題、403は話題予測部、404は次の話題である。
【0061】
次に、文作成装置の動作について説明する。
文テンプレート記憶部1は、文テンプレート2を、例えば、文を作成する場面や目的のような文のカテゴリ及び文の種類を表すラベルとともに記憶する。文テンプレートは、実施の形態1と同じものとする。文テンプレート限定部3は、実施の形態1と同様に、文テンプレート記憶部1に記憶されている文テンプレート2を読み出し、後述する話題記憶部302に記憶されている話題20に基づいて文テンプレートを限定し、限定文テンプレート候補4として出力する。文テンプレートの限定手順は、実施の形態1と同様とする。
文テンプレート選択部6は、限定文テンプレート候補4に番号を付加して提示し、ユーザは、文テンプレート番号5を入力することによって、ユーザが入力した文テンプレート番号5に対応する文テンプレートを選択文テンプレート7として出力する。辞書記憶部8は、第1の従来例と同様に、少なくとも表記と意味カテゴリからなる単語9を記憶する。単語限定部10は、実施の形態1と同様に、辞書記憶部8から単語9を読み出し、後述する話題記憶部302に記憶されている話題20に基づいて単語を限定し、限定単語候補11として出力する。単語の限定手順は、実施の形態1と同様とする。
単語選択部13は、選択文テンプレートに記述されている意味カテゴリに適合する単語を限定単語候補11から選び出し、単語候補リストを作成して提示し、ユーザが入力した単語番号12に対応する単語を文テンプレートに組み込み、文、文カテゴリ、文種類のラベル、文節カテゴリと選択された単語及び単語の意味カテゴリとの組からなる文情報14を出力する。話題テーブル15は、文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組からなる話題決定条件と、話題ラベルとの対応を記憶する。話題決定部17は、例えば、入力された文情報14から文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組を抽出し、抽出した上記組に基づいて話題テーブル15を参照して話題ラベルと話題決定条件の組とからなる条件適合話題16を読み出し、現在の話題18として出力する。現在の話題18を決定する手順は、実施の形態1と同様とする。
【0062】
話題遷移テーブル401は、話題と遷移先話題との組を記憶する。話題遷移テーブルは、例えば、会話文のコーパス(コーパス:corpus;文を収集したもの)を収集して、文に話題のラベルを付加したものを学習データとし、頻度の高い話題の遷移を学習データから抽出することによって作成する。
【0063】
図15に、コーパス収集と話題ラベルを付与した会話文の例を示す。
図15において、Aがユーザの会話、Bは職員の会話、<>記号内が話題ラベルを示している。図15に示したように、話題のラベルは、ユーザの会話に付加する。ユーザの話題は、図16に示したように、話題遷移している。例えば、図15に示したようなコーパスに現れる話題の遷移を全て拾い出して出現回数を遷移元の話題別に集計し、最も出現数の多い遷移先話題との組を抽出する方法がある。
【0064】
話題予測部403は、入力された現在の話題18に基づいて前記話題遷移テーブル401を検索し、得られた遷移先話題402を次の話題404として出力する。
【0065】
話題記憶部302は、入力された次の話題404を記憶し、ユーザから書き換え話題情報300が入力された場合、書き換え話題部301が書き換え話題情報300より書き換え話題303を生成し、書き換え話題303に基づいて話題記憶部302に記憶されている話題を書き換えて、次の文作成時に文テンプレート及び単語の限定要因として話題20を出力する。書き換え話題の入力方法は、実施の形態3と同様とする。
【0066】
以上のように、この文作成装置は、先に作成した文から現在の話題を決定し、話題遷移テーブルを用いて予測話題、もしくは、ユーザが入力した話題に関連する文テンプレート候補や単語候補のみをユーザに提示して文作成を行なうもので、話題遷移テーブルは、話題と遷移先話題との組を記憶する。話題予測部は、話題遷移テーブルを検索して、入力された現在の話題が遷移元話題である遷移先話題を次の話題として出力する。書き換え可能話題記憶部は、話題を後に作成する文の文テンプレート及び単語候補の限定要因として記憶する。
【0067】
このような構成をとることにより、現在の話題から予測した話題、もしくは、ユーザが書き換えた話題に基づいて、文テンプレート候補及び単語候補を限定し、ユーザに必要最小限の文テンプレート候補及び単語候補を提示することにより、話題を変えた場合でも、文テンプレート及び単語の選択、ならびに話題の入力に係る時間と労力とを低減することができる。
【0068】
実施の形態5.
図17は、発明の一実施の形態として、文作成装置の構成を示す構成図である。
図17において、1,2,5,7,8,9,12,14は第1の従来例と同等のものである。15,16,17,18は実施の形態1と同等のものである。300,301,303,304は実施の形態3と同等のものである。501は文テンプレート順序づけ部、502は順序つき文テンプレート候補、503は順序つき文テンプレート選択部、504は単語順序づけ部、505は順序つき単語候補、506は順序つき単語選択部、507は遷移確率つき話題遷移テーブル、508は確率つき話題候補、509は話題候補予測部、510は予測話題候補、511は話題候補記憶部、512は話題候補である。
【0069】
次に、文作成装置の動作について説明する。
文テンプレート記憶部1は、文テンプレート2を、例えば、文を作成する場面や目的のような文のカテゴリ及び文の種類を表すラベルとともに記憶する。文テンプレートは、実施の形態1と同じものとする。文テンプレート順序づけ部501は、文テンプレート記憶部1に記憶されている文テンプレート2を読み出し、後述する話題候補記憶部511に記憶されている話題候補512の確率に基づいて文テンプレートを順序づけし、順序つき文テンプレート候補502として出力する。文テンプレートの順序づけ手順は、後で詳しく説明する。
【0070】
順序つき文テンプレート選択部503は、順序つき文テンプレート候補502を、つけられた順序に従って提示し、ユーザが入力した文テンプレート番号5に対応する文テンプレートを選択文テンプレート7として出力する。順序つき文テンプレートの提示は、例えば、ディスプレイに表示する場合、文テンプレート順序づけ部により文テンプレートにつけられた順序に従って画面の上から並べることによって行なう。辞書記憶部8は、第1の従来例と同様に、少なくとも表記と意味カテゴリの情報を含む単語9を記憶する。単語順序づけ部504は、辞書記憶部8から単語9を読み出し、後述する話題候補512の確率に基づいて単語を順序づけし、順序つき単語候補505として出力する。単語の順序づけ手順は、後で詳しく説明する。
【0071】
順序つき単語選択部506は、選択文テンプレート7に記述されている意味カテゴリに適合する単語を順序つき単語候補505から選び出し、順序に従って単語候補リストを作成して提示し、ユーザが入力した単語番号12に対応する単語を文テンプレートに組み込み、文、文カテゴリ、文種類のラベル、文節カテゴリと選択された単語及び単語の意味カテゴリとの組からなる文情報14を出力する。順序つき単語候補505の提示は、例えば、ディスプレイに表示する場合、単語につけられた順序に従って、画面の上から並べることによって行なう。
