JPH11133737A - 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

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JPH11133737A
JPH11133737A JP31432597A JP31432597A JPH11133737A JP H11133737 A JPH11133737 A JP H11133737A JP 31432597 A JP31432597 A JP 31432597A JP 31432597 A JP31432597 A JP 31432597A JP H11133737 A JPH11133737 A JP H11133737A
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雅章 山路
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性現像剤が搬出される現像容器の搬出部で
現像剤の飛散を抑制、防止するようにした現像装置、お
よびこの現像装置を備えたプロセスカートリッジ、さら
には画像形成装置を提供することである。 【解決手段】 画像形成装置はプロセスカートリッジ着
脱方式で、カートリッジに現像装置が内蔵される。その
現像装置において、現像容器に収容した磁性トナーが現
像容器外へ搬出される位置の近傍で、現像スリーブ31
の両端部にリングを略半割りにした形状の磁石部材34
を、スリーブ31の外周面と所定間隙gを持って配置
し、この磁石部材34よりも下流側にスリーブ内部の磁
石ローラ32の磁極N2を配置し、かつ磁石ローラの磁
極N2と磁石部材の磁極S14でN−Sの順磁界を形成さ
せた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真記録法等
により画像を形成する画像形成装置に関し、特に、磁性
現像剤を用いる現像装置、この現像装置を備えたプロセ
スカートリッジおよび画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写装置、静電気録装置、磁気
記録装置等の画像形成装置においては、像担持体上の静
電潜像や磁気潜像を現像する現像装置として、磁性現像
剤を用いた磁気ブラシ現像装置が広く使用されている。
【0003】この磁気ブラシ現像装置の一例として、現
像容器に回転自在に取り付けた現像剤支持手段としての
非磁性円筒部材からなる現像スリーブと、この現像スリ
ーブ内に配置された、複数の磁極を周囲面に有する、一
般には固定されている磁界発生手段としての磁石ローラ
と、現像スリーブ上の磁性現像剤の層厚を規制する現像
剤層厚規制手段としての規制ブレードとを具備し、現像
スリーブの回転により現像剤を像担持体と対向した現像
領域へ搬送するものが広く知られている。
【0004】この種の現像装置は、現像剤の汚染を防止
するために、現像スリーブの現像領域外の両端部の部分
では現像剤を搬送しないように、現像スリーブの両端部
に現像剤の供給を阻止する端部規制手段を設けたり、現
像スリーブへ供給された現像剤が現像領域外へ流出する
のを防止するために、回転する現像スリーブの両端部に
シール部材を設けたりすることが行われる。
【0005】さらに、上記の画像形成装置において、像
担持体としての電子写真感光体、およびこの電子写真感
光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化
して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能
とするプロセスカートリッジ方式が知られている。この
プロセスカートリッジ方式によれば、画像形成装置のメ
ンテナンスをサービスマンによらずに、ユーザー自身で
行うことができるので、装置の操作性を格段に向上させ
ることができる。そのため、プロセスカートリッジ方式
は、画像形成装置において広く用いられている。
【0006】このようなプロセスカートリッジに内蔵さ
れた現像装置(現像手段)では、上記したように、回転
する現像スリーブの両端部に、現像領域外へ現像剤が流
出するのを防止するためのシール部材が設けてある。従
来、この現像剤の流出を防ぐシール部材には、フェルト
や発砲ゴムなどの弾性体が広く利用されている。
【0007】その代表的な例を、図18および図19に
示す。図18は、従来のプロセスカートリッジに内蔵さ
れた現像装置の要部を示す正面断面図、図19は、同じ
く現像装置の要部を示す側面断面図である。
【0008】図18に示すように、現像スリーブ31
は、その内部に磁石ローラ32を有し、図19に示すよ
うに、その両端部が現像容器30にスリーブ軸受け35
を介して回転可能に支持されている。従って、現像容器
