JPH1153355A - 文作成装置 - Google Patents

文作成装置

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JPH1153355A
JPH1153355A JP9212934A JP21293497A JPH1153355A JP H1153355 A JPH1153355 A JP H1153355A JP 9212934 A JP9212934 A JP 9212934A JP 21293497 A JP21293497 A JP 21293497A JP H1153355 A JPH1153355 A JP H1153355A
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Toshiyasu Masakawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文の所定箇所に単語を組み込んで文を作成す
る従来の文作成装置は、組み込む単語を限定する条件と
して単語の意味、品詞、構文的性質を用いていたため、
単語候補が十分絞り込めないという問題があった。 【解決手段】 書き換え話題部301により書き換え可
能な話題記憶部302は、後に作成する文の文テンプレ
ート及び単語を限定する要因として話題20を記憶し、
文テンプレート限定部3は話題20に基づいて文テンプ
レート2を選択し限定文テンプレート候補4を出力し、
文テンプレート選択部6は限定文テンプレート候補4よ
り文テンプレート番号5により選択された選択文テンプ
レート7を出力し、単語限定部10は話題20に基づい
て単語9を選択し限定単語候補11を出力し、単語選択
部13は限定単語候補11より単語番号12により選択
された単語を選択文テンプレート7に組み込み、文情報
14を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、言語障害者用のコ
ミュニケーションを支援する装置の1つであり、特に、
予め用意された所定の単語を文中に組み込んで文を生成
するような単語組み込み式の文の基本型である文テンプ
レート、及び、上記文テンプレート中の所定位置に組み
込む単語とを、ユーザが選択して文を作成する文作成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】文を作成する装置の1つとして、文が固
定部文と可変部分とにより構成され、文の固定部分、可
変部分及び可変部分に挿入され得る語句の情報を記述し
た文テンプレートを選択し、しかるのちに語句を順次選
択することによって文を作成する装置がある。この装置
は、作成したい文の範囲が限定されていれば、他の文作
成装置、例えば、かな入力とかな漢字変換を利用する装
置に比べ、少ない時間と労力で文を作成できる利点を有
する。
【0003】上記したような文テンプレートを用いた文
作成装置の例として、単語を限定する情報として単語の
意味、品詞、構文的性質を記述した文テンプレートを用
いて文を生成する装置があり、特開平7−175496
号公報において提案されている。
【0004】図28は、この手法に基づく、従来の文作
成装置の一構成例(以下、第1の従来例という)であ
る。1は文テンプレート記憶部、2は文テンプレート、
5は文テンプレート番号、6は文テンプレート選択部、
7は選択文テンプレート、8は辞書記憶部、9は単語、
12は単語番号、13は単語選択部、14は文情報であ
る。
【0005】以下に、第1の従来例による文作成装置の
文作成手順について説明する。文テンプレート記憶部1
は、文テンプレート2を「質問」「確認」のような文の
タイプとともに記憶する。第1の従来例における文テン
プレートには、文の固定部の表記、可変部の位置及び選
択され得る単語の意味や品詞や構文的性質が記述されて
いる。文テンプレート選択部6は、文テンプレート記憶
部1から読み出した文テンプレート2を文テンプレート
候補として提示し、ユーザが入力した文テンプレート番
号5に対応する文テンプレートを選択文テンプレート7
として出力する。辞書記憶部8は、表記と意味カテゴリ
からなる単語9を記憶する。単語選択部13は、選択文
テンプレート7に記述されている選択され得る単語の意
味や品詞や構文的性質に適合する単語を辞書記憶部8よ
り読み出して提示し、ユーザが入力した単語番号12に
対応する単語を選択文テンプレート7の所定の部分に埋
め込み、文情報14として出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例では、単
語の意味、品詞、構文的性質を文テンプレートに記述
し、ユーザに提示する単語候補を限定している。しかし
ながら、上記のような情報だけでは、単語候補を十分絞
り込むことができず、ユーザが入力したい単語を候補中
から見つけ選択するのに時間及び労力とを必要とする場
合があった。
【0007】更に、文テンプレートを限定する情報は、
文のタイプが文テンプレートとともに記憶されているの
みであった。このため、作成できる文のバリエーション
を増やそうとして記憶する文テンプレートの数を増やし
た場合、文テンプレートの選択に時間及び労力を要する
という問題点があった。
【0008】上記問題点を解決する一方法として、一連
の対話を行なうために作成する文相互の関連、即ち、話
題によって、文の種類や単語の意味を限定する方法が考
えられる。技術分野は異なるが、文の意味理解における
候補の限定に話題を利用した例として、文からキーワー
ドを抽出し、キーワードと話題との対応を記述した話題
辞書を参照することによって話題を予測し、話題別のル
ールを適用して文章解釈を行なう方式があり、特開平1
−131959号公報において提案されている(以後、
特開平1−131959号公報を第2の従来例と称す
る)。
【0009】第2の従来例では、形態素解析及び構文解
析を用いて、文中から文の主要構成要素であるキーワー
ドを複数抽出し、キーワードと話題との対応を記述した
話題辞書を引いて対応するキーワードが最も多い話題辞
書項目を文の話題とし、話題別に記憶された文章解釈ル
ールを選択して文の意味理解を行なう。第2の従来例に
おいて、文解釈部を文作成部に置き換え、ルール辞書
に、例えば、ユーザに提示する単語候補の意味を話題別
に記憶しておけば、上記の手法を文作成に適用すること
が可能である。
【0010】しかしながら、上記の手法には、話題をキ
ーワードのみから予測しているため話題の予測精度が低
く、必ずしも適切なルールが適用されないという問題点
があった。
【0011】本発明は、上記の問題点を考慮してなされ
たもので、より高い精度で話題を予測し、予測した話題
に基づいてユーザに提示する文テンプレート候補及び単
語候補を減少させ、文テンプレート及び単語の選択に係
るユーザの負担を軽減した文作成方式を提供するもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る文作成装
置は、以下の要素を有することを特徴とする。 (a)所定の話題について会話をする時に用いる1つ以
上の語句よりなる文を固定部分と可変部分とにより構成
し、上記固定部分の語句と、上記可変部分に挿入され得
る語句の条件とを文テンプレートとして複数記憶する文
テンプレート記憶部、(b)上記文テンプレート記憶部
に記憶されている文テンプレートの可変部分に挿入され
る所定の単語を複数記憶する辞書記憶部、(c)少なく
とも上記所定の話題について会話をする時に用いる文テ
ンプレートを特定する条件を話題決定条件として記憶す
る話題記憶部、(d)上記文テンプレート記憶部に記憶
されている文テンプレートと上記話題記憶部に記憶され
ている話題決定条件とを入力し、上記文テンプレートよ
り上記話題決定条件に適合する文テンプレートを選択し
て限定文テンプレート候補として出力する文テンプレー
ト限定部、(e)上記文テンプレート限定部により出力
された限定文テンプレート候補を提示し、上記限定文テ
ンプレート候補より所定の文テンプレートを選択させる
文テンプレート選択部、(f)上記文テンプレート選択
部により選択された文テンプレートの可変部分に挿入さ
れ得る語句の条件に適合する単語を上記辞書記憶部より
選択して、上記選択した単語を上記文テンプレートの所
定の部分に挿入して文を作成し出力する単語選択部。
【0013】また、この発明に係る文作成装置は、以下
の要素を有することを特徴とする。 (a)所定の話題について会話をする時に用いる1つ以
上の語句よりなる文を固定部分と可変部分とにより構成
し、上記固定部分の語句と上記可変部分に挿入され得る
語句の条件とを文テンプレートとして複数記憶する文テ
ンプレート記憶部、(b)上記文テンプレート記憶部に
記憶されている文テンプレートの可変部分に組み込まれ
る所定の単語を複数記憶する辞書記憶部、(c)少なく
とも上記所定の話題について会話をする時に用いる文を
構成する単語を特定する条件を話題決定条件として記憶
する話題記憶部、(d)上記文テンプレート記憶部より
所定の文テンプレートを選択する文テンプレート選択
部、(e)上記辞書記憶部に記憶されている単語と上記
話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、
上記単語より上記話題決定条件に適合する単語を選択し
て限定単語候補として出力する単語限定部、(f)上記
単語限定部により出力された限定単語候補より、上記文
テンプレート選択部により選択された文テンプレートの
可変部分に挿入され得る語句の条件に適合する単語を選
択して提示し、上記提示した単語より所定の単語を選択
させ、上記選択された単語を上記文テンプレートの所定
の部分に挿入して文を作成し出力する単語選択部。
【0014】また、上記単語選択部は、上記文と上記文
の作成に用いた話題決定条件を文情報として出力し、上
記文作成装置は、更に、少なくとも上記所定の話題につ
いて会話をする時に用いる文テンプレートを特定する条
件と上記文を構成する単語を特定する条件とのいずれか
一方を話題決定条件として複数記憶する話題テーブル
と、上記文情報に基づいて上記話題テーブルを参照し、
上記複数の話題決定条件の中から上記文情報に適合する
話題決定条件を取得し、取得した話題決定条件を上記話
題記憶部に記憶する話題決定部とを備えたことを特徴と
する。
【0015】また、この発明に係る文作成装置は、以下
の要素を有することを特徴とする。 (a)所定の話題について会話をする時に用いる1つ以
上の語句よりなる文を固定部分と可変部分とにより構成
し、上記固定部分の語句と、上記可変部分に挿入され得
る語句の条件とを文テンプレートとして複数記憶する文
テンプレート記憶部、(b)上記文テンプレート記憶部
に記憶されている文テンプレートの可変部分に挿入され
る所定の単語を複数記憶する辞書記憶部、(c)上記所
定の話題について会話をする時に用いる文テンプレート
と上記文を構成する単語を特定する条件を話題決定条件
として記憶する話題記憶部、(d)上記文テンプレート
記憶部に記憶されている文テンプレートと上記話題記憶
部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記文テ
ンプレートより上記話題決定条件に適合する文テンプレ
ートを選択して限定文テンプレート候補として出力する
文テンプレート限定部、(e)上記文テンプレート限定
部により出力された限定文テンプレート候補を提示し、
上記限定文テンプレート候補より所定の文テンプレート
を選択させる文テンプレート選択部、(f)上記辞書記
憶部に記憶されている単語と上記話題記憶部に記憶され
ている話題決定条件とを入力し、上記単語より上記話題
決定条件に適合する単語を選択して限定単語候補として
出力する単語限定部、(g)上記単語限定部により出力
された限定単語候補より、上記文テンプレート選択部に
より選択された文テンプレートの可変部分に挿入され得
る語句の条件に適合する単語を選択して提示し、上記提
示した単語より所定の単語を選択させ、上記選択された
所定の単語を上記文テンプレートの所定の部分に挿入し
て文を作成し、作成した上記文と文の作成に用いた話題
決定条件とを文情報として出力する単語選択部、(h)
上記所定の話題について会話をする時に用いる文と上記
文を構成する単語を特定する条件とを話題決定条件とし
て複数記憶する話題テーブル、(i)上記単語選択部よ
り出力された文情報の話題決定条件に基づいて上記話題
テーブルを参照し、上記複数の話題決定条件の中から上
記文情報の話題決定条件に適合する新たな話題決定条件
を取得し、取得した話題決定条件を上記話題記憶部に記
憶する話題決定部。
【0016】また、上記文テンプレート記憶部は、少な
くとも文を作成する目的を表す文のカテゴリと上記文の
カテゴリ毎の文の種類と上記文テンプレートとを記憶す
る文テンプレート本体部と、上記文テンプレートの可変
部分に挿入され得る語句の条件をしめす単語選択ルール