【0072】
話題テーブル15は、文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組からなる話題決定条件と、話題ラベルとの対応を記憶する。
話題決定部17は、例えば、入力された文情報14から文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組を抽出し、話題テーブル15を参照して、話題ラベルと話題決定条件の組とからなる条件適合話題16を読み出し、現在の話題18として出力する。現在の話題18を決定する手順は実施の形態1と同様とする。
【0073】
遷移確率つき話題遷移テーブル507は、例えば、図18に示すような話題ラベル、遷移先話題ラベル及び遷移確率の組からなる確率つき話題遷移情報を記憶する。遷移確率つき話題遷移テーブルは、例えば、会話文のコーパスを収集して文に話題のラベルをふり、話題遷移の確率をコーパスから学習することによって作成する。例えば、コーパスに現れる話題の遷移を全て拾い出して出現数を遷移元の話題別に集計し、話題遷移の出現数を遷移元の話題が同じ話題遷移の総出現数で割って確率を求める方法がある。
【0074】
話題候補予測部509は、入力された現在の話題18に基づいて前記遷移確率つき話題遷移テーブル507を検索し、例えば、可能性のある全ての遷移先話題と遷移確率の組である確率つき話題候補508を読み出して、確率の大きい順に並べ、予測話題候補510として出力する。話題候補予測の手順については、後で詳しく説明する。
【0075】
話題候補記憶部511は、入力された予測話題候補510、もしくは、ユーザが入力した書き換え話題情報300より書き換え話題部301が生成した書き換え話題303を記憶し、次の文作成時に文テンプレート及び単語の順序づけ要因として話題候補512を出力する。書き換え話題303の生成方法は、実施の形態3と同様とする。
なお、書き換え話題部301によって話題候補記憶部511に記憶されている話題を書き換える場合は、話題とともに遷移確率を話題候補記憶部に記憶されている遷移確率の中で最も確率の大きい値に書き換えれば、ユーザが書き換えた話題が次に作成する文の文テンプレート及び単語の順序づけ要因となる。
【0076】
話題候補決定の手順の一例について説明する。
遷移確率つき話題遷移テーブル507は、図18の通りとし、現在の話題18として話題ラベルがt1である話題が話題候補予測部509に入力されたとする。話題候補予測部509は、遷移確率つき話題遷移テーブル507から話題ラベルがt1である図18の上から1〜3行目の遷移先話題と遷移確率との組を読み出し、確率の大きい順に並べ変え、図19に示すような予測話題候補510を出力する。なお、図19では、話題のラベルのみを記述しているが、実際には、文テンプレート及び単語に関する条件も合わせて記述されているものとする。
【0077】
次に、文テンプレート順序づけ部501における文テンプレート順序づけの手順の一例について説明する。
話題候補記憶部511には、図20に示した話題候補が記憶されているとする。文テンプレート順序づけ部501は、まず、話題候補に含まれる個々の話題について、実施の形態1における文テンプレート限定部3と同様の手順で限定文テンプレート候補を決定する。図20に示したものは、駅で切符を買う際の会話であり、話題ラベルt1を持つ話題は図20に示すように、文カテゴリが「駅」で、かつ、文種類のラベルが「切符購入」、「切符変更」、「空席状況質問」のいずれかである文テンプレートを文テンプレート記憶部1より読み出し、話題ラベルt1に対する限定文テンプレート候補とする。同様に、t2を話題ラベルとする話題に対しては、図20に示すように、「切符購入」又は「切符変更」を文種類のラベルとする文テンプレート、t3を話題ラベルとする話題に対しては、「料金質問」、「カード利用」、「割引利用」のいずれかを文種類のラベルとする文テンプレートを、それぞれ限定文テンプレート候補として決定する。
【0078】
更に、限定文テンプレート候補を話題候補の順、即ち、話題につけられた確率の順に従って並べたものを順序つき文テンプレート候補502とする。但し、順序つき文テンプレート候補502の中に、同じ文テンプレートが複数存在する場合には、最上位のものを残して残りを削除する。上の例では、図20の確率順に文テンプレートを並べ、図21のようなリストを内部で作成し、重複した文テンプレートを削除し、図22を順序付き文テンプレート候補とする。
図21では、話題ラベルt2の文種類ラベルの「切符購入」と「切符変更」が話題ラベルt1の文種類ラベルと重複している。このため、限定文テンプレート候補の中に、文種類のラベルが「切符購入」である文テンプレートと「切符変更」である文テンプレートが重複して存在することになる。重複を回避するため、重複している文テンプレートを限定文テンプレート候補より削除する。ここでは、図21のリストを基に、遷移先話題ラベルt2の方がt1よりも遷移確率が低いので、話題ラベルt2の文種類ラベル「切符購入」と「切符変更」を削除した図22のリストを作成し、図22のリストに基づいて順序つき文テンプレート候補より重複した文テンプレートのうち、遷移確率が低い方の文テンプレートを削除する。
単語順序づけ部における単語の順序づけの手順も上と同様である。但し、順序つき単語候補505は、上記実施の形態1と同じように、文節カテゴリ毎に単語意味カテゴリについて和集合を取り、和集合と一致する単語を辞書記憶部8より読み出して決定していた。このため、順序つき単語候補の中で重複する単語は、文節カテゴリと単語意味カテゴリとが同じである話題が話題候補記憶部511に存在するときである。従って、文節カテゴリと単語意味カテゴリとが同じである場合、重複する単語より遷移確率が低い方の単語を順序つき単語候補から削除する。
【0079】
以上のように、この文作成装置は、先に作成した文から決定した話題に基づいて、次の話題候補を予測し、予測した話題候補、もしくは、ユーザが入力した話題に関連する文テンプレート候補や単語候補を、話題が持つ確率順に従ってユーザに提示して文作成を行なうもので、遷移確率つき話題遷移テーブルは、話題、遷移先話題及び遷移確率の組を記憶する。話題候補予測部は、入力された現在の話題に基づいて遷移確率つき話題遷移テーブルを検索し、遷移先話題と遷移確率との組を確率順に並べ予測話題候補として出力する。話題候補記憶部は、話題候補を後に作成する文の文テンプレート候補及び単語候補の順序づけ要因として記憶する。
【0080】
このような構成をとることにより、現在の話題から予測した話題候補、もしくは、ユーザが書き換えた話題に基づいて、文テンプレート候補及び単語候補を順序づけし、ユーザが選択する可能性が高い文テンプレート候補及び単語候補を選択しやすくすることにより、話題を変えた場合でも、文テンプレート及び単語の選択、ならびに話題の入力に係る時間と労力とを低減することができる。
【0081】
実施の形態6.