30から供給された磁性現像剤は、磁石ローラ32の磁
力により現像スリーブ31の表面に付着し、現像ブレー
ド33により層厚が一定に規制された後、現像スリーブ
31の回転にともない現像領域へ搬送され、現像領域で
感光ドラム1上の静電潜像に付着して現像を行う。
【0009】現像スリーブ31の現像容器30の開口部
側とは反対の側、つまり現像スリーブ31の現像領域側
とは反対の側には、現像スリーブ31の両端部に現像領
域の外側位置において、弾性シール部材36が設けられ
ており、この弾性シール部材36を現像スリーブ31の
外周面に圧着させることにより、現像剤の流出を防止し
ている。
【0010】しかしながら、このような構成の現像装置
では、現像スリーブ31の外周面の半分に弾性シール部
材36が圧接しているため、現像動作時に回転する現像
スリーブ31の負荷が大きく、また現像スリーブ31と
の接触により弾性シール部材36が劣化し、シール性が
悪化するなどの問題があった。さらに、現像スリーブ3
1と弾性シール部材36との間にわずかではあるがトナ
ーが進入してしまう場合があり、これが原因でトルク
(負荷)が高くなったり、トルクの変動が大きくなって
回転むらを生じ、画像形成に悪影響を及ぼすことがあっ
た。
【0011】そこで、これらの問題を解決すべく、図2
0に示すように、現像スリーブ31の両端部にこれと一
定の間隔gを持って磁石シール部材34を配置して、こ
れにより、現像スリーブ31の両端部からの現像剤の流
出を防止する方法が提案されている。
【0012】磁石シール部材34は、図6に示すよう
に、リングを略半割りにした形状を有し、その内周面に
NSの磁極を多極に着磁した磁石からなっている。磁石
シール部材34は、現像スリーブ31の両端部に卷装し
た状態で、現像スリーブ31と一緒に現像容器30に取
り付けることにより、内部に磁石ローラ32を有する現
像スリーブ31の外周面に対して一定の間隙gを隔てて
配置されている。
【0013】この技術的手段を用いると、現像スリーブ
31と磁石シール部材34とを非接触にできるので、現
像スリーブ31の回転トルクは著しく小さく、従って、
駆動モータも小型で低価格なものでよく、また回転トル
クの変動も小さく、現像スリーブ31や感光ドラム1 の
回転むらが生じにくくなるので、磁石シール部材34の
摩耗などもなくなり、その使用は半永久的であり、リサ
イクルにも対応可能であった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、端部規制手段に十分な考慮を払っていないこ
とから、使用状況により問題を生じる場合があった。
【0015】たとえば、現像スリーブ31により現像容
器30内から搬送された現像剤は、現像容器30の現像
剤搬出部、つまり容器30の出口において、現像剤層厚
規制ブレード33により一定の層厚に規制されて現像ス
リーブ31上にコーティングされるが、現像スリーブ3
1の両端部においては、端部規制手段により現像剤の供
給を阻止しているので、現像剤の層厚に段差を生じる。
特に端部規制手段近傍では、規制ブレード33により急
激に現像剤がコーティングされることから、現像スリー
ブ31上の現像剤が飛散することがあった。
【0016】また、現像スリーブ31の両端部に磁石シ
ール部材34を配置し、現像剤の流出を防止するように
した現像装置では、磁石シール部材34について十分に
考慮をしていないことから、現像スリーブ31上の現像
剤が飛散する問題を生じる場合があった。
【0017】本発明は、上記の従来技術をさらに改良さ
せたもので、本発明の目的は、現像容器から排出された
現像剤の飛散を抑制、防止するようにした現像装置、お
よびこの現像装置を備えたプロセスカートリッジ、さら
には画像形成装置を提供することである。
【0018】本発明の他の目的は、現像スリーブ両端部
に磁石シール部材を配置した現像装置、これを備えたプ
ロセスカートリッジおよび画像形成装置において、現像
スリーブ長手方向への現像剤のすり抜けや衝撃等によっ
て生じる現像剤の漏れを、簡単な構成で抑制、防止しな
がら、現像容器から排出された現像剤の現像剤の飛散を
抑制、防止することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は本出願にかか
る現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
にて達成される。
【0020】要約すれば、本出願にかかる第1の発明
は、磁性を有する現像剤を収容した現像容器と、現像剤
を担持して現像容器外へ搬出し、像担持体と対向した現
像領域へと搬送する、現像容器に回転自在に支持され、
内部に磁石を固定配置した現像剤担持体と、現像剤担持
体上に担持された現像剤の層厚を規制する現像剤層厚規
制手段とを有する現像装置において、前記現像剤が現像