とを記憶することを特徴とする。
【0017】また、上記文テンプレート限定部は、上記
文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレート
本体部より、上記文のカテゴリと上記文の種類とが上記
話題記憶部に記憶されている話題決定条件と一致する文
テンプレートを上記限定文テンプレートとして選択する
ことを特徴とする。
【0018】また、上記話題決定条件は、少なくとも文
を作成する目的を表す文のカテゴリと文の種類と文を構
成する文節の種類を示す文節カテゴリと上記文節の所定
の部分に挿入され得る単語の意味カテゴリとにより構成
することを特徴とする。
【0019】また、上記辞書記憶部は、少なくとも単語
の表記と単語の意味カテゴリとを上記単語として記憶
し、上記単語限定部は、少なくとも上記辞書記憶部に記
憶されている単語の意味カテゴリと、上記話題記憶部に
記憶されている上記話題決定条件とが一致する単語を上
記限定単語候補とすることを特徴とする。
【0020】また、上記文テンプレート限定部は、上記
文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレート
と上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入
力し、上記文テンプレートが上記話題決定条件に適合す
る場合、上記文テンプレートにマーキングを行い、上記
文テンプレートをマーキングの有無とともに出力する文
テンプレートマーキング部を備え、上記文テンプレート
選択部は、上記文テンプレートマーキング部により出力
された文テンプレートの内マーキングのある文テンプレ
ートを優先して提示して所定の文テンプレートを選択さ
せることを特徴とする。
【0021】また、上記単語限定部は、上記辞書記憶部
に記憶されている単語と上記話題記憶部に記憶されてい
る話題決定条件とを入力し、上記単語が上記話題決定条
件に適合する場合、上記単語にマーキングを行い、上記
単語をマーキングの有無とともに出力する単語マーキン
グ部を備え、上記単語選択部は、上記単語マーキング部
より出力された単語の内マーキングのある単語を優先し
て上記文テンプレート選択部により選択された文テンプ
レートの可変部分に挿入され得る語句の条件に適合する
単語を選択して提示し、上記提示した単語より所定の単
語を選択させ、上記選択された所定の単語を上記文テン
プレートの所定の部分に挿入して文を作成することを特
徴とする。
【0022】また、上記文テンプレート記憶部は、少な
くとも文を作成する目的を表す文のカテゴリと上記文の
カテゴリ毎の文の種類と上記文テンプレートとを記憶す
る文テンプレート本体部と、上記文テンプレートの可変
部分に挿入され得る語句の条件を示す単語選択ルールと
を記憶することを特徴とする。
【0023】また、上記文テンプレートマーキング部
は、上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テン
プレート本体部より、上記文のカテゴリと上記文の種類
とが上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件と一
致する文テンプレートをマーキングすることを特徴とす
る。
【0024】また、上記辞書記憶部は、少なくとも単語
の表記と単語の意味カテゴリとを上記単語として記憶
し、上記単語マーキング部は、少なくとも上記辞書記憶
部に記憶されている単語の意味カテゴリが、上記話題記
憶部に記憶されている話題決定条件と一致する単語をマ
ーキングすることを特徴とする。
【0025】また、上記文作成装置は、更に、上記話題
記憶部に記憶される話題決定条件を書き換えるための書
き換え話題情報を入力し、上記書き換え話題情報に基づ
いて上記話題記憶部に記憶される話題を書き換える書き
換え話題部を備えたことを特徴とする。
【0026】また、上記書き換え話題部は、上記話題テ
ーブルより所定の話題決定条件を入力し、上記話題決定
条件を基に書き換え話題を生成することを特徴とする。
【0027】また、上記話題テーブルは、上記話題決定
条件を識別する話題識別子を上記話題決定条件毎に記憶
し、上記話題決定部は、上記話題テーブルより新たな話
題決定条件の話題識別子を取得し、上記文作成装置は、
更に、少なくとも所定の話題から別の話題へと話題の遷
移が可能な組合せを、話題を識別するための話題識別子
を用いて記憶する話題遷移テーブルと、上記話題決定部
により上記話題テーブルより取得された話題決定条件の
話題識別子を入力し、上記話題識別子に基づいて上記話
題遷移テーブルを検索し、遷移可能な組み合わせを抽出
し、抽出した組み合わせより次に遷移する遷移先話題を
予測して、上記遷移先話題の話題識別子に基づいて上記
話題テーブルを参照して上記話題決定条件を取得して出
力する話題予測部を備えたことを特徴とする。
【0028】また、上記話題テーブルは、上記話題決定
条件を識別する話題識別子を上記話題決定条件毎に記憶
し、上記話題決定部は、上記話題テーブルより新たな話
題決定条件の話題識別子を取得し、上記文作成装置は、
更に、少なくとも所定の話題から別の話題へと話題の遷
移が可能な組合せを話題を識別するための話題識別子を
用いて記憶するとともに、上記組合せの話題遷移が発生
する確率を上記組合せ毎に記憶する遷移確率つき話題遷
移テーブルと、上記話題決定部が取得した新たな話題決
定条件の話題識別子を入力し、上記話題識別子に基づい
て上記遷移確率つき話題遷移テーブルを検索し、遷移可
能な組み合わせを選択し、上記選択した組み合わせの話
題遷移が発生する確率を取得し、上記確率に従い上記遷
移可能な組み合わせを順序づけし、順序づけした組み合
わせの話題識別子と上記確率と上記順序とを順序情報と
して出力するとともに、上記遷移可能な組み合わせの遷
移先話題の話題識別子に基づいて上記話題テーブルを参
照して上記話題決定条件を取得して出力する話題候補予
測部と、上記話題候補予測部が出力した上記順序情報と
上記話題決定条件とを記憶する話題候補記憶部とを備
え、上記文テンプレート限定部は、上記話題候補記憶部
に記憶されている上記順序情報と話題決定条件とを上記
順序情報が示す順序に基づいて入力し、上記入力した話
題決定条件に適合する文テンプレートを上記文テンプレ
ート記憶部より読み出し、上記文テンプレートと上記順
序とを順序つき文テンプレート候補として出力する文テ
ンプレート順序づけ部を備え、上記文テンプレート選択
部は、上記文テンプレート順序づけ部より出力された順
序つき文テンプレート候補を入力し、上記入力した順序
つき文テンプレート候補を提示し所定の文テンプレート
を選択させる順序つき文テンプレート選択部を備え、上
記単語限定部は、上記話題候補予測部に記憶されている
上記順序情報と話題決定条件とを上記順序情報が示す順
序に基づいて入力し、上記話題決定条件に適合する単語
を上記辞書記憶部より抽出し、上記順序情報に基づいて
上記単語に順序をつけて上記単語と上記順序とを順序つ
き単語候補として出力する単語順序づけ部を備え、上記
単語選択部は、上記順序つき文テンプレート選択部より
選択された文テンプレートの可変部分に挿入され得る単
語の条件に適合する単語を、上記単語順序づけ部より入
力した上記単語を上記順序に従い提示し、上記提示した
単語より所定の単語を選択させ、上記選択された所定の
単語を上記文テンプレートの所定の部分に埋め込んで文
情報を生成し出力する順序つき単語選択部を備えたこと
を特徴とする。
【0029】また、上記文作成装置は、更に、上記話題
決定部が出力した話題の話題識別子と話題決定条件との
履歴を記憶する話題履歴記憶部と、上記話題履歴記憶部
より履歴の古い順に最新の1つ前までの上記話題識別子
を入力し、上記入力した話題識別子と上記話題候補予測
部が出力した上記話題の話題識別子が一致しない場合
に、上記話題識別子と上記話題決定条件とを限定話題候
補として出力する話題候補限定部とを備え、上記話題候
補記憶部は、上記話題候補限定部が出力した限定話題候
補を記憶することを特徴とする。
【0030】また、上記文作成装置は、更に、上記話題
決定部が出力した話題の話題識別子と話題決定条件との
履歴を記憶する話題履歴記憶部と、上記話題履歴記憶部
より最新の話題識別子と上記最新の1つ前の話題識別子
とを入力して最新の話題遷移の組み合わせを求め、上記
最新の話題遷移の組み合わせについては遷移確率を所定
の値増加するように話題遷移更新情報を生成し、上記最
新の1つ前の話題識別子を遷移元話題とする上記最新の
話題遷移の組み合わせ以外の話題遷移の組み合わせにつ
いては遷移確率を所定の値減少するように上記話題遷移
更新情報を生成し、上記話題遷移更新情報により上記遷
移確率つき話題遷移テーブルを更新する話題遷移学習部
を備えたことを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、発明の一実施の形態として、文
作成装置の構成を示す構成図である。図1において、
1,2,5,6,7,8,9,12,13,14は第1
の従来例と同等のものである。但し、文テンプレート記
憶部1が記憶する情報は、上記第1の従来例における文
テンプレート記憶部1が記憶していた情報とは異なる。
詳細は、以下に説明する文作成装置の動作の中で説明す
る。3は文テンプレート限定部、4は限定文テンプレー
ト候補、10は単語限定部、11は限定単語候補、15
は話題テーブル、16は条件適合話題、17は話題決定
部、18は現在の話題、19は話題記憶部、20は話題
である。
【0032】次に、図1に示した文作成装置の動作につ
いて説明する。文テンプレート記憶部1は、文テンプレ
ート2を、例えば、「病院で症状を説明する」などの、
文を作成する場面や目的を表す文のカテゴリ及び「痛
み」「かぜ」などの、文の種類を表すラベルとともに記
憶する。本実施の形態1における文テンプレートの一例
を、図2に示す。図2(a)は、文テンプレートの記述
であり、「病院で症状を説明する」際に、選択される文
テンプレートの一例である。文テンプレート本体は、図
2(a)に示すように、文中の固定文節(図2(a)の
*がついていない文節が固定文節である)と、単語を挿
入する可変文節の位置とを記述したものであり、文カテ
ゴリ及び文種類ラベルと組にして文テンプレート記憶部
1に記憶される。/は文節境界、*のついた文節は可変
文節である。また、可変文節で選択され得る単語の条件
は、図2(b)に示すように、可変文節の種類を表す文
節カテゴリと選択され得る単語、もしくは、単語の意味
カテゴリ、単語に接続する助詞や単語の活用を示す変化
パタンとからなる単語選択ルールが記述されるものとす
る。そして、単語選択ルールは、可変文節を識別する可
変文節名毎に記述されるものとする。
【0033】上記の可変文節で選択され得る単語の条件
は、複数の文テンプレートから参照可能なように、文テ
ンプレート本体とは別に記憶される。単語選択ルール
は、1つの文節に複数記述することができる。図2
(b)中の−は該当する項目がないことを表し、また、
変化パタンに記述されている+は、+以降の付属語を単
語に後続させることを表す。文テンプレート限定部3
は、文テンプレート記憶部1に記憶されている文テンプ
レートを読み出し、後述する話題記憶部19に記憶され
ている話題20に基づいて、文テンプレートを限定し、
限定文テンプレート候補4を出力する。文テンプレート
の限定手順については、後で詳しく説明する。
【0034】文テンプレート選択部6は、限定文テンプ
レート候補4を提示し、ユーザが入力した文テンプレー
ト番号5に対応する文テンプレートを限定文テンプレー
ト候補4より選択して、選択文テンプレート7として出
力する。辞書記憶部8は、第1の従来例と同様に、単語
表記と単語意味カテゴリからなる単語9を記憶する。単
語限定部10は、辞書記憶部8から単語を読み出し、後
述する話題20に基づいて単語を限定し、限定した単語
を限定単語候補11として出力する。単語の限定手順に
ついては、後で詳しく説明する。
【0035】単語選択部13は、選択文テンプレート7
に記述されている単語意味カテゴリに適合する単語を限
定単語候補11から選び出し、単語候補リストを作成し
て提示し、ユーザが入力した単語番号12に対応する単
語を選択文テンプレート7に組み込み、文、文カテゴ
リ、文種類のラベル、文節カテゴリと選択された単語及
び単語の意味カテゴリとの組からなる文情報14を出力
する。
【0036】話題テーブル15は、例えば、図3に示す
ような文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと
選択された単語の意味カテゴリの組からなる話題決定条
件と、話題ラベルとの対応を記憶する。
【0037】話題決定部17は、例えば、入力した文情
報14から話題決定条件を抽出し、話題テーブル15を
参照して話題ラベルと話題決定条件の組とからなる条件
適合話題16を読み出し、現在の話題18を決定して出