図23は、発明の一実施の形態として、文作成装置の構成を示す構成図である。
図23において、1,2,5,7,8,9,12,14は第1の従来例と同等のものである。15,16,17,18は実施の形態1と同等のものである。300,301,303,304は実施の形態3と同等のものである。501,502,503,504,505,506,507,508,509,510,511,512は実施の形態5と同等のものである。601は話題履歴記憶部、602は話題履歴、603は話題候補限定部、604は限定話題候補である。
【0082】
次に、文作成装置の動作について説明する。
文テンプレート記憶部1は、文テンプレート2を、例えば、文を作成する場面や目的のような文のカテゴリ及び文の種類を表すラベルとともに記憶する。文テンプレートは、実施の形態1と同じものとする。
【0083】
文テンプレート順序づけ部501は、文テンプレート記憶部1に記憶されている文テンプレート2を読み出し、後述する話題候補記憶部511に記憶されている話題候補512の確率に基づいて文テンプレートを順序づけし、順序つき文テンプレート候補502として出力する。文テンプレートの順序づけ手順は、実施の形態5と同様とする。
【0084】
順序つき文テンプレート選択部503は、順序つき文テンプレート候補を文テンプレートにつけられた順序に従って提示し、ユーザが入力した文テンプレート番号5に対応する文テンプレートを選択文テンプレート7として出力する。順序つき文テンプレートの提示は、例えば、ディスプレイに表示する場合、文テンプレートにつけられた順序に従って画面の上から並べることによって行なう。
【0085】
辞書記憶部8は、第1の従来例と同様に、少なくとも表記と意味カテゴリからなる単語9を記憶する。単語順序づけ部504は、辞書記憶部8から単語9を読み出し、後述する話題候補の確率に基づいて単語を順序づけし、順序つき単語候補505として出力する。単語の順序づけ手順は、実施の形態5と同様とする。
【0086】
順序つき単語選択部506は、選択文テンプレート7に記述されている意味カテゴリに適合する単語を順序つき単語候補から選び出し、単語候補リストを作成して順序に従って提示し、ユーザが入力した単語番号12に対応する単語を文テンプレートに組み込み、文、文カテゴリ、文種類のラベル、文節カテゴリと選択された単語及び単語の意味カテゴリとの組からなる文情報14を出力する。順序つき単語の提示は、例えば、ディスプレイに表示する場合、単語につけられた順序に従って画面の上から並べることによって行なう。
【0087】
話題テーブル15は、文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組からなる話題決定条件と、話題ラベルとの対応を記憶する。
話題決定部17は、例えば、入力された文情報14から文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組を抽出し、話題テーブル15を参照して、話題ラベルと話題決定条件の組とからなる条件適合話題16を読み出し、現在の話題18として出力する。現在の話題18を決定する手順は、実施の形態1と同様とする。
【0088】
遷移確率つき話題遷移テーブル507は、例えば、図18に示すような話題、遷移先話題及び遷移確率の組からなる確率つき話題遷移情報を記憶する。遷移確率つき話題遷移テーブル507は、例えば、会話文のコーパスを収集して、文に話題のラベルを付加したものを学習データとし、話題遷移の確率を学習データから計算することによって作成する。
話題候補予測部509は、入力された現在の話題18に基づいて前記遷移確率つき話題遷移テーブル507を検索し、例えば、可能性のある全ての遷移先話題と遷移確率の組である確率つき話題候補508を読み出して、確率の大きい順に並べ、予測話題候補510として出力する。話題候補予測の手順は、実施の形態5と同様とする。
【0089】
話題履歴記憶部601は、話題決定部17で決定された現在の話題18を順次話題履歴記憶部601に追加して記憶する。話題履歴記憶部601に記憶される情報は、例えば、文の作成された順番と、文から決定された話題のラベルとの組からなる。
話題候補限定部603は、話題履歴記憶部601に記憶されている話題履歴を参照し、入力された予測話題候補510から、例えば、話題履歴記憶部601に記憶されている話題のうち、既に話された話題を削除するように最新以外の話題を削除し、限定話題候補604として出力する。
【0090】
話題候補記憶部511は、入力された限定話題候補604、もしくは、ユーザが入力した書き換え話題情報300より書き換え話題部301が書き換え話題303を生成し、生成した書き換え話題303を記憶し、次の文作成時に文テンプレート及び単語の順序づけ要因として話題候補512を出力する。書き換え話題の生成方法は、実施の形態3と同様とする。
【0091】
以上のように、この文作成装置は、先に作成した文から決定した話題に基づいて、次の話題候補を予測し、更に予測した話題候補から既に話された話題を削除し、予測した話題候補、もしくは、ユーザが入力した話題に関連する文テンプレート候補や単語候補を、確率順に従ってユーザに提示して文作成を行なうもので、話題履歴記憶部は、話題決定部で決定された現在の話題を話題履歴記憶部に順次追加して記憶する。話題候補限定部は、前記話題履歴に基づいて、入力された予測話題候補を限定する。話題候補記憶部は、限定された話題候補を後に作成する文の文テンプレート候補及び単語候補の順序づけ要因として記憶する。
【0092】
このような構成をとることにより、現在の話題から予測した話題候補のうち、まだ話されていない話題、もしくは、ユーザが書き換えた話題に基づいて、文テンプレート候補及び単語候補を順序づけし、ユーザが選択する可能性が高い文テンプレート候補及び単語候補を選択しやすくすることにより、話題を変えた場合でも、文テンプレート及び単語の選択、ならびに話題の入力に係る時間と労力とを低減することができる。
【0093】
実施の形態7.