容器外へ搬出される位置の近傍で、現像剤担持体の少な
くとも両端部に、該現像剤担持体の外周面と所定間隙を
持って磁石部材を配置し、この磁石部材よりも下流側に
現像剤担持体内部の磁石の磁極を配置し、かつ現像剤担
持体内部の磁石の磁極と磁石部材でN−Sの順磁界を形
成させることを特徴とする現像装置である。
【0021】本出願にかかる第2の発明は、磁性を有す
る現像剤を収容した現像容器と、現像剤を担持して現像
容器外へ搬出し、像担持体と対向した現像領域へと搬送
する、現像容器に回転自在に支持され、内部に磁石を固
定配置した現像剤担持体とを有する現像装置において、
前記現像剤担持体の両端部に、該現像剤担持体の外周面
と所定間隙を持って磁石シール部材を配置し、磁石シー
ル部材の現像剤担持体と対向する領域の現像剤搬送方向
出口側に磁極を配置し、この磁石シール部材の出口側の
磁極よりも下流側に現像剤担持体内部の磁石の磁極を配
置し、かつ現像剤担持体内部の磁石の磁極と磁石シール
部材の出口側の磁極でN−Sの順磁界を形成させること
を特徴とする現像装置である。
【0022】本出願にかかる第3の発明は、磁性を有す
る現像剤を収容した現像容器と、現像剤を担持して現像
容器外へ搬出し、像担持体と対向した現像領域へと搬送
する、現像容器に回転自在に支持され、内部に磁石を固
定配置した現像剤担持体とを有する現像装置において、
前記現像剤担持体の両端部に、該現像剤担持体の外周面
と所定間隙を持って磁気シール部材を配置し、磁気シー
ル部材と現像剤担持体とが対向する領域の現像剤搬送方
向出口側に、現像剤担持体の少なくとも両端部に該現像
剤担持体の外周面と所定間隙を持って磁石部材を配置
し、この磁石部材よりも下流側に現像剤担持体内部の磁
石の磁極を配置し、かつ現像剤担持体内部の磁石の磁極
と磁石部材でN−Sの順磁界を形成させることを特徴と
する現像装置である。
【0023】本出願にかかる第4の発明は、画像形成装
置に本体に対して着脱自在に設置された、少なくとも像
担持体と現像装置とを備えたプロセスカートリッジにお
いて、前記現像装置が、本出願の第1〜第3の発明のい
ずれかによる現像装置であることを特徴とするプロセス
カートリッジである。
【0024】本出願にかかる第5の発明は、磁性を有す
る現像剤を収容した現像容器と、現像剤を担持して現像
容器外へ搬出し、像担持体と対向した現像領域へと搬送
する、現像容器に回転自在に支持され、内部に磁石を固
定配置した現像剤担持体とを有する現像装置を具備した
画像形成装置において、前記現像装置が、本出願の第1
〜第3の発明のいずれかによる現像装置であることを特
徴とする画像形成装置である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図面
に則して更に詳しく説明する。
【0026】実施例1 図1は、本発明のプロセスカートリッジ着脱方式の画像
形成装置の一実施例を示す概略構成図で、本実施例の画
像形成装置は、転写式電子写真プロセス利用のレーザー
ビームプリンタで、プロセスカートリッジ着脱方式とな
っている。
【0027】本画像形成装置は、像担持体としてのドラ
ム型の電子写真感光体、つまり感光ドラム1を有し、感
光ドラム1は、図で見て時計方向の矢印aに示す方向に
回転駆動される。感光ドラム1 の周囲には、帯電装置
2、現像装置3、転写ローラ4、およびクリーニング装
置6が配設されている。
【0028】感光ドラム1は、帯電装置2によって均一
に帯電された後、露光手段5からのレーザー光Eにより
画像情報信号に対応した画像露光が行われ、感光ドラム
1上に静電潜像が形成され、その潜像が現像装置3によ
って現像される。得られたトナー像は、転写手段として
の転写ローラ4と感光ドラム1とが対向する転写部に供
給された図示しない転写材に、転写ローラ4により静電
気力と押し圧力によって転写される。トナー像が転写さ
れた転写材は、熱定着方式等の図示しない定着装置5に
搬送され、そこでトナー像が定着され、画像形成物(プ
リント、コピー)として装置外へ排出される。
【0029】トナー像を転写した後の感光ドラム1は、
クリーニング装置6により表面を清掃されて転写残りト
ナー等の付着汚染物が除去された後、繰り返しつぎの作
像に供せられる。
【0030】本実施例の画像形成装置は、感光ドラム
1、転写ローラ2、現像装置3およびクリーニング装置
6の4つのプロセス機器を一括して、画像形成装置本体
に着脱交換自在のプロセスカートリッジ10としてあ
り、これら4つのプロセス機器1、2、3および6は、
カートリッジハウジングに組み込んで、所定の位置に配
置されている。
【0031】画像形成装置本体側には、プロセスカート
リッジ10の着脱案内を兼ねた保持部8、8が設けられ
ており、この保持部8、8に対しプロセスカートリッジ
10を紙面と垂直方向に摺動して挿入することにより、
プロセスカートリッジ10が画像形成装置本体の所定の