力する。現在の話題18を決定する手順は、後で詳しく
説明する。
【0038】話題記憶部19は、入力された現在の話題
18を記憶し、次の文作成時に文テンプレート及び単語
の限定要因として話題20を出力する。
【0039】話題決定の手順の一例を、図3,図4,図
5に示す説明図と、図6に示す流れ図を用いて詳しく説
明する。話題テーブル15には、先に図3に示した内容
が記憶されており、かつ、作成した文の文情報14とし
て、図4に示すものが話題決定部17に入力されたとす
る。まず、話題決定部17は、文情報14から抽出した
文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択さ
れた単語の意味カテゴリの組と話題テーブル15とを比
較し(S1)、適合する話題決定条件に対応する話題ラ
ベルを得る(S2,S3)。図4の例では、話題テーブ
ルの1行目が文情報14から抽出した項目に適合し、話
題ラベルとしてt1が得られる。次に、話題ラベルt1
に対応する全ての話題決定条件を話題テーブル15から
検索し(S4)、得られた話題決定条件の組と話題ラベ
ルとを条件適合話題16として読み出し(S5)、現在
の話題を決定して出力する(S6)。図5に、話題決定
部17より出力された現在の話題18を示す。現在の話
題18は、話題記憶部19に図5の内容で記憶される。
上の例では、話題ラベルt1に対応するテーブルの1〜
4行目の話題決定条件を検索し、話題ラベルと共に条件
適合話題として読み出し、図5に示す情報が条件適合話
題16として出力される(S5)。なお、文情報14か
ら抽出した話題決定条件が話題テーブル15にない場合
は(S2)、現在の話題18を出力せず、話題記憶部1
9は記憶されていた話題をそのまま保持する(S7)。
【0040】次に、記憶された話題に基づいて文テンプ
レート及び単語を限定する手順について、図7の流れ図
を用いて説明する。図5に示した現在の話題18が話題
記憶部19に記憶されているとする。文テンプレート限
定部3は、話題記憶部19より話題20を読み出し(S
11)、文カテゴリ及び文種類のラベルについて和集合
をとり(S12)、これに属する文カテゴリ及び文種類
のラベルを有する文テンプレートを文テンプレート記憶
部1より読み出し、限定文テンプレート候補4とする
(S13〜S17)。上の例では、文カテゴリが「症状
説明」で文種類のラベルが「痛み」か、「かぜ」か、
「熱」のいずれかである文テンプレートを限定文テンプ
レート候補4として出力する。
【0041】また、単語限定部10は、話題20を話題
記憶部19より読み出し(S11)、文節カテゴリ毎に
単語意味カテゴリについて和集合をとる(S12)。辞
書記憶部8は、表記と表記に対する意味カテゴリを記憶
する辞書である。このため、S12の和集合に属する意
味カテゴリを有する単語を辞書記憶部8より読み出し、
限定単語候補11とする(S13〜S17)。上の例で
は、文節カテゴリが「部位」である文節では、意味カテ
ゴリ「のど」、もしくは、「頭」を有する単語、それ以
外の文節では全ての単語を限定単語候補11として出力
する。なお、話題記憶部19に話題が記憶されていない
場合は(S10)、上記の限定は行なわれず、全ての文
テンプレート、もしくは、単語がそのまま出力される
(S18)。
【0042】以上のように、この文作成装置は、先に作
成した文から話題を決定し、話題に関連する文テンプレ
ート候補や単語候補のみをユーザに提示して文作成を行
なうもので、文テンプレート記憶部は、文テンプレート
を文カテゴリ及び文種類のラベルとともに記憶する。ま
た、話題記憶部は、話題を話題ラベル、文カテゴリ、文
種類のラベル、文節カテゴリ、単語意味カテゴリの組に
より記憶する。文テンプレート限定部は、話題記憶部に
記憶されている話題に基づいて、文テンプレート候補を
限定する。文テンプレート選択部は、限定された文テン
プレート候補を提示し、ユーザが入力した文テンプレー
ト番号に対応する文テンプレートを選択する。辞書は単
語の表記と意味カテゴリを記憶する。単語限定部は、話
題記憶部に記憶されている話題に基づいて、単語候補を
限定する。単語選択部は、文テンプレートに記述されて
いる単語、もしくは、単語の意味カテゴリに基づいて、
限定単語候補から単語候補リストを作成して提示し、ユ
ーザが入力した単語番号に対応する単語を文テンプレー
トに組み込み、文情報を出力する。話題テーブルは、話
題決定条件と話題ラベルとの組を記憶する。話題決定部
は、文情報から話題決定条件を抽出して、話題テーブル
を参照して現在の話題を決定する。話題記憶部は、後に
作成する文の文テンプレート候補及び単語候補の限定要
因として、直前に決定された1つの話題を記憶する。
【0043】このような構成をとることにより、先に作
成した文から決定した話題に関連する文テンプレート候
補及び単語候補を限定し、ユーザに必要最小限の文テン
プレート候補及び単語候補を提示することにより、文テ
ンプレート及び単語の選択に係る時間と労力とを低減す
ることができる。
【0044】実施の形態2.図8は、発明の一実施の形
態として、文作成装置の構成を示す構成図である。図8
において、1,2,5,7,8,9,12,14は上記
第1の従来例と同等のものである。15,16,17,
18,19,20は実施の形態1と同等のものである。
201は文テンプレートマーキング部、202は文テン
プレート候補、203は文テンプレート選択部、204
は単語マーキング部、205は単語候補、206は単語
選択部である。
【0045】次に、動作について説明する。文テンプレ
ート記憶部1は、文テンプレート2を、例えば、文を作
成する場面や目的のような文のカテゴリ及び文の種類を
表すラベルとともに記憶する。文テンプレートは、実施
の形態1と同じものとする。文テンプレートマーキング
部201は、文テンプレート記憶部1より文テンプレー
ト2を読み出し、話題記憶部19に記憶されている話題
20に関連する文テンプレートをマーキングし、文テン
プレート候補202として出力する。上記マーキングの
一例として、例えば、文テンプレートへのポインタと話
題との関連有無を表すフラグとを有するデータの配列を
用意し、話題との関連がある文テンプレートに対応する
フラグをたてる。文テンプレートのマーキング手順につ
いては、後で詳しく説明する。
【0046】文テンプレート選択部203は、文テンプ
レート候補202のうち、マークがあるものを優先して
提示し、ユーザが入力した文テンプレート番号5に対応
する文テンプレートを選択文テンプレート7として出力
する。文テンプレート候補202の提示方法としては、
例えば、ディスプレイに表示させる場合、図9のよう
に、画面の上部にマークのあるもの(図9のマーキング
された文テンプレート候補群900)を表示し、下部に
マークのないもの(図9のマーキングされていない文テ
ンプレート候補群901)を表示する方法がある。辞書
記憶部8は、上記第1の従来例と同様に、少なくとも表
記と意味カテゴリの情報を含む単語9を記憶する。単語
マーキング部204は、辞書記憶部8から単語9を読み
出し、話題記憶部19に記憶されている話題20に関連
する単語をマーキングし、単語候補205として出力す
る。単語のマーキング手順については、後で詳しく説明
する。
【0047】単語選択部206は、選択文テンプレート
7に記述されている意味カテゴリに適合する単語を単語
候補205から選び出し、単語候補リストを作成してマ
ークがあるものを優先して提示し、ユーザが入力した単
語番号12に対応する単語を文テンプレートに組み込
み、文、文カテゴリ、文種類のラベル、文節カテゴリと
選択された単語及び単語の意味カテゴリとの組からなる
文情報14を出力する。単語候補205の提示方法とし
ては、例えば、文テンプレートと同様に、ディスプレイ
に表示させる場合、画面の上部にマークのあるものを表
示し、下部にマークのないものを表示する方法がある。
【0048】話題テーブル15は、例えば、図3に示す
ような文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと
選択された単語の意味カテゴリの組からなる話題決定条
件と、話題ラベルとの対応を記憶する。話題決定部17
は、例えば、入力された文情報14から文カテゴリ、文
種類のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味
カテゴリの組を抽出し、抽出した上記組に基づいて話題
テーブル15を参照して、話題ラベルと話題決定条件の
組とからなる条件適合話題16を読み出す。そして、現
在の話題18を決定して出力する。現在の話題を決定す
る手順は、実施の形態1と同様である。話題記憶部19
は、入力された現在の話題18を記憶し、次の文作成時
に文テンプレート及び単語のマーキング判断基準として
話題20を出力する。
【0049】次に、記憶された話題に基づいて文テンプ
レート及び単語をマーキングする手順について、図10
の流れ図を用いて説明する。図5に示した話題が話題記
憶部19に記憶されているとする。文テンプレートマー
キング部201は、話題記憶部19より話題20を読み
出し(S21)、文カテゴリ及び文種類ラベルについて
和集合をとる(S22)。そして、文テンプレート記憶
部1より、文テンプレート2を読み出し、上記S22で
和集合をとった条件に属する文カテゴリ及び文種類ラベ
ルを有する文テンプレートをマーキングする(S23〜
S25)。文テンプレートマーキング部201は、マー
キングした文テンプレート2とマーキングしていない文
テンプレート2を文テンプレート候補202として出力
する。上の例では、文カテゴリが「症状説明」で文種類
ラベルが「痛み」か、「かぜ」か、「熱」のいずれかで
ある文テンプレートをマーキングする。また、単語マー
キング部204は、話題記憶部19より話題20を読み
出し(S21)、文節カテゴリ毎に単語意味カテゴリに
ついて和集合をとり(S22)、これに属する意味カテ
ゴリを有する単語をマーキングする(S23〜S2
5)。上の例では、文節カテゴリが「部位」である文節
では、意味カテゴリ「のど」、もしくは、「頭」を有す
る単語、それ以外の文節では全ての単語をマーキングす
る。単語マーキング部204は、マーキングした単語9
とマーキングしていない単語9を単語候補205として
出力する。なお、話題記憶部19に話題が記憶されてい
ない場合は(S20)、上記のマーキングは行なわれ
ず、全ての文テンプレート、もしくは、単語がそのまま
出力される(S27)。
【0050】以上のように、この文作成装置は、先に作
成した文から話題を決定し、話題に関連する文テンプレ
ート候補や単語候補を、話題に関連しない文テンプレー
ト候補や単語候補よりも優先的にユーザに提示して文作
成を行なうもので、文テンプレートマーキング部は、記
憶されている話題に関連する文テンプレート候補をマー
キングする。文テンプレート選択部は、文テンプレート
候補をマーク有無別に提示し、ユーザが入力した文テン
プレート番号に対応する文テンプレートを選択する。単
語マーキング部は、記憶されている話題に適合する単語
候補をマーキングする。単語選択部は、文テンプレート
に記述されている単語、もしくは、単語の意味カテゴリ
に基づいて、単語候補から単語候補リストを作成してマ
ーク有無別に提示し、ユーザが入力した単語番号に対応
する単語を文テンプレートに組み込み、文情報を出力す
る。話題決定部は、文情報から話題決定条件を抽出し、
話題テーブルを参照して現在の話題を決定する。話題記
憶部は、後に作成する文の文テンプレート候補及び単語
候補のマーキング判断基準として直前に決定された1つ
の話題を記憶する。
【0051】このような構成をとることにより、先に作
成した文から決定した話題に関連する文テンプレート候
補及び単語候補を優先的に提示し、ユーザが選択する可
能性が高い文テンプレート候補及び単語候補を選択しや
すくすることにより、文テンプレート及び単語の選択に
係る時間と労力とを低減することができる。
【0052】実施の形態3.図11は、発明の一実施の
形態として、文作成装置の構成を示す構成図である。図
11において、1,2,5,6,7,8,9,12,1
3,14は上記第1の従来例と同等のものである。3,
4,10,11,15,16,17,18,20は上記
実施の形態1と同等のものである。300は書き換え話
題情報、301は書き換え話題部、302は話題記憶部
であり、303は書き換え話題、304は書き換え条件
適合話題である。
【0053】次に、文作成装置の動作について説明す
る。文テンプレート記憶部1は、文テンプレート2を、
例えば、文を作成する場面や目的のような文のカテゴリ
及び文の種類を表すラベルとともに記憶する。文テンプ
レートは、実施の形態1と同じものとする。文テンプレ
ート限定部3は、実施の形態1と同様に、文テンプレー
ト記憶部1に記憶されている文テンプレート2を読み出
し、後述する話題記憶部302に記憶されている話題2