図24は、発明の一実施の形態として、文作成装置の構成を示す構成図である。
図24において、1,2,5,7,8,9,12,14は第1の従来例と同等のものである。15,16,17,18は実施の形態1と同等のものである。300,301,303,304は実施の形態3と同等のものである。501,502,503,504,505,506,507,508,510,509,511,512は実施の形態5と同等のものである。601,602は実施の形態6と同等のものである。701は話題遷移学習部、702は話題遷移更新情報である。
【0094】
次に、文作成装置の動作について説明する。
文テンプレート記憶部1は、文テンプレート2を、例えば、文を作成する場面や目的のような文のカテゴリ及び文の種類を表すラベルとともに記憶する。文テンプレートは、実施の形態1と同じものとする。文テンプレート順序づけ部501は、文テンプレート記憶部1に記憶されている文テンプレート2を読み出し、後述する話題候補記憶部511に記憶されている話題候補512の確率に基づいて文テンプレートを順序づけし、順序つき文テンプレート候補502として出力する。文テンプレートの順序づけ手順は実施の形態5と同様とする。
【0095】
順序つき文テンプレート選択部503は、順序つき文テンプレート候補502をつけられた順序に従って提示し、ユーザが入力した文テンプレート番号5に対応する文テンプレートを選択文テンプレート7として出力する。順序つき文テンプレートの提示は、例えば、ディスプレイに表示する場合、つけられた順序に従って画面の上から並べることによって行なう。
【0096】
辞書記憶部8は、第1の従来例と同様に、少なくとも表記と意味カテゴリからなる単語9を記憶する。
単語順序づけ部504は、辞書記憶部8から単語9を読み出し、後述する話題候補記憶部511に記憶されている話題候補512の確率に基づいて単語を順序づけし、順序つき単語候補505として出力する。単語の順序づけ手順は、実施の形態5と同様とする。
【0097】
順序つき単語選択部506は、選択文テンプレート7に記述されている意味カテゴリに適合する単語を順序つき単語候補505から選び出し、単語候補リストを作成して順序に従って提示し、ユーザが入力した単語番号12に対応する単語を文テンプレートに組み込み、文、文カテゴリ、文種類のラベル、文節カテゴリと選択された単語及び単語の意味カテゴリとの組からなる文情報14を出力する。順序つき単語の提示は、例えば、ディスプレイに表示する場合、つけられた順序に従って画面の上から並べることによって行なう。
【0098】
話題テーブル15は、文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組からなる話題決定条件と、話題ラベルとの対応を記憶する。
話題決定部17は、例えば、入力された文情報14から文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組を抽出し、話題テーブル15を参照して、話題ラベルと話題決定条件の組とからなる条件適合話題16を現在の話題18として出力する。現在の話題を決定する手順は、実施の形態1と同様とする。
【0099】
遷移確率つき話題遷移テーブル507は、例えば、図18に示すような話題、遷移先話題及び遷移確率の組からなる確率つき話題遷移情報を記憶する。遷移確率つき話題遷移テーブル507の作成法は、実施の形態6と同様とする。
話題候補予測部509は、入力された現在の話題18に基づいて前記遷移確率つき話題遷移テーブル507を検索し、例えば、可能性のある全ての遷移先話題と遷移確率の組である確率つき話題候補508を読み出して確率の大きい順に並べ、予測話題候補510として出力する。話題候補予測の手順は、実施の形態5と同様とする。
【0100】
話題履歴記憶部601は、話題決定部17で決定された現在の話題18を順次話題履歴記憶部601に追加して記憶する。話題履歴は、例えば、文の作成された順番と、文から決定された話題のラベルとの組からなる。
【0101】
話題遷移学習部701は、話題履歴記憶部601に記憶されている前記話題履歴に基づいて話題、遷移先話題、遷移確率の更新値の組からなる話題遷移更新情報702を生成し、遷移確率つき話題遷移テーブル507に記憶されている確率つき話題遷移情報を更新する。話題遷移更新情報生成の方法については、後で詳しく述べる。
【0102】
話題候補記憶部511は、入力された予測話題候補510、もしくは、ユーザが入力した書き換え話題情報300より書き換え話題部301が生成した書き換え話題303を記憶し、次の文作成時に文テンプレート及び単語の順序づけ要因として、話題候補512を出力する。
書き換え話題303の生成方法は、実施の形態3と同様とする。
【0103】
話題遷移学習部701の動作の一例について、図25,図26に示す説明図を用いて詳しく説明する。
今、確率つき話題遷移テーブル507に、図18で示したデータが記憶されており、話題履歴記憶部601には、話題履歴として、図25が記憶されているとする。
話題遷移学習部701は、話題履歴記憶部601に記憶されている話題−遷移先話題間の遷移確率を一定幅増加させる。例えば、話題履歴記憶部601には、図25に示す話題履歴が記憶されている。図25によると、話題ラベルt1は文順序が1であり、話題ラベルt2は文順序が2である。このため、話題ラベルt1から話題ラベルt2へ話題が遷移する組み合わせの遷移確率を一定幅増幅させることになる。
一例として、一定幅の増加を0.02とすると、図18に示した遷移確率つき話題遷移テーブル507に記憶されている話題ラベルt1から話題ラベルt2へ話題が遷移する確率は、0.30に0.02が加算され、0.32となる。更に、上記した遷移確率を一定幅増幅させた話題遷移の組み合わせにおける遷移元話題と同一の話題から他の遷移先話題への遷移確率を減少させる。図18に示す遷移先話題が遷移確率つき話題遷移テーブル507に記憶されているとすると、遷移確率を一定幅増加させた話題の組み合わせは、話題ラベルt1から話題ラベルt2へ話題が遷移する組み合わせであった。このため、図18において、遷移元の話題ラベルがt1であり、遷移先の話題ラベルがt2以外である組み合わせの遷移確率を減少させることになる。この減少幅は、1つの話題から他の話題への遷移確率の和が1となるように、増加幅を話題履歴記憶部601に記憶されている以外の遷移先話題の数で割った値とする。
つまり、話題ラベルt1から遷移する遷移先の話題は、t1−t1という組み合わせの他に、遷移確率つき話題遷移テーブル507には、t1−t2とt1−t3の2種類の組み合わせが存在する。このため、上記増加幅0.02を2で割った値0.01が減少幅となる。例えば、上の例では、増加幅を0.02としたので、話題遷移学習部701が出力する話題遷移更新情報702は、図27のようになり、更新した確率つき話題遷移テーブル507は、図26のようになる。図26中、斜線で示した値が学習によって変化した遷移確率である。
【0104】
以上のように、この文作成装置は、先に作成した文から決定した話題に基づいて、次の話題候補を予測し、予測した話題候補、もしくは、ユーザが入力した話題に関連する文テンプレート候補や単語候補を、話題履歴の学習によって変化する確率順に従ってユーザに提示して文作成を行なうもので、話題遷移学習部は、話題履歴記憶部に記憶されている話題履歴に基づいて、遷移確率つき話題遷移テーブルに記憶されている確率つき話題遷移情報を更新する。
【0105】
このような構成をとることにより、現在の話題から予測した話題候補、もしくは、ユーザが書き換えた話題に基づいて、文テンプレート候補及び単語候補を話題履歴の学習によって変化した確率に従って順序づけし、ユーザが選択する可能性が高い文テンプレート候補及び単語候補を選択しやすくすることにより、話題を変えた場合でも、文テンプレート及び単語の選択、ならびに話題の入力に係る時間と労力とを低減することができる。
【0106】
実施例1.