位置に装着されて保持部8、8により保持され、また逆
に抜き出すことにより画像形成装置本体から離脱され
る。
【0032】プロセスカートリッジ10は、画像形成装
置本体の所定位置への装着により、画像形成装置本体1
0と機械的、電気的に相互カップリング状態となり、ま
たプロセスカートリッジ10の下側の面が画像形成装置
本体側の転写ローラ4に当接した状態となり、画像形成
が実行可能状態となる。
【0033】なお、本発明において、プロセスカートリ
ッジとは、上記のように、帯電手段、現像手段およびク
リーニング手段と、電子写真感光体とを一体的にカート
リッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に着
脱自在としたものばかりでなく、帯電手段、現像手段お
よびクリーニング手段の少なくとも1つと、電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化して、画像形成装置本
体に着脱自在としたもの、さらには、少なくとも現像手
段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、画
像形成装置本体に着脱自在としたものを含む。
【0034】つぎに、現像装置3について、図2〜6を
参照して説明する。図2は、図1 の画像形成装置の現像
装置を示す中央断面図、図3は、現像装置の要部を示す
主断面図、図4は、現像装置の現像剤担持体および磁石
シール部材を示す斜視図、図5は、現像装置の要部を示
す長手方向断面図、図6は、磁石シール部材の着磁パタ
ーンを示す斜視図である。
【0035】現像装置3は、図2に示すように、磁性現
像剤として一成分現像剤の磁性トナー(図示せず)を収
容した現像容器30を備え、その感光ドラム1と対面し
た開口部には、現像剤担持体としてのアルミニウム、ス
テンレス鋼等の非磁性円筒からなる現像スリーブ31が
配置され、この現像スリーブ31は、図5に示すよう
に、スリーブ軸受け37を介して現像容器30に回転可
能に取り付けられている。この現像スリーブ31の内部
には、ローラ状の磁石32が非回転に固定配置され、図
示の例では、磁石ローラ32は、表面に2つのN極N
1、N2および2つのS極S1、S2を有している。
【0036】現像スリーブ31は、矢印に示す反時計方
向に回転して、現像容器30内で供給された磁性トナー
を磁石ローラ32の磁極S2(汲み上げ極)の磁力によ
り表面に付着させて、感光ドラム1と対向した現像領域
方向へ搬送する。現像スリーブ31の上部には磁石ロー
ラ32の磁極N2の近傍位置に、現像剤層厚規制手段と
して弾性ブレードからなる規制ブレード33が設置さ
れ、この規制ブレード33は、トナーを現像容器30か
ら搬出する搬出部、つまり現像容器30の出口におい
て、磁極N2(コーティング極)の存在下で現像スリー
ブ31を押圧して、現像スリーブ31上に担持されたト
ナー層厚を規制して、現像領域に搬送されるトナー量を
調整している。
【0037】現像スリーブ31によって現像領域に搬送
された磁性トナーは、現像領域において磁石ローラ32
の磁極S1(現像極)の作用により穂立ちして磁気ブラ
シを形成し、矢印方向に移動する感光ドラム1上に形成
された静電潜像を磁気ブラシにより現像し、トナー像と
して可視化する。この現像時、現像スリーブ31には図
示しないバイアス電源により、交流電圧に直流電圧を重
畳した振動バイアスが印加される。振動バイアスの波形
としては、矩形波、サイン波等が使用できる。
【0038】現像スリーブ31上の現像で残った磁性ト
ナーは、現像スリーブ31の回転にともない現像容器3
0に戻され、現像容器30の入り口に位置した磁石ロー
ラ32の磁極N1(取り込み極)により、現像容器30
内に回収される。回収された磁性トナーは、汲み上げ極
S2を経て現像容器30内の他の磁性トナーと撹拌混合
される。
【0039】現像スリーブ31の両端部には、図3〜5
に示すように、現像スリーブ31の現像容器30の開口
部側とは反対の側、つまり現像スリーブ31の現像領域
側とは反対の側に、現像領域の外側位置において、磁石
シール部材34が設けられている。この磁石シール部材
34は、図6に示すように、リングを略半割りにした形
状の磁石からなっており、現像スリーブ31の両端部に
卷装されるとともに、この状態で現像スリーブ31と一
緒に現像容器30に取り付けることにより、内部に磁石
ローラ32を有する現像スリーブ31の外周面に対して
一定の間隙gを隔てて配置されている。
【0040】磁石シール部材34は、内周面にNSの磁
極を多極に着磁してあり、本実施例では、図6に示すよ
うに、4つのS極S11、S12、S13、S14および3つの
N極N11、N12、N13を有している。この磁石シール部
材34の現像容器30出口側に位置する磁極S14と、磁