0に基づいて文テンプレートを限定し、限定文テンプレ
ート候補4として出力する。文テンプレートの限定手順
は実施の形態1と同様とする。
【0054】文テンプレート選択部6は、実施の形態1
と同様に、限定文テンプレート候補4を提示し、ユーザ
が入力した文テンプレート番号5に対応する文テンプレ
ートを選択文テンプレート7として出力する。
【0055】辞書記憶部8は、第1の従来例と同様に、
少なくとも表記と意味カテゴリからなる単語9を記憶す
る。単語限定部10は、実施の形態1と同様に、辞書記
憶部8から単語9を読み出し、話題記憶部302に記憶
されている話題20に基づいて単語を限定し、限定単語
候補11として出力する。単語の限定手順は実施の形態
1と同様とする。
【0056】単語選択部13は、選択文テンプレート7
に記述されている意味カテゴリに適合する単語を限定単
語候補11から選び出し、単語候補リストを作成して提
示し、ユーザが入力した単語番号12に対応する単語を
選択文テンプレート7に組み込み、文、文カテゴリ、文
種類のラベル、文節カテゴリと選択された単語及び単語
の意味カテゴリとの組からなる文情報14を出力する。
話題テーブル15は、文カテゴリ、文種類のラベル及び
文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組から
なる話題決定条件と、話題ラベルとの対応を記憶する。
話題決定部17は、例えば、入力された文情報14から
文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択さ
れた単語の意味カテゴリの組を抽出し、話題テーブル1
5を参照して話題ラベルと話題決定条件の組とからなる
条件適合話題16を読み出し、現在の話題18を決定し
て出力する。現在の話題18を決定する手順は、実施の
形態1と同様とする。
【0057】話題記憶部302は、入力された現在の話
題18を記憶し、ユーザから書き換え話題情報300が
入力された場合、書き換え話題部301が書き換え話題
情報300に基づいて書き換え話題303を生成し、書
き換え話題303に基づいて、話題記憶部302に記憶
されている話題を書き換える。そして、次の文作成時に
文テンプレート及び単語の限定要因として話題20を出
力する。図12に、話題記憶部302に記憶されている
話題を書き換える手順の一例を示す。話題を書き換える
動作の一例として、書き換え話題部301の入力は、別
途話題テーブル15を検索して、可能性のある全ての話
題ラベル、例えば、話題20の文カテゴリと同じ文カテ
ゴリを持つ話題(図11の書き換え条件適合話題304
が上記「話題」に当たる)に番号をつけてユーザに提示
し(S30)、入力したい話題に対応する番号(図11
の書き換え話題情報300が上記「番号」に当たる)を
ユーザが入力することによって行なう(S31)。図1
3に、書き換え話題部301が話題テーブル15を参照
して、ユーザに提示する話題ラベルの提示法を示す。図
13の301aは文カテゴリであり、話題20が示す文
カテゴリが「駅−乗車券」であることを示している。書
き換え話題部301は、話題テーブル15を参照して文
カテゴリが「駅−乗車券」である話題の話題ラベル名称
を図13のように連番1〜6に示す。ユーザは、連番1
〜6の中から所定の番号を選択して入力し(S31)、
書き換え話題部301は、選択された番号の話題ラベル
名称を持つ話題を話題テーブルより読み出し(S3
2)、読み出した話題(図11の書き換え話題303が
上記「話題」に当たる)を話題記憶部302に記憶され
ている話題と書き換える(S33)。ユーザが書き換え
話題情報の入力を行なうのは、例えば、1回目の文作成
時に話題記憶部302に作成しようとする文の話題が記
憶されていないとき、又は、ユーザの意志で話題を変え
たいとき、又は、誤った話題決定が行なわれ、結果とし
て選択したい文テンプレートや単語が提示されなくなっ
たときなどが考えられる。
【0058】以上のように、この文作成装置は、先に作
成した文から決定した話題、もしくは、ユーザが入力し
た話題に関連する文テンプレート候補や単語候補のみを
ユーザに提示して文作成を行なうもので、話題記憶部
は、現在の話題を記憶し、ユーザから書き換え話題情報
が入力された場合、上記入力された書き換え話題情報に
基づいて書き換え話題を生成し、生成した書き換え話題
に基づいて話題記憶部に記憶されている話題を書き換え
る。そして、次の文作成時に文テンプレート及び単語の
限定要因として話題を出力する。
【0059】このような構成をとることにより、先に作
成した文から決定した話題、もしくは、ユーザが書き換
えた話題に基づいて文テンプレート候補及び単語候補を
限定し、ユーザに必要最小限の文テンプレート候補及び
単語候補を提示することにより、話題を変えた場合にお
いても、文テンプレート及び単語の選択に係る時間と労
力とを低減することができる。
【0060】実施の形態4.図14は、発明の一実施の
形態として、文作成装置の構成を示す構成図である。図
14において、1,2,5,6,7,8,9,12,1
3,14は第1の従来例と同等のものである。3,4,
10,11,15,16,17,18,20は実施の形
態1と同等のものである。300,301,302,3
03,304は実施の形態3と同等のものである。40
1は話題遷移テーブル、402は遷移先話題、403は
話題予測部、404は次の話題である。
【0061】次に、文作成装置の動作について説明す
る。文テンプレート記憶部1は、文テンプレート2を、
例えば、文を作成する場面や目的のような文のカテゴリ
及び文の種類を表すラベルとともに記憶する。文テンプ
レートは、実施の形態1と同じものとする。文テンプレ
ート限定部3は、実施の形態1と同様に、文テンプレー
ト記憶部1に記憶されている文テンプレート2を読み出
し、後述する話題記憶部302に記憶されている話題2
0に基づいて文テンプレートを限定し、限定文テンプレ
ート候補4として出力する。文テンプレートの限定手順
は、実施の形態1と同様とする。文テンプレート選択部
6は、限定文テンプレート候補4に番号を付加して提示
し、ユーザは、文テンプレート番号5を入力することに
よって、ユーザが入力した文テンプレート番号5に対応
する文テンプレートを選択文テンプレート7として出力
する。辞書記憶部8は、第1の従来例と同様に、少なく
とも表記と意味カテゴリからなる単語9を記憶する。単
語限定部10は、実施の形態1と同様に、辞書記憶部8
から単語9を読み出し、後述する話題記憶部302に記
憶されている話題20に基づいて単語を限定し、限定単
語候補11として出力する。単語の限定手順は、実施の
形態1と同様とする。単語選択部13は、選択文テンプ
レートに記述されている意味カテゴリに適合する単語を
限定単語候補11から選び出し、単語候補リストを作成
して提示し、ユーザが入力した単語番号12に対応する
単語を文テンプレートに組み込み、文、文カテゴリ、文
種類のラベル、文節カテゴリと選択された単語及び単語
の意味カテゴリとの組からなる文情報14を出力する。
話題テーブル15は、文カテゴリ、文種類のラベル及び
文節カテゴリと選択された単語の意味カテゴリの組から
なる話題決定条件と、話題ラベルとの対応を記憶する。
話題決定部17は、例えば、入力された文情報14から
文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテゴリと選択さ
れた単語の意味カテゴリの組を抽出し、抽出した上記組
に基づいて話題テーブル15を参照して話題ラベルと話
題決定条件の組とからなる条件適合話題16を読み出
し、現在の話題18として出力する。現在の話題18を
決定する手順は、実施の形態1と同様とする。
【0062】話題遷移テーブル401は、話題と遷移先
話題との組を記憶する。話題遷移テーブルは、例えば、
会話文のコーパス(コーパス:corpus;文を収集
したもの)を収集して、文に話題のラベルを付加したも
のを学習データとし、頻度の高い話題の遷移を学習デー
タから抽出することによって作成する。
【0063】図15に、コーパス収集と話題ラベルを付
与した会話文の例を示す。図15において、Aがユーザ
の会話、Bは職員の会話、<>記号内が話題ラベルを示
している。図15に示したように、話題のラベルは、ユ
ーザの会話に付加する。ユーザの話題は、図16に示し
たように、話題遷移している。例えば、図15に示した
ようなコーパスに現れる話題の遷移を全て拾い出して出
現回数を遷移元の話題別に集計し、最も出現数の多い遷
移先話題との組を抽出する方法がある。
【0064】話題予測部403は、入力された現在の話
題18に基づいて前記話題遷移テーブル401を検索
し、得られた遷移先話題402を次の話題404として
出力する。
【0065】話題記憶部302は、入力された次の話題
404を記憶し、ユーザから書き換え話題情報300が
入力された場合、書き換え話題部301が書き換え話題
情報300より書き換え話題303を生成し、書き換え
話題303に基づいて話題記憶部302に記憶されてい
る話題を書き換えて、次の文作成時に文テンプレート及
び単語の限定要因として話題20を出力する。書き換え
話題の入力方法は、実施の形態3と同様とする。
【0066】以上のように、この文作成装置は、先に作
成した文から現在の話題を決定し、話題遷移テーブルを
用いて予測話題、もしくは、ユーザが入力した話題に関
連する文テンプレート候補や単語候補のみをユーザに提
示して文作成を行なうもので、話題遷移テーブルは、話
題と遷移先話題との組を記憶する。話題予測部は、話題
遷移テーブルを検索して、入力された現在の話題が遷移
元話題である遷移先話題を次の話題として出力する。書
き換え可能話題記憶部は、話題を後に作成する文の文テ
ンプレート及び単語候補の限定要因として記憶する。
【0067】このような構成をとることにより、現在の
話題から予測した話題、もしくは、ユーザが書き換えた
話題に基づいて、文テンプレート候補及び単語候補を限
定し、ユーザに必要最小限の文テンプレート候補及び単
語候補を提示することにより、話題を変えた場合でも、
文テンプレート及び単語の選択、ならびに話題の入力に
係る時間と労力とを低減することができる。
【0068】実施の形態5.図17は、発明の一実施の
形態として、文作成装置の構成を示す構成図である。図
17において、1,2,5,7,8,9,12,14は
第1の従来例と同等のものである。15,16,17,
18は実施の形態1と同等のものである。300,30
1,303,304は実施の形態3と同等のものであ
る。501は文テンプレート順序づけ部、502は順序
つき文テンプレート候補、503は順序つき文テンプレ
ート選択部、504は単語順序づけ部、505は順序つ
き単語候補、506は順序つき単語選択部、507は遷
移確率つき話題遷移テーブル、508は確率つき話題候
補、509は話題候補予測部、510は予測話題候補、
511は話題候補記憶部、512は話題候補である。
【0069】次に、文作成装置の動作について説明す
る。文テンプレート記憶部1は、文テンプレート2を、
例えば、文を作成する場面や目的のような文のカテゴリ
及び文の種類を表すラベルとともに記憶する。文テンプ
レートは、実施の形態1と同じものとする。文テンプレ
ート順序づけ部501は、文テンプレート記憶部1に記
憶されている文テンプレート2を読み出し、後述する話
題候補記憶部511に記憶されている話題候補512の
確率に基づいて文テンプレートを順序づけし、順序つき
文テンプレート候補502として出力する。文テンプレ
ートの順序づけ手順は、後で詳しく説明する。
【0070】順序つき文テンプレート選択部503は、
順序つき文テンプレート候補502を、つけられた順序
に従って提示し、ユーザが入力した文テンプレート番号
5に対応する文テンプレートを選択文テンプレート7と
して出力する。順序つき文テンプレートの提示は、例え
ば、ディスプレイに表示する場合、文テンプレート順序
づけ部により文テンプレートにつけられた順序に従って
画面の上から並べることによって行なう。辞書記憶部8
は、第1の従来例と同様に、少なくとも表記と意味カテ
ゴリの情報を含む単語9を記憶する。単語順序づけ部5
04は、辞書記憶部8から単語9を読み出し、後述する
話題候補512の確率に基づいて単語を順序づけし、順
序つき単語候補505として出力する。単語の順序づけ
手順は、後で詳しく説明する。
【0071】順序つき単語選択部506は、選択文テン
プレート7に記述されている意味カテゴリに適合する単
語を順序つき単語候補505から選び出し、順序に従っ
て単語候補リストを作成して提示し、ユーザが入力した
単語番号12に対応する単語を文テンプレートに組み込
み、文、文カテゴリ、文種類のラベル、文節カテゴリと
選択された単語及び単語の意味カテゴリとの組からなる
文情報14を出力する。順序つき単語候補505の提示
は、例えば、ディスプレイに表示する場合、単語につけ
られた順序に従って、画面の上から並べることによって