実施の形態1〜7における単語は、表記と意味カテゴリの他に、読み、単語の一般的な性質を表す属性と属性値との組、文情報から編集合成によって文音声を合成する場合に参照する音声ファイル名を含むものであってもよい。
【0107】
実施例2.
実施の形態1〜7における文テンプレートの単語選択ルールには、選択され得る単語の意味カテゴリ、単語、変化パタンの他に、実施例1で述べた単語の属性と属性値の組が記述されていてもよい。
【0108】
実施例3.
実施の形態1〜7における可変文節で選択され得る単語の条件として、単語の省略の可否が記述されていてもよい。
【0109】
実施例4.
実施の形態1〜7における文テンプレートの単語選択ルールは、個々の可変文節に対して適用されるが、同じ文テンプレート内で既に単語が選択されている他の可変文節の情報を利用して単語選択ができるように、他の可変文節の文節カテゴリ及び選択されている単語、もしくは、単語の意味カテゴリと当該可変文節の単語選択ルールとの組を文テンプレートに記述してもよい。
【0110】
実施例5.
実施の形態2における文テンプレート選択部203及び単語選択部206は、マークのついた文テンプレートないし単語を画面上方に表示する代わりに、表示順序は変えずにマークのついた候補の文字色や書体を変えてユーザに提示してもよい。
【0111】
実施例6.
実施の形態2における文テンプレート選択部203及び単語選択部206は、選択にカーソルを用いる場合、マークのついた文テンプレートないし単語を画面上方に表示する代わりに、表示順序は変えずにマークのついた候補の先頭に自動的にカーソルが移動するようにしてもよい。
【0112】
実施例7.
実施の形態5〜7における順序つき文テンプレート選択部503及び順序つき単語選択部506は、文テンプレートないし単語を上から順序に従って画面に表示する代わりに、表示順序は変えずに候補の文字色や書体を順序によって変えてユーザに提示してもよい。
【0113】
実施例8.
実施の形態5〜7における順序つき文テンプレート選択部503及び順序つき単語選択部506は、選択にカーソルを用いる場合、マークのついた文テンプレートないし単語を画面上方に表示する代わりに、表示順序は変えずに最も順序が上の候補の先頭に自動的にカーソルが移動するようにしてもよい。
【0114】
実施例9.
実施の形態5〜7における話題候補予測部509は、可能性のある全ての予測話題候補510を出力する代わりに、遷移確率が一定値以上の遷移先話題と遷移確率との組を予測話題候補510として出力するようにしてもよい。
【0115】
実施例10.
実施の形態5〜7における話題候補予測部509は、可能性のある全ての予測話題候補510を出力する代わりに、遷移確率が高いものから順に一定数の遷移先話題と遷移確率との組を予測話題候補510として出力するようにしてもよい。
【0116】
実施例11.
実施の形態7における遷移確率つき話題遷移テーブル507は、遷移確率そのものを記述する代わりに、選択度数を記述して遷移確率をテーブル更新の都度求めるようにし、話題遷移学習部701は、話題履歴記憶部601に記憶されている話題履歴中に見つかった話題遷移の遷移確率を一定値増加させる代わりに、遷移確率つき話題遷移テーブル507の該話題遷移の選択度数をインクリメントするようにしてもよい。
【0117】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明における文作成装置は、文情報から決定した話題決定条件に基づいて、文テンプレート候補及び単語候補を限定する。特に、話題決定条件を文のカテゴリ、文の種類、文節カテゴリ、文節を構成する単語の意味カテゴリによって構成するとともに、文テンプレートが示す文のカテゴリ、文の種類を文テンプレートに対応させて文テンプレートに記憶した。そして、話題決定条件の文のカテゴリと文の種類が一致する文テンプレートを文テンプレート候補とした。また、辞書記憶部に記憶されている単語は、単語の表記と単語の意味カテゴリとにより構成した。そして、話題決定条件の少なくとも単語の意味カテゴリが一致する単語を単語候補とした。このため、従来よりも文テンプレート及び単語の選択に係るユーザの負担を軽減した文作成を行なうことができる効果がある。
【0118】
また、文情報から決定した話題決定条件と適合するかしないかの有無とともに、文テンプレート候補及び単語候補の少なくともいずれか一方をユーザに提示する。特に、文テンプレートは、文のカテゴリと文の種類が話題決定条件の文のカテゴリと文の種類と一致する場合にマーキングする。また、単語は、少なくとも単語の意味カテゴリが話題決定条件の単語の意味カテゴリと一致する場合にマーキングする。このため、従来よりも文テンプレート及び単語の選択に係るユーザの負担を軽減した文作成を行なうことができる効果がある。
【0119】
また、文情報から決定した話題決定条件、もしくは、ユーザが入力した話題に基づいて、文テンプレート候補及び単語候補を限定するので、従来よりも文テンプレート及び単語の選択に係るユーザの負担を軽減した文作成を行なうことができる効果がある。
【0120】
また、所定の話題から別の話題へ話題が遷移する組み合せを話題遷移テーブルに記憶した。このため、文情報から現在の話題を決定し、現在の話題から予測した次に遷移するであろう話題を、もしくは、ユーザが入力した話題のいずれかに基づいて、文テンプレート候補及び単語候補を限定するので、従来よりも文テンプレート及び単語の選択、並びに話題の入力に係るユーザの負担を軽減した文作成を行なうことができる効果がある。
【0121】
また、遷移確率つき話題遷移テーブルは、所定の話題から別の話題へ話題が遷移する組み合せ毎に、当該組み合せが示す話題遷移が発生する確率を話題が遷移する組み合せ毎に記憶する。このため、文情報から現在の話題を決定し、現在の話題から予測した次に遷移するであろう話題候補、もしくは、ユーザが入力した話題に基づいて、文テンプレート候補及び単語候補を選択し、話題の遷移が発生する確率に従い、文テンプレート候補及び単語候補を順序づけして提示するので、従来よりも文テンプレート及び単語の選択、並びに話題の入力に係るユーザの負担を軽減した文作成を行なうことができる効果がある。
【0122】
また、話題決定部が出力した話題の話題識別子と話題決定条件との履歴を話題履歴記憶部に記憶する。このため、文情報から現在の話題を決定し、現在の話題から予測した次に遷移するであろう話題候補のうち、まだ話されていない話題、もしくは、ユーザが入力した話題に基づいて、文テンプレート候補及び単語候補を順序づけして提示するので、従来よりも文テンプレート及び単語の選択、並びに話題の入力に係るユーザの負担を軽減した文作成を行なうことができる効果がある。
【0123】
更に、話題遷移学習部は、話題が実際に遷移した履歴に基づいて、遷移確率つき話題遷移テーブルに記憶されている話題遷移が発生する確率を更新する。このため、文情報から現在の話題を決定し、現在の話題から話題遷移の学習結果に基づいて予測した話題候補、もしくは、ユーザが入力した話題に基づいて、文テンプレート候補及び単語候補を順序づけして提示するので、従来よりも文テンプレート及び単語の選択、並びに話題の入力に係るユーザの負担を軽減した文作成を行なうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の構成を示す構成図である。
【図2】 文テンプレートの一例を示す図である。