石ローラ32のその下流側に位置するコーティング極N
2とで、N−Sの順磁界が形成される。
【0041】磁石シール部材34は、内周面にNSの磁
極を多極に着磁した構成としていることから、磁石シー
ル部材34の磁界の作用により、現像スリーブ31の両
端部に磁性トナーに磁気ブラシの穂立ちを形成でき、こ
れにより良好なシール性を発揮する。従って、現像スリ
ーブ31両端部におけるトナーのすり抜けや衝撃による
トナーの漏れ等を、効果的に抑制、防止することができ
る。
【0042】図7は、磁石シール部材34の出口側磁極
S14と磁石ローラ32のコーティング極N2とによる磁
力線の様子を示す模式図であり、N−Sの順磁界により
磁力線が形成されている。
【0043】図8は、磁石シール部材34の出口側磁極
S14と磁石ローラ32のコーティング極N2とによる磁
性トナーの配列状態を示す模式図である。現像スリーブ
31の両端部にN−S順磁界による磁力線に沿って磁性
トナーTが配列され、このトナーTのチェーンによっ
て、現像容器30から排出されるトナーが押さえ込まれ
てシールされることにより、現像スリーブ31の両端部
において現像容器30からの磁性トナーの飛散が抑制、
防止されるものと思われる。
【0044】図9、10は、磁石シール部材34の磁極
Sに対し配置される磁石ローラ32のコーティング極N
2の配置状態の違いによる磁性トナーTの配列状態の違
いを示す説明図である。
【0045】図9に示すように、磁石シール部材34の
磁極Sの下流側に磁石ローラ32の磁極Nを配置した場
合には、磁性トナーTのチェーンが傾斜して配列されて
おり、磁性トナーTB は磁石シール部材34の磁力に保
持され、磁性トナーTA のみが磁石ローラ32の磁力に
保持されて搬送される。トナーTA とTB が分離すると
き、実線から点線に示すように移動する。このとき、ト
ナーTB は点線に示すように移動し、次段のトナーTA
を押さえ込む力が働き、トナーTの飛散を抑制、防止し
ていると考えられる。
【0046】一方、図10に示すように、磁石シール部
材34の磁極Sが磁石ローラ32の磁極Nと対向配置に
ある場合は、磁性トナーTのチェーンは垂直方向に配列
され、磁性トナーTB は磁石シール部材34の磁力に保
持され、磁性トナーTA のみが磁石ローラ32の磁力に
保持されて搬送される。トナーTA とTB が分離すると
き、実線から点線に示すように移動するが、このときト
ナーTB は点線に示すように移動し、次段のトナーTA
を押さえ込む力は働いていない。
【0047】この磁性トナーTA はつぎからつぎへと送
り込まれてパッキングされた状態で、最下流の磁性トナ
ーTのチェーン部においてトナーTA とTB とが分離す
る。分離された後のトナーTA はパッキング状態から急
激に解放されて、トナーの飛散を生じやすくなると考え
られる。
【0048】以上説明したように、本実施例では、現像
スリーブ31の両端部に磁石シール部材34を配置し、
現像スリーブ長手方向への磁性トナーのすり抜けや衝撃
吸収等によって生じる磁性トナーの漏れを抑制、防止し
ながら、この磁石シール部材34の現像容器30の出口
側の磁極よりも下流側に、磁石ローラ32の磁極を配置
し、かつ磁石部材34の出口側の磁極と磁石ローラ34
の磁極とでNS順磁界を形成することにより、簡単な構
成で、現像容器30の搬出部における磁性トナーの飛散
を抑制、防止することができる。
【0049】本実施例における数値例について説明す
る。
【0050】本実施例において、感光ドラム1 の周速を
94mm/秒、外径を30mm、現像スリーブ31の周
速を111mm/秒、外径を16mmとした。現像スリ
ーブ31の回転方向は感光ドラム1に対し順方向とし
た。感光ドラム1と現像スリーブ31との間隔は0.3
mmとした。このとき、現像スリーブ31内に固定配置
した磁石ローラ32の各磁極の現像スリーブ表面上で
の、現像スリーブ表面に対する法線方向の磁束密度のピ
ーク値は、400×10-4〜900×10-4T(テス
ラ)であった。磁石シール部材34は、Nd−Fe−B
の磁性粉末を含有するナイロンバインダーを備えた幅4
mmの射出成型品である。磁石シール部材34と現像ス
リーブ31との間隔は0.1〜0.7mmとした。この
とき、磁石シール部材34の各磁極の現像スリーブ31
の表面上での、現像スリーブ表面に対する法線方向の磁
束密度のピーク値は、1000×10-4〜2200×1
-4T(テスラ)であった。
【0051】以上説明したように、本実施例によると、
簡単な構成で、現像スリーブ長手方向への磁性トナーの
すり抜けや衝撃吸収等によって生じる磁性トナーの漏れ
を抑制、防止しながら、現像容器のトナー搬出部でのト
ナーの飛散を抑制、防止することができる。またユーザ
ーによって、プロセスカートリッジを画像形成装置本体
に対して着脱する際の衝撃などを加えられても、磁性ト