行なう。
【0072】話題テーブル15は、文カテゴリ、文種類
のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテ
ゴリの組からなる話題決定条件と、話題ラベルとの対応
を記憶する。話題決定部17は、例えば、入力された文
情報14から文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテ
ゴリと選択された単語の意味カテゴリの組を抽出し、話
題テーブル15を参照して、話題ラベルと話題決定条件
の組とからなる条件適合話題16を読み出し、現在の話
題18として出力する。現在の話題18を決定する手順
は実施の形態1と同様とする。
【0073】遷移確率つき話題遷移テーブル507は、
例えば、図18に示すような話題ラベル、遷移先話題ラ
ベル及び遷移確率の組からなる確率つき話題遷移情報を
記憶する。遷移確率つき話題遷移テーブルは、例えば、
会話文のコーパスを収集して文に話題のラベルをふり、
話題遷移の確率をコーパスから学習することによって作
成する。例えば、コーパスに現れる話題の遷移を全て拾
い出して出現数を遷移元の話題別に集計し、話題遷移の
出現数を遷移元の話題が同じ話題遷移の総出現数で割っ
て確率を求める方法がある。
【0074】話題候補予測部509は、入力された現在
の話題18に基づいて前記遷移確率つき話題遷移テーブ
ル507を検索し、例えば、可能性のある全ての遷移先
話題と遷移確率の組である確率つき話題候補508を読
み出して、確率の大きい順に並べ、予測話題候補510
として出力する。話題候補予測の手順については、後で
詳しく説明する。
【0075】話題候補記憶部511は、入力された予測
話題候補510、もしくは、ユーザが入力した書き換え
話題情報300より書き換え話題部301が生成した書
き換え話題303を記憶し、次の文作成時に文テンプレ
ート及び単語の順序づけ要因として話題候補512を出
力する。書き換え話題303の生成方法は、実施の形態
3と同様とする。なお、書き換え話題部301によって
話題候補記憶部511に記憶されている話題を書き換え
る場合は、話題とともに遷移確率を話題候補記憶部に記
憶されている遷移確率の中で最も確率の大きい値に書き
換えれば、ユーザが書き換えた話題が次に作成する文の
文テンプレート及び単語の順序づけ要因となる。
【0076】話題候補決定の手順の一例について説明す
る。遷移確率つき話題遷移テーブル507は、図18の
通りとし、現在の話題18として話題ラベルがt1であ
る話題が話題候補予測部509に入力されたとする。話
題候補予測部509は、遷移確率つき話題遷移テーブル
507から話題ラベルがt1である図18の上から1〜
3行目の遷移先話題と遷移確率との組を読み出し、確率
の大きい順に並べ変え、図19に示すような予測話題候
補510を出力する。なお、図19では、話題のラベル
のみを記述しているが、実際には、文テンプレート及び
単語に関する条件も合わせて記述されているものとす
る。
【0077】次に、文テンプレート順序づけ部501に
おける文テンプレート順序づけの手順の一例について説
明する。話題候補記憶部511には、図20に示した話
題候補が記憶されているとする。文テンプレート順序づ
け部501は、まず、話題候補に含まれる個々の話題に
ついて、実施の形態1における文テンプレート限定部3
と同様の手順で限定文テンプレート候補を決定する。図
20に示したものは、駅で切符を買う際の会話であり、
話題ラベルt1を持つ話題は図20に示すように、文カ
テゴリが「駅」で、かつ、文種類のラベルが「切符購
入」、「切符変更」、「空席状況質問」のいずれかであ
る文テンプレートを文テンプレート記憶部1より読み出
し、話題ラベルt1に対する限定文テンプレート候補と
する。同様に、t2を話題ラベルとする話題に対して
は、図20に示すように、「切符購入」又は「切符変
更」を文種類のラベルとする文テンプレート、t3を話
題ラベルとする話題に対しては、「料金質問」、「カー
ド利用」、「割引利用」のいずれかを文種類のラベルと
する文テンプレートを、それぞれ限定文テンプレート候
補として決定する。
【0078】更に、限定文テンプレート候補を話題候補
の順、即ち、話題につけられた確率の順に従って並べた
ものを順序つき文テンプレート候補502とする。但
し、順序つき文テンプレート候補502の中に、同じ文
テンプレートが複数存在する場合には、最上位のものを
残して残りを削除する。上の例では、図20の確率順に
文テンプレートを並べ、図21のようなリストを内部で
作成し、重複した文テンプレートを削除し、図22を順
序付き文テンプレート候補とする。図21では、話題ラ
ベルt2の文種類ラベルの「切符購入」と「切符変更」
が話題ラベルt1の文種類ラベルと重複している。この
ため、限定文テンプレート候補の中に、文種類のラベル
が「切符購入」である文テンプレートと「切符変更」で
ある文テンプレートが重複して存在することになる。重
複を回避するため、重複している文テンプレートを限定
文テンプレート候補より削除する。ここでは、図21の
リストを基に、遷移先話題ラベルt2の方がt1よりも
遷移確率が低いので、話題ラベルt2の文種類ラベル
「切符購入」と「切符変更」を削除した図22のリスト
を作成し、図22のリストに基づいて順序つき文テンプ
レート候補より重複した文テンプレートのうち、遷移確
率が低い方の文テンプレートを削除する。単語順序づけ
部における単語の順序づけの手順も上と同様である。但
し、順序つき単語候補505は、上記実施の形態1と同
じように、文節カテゴリ毎に単語意味カテゴリについて
和集合を取り、和集合と一致する単語を辞書記憶部8よ
り読み出して決定していた。このため、順序つき単語候
補の中で重複する単語は、文節カテゴリと単語意味カテ
ゴリとが同じである話題が話題候補記憶部511に存在
するときである。従って、文節カテゴリと単語意味カテ
ゴリとが同じである場合、重複する単語より遷移確率が
低い方の単語を順序つき単語候補から削除する。
【0079】以上のように、この文作成装置は、先に作
成した文から決定した話題に基づいて、次の話題候補を
予測し、予測した話題候補、もしくは、ユーザが入力し
た話題に関連する文テンプレート候補や単語候補を、話
題が持つ確率順に従ってユーザに提示して文作成を行な
うもので、遷移確率つき話題遷移テーブルは、話題、遷
移先話題及び遷移確率の組を記憶する。話題候補予測部
は、入力された現在の話題に基づいて遷移確率つき話題
遷移テーブルを検索し、遷移先話題と遷移確率との組を
確率順に並べ予測話題候補として出力する。話題候補記
憶部は、話題候補を後に作成する文の文テンプレート候
補及び単語候補の順序づけ要因として記憶する。
【0080】このような構成をとることにより、現在の
話題から予測した話題候補、もしくは、ユーザが書き換
えた話題に基づいて、文テンプレート候補及び単語候補
を順序づけし、ユーザが選択する可能性が高い文テンプ
レート候補及び単語候補を選択しやすくすることによ
り、話題を変えた場合でも、文テンプレート及び単語の
選択、ならびに話題の入力に係る時間と労力とを低減す
ることができる。
【0081】実施の形態6.図23は、発明の一実施の
形態として、文作成装置の構成を示す構成図である。図
23において、1,2,5,7,8,9,12,14は
第1の従来例と同等のものである。15,16,17,
18は実施の形態1と同等のものである。300,30
1,303,304は実施の形態3と同等のものであ
る。501,502,503,504,505,50
6,507,508,509,510,511,512
は実施の形態5と同等のものである。601は話題履歴
記憶部、602は話題履歴、603は話題候補限定部、
604は限定話題候補である。
【0082】次に、文作成装置の動作について説明す
る。文テンプレート記憶部1は、文テンプレート2を、
例えば、文を作成する場面や目的のような文のカテゴリ
及び文の種類を表すラベルとともに記憶する。文テンプ
レートは、実施の形態1と同じものとする。
【0083】文テンプレート順序づけ部501は、文テ
ンプレート記憶部1に記憶されている文テンプレート2
を読み出し、後述する話題候補記憶部511に記憶され
ている話題候補512の確率に基づいて文テンプレート
を順序づけし、順序つき文テンプレート候補502とし
て出力する。文テンプレートの順序づけ手順は、実施の
形態5と同様とする。
【0084】順序つき文テンプレート選択部503は、
順序つき文テンプレート候補を文テンプレートにつけら
れた順序に従って提示し、ユーザが入力した文テンプレ
ート番号5に対応する文テンプレートを選択文テンプレ
ート7として出力する。順序つき文テンプレートの提示
は、例えば、ディスプレイに表示する場合、文テンプレ
ートにつけられた順序に従って画面の上から並べること
によって行なう。
【0085】辞書記憶部8は、第1の従来例と同様に、
少なくとも表記と意味カテゴリからなる単語9を記憶す
る。単語順序づけ部504は、辞書記憶部8から単語9
を読み出し、後述する話題候補の確率に基づいて単語を
順序づけし、順序つき単語候補505として出力する。
単語の順序づけ手順は、実施の形態5と同様とする。
【0086】順序つき単語選択部506は、選択文テン
プレート7に記述されている意味カテゴリに適合する単
語を順序つき単語候補から選び出し、単語候補リストを
作成して順序に従って提示し、ユーザが入力した単語番
号12に対応する単語を文テンプレートに組み込み、
文、文カテゴリ、文種類のラベル、文節カテゴリと選択
された単語及び単語の意味カテゴリとの組からなる文情
報14を出力する。順序つき単語の提示は、例えば、デ
ィスプレイに表示する場合、単語につけられた順序に従
って画面の上から並べることによって行なう。
【0087】話題テーブル15は、文カテゴリ、文種類
のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテ
ゴリの組からなる話題決定条件と、話題ラベルとの対応
を記憶する。話題決定部17は、例えば、入力された文
情報14から文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテ
ゴリと選択された単語の意味カテゴリの組を抽出し、話
題テーブル15を参照して、話題ラベルと話題決定条件
の組とからなる条件適合話題16を読み出し、現在の話
題18として出力する。現在の話題18を決定する手順
は、実施の形態1と同様とする。
【0088】遷移確率つき話題遷移テーブル507は、
例えば、図18に示すような話題、遷移先話題及び遷移
確率の組からなる確率つき話題遷移情報を記憶する。遷
移確率つき話題遷移テーブル507は、例えば、会話文
のコーパスを収集して、文に話題のラベルを付加したも
のを学習データとし、話題遷移の確率を学習データから
計算することによって作成する。話題候補予測部509
は、入力された現在の話題18に基づいて前記遷移確率
つき話題遷移テーブル507を検索し、例えば、可能性
のある全ての遷移先話題と遷移確率の組である確率つき
話題候補508を読み出して、確率の大きい順に並べ、
予測話題候補510として出力する。話題候補予測の手
順は、実施の形態5と同様とする。
【0089】話題履歴記憶部601は、話題決定部17
で決定された現在の話題18を順次話題履歴記憶部60
1に追加して記憶する。話題履歴記憶部601に記憶さ
れる情報は、例えば、文の作成された順番と、文から決
定された話題のラベルとの組からなる。話題候補限定部
603は、話題履歴記憶部601に記憶されている話題
履歴を参照し、入力された予測話題候補510から、例
えば、話題履歴記憶部601に記憶されている話題のう
ち、既に話された話題を削除するように最新以外の話題
を削除し、限定話題候補604として出力する。
【0090】話題候補記憶部511は、入力された限定
話題候補604、もしくは、ユーザが入力した書き換え
話題情報300より書き換え話題部301が書き換え話
題303を生成し、生成した書き換え話題303を記憶
し、次の文作成時に文テンプレート及び単語の順序づけ
要因として話題候補512を出力する。書き換え話題の
生成方法は、実施の形態3と同様とする。
【0091】以上のように、この文作成装置は、先に作
成した文から決定した話題に基づいて、次の話題候補を
予測し、更に予測した話題候補から既に話された話題を
削除し、予測した話題候補、もしくは、ユーザが入力し
た話題に関連する文テンプレート候補や単語候補を、確
率順に従ってユーザに提示して文作成を行なうもので、
話題履歴記憶部は、話題決定部で決定された現在の話題
を話題履歴記憶部に順次追加して記憶する。話題候補限
定部は、前記話題履歴に基づいて、入力された予測話題
候補を限定する。話題候補記憶部は、限定された話題候
補を後に作成する文の文テンプレート候補及び単語候補
の順序づけ要因として記憶する。