【図3】 話題テーブルの一例を示す図である。
【図4】 話題決定部に入力される文情報の一例を示す図である。
【図5】 話題決定部で決定した話題の一例を示す図である。
【図6】 話題決定手順を示す流れ図である。
【図7】 文テンプレート及び単語を限定する手順を示す流れ図である。
【図8】 本発明の実施の形態2の構成を示す構成図である。
【図9】 本発明の実施の形態2における文テンプレート候補の提示例を示す図である。
【図10】 文テンプレート及び単語をマーキングする手順を示す流れ図である。
【図11】 本発明の実施の形態3の構成を示す構成図である。
【図12】 本発明の実施の形態3の話題を書き換える手順を示す流れ図である。
【図13】 本発明の実施の形態3の書き換える話題を提示する提示例を示す図である。
【図14】 本発明の実施の形態4の構成を示す構成図である。
【図15】 会話文の一例を示す図である。
【図16】 収集した話題にラベルを付けて話題遷移テーブルに記憶する例を示す図である。
【図17】 本発明の実施の形態5の構成を示す構成図である。
【図18】 遷移確率つき話題遷移テーブルの一例を示す図である。
【図19】 予測話題候補の一例を示す図である。
【図20】 予測話題候補の一例を示す図である。
【図21】 確率順に選択され得る文テンプレートの文種類ラベルを示す図である。
【図22】 確率順に選択され得る文テンプレートの文種類ラベルを示す図である。
【図23】 本発明の実施の形態6の構成を示す構成図である。
【図24】 本発明の実施の形態7の構成を示す構成図である。
【図25】 話題履歴の一例を示す図である。
【図26】 話題遷移学習部の動作の一例を説明する説明図である。
【図27】 話題遷移更新情報の一例を示す図である。
【図28】 第1の従来例における文作成装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 文テンプレート記憶部、2 文テンプレート、3 文テンプレート限定部、4 限定文テンプレート候補、5 文テンプレート番号、6 文テンプレート選択部、7 選択文テンプレート、8 辞書記憶部、9 単語、10 単語限定部、11 限定単語候補、12 単語番号、13 単語選択部、14 文情報、15 話題テーブル、16 条件適合話題、17 話題決定部、18 現在の話題、19 話題記憶部、20 話題、201 文テンプレートマーキング部、202 文テンプレート候補、203 文テンプレート選択部、204 単語マーキング部、205 単語候補、206 単語選択部、300 書き換え話題情報、301 書き換え話題部、302 話題記憶部、303 書き換え話題、304 書き換え条件適合話題、401 話題遷移テーブル、402 遷移先話題、403 話題予測部、404 次の話題、501 文テンプレート順序づけ部、502 順序つき文テンプレート候補、503 順序つき文テンプレート選択部、504 単語順序づけ部、505 順序つき単語候補、506 順序つき単語選択部、507 遷移確率つき話題遷移テーブル、508 確率つき話題候補、509 話題候補予測部、510 予測話題候補、511 話題候補記憶部、512 話題候補、601 話題履歴記憶部、602 話題履歴、603 話題候補限定部、604 限定話題候補、701 話題遷移学習部、702 話題遷移更新情報、900 マーキングされた文テンプレート候補群、901 マーキングされていない文テンプレート候補群。

Claims (20)

  1. 定の話題について会話をする時に用いる1つ以上の語句よりなる文を固定部分と可変部分とにより構成し、上記固定部分の語句と、上記可変部分に挿入され得る語句の条件とを文テンプレートとして複数記憶する文テンプレート記憶部と、
    記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレートの可変部分に挿入される所定の単語を複数記憶する辞書記憶部と、
    なくとも上記所定の話題について会話をする時に用いる文テンプレートを特定する条件を話題決定条件として記憶する話題記憶部と、
    記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレートと上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記文テンプレートより上記話題決定条件に適合する文テンプレートを選択して限定文テンプレート候補として出力する文テンプレート限定部と、
    記文テンプレート限定部により出力された限定文テンプレート候補を提示し、上記限定文テンプレート候補より所定の文テンプレートを選択させる文テンプレート選択部と、
    記文テンプレート選択部により選択された文テンプレートの可変部分に挿入され得る語句の条件に適合する単語を上記辞書記憶部より選択して、上記選択した単語を上記文テンプレートの所定の部分に挿入して文を作成し出力する単語選択部とを備え、
    上記文テンプレート記憶部は、少なくとも文を作成する目的を表す文のカテゴリと上記文のカテゴリ毎の文の種類と上記文テンプレートとを記憶する文テンプレート本体部と、上記文テンプレートの可変部分に挿入され得る語句の条件を示す単語選択ルールとを記憶し、
    上記文テンプレート限定部は、上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレート本体部より、上記文のカテゴリと上記文の種類とが上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件と一致する文テンプレートを上記限定文テンプレート候補として選択することを特徴とする文作成装置。
  2. 定の話題について会話をする時に用いる1つ以上の語句よりなる文を固定部分と可変部分とにより構成し、上記固定部分の語句と上記可変部分に挿入され得る語句の条件とを文テンプレートとして複数記憶する文テンプレート記憶部と、
    記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレートの可変部分に組み込まれる所定の単語を複数記憶する辞書記憶部と、
    なくとも上記所定の話題について会話をする時に用いる文を構成する単語を特定する条件を話題決定条件として記憶する話題記憶部と、
    記文テンプレート記憶部より所定の文テンプレートを選択する文テンプレート選択部と、
    記辞書記憶部に記憶されている単語と上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記単語より上記話題決定条件に適合する単語を選択して限定単語候補として出力する単語限定部と、
    記単語限定部により出力された限定単語候補より、上記文テンプレート選択部により選択された文テンプレートの可変部分に挿入され得る語句の条件に適合する単語を選択して提示し、上記提示した単語より所定の単語を選択させ、上記選択された単語を上記文テンプレートの所定の部分に挿入して文を作成し出力する単語選択部とを備え、
    上記辞書記憶部は、少なくとも単語の表記と単語の意味カテゴリとを上記単語として記憶し、
    上記単語限定部は、少なくとも上記辞書記憶部に記憶されている単語の意味カテゴリと、上記話題記憶部に記憶されている上記話題決定条件とが一致する単語を上記限定単語候補とすることを特徴とする文作成装置。