ナーが漏れることのない良好なシール性が得られる。
【0052】実施例2 図11は、本発明の画像形成装置の他の実施例における
現像装置を示す中央断面図で、図12は、同じく現像装
置の端部の断面図である。本画像形成装置も、プロセス
着脱方式のデジタル電子写真複写機である。
【0053】本実施例は、実施例1とは、現像剤層厚規
制手段の規制ブレード33と磁石シール部材34の構成
が若干異なっている他は、実施例1と同様な構成であ
る。
【0054】すなわち、実施例1は、規制ブレード33
として弾性ブレードを使用したが、本実施例では、規制
ブレード33として磁性ブレードを用いた。また実施例
1は、現像スリーブ31の両端部に、リングを略半割り
にした磁石シール部材34を現像スリーブの外周面を覆
うように配設したが、本実施例では、断面矩形の小ブロ
ック状の磁石シール部材34を、実施例1 の磁石シール
部材34の現像容器30の出口側に位置する磁極S14に
相当する部分のみに配設して、この小ブロックの磁石シ
ール部材34の磁極Sとその下流側に位置する磁石ロー
ラ32のコーティング極N2とで、実施例1と同様、N
−Sの順磁界を形成させた。
【0055】本実施例は以上のように構成され、このよ
うな構成によっても、実施例1と同様、現像容器30の
搬出部での磁性トナーの飛散を抑制、防止することがで
きる。またユーザーによって、プロセスカートリッジを
画像形成装置本体に対し着脱する際に衝撃などが加えら
れても、磁性トナーが漏れることのない良好なシール性
を得ることができる。
【0056】実施例3 図13は、本発明のさらに他の実施例における現像装置
の磁気シール部材を示す斜視図、図14は、同じく現像
装置の要部の断面図である。
【0057】本実施例は、実施例1とは、磁石ローラ3
2と磁気シール部材34の構成が若干異なっている他
は、実施例1と同様の構成である。
【0058】すなわち、実施例1は、略半割りのリング
形状の磁石シール部材34を用い、これを現像スリーブ
31の両端部に現像スリーブの外周面を覆うように配設
したが、本実施例では、実施例2と同様な断面矩形の小
ブロック状の磁石シール部材34と、これに接続した略
半割りのリング形状の磁性部材35とからなるシール部
材37を用い、これを現像スリーブ31の両端部に配置
して、シール部材37の小ブロック状の磁石シール部材
34の部分を、実施例1 の磁石シール部材34の現像容
器30の出口側に位置する磁極S14に相当する部分に位
置させ、半リング状の磁性部材35の部分を、実施例1
の磁石シール部材34の残りに相当する部分に位置させ
た。
【0059】また実施例1の磁石ローラ32の磁極は、
2つのN極N1、N2と2つのS極S1、S2の合計4
極であるが、本実施例の磁石ローラ32の磁極は、3つ
のN極N1、N2、N3と3つのS極S1、S2、S3
の合計6極からなり、この本実施例の磁極N1、S1、
N2、S2は、実施例1のN1、S1、N2、S2と同
じ位置に配置されている。
【0060】磁性板35の内周面は、磁石ローラ32の
磁極N1、S3、N3、S2により逆極性の磁極が誘起
され、磁性板35の内周面と磁石ローラ32との間に仮
想的にN−Sの順磁界が形成され、現像スリーブ31表
面の垂線方向に磁力線が形成される。従って、磁性部材
35により、現像スリーブ長手方向への磁性トナーのす
り抜けや衝撃等によるトナーの漏れを抑制、防止するこ
とができる。
【0061】また、磁石シール部材34と磁石ローラ3
2の磁極N2との位置関係は実施例1と同様であり、実
施例1と同様な効果を奏する。
【0062】本実施例は以上のように構成され、実施例
1と同様、現像容器30の搬出部における磁性トナーの
飛散を抑制、防止することができる。またユーザーによ
って、プロセスカートリッジを画像形成装置本体に対し
着脱する際に衝撃などが加えられても、磁性トナーが漏
れることのない良好なシール性を得ることができる。
【0063】以上、本発明の実施例1〜3を説明した。
【0064】実施例1では、磁石シール部材34は内周
面に磁極NSを多極に着磁したが、図15に示すよう
に、内周面にS極を着磁した磁石シール部材34を用い
ることもできる。このような磁極構成にしても、磁石シ
ール部材34の現像容器30の出口側のS極部分とその
下流に位置する磁石ローラ32の磁極N2との関係は実
施例1と同様であり、実施例1と同様、現像容器30の
トナー搬出部における磁性トナーの飛散を抑制、防止す
ることができる。
【0065】また磁石シール部材34は、図16に示す
ように、一方の側面にS極を、他方の側面にN極を着磁
したものとすることもできる。この場合、磁石シール部
材34は、図17に示すように配置することができる。
【0066】図17は、磁石シール部材34の現像容器
30の出口側の部分と磁石ローラ32の磁極N2との長
手方向の配置と磁力線の様子を示す説明図である。磁石