【0092】このような構成をとることにより、現在の
話題から予測した話題候補のうち、まだ話されていない
話題、もしくは、ユーザが書き換えた話題に基づいて、
文テンプレート候補及び単語候補を順序づけし、ユーザ
が選択する可能性が高い文テンプレート候補及び単語候
補を選択しやすくすることにより、話題を変えた場合で
も、文テンプレート及び単語の選択、ならびに話題の入
力に係る時間と労力とを低減することができる。
【0093】実施の形態7.図24は、発明の一実施の
形態として、文作成装置の構成を示す構成図である。図
24において、1,2,5,7,8,9,12,14は
第1の従来例と同等のものである。15,16,17,
18は実施の形態1と同等のものである。300,30
1,303,304は実施の形態3と同等のものであ
る。501,502,503,504,505,50
6,507,508,510,509,511,512
は実施の形態5と同等のものである。601,602は
実施の形態6と同等のものである。701は話題遷移学
習部、702は話題遷移更新情報である。
【0094】次に、文作成装置の動作について説明す
る。文テンプレート記憶部1は、文テンプレート2を、
例えば、文を作成する場面や目的のような文のカテゴリ
及び文の種類を表すラベルとともに記憶する。文テンプ
レートは、実施の形態1と同じものとする。文テンプレ
ート順序づけ部501は、文テンプレート記憶部1に記
憶されている文テンプレート2を読み出し、後述する話
題候補記憶部511に記憶されている話題候補512の
確率に基づいて文テンプレートを順序づけし、順序つき
文テンプレート候補502として出力する。文テンプレ
ートの順序づけ手順は実施の形態5と同様とする。
【0095】順序つき文テンプレート選択部503は、
順序つき文テンプレート候補502をつけられた順序に
従って提示し、ユーザが入力した文テンプレート番号5
に対応する文テンプレートを選択文テンプレート7とし
て出力する。順序つき文テンプレートの提示は、例え
ば、ディスプレイに表示する場合、つけられた順序に従
って画面の上から並べることによって行なう。
【0096】辞書記憶部8は、第1の従来例と同様に、
少なくとも表記と意味カテゴリからなる単語9を記憶す
る。単語順序づけ部504は、辞書記憶部8から単語9
を読み出し、後述する話題候補記憶部511に記憶され
ている話題候補512の確率に基づいて単語を順序づけ
し、順序つき単語候補505として出力する。単語の順
序づけ手順は、実施の形態5と同様とする。
【0097】順序つき単語選択部506は、選択文テン
プレート7に記述されている意味カテゴリに適合する単
語を順序つき単語候補505から選び出し、単語候補リ
ストを作成して順序に従って提示し、ユーザが入力した
単語番号12に対応する単語を文テンプレートに組み込
み、文、文カテゴリ、文種類のラベル、文節カテゴリと
選択された単語及び単語の意味カテゴリとの組からなる
文情報14を出力する。順序つき単語の提示は、例え
ば、ディスプレイに表示する場合、つけられた順序に従
って画面の上から並べることによって行なう。
【0098】話題テーブル15は、文カテゴリ、文種類
のラベル及び文節カテゴリと選択された単語の意味カテ
ゴリの組からなる話題決定条件と、話題ラベルとの対応
を記憶する。話題決定部17は、例えば、入力された文
情報14から文カテゴリ、文種類のラベル及び文節カテ
ゴリと選択された単語の意味カテゴリの組を抽出し、話
題テーブル15を参照して、話題ラベルと話題決定条件
の組とからなる条件適合話題16を現在の話題18とし
て出力する。現在の話題を決定する手順は、実施の形態
1と同様とする。
【0099】遷移確率つき話題遷移テーブル507は、
例えば、図18に示すような話題、遷移先話題及び遷移
確率の組からなる確率つき話題遷移情報を記憶する。遷
移確率つき話題遷移テーブル507の作成法は、実施の
形態6と同様とする。話題候補予測部509は、入力さ
れた現在の話題18に基づいて前記遷移確率つき話題遷
移テーブル507を検索し、例えば、可能性のある全て
の遷移先話題と遷移確率の組である確率つき話題候補5
08を読み出して確率の大きい順に並べ、予測話題候補
510として出力する。話題候補予測の手順は、実施の
形態5と同様とする。
【0100】話題履歴記憶部601は、話題決定部17
で決定された現在の話題18を順次話題履歴記憶部60
1に追加して記憶する。話題履歴は、例えば、文の作成
された順番と、文から決定された話題のラベルとの組か
らなる。
【0101】話題遷移学習部701は、話題履歴記憶部
601に記憶されている前記話題履歴に基づいて話題、
遷移先話題、遷移確率の更新値の組からなる話題遷移更
新情報702を生成し、遷移確率つき話題遷移テーブル
507に記憶されている確率つき話題遷移情報を更新す
る。話題遷移更新情報生成の方法については、後で詳し
く述べる。
【0102】話題候補記憶部511は、入力された予測
話題候補510、もしくは、ユーザが入力した書き換え
話題情報300より書き換え話題部301が生成した書
き換え話題303を記憶し、次の文作成時に文テンプレ
ート及び単語の順序づけ要因として、話題候補512を
出力する。書き換え話題303の生成方法は、実施の形
態3と同様とする。
【0103】話題遷移学習部701の動作の一例につい
て、図25,図26に示す説明図を用いて詳しく説明す
る。今、確率つき話題遷移テーブル507に、図18で
示したデータが記憶されており、話題履歴記憶部601
には、話題履歴として、図25が記憶されているとす
る。話題遷移学習部701は、話題履歴記憶部601に
記憶されている話題−遷移先話題間の遷移確率を一定幅
増加させる。例えば、話題履歴記憶部601には、図2
5に示す話題履歴が記憶されている。図25によると、
話題ラベルt1は文順序が1であり、話題ラベルt2は
文順序が2である。このため、話題ラベルt1から話題
ラベルt2へ話題が遷移する組み合わせの遷移確率を一
定幅増幅させることになる。一例として、一定幅の増加
を0.02とすると、図18に示した遷移確率つき話題
遷移テーブル507に記憶されている話題ラベルt1か
ら話題ラベルt2へ話題が遷移する確率は、0.30に
0.02が加算され、0.32となる。更に、上記した
遷移確率を一定幅増幅させた話題遷移の組み合わせにお
ける遷移元話題と同一の話題から他の遷移先話題への遷
移確率を減少させる。図18に示す遷移先話題が遷移確
率つき話題遷移テーブル507に記憶されているとする
と、遷移確率を一定幅増加させた話題の組み合わせは、
話題ラベルt1から話題ラベルt2へ話題が遷移する組
み合わせであった。このため、図18において、遷移元
の話題ラベルがt1であり、遷移先の話題ラベルがt2
以外である組み合わせの遷移確率を減少させることにな
る。この減少幅は、1つの話題から他の話題への遷移確
率の和が1となるように、増加幅を話題履歴記憶部60
1に記憶されている以外の遷移先話題の数で割った値と
する。つまり、話題ラベルt1から遷移する遷移先の話
題は、t1−t1という組み合わせの他に、遷移確率つ
き話題遷移テーブル507には、t1−t2とt1−t
3の2種類の組み合わせが存在する。このため、上記増
加幅0.02を2で割った値0.01が減少幅となる。
例えば、上の例では、増加幅を0.02としたので、話
題遷移学習部701が出力する話題遷移更新情報702
は、図27のようになり、更新した確率つき話題遷移テ
ーブル507は、図26のようになる。図26中、斜線
で示した値が学習によって変化した遷移確率である。
【0104】以上のように、この文作成装置は、先に作
成した文から決定した話題に基づいて、次の話題候補を
予測し、予測した話題候補、もしくは、ユーザが入力し
た話題に関連する文テンプレート候補や単語候補を、話
題履歴の学習によって変化する確率順に従ってユーザに
提示して文作成を行なうもので、話題遷移学習部は、話
題履歴記憶部に記憶されている話題履歴に基づいて、遷
移確率つき話題遷移テーブルに記憶されている確率つき
話題遷移情報を更新する。
【0105】このような構成をとることにより、現在の
話題から予測した話題候補、もしくは、ユーザが書き換
えた話題に基づいて、文テンプレート候補及び単語候補
を話題履歴の学習によって変化した確率に従って順序づ
けし、ユーザが選択する可能性が高い文テンプレート候
補及び単語候補を選択しやすくすることにより、話題を
変えた場合でも、文テンプレート及び単語の選択、なら
びに話題の入力に係る時間と労力とを低減することがで
きる。
【0106】実施例1.実施の形態1〜7における単語
は、表記と意味カテゴリの他に、読み、単語の一般的な
性質を表す属性と属性値との組、文情報から編集合成に
よって文音声を合成する場合に参照する音声ファイル名
を含むものであってもよい。
【0107】実施例2.実施の形態1〜7における文テ
ンプレートの単語選択ルールには、選択され得る単語の
意味カテゴリ、単語、変化パタンの他に、実施例1で述
べた単語の属性と属性値の組が記述されていてもよい。
【0108】実施例3.実施の形態1〜7における可変
文節で選択され得る単語の条件として、単語の省略の可
否が記述されていてもよい。
【0109】実施例4.実施の形態1〜7における文テ
ンプレートの単語選択ルールは、個々の可変文節に対し
て適用されるが、同じ文テンプレート内で既に単語が選
択されている他の可変文節の情報を利用して単語選択が
できるように、他の可変文節の文節カテゴリ及び選択さ
れている単語、もしくは、単語の意味カテゴリと当該可
変文節の単語選択ルールとの組を文テンプレートに記述
してもよい。
【0110】実施例5.実施の形態2における文テンプ
レート選択部203及び単語選択部206は、マークの
ついた文テンプレートないし単語を画面上方に表示する
代わりに、表示順序は変えずにマークのついた候補の文
字色や書体を変えてユーザに提示してもよい。
【0111】実施例6.実施の形態2における文テンプ
レート選択部203及び単語選択部206は、選択にカ
ーソルを用いる場合、マークのついた文テンプレートな
いし単語を画面上方に表示する代わりに、表示順序は変
えずにマークのついた候補の先頭に自動的にカーソルが
移動するようにしてもよい。
【0112】実施例7.実施の形態5〜7における順序
つき文テンプレート選択部503及び順序つき単語選択
部506は、文テンプレートないし単語を上から順序に
従って画面に表示する代わりに、表示順序は変えずに候
補の文字色や書体を順序によって変えてユーザに提示し
てもよい。
【0113】実施例8.実施の形態5〜7における順序
つき文テンプレート選択部503及び順序つき単語選択
部506は、選択にカーソルを用いる場合、マークのつ
いた文テンプレートないし単語を画面上方に表示する代
わりに、表示順序は変えずに最も順序が上の候補の先頭
に自動的にカーソルが移動するようにしてもよい。
【0114】実施例9.実施の形態5〜7における話題
候補予測部509は、可能性のある全ての予測話題候補
510を出力する代わりに、遷移確率が一定値以上の遷
移先話題と遷移確率との組を予測話題候補510として
出力するようにしてもよい。
【0115】実施例10.実施の形態5〜7における話
題候補予測部509は、可能性のある全ての予測話題候
補510を出力する代わりに、遷移確率が高いものから
順に一定数の遷移先話題と遷移確率との組を予測話題候
補510として出力するようにしてもよい。
【0116】実施例11.実施の形態7における遷移確
率つき話題遷移テーブル507は、遷移確率そのものを
記述する代わりに、選択度数を記述して遷移確率をテー
ブル更新の都度求めるようにし、話題遷移学習部701
は、話題履歴記憶部601に記憶されている話題履歴中
に見つかった話題遷移の遷移確率を一定値増加させる代
わりに、遷移確率つき話題遷移テーブル507の該話題
遷移の選択度数をインクリメントするようにしてもよ
い。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
文作成装置は、文情報から決定した話題決定条件に基づ
いて、文テンプレート候補及び単語候補を限定する。特
に、話題決定条件を文のカテゴリ、文の種類、文節カテ
ゴリ、文節を構成する単語の意味カテゴリによって構成
するとともに、文テンプレートが示す文のカテゴリ、文
の種類を文テンプレートに対応させて文テンプレートに
記憶した。そして、話題決定条件の文のカテゴリと文の
種類が一致する文テンプレートを文テンプレート候補と
した。また、辞書記憶部に記憶されている単語は、単語
の表記と単語の意味カテゴリとにより構成した。そし
て、話題決定条件の少なくとも単語の意味カテゴリが一
致する単語を単語候補とした。このため、従来よりも文
テンプレート及び単語の選択に係るユーザの負担を軽減
した文作成を行なうことができる効果がある。
【0118】また、文情報から決定した話題決定条件と
適合するかしないかの有無とともに、文テンプレート候