  3. 定の話題について会話をする時に用いる1つ以上の語句よりなる文を固定部分と可変部分とにより構成し、上記固定部分の語句と上記可変部分に挿入され得る語句の条件とを文テンプレートとして複数記憶する文テンプレート記憶部と、
    記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレートの可変部分に組み込まれる所定の単語を複数記憶する辞書記憶部と、
    なくとも上記所定の話題について会話をする時に用いる文を構成する単語を特定する条件を話題決定条件として記憶する話題記憶部と、
    記文テンプレート記憶部より所定の文テンプレートを選択する文テンプレート選択部と、
    記辞書記憶部に記憶されている単語と上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記単語より上記話題決定条件に適合する単語を選択して限定単語候補として出力する単語限定部と、
    記単語限定部により出力された限定単語候補より、上記文テンプレート選択部により選択された文テンプレートの可変部分に挿入され得る語句の条件に適合する単語を選択して提示し、上記提示した単語より所定の単語を選択させ、上記選択された単語を上記文テンプレートの所定の部分に挿入して文を作成し出力する単語選択部とを備え、
    上記辞書記憶部は、少なくとも単語の表記と単語の意味カテゴリとを上記単語として記憶し、
    上記単語限定部は、上記辞書記憶部に記憶されている単語の意味カテゴリと上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記単語の意味カテゴリと上記話題決定条件とが一致する単語にマーキングを行い、上記単語をマーキングの有無とともに出力する単語マーキング部を備え、
    上記単語選択部は、上記単語マーキング部より出力された単語の内マーキングのある単語から優先して提示し、上記提示した単語より所定の単語を選択させ、上記選択された所定の単語を上記文テンプレートの所定の部分に挿入して文を作成することを特徴とする文作成装置。
  4. 上記単語選択部は、上記文と上記文の作成に用いた話題決定条件を文情報として出力し、
    上記文作成装置は、更に、少なくとも上記所定の話題について会話をする時に用いる文テンプレートを特定する条件と上記文を構成する単語を特定する条件とのいずれか一方を話題決定条件として複数記憶する話題テーブルと、
    上記文情報に基づいて上記話題テーブルを参照し、上記複数の話題決定条件の中から上記文情報に適合する話題決定条件を取得し、取得した話題決定条件を上記話題記憶部に記憶する話題決定部と
    を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の文作成装置。
  5. 以下の要素を有することを特徴とする文作成装置
    (a)所定の話題について会話をする時に用いる1つ以上の語句よりなる文を固定部分と可変部分とにより構成し、上記固定部分の語句と、上記可変部分に挿入され得る語句の条件とを文テンプレートとして複数記憶する文テンプレート記憶部、
    (b)上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレートの可変部分に挿入される所定の単語を複数記憶する辞書記憶部、
    (c)上記所定の話題について会話をする時に用いる文テンプレートと上記文を構成する単語を特定する条件を話題決定条件として記憶する話題記憶部、
    (d)上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレートと上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記文テンプレートより上記話題決定条件に適合する文テンプレートを選択して限定文テンプレート候補として出力する文テンプレート限定部、
    (e)上記文テンプレート限定部により出力された限定文テンプレート候補を提示し、上記限定文テンプレート候補より所定の文テンプレートを選択させる文テンプレート選択部、
    (f)上記辞書記憶部に記憶されている単語と上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記単語より上記話題決定条件に適合する単語を選択して限定単語候補として出力する単語限定部、
    (g)上記単語限定部により出力された限定単語候補より、上記文テンプレート選択部により選択された文テンプレートの可変部分に挿入され得る語句の条件に適合する単語を選択して提示し、上記提示した単語より所定の単語を選択させ、上記選択された所定の単語を上記文テンプレートの所定の部分に挿入して文を作成し、作成した上記文と文の作成に用いた話題決定条件とを文情報として出力する単語選択部、
    (h)上記所定の話題について会話をする時に用いる文と上記文を構成する単語を特定する条件とを話題決定条件として複数記憶する話題テーブル、
    (i)上記単語選択部より出力された文情報の話題決定条件に基づいて上記話題テーブルを参照し、上記複数の話題決定条件の中から上記文情報の話題決定条件に適合する新たな話題決定条件を取得し、取得した話題決定条件を上記話題記憶部に記憶する話題決定部。
  6. 上記文テンプレート記憶部は、少なくとも文を作成する目的を表す文のカテゴリと上記文のカテゴリ毎の文の種類と上記文テンプレートとを記憶する文テンプレート本体部と、上記文テンプレートの可変部分に挿入され得る語句の条件をしめす単語選択ルールとを記憶することを特徴とする請求項記載の文作成装置。
  7. 上記文テンプレート限定部は、上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレート本体部より、上記文のカテゴリと上記文の種類とが上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件と一致する文テンプレートを上記限定文テンプレート候補として選択することを特徴とする請求項記載の文作成装置。
  8. 上記話題決定条件は、少なくとも文を作成する目的を表す文のカテゴリと文の種類と文を構成する文節の種類を示す文節カテゴリと上記文節の所定の部分に挿入され得る単語の意味カテゴリとにより構成することを特徴とする請求項記載の文作成装置。
  9. 上記辞書記憶部は、少なくとも単語の表記と単語の意味カテゴリとを上記単語として記憶し、
    上記単語限定部は、少なくとも上記辞書記憶部に記憶されている単語の意味カテゴリと、上記話題記憶部に記憶されている上記話題決定条件とが一致する単語を上記限定単語候補とすることを特徴とする請求項記載の文作成装置。
  10. 上記文テンプレート限定部は、上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレートと上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記文テンプレートが上記話題決定条件に適合する場合、上記文テンプレートにマーキングを行い、上記文テンプレートをマーキングの有無とともに出力する文テンプレートマーキング部を備え、
    上記文テンプレート選択部は、上記文テンプレートマーキング部により出力された文テンプレートの内マーキングのある文テンプレートを優先して提示して所定の文テンプレートを選択させることを特徴とする請求項1又は記載の文作成装置。