シール部材34は、現像スリーブ31の両端部に磁石ロ
ーラ32と一部分が重なるように配置され、磁石シール
部材34の中央部よりの側面のS極と磁石ローラ32の
N極とでN−Sの順磁界が形成される。現像スリーブ3
1の近傍では、磁力線は現像スリーブ31の表面の垂線
方向に形成される。
【0067】また、現像スリーブ31の周方向に対して
は、磁石シール部材34の方向が異なるものの、磁石シ
ール部材34の出口側の中央部よりの側面の磁極がS極
であり、その下流側に位置する磁石ローラ32のN2極
とでN−Sの順磁界を形成しており、この関係は実施例
1と同様なので、実施例1と同様に磁性トナーが配列さ
れる。
【0068】従って、このような構成によっても、実施
例1と同様に現像容器30の搬出部における磁性トナー
の飛散を抑制、防止することができる。
【0069】以上では、いずれも、現像剤として一成分
現像剤の磁性トナーを用いる場合を例にとって説明した
が、本発明は、非磁性トナーと磁性粒子(キャリア)か
らなる二成分現像剤を用いる場合にも適用でき、同様の
効果が得られる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
1の発明によれば、現像剤担持体の両端部に、これの外
周面と所定間隙を持って磁石部材を配置し、この磁石部
材よりも下流側に現像剤担持体内部の磁石の磁極を配置
し、かつ現像剤担持体内部の磁石の磁極と磁石部材でN
−Sの順磁界を形成させるようにしたので、現像容器の
搬出部における磁性現像剤の飛散を抑制、防止すること
ができる。
【0071】本出願にかかる第2の発明によれば、現像
剤担持体の両端部に、これの外周面と所定間隙を持って
磁石シール部材を配置したので、磁性現像剤のすり抜け
および衝撃による現像剤の漏れを抑制、防止することが
でき、また磁石シール部材の現像容器出口側に磁極を設
け、この出口側の磁極よりも下流側に現像剤担持体内部
の磁石の磁極を配置し、かつこの現像剤担持体内部の磁
石の磁極と磁石シール部材の出口側の磁極でN−Sの順
磁界を形成させるようにしたので、現像容器の搬出部に
おける現像剤の飛散を抑制、防止することができる。
【0072】本出願にかかる第3の発明によれば、現像
剤担持体の両端部に、これの外周面と所定間隙を持って
磁気シール部材を配置したので、磁性現像剤のすり抜け
および衝撃による現像剤の漏れを抑制、防止することが
でき、また磁気シール部材の現像剤担持体と対向する領
域の現像剤搬送方向出口側の両端部に、現像剤担持体の
外周面と所定間隙を持って磁石部材を配置し、この磁石
部材よりも下流側に現像剤担持体内部の磁石の磁極を配
置し、かつこの現像剤担持体内部の磁石の磁極と磁石部
材の磁極でN−Sの順磁界を形成させるようにしたの
で、現像容器の搬出部における現像剤の飛散を抑制、防
止することができる。
【0073】本出願にかかる第4の発明によれば、少な
くとも上記第1〜第3のいずれかの発明の現像装置と像
担持体とを備えたプロセスカートリッジを、画像形成装
置本体に対して着脱自在に設置したので、上記第1〜第
3の発明の効果に加えて、装置のメンテナンスの操作性
を向上させることができる。
【0074】本出願にかかる第5の発明によれば、現像
装置を、上記第1〜第3のいずれかの発明の現像装置と
したので、現像容器の搬出部における磁性現像剤の飛散
を抑制、防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロセスカートリッジ着脱方式の画像
形成装置の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】図1 の画像形成装置の現像装置を示す中央断面
図である。
【図3】現像装置の要部を示す主断面図である。
【図4】現像装置の現像剤担持体および磁石シール部材
を示す斜視図である。
【図5】現像装置の要部を示す長手方向断面図である。
【図6】磁石シール部材の着磁パターンを示す斜視図で
ある。
【図7】磁石シール部材の出口側磁極S14と磁石ローラ
のコーティング極N2とによる磁力線の様子を示す模式
図である。
【図8】磁石シール部材の出口側磁極S14と磁石ローラ
のコーティング極N2とによる磁性トナーの配列状態を
示す模式図である。
【図9】磁石シール部材の磁極Sに対し下流側に磁石ロ
ーラのコーティング極N2を配置したときの磁性トナー
の配列状態を示す説明図である。
【図10】磁石シール部材の磁極Sに対し対向位置に磁
石ローラのコーティング極N2を配置したときの磁性ト
ナーの配列状態を示す説明図である。
【図11】本発明の他の実施例における現像装置を示す
中央断面図である。
【図12】現像装置を示す端部断面図である。
【図13】本発明のさらに他の実施例における現像装置
の磁気シール部材を示す斜視図である。
【図14】現像装置を示す要部断面図である。