補及び単語候補の少なくともいずれか一方をユーザに提
示する。特に、文テンプレートは、文のカテゴリと文の
種類が話題決定条件の文のカテゴリと文の種類と一致す
る場合にマーキングする。また、単語は、少なくとも単
語の意味カテゴリが話題決定条件の単語の意味カテゴリ
と一致する場合にマーキングする。このため、従来より
も文テンプレート及び単語の選択に係るユーザの負担を
軽減した文作成を行なうことができる効果がある。
【0119】また、文情報から決定した話題決定条件、
もしくは、ユーザが入力した話題に基づいて、文テンプ
レート候補及び単語候補を限定するので、従来よりも文
テンプレート及び単語の選択に係るユーザの負担を軽減
した文作成を行なうことができる効果がある。
【0120】また、所定の話題から別の話題へ話題が遷
移する組み合せを話題遷移テーブルに記憶した。このた
め、文情報から現在の話題を決定し、現在の話題から予
測した次に遷移するであろう話題を、もしくは、ユーザ
が入力した話題のいずれかに基づいて、文テンプレート
候補及び単語候補を限定するので、従来よりも文テンプ
レート及び単語の選択、並びに話題の入力に係るユーザ
の負担を軽減した文作成を行なうことができる効果があ
る。
【0121】また、遷移確率つき話題遷移テーブルは、
所定の話題から別の話題へ話題が遷移する組み合せ毎
に、当該組み合せが示す話題遷移が発生する確率を話題
が遷移する組み合せ毎に記憶する。このため、文情報か
ら現在の話題を決定し、現在の話題から予測した次に遷
移するであろう話題候補、もしくは、ユーザが入力した
話題に基づいて、文テンプレート候補及び単語候補を選
択し、話題の遷移が発生する確率に従い、文テンプレー
ト候補及び単語候補を順序づけして提示するので、従来
よりも文テンプレート及び単語の選択、並びに話題の入
力に係るユーザの負担を軽減した文作成を行なうことが
できる効果がある。
【0122】また、話題決定部が出力した話題の話題識
別子と話題決定条件との履歴を話題履歴記憶部に記憶す
る。このため、文情報から現在の話題を決定し、現在の
話題から予測した次に遷移するであろう話題候補のう
ち、まだ話されていない話題、もしくは、ユーザが入力
した話題に基づいて、文テンプレート候補及び単語候補
を順序づけして提示するので、従来よりも文テンプレー
ト及び単語の選択、並びに話題の入力に係るユーザの負
担を軽減した文作成を行なうことができる効果がある。
【0123】更に、話題遷移学習部は、話題が実際に遷
移した履歴に基づいて、遷移確率つき話題遷移テーブル
に記憶されている話題遷移が発生する確率を更新する。
このため、文情報から現在の話題を決定し、現在の話題
から話題遷移の学習結果に基づいて予測した話題候補、
もしくは、ユーザが入力した話題に基づいて、文テンプ
レート候補及び単語候補を順序づけして提示するので、
従来よりも文テンプレート及び単語の選択、並びに話題
の入力に係るユーザの負担を軽減した文作成を行なうこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の構成を示す構成図で
ある。
【図2】 文テンプレートの一例を示す図である。
【図3】 話題テーブルの一例を示す図である。
【図4】 話題決定部に入力される文情報の一例を示す
図である。
【図5】 話題決定部で決定した話題の一例を示す図で
ある。
【図6】 話題決定手順を示す流れ図である。
【図7】 文テンプレート及び単語を限定する手順を示
す流れ図である。
【図8】 本発明の実施の形態2の構成を示す構成図で
ある。
【図9】 本発明の実施の形態2における文テンプレー
ト候補の提示例を示す図である。
【図10】 文テンプレート及び単語をマーキングする
手順を示す流れ図である。
【図11】 本発明の実施の形態3の構成を示す構成図
である。
【図12】 本発明の実施の形態3の話題を書き換える
手順を示す流れ図である。
【図13】 本発明の実施の形態3の書き換える話題を
提示する提示例を示す図である。
【図14】 本発明の実施の形態4の構成を示す構成図
である。
【図15】 会話文の一例を示す図である。
【図16】 収集した話題にラベルを付けて話題遷移テ
ーブルに記憶する例を示す図である。
【図17】 本発明の実施の形態5の構成を示す構成図
である。
【図18】 遷移確率つき話題遷移テーブルの一例を示
す図である。
【図19】 予測話題候補の一例を示す図である。
【図20】 予測話題候補の一例を示す図である。
【図21】 確率順に選択され得る文テンプレートの文
種類ラベルを示す図である。
【図22】 確率順に選択され得る文テンプレートの文
種類ラベルを示す図である。
【図23】 本発明の実施の形態6の構成を示す構成図
である。
【図24】 本発明の実施の形態7の構成を示す構成図
である。
【図25】 話題履歴の一例を示す図である。
【図26】 話題遷移学習部の動作の一例を説明する説
明図である。
【図27】 話題遷移更新情報の一例を示す図である。
【図28】 第1の従来例における文作成装置の構成を
示す図である。
【符号の説明】
1 文テンプレート記憶部、2 文テンプレート、3
文テンプレート限定部、4 限定文テンプレート候補、
5 文テンプレート番号、6 文テンプレート選択部、
7 選択文テンプレート、8 辞書記憶部、9 単語、
10 単語限定部、11 限定単語候補、12 単語番
号、13 単語選択部、14 文情報、15 話題テー
ブル、16 条件適合話題、17 話題決定部、18
現在の話題、19 話題記憶部、20 話題、201
文テンプレートマーキング部、202 文テンプレート
候補、203 文テンプレート選択部、204 単語マ
ーキング部、205 単語候補、206 単語選択部、
300 書き換え話題情報、301 書き換え話題部、
302 話題記憶部、303 書き換え話題、304
書き換え条件適合話題、401 話題遷移テーブル、4
02 遷移先話題、403 話題予測部、404 次の
話題、501 文テンプレート順序づけ部、502 順
序つき文テンプレート候補、503 順序つき文テンプ
レート選択部、504 単語順序づけ部、505 順序
つき単語候補、506 順序つき単語選択部、507
遷移確率つき話題遷移テーブル、508 確率つき話題
候補、509 話題候補予測部、510 予測話題候
補、511 話題候補記憶部、512 話題候補、60
1 話題履歴記憶部、602 話題履歴、603 話題
候補限定部、604 限定話題候補、701 話題遷移
学習部、702 話題遷移更新情報、900 マーキン
グされた文テンプレート候補群、901 マーキングさ
れていない文テンプレート候補群。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】文を作成する装置の1つとして、文が固
定部と可変部分とにより構成され、文の固定部分、可
変部分及び可変部分に挿入され得る語句の情報を記述し
た文テンプレートを選択し、しかるのちに語句を順次選
択することによって文を作成する装置がある。この装置
は、作成したい文の範囲が限定されていれば、他の文作
成装置、例えば、かな入力とかな漢字変換を利用する装
置に比べ、少ない時間と労力で文を作成できる利点を有
する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】以上のように、この文作成装置は、先に作
成した文から決定した話題、もしくは、ユーザが入力し
た話題に関連する文テンプレート候補や単語候補のみを
ユーザに提示して文作成を行なうもので、話題記憶部
は、現在の話題を記憶し、書き換え話題部は、ユーザか
ら書き換え話題情報が入力された場合、上記入力された
書き換え話題情報に基づいて書き換え話題を生成し、生
成した書き換え話題に基づいて話題記憶部に記憶されて
いる話題を書き換える。そして、次の文作成時に文テン
プレート及び単語の限定要因として話題を出力する。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有することを特徴とする文
    作成装置 (a)所定の話題について会話をする時に用いる1つ以
    上の語句よりなる文を固定部分と可変部分とにより構成
    し、上記固定部分の語句と、上記可変部分に挿入され得
    る語句の条件とを文テンプレートとして複数記憶する文
    テンプレート記憶部、(b)上記文テンプレート記憶部
    に記憶されている文テンプレートの可変部分に挿入され
    る所定の単語を複数記憶する辞書記憶部、(c)少なく
    とも上記所定の話題について会話をする時に用いる文テ
    ンプレートを特定する条件を話題決定条件として記憶す
    る話題記憶部、(d)上記文テンプレート記憶部に記憶
    されている文テンプレートと上記話題記憶部に記憶され
    ている話題決定条件とを入力し、上記文テンプレートよ
    り上記話題決定条件に適合する文テンプレートを選択し
    て限定文テンプレート候補として出力する文テンプレー
    ト限定部、(e)上記文テンプレート限定部により出力
    された限定文テンプレート候補を提示し、上記限定文テ
    ンプレート候補より所定の文テンプレートを選択させる
    文テンプレート選択部、(f)上記文テンプレート選択
    部により選択された文テンプレートの可変部分に挿入さ
    れ得る語句の条件に適合する単語を上記辞書記憶部より
    選択して、上記選択した単語を上記文テンプレートの所
    定の部分に挿入して文を作成し出力する単語選択部。
  2. 【請求項2】 以下の要素を有することを特徴とする文
    作成装置 (a)所定の話題について会話をする時に用いる1つ以
    上の語句よりなる文を固定部分と可変部分とにより構成
    し、上記固定部分の語句と上記可変部分に挿入され得る
    語句の条件とを文テンプレートとして複数記憶する文テ
    ンプレート記憶部、(b)上記文テンプレート記憶部に
    記憶されている文テンプレートの可変部分に組み込まれ
    る所定の単語を複数記憶する辞書記憶部、(c)少なく
    とも上記所定の話題について会話をする時に用いる文を
    構成する単語を特定する条件を話題決定条件として記憶
    する話題記憶部、(d)上記文テンプレート記憶部より
    所定の文テンプレートを選択する文テンプレート選択
    部、(e)上記辞書記憶部に記憶されている単語と上記
    話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力し、
    上記単語より上記話題決定条件に適合する単語を選択し
    て限定単語候補として出力する単語限定部、(f)上記
    単語限定部により出力された限定単語候補より、上記文
    テンプレート選択部により選択された文テンプレートの
    可変部分に挿入され得る語句の条件に適合する単語を選
    択して提示し、上記提示した単語より所定の単語を選択
    させ、上記選択された単語を上記文テンプレートの所定
    の部分に挿入して文を作成し出力する単語選択部。
  3. 【請求項3】 上記単語選択部は、上記文と上記文の作
    成に用いた話題決定条件を文情報として出力し、 上記文作成装置は、更に、少なくとも上記所定の話題に
    ついて会話をする時に用いる文テンプレートを特定する
    条件と上記文を構成する単語を特定する条件とのいずれ
    か一方を話題決定条件として複数記憶する話題テーブル
    と、 上記文情報に基づいて上記話題テーブルを参照し、上記
    複数の話題決定条件の中から上記文情報に適合する話題
    決定条件を取得し、取得した話題決定条件を上記話題記
    憶部に記憶する話題決定部とを備えたことを特徴とする
    請求項1又は2記載の文作成装置。
  4. 【請求項4】 以下の要素を有することを特徴とする文
    作成装置 (a)所定の話題について会話をする時に用いる1つ以
    上の語句よりなる文を固定部分と可変部分とにより構成
    し、上記固定部分の語句と、上記可変部分に挿入され得
    る語句の条件とを文テンプレートとして複数記憶する文
    テンプレート記憶部、(b)上記文テンプレート記憶部
    に記憶されている文テンプレートの可変部分に挿入され
    る所定の単語を複数記憶する辞書記憶部、(c)上記所
    定の話題について会話をする時に用いる文テンプレート
    と上記文を構成する単語を特定する条件を話題決定条件
    として記憶する話題記憶部、(d)上記文テンプレート
    記憶部に記憶されている文テンプレートと上記話題記憶
    部に記憶されている話題決定条件とを入力し、上記文テ
    ンプレートより上記話題決定条件に適合する文テンプレ
    ートを選択して限定文テンプレート候補として出力する
    文テンプレート限定部、(e)上記文テンプレート限定
    部により出力された限定文テンプレート候補を提示し、