  11. 上記単語限定部は、上記辞書記憶部に記憶されている単語と上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記単語が上記話題決定条件に適合する場合、上記単語にマーキングを行い、上記単語の内マーキングの有無とともに出力する単語マーキング部を備え、
    上記単語選択部は、上記単語マーキング部より出力された単語の内マーキングのある単語を優先して提示し、上記提示した単語より所定の単語を選択させ、上記選択された所定の単語を上記文テンプレートの所定の部分に挿入して文を作成することを特徴とする請求項記載の文作成装置。
  12. 上記文テンプレート記憶部は、少なくとも文を作成する目的を表す文のカテゴリと上記文のカテゴリ毎の文の種類と上記文テンプレートとを記憶する文テンプレート本体部と、上記文テンプレートの可変部分に挿入され得る語句の条件を示す単語選択ルールとを記憶することを特徴とする請求項10記載の文作成装置。
  13. 上記文テンプレートマーキング部は、上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレート本体部より、上記文のカテゴリと上記文の種類とが上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件と一致する文テンプレートをマーキングすることを特徴とする請求項12記載の文作成装置。
  14. 上記辞書記憶部は、少なくとも単語の表記と単語の意味カテゴリとを上記単語として記憶し、
    上記単語マーキング部は、少なくとも上記辞書記憶部に記憶されている単語の意味カテゴリが、上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件と一致する単語をマーキングすることを特徴とする請求項3又は11記載の文作成装置。
  15. 上記文作成装置は、更に、上記話題記憶部に記憶される話題決定条件を書き換えるための書き換え話題情報を入力し、上記書き換え話題情報に基づいて上記話題記憶部に記憶される話題を書き換える書き換え話題部を備えたことを特徴とする請求項4,5,10,11いずれか記載の文作成装置。
  16. 上記書き換え話題部は、上記話題テーブルより所定の話題決定条件を入力し、上記話題決定条件を基に書き換え話題を生成することを特徴とする請求項15記載の文作成装置。
  17. 上記話題テーブルは、上記話題決定条件を識別する話題識別子を上記話題決定条件毎に記憶し、
    上記話題決定部は、上記話題テーブルより新たな話題決定条件の話題識別子を取得し、
    上記文作成装置は、更に、少なくとも所定の話題から別の話題へと話題の遷移が可能な組合せを、話題を識別するための話題識別子を用いて記憶する話題遷移テーブルと、
    上記話題決定部により上記話題テーブルより取得された話題決定条件の話題識別子を入力し、上記話題識別子に基づいて上記話題遷移テーブルを検索し、遷移可能な組み合わせを抽出し、抽出した組み合わせより次に遷移する遷移先話題を予測して、予測した遷移先話題の話題識別子に対応する話題決定条件を上記話題記憶部に記憶する話題予測部を備えたことを特徴とする請求項4,5,11いずれか記載の文作成装置。
  18. 上記話題テーブルは、上記話題決定条件を識別する話題識別子を上記話題決定条件毎に記憶し、
    上記話題決定部は、上記話題テーブルより新たな話題決定条件の話題識別子を取得し、
    上記文作成装置は、更に、少なくとも所定の話題から別の話題へと話題の遷移が可能な組合せを話題を識別するための話題識別子を用いて記憶するとともに、上記組合せの話題遷移が発生する確率を上記組合せ毎に記憶する遷移確率つき話題遷移テーブルと、
    上記話題決定部が取得した新たな話題決定条件の話題識別子を入力し、上記話題識別子に基づいて上記遷移確率つき話題遷移テーブルを検索し、遷移可能な組み合わせを選択し、上記選択した組み合わせの話題遷移が発生する確率を取得し、上記確率に従い上記遷移可能な組み合わせを順序づけし、順序づけした組み合わせの話題識別子と上記確率と上記順序とを順序情報として出力するとともに、上記遷移可能な組み合わせの遷移先話題の話題識別子に基づいて上記話題テーブルを参照して上記話題決定条件を取得して出力する話題候補予測部と、
    上記話題候補予測部が出力した上記順序情報と上記話題決定条件とを記憶する話題候補記憶部と
    を備え、
    上記文テンプレート限定部は、上記話題候補記憶部に記憶されている上記順序情報と話題決定条件とを上記順序情報が示す順序に基づいて入力し、上記入力した話題決定条件に適合する文テンプレートを上記文テンプレート記憶部より読み出し、上記文テンプレートと上記順序とを順序つき文テンプレート候補として出力する文テンプレート順序づけ部を備え、
    上記文テンプレート選択部は、上記文テンプレート順序づけ部より出力された順序つき文テンプレート候補を入力し、上記入力した順序つき文テンプレート候補を提示し所定の文テンプレートを選択させる順序つき文テンプレート選択部を備え、
    上記単語限定部は、上記話題候補予測部に記憶されている上記順序情報と話題決定条件とを上記順序情報が示す順序に基づいて入力し、上記話題決定条件に適合する単語を上記辞書記憶部より抽出し、上記順序情報に基づいて上記単語に順序をつけて上記単語と上記順序とを順序つき単語候補として出力する単語順序づけ部を備え、
    上記単語選択部は、上記順序つき文テンプレート選択部より選択された文テンプレートの可変部分に挿入され得る単語の条件に適合する単語を、上記単語順序づけ部より入力した上記単語を上記順序に従い提示し、上記提示した単語より所定の単語を選択させ、上記選択された所定の単語を上記文テンプレートの所定の部分に埋め込んで文情報を生成し出力する順序つき単語選択部を備えたことを特徴とする請求項記載の文作成装置。
  19. 上記文作成装置は、更に、上記話題決定部が出力した話題の話題識別子と話題決定条件との履歴を記憶する話題履歴記憶部と、
    上記話題履歴記憶部より履歴の古い順に最新の1つ前までの上記話題識別子を入力し、上記入力した話題識別子と上記話題候補予測部が出力した上記話題の話題識別子が一致しない場合に、上記話題識別子と上記話題決定条件とを限定話題候補として出力する話題候補限定部と
    を備え、
    上記話題候補記憶部は、上記話題候補限定部が出力した限定話題候補を記憶することを特徴とする請求項18記載の文作成装置。
  20. 上記文作成装置は、更に、上記話題決定部が出力した話題の話題識別子と話題決定条件との履歴を記憶する話題履歴記憶部と、
    上記話題履歴記憶部より最新の話題識別子と上記最新の1つ前の話題識別子とを入力して最新の話題遷移の組み合わせを求め、上記最新の話題遷移の組み合わせについては遷移確率を所定の値増加するように話題遷移更新情報を生成し、上記最新の1つ前の話題識別子を遷移元話題とする上記最新の話題遷移の組み合わせ以外の話題遷移の組み合わせについては遷移確率を所定の値減少するように上記話題遷移更新情報を生成し、上記話題遷移更新情報により上記遷移確率つき話題遷移テーブルを更新する話題遷移学習部を備えたことを特徴とする請求項18記載の文作成装置。
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