【図15】本発明で使用可能な磁石シール部材の他の例
を示す斜視図である。
【図16】本発明で使用可能な磁石シール部材のさらに
他の例を示す斜視図である。
【図17】図16の磁石シール部材と磁石ローラの長手
方向の配置と磁力線の様子を示す説明図である。
【図18】従来のプロセスカートリッジの現像装置の要
部を示す正面断面図である。
【図19】現像装置の要部を示す側面断面図である。
【図20】従来のプロセスカートリッジの磁石シール部
材を用いた現像装置を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 3 現像装置 10 プロセスカートリッジ 30 現像容器 31 現像スリーブ(現像剤担持体) 32 磁石ローラ 33 規制ブレード(弾性ブレード、磁性ブレード) 34 磁石シール部材 35 磁性部材 37 磁気シール部材 g 磁石シール部材と現像スリーブの間隔 N1〜N3、S1〜S3 磁石ローラの磁極 N11〜N13、S11〜S14 磁石シール部材の磁極 T、TA 、TB 磁性トナー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性を有する現像剤を収容した現像容器
    と、現像剤を担持して現像容器外へ搬出し、像担持体と
    対向した現像領域へと搬送する、現像容器に回転自在に
    支持され、内部に磁石を固定配置した現像剤担持体と、
    現像剤担持体上に担持された現像剤の層厚を規制する現
    像剤層厚規制手段とを有する現像装置において、前記現
    像剤が現像容器外へ搬出される位置の近傍で、現像剤担
    持体の少なくとも両端部に、該現像剤担持体の外周面と
    所定間隙を持って磁石部材を配置し、この磁石部材より
    も下流側に現像剤担持体内部の磁石の磁極を配置し、か
    つ現像剤担持体内部の磁石の磁極と磁石部材でN−Sの
    順磁界を形成させることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 磁性を有する現像剤を収容した現像容器
    と、現像剤を担持して現像容器外へ搬出し、像担持体と
    対向した現像領域へと搬送する、現像容器に回転自在に
    支持され、内部に磁石を固定配置した現像剤担持体とを
    有する現像装置において、前記現像剤担持体の両端部
    に、該現像剤担持体の外周面と所定間隙を持って磁石シ
    ール部材を配置し、磁石シール部材の現像剤担持体と対
    向する領域の現像剤搬送方向出口側に磁極を配置し、こ
    の磁石シール部材の出口側の磁極よりも下流側に現像剤
    担持体内部の磁石の磁極を配置し、かつ現像剤担持体内
    部の磁石の磁極と磁石シール部材の出口側の磁極でN−
    Sの順磁界を形成させることを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 磁性を有する現像剤を収容した現像容器
    と、現像剤を担持して現像容器外へ搬出し、像担持体と
    対向した現像領域へと搬送する、現像容器に回転自在に
    支持され、内部に磁石を固定配置した現像剤担持体とを
    有する現像装置において、前記現像剤担持体の両端部
    に、該現像剤担持体の外周面と所定間隙を持って磁気シ
    ール部材を配置し、磁気シール部材と現像剤担持体とが
    対向する領域の現像剤搬送方向出口側に、現像剤担持体
    の少なくとも両端部に該現像剤担持体の外周面と所定間
    隙を持って磁石部材を配置し、この磁石部材よりも下流
    側に現像剤担持体内部の磁石の磁極を配置し、かつ現像
    剤担持体内部の磁石の磁極と磁石部材でN−Sの順磁界
    を形成させることを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 画像形成装置に本体に対して着脱自在に
    設置された、少なくとも像担持体と現像装置とを備えた
    プロセスカートリッジにおいて、前記現像装置が、請求
    項1〜3 のいずれかの項に記載の現像装置であることを
    特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 磁性を有する現像剤を収容した現像容器
    と、現像剤を担持して現像容器外へ搬出し、像担持体と
    対向した現像領域へと搬送する、現像容器に回転自在に
    支持され、内部に磁石を固定配置した現像剤担持体とを
    有する現像装置を具備した画像形成装置において、前記
    現像装置が、請求項1〜3 のいずれかの項に記載の現像
    装置であることを特徴とする画像形成装置。
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