    上記限定文テンプレート候補より所定の文テンプレート
    を選択させる文テンプレート選択部、(f)上記辞書記
    憶部に記憶されている単語と上記話題記憶部に記憶され
    ている話題決定条件とを入力し、上記単語より上記話題
    決定条件に適合する単語を選択して限定単語候補として
    出力する単語限定部、(g)上記単語限定部により出力
    された限定単語候補より、上記文テンプレート選択部に
    より選択された文テンプレートの可変部分に挿入され得
    る語句の条件に適合する単語を選択して提示し、上記提
    示した単語より所定の単語を選択させ、上記選択された
    所定の単語を上記文テンプレートの所定の部分に挿入し
    て文を作成し、作成した上記文と文の作成に用いた話題
    決定条件とを文情報として出力する単語選択部、(h)
    上記所定の話題について会話をする時に用いる文と上記
    文を構成する単語を特定する条件とを話題決定条件とし
    て複数記憶する話題テーブル、(i)上記単語選択部よ
    り出力された文情報の話題決定条件に基づいて上記話題
    テーブルを参照し、上記複数の話題決定条件の中から上
    記文情報の話題決定条件に適合する新たな話題決定条件
    を取得し、取得した話題決定条件を上記話題記憶部に記
    憶する話題決定部。
  5. 【請求項5】 上記文テンプレート記憶部は、少なくと
    も文を作成する目的を表す文のカテゴリと上記文のカテ
    ゴリ毎の文の種類と上記文テンプレートとを記憶する文
    テンプレート本体部と、上記文テンプレートの可変部分
    に挿入され得る語句の条件をしめす単語選択ルールとを
    記憶することを特徴とする請求項4記載の文作成装置。
  6. 【請求項6】 上記文テンプレート限定部は、上記文テ
    ンプレート記憶部に記憶されている文テンプレート本体
    部より、上記文のカテゴリと上記文の種類とが上記話題
    記憶部に記憶されている話題決定条件と一致する文テン
    プレートを上記限定文テンプレートとして選択すること
    を特徴とする請求項5記載の文作成装置。
  7. 【請求項7】 上記話題決定条件は、少なくとも文を作
    成する目的を表す文のカテゴリと文の種類と文を構成す
    る文節の種類を示す文節カテゴリと上記文節の所定の部
    分に挿入され得る単語の意味カテゴリとにより構成する
    ことを特徴とする請求項4記載の文作成装置。
  8. 【請求項8】 上記辞書記憶部は、少なくとも単語の表
    記と単語の意味カテゴリとを上記単語として記憶し、 上記単語限定部は、少なくとも上記辞書記憶部に記憶さ
    れている単語の意味カテゴリと、上記話題記憶部に記憶
    されている上記話題決定条件とが一致する単語を上記限
    定単語候補とすることを特徴とする請求項2又は4記載
    の文作成装置。
  9. 【請求項9】 上記文テンプレート限定部は、上記文テ
    ンプレート記憶部に記憶されている文テンプレートと上
    記話題記憶部に記憶されている話題決定条件とを入力
    し、上記文テンプレートが上記話題決定条件に適合する
    場合、上記文テンプレートにマーキングを行い、上記文
    テンプレートをマーキングの有無とともに出力する文テ
    ンプレートマーキング部を備え、 上記文テンプレート選択部は、上記文テンプレートマー
    キング部により出力された文テンプレートの内マーキン
    グのある文テンプレートを優先して提示して所定の文テ
    ンプレートを選択させることを特徴とする請求項1又は
    4記載の文作成装置。
  10. 【請求項10】 上記単語限定部は、上記辞書記憶部に
    記憶されている単語と上記話題記憶部に記憶されている
    話題決定条件とを入力し、上記単語が上記話題決定条件
    に適合する場合、上記単語にマーキングを行い、上記単
    語の内マーキングの有無とともに出力する単語マーキン
    グ部を備え、 上記単語選択部は、上記単語マーキング部より出力され
    た単語の内マーキングのある単語を優先して上記文テン
    プレート選択部により選択された文テンプレートの可変
    部分に挿入され得る語句の条件に適合する単語を選択し
    て提示し、上記提示した単語より所定の単語を選択さ
    せ、上記選択された所定の単語を上記文テンプレートの
    所定の部分に挿入して文を作成することを特徴とする請
    求項2又は4記載の文作成装置。
  11. 【請求項11】 上記文テンプレート記憶部は、少なく
    とも文を作成する目的を表す文のカテゴリと上記文のカ
    テゴリ毎の文の種類と上記文テンプレートとを記憶する
    文テンプレート本体部と、上記文テンプレートの可変部
    分に挿入され得る語句の条件を示す単語選択ルールとを
    記憶することを特徴とする請求項9記載の文作成装置。
  12. 【請求項12】 上記文テンプレートマーキング部は、
    上記文テンプレート記憶部に記憶されている文テンプレ
    ート本体部より、上記文のカテゴリと上記文の種類とが
    上記話題記憶部に記憶されている話題決定条件と一致す
    る文テンプレートをマーキングすることを特徴とする請
    求項11記載の文作成装置。
  13. 【請求項13】 上記辞書記憶部は、少なくとも単語の
    表記と単語の意味カテゴリとを上記単語として記憶し、 上記単語マーキング部は、少なくとも上記辞書記憶部に
    記憶されている単語の意味カテゴリが、上記話題記憶部
    に記憶されている話題決定条件と一致する単語をマーキ
    ングすることを特徴とする請求項10記載の文作成装
    置。
  14. 【請求項14】 上記文作成装置は、更に、上記話題記
    憶部に記憶される話題決定条件を書き換えるための書き
    換え話題情報を入力し、上記書き換え話題情報に基づい
    て上記話題記憶部に記憶される話題を書き換える書き換
    え話題部を備えたことを特徴とする請求項3,4,9,
    10いずれか記載の文作成装置。
  15. 【請求項15】 上記書き換え話題部は、上記話題テー
    ブルより所定の話題決定条件を入力し、上記話題決定条
    件を基に書き換え話題を生成することを特徴とする請求
    項14記載の文作成装置。
  16. 【請求項16】 上記話題テーブルは、上記話題決定条
    件を識別する話題識別子を上記話題決定条件毎に記憶
    し、 上記話題決定部は、上記話題テーブルより新たな話題決
    定条件の話題識別子を取得し、 上記文作成装置は、更に、少なくとも所定の話題から別
    の話題へと話題の遷移が可能な組合せを、話題を識別す
    るための話題識別子を用いて記憶する話題遷移テーブル
    と、 上記話題決定部により上記話題テーブルより取得された
    話題決定条件の話題識別子を入力し、上記話題識別子に
    基づいて上記話題遷移テーブルを検索し、遷移可能な組
    み合わせを抽出し、抽出した組み合わせより次に遷移す
    る遷移先話題を予測して、予測した遷移先話題の話題識
    別子に対応する話題決定条件を上記話題記憶部に記憶す
    る話題予測部を備えたことを特徴とする請求項3,4,
    9,10,15いずれか記載の文作成装置。
  17. 【請求項17】 上記話題テーブルは、上記話題決定条
    件を識別する話題識別子を上記話題決定条件毎に記憶
    し、 上記話題決定部は、上記話題テーブルより新たな話題決
    定条件の話題識別子を取得し、 上記文作成装置は、更に、少なくとも所定の話題から別
    の話題へと話題の遷移が可能な組合せを話題を識別する
    ための話題識別子を用いて記憶するとともに、上記組合
    せの話題遷移が発生する確率を上記組合せ毎に記憶する
    遷移確率つき話題遷移テーブルと、 上記話題決定部が取得した新たな話題決定条件の話題識
    別子を入力し、上記話題識別子に基づいて上記遷移確率
    つき話題遷移テーブルを検索し、遷移可能な組み合わせ
    を選択し、上記選択した組み合わせの話題遷移が発生す
    る確率を取得し、上記確率に従い上記遷移可能な組み合
    わせを順序づけし、順序づけした組み合わせの話題識別
    子と上記確率と上記順序とを順序情報として出力すると
    ともに、上記遷移可能な組み合わせの遷移先話題の話題
    識別子に基づいて上記話題テーブルを参照して上記話題
    決定条件を取得して出力する話題候補予測部と、 上記話題候補予測部が出力した上記順序情報と上記話題
    決定条件とを記憶する話題候補記憶部とを備え、 上記文テンプレート限定部は、上記話題候補記憶部に記
    憶されている上記順序情報と話題決定条件とを上記順序
    情報が示す順序に基づいて入力し、上記入力した話題決
    定条件に適合する文テンプレートを上記文テンプレート
    記憶部より読み出し、上記文テンプレートと上記順序と
    を順序つき文テンプレート候補として出力する文テンプ
    レート順序づけ部を備え、 上記文テンプレート選択部は、上記文テンプレート順序
    づけ部より出力された順序つき文テンプレート候補を入
    力し、上記入力した順序つき文テンプレート候補を提示
    し所定の文テンプレートを選択させる順序つき文テンプ
    レート選択部を備え、 上記単語限定部は、上記話題候補予測部に記憶されてい
    る上記順序情報と話題決定条件とを上記順序情報が示す
    順序に基づいて入力し、上記話題決定条件に適合する単
    語を上記辞書記憶部より抽出し、上記順序情報に基づい
    て上記単語に順序をつけて上記単語と上記順序とを順序
    つき単語候補として出力する単語順序づけ部を備え、 上記単語選択部は、上記順序つき文テンプレート選択部
    より選択された文テンプレートの可変部分に挿入され得
    る単語の条件に適合する単語を、上記単語順序づけ部よ
    り入力した上記単語を上記順序に従い提示し、上記提示
    した単語より所定の単語を選択させ、上記選択された所
    定の単語を上記文テンプレートの所定の部分に埋め込ん
    で文情報を生成し出力する順序つき単語選択部を備えた
    ことを特徴とする請求項4記載の文作成装置。
  18. 【請求項18】 上記文作成装置は、更に、上記話題決
    定部が出力した話題の話題識別子と話題決定条件との履
    歴を記憶する話題履歴記憶部と、 上記話題履歴記憶部より履歴の古い順に最新の1つ前ま
    での上記話題識別子を入力し、上記入力した話題識別子
    と上記話題候補予測部が出力した上記話題の話題識別子
    が一致しない場合に、上記話題識別子と上記話題決定条
    件とを限定話題候補として出力する話題候補限定部とを
    備え、 上記話題候補記憶部は、上記話題候補限定部が出力した
    限定話題候補を記憶することを特徴とする請求項17記
    載の文作成装置。
  19. 【請求項19】 上記文作成装置は、更に、上記話題決
    定部が出力した話題の話題識別子と話題決定条件との履
    歴を記憶する話題履歴記憶部と、 上記話題履歴記憶部より最新の話題識別子と上記最新の
    1つ前の話題識別子とを入力して最新の話題遷移の組み
    合わせを求め、上記最新の話題遷移の組み合わせについ
    ては遷移確率を所定の値増加するように話題遷移更新情
    報を生成し、上記最新の1つ前の話題識別子を遷移元話
    題とする上記最新の話題遷移の組み合わせ以外の話題遷
    移の組み合わせについては遷移確率を所定の値減少する
    ように上記話題遷移更新情報を生成し、上記話題遷移更
    新情報により上記遷移確率つき話題遷移テーブルを更新
    する話題遷移学習部を備えたことを特徴とする請求項1
    7又は18記載の文作成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009544379A (ja) * 2006-07-24 2009-12-17 アグファ・ヘルスケア・ナームローゼ・フェンノートシャップ 医療装置とコンピュータシステムとの間においてデータ結合を行う方法
JPWO2012132767A1 (ja) * 2011-03-31 2014-07-28 株式会社Nttドコモ 携帯端末
WO2015011873A1 (ja) * 2013-07-23 2015-01-29 日本電気株式会社 情報配信システム
CN111353293A (zh) * 2018-12-21 2020-06-30 深圳市优必选科技有限公司 一种语句材料生成方法及终端设备
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